JP2510330B2 - 内壁の仕上げ方法 - Google Patents

内壁の仕上げ方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は内壁の仕上げ方法に関する。
(従来の技術) 従来、壁を仕上げる方法としては下地材を取り付け、
その上に壁仕上げ材を貼る乾式法と、土と水とからなる
泥状物を塗った下地の上に、石灰等と水との泥状物を塗
る湿式法とがある。そして、乾式法の方が、施工期間が
短く、且つ簡単に施工であるので、最近の壁は、主に、
乾式法で仕上げられている。
この乾式法の下地材には、実公昭63−46579号公報に
記載ある如く、主として、石膏ボードが用いられてい
る。
この石膏ボードを下地とする乾式法を簡単に説明する
と、柱、天井梁、床梁で囲まれている壁面に石膏ボード
を貼り、この石膏ボードと柱、天井梁、床梁等との接合
部、又、石膏ボード同士の接合部にパテを塗り、この上
に壁仕上げ材を貼る真壁方法と、柱、天井梁、床梁等の
上に石膏ボードを貼ったり、あるいは、柱等と同じ高さ
に石膏ボードを貼り、石膏ボード同士や石膏ボードと柱
等との接合部にパテを塗り、この上に壁仕上げ材を貼る
大壁方法とがある。
(発明が解決しようとする課題) 前者の真壁方法では、柱、天井梁、床梁等の木質材は
石膏ボードと接合する。又、大壁方法でも、窓やドアー
等の開口部には額縁等に木質材が使用され、ここでも木
質材と石膏ボードとの接合部が生じる。又、柱等と同一
面になるように石膏ボードを取り付ける大壁方法では柱
等と石膏ボードとの接合部が生ずる。
このように、石膏ボードを使用する乾式法の壁では石
膏ボードと木質材との接合部が必ず生ずる。
そして、この石膏ボードと木質材との接合部にパテを
塗り、この上にクロス等の壁仕上げ材を貼った壁では、
パテが乾燥したり、固化するに従って、次第に木質材面
とパテとの境に亀裂が入り、クロス等の壁仕上げ材の表
面に皺や亀裂が発生することが多い。
本発明者がこの現象を検討した。その原因について
は、はっきりと判明しなかったが、パテと木質材との付
着力不足によるものと思われる。
本発明はかかる木質材面と石膏ボードとの接合部に生
ずる皺や亀裂が発生しない内壁の仕上げ方法を提案する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記問題を解決し、上記目的を達成するた
めになされたものであって、下地材の石膏ボードと木質
材との接合を含む下地に壁仕上げ材を貼る内壁の仕上げ
方法において、この石膏ボードと木質材との接合部の木
質材面に、エチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分とす
るプライマー層を設け、この木質材と石膏ボードとの接
合部にパテを塗り、その後、この上に壁仕上げ材を貼る
のである。
本発明において、木質材とは木材、合成、パーチクル
ポード等の木質からなる材料であって、石膏ボードと接
合する木質材の部品としては、柱、間柱、付け柱、天井
梁、床梁等の木材や窓、ドアー等の開口部の額縁や廻り
縁、鴨居、付け鴨居、敷居、笠木、巾木等の化粧材等が
ある。
本発明において、壁仕上げ材とは従来使用されている
壁仕上げ材のすべてを含むものである。かかる壁仕上げ
材としては、塩化ビニル樹脂フィルムの如き合成樹脂フ
ィルム、布、紙等の壁材がある。
本発明でエチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分とす
るプライマーとはエチレン−酢酸ビニル共重合体を水に
溶解したものであって、各種製品が市販されている。例
えば、セメント製品の接着性を良くするために塗布する
プライマーとしては市販されているエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体を主成分とするプライマーが好適である。か
かる製品には日東石膏ボード社製プラタックがある。
本発明において、石膏ボードと木質材との接合部の木
質材面にエチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分とする
プライマー層を設ける時期は、パテを塗布する前であれ
ば、いつでもよい。例えば、柱や額縁等に取り付ける前
に、石膏ボードとの接合部になる部分の柱や額縁等の木
質材面(勿論全面であってもよい)に、予めプライマー
を塗布してもよいし、又、柱や額縁等の木質材を建築物
に取り付けた後、未だ、パテを塗る前に、プライマーを
塗布してもよい。
本発明において、パテとは、石膏ボードの継ぎ目や石
膏ボードと木質材との継ぎ目に塗るものであって、この
パテを塗って、継ぎ目に生ずる凹凸を矯正し、この上に
貼る壁仕上げ材が凹凸面にならないようにするものであ
る。本発明では、従来、使用されているパテがすべて使
用できる。主なパテの種類を挙げると、石膏や石灰等と
水との混合物で、これを塗布した後乾燥させる乾燥型パ
テと、焼石膏と水との混合物のように、焼石膏と水とを
反応させて固化させる反応型とがある。
(作 用) 本発明では石膏ボートと木質材との接合部の木質材面
に、パテに対して接着性のよいエチレン−酢酸ビニル共
重合体を主成分とするプライマー層が設けられているか
ら、この石膏ボードと木質材との接合部にパテを塗布し
ても、このパテに亀裂が入ることがない。従って、この
上に、壁仕上げ材を貼っても、仕上げ材に皺が生じた
り、亀裂が入ることがない。
(実施例) 次に、実施例を説明する。
第1図は本発明の一実施態様を説明するための説明図
であり、第2図は他の実施態様を説明するための説明図
である。
第1図において、1は柱である。
2は石膏ボードであり、3はこの石膏ボードと柱1と
の接合部である。
4は石膏ボードと石膏ボードとの接合部である。
5はパテである 6はクロスである。
7は窓の額縁である。
この施工方法および作用について説明すると、内壁を
施工する前に、柱1と石膏ボードとの接合部の柱面3や
額縁7と石膏ボードとの接合部の額縁面に、エチレン−
酢酸ビニル共重合体を主成分とするプライマー(日東石
膏ボード社製プラタック)を塗る。
次に、石膏ボードを取り付けた後、石膏ボード2と柱
との接合部3、石膏ボード2と石膏ボード2との接合部
4、額縁7と石膏ボード2との接合部に焼石膏を主成分
とするパテ5を塗り、この面を凹凸のないようにする。
次にこの石膏ボード面、柱面および接合部にクロス用
接着剤を塗り、壁仕上げ材であるクロスを貼る。
このように、プライマーを塗った後にパテ5を塗る
と、プライマーとパテ5との接着性がよいから、この間
から亀裂がはいることがない。従って、この上に、クロ
ス6を貼っても、柱1等の木質材と石膏ボード2との接
合部で、クロスに亀裂が入ったり、クロスが皺になった
りすることがない。
次に、第2図に示される他の実施例を説明する。
この第2図に示される実施態様では、柱全面に予めプ
ライマーを塗り、従って、施工現場では柱にプライマー
を塗布する必要がない。その他は第1図と同じである。
次に、このプライマー塗布面とパテとの接着性を評価
するために、次の試験を行った。
試験1 プライマー(エチレン−酢酸ビニル共重合体の70%水
溶液:日東石膏ボード社製プラタック)を12mmの合板に
塗布し、乾燥型パテを塗布した。その上に紙製の壁仕上
げ材を接着剤で接着し、この仕上げ材と合板との間の接
着力試験を行ったところ、試験体5個の全てパテの材破
であり、合板とパテとの境界での剥離はなかった。
パテの種類を硬化型にしても、同様な結果が得られ
た。
この試験結果から、エチレン−酢酸ビニル共重合体と
パテとの接着性がよいことが判る。
次に、このプライマー層を設ける時期を表するため
に、次の実験を行った。
試験2 合板5枚を用意し、表面に試験1で使用したプライマ
ーを塗布した。プライマー塗布直後、プライマー塗布後
1週間放置したもの、2週間放置したもの、3週間放置
したもの、1ケ月放置したものにそれぞれパテを塗っ
た。その上に紙製の壁仕上げ材を接着剤で接着し、この
仕上げ材と合板との間の接着力試験を行ったところ、す
べてほぼ同じ結果が得られた。
この試験の結果から判明することは、プライマーの経
時変化がなく、何時木質材にプライマー層を設けてもよ
いことが判る。
(発明の効果) 以上の説明で判明するように、本発明では、パテを塗
る前に、石膏ボードが接合する木質材の面に、プライマ
ー層を設けるだけで、壁仕上げ材の皺や亀裂が防止で
き、極めて簡単であり、且つ、効果が大きく、便利であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施態様を説明するための説明図、
第2図は他の実施態様の説明図である。 1……木質材(柱) 2……石膏ボード 3……接合部 5……パテ 6……壁仕上げ材(クロス)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下地材の石膏ボードと木質材との接合を含
    む下地に壁仕上げ材を貼る内壁の仕上げ方法において、
    この石膏ボードと木質材との接合部の木質材面に、エチ
    レン−酢酸ビニル共重合体を主成分とするプライマー層
    を設け、この木質材と石膏ボードとの接合部にパテを塗
    り、その後、この上に壁仕上げ材を貼ることを特徴とす
    る内壁の仕上げ方法。
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