JP2511660B2 - 耐ア−ク性導電材料 - Google Patents

耐ア−ク性導電材料

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電気接点あるいは放電加工電極等に使用さ
れる耐アーク性導電材料に関する。
(従来の技術) 従来、電気接点あるいは放電加工用電極に使用される
耐アーク性導電材料として、各種W基又はWC基合金が知
られており、特にAg-WC、Ag−W、Cu−W系焼結合金は
好ましいものである。これら合金において、Ag、Cuは導
電性、熱伝導性に富み、W、WCは高硬度、高融点のもの
であって、これらを組み合わせることにより、耐熱性、
導電性が良好で、消耗が少なく、接触抵抗が低くかつ耐
熔着性が良い材料となるのである。
また、これら合金において、AgとCuとを比較すると、
Agは酸素に対する親和力が小さいことと、Ag酸化物は非
常に不安定で分解し易いことのため、Ag含有W基焼結合
金は気中で使用される電気接点、放電加工用電極として
好適である。Agに比較して、Cuは酸素に対する親和力が
大きいため気中での使用には好ましくはないが、融点が
高く、安価であるため、Cu含有W基焼結合金は酸化の問
題が無いSF6ガス開閉器用接点として現在多用されてい
る。
WとWCとの比較では、WCは耐食性に富む安定なもので
酸化速度が小さく、したがってアークが生じても接触抵
抗の増加が少ない。さらにWCは融点が高く、蒸気圧が低
く、消耗が少ない。これらの理由から、WC使用のものの
方が接点材料として優れているが、高硬度であることか
らその機械加工性が悪く、放電加工用電極としては好ま
しくない。
(発明が解決しようとする問題点) 上記のごとく、W基又はWC基合金は耐アーク性導電材
料としては好ましいものであるが、従来のものは未だ充
分に満足し得るものでない。
すなわち、耐アーク性の点についていえば、本来この
種の材料はアーク放電によって消耗変形することはやむ
を得ないところであるが、導電性がより優れ、消耗がよ
り少なく、使用寿命がより長い優良な材料の提供が要望
されている。
放電加工用電極では、加工時間を短縮し、電極の長寿
命化を図るため、加工速度が大きく電極消耗比の小さい
材料の開発が要望されていた。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記に鑑みなされたもので、耐アーク消耗性
を向上させた接触抵抗の少ない導電性に優れた、電気接
点あるいは放電加工用電極に好適に使用される合金材料
を提供するものである。
すなわち本発明は、W基又はWC基合金からばる耐アー
ク性導電材料において、希土類元素酸化物を0.1〜10重
量%含有していることを特徴とする耐アーク性導電材料
である。
ここで希土類元素酸化物は、Y、La、Ceの酸化物のう
ちから選ばれた1種又は2種以上であることが好まし
い。特に、Yの酸化物が好適なものである。
この場合、添加含有量が0.1重量%よりも少ないと、
添加効果が現れず、10重量%を越えると焼結性を阻害
し、製品材料中に巣が発生し、機械的性質、耐アーク消
耗性が共に劣化する。
W基合金はこの種導電材料として常用のものが使用さ
れ、その一例はAg−Wで、Ag含量が20〜60重量%であ
り、他例はCu−Wで、Cu含量が20〜60重量%のものであ
る。
またWC基合金の例は、Ag-WCで、Ag含量が30〜70重量
%である。
この場合、AgあるいはCu含量は、本発明耐アーク性導
電材料が使用される機器(電気容量)にしたがって決定
される。すなわち、中電流用には含量の多い範囲を、ま
た大電流用には含量の少ない範囲の量を採用する。
AgあるいはCu含量の数値範囲については、その上限値
を越えると、合金の耐熱性が充分でなく、硬度が低下し
耐溶着性、耐アーク消耗性が劣るようになる。また、下
限値より少ないと、合金の導電性が低下し、好ましくな
い。
さらに、本発明のW基又はWC基合金からなる耐アーク
性導電材料は、鉄族元素及び/又はCuを2重量%以下含
有していることが好ましい。
(実施例) 以下に本発明を、いくつかの実施例によって具体的に
説明する。
実施例1: 本例は、Ag-WC系のものについての実施例である。
Ag-WC合金中に、少なくとも1種以上の希土類元素酸
化物を0.1〜10重量%含有せしめることによって、特に
耐アーク性を効果的に改善できた。
添加により含有せしめることが可能な希土類元素酸化
物としては、Y,La,Ce,Pr,Nd,Pm,Sm,Eu,Gd,Tb,Dy,Ho,Er,
Tm,Yb,Lu等の酸化物があり、本発明の目的に合致するも
のであるが、これらの中には入手の困難性、経済性等に
よる制限を有するものがある。
したがって、取り扱いが容易で、一定品位のものが比
較的安価に入手できるという点から、Y,La及びCeの酸化
物(Y2O3、La2O3、Ce2O3)が有利に選択使用できる。
Ag-WC合金は、粉末治金的手法によって製造される
が、一般的にAg30〜70重量%、WC70〜30重量%からなる
組成のものが使用されている。
本発明実施例では、この中に更に希土類元素酸化物を
0.1〜10重量%含有せしめるものであるが、その1種で
もあるいは2〜3種同時に添加含有させてもよい。
ところで、WC及び希土類元素酸化物はAgと濡れが悪
く、そのため巣を形成し易いものである。この濡れ性を
向上させるためには、これに鉄族元素(Fe,Ni,Co)及び
/又は銅を添加すると良く、その結果、巣の無い良質な
WC基合金からなる耐アーク性が得られるのである。
この場合、鉄族元素又は銅の添加含有量は、2重量%
以下が好ましく、2重量%を越えると、製品材料の導電
性を許容できない程に低下せしめる弊害が生じる。
次ぎに具体的な試験結果について説明をする。
最終組成が、第1表となるように各原料を配合し、湿
式振動ボールミルにて充分混合した。
各原料粉末は、平均粒径数ミクロンの微粉末を用い
た。
この混合物を型枠に入れ、成形圧3ton/cm2で加圧して
成形体を得た後、その成形体を水素雰囲気中で1250℃で
2時間加熱して、焼結体を作成した。
この焼結体から、16×16×4mmの試験片を切り出し、
これをタフピッチ銅の台金上に銀ろう付けして、電気接
点開閉試験を行った。
試験条件は下記のとおりであり、その結果は第2表に
示すとおりであった。
電気的開閉試験 上記試験片を電磁開閉器を用い、下記条件で試験し
た。
(条件) 電 圧: AC 220V 電 流: 480A 力 率: 0.35 接触圧力:3kg 開閉頻度:1200回/時 開閉回数:50,000回 第2表の結果から明らかなように、従来の比較材に比
べて、希土類元素酸化物を含有させた本発明実施例は、
いずれの場合でも消耗量がかなり少ない。特に希土類酸
化物を含有せしめたものは、希土類元素単体を含有せし
めたものものに比較して消耗量が大巾に低下している。
また、接触抵抗についても、本発明実施例材は比較材
に比べて、低い数値を示し、多数回開閉時の導電性に優
れていることが判る。
実施例2: 本例は、Ag−W系のものについての実施例である。
Ag−W合金中に、少なくとも1種以上の希土類元素酸
化物を0.1〜10重量%含有せしめることによって、電気
接点又は放電加工用電極として好適な耐アーク性導電材
料を製造した。
添加により含有せしめることが可能な、あるいは有利
に選択使用できる希土類元素酸化物は、実施例1のもの
と同様である。
Ag−W合金は、粉末治金的手法によって製造される
が、一般にAg20〜60重量%、WC80〜40重量%からなる組
成のものが使用されている。
本発明実施例では、この中に更に希土類元素酸化物を
0.1〜10重量%、好ましくは0.3〜5重量%含有せしめる
ものであるが、希土類元素酸化物は1種でもあるいは2
〜3種同時に添加含有させてもよい。
この場合、添加含有量が0.1重量%よりも少ないと、
添加効果が現れず、10重量%を越えると焼結性を阻害
し、製品材料中に巣が発生し、機械的性質、耐アーク消
耗性が共に劣化する。
ところで、W及び希土類元素酸化物はAgと濡れが悪
く、そのため巣を形成し易いものである。この濡れ性を
向上させるためには、これに鉄族元素(Fe,Ni,Co)及び
/又は銅を添加すると良く、その結果、巣の無い良質な
W基合金からなる耐アーク性が得られるのである。
この場合、鉄族元素及び/又は銅の添加含有量は、2
重量%以下が好ましく、2重量%を越えると、製品材料
の導電性を許容できない程に低下せしめる弊害が生じ
る。
次ぎに具体的な試験結果について説明をする。
実施例2の1: Ag、W、希土類元素酸化物、及び鉄族元素、銅を所定
量配合し、湿式振動ボールミルにて充分混合した。なお
各原料粉末は、平均粒径数ミクロンの微粉末を用いた。
それに更にバインダーを添加混合した後、この混合物
を型枠に入れ、成形圧3ton/cm2で加圧して成形体を得
た。次いで、その成形体を700℃でバインダー抜きした
後、目的とする第3表の各組成となるように、銀溶浸材
を上置して水素ガス雰囲気中、1250℃で2時間溶浸を行
って合金体を得た。
この合金体から、16×16×4mmの試験片を切り出し、
これをタフピッチ銅の台金上に銀ろう付けして、電気接
点開閉試験を行った。試験条件は下記のとおりであり、
その結果は第4表に示すとおりであった。
電気的開閉試験 上記試験片をSF6(6弗化硫黄)ガス封入型電磁開閉
器を用い、下記条件で試験した。
(条件) 電 圧: AC 220V 電 流: 480A 力 率: 0.35 接触圧力:3kg 開閉頻度:1200回/時 開閉回数:50,000回 雰囲気ガス:6弗化硫黄(SF6)ガス ガス封入圧力:1.5kg/cm2(ゲージ圧) 第4表の結果から明らかなように、比較材に比べて、
希土類元素酸化物を含有させた本発明実施例は、いずれ
の場合でも消耗量がかなり少ない。
また、接触抵抗についても、本発明実施例材は比較材
に比べて、低い数値を示し、多数回開閉時の導電性に優
れていることが判る。
実施例2の2: Ag、W、イットリウムの酸化物(Y2O3)、及びニッケ
ル粉末を用い、実施例2の1と同様にして、第5表の組
成となる合金体を作成した。
この合金体のほぼ中央部から、直径11mm、高さ9mmの
円柱状の試験片を切り出し、これを直径8mm、高さ60mm
の円柱状黄銅製シャンクの上面に銀ろう付けして放電加
工用電極とした。そして、被加工物(工作物)に超硬合
金G2枚(厚さ10mm、下孔径2mm)を用いて、放電加工試
験を行った。用いた放電加工機及び放電加工条件を下記
に示し、その結果は第6表に示す。
放電加工機 本体:ジャパックスDH-150A 電源:UF105C 放電加工条件 加工セット:CuW-WC(MWS),RI(MCS) MA切換器:3,シャンプなし 加工電圧:5〜28V(中心値) 減圧:噴流0.2〜0.25kg/cm2(ゲージ圧) セレクター:未使用 極性:電極(−),工作物(+) 加圧液:ダフニーH135 放電加工時間:30分00秒 第6表の結果か明らかなように、比較材に比べて、希
土類元素酸化物を含有させた本発明実施例の放電加工用
電極材は、電極の消耗量が大巾に減少し、加工速度がか
なり向上している。特に耐消耗性が向上したことは、放
電加工電極の長寿命を達成することとなり、工業的価値
が高い。
実施例3: 本例は、Cu−W系のものについての実施例である。
Cu−W合金中に、少なくとも1種以上の希土類元素酸
化物を0.1〜10重量%含有せしめることによって、特に
耐アーク性を効果的に改善できた。
添加により含有せしめることが可能な、あるいは有利
に選択使用できる希土類元素酸化物は、実施例1のもの
と同様である。
Cu−W合金は、粉末治金的手法によって製造される
が、一般にCu20〜60重量%、WC80〜40重量%からなる組
成のものが使用されている。
本発明実施例では、この中に更に希土類元素酸化物を
0.1〜10重量%、好ましくは0.3〜5重量%含有せしめる
ものであるが、希土類元素酸化物は1種でもあるいは2
〜3種同時に添加含有させてもよい。
この場合、添加含有量が0.1重量%よりも少ないと、
添加効果が現れず、10重量%を越えると焼結性を阻害
し、製品材料中に巣が発生し、機械的性質、耐アーク消
耗性が共に劣化する。
ところで、W及び希土類元素酸化物はCuと濡れが悪
く、そのため巣を形成し易いものである。この濡れ性を
向上させるためには、これに鉄族元素(Fe,Ni,Co)を添
加すると良く、その結果、巣の無い良質なW基合金から
なる耐アーク性が得られるのである。
この場合、鉄族元素の添加含有量は、2重量%以下が
好ましく、2重量%を越えると、製品材料の導電性を許
容できない程に低下せしめる弊害が生じる。
次ぎに具体的な試験結果について説明をする。
実施例3の1: Ag、W、希土類元素酸化物、及び鉄族元素を所定量配
合し、湿式振動ボールミルにて充分混合した。なお各原
料粉末は、平均粒径数ミクロンの微粉末を用いた。
それに更にバインダーを添加混合した後、この混合物
を型枠に入れ、成形圧3ton/cm2で加圧して成形体を得
た。次いで、その成形体を700℃でバインダー抜きした
後、目的とする第7表の各組成となるように、銀溶浸材
を上置して水素ガス雰囲気中、1250℃で約2時間溶浸を
行って合金体を得た。
この合金体から、16×16×4mmの試験片を切り出し、
これをタフピッチ銅の台金上に銀ろう付けして、電気接
点開閉試験を行った。試験条件は下記のとおりであり、
その結果は第8表に示すとおりであった。
電気的開閉試験 上記試験片をSF6(6弗化硫黄)ガス封入型電磁開閉
器を用い、下記条件で試験した。
(条件) 電 圧: AC 220V 電 流: 480A 力 率: 0.35 接触圧力:3kg 開閉頻度:1200回/時 開閉回数:50,000回 雰囲気ガス:六弗化硫黄(SF6)ガス ガス封入圧力:1.5kg/cm2(ゲージ圧) 第8表の結果から明らかなように、比較材に比べて、
希土類元素酸化物を含有させた本発明実施例は、いずれ
の場合でも消耗量がかなり少ない。
また、接触抵抗についても、本発明実施例材は比較材
に比べて、低い数値を示し、多数回開閉時の導電性に優
れていることが判る。
実施例3の2: Cu、W、イットリウムの酸化物(Y2O3)、及びニッケ
ル粉末を用いて実施例3の1の場合と同様にして、最終
組成が第9表組成となる、合金体を得た。この合金体の
ほぼ中央部から、直径11mm、高さ9mmの円柱状の試験片
を切り出し、これを直径8mm、高さ60mm円柱状黄銅製シ
ャンクの上面に銀ろう付けして放電加工用電極とした。
そして被加工物(工作物)に超硬合金G2枚(厚さ10mm、
下孔径2mm)を用いて、放電加工試験を行った。用いた
放電加工機及び放電加工条件は次のとおりであり、その
結果は第10表に示すとおりであった。
放電加工機 本体:ジャパックスDH-150A 電源:UF105C 放電加工条件 加工セット:CuW-WC(MWS),RI(MCS) MA切換器:3,シャンプなし 加工電圧:5〜28V(中心値) 減圧:噴流0.2〜0.25kg/cm2(ゲージ圧) セレクター:未使用 極性:電極(−),工作物(+) 加圧液:ダフニーHL35 放電加工時間:30分00秒 第10表の結果か明らかなように、従来材料であるCu−
W合金中にイットリウム酸化物(Y2O3)を含有せしめる
ことにより、放電加工性能が大巾に向上した。特に電極
消耗比は、従来のCu−W合金に比較すると1/3以下とな
った。
以上のごとく、Cu−W合金に希土類元素酸化物を含有
せしめた本発明材料は、従来材に比較し、電気接点では
多数回開閉時の消耗量を大巾に減じ、かつ接触抵抗も低
く導電性に優れており、また放電加工用電極において
は、電極の消耗を大巾に減じ、加工加速を向上させるこ
とができた。特に、耐消耗性を向上させることは、電気
接点、放電加工用電極の長寿命化を図ることになり、工
業的価値は高い。
(発明の効果) 以上詳細に説明したとおり、本発明はW基又はWC基合
金からなる耐アーク性導電材料において、希土類元素酸
化物を0.1〜10重量%含有しているものであって、従来
材に比較し、電気接点では多数回開閉時の消耗量を大巾
に減じ、かつ接触抵抗も低く導電性に優れており、また
放電加工用電極においては、電極の消耗を大巾に減じ、
加工速度を向上させることができる。特に、耐消耗性の
向上により、電気接点、放電加工用電極の長寿命化を達
成できることとなり、工業的な価値の高いものである。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】W基又はWC基合金からなる耐アーク性導電
    材料において、希土類元素酸化物を0.1〜10重量%含有
    していることを特徴とする耐アーク性導電材料。
  2. 【請求項2】希土類元素酸化物が、Y、La、Ceの酸化物
    のうちから選ばれた1種又は2種以上であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の耐アーク性導電材
    料。
  3. 【請求項3】WC基合金が、Ag-WCであり、Ag含量が30〜7
    0重量%であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    又は第2項に記載の耐アーク性導電材料。
  4. 【請求項4】W基合金が、Ag−Wであり、Ag含量が20〜
    60重量%であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    又は第2項に記載の耐アーク性導電材料。
  5. 【請求項5】W基又はWC基合金からなる耐アーク性導電
    材料が、鉄族元素及び/又はCuを2重量%以下含有して
    いることを特徴とする特許請求の範囲第3項又は第4項
    記載の耐アーク性導電材料。
  6. 【請求項6】W基合金が、Cu−Wであり、Cu含量が20〜
    60重量%であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    又は第2項に記載の耐アーク性導電材料。
  7. 【請求項7】W基合金からなる耐アーク性導電材料が、
    鉄族元素を2重量%以下含有していることを特徴とする
    特許請求の範囲第6項記載の耐アーク性導電材料。
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