JP2510893B2 - ナフチルスルホニルアルキルカルボン酸誘導体 - Google Patents

ナフチルスルホニルアルキルカルボン酸誘導体

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JP2510893B2
JP2510893B2 JP41923190A JP41923190A JP2510893B2 JP 2510893 B2 JP2510893 B2 JP 2510893B2 JP 41923190 A JP41923190 A JP 41923190A JP 41923190 A JP41923190 A JP 41923190A JP 2510893 B2 JP2510893 B2 JP 2510893B2
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泰志 中野
敦 椿
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医薬品として有用なナフ
チルスルホニルアルキルカルボン酸誘導体に関するもの
である。
【0002】さらに詳しく述べれば、本発明は、コレシ
ストキニン(cholecystokinin、以下C
CKという)受容体拮抗作用を示し、過敏性大腸炎、胆
道ジスキネジー、急性膵炎などの疾患の予防および治療
剤として有用な、一般式
【0003】
【化8】 (式中のRは水素原子、カルボキシ基、炭素数2〜7
のアルコキシカルボニル基、炭素数1〜6のアルキル基
でモノまたはジ置換されたカルバモイル基、5〜7員環
のシクロアルキル基でモノ置換されたカルバモイル基、
炭素数1〜6のアルキル基または炭素数1〜6のアルコ
キシ基であり、Rは炭素数1〜10のアルキル基であ
り、Rは水素原子、炭素数1〜4のアルキル基または
ベンジル基であり、Yは炭素数1〜4のアルキレンであ
り、nは1または2である)で表されるナフチルスルホ
ニルアルキルカルボン酸誘導体およびこれらの薬理学的
に許容される塩に関するものである。
【0004】
【従来の技術】CCKはガストリン(gastri
n)、セクレチン(secretin)と並ぶ代表的な
消化管ホルモンで、特に膵外分泌刺激、胆嚢収縮等に関
与するホルモンであることが知られている。
【0005】近年、CCKに関する研究が進められ、各
種疾患におけるCCKの関与について解明されてきた。
【0006】その結果、特異的、競合的かつ可逆的なC
CK受容体拮抗剤が過敏性大腸炎、胆道ジスキネジー、
急性膵炎などの疾患の予防および治療剤として期待され
るようになり、注目を集めている。
【0007】消化性潰瘍治療剤として用いられている、
【化9】 で表されるプログルミド(Proglumide)がC
CK受容体拮抗作用を示すことが報告されて以来、プロ
グルミド誘導体に関する研究が進められ、これまでにい
くつかのCCK受容体拮抗作用を有する化合物が製造さ
れ、報告されている(特開昭61−44855、同62
−181246、同63−27468、同63−165
352、同63−201156、EP−A1−0308
885、EP−A2−0272228、WO 87/0
3869、同88/05774、同89/0243
1)。
【0008】これらの化合物はすべてグルタミン酸ある
いはアスパラギン酸などのアミノ酸の誘導体であり、本
発明の化合物はこれらの化合物とは全く構造を異にする
ものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はCCK
受容体拮抗作用を有し、過敏性大腸炎、胆道ジスキネジ
ー、急性膵炎などの疾患の予防および治療剤として有用
なナフチルスルホニルアルキルカルボン酸誘導体を提供
することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、CCK受
容体拮抗作用を有する新しい化合物を見出すべく鋭意研
究した結果、ある種のナフチルスルホニルアルキルカル
ボン酸誘導体が強力なCCK受容体拮抗作用を有し、過
敏性大腸炎、胆道ジスキネジー、急性膵炎などの疾患の
予防および治療剤として有用であることを見出し本発明
を成すに至った。
【0011】本発明の前記一般式(I)で表されるナフ
チルスルホニルアルキルカルボン酸誘導体は、CCK受
容体へのCCK−8の結合に対して競合的に拮抗し、し
かもCCK−8による胆嚢収縮作用、アミラーゼ分泌作
用に対する抑制効果を有しており、過敏性大腸炎、胆道
ジスキネジー、急性膵炎などの疾患の予防および治療剤
として有用である。
【0012】本発明の一般式(I)で表されるナフチル
スルホニルアルキルカルボン酸誘導体は新規な化合物で
あり、以下のようにして製造することができる。
【0013】すなわち、一般式
【化10】 (式中のRは炭素数1〜4のアルキル基またはべンジ
ル基であり、R、R、Yおよびnは前記と同じ意味
をもつ)で表されるナフチルチオアルキルカルボン酸誘
導体を適当な酸化剤を用いて酸化し、必要に応じて加水
分解または加水素分解することにより製造することがで
きる。
【0014】本発明の一般式(I)の化合物の製造方法
において出発原料として用いられる前記一般式(II)
の化合物は新規化合物であり、以下のようにして製造す
ることができる。
【0015】すなわち、式
【化11】 で表される2−ナフタレンチオールと、一般式
【化12】 (式中のAおよびBはそれぞれシアノ基または炭素数2
〜5のアルコキシカルボニル基であるかあるいはAが炭
素数2〜5のアルコキシカルボニル基でBがカルボキシ
基またはそのアルカリ金属塩であり、nは前記と同じ意
味をもつ)で表される化合物とをルイス塩基またはルイ
ス酸触媒の存在下に反応して、一般式
【0016】
【化13】 (式中のA、Bおよびnは前記と同じ意味をもつ)で表
される化合物を製し、必要に応じこれを適当な方法によ
り加水分解、モノエステル化を行って、一般式
【0017】
【化14】 (式中のRおよびnは前記と同じ意味をもつ)で表さ
れる化合物を得る。
【0018】次いでこの化合物あるいはその反応性官能
的誘導体と、一般式
【化15】 (式中のR、RおよびYは前記と同じ意味をもつ)
で表されるアミン類とを反応させることにより一般式
(II)の化合物を製造することができる。
【0019】本発明の一般式(I)の化合物でRがカ
ルボキシ基または炭素数1〜6のアルキル基でモノまた
はジ置換されたカルバモイル基、5〜7員環のシクロア
ルキル基でモノ置換されたカルバモイル基、である化合
物は一般式(I)の化合物でRがtert−ブトキシ
カルボニル基であり、Rがtert−ブチル以外の低
級アルキル基である化合物をトリフルオロ酢酸でter
t−ブチル基のみを選択的に脱離し必要に応じこれを常
法によりアミド化し、さらに必要に応じ加水分解するこ
とによっても製造することができる。
【0020】また、本発明の一般式(I)の化合物でR
がアルコキシカルボニル基でRが水素原子である化
合物はRがベンジル基である化合物を接触還元で選択
的にベンジル基を脱離させることにより製造することが
できる。さらに、Rが炭素数3以上のアルコキシカル
ボニル基でRが水素原子である化合物はRがメチル
基である化合物をリチウムチオメトキシドで選択的にメ
チル基を脱離させることにより製造することができる。
【0021】本発明の一般式(I)の化合物の製造方法
を好適に実施するには、一般式(II)の化合物を不活
性有機溶媒、例えば、塩化メチレンに溶解し、冷却下、
2倍モルないしやや過剰量、好ましくは2.5倍モルの
酸化剤、例えばm−クロロ過安息香酸を加え、冷却下な
いし室温下に2〜3時間撹拌し、反応終了後常法に従い
処理精製して一般式(I)の化合物でRが低級アルキ
ル基またはベンジル基である化合物を得る。次いで、こ
れを常法に従い加水分解または加水素分解することによ
り一般式(I)の化合物でRが水素原子である化合物
を得る。
【0022】本発明の一般式(I)で表されるナフチル
スルホニルアルキルカルボン酸誘導体は不斉炭素を有し
ており、2種の光学活性体が存在するが、本発明におい
てはR体、S体またはその混合物のいずれをも用いるこ
とができる。
【0023】また、本発明の一般式(I)の化合物でR
が水素原子であるカルボン酸類は常法に従い、薬理学
的に許容される塩とすることができる。このようなもの
として、例えば、ナトリウム塩、カルシウム塩などのよ
うな無機塩、モルホリン塩、ピペリジン塩あるいはアミ
ノ酸との塩などのような有機塩をあげることができる。
これらの薬理学的に許容される塩も遊離カルボン酸と同
様にCCK受容体拮抗作用を有し、過敏性大腸炎、胆道
ジスキネジー、急性膵炎などの疾患の予防および治療剤
として有用である。
【0024】本発明の一般式(I)で表されるナフチル
スルホニルアルキルカルボン酸誘導体の中で好ましい化
合物として、4−〔N−(3−メトキシプロピル)−N
−ペンチルカルバモイル〕−5−(2−ナフチルスルホ
ニル)ペンタン酸、これらの光学活性体およびこれらの
薬理学的に許容される塩をあげることができるが、最も
好適な化合物は(R)−4−〔N−(3−メトキシプロ
ピル)−N−ペンチルカルバモイル〕−5−(2−ナフ
チルスルホニル)ペンタン酸およびそのL−アルギニン
塩である。
【0025】本発明の一般式(I)で表されるナフチル
スルホニルアルキルカルボン酸誘導体を実際の治療剤と
して用いる場合、適当な医薬品組成物、例えば錠剤、散
剤、顆粒剤、カプセル剤、注射剤などとして経口的ある
いは非経口的に投与される。これらの医薬品組成物は通
常行われる製剤学的手法により調製される。
【0026】投与量は対象となる患者の性別、年齢、体
重、疾患の種類、症状の度合などによって適宜決定され
るが、経口投与の場合概ね成人1日当たり1〜1000
mg、非経口投与の場合概ね1日当たり0.1〜100
mgの範囲内で投与される。
【0027】
【実施例】本発明の内容を以下の参考例および実施例で
さらに詳細に説明する。なお、各参考例および実施例中
の化合物の融点はすべて未補正である。
【0028】 参考例 1 2−(2−メトキシカルボニルエチル)−3−(2−ナ
フチルチオ)プロピオン酸
【0029】2−ナフタレンチオール10.0gと2−
メチレングルタロニトリル6.8mlをエタノール15
0mlに溶かし、トリトンB(40%メタノール溶液)
10滴を加えたのち2時間加熱還流させた。反応液を減
圧下に濃縮後、クロロホルムで抽出し水洗したのち無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去後、
残留物を酢酸エチル−ヘキサンより再結晶し、融点52
〜55℃の2−(2−ナフチルチオメチル)グルタロニ
トリル15.6gを得た。
【0030】 δ:1.95〜2.3(2H,m),2.4〜2.7
(2H,m),2.8〜2.95(1H,m),3.1
3(1H,dd,J=7.1,13.7Hz),3.3
0(1H,dd,J=6.6,13.7Hz),7.4
〜7.6(3H,m),7.75〜8.0(4H,m)
【0031】2−(2−ナフチルチオメチル)グルタロ
ニトリル15.5gを酢酸70mlに溶かし、濃塩酸7
0mlを加え17時間加熱還流させた。反応液を減圧下
に濃縮し、ジエチルエーテルを加え不溶物をろ去後、水
洗したのち炭酸水素ナトリウム水溶液を加え振り混ぜ
た。水層を塩酸で酸性としたのち、ジエチルエーテルで
抽出し、水洗後無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧
下に溶媒を留去後、残留物をジエチルエーテル−ヘキサ
ンより再結晶し、融点140〜142℃の2−(2−ナ
フチルチオメチル)グルタル酸15.9gを得た。
【0032】 δ:1.7〜2.0(2H,m),2.15〜2.4
(2H,m),2.5〜2.65(1H,m),3.1
〜3.4(2H,m),7.35〜7.6(3H,
m),7.75〜8.0(4H,m),12.32(2
H,s)
【0033】2−(2−ナフチルチオメチル)グルタル
酸28.8gをメタノール300mlに溶かし、p−ト
ルエンスルホン酸0.9gを加え40℃で撹拌下に2.
5時間反応させた。反応液を減圧下に濃縮後、残留物に
水を加え酢酸エチルで抽出し水洗後無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去後、残留物をイソプ
ロピルエーテルより再結晶し、融点70〜71℃の2−
(2−メトキシカルボニルエチル)−3−(2−ナフチ
ルチオ)プロピオン酸27.4gを得た。
【0034】 δ:1.95〜2.2(2H,m),2.3〜2.5
(2H,m),2.65〜2.8(1H,m),3.1
0(1H,dd,J=6.6,13.2Hz),3.3
3(1H,dd,J=7.7,13.2Hz),3.6
2(3H,s),7.4〜7.55(3H,m),7.
7〜7.9(4H,m)
【0035】 参考例 2 (+)−2−(2−メトキシカルボニルエチル)−3−
(2−ナフチルチオ)プロピオン酸および(−)−2−
(2−メトキシカルボニルエチル)−3−(2−ナフチ
ルチオ)プロピオン酸
【0036】(±)−2−(2−メトキシカルボニルエ
チル)−3−(2−ナフチルチオ)プロピオン酸10.
00gをエタノール20mlとメタノール5mlの混液
に加熱して溶かし、(+)−1−フェニルエチルアミン
3.80gを加え室温で放置後、析出結晶をろ取した。
得られた結晶をさらにエタノール9mlとメタノール3
mlの混液に加熱して溶かしたのち室温で放置後析出し
た結晶をろ取し、(+)−2−(2−メトキシカルボニ
ルエチル)−3−(2−ナフチルチオ)プロピオン酸と
(+)−1−フェニルエチルアミンとの塩2.88gを
得た。この塩0.72gに2規定塩酸10mlを加え酢
酸エチルで抽出し、水洗後無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。減圧下に溶媒を留去後、残留物をイソプロピルエ
ーテルより再結晶し、融点72〜74℃の(+)−2−
(2−メトキシカルボニルエチル)−3−(2−ナフチ
ルチオ)プロピオン酸0.37gを得た。
【0037】
【0038】一方、(+)−1−フェニルエチルアミン
との塩の最初のろ液を濃縮後残留物をエタノールより3
回再結晶をくり返すことにより、(−)−2−(2−メ
トキシカルボニルエチル)−3−(2−ナフチルチオ)
プロピオン酸と(+)−1−フェニルエチルアミンとの
塩1.04gを得た。この塩0.90gに2規定塩酸1
5mlを加え酢酸エチルで抽出し、水洗後無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去後、残留物を
イソプロピルエーテルより再結晶し、(−)−2−(2
−メトキシカルボニルエチル)−3−(2−ナフチルチ
オ)プロピオン酸0.46gを得た。
【0039】比旋光度:〔α〕−45.6゜(C=
1.07,MeOH) 融点、IRおよびNMRは(+)体と一致した。
【0040】 参考例 3 2−(2−ベンジルオキシカルボニルエチル)−3−
(2−ナフチルチオ)プロピオン酸
【0041】2−(2−ナフチルチオメチル)グルタル
酸14.0gをアセトニトリル180mlに溶かし、ベ
ンジルアルコール57mlおよびp−トルエンスルホン
酸0.52gを加え23時間加熱還流させた。反応液を
減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲルフラッシュカラム
クロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノ
ール=70/1)で精製後、酢酸エチル−へキサンより
再結晶し、融点94〜95℃の2−(2−ベンジルオキ
シカルボニルエチル)−3−(2−ナフチルチオ)プロ
ピオン酸11.0gを得た。
【0042】 δ:1.9〜2.2(2H,m),2.3〜2.55
(2H,m),2.65〜2.8(1H,m),3.0
9(1H,dd,J=6.6,13.2Hz),3.2
6(1H,dd,J=7.7,13.2Hz),5.0
9(2H,s),7.2〜7.5(8H,m),7.6
5〜7.85(4H,m)
【0043】 参考例 4 2−メトキシカルボニルメチル−3−(2−ナフチルチ
オ)プロピオン酸
【0044】2−ナフタレンチオール0.38gと3−
メトキシカルボニル−2−メチレンプロピオン酸ナトリ
ウム0.39gをメタノール20mlに溶かし、トリト
ンB(40%メタノール溶液)10滴を加えたのち12
時間加熱還流させた。反応液を減圧下に濃縮後、希塩酸
で酸性とし酢酸エチルで抽出したのち水で洗い、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去し、残
留物をシリカゲル中圧液体カラムクロマトグラフィー
(溶出溶媒:クロロホルム/メタノール=20/1)で
精製後、イソプロピルエーテルより再結晶し融点97〜
99℃の2−メトキシカルボニルメチル−3−(2−ナ
フチルチオ)プロピオン酸0.38gを得た。
【0045】 δ:2.7〜2.9(2H,m),3.0〜3.25
(2H,m),3.47(1H,dd,J=5.0,1
3.2Hz),3.64(3H,s),7.4〜7.5
5(3H,m),7.7〜7.9(4H,m)
【0046】 参考例 5 4−(N,N−ジペンチルカルバモイル)−5−(2−
ナフチルチオ)ペンタン酸メチル
【0047】2−(2−メトキシカルボニルエチル)−
3−(2−ナフチルチオ)プロピオン酸4.0gを乾燥
塩化メチレン80mlに溶かし、塩化チオニル4.0m
lを加え2時間加熱還流させた。反応液を減圧下に濃縮
乾固し、油状の残留物を得た。この残留物の乾燥塩化メ
チレン20ml溶液を、ジペンチルアミン3.5mlお
よびトリエチルアミン5.4mlの乾燥塩化メチレン8
0ml溶液に、氷冷撹拌下に滴下したのち、室温で16
時間反応させた。反応液を希塩酸、水、炭酸水素ナトリ
ウム水溶液および水で順次洗ったのち無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去後、残留物をシリ
カゲル中圧液体カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:
塩化メチレン)で精製し、油状の4−(N,N−ジペン
チルカルバモイル)−5−(2−ナフチルチオ)ペンタ
ン酸メチル5.1gを得た。
【0048】 IR(neat):ν(C=O)1735,1640c
−1 NMR(CDCl) δ:0.66(3H,t,J=7.1Hz),0.8〜
1.05(7H,m),1.15〜1.6(8H,
m),2.0〜2.5(4H,m),2.85〜3.4
(7H,m),3.63(3H,s),7.4〜7.5
5(3H,m),7.7〜7.85(4H,m)
【0049】 参考例 6 参考例5と同様にして表1〜3の化合物(油状)を製造
した。ただし、比旋光度が無記載の化合物はラセミ体で
ある。
【0050】
【化16】
【0051】
【表1】
【0052】
【表2】
【0053】
【表3】
【0054】 参考例 7 膵臓CCKレセプター結合試験
【0055】チャン(Chang)等の方法〔モレキュ
ラ・ファーマコロジー(Molecular Phar
macology)30巻、212ページ、1986
年〕に準じて膵臓組織膜標本を作製した。ウィスター
(Wistar)系雄性ラットより膵臓を摘出し、脂肪
組織を取り除き、湿重量の50倍量の氷冷50mMトリ
ス(Tris)HCl緩衝液(pH7.4,37℃)中
で細断したのちに、ウルトラディスパーサを用いてホモ
ジナイズした。ホモジネートを50,000×gにて1
0分間遠心分離し、その沈澱をトリスHCl緩衝液に懸
濁して再度50,000×gで10分間遠心分離した。
分析用緩衝液(50mMトリスHCl、5mM MgC
、5mMジチオスレイトール、2mg/ml牛血清
アルブミン、0.14mg/mlバシトラシン)に沈澱
を再懸濁してCCK結合試験材料とした。
【0056】膵臓組織膜懸濁液(通常0.5mg原組織
重量/ml)、30pM〔125I〕CCK−8および
被験薬物あるいはその溶媒(全結合用)、10−6
CCK−8(非特異的結合用)を分析用緩衝液に加えて
全量1mlとした。37℃にて30分間インキュベート
後試料を吸引ろ過し、フィルターを氷冷トリスHCl緩
衝液で洗浄してγ−カウンター(Packard 56
50)により、その放射活性を測定した。
【0057】CCKレセプターへの特異的結合量は全結
合量と非特異的結合量の差より求め、被験薬物による特
異的結合量の阻害率からIC50値を算定した。
【0058】
【表4】
【0059】 参考例 8 摘出胆嚢におけるCCK拮抗作用
【0060】ハートレイ(Hartley)系雄性モル
モットの摘出胆嚢条片を作製し、クレブス(Kreb
s)溶液を満たしたマグヌス(Magnus)槽中に初
期張力1gで懸垂した。37℃にて生物ガス(95%O
,5%CO)を通気しつつ、筋条片の等長性収縮を
歪トランスデューサーを介して記録した。10−8
CCK−8による胆嚢収縮に対する各種濃度の被験薬物
の拮抗作用を検討し、IC50値を求めた。
【0061】
【表5】
【0062】 参考例 9 生体位膵臓からのアミラーゼ分泌に対する作用
【0063】ウィスター系雄性ラットをウレタン(1.
5g/kg,S.C.)により麻酔した。気管カニュー
レを装着したのちに開腹して総胆管にポリエチレンチュ
ーブを挿入固定し、胆汁、膵液を同時に採取した。被験
薬物を十二指腸内投与し、その30分後にCCK−8
10μg/kgの皮下投与によりアミラーゼ分泌を刺激
して30分間に採取した試料中のアミラーゼ濃度を測定
した(アミラーゼBテスト ワコウ)。対照群との比較
からED50値を求めた。
【0064】
【表6】
【0065】 実施例 1 4−(N−tert−ブトキシカルボニルメチル−N−
ペンチルカルバモイル)−5−(2−ナフチルスルホニ
ル)ペンタン酸メチル (化合物1)
【0066】4−(N−tert−ブトキシカルボニル
メチル−N−ペンチルカルバモイル)−5−(2−ナフ
チルチオ)ペンタン酸メチル2.96gを乾燥塩化メチ
レン100mlに溶かし、氷冷撹拌下にm−クロロ過安
息香酸(80%)3.67gを少量ずつ加えたのち、室
温で4時間反応させた。反応液に亜硫酸ナトリウムを加
えたのち、炭酸水素ナトリウム水溶液および水で順次洗
い無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留
去し、残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグ
ラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/2)
で精製後、イソプロピルエーテル−ヘキサンより再結晶
し、融点85〜87℃の4−(N−tert−ブトキシ
カルボニルメチル−N−ペンチルカルバモイル)−5−
(2−ナフチルスルホニル)ペンタン酸メチル2.97
gを得た。
【0067】 δ:0.85and0.90(3H,t,J=7.1H
z),1.1〜1.7(15H,m),1.85〜2.
45(4H,m),3.05〜4.0(9H,m),
4.07and4.29(1H,d,J=16.5H
z),7.55〜7.75(2H,m),7.8〜8.
05(4H,m),8.49(1H,s)
【0068】 実施例 2 実施例1と同様にして表7〜10の化合物を製造した。
ただし、比旋光度が無記載の化合物はラセミ体である。
【0069】
【化17】
【0070】
【表7】
【0071】
【表8】
【0072】
【表9】
【0073】
【表10】
【0074】 実施例 3 N−〔2−(2−メトキシカルボニルエチル)−3−
(2−ナフチルスルホニル)プロピオニル〕−N−ペン
チルグリシン (化合物15)
【0075】4−(N−tert−ブトキシカルボニル
メチル−N−ペンチルカルバモイル)−5−(2−ナフ
チルスルホニル)ペンタン酸メチル0.47gを氷冷下
にトリフルオロ酢酸5mlに溶かし、室温で2時間反応
させた。反応液を減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲル
フラッシュカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:クロ
ロホルム/メタノール=15/1)で精製し、アモルフ
ァスのN−〔2−(2−メトキシカルボニルエチル)−
3−(2−ナフチルスルホニル)プロピオニル〕−N−
ペンチルグリシン0.34gを得た。
【0076】IR(KBr): ν(C=O)172
5,1630cm−1;ν (SO)1305,11
40cm−1 NMR(CDCl) δ:0.86and0.92(3H,t,J=7.1H
z),1.1〜2.45(10H,m),3.1〜3.
9(9H,m),4.13and4.42(1H,d,
J=16.5Hz),7.6〜8.1(6H,m),
8.48(1H,s)
【0077】実施例 4 4−〔N−(N,N−ジメチルカルバモイルメチル−N
−ペンチルカルバモイル〕−5−(2−ナフチルスルホ
ニル)ペンタン酸メチル (化合物16)
【0078】N−〔2−(2−メトキシカルボニルエチ
ル)−3−(2−ナフチルスルホニル)プロピオニル〕
−N−ペンチルグリシン100mg、塩酸ジメチルアミ
ン21mgおよびトリエチルアミン70μlを氷冷撹拌
下にN,N−ジメチルホルムアミド1mlに加え、ジエ
チルリン酸シアニド42μlを加えたのち室温で16時
間反応させた。反応液に希塩酸を加え酢酸エチルで抽出
し、炭酸水素ナトリウム水溶液および水で洗い無水硫酸
マグネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去し、残留
物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー
(溶出溶媒:クロロホルム/メタノール=15/1)で
精製し、油状の4−〔N−(N,N−ジメチルカルバモ
イルメチル)−N−ペンチルカルバモイル〕−5−(2
−ナフチルスルホニル)ペンタン酸メチル95mgを得
た。
【0079】IR(neat): ν(C=O) 17
35,1650cm−1; ν(SO) 1310,
1150cm−1 NMR(CDCl) δ:0.88and0.90(3H,t,J=6.6H
z),1.15〜1.7(6H,m),1.95〜2.
5(4H,m),2.90,2.91,2.97and
3.02(6H,s),3.1〜4.15(9H,
m),4.23and4.42(1H,d,J=15.
9Hz),7.55〜7.75(2H,m),7.85
〜8.05(4H,m),8.50(1H,s)
【0080】 実施例 5 実施例4と同様にして下記の化合物を製造した。 4−〔N−(N,N−ジイソプロピルカルバモイルメチ
ル)−N−ペンチルカルバモイル〕−5−(2−ナフチ
ルスルホニル)ペンタン酸メチル (化合物17)
【0081】性 状: 油 状 IR(neat): ν(C=O) 1730,164
0cm−1; ν(SO) 1305,1150cm
−1 NMR(CDCl) δ:0.8〜2.5(25H,m),3.1〜4.5
(12H,m),7.6〜8.1(6H,m),8.4
6and8.50(1H,s)
【0082】 実施例 6 4−〔N−(3−メトキシプロピル)−N−ペンチルカ
ルバモイル〕−5−(2−ナフチルスルホニル)ペンタ
ン酸 (化合物18)
【0083】4−〔N−(3−メトキシプロピル)−N
−ペンチルカルバモイル〕−5−(2−ナフチルスルホ
ニル)ペンタン酸メチル2.50gをエタノール30m
lに溶かし、1規定水酸化ナトリウム水溶液5.1ml
を加え室温で16時間反応させた。反応液を減圧下に濃
縮後、希塩酸で酸性としたのち酢酸エチルで抽出し、水
洗後無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を
留去後、残留物をイソプロピルエーテルより再結晶し、
融点79〜82℃の4−〔N−(3−メトキシプロピ
ル)−N−ペンチルカルバモイル〕−5−(2−ナフチ
ルスルホニル)ペンタン酸2.15gを得た。
【0084】 δ:0.86and0.90(3H,t,J=7.1H
z),1.1〜2.15(10H,m),2.38(2
H,t,J=6.6Hz),3.0〜3.55(11
H,m),3.75〜3.95(1H,m),7.55
〜7.75(2H,m),7.8〜8.05(4H,
m),8.48(1H,s)
【0085】 実施例 7 4−(N−エトキシカルボニルメチル−N−ペンチルカ
ルバモイル)−5−(2−ナフチルスルホニル)ペンタ
ン酸 (化合物19)
【0086】4−(N−エトキシカルボニルメチル−N
−ペンチルカルバモイル)−5−(2−ナフチルスルホ
ニル)ペンタン酸ベンジル200mgをエタノール10
mlに溶かし、10%パラジウム炭素20mgを加え常
圧で60時間水素添加した。触媒をろ去後反応液を減圧
下に濃縮し、残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロ
マトグラフィー(溶出溶媒:クロロホルム/メタノール
=10/1)で精製後、イソプロピルエーテル−ヘキサ
ンより再結晶し、融点77〜80℃の4−(N−エトキ
シカルボニルメチル−N−ペンチルカルバモイル)−5
−(2−ナフチルスルホニル)ペンタン酸170mgを
得た。
【0087】 δ:0.86and0.89(3H,t,J=7.1H
z),1.1〜1.7(9H,m),1.85〜2.2
(2H,m),2.3〜2.55(2H,m),3.1
〜4.1(6H,m),4.15and4.18(2
H,q,J=7.1Hz),4.22and4.40
(1H,d,J=17.0Hz),7.55〜7.75
(2H,m),7.8〜8.05(4H,m),8.4
9(1H,s)
【0088】 実施例 8 実施例6または7と同様にして表11〜14の化合物を
製造した。ただし、比旋光度が無記載の化合物はラセミ
体である。
【0089】
【化18】
【0090】
【表11】
【0091】
【表12】
【0092】
【表13】
【0093】
【表14】
【0094】 実施例 9 4−(N−エトキシカルボニルメチル−N−ペンチルカ
ルバモイル)−5−(2−ナフチルスルホニル)ペンタ
ン酸
【0095】4−(N−エトキシカルボニルメチル−N
−ペンチルカルバモイル)−5−(2−ナフチルスルホ
ニル)ペンタン酸メチル50mgをアルゴン気流中で乾
燥リン酸ヘキサメチルトリアミド0.3mlに溶かし、
リチウムチオメトキシド5mgを加え撹拌下に30分間
室温で反応させた。反応液に希塩酸を加え酢酸エチルで
抽出し水洗後無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下
に溶媒を留去し、残留物をシリカゲル中圧液体カラムク
ロマトグラフィー(溶出溶媒:クロロホルム/メタノー
ル=9/1)で精製後イソプロピルエーテル−ヘキサン
より再結晶し、4−(N−エトキシカルボニルメチル−
N−ペンチルカルバモイル)−5−(2−ナフチルスル
ホニル)ペンタン酸23mgを得た。このものの物性は
実施例7で得られた化合物19と同一であった。
【0096】 実施例 10 (R)−4−〔N−(3−メトキシプロピル)−N−ペ
ンチルカルバモイル〕−5−(2−ナフチルスルホニ
ル)ペンタン酸ナトリウム (化合物34)
【0097】実施例8で得た(−)−4−〔N−(3−
メトキシプロピル)−N−ペンチルカルバモイル〕−5
−(2−ナフチルスルホニル)ペンタン酸(化合物2
2)4.00gをエタノール40mlに溶かし、氷冷撹
拌下に1規定水酸化ナトリウム水溶液8.39mlを滴
下したのち、外温35℃で減圧下に濃縮した。さらに残
留物に水/エタノール(1/1)40mlを加え、外温
35℃で減圧下に濃縮した。残留物にイソプロピルエー
テル40mlを加え結晶化させ、吸湿性の(R)−4−
〔N−(3−メトキシプロピル)−N−ペンチルカルバ
モイル〕−5−(2−ナフチルスルホニル)ペンタン酸
ナトリウム3.90gを得た。
【0098】 実施例 11 (R)−4−〔N−(3−メトキシプロピル)−N−ペ
ンチルカルバモイル〕−5−(2−ナフチルスルホニ
ル)ペンタン酸 L−アルギニン塩 一水和物(化合物
35)
【0099】実施例8で得た(−)−4−〔N−(3−
メトキシプロピル)−N−ペンチルカルバモイル〕−5
−(2−ナフチルスルホニル)ペンタン酸(化合物2
2)7.80gおよびL−アルギニン2.84gをエタ
ノール19.5mlおよび水1.2mlの混液に外温4
0℃に加温して溶かした。不溶なごみ類をろ去し、エタ
ノール7ml−水1.3ml混液で洗い、ろ液と洗液を
合わせ室温で放置した。析出結晶をろ取し、融点123
〜126℃の(R)−4−〔N−(3−メトキシプロピ
ル)−N−ペンチルカルバモイル〕−5−(2−ナフチ
ルスルホニル)ペンタン酸 L−アルギニン塩 一水和
物9.80gを得た。
【0100】
【0101】
【発明の効果】本発明の一般式(I)で表されるナフチ
ルスルホニルアルキルカルボン酸誘導体は、競合的なC
CK受容体拮抗作用を示し、CCKによる胆嚢収縮、膵
外分泌を抑制する。
【0102】例えば、125IでラベルしたCCK−8
を用いたラット摘出膵臓のCCK受容体に対するバイン
ディングアッセイ(Binding Assay)にお
いて、2×10−8〜7×10−6モル濃度程度で約5
0%の抑制効果を発揮する。また、CCK−8を用いた
モルモット摘出胆嚢での胆嚢収縮抑制試験において、1
−6モル濃度程度で約50%の抑制効果を発揮し、ラ
ットでのアミラーゼ分泌抑制試験において、8〜33m
g/kg程度の十二指腸内投与で約50%の抑制効果を
発揮する。
【0103】このように、本発明の一般式(I)の化合
物は競合的なCCK受容体拮抗作用を有し、例えばCC
Kによる胆嚢収縮およびアミラーゼ分泌を抑制するの
で、過敏性大腸炎、胆道ジスキネジー、急性膵炎などの
疾患の予防および治療剤として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阪 正昭 長野県松本市野溝木工1−2−34 キッ セイ薬品第二青友寮 (72)発明者 小林 通洋 長野県東筑摩郡明科町大字中川手3158番 地 審査官 脇村 善一

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 (式中のRは水素原子、カルボキシ基、炭素数2〜7
    のアルコキシカルボニル基、炭素数1〜6のアルキル基
    でモノまたはジ置換されたカルバモイル基、5〜7員環
    のシクロアルキル基でモノ置換されたカルバモイル基、
    炭素数1〜6のアルキル基または炭素数1〜6のアルコ
    キシ基であり、Rは炭素数1〜10のアルキル基であ
    り、Rは水素原子、炭素数1〜4のアルキル基または
    ベンジル基であり、Yは炭素数1〜4のアルキレンであ
    り、nは1または2である)で表されるナフチルスルホ
    ニルアルキルカルボン酸誘導体およびこれらの薬理学的
    に許容される塩。
  2. 【請求項2】 一般式 【化2】 (式中のRは炭素数4〜7のアルキル基であり、
    、R、Yおよびnは前記と同じ意味をもつ)で表
    される請求項1記載のナフチルスルホニルアルキルカル
    ボン酸誘導体およびこれらの薬理学的に許容される塩。
  3. 【請求項3】 一般式 【化3】 (式中のR、R、RおよびYは前記と同じ意味を
    もつ)で表される請求項2記載のナフチルスルホニルア
    ルキルカルボン酸誘導体およびこれらの薬理学的に許容
    される塩。
  4. 【請求項4】 一般式 【化4】 (式中のR、RおよびYは前記と同じ意味をもつ)
    で表される請求項3記載のナフチルスルホニルアルキル
    カルボン酸誘導体およびこれらの薬理学的に許容される
    塩。
  5. 【請求項5】 一般式 【化5】 (式中のRおよびYは前記と同じ意味をもつ)で表さ
    れる請求項4記載のナフチルスルホニルアルキルカルボ
    ン酸誘導体およびこれらの薬理学的に許容される塩。
  6. 【請求項6】 式 【化6】 で表される請求項5記載のナフチルスルホニルアルキル
    カルボン酸誘導体およびこれらの薬理学的に許容される
    塩。
  7. 【請求項7】 式 【化7】 (式中の(R)を付した炭素原子は(R)の立体配置を
    もつ炭素原子を、(S)を付した炭素原子は(S)の立
    体配置をもつ炭素原子を意味する)で表される請求項6
    記載のナフチルスルホニルアルキルカルボン酸塩。
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