JP2511598Y2 - 噛込み防止機能を有した固形材料用気密輸送タンク - Google Patents

噛込み防止機能を有した固形材料用気密輸送タンク

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JP2511598Y2
JP2511598Y2 JP1990068081U JP6808190U JP2511598Y2 JP 2511598 Y2 JP2511598 Y2 JP 2511598Y2 JP 1990068081 U JP1990068081 U JP 1990068081U JP 6808190 U JP6808190 U JP 6808190U JP 2511598 Y2 JP2511598 Y2 JP 2511598Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、錠剤等の固形材料を、噛み込みませること
なく開閉口を閉じることができる固形材料用気密輸送タ
ンクに関する。
[従来の技術] 従来の固形材料用気密輸送タンクは、噛み込みを防止
するために、打錠機(不図示)などから補給されて来た
薬錠剤を、バイブレーティングフィーダと、ロータリ式
気密弁を連動制御して、気密輸送タンク内に充填させて
いる。
第5図は、その例として、ロータリ式気密弁75を開い
てからバイブレーティングフィーダ76のモータ73を作動
させて薬錠剤をホッパー72を介して気密輸送タンク74内
に補給し、薬錠剤の補給が完了したときには、バイブレ
ーティングフィーダ76のモータ73を停止させてからロー
タリ式気密弁75を閉状態にして、気密輸送タンク74内に
充填させるものを示している。
[考案が解決しようとする課題] しかし、かかる従来の装置にあっては、バイブレーテ
ィングフィーダやホッパーのような付属設備が必要とな
り、しかもバイブレーティングフィーダをロータリ式気
密弁と連動させて制御しなければならないため設備コス
トが高くなるという問題があった。
本考案は、バイブレーティングフィーダのような付属
設備がなくても噛み込みを確実に防止することができる
固形材料用気密輸送タンクを提供することを目的として
いる。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために提案される本考案の請求項
1に記載された噛込み防止機能を有した固形材料用気密
輸送タンクは、チャージタンクの上方に、気密ダンパー
を設けた固形材料用気密輸送タンクであって、この気密
ダンパーは、チャージタンクの上方に設けた材料貯留室
内を横断方向に往復移動する開口部付きの制御蓋を有し
たスライドダンパー機構となっており、上記材料貯留室
内のスライドダンパーの制御蓋を設けた上方には、隙間
を形成するようにして、その上側を閉塞させて余剰材料
受入空所を形成した傾斜誘導板を設けてあり、上記材料
貯留室内のスライドダンパーの制御盤を設けた下方に
は、隙間を形成するようにして仕切板を垂設しており、
この仕切板によって主貯留室と補助貯留室を形成した構
造となっている。
請求項2に記載された噛込み防止機能を有した固形材
料用気密輸送タンクは、請求項1に記載の噛込み防止機
能を有した固形材料用気密輸送タンクの構造に加えてチ
ャージタンクの排出口に、輸送栓を待機収納させる輸送
栓収容部を設けたものである。
[考案の作用] 請求項1に記載された固形材料用気密輸送タンクによ
ると、気密式ダンパーの制御蓋の開口部を主貯留室の上
方に位置させたときには、投入された固形材料は主貯留
室を通ってチャージタンク内に落下し、チャージタンク
が満杯なった後、主貯留室内にも固形材料が貯留され
る。ところがこのとき、補助貯留室には材料は投入され
ない。
制御蓋を更に閉じ方向に移動させると、開口部が傾斜誘
導板の下方に移動し、それにともなって移動された固形
材料は傾斜誘導板の下方に形成した隙間を通って空の状
態になった補助貯留室に落下して行く。
また制御蓋を閉じ方向に移動させる際、主貯留室から盛
り上がった固形材料は仕切板の下方に形成した隙間から
補助貯留室内にスムーズに落下する。これらの結果、ス
ライドダンパー機構の上方より順次投入されて来た固形
材料は、その投入を停止させなくても気密ダンパーの制
御蓋に噛み込まれることがなく、気密輸送タンク内に充
填される。
請求項2に記載の噛込み防止機能を有した固形材料用
気密輸送タンクによると、気密タンク内に充填させた固
形材料は、輸送栓収容部に待機させた輸送栓を輸送管路
内に送り込むことによってそのまま気力輸送できる。
[実施例] 以下に、添付図を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第1図は、第1の考案の気密輸送タンクの詳細を示し
た要部の分解斜視図であり、第2図はその縦断面構造図
である。
気密輸送タンク3は、下方に固形物材料を貯留させ吐
出させるチャージタンク30を設け、このチャージタンク
30の上方にはスライド式の気密ダンパー3Aを有した材料
貯留室31,32を延設した構造となっている。
気密輸送用タンク3は、これらの図に見るように、下
方に設けたエルボ状材料排出管30aを、後述する輸送管
路4に接続し、加圧ガス導入管30b,30bを設けたチャー
ジタンク30の上方にはスライドダンパー機構3Aを介設し
た材料貯留室31,32を有している。
スライドダンパー機構3Aは、チャージタンク30の上方
に設けた上部材料貯留室31の下端より水平方向に突出さ
せたガイド鍔31aと、下部材料貯留室32の上端より水平
方向に突出させたガイド鍔32aとの間に、周縁に丸みを
持たせた開口部6aを形成した制御蓋6を往復動作が可能
なように挟み込んだ構造となっており、エアシリンダな
どの駆動手段(不図示)によって制御蓋6をスライドさ
せて、上部材料貯留室31内に貯留された固形物材料のチ
ャージタンク30内への投入を制御するようになってい
る。
なお、上部材料貯留室31のガイド鍔31aに形成した切欠
部31bは、スライドダンパーの制御蓋6のスライド動作
時における摩擦抵抗を低減するためのものであり、下部
材料貯留室32のガイド鍔32aに形成した凹所32bは、制御
蓋6を嵌入させて往復動作時のガイドをスムーズに行な
うものである。
このような気密輸送タンク3のチャージタンク30の外
壁には、第2図に示したように、静電容量式の材料レベ
ル検出センサーS1を設け、更に上部材料貯留室31の上方
外壁にも静電容量式の材料レベル検出用センサーS2を設
けている。
ここに、チャージタンク30側に設けた材料レベルセン
サーS1は、材料の貯留レベルが検知レベルよりも低下し
たときに材料補給信号を出力させてスライドダンパー3A
の制御蓋6を開方向に移動させ、これによって上部材料
貯留室31からの固形物材料の落下による補給を可能に
し、また上部材料貯留室31側に設けた材料レベルセンサ
ーS2は、材料の輸送途中に何等かの異常原因によって材
料貯留レベルが検知レベルを越えたときに、打錠機1な
どの材料供給機からの薬錠剤の供給動作を停止させる。
なお、S3は固形物材料の材料製造ロットの最終分を検知
するためにチャージタンク30の排出口に接続された下部
水平管路部41に設けたセンサーである。
また、このような気密輸送用タンク3の上,下部材料
貯留室部31,32には、スライドダンパー3Aの制御蓋6の
開閉動作時における固形物材料の噛込みを防止するため
に、傾斜誘導板4Aと仕切板5Aとが設けられている。
ここに、傾斜誘導板4Aと仕切板5Aは、第2図に示した
ように、それぞれが制御蓋6との間に隙間イ、ロを形成
するようにして、制御蓋6の上下に対応して設けられて
おり、上部材料貯留室31内に設けた傾斜誘導板4Aは、上
部材料貯留室31内に貯留された材料落下の障害にならな
いように、その上側片を材料貯留室31と内壁面との間に
空間ハを形成するようにして内壁面に接合するテーパー
部4aにしており、更に下側には垂直に立ち下がった仕切
片4bが延出した形状となっている。
また、一方の仕切板5Aは、傾斜誘導板4Aの仕切片4b
と、上下に整列する位置関係に垂設されており、これに
よって下部材料貯留室32を、主貯留室ニと補助貯留室ホ
とに縦割り区分している。
チャージタンク30の下部には加圧ガス供給手段(不図
示)に接続されるガス供給管30bを突出させている。
また、チャージタンク30の下方に接続された下部水平管
路部41の始端部よりも材料輸送方向に対して後方に突出
させた突出管7の端部には、加圧ガス供給手段(不図
示)より導出させたガス供給管71を接続させ、この突出
管7を輸送栓収容部として輸送栓9を格納させている。
ここに、輸送栓9は、シリコン製の柔軟な連結棒91の両
端に柔軟な栓体92,92を取り付けて構成されているの
で、輸送管路4が途中で湾曲してたり、口径が異なった
りしていても、その内部をスムーズに通過できるように
なっている。
このような輸送栓収容部7内に待機収納させた輸送栓
9は、後述するように、固形物材料の輸送終了時に、ス
トッパー手段10のエアーで出没動作するストッパー10a
を引っ込ませ輸送栓9の拘束を解除させた後にガス導入
管71から加圧ガスを供給することによって、輸送管路4
内を圧送させて輸送管路4の内部に残留した材料を後述
する捕集器8まで気力輸送する場合に使用される。
次に、このような気密輸送タンク3内におけるスライ
ドダンパー3Aの制御動作を、第3図(a)〜(d)を参
照して説明する。
レベルセンサーS1からの材料補給信号によってスライ
ドダンパー3Aの制御蓋6が開かれると、制御蓋6の開口
部6aは、第3図(a)に示したように、主貯留室ニの上
方に位置するので、上部材料貯留室31内に貯留された固
形物材料は主貯留室ニを通過してチャージタンク30内に
貯留される。
このようにして上部材料貯留室31内に貯留された固形
物材料がチャージタンク30内に落下移送され、タンク30
内を充すとスライドダンパー3Aは閉じられ、制御蓋6は
閉方向に移動される。
この実施例では、制御蓋6の閉操作はディレイタイマ
ーによって制御されているが、チャージタンク30内の固
形物材料の補給レベルを検知するレベルセンサーを設け
て直接検知するようにしてもよい。
スライドダンパーの制御蓋6が閉じ方向に移動するに
つれ、制御蓋6の開口部6aは主貯留室ニの上方より補助
貯留室ホの上方に移動して行くので、上部材料貯留室31
内の固形物材料は、制御蓋6の開口部6aの移動にともな
って主貯留室ニから補助貯留室ホに誘導されて落下する
ようになるが、このとき補助貯留室ホは未だ固形物材料
で充満されていないために、上部材料貯留室31から落下
した固形物材料は隙間イから制御蓋6の開口部6aを通じ
て補助貯留室ホ内に落下して行くことになる(第3図
(b))。
また、このとき主貯留室ニ内が固形物材料で充され、そ
の上層部に材料が堆積した状態になっていても、堆積さ
れた材料が制御蓋6の移動に伴って隙間ロを通じて補助
貯留室ホ内に落下して行くので、噛み込みが防止され
る。
このような状態から更に制御蓋6が閉方向に移動し、
制御蓋6の開口部6aが補助貯留室ホの上方を越えて、ガ
イド鍔部32の凹所32bに入り込んで行くと、上部材料貯
留室31内に収容された固形物材料の落下は阻止される
が、このとき制御蓋6の上に固形物材料が残されていて
も、傾斜誘導板4Aによって形成された空間ハに収容され
ることになるので噛み込みが防止される(第3図
(d))。
このようにして制御蓋6の開口部6aが移動して、最後
に制御蓋6の開口部6aが、補助貯留室ホの上方からガイ
ド鍔部32に完全に隠れる状態に移動して全閉となり、チ
ャージタンク30は気密状態に保持されることになる。
そして、気密輸送タンク3のチャージタンク30が気密
になった状態では、チャージタンク30内には、加圧ガス
供給手段(不図示)から供給された加圧ガスが、ガス供
給管30bを通じて間欠的に送り込まれ、このときに生じ
たタンク内圧はタンク30内に貯留された固形物材料を輸
送管路4内に順次吐出させて気力輸送が行われることに
なる。
そして、このとき、打錠機1から連続して供給された薬
錠剤は、上部材料貯留室31内に貯留され、次の材料輸送
に備えられる。
かくして、チャージタンク30内に貯留された固形物材
料が順次気力輸送されて行くにつれて、タンク30内に貯
留させた固形物材料が減じて行くと、レベルセンサーS1
は材料補給信号を出力する。
すると、スライドダンパー3Aが開操作され、制御蓋6を
逆方向に移動させてその開口部6aを補助貯留室ホの上か
ら主貯留室ニの上方に移動させる。制御蓋6のこのよう
な移動にともなって傾斜誘導板4の空間ハに収容された
余材料も主貯留室ニ内に落下して行き、制御蓋6の開口
部6aが主貯留室ニの上方に位置すると、上部材料貯留室
31内に貯留された固形物材料は、主貯留室ニを通じてチ
ャージタンク30内に落下して行き、以後同様な動作が繰
り返されて行く。
このような、気密輸送タンク3によれば、固形物材料
を連続して送り込んでも制御蓋6の開閉操作時に噛込み
を生じることがなく、しかも開閉操作時における制御蓋
6の移動経路から除かれた残余材料も次に制御蓋6を開
操作したときに自らの自重によってチャージタンク30内
に落ちて行くので残余材料がタンク30内に残されること
もなく清掃作業も簡単にでき、衛生的である。
第4図は、上述した気密輸送タンク3を組み込んだ輸
送システムを示した構成図である。
打錠機1より連続して製造された薬錠剤は、打錠機1
の前面より突出させた材料取出管1aより排出されて粉取
機2に送られて粉塵が除去された後、排出管2aより気密
輸送タンク3内に連続して供給されるようになってお
り、この気密輸送タンク3では受け入れた固形物材料を
輸送管路4内に圧送するために、後述するような手順で
スライドダンパー3Aの開閉動作と加圧ガスの間欠供給が
繰返し行なわれる。
このような制御の結果、気密輸送タンク3のチャージ
タンク30内に貯留された固形物材料は、次々と輸送管路
4の下部水平管路部41内に押し出され、下部水平管路部
41に設けた縮小レジューサ41aによって閉塞寸前の状態
にされて垂直上昇管路部42を上昇した後、上部水平管路
部43に至る。
そして、上部水平管路部43に入ると、その始端に設けた
拡大レジューサ43aによって減速され、長い柱状移送物
にされた後、低速で輸送され、ほぼ自然落下に近い状態
で捕集器8によって捕集される。
輸送管路4は、気密輸送タンク3のチャージタンク30
の下方に設けた排出口に、縮小レジューサ41aを有した
下部水平管路部41を接続し、その先端には、2つの直管
42cと42dとの間に、1組の拡大,縮小レジューサ42a,42
bを上下に一対として設けた垂直上昇管路部42をベンド
管44,44を介して接続しており、更に垂直上昇管路部42
の終端には拡大レジューサ43aを始端に設けた直管43bで
形成された上部水平管路部43を接続して構成されてい
る。輸送管路4を構成する拡大,縮小レジューサ41a,42
a,42b,43aは、実施例では同じ口径のものが使用されて
いる。
なお、42eは輸送管路4内を輸送される固形物材料の移
動状態を透視するために設けたサイトグラスである。
このような輸送管路4は、本考案者がすでに特開昭63
-106231号において提案したもので、気密輸送タンク内
に充填された固形物材料を輸送栓などを使用することな
しに輸送管路内に吐出させて、長い柱状移送物に形成し
ながら低速で輸送できるものである。
次に、本考案の気密輸送タンク3を組み込んだ気力輸
送システムの動作を説明する。
打錠機1の材料取出管1aより供給されてきた薬錠剤
は、粉取機2を介して気密輸送タンク3の上部に設けた
材料投入口3aより上部材料貯留室31内に連続して供給さ
れる。
このようにして、気密輸送タンク3の上部材料貯留室
31内に一定量の固形物材料が貯留された後は、スライド
ダンパー3Aが開かれ、上部材料貯留室31内に貯留された
固形物材料は、チャージタンク30内に移送され貯留され
る。
スライドダンパー3Aの制御蓋6を開いてから、所定時間
が経過すると、制御蓋6が閉じられ気密輸送タンク3の
チャージタンク30は気密状態に保持され、この状態でガ
ス導入管30b,30bを通じて加圧ガスをチャージタンク30
内に間欠的に供給する。
この結果、チャージタンク30内に収容された固形物材
料は、輸送管路4の下部水平管路部41内に順次圧送され
て行き、下部水平管路部41内を隙間なく充され、更に垂
直上昇管路部42も順次下方より固形物材料で充されるよ
うになる。
このようにして、チャージタンク30内の固形物材料を、
順次輸送管路4内に送り出して行くと、下部水平管路部
41では加速用の縮小レジューサ41aにより閉塞の一歩手
前の段階にまで高密度に充填された状態となるので、そ
のまま加圧ガスを間欠供給すれば垂直上昇管路部42内を
連続して上昇させることができる。
かくして、垂直上昇管路部43内に入った固形物材料
は、減速用の拡大レジューサ43aで一旦減速され、更に
加速用の縮小レジューサ42bで再度加速されることにな
り、これによって充分な押上げ力を得て途切れることな
く連続上昇する。なお、垂直上昇管路43内の1組のレジ
ューサ42a,42bは、垂直上昇管路部42の途中での固形物
材料の途切れを防止し、上下動(あばれ)を効果的に防
止する。
そして、固形物材料が垂直上昇管路部42の最上部まで
至ると、エルボ44によって輸送方向が水平方向に強制的
に変えられ、このとき輸送方向の変わった固形物材料
は、上部水平管路部43の始端部に設けた減速用の拡大レ
ジューサ43aによって再度減速される。
この結果、固形物材料の連続状態が途切れて、長い柱状
移送物となる。
このようにして形成された柱状移送物は、上部水平管
路部43内を極めて低い速度でほとんど隙間を殆ど生じる
ことなく極めて低い速度で気力輸送されるので、柱状移
送物の表層部の錠剤が先に移動されて柱の形状が崩れる
ことはなく、また上部水平管路部43内で固形物同士が衝
突して破壊されることもない。
かくして上部水平管路部43内で柱状移送物の状態で低
速輸送された固形物材料は、ほとんど自然落下に近い状
態で捕集器8に捕集され気力輸送が完了する。
打錠機1から連続して供給された薬錠剤は、以上のよ
うな手順を繰返して、気密輸送タンク3から輸送管路4
内に送り出され、捕集器8によって捕集されて行くが、
薬錠剤が製造ロットの最終段階に至った時点では、セン
サーS3が材料の減少を検知し、輸送栓9のストッパー手
段10が作動され、ストッパー10aを上昇退却させ、この
とき同時に輸送管路4に設けたガス導入管71より加圧ガ
スが供給されて輸送栓9が輸送管路4内を圧送されて輸
送管路4内に残った残材料が捕集器8に送られる。
第4A図、第4B図は捕集器8の詳細を示した図である。
捕集器8は、貯蔵タンク80の上部に、送られてきた輸
送栓を貯留させる捕栓筒8Aを備えた構造となっており、
この捕栓筒8Aには、気密輸送タンク3から圧送されてき
た薬錠剤と輸送栓9を分離させる材料落下口81と、輸送
栓9を外部に放出させるガスパージ手制御手段82とを備
えている。
材料落下口81は、輸送栓9は落下させないが、薬錠剤
を落下させる開口となっており、ガスパージ制御手段82
は、そのガス吹出し管82aを捕栓筒8Aの材料落下口81よ
りも輸送元側に形成した孔部82bより出没自在にしてい
る。
また、捕栓筒8Aの終端には、輸送栓放出口83aを設け
たエルボ管83を連接させており、ストッパー移動制御手
段8Bによってストッパー84を往復運動させることによっ
て放出口83aを開閉制御できる構造にしている。
ここに、ストッパー制御手段8Bは、エアシリンダ85で
駆動される構造となっており、エアシリンダ85のエアー
導入管85aに通じた第1の入口端IN1より加圧エアーを供
給するとロッド85bが伸びるので、輸送栓放出口83aはロ
ッド85bの先端に設けたストッパー84によって閉じら
れ、またエアシリンダ85のエアー導入管85cに通じた第
2の入口端IN2より加圧エアーを供給するとロッド85bが
縮んで、ロッド85bの先端に設けたストッパー84は放出
口83aを開くようになっている。
したがって、このような捕集器8によれば、固形物材
料の気力輸送時には、ストッパー移動制御手段8Bのスト
ッパー84を、第4A図に示したように、輸送栓放出口83a
を閉じる位置まで前進させ、このときガスパージ制御手
段82のガス吹き出し管82aを捕栓筒8Aの上壁面に面一に
なる位置に保持させておけば、固形物材料の輸送傷害に
はならず、輸送されてきた固形物材料のみが捕栓筒8A内
に輸送され材料落下口81から落下して貯蔵タンク80内に
捕集される。また、このとき、ストッパー84の先端に形
成した湾曲面84aは、固形物材料緩衝材としても作用す
る。
一方、製造ロットの最終分の固形物材料を輸送した
後、ストッパー手段10による輸送栓9の拘束を解除し輸
送栓9を管路内に圧送させて、残材料を除去させた輸送
栓9が捕栓筒8A内に貯留された後に放出させる場合に
は、第4B図に示したように、ストッパー移動制御手段8B
のストッパー84を後退させて放出口83aを開放させてか
ら、ガスパージ制御手段82のガス吹き出し管82aを捕栓
筒8A内部に突出させて加圧ガスを吹出せば輸送栓9を大
気に放出できるので、このようにして放出された輸送栓
9を気密輸送タンク3の輸送栓収容部7に再装填すれ
ば、次のロット輸送が連続して行える。
この場合の輸送栓の再装填は、使用した輸送栓が自動的
に輸送栓収容部7に帰還されるような装置を付加させて
構成してもよい。
[考案の効果] 本考案は、上記のように構成したので、バイブレーテ
ィングフィーダのような付属設備を設けなくても気密ダ
ンパーに固形物材料が噛み込むことがなくなり、設備コ
ストの面で有利になる。また、本考案のタンクに加圧ガ
スを間欠的に送り込んで、固形物材料を輸送管路内に送
り出すように出来るので、加圧ガスの制御も容易に行な
うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の考案の一実施例を示す要部分解斜視図、
第2図はその縦断面、第3図(a)〜(d)はスライド
式気密ダンパーの制御動作を示す断面図、第4図は気密
輸送タンクを組み込んだ固形物材料の気力輸送システム
の概略構成図、第4A図,第4B図は捕集器の動作を説明す
る要部縦断面図、第5図は従来例の気密輸送タンクと材
料補給設備を示した図である。 (符号の説明) 3……チャージタンク 3A……気密ダンパー 30……チャージタンク 31,32……材料貯留室 4A……傾斜誘導板 5A……仕切板 6……制御板 6a……開口部 イ,ロ……隙間 ハ……余剰材料受入れ空所 ニ……主貯留室 ホ……副貯留室 7……輸送栓収納部 8……捕集器 9……輸送栓 3′……チャージタンク 3A′……気密ダンパー 30′……チャージタンク 30a′……材料導入口 3B′……袋状シュート 3C′……材料投入口 3D′……弾性弁体 6′……傘状弁体 11′……材料投入用ホッパー
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−152021(JP,A) 特開 昭47−30081(JP,A) 特開 昭47−13980(JP,A) 特開 昭58−30985(JP,A) 実開 昭50−114089(JP,U) 特公 昭55−21690(JP,B2) 特公 昭56−14574(JP,B2)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】チャージタンクの上方に、気密ダンパーを
    設けた固形材料用気密輸送タンクであって、 上記気密ダンパーは、チャージタンクの上方に設けた材
    料貯留室を横断方向に往復移動する開口部付きの制御蓋
    を有したスライドダンパー機構となっており、 上記材料貯留室内のスライドダンパーの制御蓋上方に
    は、隙間を形成するようにして、上側を閉塞させて余剰
    材料受入空所を形成した傾斜誘導板を設けてあり、かつ
    上記材料貯留室内のスライドダンパーの制御蓋下方に
    は、隙間を形成するようにして、主貯留室と補助貯留室
    を区分する仕切板を垂設していることを特徴とする噛込
    み防止機能を有した固形材料用気密輸送タンク。
  2. 【請求項2】上記チャージタンクの排出口には、輸送栓
    を待機させた輸送栓収容部を延設している請求項1に記
    載の噛込み防止機能を有した固形材料用気密輸送タン
    ク。
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