JP2510072Y2 - 自動車用エンジンの始動状態表示装置 - Google Patents

自動車用エンジンの始動状態表示装置

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JP2510072Y2
JP2510072Y2 JP1989017622U JP1762289U JP2510072Y2 JP 2510072 Y2 JP2510072 Y2 JP 2510072Y2 JP 1989017622 U JP1989017622 U JP 1989017622U JP 1762289 U JP1762289 U JP 1762289U JP 2510072 Y2 JP2510072 Y2 JP 2510072Y2
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JP
Japan
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ignition switch
timer
display device
switch
glow plug
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眞哉 松浦
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車用エンジンの始動状態表示装置に関
し、さらに詳しくは、ディーゼルエンジンの始動時に適
用されるクランキングの作動状態を表示する装置に関す
る。
(従来の技術) 周知のように、ディーゼルエンジンにあっては、低温
始動時、換言すれば、冷却水温が、例えば、0℃以下の
ように、所定温度以上に達していない場合の始動時に、
吸気温度を上げる目的でグロープラグを用いた吸気加熱
が行なわれる。
すなわち、このグロープラグを加熱することにより、
吸気を加熱してエンジンの始動性を改善するようになっ
ている。
そして、このようなグロープラグを用いた始動時に
は、その指令をイグニッションキーにより行ない、具体
的には、イグニッションキーを、イグニッションスイッ
チにおける「ON」位置に回すことでグロープラグへの通
電が可能になり、この状態は、例えば、運転席の表示部
に設けられた表示ランプを連続点灯することで分かるよ
うになっている。
(考案が解決しようとする課題) 上述した始動時、いわゆる、クランキングの際には、
イグニッションキーを、イグニッションスイッチにおけ
るセルモータ始動位置、所謂、「START」位置に回し、
セルモータへの通電を行ないクランクシャフトを回転起
動させてシリンダ内での吸気、圧縮、膨張および排気の
各工程を実行し、クランクシャフトの回転が継続状態と
なり、上述した各工程を継続して実行される状態になっ
た場合には、自己習性により、運転者の手が離される
と、「START」位置から「ON」位置に向け自己復帰する
ようになっている。
しかしながら、上述したイグニッションキーの自己復
帰の際に、そのキーがイグニッションスイッチの「ON」
位置に完全な復帰をしないことがある。
すなわち、例えば、上述したイグニッションキーが掛
けられているキーホルダに数種の他のキーが掛けられて
いるような場合、他のキーがイグニッションキーにおけ
る回転復帰方向の面に食い込むような事故が起こると、
イグニッションキーの復帰移動が阻まれ、「ON」位置に
復帰できない状態となることがある。
従って、このような状態には、セルモータへの通電、
具体的には、このセルモータへの通電状態を設定するリ
レーへの通電が継続されることに原因して電力消費量が
多くなり、結果として、リレーあるいはモータコイルの
焼損や電力損失が過大となる虞れがある。
そこで、本考案の目的は、イグニッションキーをクラ
ンキング位置から通常の補機類の駆動設定位置である
「ON」位置への自己復帰が行なわれていない場合に継続
する無為なスタータモータへの通電を防止して、モータ
あるいはこのモータへの通電設定を行なうリレーにおい
て発生する虞れのある焼損や電力消費を未然に阻止する
ことのできる自動車用エンジンの始動状態表示装置を得
ることにある。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するため、本考案は、吸気加熱用グロ
ープラグへの通電設定を行なうための「ON」位置とクラ
ンキング用セルモータへの通電設定を行なう「START」
位置とを連続して設定されたイグニッションスイッチ
と、上記イグニッションスイッチが「START」位置に設
定されたことに基づきその後の経過時間を計時するタイ
マと、上記イグニッションスイッチの位置と上記タイマ
の計時結果に応じて、上記イグニッションスイッチが上
記「ON」位置に設定され、上記グロープラグへの通電が
なされているときにランプを連続点灯させ、上記イグニ
ッションスイッチが上記「START」位置に設定されてい
るときおよび上記タイマの計測値が設定値以上かつ上記
イグニッションスイッチが「ON」位置に設定されていな
いときに、上記ランプを点滅させる制御手段とを備えた
ものである。
(作用) 本考案によれば、イグニッションスイッチが「STAR
T」位置から「ON」位置に自己復帰していない場合をラ
ンプの点滅表示によって知ることができる。
(実施例) 以下、第1図乃至第4図において、本考案実施例の詳
細を説明する。
第1図は本考案実施例による始動状態表示装置を含む
自動車用補機類の電装系を示す回路図である。
すなわち、第1図において、補機類の電装系には、集
中制御部1が設けてあり、この集中制御部1は、第2図
示のように、演算制御を行なうマイクロコンピュータ1A
が主要部として設けてある。
上述したマイクロコンピュータ1Aは、I/Oインターフ
ェース1Bを介して、後述する各アクチュエータと接続さ
れており、また、演算処理のための基礎プログラムおよ
び基礎データを記憶しているROM1Cならびにデータの蓄
積を行なうためのRAM1Dがそれぞれ接続されて信号およ
びデータのやり取りを行なうようになっている。マイク
ロコンピュータ1AとI/Oインターフェース1Bとで制御手
段が構成されている。
また、このマイクロコンピュータ1Aには、計時用タイ
マ1A1が接続され、マイクロコンピュータ1Aからの作動
指令により、計時動作を行なうようになっている。
一方、I/Oインターフェース1Bにおける入力側には、
第1図に示すように、イグニッションスイッチ2(以
下、スタータスイッチという)における位置信号が入力
されるようになっており、この位置信号は、スタータス
イッチ2においてイグニッションキーの回転方向に沿っ
て連続的に位置決めされている位置、図では、符号「LO
CK」、「ACC」、「ON」、「START」で示す各位値からの
オン信号が入力されるようになっている。
そして、上述したイグニッションスイッチ2における
「START」位置からの信号ラインには、スタータリレー
3を介してスタータモータ(セルモータ)4が接続され
ている。
また、第1図においては、他の補機類もI/Oインター
フェース1Bにおける入力側に接続されていることが示さ
れているが、本実施例による始動状態表示装置に関する
もの以外については、その詳細な説明は省いて項目の記
載に止める。
一方、上述したI/Oインターフェース1Bにおける出力
側には、本実施例による始動状態表示装置の表示部を成
すヒータ作動警告ランプ5および、ヒータリレー6を介
してグロープラグ7が接続されている。
また、第1図において符号8は、冷寒時での始動を行
なうための始動スイッチを示しており、この冷寒始動ス
イッチ8(図では、COLD START SWと称している)は、
イグニッションキーを回してスタータスイッチ2におけ
る「ON」位置から「START」位置に切り換わる時点で水
温計9からの温度情報をI/Oインターフェース1Bに入力
するようになっている。
上述した集中制御部1は、例えば、冷却水温度が「0
℃」以下の冷寒始動状態であるとすると、第3図に示す
ように、スタータスイッチ2における「ON」位置信号が
入力された時点に水温を入力され、吸気を加熱するため
のグロープラグ7に対し通電を行なうべくリレー6を励
磁作動し、この状態をヒータ作動警告ランプ5の連続点
灯によって運転者に知らせるようになっている。
そして、スタータスイッチ2が「ON」から「START」
位置に切り換えられて、その位置信号が入力されると、
その状態をヒータ作動警告ランプ5の点滅により運転者
に知らせるようになっている。また、このランプ5の点
滅動作は、スタータスイッチ2からの位置信号が、「ST
ART」から所定時間内に「ON」位置へ切り換えられたこ
とを示す信号に切り換わらない場合に行なわれ、これに
より、イグニッションキーが、クランキング完了後にお
いてもスタータモータへの通電を維持する状態にあるこ
とを警告できるようになっている。
本実施例は以上のような構造であるから、その動作は
第4図に示すフローチャートに従って実行される。
すなわち、スタータスイッチ2からの信号が、「ON」
位置信号であるかを判別し、かつ、この時点での水温の
判別が行なわれて、両方の判別において肯定状態である
と判別した場合には、ヒータ(グロープラグ)7への通
電が開始されると共に、タイマ1A1(第2図参照)を始
動させて通電時間により吸気の温度が所定温度に達した
とする所定時間の判別を行なう。
そして、吸気温度が始動に支障を来さない状態とされ
た場合には、ヒータ(グロープラグ)7への通電および
タイマ1A1への動作停止指令が出され、スタータスイッ
チ2からの位置信号が「START」位置からの信号である
かを判別し、その位置からの信号である場合には、タイ
マ1A1のセット動作を行なうとともに、ヒータ動作警告
ランプ5を点滅駆動して、クランキング状態にあること
を表示する。
一方、スタータスイッチ2が「START」位置から「O
N」位置に自己復帰し、「ON」位置信号が入力されたか
を判別し、その位置からの信号が取り込まれたときに
は、タイマ1A1をリセットすると共に、ヒータ作動警告
ランプ5を消灯する。
上述した位置信号の判別、つまり、「START」位置信
号から「ON」位置信号への切り換えが行なわれていない
と判断した場合には、その位置信号の切り換えが所定時
間、本実施例では「30秒」経過したかを判別し、その所
定時間を経過した場合には、第3図に示すように、ヒー
タ作動警告ランプ5を点滅作動させる。
従って、運転者は「START」位置に回したイグニッシ
ョンキーから手を離した場合において、実際には、スタ
ータスイッチ2が、その復帰を阻害されて「START」位
置から「ON」位置へ自己復帰していないような場合をヒ
ータ作動警告ランプ5が点滅していることにより知るこ
とができる。このように、ヒータ作動警告ランプ5が点
滅する表示によれば、仮りに、スタータモータの起動音
が聞こえにくい場合においても識別を容易に行なうこと
ができる。
一方、第4図に示すフローチャートにおいて、所定時
間内でのスタータスイッチ2の「ON」位置復帰が行なわ
れずに、ヒータ作動警告ランプ5が点滅しているとき
に、運転者がイグニッションキーを回してスタータスイ
ッチ2の「ON」位置へセットした場合には、その位置信
号に基づいて、ヒータ作動警告ランプ5を消灯する。
(考案の効果) 以上、本考案によれば、イグニッションキーをクラン
キング位置から通常の補機類の駆動設定位置である「O
N」位置への自己復帰が行なわれていない場合にヒータ
作動警告ランプを用いた点滅表示によって警告すること
ができるので、無為なスタータモータへの通電を防止し
て、モータあるいはこのモータへの通電設定を行なうリ
レーにおける焼損や電力消費を未然に阻止することが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例による自動車用エンジンの始動状
態表示装置を含む自動車補機類の電装系を示す回路図、
第2図は第1図に示した回路における集中制御部を示す
ブロック図、第3図は第2図に示した集中制御部の特性
を説明するための線図、第4図は第2図に示した集中制
御部の作用を説明するためのフローチャートである。 1……集中制御部、2……イグニッションスイッチに相
当するスタータスイッチ、4……クランキング用セルモ
ータ、5……ヒータ作動警告ランプ、7……グロープラ
グ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸気加熱用グロープラグへの通電設定を行
    なうための「ON」位置とクランキング用セルモータへの
    通電設定を行なう「START」位置とを連続して設定され
    たイグニッションスイッチと、 上記イグニッションスイッチが「START」位置に設定さ
    れたことに基づきその後の経過時間を計時するタイマ
    と、 上記イグニッションスイッチの位置と上記タイマの計時
    結果に応じて、上記イグニッションスイッチが上記「O
    N」位置に設定され、上記グロープラグへの通電がなさ
    れているときにランプを連続点灯させ、上記イグニッシ
    ョンスイッチが上記「START」位置に設定されていると
    きおよび上記タイマの計測値が設定値以上かつ上記イグ
    ニッションスイッチが「ON」位置に設定されていないと
    きに、上記ランプを点滅させる制御手段とを備えたこと
    を特徴とする自動車用エンジンの始動状態表示装置。
JP1989017622U 1989-02-17 1989-02-17 自動車用エンジンの始動状態表示装置 Expired - Lifetime JP2510072Y2 (ja)

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JPH02110262U JPH02110262U (ja) 1990-09-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5632069A (en) * 1979-08-24 1981-04-01 Hitachi Ltd System for controlling engine preheater
JPS62165474U (ja) * 1986-04-08 1987-10-21

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JPH02110262U (ja) 1990-09-04

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