JP2510940Y2 - 切粉処理装置 - Google Patents

切粉処理装置

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JP2510940Y2
JP2510940Y2 JP1897291U JP1897291U JP2510940Y2 JP 2510940 Y2 JP2510940 Y2 JP 2510940Y2 JP 1897291 U JP1897291 U JP 1897291U JP 1897291 U JP1897291 U JP 1897291U JP 2510940 Y2 JP2510940 Y2 JP 2510940Y2
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一弘 石榑
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Trinity Industrial Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、工作機械用の切粉処理
装置に関する。詳しくは、マシニングセンタ等から排出
された切粉を処理する切粉処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の切粉処理装置の概略構成
を示す図である。従来の切粉処理装置は、工作機械1よ
り排出されたアルミニウム等の切粉やクーラント液等を
受けるトラフ11と,このトラフ11の上流側に配設さ
れたフラッシング用の液吐出部21と、この液吐出部2
1および工作機械1側にタンク32内のクーラント液Q
を所定の管路(33a,33b,33c)を介して供給
するポンプ31と,トラフ11の下流側に接続され当該
トラフ11によって搬送されてきたクーラント液Qと切
粉とを分離する分離部39とを含み構成されている。
【0003】具体的には、トラフ11は、断面U字形状
とされ,かつその底部12は切粉がクーラント液ととも
に下流側(したがって分離部39)に流れやすいように
所定のスロープ(例えば1/50〜1/100)を有し
ている。また、工作機械1は、所要台数(例えば2台)
設けられている(ただし、図7では1台のみ図示す
る。)。また、ポンプ31は、工作機械1の台数に応じ
た個数だけ設けられており,圧力検出器35により検出
されたポンプ圧力等に基づきインバータ,台数制御運転
される構成とされている。
【0004】しかして、工作機械1の運転時には、当該
工作機械1側の切替弁34が開とされるとともにポンプ
31が駆動されてタンク32内から所定流量(例えば工
作機械1台当たり毎分1200リットル)のクーラント
液Qが吸い上げられ,管路(33a,33b)および管
路(33a,33c)を経て工作機械1側および液吐出
部21側へ所定流量(毎分1000リットル,毎分20
0リットル)のクーラント液Q1,Q2が供給される。
【0005】ここで、工作機械1の切削部へ供給された
クーラント液は、切粉(例えばアルミニウム系の切粉)
とともにトラフ11へ流下される。そして、流下された
切粉等は、上流側の液吐出部21から吐出されたクーラ
ント液(毎分200リットル)によって助勢されつつト
ラフ11内を下流に向けて搬送されて分離部39に入
り,当該分離部に39においてクーラント液と切粉とが
分離される。この分離部39に溜まった切粉は廃棄処理
等される。また、クーラント液はタンク32に戻され
る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、工作機械1
の停止時には、切替弁34が閉とされ工作機械1にはク
ーラント液が供給されなくなるので,トラフ11内を切
粉とともに流下するクーラント液の流量が大幅に減少す
ることになる。そのため、工作機械1から排出される切
粉が鉄系のものである場合には,比重が大であるために
トラフ11内を流下されにくく堆積してしまうことがあ
る。かかる事態が生じると、切粉を円滑に処理すること
ができず工作機械1の運転にも支障をきたすことがあ
る。
【0007】そこで、従来は、鉄系の切粉は、トラフ
(11)を用いることなく掻板コンベヤ(図示省略)等
を介して分離部(39)等に搬送しているが,切粉がコ
ンベヤに噛み込まれてしまい円滑な処理が行えないこと
が多々生じる。また、故障が発生した場合に復旧作業が
しにくく作業能率が悪い欠点も有する。
【0008】そこで、鉄系の切粉を、掻板コンベヤ等を
用いることなく,上記したトラフ11を有する切粉処理
装置を以下の如く改良して所定処理する方策が考えられ
る。すなわち、液吐出部21側に、工作機械1側の切替
弁34と同様な切替弁(図示省略)を設け,両切替弁を
交互に切替動作させることにより,工作機械1停止時
(切替弁34閉)には多量(例えば毎分1000リット
ル)のクーラント液が液吐出部21から所定時間(フラ
ッシング時間)だけ吐出されるようにして,トラフ11
内に切粉が堆積しないようにすることが考えられる。
【0009】しかし、かかる方策では、工作機械1の停
止中にもポンプ31には過大な負荷が掛かることにな
り,当該ポンプ31のエネルギ消費を節約することがで
きないという不都合が生じる。また、工作機械1の運転
中にフラッシング等することができないので、切粉がト
ラフ11内に多量に堆積されてしまい停止後に行われる
フラッシングでも除去できなくなってしまうおそれがあ
る。
【0010】本考案の目的は、上記事情に鑑み,ポンプ
のエネルギ消費の節約を図りつつフラッシングを効果的
に行うことにより,工作機械から排出された切粉が鉄系
のものであってもトラフ内を円滑に搬送させて所定処理
することができる切粉処理装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案は、工作機械から
排出された切粉およびクーラント液等を受けるトラフ
と、前記トラフの上流側に配設されたフラッシング用の
液吐出部と、前記液吐出部および工作機械側にクーラン
ト液を所定の管路を介して供給するポンプとを備え、前
記工作機械側の管路に切替弁を設けるとともに,前記液
吐出部の管路に切替用のバタフライ弁を設け、前記バタ
フライ弁の本体に回転支持された弁体に貫通穴を設け、
前記弁体の一面に、当該一面側がクーラント液の搬送方
向上流側を向いた場合には前記貫通穴を遮蔽しかつ搬送
方向下流側を向いた場合にはクーラント液が当該貫通穴
を絞られつつ通過するのを許容するシール材を設けたこ
とを特徴とする。
【0012】
【作用】本考案では、工作機械の運転時には、工作機械
側の切替弁を開放する。また,液吐出部側のバタフライ
弁の弁体を、当該弁本体内のクーラント液搬送経路を閉
鎖し,かつその一面がクーラント液搬送方向下流側を向
くように位置決めする。これにより、工作機械側には切
替弁等を介して所定流量のクーラント液が供給されると
ともに,液吐出部からは弁体の貫通穴を絞られつつ通過
したクーラント液が勢いよく吐出される。したがって、
工作機械側からトラフ内に排出される切粉が鉄系のもの
であっても液吐出部から吐出されたクーラント液によっ
て助勢されつつトラフ内を円滑に流下して所定箇所(例
えば分離部)へ排出される。
【0013】また、工作機械の停止時には、切替弁を閉
鎖して工作機械側へのクーラント液の供給を停止すると
ともに,バタフライ弁の弁体を開放位置に位置決めす
る。これにより、液吐出部からは開放された弁体を介し
て所定流量(運転時よりも流量は大)のクーラント液が
吐出される。この際、工作機械運転時に液吐出部から勢
いよく吐出されたクーラント液等によって切粉がトラフ
11内に堆積することは少ないので,運転停止時は液吐
出部から大量のクーラント液を流さなくてもトラフ11
上に排出された鉄系の切粉を円滑に流すことができポン
プに過大な負担を掛けない。
【0014】したがって、ポンプのエネルギ消費の節約
を図りつつフラッシングを効果的に行うことにより,工
作機械から排出された切粉が鉄系のものであってもトラ
フ内を円滑に搬送させて所定処理することができる。
【0015】
【実施例】本考案の一実施例を図面に基づき説明する。
本実施例にかかる切粉処理装置は、図1および図6に示
す如く,トラフ11,液吐出部21,ポンプ31,タン
ク32,分離部39,切替用のバタフライ弁41を含み
構成されている。
【0016】なお、図7に示した構成要素と同一のもの
については同一の符号を付し、その説明を省略もしくは
簡略化する。
【0017】ここで、バタフライ弁41は、液吐出部2
1から吐出されるクーラント液の流量を調整可能に形成
されている。具体的には、バタフライ弁41は、図1お
よび図2に示す如く,本体42,弁体43およびシール
材45を含み構成されている。本体42には、管路33
cに接続されたクーラント液搬送経路42aが形成され
ている。また、弁体43は、全体円板形状とされ,本体
42のクーラント液搬送経路42a中に弁棒46を介し
て回動自在に設けられている。また、弁体43の一面4
3aには、シール材45が貫通穴44に対応して設けら
れている。具体的には、シール材45は、図5に示す如
く,弁体43の一面43aがクーラント液Q2搬送方向
上流側を向いた場合には貫通穴44を遮蔽し,かつ図3
に示す如く搬送方向下流側を向いた場合にはクーラント
液Q2が当該貫通穴44を絞られつつ通過するのを許容
するように設けられている。
【0018】次に、作用について説明する。工作機械1
の運転時には、切替弁34を開放する。また,バタフラ
イ弁41の弁体43を、図3に示す如く,当該弁本体4
2内のクーラント液搬送経路42aを閉鎖し,かつその
一面43aがクーラント液Q2搬送方向下流側を向くよ
うに位置決めする。これにより、工作機械1側には切替
弁34等を介して所定流量(工作機械1台当たり100
0リットル/分)のクーラント液が供給されるととも
に,液吐出部21からは弁体43の貫通穴44を絞られ
つつ通過したクーラント液Q2(流量200リットル/
分)が勢いよく吐出される。したがって、工作機械1側
からトラフ11内に排出される切粉が鉄系のものであっ
ても液吐出部21から吐出されたクーラント液Q2によ
って助勢されつつトラフ11内を円滑に流下し分離部3
9へ排出される。
【0019】また、工作機械1の停止時には、切替弁3
4を閉鎖して工作機械1側へのクーラント液の供給を停
止するとともに,図4に示す如く,バタフライ弁41の
弁体43を当該弁本体42内のクーラント液搬送経路4
2aを開放する位置に位置決めする。これにより、液吐
出部21からは開放された弁体43を介して所定流量
(400リットル/分)のクーラント液Q2が吐出され
る。この際、工作機械1運転時に液吐出部21から勢い
よく吐出されたクーラント液等によって鉄系の切粉がト
ラフ11内に堆積することは少ないので,運転停止時は
液吐出部21から大量のクーラント液を流さなくてもト
ラフ11上に排出された当該切粉を円滑に流すことがで
きポンプ31に過大な負担を掛けない。
【0020】したがって、ポンプ31のエネルギ消費の
節約を図りつつフラッシングを効果的に行うことによ
り,工作機械1から排出された鉄系の切粉をトラフ11
内を円滑に搬送させて所定処理することができる。
【0021】
【考案の効果】本発明によれば、工作機械から排出され
た切粉およびクーラント液等を受けるトラフと、トラフ
の上流側に配設されたフラッシング用の液吐出部と、液
吐出部および工作機械側にクーラント液を所定の管路を
介して供給するポンプとを備え、工作機械側の管路に切
替弁を設けるとともに,液吐出部の管路に切替用のバタ
フライ弁を設け、バタフライ弁の本体に回転支持された
弁体に貫通穴を設け、弁体の一面に、当該一面側がクー
ラント液の搬送方向上流側を向いた場合には貫通穴を遮
蔽しかつ搬送方向下流側を向いた場合にはクーラント液
が絞られつつ当該貫通穴を通過するのを許容するシール
材を設けた構成としたので、ポンプのエネルギ消費の節
約を図りつつフラッシングを効果的に行うことにより,
工作機械から排出された切粉が鉄系のものであってもト
ラフ内を円滑に搬送させて所定処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の要部を示す図である。
【図2】同じく切替用のバタフライ弁を示す図である。
【図3】バタフライ弁の切替動作を説明するための図で
ある。
【図4】バタフライ弁の切替動作を説明するための図で
ある。
【図5】バタフライ弁の切替動作を説明するための図で
ある。
【図6】同じく全体構成を示す図である。
【図7】従来の切粉処理装置の概略構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
11 トラフ 21 液吐出部 31 ポンプ 41 バタフライ弁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械から排出された切粉およびクー
    ラント液等を受けるトラフと、前記トラフの上流側に配
    設されたフラッシング用の液吐出部と、前記液吐出部お
    よび工作機械側にクーラント液を所定の管路を介して供
    給するポンプとを備え、前記工作機械側の管路に切替弁
    を設けるとともに,前記液吐出部の管路に切替用のバタ
    フライ弁を設け、前記バタフライ弁の本体に回転支持さ
    れた弁体に貫通穴を設け、前記弁体の一面に、当該一面
    側がクーラント液の搬送方向上流側を向いた場合には前
    記貫通穴を遮蔽しかつ搬送方向下流側を向いた場合には
    クーラント液が当該貫通穴を絞られつつ通過するのを許
    容するシール材を設けたことを特徴とする切粉処理装
    置。
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