JP2511326Y2 - オ―バル成形ロ―ル - Google Patents

オ―バル成形ロ―ル

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JP2511326Y2
JP2511326Y2 JP2091690U JP2091690U JP2511326Y2 JP 2511326 Y2 JP2511326 Y2 JP 2511326Y2 JP 2091690 U JP2091690 U JP 2091690U JP 2091690 U JP2091690 U JP 2091690U JP 2511326 Y2 JP2511326 Y2 JP 2511326Y2
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JP
Japan
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rolls
roll
oval
diameter portion
tube
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JP2091690U
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JPH03111402U (ja
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敏幸 木村
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Meidensha Corp
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Meidensha Corp
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  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、ラジエータ等のオーバルチューブ成形用の
オーバル成形ロールに関する。
B.考案の概要 本考案は、オーバル成形ロールにおける一対のロール
の溝の両側鍔状部の径を互いに違えて大径部と小径部と
なし、一対のロールを大径部と小径部が夫々対向するよ
うに組合せた構造とすることにより、一対のロールにお
ける溝の切削加工を容易にすると共に、多数のオーバル
成形ロールを成形ロール群として配置する際に交互配置
するだけで各一対づゝのロールの鍔状部隙間によるチュ
ーブの変形が防止しうるようにしたものである。
C.従来の技術 ラジエータチューブ等のオーバルチューブの成形は、
第4図に示す工程で製作される。先ずフォーミング工程
Aで帯板材を多段ロールを通過させながら先端側から順
次円筒状に成形し、この合わせ目同志を溶接工程Bで高
周波による電縫管溶接をして丸チューブとし、これをサ
イジング工程Cでサイジングロール群を通過させて円周
長が所定の長さになるように調整した後、シェーピング
工程Dでロール群を通過させながら丸チューブを次第に
オーバル形状に成形する。しかして、この工程の最終段
のロール群により所定形状のオーバルチューブに仕上げ
た後、切断工程Eにて所定の長さに切断する。
最近のオーバルチューブの傾向は、例えば、 チューブ長径H(mm)25,32,45,55,60… チューブ短径W(mm)1.5,2.0,2.5,4.0,6.0… のように偏平なものが要求される。
このため、第5図に示すようにシェーピング工程のオ
ーバル成形仕上ロール群に使用されるオーバル成形ロー
ル20は、上,下ロール20a,20bの溝23,23の巾wが小さく
深さhの大きなものを使用することになる。
D.考案が解決しようとする課題 ところで、現在のロール溝加工の限界寸法は、溝深さ
12mm,溝巾1.5mm位といわれており、それより深く、狭い
と切削バイトの強度上削れなくなる。
この解決策としては、第6図(a)又は(b)に示す
ようにロールを分割することが考えられるが、(a)の
場合は溝内部に段差が生じないように分割した左右ロー
ル合せすることが困難であり、オーバルチューブの曲率
部の仕上りが不良となる。また(b)の場合は分割点が
多くなりロール位置の調節が困難であり、変形が発生し
やすい。
本考案は、上記のような問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、溝加工が容易で、し
かも長,短径比の大きなオーバルチューブを精度よく得
ることができるオーバル成形ロールを提供することにあ
る。
E.課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本考案におけるオーバル
成形ロールは、夫々中央部に溝を有する一対のロールよ
りなるオーバル成形ロールにおいて、前記一対のロール
の溝の両側の鍔状部の径を違えて大径部と小径部とな
し、この一対のロールの大径部と小径部を夫々対向する
ように組合せてなるものである。
F.作用 一対のロールの溝の両側の鍔状部の径を違えて大径部
と小径部としたので、溝の切削は小径部からすればよい
ことになるので、従来不可能とされていたような偏平な
オーバルチューブ用のオーバル成形ロールを容易に製作
できる。
一対のロールは夫々大径部と小径部が対向するように
組合せているので、その対向位置(高さ)はロールの左
右で異なる。このため、シェーピング工程のロール群と
して配置する際に、このオーバル成形ロールを交互配置
すれば、各一対づゝのロールの鍔状部隙間によるチュー
ブの変形が防止される。
また、ロール群として配置される各オーバル成形ロー
ルの大径部と小径部の径比を少しずつ変えれば、鍔状部
隙間位置が順次ずれるので、鍔状部隙間によるチューブ
の変形は生じない。
G.実施例 本考案の実施例について図面を参照して説明する。
第1図において、10は同一に作られた上ロール10a及
び下ロール10bよりなるオーバル成形ロールで、上,下
ロール10a,10bは夫々両側の鍔状部が大径部11と小径部1
2となっており、その間に溝13が設けられ、図のように
両ロールの大径部11と小径部12は夫々所定の間隔aで対
向するように組合わされている。
しかして、各ロール10a,10bの大径部11と小径部12の
間隔wは成形されるチューブの短径寸法となっており、
また溝13は小径部12からの深さhが図の配置において両
ロールの溝13,13の底部間距離Hが成形されるチューブ
の長径寸法となるように切削されている。
このため、切削される溝13の深さhはチューブ長径寸
法Hの1/2より十分小さくすることができるので、如何
なる偏平なオーバルチューブ用のロールでも容易に製作
することができる。
次に、第2図は上記オーバル成形ロールをシェーピン
グ工程における最終段の仕上ロール群として配置したも
のを示し、各オーバル成形ロール101,102…は、第3図
に示すように大径部と小径部の比率が少しづつ異なるよ
うに作られており、また左右の関係が交互に変わる交互
配置となっている。
この実施例によれば、各上,下ロールの鍔状部の隙間
位置が変化するので、チューブ側面の特定の位置に鍔状
部隙間による変形が生じない。
なお、上記実施例では上,下ロールを交互配置として
いるが、大径部と小径部の径比を変えただけでも、又は
反対に径比を一定として交互配置するだけでも鍔状部隙
間による変形は防止が可能となる。またオーバル成形ロ
ールは仕上げロールに限定されるものではない。
なおまた、上記実施例では上,下ロールについて示し
てあるが、上,下ロールに限定されるものではなく、例
えば水平方向に対向せしめた一対のオーバル成形ロール
としてもよい。
H.考案の効果 本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記
載する効果を奏する。
ロールに切削する溝の深さが浅くなるので、偏平なチ
ューブ用のロールでもロールを分割することなく容易に
製作することができる。
ロールは分割構造となっていないので、チューブに分
割点による変形が生ずることがない。
各一対づゝのロールの鍔状部隙間位置を変えることが
できるので、ロール群に隙間位置を異にするオーバル成
形ロールを用いることによりチューブの鍔状部隙間によ
る変形を防止することができる。
鍔状部隙間位置は左右で異なるので、交互配置のロー
ル群とすることによりチューブの鍔状部隙間による変形
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図〜第3図は本考案の実施例に関するもので、第1
図は一対のオーバル成形ロールの要部側面図、第2図は
ロール群の側面図、第3図はロール群に使用される各成
形ロールの第2図におけるF−F視要部構成説明図であ
る。第4図は従来オーバルチューブ製造工程を示すブロ
ック図、第5図は従来オーバル成形ロールの要部側面
図、第6図(a),(b)は夫々分割ロールの構成説明
図である。 10,20…オーバル成形ロール、10a,20a…上ロール、10b,
20b…下ロール、11…大径部、12…小径部、13,23…溝、
20c,20d…側面ロール。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】夫々中央部に溝を有する一対のロールより
    なるオーバル成形ロールにおいて、 前記一対のロールの溝の両側の鍔状部の径を違えて大径
    部と小径部となし、この一対のロールの大径部と小径部
    を夫々対向するように組合せてなることを特徴としたオ
    ーバル成形ロール。
JP2091690U 1990-03-01 1990-03-01 オ―バル成形ロ―ル Expired - Lifetime JP2511326Y2 (ja)

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JPH03111402U JPH03111402U (ja) 1991-11-14
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