JP2511216Y2 - プロセッサ識別子重複検出装置 - Google Patents

プロセッサ識別子重複検出装置

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JP2511216Y2
JP2511216Y2 JP5218790U JP5218790U JP2511216Y2 JP 2511216 Y2 JP2511216 Y2 JP 2511216Y2 JP 5218790 U JP5218790 U JP 5218790U JP 5218790 U JP5218790 U JP 5218790U JP 2511216 Y2 JP2511216 Y2 JP 2511216Y2
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duplication
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智之 吉野
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Fuji Xerox Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、複数のプロセッサとそれらの各プロセッサ
からアクセスできる共有メモリを備え、またそれらのプ
ロセッサに一意な識別子が割り当てられるマルチプロセ
ッサシステムにおいて、誤ってプロセッサ識別子に重複
が生じたときその重複の発生を検出するプロセッサ識別
子重複検出装置に関する。
【従来の技術】
マルチプロセッサシステムにおいては、各プロセッサ
を識別するために識別子が用いられる。その識別子の設
定方式としては、各プロセッサボード上に小型の複数の
スイッチからなる識別子設定用のディップスイッチを設
け、ユーザがディップスイッチを操作することにより行
う方式や、プロセッサボードのリードオンリメモリに予
め自己の識別子を書き込んでおく方式などがある(例え
ば、特開昭63-265352号公報の「従来の技術」の項参
照)。その設定に際しては他のプロセッサの識別子と重
複しないように異なる識別子の値を選んで設定する必要
がある。
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の識別子の設定方法による設定では、識別子
の値を決定する際に、間違って他のプロセッサの識別子
と同じ値にしてしまうことがあった。 また、識別子の値を他のプロセッサと異なる値に決定
したもののディップスイッチは小さいので設定時に誤っ
た値に設定してしまうことがあった。 このように識別子が誤って設定され、他のプロセッサ
の識別子と重複すると、例えば識別子の基に決定される
共有資源の自プロセッサへの割り当て位置の矛盾など不
都合が生じていた。 本考案は、プロセッサの識別子の重複を容易にかつ確
実に検出することができるようにし、このような識別子
の重複による不都合を防止することを目的とするもので
ある。
【課題を解決するための手段】
本考案のプロセッサ識別子重複検出装置は、複数のプ
ロセッサとそれらの各プロセッサからアクセスできる共
有メモリを備え、またそれらのプロセッサに一意な識別
子が割り当てられるマルチプロセッサシステムにおい
て、共有メモリ中に、誤って複数のプロセッサの識別子
が重複したことを検出するための各プロセッサにそれぞ
れ対応する記憶領域を設けるとともに、各プロセッサに
は、自己の識別子を基に前記記憶領域にアクセスし、識
別子の使用を表す情報が書き込まれているかを調べ、識
別子の使用を表す情報が書き込まれている場合は識別子
の重複があると判定し、識別子の使用を表す情報が書き
込まれていない場合は識別子の使用を表す情報を書き込
む識別子重複検出手段を設けたことを特徴とする。
【作用】
各プロセッサに対応する前記識別子の重複を検出する
ための記憶領域は、システムの起動時に初期化された後
に、それぞれ対応する各プロセッサの識別子重複検出手
段により、該当プロセッサの識別子に基づくアドレスを
用いてアクセスされる。 各プロセッサの識別子重複検出手段は自プロセッサの
識別子に基づいて記憶領域にアクセスしたとき、その記
憶領域に特定の情報、すなわちそれに対応するプロセッ
サの識別子が使用されたことを表す情報(後述する実施
例における自己存在表示情報)、が既に書き込まれてい
るかどうかを調べる。 識別子に重複がなければ、プロセッサの識別子と前記
記憶領域とは一対一の関係にあり初期化された状態にあ
る。このときは前記特定の情報を書き込む。 他方、識別子に重複があると、前記特定の情報が同じ
識別子を有する他のプロセッサによってすでに書き込ま
れている場合があり、この場合は重複が生じていると判
断され、適宜な方法を用いてそのことが表示される。例
えば、実施例に示すように、対応する記憶領域に重複を
表す情報が書き込まれる。 本考案によれば、上に説明したように、プロセッサ識
別子によってアドレスされる重複検出用の記憶領域を設
け、システムの起動時に、各プロセッサの重複検出手段
が自己のプロセッサ識別子を基にその記憶領域にアクセ
スし、識別子の使用(自己存在表示)を登録し、登録の
重複が発生したことを調べることにより、プロセッサの
識別子の重複を検出するようにしたので、識別子の重複
を容易にかつ確実に検出することができる。
【実施例】
第1図は本考案の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。 この実施例のマルチプロセッサシステムは、複数のプ
ロセッサボード0〜4と、これらのプロセッサに共有さ
れる共有メモリ5と、これらを接続するシステムバス6
とからなっている。 プロセッサボード0はマスタとなるプロセッサCPU#
0を搭載したものであり、プロセッサボード1〜4はそ
れぞれマスタプロセッサに従属するスレーブプロセッサ
CPU#1〜4を有している。プロセッサボードの各々に
自己のプロセッサの識別子を設定するためのディップス
イッチが設けられており、識別子は複数のプロセッサに
対し連続した番号を割り当てている。 共有メモリ6は、マスタプロセッサCPU#0と各々の
スレーブプロセッサCPU#1〜4とのインターフェース
をとるためのインターフェーステーブル7を有してい
る。インターフェーステーブル7は、第2図に示すよう
な、各プロセッサにそれぞれ割り当てた領域(テーブル
要素)を有し、各テーブル要素には識別子の重複を検出
するための2ビットのフィールド(識別子重複検出フィ
ールド)が設けられている。 各プロセッサは自己の識別子によって自らに割り当て
られたテーブル要素をアクセスすることができる。 識別子重複検出フィールドには次のような意味を持た
せる。すなわち、第2図に示すように、「00」は初期
値、「10」は自己存在表示、そして「11」は重複発生を
意味するように定義されている。 また、各プロセッサは、識別子重複検出フィールドに
アクセスし、識別子の使用を表す情報(自己存在表示情
報「10」)が書き込まれているかを調べ、識別子の使用
を表す情報が書き込まれていた場合は他のプロセッサの
識別子との重複が発生していると判定し、重複を示す情
報「11」をそのフィールドに書き込み、また、識別子の
使用を表す情報が書き込まれていなかった場合は識別子
の使用を表す情報「10」を書き込む識別子重複検出手段
を有している。この識別子重複検出手段はソフトウェア
によって実現することができる。 以上のように構成された本実施例の動作について第3
図の動作フロー図により説明する。 システムの電源投入あるいはシステムのリセットによ
って各プロセッサはプログラムの実行を開始する(ステ
ップ31)。このときインターフェーステーブルの内容は
不定であるので、始めにマスタプロセッサCPU#0が各
プロセッサに割り当てられたインターフェース領域を初
期化する(ステップ32)。従って識別子重複検出フィー
ルドは「00」で初期化され、各スレーブプロセッサによ
る書き込みが許可される。 各スレーブプロセッサCPU#1〜nの識別子重複検出
手段は、自分のインターフェース領域のアドレスを予め
設定されたプロセッサ識別子を基に算出する(ステップ
33)。その算出はインターフェース領域の先頭アドレス
にプロセッサ識別子の値×テーブル素子の領域長を加算
することにより可能である。その算出をした後、識別子
重複検出フィールドが「00」に初期化されるのを待つ。
そして、「00」に初期化されたことを検知したら、一般
にテスト・アンド・セットと呼ばれるアクセス法(すな
わち一つの命令によりメモリを呼び出して旧のデータを
レジスタに保存して、新しいデータを書き込むというア
クセス方法)によってその内容を「10」に変更しようと
する(ステップ33)。このテスト・アンド・セットによ
って得られた直前の内容が「10」であるか「00」である
かを判定する(ステップ35)。既に「10」であったなら
ばその内容を「11」に変更することによりプロセッサ識
別子の重複を表示する(ステップ36)。テスト・アンド
・セットによって得られた直前の内容が「00」であった
ときは「10」を書き込む(ステップ37)。 マスタプロセッサCPU#0では、インターフェース・
テーブル中のプロセッサに割り当てられた領域の識別子
重複検出フィールドを調べ、その値が「11」になってい
るものが有れば、その位置に該当するプロセッサの識別
子が重複したことを検知することができる。 以下、識別子に重複が発生した例として、本来ならば
プロセッサ識別子#3であるべきプロセッサCPU#3の
識別子が誤って#2に設定された場合の本実施例の動作
を説明する。 まずこのシステムの電源投入あるいはシステム・リセ
ットによりシステムを立ち上げる。マスタプロセッサCP
U#0は動作を開始し、インターフェーステーブルの各
テーブル要素を「00」に初期化する。その後、各スレー
ププロセッサCPU#1〜nは自分の存在を表示するべ
く、自分に設定された識別子よりインターフェース領域
のアドレスを算出し、そのアドレス位置の識別子重複検
出フィールドの内容を「10」に変更しようとする。 このときプロセッサCPU#2がいち早くインターフェ
ース・テーブルのプロセッサCPU#2に割り当てられた
識別子重複検出フィールドの内容を「10」に変更したと
する()。この後同様にプロセッサCPU#3も同じこ
とを試みようとする()が、本来ならば識別子が#3
であるべきところが識別子#2が誤って設定されている
ために、このプロセッサCPU#3もまたプロセッサCPU#
2に割り当てられた識別子重複検出フィールドの内容を
「10」に変更しようとすることになる。しかし、既に真
のプロセッサCPU#2によって「10」に変更されている
ために、プロセッサCPU#3の識別子重複検出手段はテ
スト・アンド・セットの結果、直前の内容が「10」であ
ったことを知り、識別子#2を持つプロセッサが複数存
在することを検知する。この検知に応じてプロセッサCP
U#3の識別子重複検出手段はプロセッサCPU#2に割り
当てられた識別子重複検出フィールドの内容を「11」に
変更することにより。プロセッサ識別子重複の発生をマ
スタプロセッサCPU#0に知らせる。 なお、すべてのスレーブプロセッサが上記の自己存在
表示動作を完了するのみ十分な一定時間を経た後にイン
ターフェーステーブルの内容を調べ、予め予期した位置
の内容が初期値のままであれば、その位置を自己のイン
ターフェース領域とするべきプロセッサの識別子の設定
が誤っていることを知るようにすることもできる。
【考案の効果】
本考案によれば、プロセッサ識別子によってアドレス
される重複検出用の記憶領域を設け、システムの起動時
に、各プロセッサの重複検出手段が自己のプロセッサ識
別子を基にその記憶領域にアクセスし、識別子の使用
(自己存在表示)を登録し、登録の重複が発生したこと
を調べることにより、プロセッサの識別子の重複を検出
するようにしたので、識別子の重複を容易にかつ確実に
検出することができる。従って、本考案によれば識別子
の重複による不都合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。 第2図は識別子重複検出用のフィールドの構成を示す図
である。 第3図は本考案の実施例の動作を示す動作フロー図であ
る。 0〜4……プロセッサボード、5……共有メモリ、6…
…システムバス、7……インターフェース・テーブル。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のプロセッサとそれらの各プロセッサ
    からアクセスできる共有メモリを備え、またそれらのプ
    ロセッサに一意な識別子が割り当てられるマルチプロセ
    ッサシステムにおいて、 共有メモリ中に、誤って複数のプロセッサの識別子が重
    複したことを検出するための各プロセッサにそれぞれ対
    応する記憶領域を設け、 各プロセッサは、自己の識別子を基に前記記憶領域にア
    クセスし、識別子の使用を表す情報が書き込まれている
    かを調べ、識別子の使用を表す情報が書き込まれている
    場合は識別子の重複があると判定し、識別子の使用を表
    す情報が書き込まれていない場合は識別子の使用を表す
    情報を書き込む識別子重複検出手段を設けた ことを特徴とするプロセッサ識別子重複検出装置。
JP5218790U 1990-05-21 1990-05-21 プロセッサ識別子重複検出装置 Expired - Lifetime JP2511216Y2 (ja)

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JPH0412045U JPH0412045U (ja) 1992-01-31
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