JP2511139Y2 - 自転車用空気ポンプ装置 - Google Patents

自転車用空気ポンプ装置

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JP2511139Y2
JP2511139Y2 JP1991062994U JP6299491U JP2511139Y2 JP 2511139 Y2 JP2511139 Y2 JP 2511139Y2 JP 1991062994 U JP1991062994 U JP 1991062994U JP 6299491 U JP6299491 U JP 6299491U JP 2511139 Y2 JP2511139 Y2 JP 2511139Y2
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信尚 中野
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自転車用空気ポンプ装
置に関し、特に、公共施設の駐輪場等で使用される自転
車用空気ポンプ装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自転車用空気ポンプ装置は、単
体で移動可能なものであり、専ら車庫、自転車の常備的
な保管場所、または屋内に保管されていた。しかし、自
転車用空気ポンプ装置は、外出先で走行中に空気が抜け
た場合や、しばらく乗車した後に空気の充填が必要であ
ると気付く場合のように、むしろ外出先で必要となるこ
とが多い。
【0003】このような場合、従来は、自転車販売店で
空気ポンプを借用して空気を充填するか、空気が抜けた
状態で走行するしかなく、後者の場合にはホイールのリ
ムを損傷する原因となっていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このような事態を防止
するための、自転車のフレームに簡易で小型の空気ポン
プを搭載することが行われているが、これは圧送できる
空気量が小さいため空気入れ作業に手間取ったり、ま
た、フレームの形状や構造によっては、空気ポンプを取
付けることができない自転車もある。
【0005】自転車販売店等にコンプレッサーを設置す
ることも行われているが、これは有料であり、しかも、
作動させるのに電源を必要とするため、自転車販売店等
の営業中でなければ使用できない欠点がある。特に、自
転車販売店にとっても、コンプレッサーを設置するの
に、多大な設備費用がかかる欠点がある。さらに、外出
先の駐輪場において、盗難防止用のチェーンを介して単
体の空気ポンプを設置しておくことも考えられるが、空
気ポンプが転倒した場合等に通行人に思わぬ危害を与え
るおそれがあり、特に、長期間屋外に配置しておくと、
空気ポンプのシリンダ内に雨水が侵入する等、安全性、
防水性、耐久性に欠ける欠点がある。
【0006】本考案の目的は、上記の欠点を回避し、外
出先で簡易に空気を充填することができ、また、屋外に
設置しても安全性・防水性・耐久性に優れる自転車用空
気ポンプ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の課題を
解決する手段として、圧縮空気の吐出口を有するシリン
ダと、このシリンダ内に摺動自在に設けられたピストン
と、このピストンに連結されシリンダの上部にばねを介
して昇降可能に取付けられたハンドルと、圧縮空気の逆
流を防止する逆流防止バルブと、シリンダの吐出口に接
続され外部に導出される送給用ホースとから成る空気ポ
ンプ本体を備えた自転車用空気ポンプ装置において、こ
の空気ポンプ本体のうちのシリンダ、ピストン、逆流防
止バルブ、及び送給用ホースの一部は駐輪場等の地中に
下部を固定して設置される柵用ポールの中空部内に配置
され、送給用ホースの他部は柵用ポールの一部を貫通し
て外部に導出されていることを特徴とする自転車用空気
ポンプ装置を提供するものである。また、本発明は、上
記の課題解決手段において、特に、ハンドルは柵用ポー
ルの上端を覆うキャップ状の形状を有していることを特
徴とする自転車用空気ポンプ装置を提供するものであ
る。更に、本発明は、上記の課題解決手段において、特
に、柵用ポールは、地中に埋設された筒状の支持体と、
この支持体内に入れ子式に収納された可動ポール本体と
から成り、この柵用ポールは可動ポール本体を支持体か
ら突出する位置に保持するポール突出保持手段を有し、
空気ポンプ本体は、可動ポール本体の中空部内に配置さ
れ、送給用ホースのうちの外部に導出された部分は、可
動ポール本体の少なくとも一部に設けられ外部に開口す
る凹部内に収納され、この可動ポール本体の凹部以外の
部分の外周面より外側に突出しないようにして外部に導
出されていることを特徴とする自転車用空気ポンプ装置
を提供するものである。なお、この最後の課題解決手段
において、特に、ハンドルを、可動ポール本体が支持体
内に収納された状態でハンドルの上端部が地 表面から突
出しないように配置することもできる。
【0008】
【作用】このように、圧縮空気を送給する構造の空気ポ
ンプ本体を柵用ポールの中空部内に配置すると、外出先
の駐輪場等で、簡易に空気を充填することができるため
実用性・便利性に優れることは勿論のこと、特に、雨水
等の外部的影響が柵用ポール等により遮断され、空気ポ
ンプ本体にはかからないため、屋外に設置しても防水性
・耐久性に問題がなく、また、転倒する等して通行人に
思わぬ危害を加えることがないため、安全性が高まる。
この場合、特に、上記のように、ハンドルを柵用ポール
の上端を覆うキャップ状とすると、柵用ポール内への雨
水等の侵入を充分に阻止する防水性を向上することがで
きるため、空気用ポンプ本体の耐水性、耐久性が一層向
上する。また、入れ子式の柵用ポールに適用することも
でき、この場合、特に、送給用ホースを、可動ポール本
体の少なくとも一部に設けられ外部に開口する凹部内に
収納し、この可動ポール本体の凹部以外の部分の外周面
より外側に突出しないようにして外部に導出すると、通
常の自転車空気用ポンプ装置の送給用ホースと異なり、
この送給用ホースが、可動ポール本体の支持体への収納
の支障となることがなく、円滑に可動ポール本体を収納
することができ、柵用ポールとしての機能を充分に発揮
させることができる。更に、この際、ハンドルを、可動
ポール本体が支持体内に収納された状態でハンドルの上
端部が地表面から突出しないように配置すると、通行人
等が足を引っ掛けて転倒等することがないため、屋外に
設置しても充分な安全性を確保することができる。
【0009】
【実施例】本考案の実施例を図面を参照して詳細に述べ
ると、図1は本考案の自転車用空気ポンプ装置10の一
実施例を示し、この自転車用空気ポンプ装置10は、
1に示すように、シリンダ12と、このシリンダ12内
に摺動自在に設けられたピストン14と、このピストン
14に連結されシリンダ12の上部にばね16を介して
昇降可能に取付けられたハンドル18と、圧縮空気の逆
流を防止する逆流防止バルブ20と、送給用ホース26
とから成る空気ポンプ本体21を備え、この空気ポンプ
本体21のうち、シリンダ12、ピストン14、逆流防
止防止バルブ20及び送給用ホース26の一部は、駐輪
場等に設置される柵用ポール22の中空部22b内に
置されている。
【0010】ピストン14は、ピストンロッド23を介
してハンドル18により押し下げられて、シリンダ12
内の空気を圧縮し、圧縮空気をシリンダ12に設けられ
た吐出口24から、この吐出口24に接続され外部に導
出される送給用ホース26を介して図示しないタイヤに
送給する。なお、逆流防止バルブ20は、シリンダ12
内の下方に設けられ、圧縮空気がシリンダ12内に逆流
するのを防止する機能を有する。
【0011】柵用ポール22は、ポール本体22Aと、
このポール本体22Aの上部に係合しボルト等の固着手
段によってポール本体22に取付けられるキャップ部
22Bとから成っており、ステンレス等の防錆性のある
鉄材から形成される。
【0012】図1の実施例では、この柵用ポール22
は、ほぼ円筒状の形状を有しており、ポール本体22A
の下部を駐輪場に埋設することにより地面に固定して設
置される。柵用ポール22の下方の内面には、留め具2
8が設置され、空気ポンプ本体21は、この留め具28
の中心部に設けられた筒状突起28aにシリンダ12の
下端を係入させることにより、柵用ポール22の中空部
22b内に固定して配置される。従って、空気ポンプ本
体21は、外部雰囲気からの影響を直接受けることがな
く、耐久性、耐水性が向上する。また、柵用ポール22
のキャップ部22Bの上面には、ロッド貫通孔22aが
設けられ、ピストンロッド23は、このロッド貫通孔2
2aから、柵用ポール22の外部へ突出し、ハンドル1
8は、この柵用ポール22から突出するピストンロッド
23の上端に連結されている。なお、キャップ部22
の側面には、図1に示すように、チェーン係止部30が
設けられ、柵用ポール22は、このチェーン係止部30
に図示しない鎖を通して、空気ポンプとして使用してい
ない場合であっても、自転車の出入れを制限する柵とし
て機能する。
【0013】また、送給用ホース26のうち中空部22
b内に配置された部分以外の他部は、図1に示すよう
に、この柵用ポール22の一部を貫通して外部に導出さ
れ、その外部に導出された部分は、柵用ポール22の一
部に設けられ外部に開口する凹部25内に収納されてい
る。この凹部25は、図示の実施例では、柵用ポール2
2の側面に設けられた縦長の切り欠き窓34であるのが
示されている。この切り欠き窓34は、柵用ポール22
の側面の一部に設けられた開口部34Aから成り、この
開口部34Aは上端の内側のみが開いているように引込
んだ位置で窓用背板34Bによって閉じられている。シ
リンダ12の下方に設けられた吐出口24に接続される
送給用ホース26は、図1に示すように、柵用ポール2
2内において、上方へ向けて伸びた後、窓用背板34B
の上部に設けられたホース貫通孔36から柵用ポール2
2の外部に向けて導出し、送給用ホースの先端26a
は、この切り欠き窓34に臨むように、下方へ垂れ下げ
られている。従って、図示しないタイヤに圧縮空気を充
填したのち、送給用ホース26から手を離すだけで、送
給用ホース26が元の位置に戻るため、作業が簡易とな
る。また、この場合、特に、外部に導出された送給用ホ
ース26は、凹部25である切り欠き窓34内に収納さ
れているため、図1に示すように、柵用ポール22のこ
の凹部25以外の部分の外周面(すなわち、柵用ポール
22の外周面のうちの円筒状部分)より外側には突出し
ない。なお、切り欠き窓34の側面に沿って垂れ下げら
れた送給用ホース26は、その上部において、ホース留
め具38により窓用背板34Bに固定されている。
【0014】ハンドル18は、図1及び図2に示すよう
に、冠状部18Aと一体に形成された把手部18Bから
成るもので、柵用ポール22の上端を覆うキャップ状の
形状を有し、プラスチック等の合成樹脂から形成され
る。このハンドル18の冠状部18Aは、ばね16が伸
びきった状態で柵用ポール22のキャップ部22Bを覆
うような高さに配置されている。従って、柵用ポール2
2のキャップ部22Bに設けられたロッド貫通孔22a
から、柵用ポール22及びシリンダ12内に雨水等が侵
入することがないため、空気ポンプ本体21の耐水性、
耐久性が高まる。
【0015】なお、図1の実施例においては、凹部25
である切り欠き窓34を、開口部34Aと窓用背板34
Bから形成したが、窓用背板は柵用ポール22の一部と
して、柵用ポール22と一体に形成してもよい。また、
チェーン係止部30を柵用ポール22のキャップ部22
Bの側面に取付けたが、ハンドル18の把手部18Bを
空洞にして、把手部18Bを中空とし、この空洞に鎖を
通してもよい。
【0016】次に、本考案の自転車用空気ポンプ装置1
0の第2の実施例を図3を参照して説明する。この実施
例では、第3図に示すように、柵用ポール22は、地中
に埋設された筒状の支持体22Cと、この支持体22C
に入れ子式に収納された可動ポール本体22Dとから成
り、空気ポンプ本体21は、この可動ポール本体22D
の中空部22b内に配置されている。支持体22Cは、
図3に示すように、上方にポール係入開口部40を有
し、このポール係入開口部40を駐輪場の地表に臨ませ
て埋設される。
【0017】可動ポール本体22Dは、ポール突出保持
手段42と、支持体22Cの内周面に設けられたリング
状の下部ストッパ44とによりその昇降が規制される。
ポール突出保持手段42は、図4に示すように、可動ポ
ール本体22Dの下縁に取付けられる2つの凸状可動係
止片42Aと、この凸状可動係止片42Aに係合し支持
体22Cのやや上方の内周面に取付けられる2つの凹状
固定係止片42Bとから成っており、これらの2つの凹
状固定係止片42Bは、凸状可動係止片42Aが支持体
22Cの内周面に沿って通過することができる間隔を開
けて取付けられる(図3及び図4(A)参照)。すなわ
ち、可動ポール本体22Dの昇降は、その凸状可動係止
片42Aを、2つの凹状固定係止片42Bの間の内周面
に沿って通過させることにより行い、可動ポール本体2
2Cが地表に充分に突出した後は、可動ポール本体22
Dを約90度回転させ、図4(B)に示すように、凸状
可動係止片42Aを凹状固定係止片42Bに噛み合わせ
て可動ポール本体22Dの突出を保持する。また、可動
ポール本体22Dを地中に埋没させたい場合には、可動
ポール本体22Dを若干持ち上げて90度回転させ、可
動ポール本体22Dを下降して、凸状可動係止片42A
を、下部ストッパ44に係合させる。なお、支持体22
Cのポール係入開口部40には、図3及び図5に示すよ
うに、凸状可動係止片42Aが係合するリング状の上部
ストッパ46が設けられており、可動ポール本体22C
が、支持体22Dから抜け出るのを防止している。ま
た、下部ストッパ44は、可動ポール本体22Dが埋設
された状態で、チェーン係止部30の下縁が上部ストッ
パ46に係合した際にキャップ部22Bより上の部分が
地表から突出するような位置に取付けられる。
【0018】この実施例の自転車用空気ポンプ装置10
の使用状態を説明すると、外出先の駐輪場等で自転車の
タイヤに空気を充填する場合には、地上に露出している
チェーン係止部30又はハンドル18の把手部18Bを
握って、可動ポール本体22Dを持ち上げ、凸状可動係
止片42Aを2つの凹状固定係止片42Bの内周面に沿
って通過させ、可動ポール本体22Dの下縁を凹状固定
係止片42Bより上方へ移動させる。その後、可動ポー
ル本体22Dを約90度回転させて、凸状可動係止片4
2Aと凹状固定係止片42Bを噛み合わせ、可動ポール
本体22Dが地上に突出した状態を保持させる。この状
態で、送給用ホース26を自転車のタイヤに連結し、把
手部18Bを握ってハンドル18を昇降させ、ピストン
14により圧縮空気をタイヤへ送給する。これにより、
外出先で不意に空気の充填が必要になった場合に、対応
することができる。この場合、特に、外部に導出された
送給用ホース26は、図3に示すように、凹部25であ
る切り欠き窓34内に収納され、可動ポール本体22D
の凹部25以外の部分の外周面より外側には、突出して
いないため、この送給用ホース26が、可動ポール本体
22Dの支持体22Cへの収納の支障となることがな
く、円滑に可動ポール本体22Dを収納することがで
き、柵用ポール22としての機能を充分に発揮させるこ
とができる。
【0019】さらに、本考案の自転車用空気ポンプ装置
10の第3の実施例を図6を参照して述べる。この実施
例では、地中に埋設される支持体22Cと可動ポール本
体22Dとは横断面が長方形の角筒状に形成され、支持
体22Cの内周面に下部ストッパ44が設けられ、ポー
ル係入開口部40に上部ストッパ46が設けられてい
る。可動ポール本体22Dの下縁には、図6に示すよう
に、下部ストッパ44と上部ストッパ46に係合する係
止片42が設けられる。
【0020】この第3の実施例においては、可動ポール
本体22Dの頂部の4隅に突起部48が設けられている
(図6参照)。ハンドル18は、図6及び図7に示すよ
うに、把手部18Bと、この把手部18Bの両側に位置
する略半円弧状の2つの側板18Cと、この2つの側板
18Cを連結する連結板18Dとから成っている。ハン
ドル18は、非使用時には、図6に示すように、この連
結板18Dを突起部48に係合させ、側板18Cの下縁
を可動ポール本体22Cの頂面に係合させることによ
り、可動ポール本体22Dに支持されている。一方、ハ
ンドル18は、図8及び図9に示すように、図6の状態
から90度回転させることにより、隣合う突起部48の
間に形成されたハンドル昇降凹部52に連結板18Dが
係入するように昇降して、自転車のタイヤに空気を充填
する。
【0021】また、この実施例においては、特に、図1
0に示すように、可動ポール本体22Dが支持体22C
収納された状態で、ハンドル18の上端部が地表面から
突出しないように配置されている。具体的には、ハンド
ル18は、上部ストッパ44よりも小さく形成され、
動ポール本体22Dを支持体22C内に格納した場合、
ハンドル18の上端がほぼ地表面に位置するように、可
動ポール本体22Dの下降位置を下部ストッパ44によ
り調整する。すなわち、可動ポール本体22Cを地中に
埋没させた場合に、ハンドル18が地上に突出すること
がないため(図10参照)、通行人などがハンドル18
に足を引っ掛けることがなく、安全性が高まる。なお、
可動ポール本体22Dには支持棒貫通孔50が設けられ
(図6参照)、可動ポール本体22Dの係止片42が上
部ストッパ46に係合するまで可動ポール本体22Dを
上昇させて支持棒貫通孔50を地表に露出させた後、
の支持棒貫通孔50に図示しない支持棒を貫通させ、
の支持棒がポール係入開口部40や地面に係合すること
により、可動ポール本体22Dが地上から突出した状態
で固定される。このため、支持棒貫通孔50は、図3に
示すように、可動ポール本体22Dの係止片42からあ
る程度間隔を開けて形成される。
【0022】この第3の実施例の使用状態を説明する
と、空気を充填する場合には、ハンドル18の把手部1
8Bを握って、可動ポール本体22Dを持ち上げ、図示
しない支持棒を可動ポール本体22Dの支持棒貫通孔5
0に貫通させて、地上に可動ポール本体22Dが突出し
た状態を保持する。続いて、図8及び図9に示すよう
に、ハンドル18を約90度回転させて、ハンドル昇降
凹部52にハンドル18の連結板18Dを係入させるよ
うに、ハンドル18を昇降させる。この場合、ハンドル
18は、突起部48の高さの分だけ、昇降ストロークが
確保されるため、十分に空気を充填することができる。
作業終了後は、再びハンドル18を約90度回転させ、
ハンドル18の連結板18Dを突起部48に係合させる
(図6参照)。その後、支持棒(図示せず)を支持棒貫
通孔50から抜いて可動ポール本体22Dを地中に埋没
させる。この場合、図10に示すように、ハンドル18
が地表に突出することがないため、通行人等が足を引っ
掛けて転倒等することがないため、屋外に設置しても安
全性に支障がない。なお、可動ポール本体22Dを地上
に突出させた状態に保ち、自転車等の通行を制限する柵
として機能させることもできる。
【0023】
【考案の効果】本考案によれば、上記のように、圧縮空
気を送給する空気ポンプ本体を柵用ポール内に配置して
いるので外出先で簡易に空気を充填することができ、実
用性・便利性に優れ、特に、雨水等の外部的影響が柵用
ポール等により遮断され、空気ポンプ本体にはかからな
いため、屋外に設置しても防水性、耐久性に問題がな
く、また、転倒する等して通行人に思わぬ危害を加える
ことがないため、安全性も高まる実益がある。この場
合、特に、上記のように、ハンドルを柵用ポールの上端
を覆うキャップ状としているため、柵用ポール内への雨
水等の侵入を充分に阻止する防水性を向上することがで
きるので、空気用ポンプ本体の耐水性、耐久性が一層向
上する実益がある。また、入れ子式の柵用ポールに適用
することもでき、この場合、上記のように、特に、送給
用ホースを、可動ポール本体の少なくとも一部に設けら
れ外部に開口する凹部内に収納し、この可動ポール本体
の凹部以 外の部分の外周面より外側に突出しないように
して外部に導出しているため、通常の自転車空気用ポン
プ装置の送給用ホースと異なり、この送給用ホースが、
可動ポール本体の支持体への収納の支障となることがな
く、円滑に可動ポール本体を収納することができるの
で、柵用ポールとしての機能を充分に発揮させることが
できる実益がある。更に、この際、ハンドルを、可動ポ
ール本体が支持体内に収納された状態でハンドルの上端
部が地表面から突出しないように配置すると、通行人等
が足を引っ掛けて転倒等することがないため、屋外に設
置しても充分な安全性を確保することができる実益があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の自転車用空気ポンプ装置の斜視図であ
る。
【図2】本考案に用いられるハンドルの拡大図である。
【図3】本考案の自転車用空気ポンプ装置の第2の実施
例の斜視図である。
【図4】本考案の第2の実施例に用いられるポール突出
保持手段の拡大斜視図である。
【図5】本考案の第2の実施例に用いられる柵用ポール
の支持体の上部の拡大図である。
【図6】本考案の自転車用空気ポンプ装置の第3の実施
例の斜視図である。
【図7】本考案の第3の実施例に用いられるハンドルの
拡大図斜視図である。
【図8】本考案の第3の実施例に用いられるハンドルが
最大限に押し下げられた状態を示す斜視図である。
【図9】本考案の第3の実施例に用いられるハンドルが
最大限に押し下げられた状態を示す側面図である。
【図10】本考案の第3の実施例に用いられる柵用ポー
ルの可動ポール本体が地中に埋没した状態を示す斜視図
である。
【符号の説明】
10 自転車用空気ポンプ装置 12 シリンダ 14 ピストン 16 ばね 18 ハンドル 20 逆流防止バルブ 22 柵用ポール

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮空気の吐出口を有するシリンダと前
    記シリンダ内に摺動自在に設けられたピストンと前記ピ
    ストンに連結され前記シリンダの上部にばねを介して昇
    降可能に取付けられたハンドルと前記圧縮空気の逆流を
    防止する逆流防止バルブと前記シリンダの吐出口に接続
    され外部に導出される送給用ホースとから成る空気ポン
    プ本体を備えた自転車用空気ポンプ装置において、前記
    空気ポンプ本体のうちの前記シリンダ、前記ピストン、
    前記逆流防止バルブ及び前記送給用ホースの一部は駐輪
    場等の地中に下部を固定して設置される柵用ポールの中
    空部内に配置され、前記送給用ホースの他部は前記柵用
    ポールの一部を貫通して外部に導出されていることを
    徴とする自転車用空気ポンプ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自転車用空気ポンプ装
    置であって、前記ハンドルは前記柵用ポールの上端を覆
    うキャップ状の形状を有していることを特徴とする自転
    車用空気ポンプ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の自転車用空気ポンプに
    おいて、前記柵用ポールは、地中に埋設された筒状の支
    持体と、前記支持体内に入れ子式に収納された可動ポー
    ル本体とから成り、前記柵用ポールは前記可動ポール本
    体を前記支持体から突出する位置に保持するポール突出
    保持手段を有し、前記空気ポンプ本体は、前記可動ポー
    ル本体の中空部内に配置され、前記送給用ホースのうち
    外部に導出された部分は、前記可動ポール本体の少なく
    とも一部に設けられ外部に開口する凹部内に収納され、
    前記可動ポール本体の凹部以外の部分の外周面より外側
    に突出しないようにして外部に導出されていることを特
    徴とする自転車用空気ポンプ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の自転車空気用ポンプ本
    体において、前記ハンドルは、前記可動ポール本体が前
    記支持体内に収納された状態で前記ハンドルの上端部が
    地表面から突出しないように配置されていることを特徴
    とする自転車用空気ポンプ装置。
JP1991062994U 1991-07-16 1991-07-16 自転車用空気ポンプ装置 Expired - Fee Related JP2511139Y2 (ja)

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