JP2510000B2 - マトリクスボ―ド - Google Patents

マトリクスボ―ド

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JP2510000B2
JP2510000B2 JP1065863A JP6586389A JP2510000B2 JP 2510000 B2 JP2510000 B2 JP 2510000B2 JP 1065863 A JP1065863 A JP 1065863A JP 6586389 A JP6586389 A JP 6586389A JP 2510000 B2 JP2510000 B2 JP 2510000B2
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  • Structure Of Telephone Exchanges (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は通信網の主配線盤(MDF)等の技術分野に属
するものであり、マトリクスボードを用いた自動化MDF
において、回線試験を自動的に実施するためのマトリク
スボードの構造に関するものである。
〔従来の技術〕
MDFの主要機能は、ジャンパリング(線路ケーブルと
局内ケーブルの接続・接続替え)と回線試験である。従
来、これら機能を実現するため人手を要していたが、こ
の手動MDFにおける回線試験に関する技術は次の通りで
ある。
第9図(a)は従来の手動MDFの概要で、1は電話
機、2は交換機、3は線路ケーブルを収容する端板群、
4は局内ケーブルを収容する端子板群、5は端子板群3
の端子と端子板群4の端子を接続するジャンパ線、8は
線路ケーブル、9は局内ケーブルである。手動MDFで
は、端子板群3,4のなかの適切な端子に人手でジャンパ
線を接続することにより、任意の線路ケーブルと局内ケ
ーブルを接続することが出来る。すなわち、ジャンパリ
ング機能を持つ。
第9図(b)は手動MDFの配線系統をより詳細に示す
図で、6は試験弾器であり、対向するばねコンタクト7,
7′を持ち、ばねコンタクト7と7′は通常は接触して
おり、電気的に接続している。他の番号は第9図(a)
と同様である。なお、通常の電話回線ではA線,B線の2
本が対で使用されているが、図は1本の線で略記してい
る。
以下に、従来の手動MDFで行われていた代表的な回線
試験である線路/局内切分け試験及び出会い試験の実施
方法を述べる。
(2−1)線路/局内切分け試験 この試験は、例えば回線断のような障害が発生した
時、障害箇所が線路側にあるか局内側にあるか切分ける
ためのものである。試験に当たっては、第2図に示すよ
うな試験プラグを使用する。第10図で試験プラグは11,1
2,13から成り、11,13は接触片、12は11と13を電気的に
分離する絶縁体、16は試験台、14,15は試験プラグの接
触片11,13と試験台16を結ぶ試験コードである。線路/
局内切分け試験時は、第11図のように試験プラグを試験
弾器のばねコンタクト7,7′の間に挿入する。すると試
験コード14は接触片11とばねコンタクト7の接触部を介
して線路側を試験できる状態になり、試験コード15は接
触片13とばねコンタクト7′の接触部を介して局内側を
試験できる状態になる。この状態で試験台16と試験コー
ド14を組合せて線路側の試験を、また試験台16と試験コ
ード15を組合せて局内側の試験を行うことが出来る。こ
れにより、障害箇所が線路側にあるか局内側にあるかを
切分けることが出来る。
(2−2)出会い試験 この試験は、多対の線路ケーブルの中から、電話機に
接続して使用する1対の電線を特定するためのものであ
る。試験は最終的に第11図の状態を作りだし、次のよう
に実施する。例えば、電話機近傍の電柱において、多対
の線路ケーブルの中から、電話機に接続して使用する1
対の電線を選定し、その端部を短絡する。一方、この選
定された1対の電線の他端が接続されていると想定され
る(使用予定の)試験弾器に試験プラグを挿入する。
この状態で、試験台16から試験コード14→接触片11→ば
ねコンタクト7→選定された1対の電線(電話機側短
絡)のルートのループ抵抗を測定することにより、選定
した1対の電線と使用予定の試験弾器が正しく対応して
いるか否かを知ることが出来る。
この試験により確認した1対の電線と対応している端
子板A上の端子と、使用予定の局内ケーブルの1対が接
続されている端子板B上の端子の間をジャンパ線で接続
することにより、所定の電話機と交換機の間の配線が完
了する。
(2−3)従来技術の欠点 以上述べたように、従来の手動MDFではジャンパリン
グはもとより、回線試験にも人手を要していた(人がMD
Fの設置場所に行き試験プラグを試験弾器に挿入する必
要がある)。
なお、ジャンパリングに関しては、マトリクススイッ
チ機能を持つマトリクスボードとマトリクススイッチ接
続を行う接続子を組合せて、接続子をロボットで操作す
ることによりジャンパリングを自動化するシステムが特
開昭51−52706号公報に提案されており、公知である。
しかし、回線試験に関しては、自動化するシステムはこ
れまで提案されていない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、従来、各種の回線試験に必要な回線
状態を人手により実現していたものを、ジャンパリング
と同様の接続ピン操作で自動化して実現することにあ
る。
〔課題を解決するための手段と作用〕
本発明のマトリクスボードは、 (1)X,Y導体パターンと分離スルーホールを組合せた
ジャンパリング用のマトリクススイッチ機能を果たすマ
トリクス部 (2)該マトリクス部の入出力部に、分離スルーホール
を伴う1本以上のX,Y導体パターンあるいは1列以上の
分離スルーホール列を付加することにより、回線試験用
のマトリクススイッチ機能を果たすマトリクス部 の2つのマトリクス部を有することを特徴としている。
従来は、回線試験を行う際には、人がMDFの設置場所
に行き、試験弾器に試験プラグを挿入することにより、
回線試験が可能な状態にしていたが、本発明により、人
がMDFの設置場所に行くことなく、遠隔制御により通常
のジャンパリングと同様の接続ピン操作で自動化して回
線試験が可能な状態にできることが異なる。
〔実施例〕
第1図は本発明の基本になるマトリクスボードの構造
を示す図で、X,Y導体パターンと分離スルーホールを組
合せたジャンパリング用のマトリクススイッチ機能を果
たすマトリクス部の例を示しており、特願昭63−283201
号と同一のものである。即ち、200,202,204,206は無電
金属の受容性を有するプリント基板、201,203,205は通
常のプリント基板、207はスルーホール、208,209は分離
スルーホールめっき、210,212はXA,XB導体パターン(添
え字のA,Bは電話機のA線,B線に対応)、211,213はYA,Y
B導体パターン、214は接続ピン、215,216は分離した金
めっき等である。図において、接続ピン214をスルーホ
ール207に挿入すると、ピン表面の金めっき215が分離ス
ルーホールめっき208と209を接続する。従って、該スル
ーホールに関係したXA導体パターンとYA導体パターンが
接続され、A線のマトリクススイッチ接続が行われる。
同様にピン表面の金めっき216により、該スルーホール
に関係したXB導体パターンとYB導体パターンが接続さ
れ、B線のマトリクススイッチ接続が行われる。すなわ
ち、1本の接続ピンにより、同時にA,B線のマトリクス
スイッチ接続が行われる。
第2図は本発明の第1図の実施例を説明する図であ
る。第2図(a)は第1図のプリント基板200に相当す
る基板のXA導体パターンを示す図で、210はジャンパリ
ング用のマトリクス部に関連したXA導体パターン、250
は回線試験のために回線短絡用として付加したXA導体パ
ターンで、この例では信頼性向上のために二重化してあ
る。207′は付加したX,Y導体パターンに関連したスルー
ホールであり、ジャンパリング用のマトリクス部のスル
ーホール207と同一仕様の分離スルーホールめっきを有
する分離スルーホールである。また、251,252はマトリ
クスボードの入出力用のコネクタのピンヘッダのための
スルーホールであり、スルーホールめっきは第1図の基
板200,201,202,203,204,205,206の各断面を通して生成
されており、第1図のA1面相当からA2面相当まで電気的
に導通している。スルーホール251,252の配置は一例で
ある。付加XA導体パターンXA(1)はスルーホール252
−1に、付加XA導体パターンXA(2)はスルーホール25
2−2に接続してある。
第2図(b)は第1図のプリント基板202に相当する
基板のYA導体パターンを示す図で、211はジャンパリン
グ用のマトリクス部に関連したYA導体パターン、253は
回線試験のために短絡用と出会い用として付加したYA導
体パターンで、この例では信頼性向上のために各々二重
化してある。スルーホール207,207′及び251,252は第2
図(a)と同様である。付加YA導体パターンYA(1)は
スルーホール251−1に、YA(2)は251−2に、YA
(3)とYA(4)は251−3に接続してある。
第2図(c)は第1図のプリント基板204に相当する
基板のXB導体パターンを示す図で、212はジャンパリン
グ用のマトリクス部に関連したXB導体パターン、254は
回線短絡用に付加したXB導体パターンである。付加XB導
体パターンXB(1)はスルーホール252−1に、付加XB
導体パターンXB(2)はスルーホール252−2に接続し
てある。従って、第2図(a)のXA(1)と第2図
(c)のXB(1)はスルーホール252−1を介して短絡
している。XA(2)とXB(2)も同様に短絡している。
第2図(d)は第1図のプリント基板206に相当する
基板のYB導体パターンを示す図で、213は本来のマトリ
クス部に関連したYB導体パターン、255は短絡用と出会
い用に付加したYB導体パターンである。図で、付加YB導
体パターンYB(1)はスルーホール215−1に、YB
(2)は251−2に、YB(3)とYB(4)は251−4に接
続してある。従って第2図(b)のYA(1)と第2図
(d)のYB(1)はスルーホール251−1を介して短絡
している。YA(2)も同様に短絡している。
なお、第1図のプリント基板201,203,205に相当する
基板に関しては、第2図(a)のジャンパリング用のマ
トリクス部及び回線試験用のマトリクス部に相当する位
置にめっきを施していないスルーホールを有する(図示
せず)。
このような構造になっているから、スルーホール207
(i,1)に接続ピン214を挿入すると、特願昭63−283201
号に述べたメカニズムと同様に、例えば電話機で使用し
ているA線,B線に対応した、入力線XA(i)が出力線YA
(j)に、入力線XB(i)が出力線YB(j)に接続さ
れ、いわゆる、ジャンパリング機能を持つ。更に、本発
明により、回線試験に必要な次のような基本機能が実現
できる。
−回線の短絡機能− 例えば、スルーホール207′(i,j)に接続ピンを挿入
すると、XA(i)がYA(1)に、XB(i)がYB(1)に
接続される。一方、YA(1)とYB(1)は、分離されて
いない通常のスルーホール251−1により電気的に短絡
している。従って、回線X(i)のA線(XA(i))と
B線(XB(i))はスルーホール251−1において短絡
された状態となる。なお、スルーホール207′(i,2)に
ついても同様の機能を持つ。
また、スルーホール207′(1,j)に接続ピンを挿入す
ると、YA(j)がXA(1)に、YB(j)がXB(1)に接
続される。一方、XA(1)とXB(1)は、分離されてい
ない通常のスルーホール252−1により電気的に短絡し
ている。従って、回線Y(j)のA線(YA(j))とB
線(YB(j))はスルーホール252−1において短絡さ
れた状態となる。なお、スルーホール207′(2,j)につ
いても同様の機能を持つ。
−回線との出会い機能− 例えば、スルーホール207′(i,3)に接続ピンを挿入
すると、XA(i)がYA(3)に、XB(i)がYB(3)に
接続される。一方、試験の専用コードT(A,B)をあら
かじめ用意しておき、例えば専用コードのA線をコネク
タ等を介してスルーホール251−3に、専用コードのB
線をスルーホール251−4に接続しておく。このように
しておくと、回線X(i)は専用コードT(A,B)によ
って、アクセス出来、例えば、 試験台→専用コード→回線X(i) のルートのループ抵抗を測定する等の回線試験を行うこ
とが出来る。なお、スルーホール207′(i,4)について
も同様の機能を持つ。
以上のような基本機能を有するマトリクスボードを用
いて、自動化MDFシステムにおいて、線路/局内切分け
試験・出会い試験等の回線試験を自動化する方法を次に
述べる。
まず、第3図は自動化MDFシステムの基本となる接続
部構成(3段リンク構成)例を説明する図であって、51
は1段目のマトリクスボードMB1、52は2段目のMB2、53
は3段目のMB3、54はリンク、55は入線(M本)、56は
出線(N本)である。ここで、マトリクスサイズa×b,
c×d,e×f及びMB個数n1,n2,n3を適切に選ぶことによ
り、任意の入線Mと任意の出線Njの間を接続する構成
とすることが出来る。実際の接続は、例えば1段目,2段
目,3段目のMB内の適切なマトリクス交差点に、遠隔制御
により自動的に接続ピンを挿入することにより行う。な
お、製造上の都合から、マトリクスサイズa×b,c×d,e
×fは同一にすることもある。図は3段構成の例を示し
ているが、他の段数の構成でも同様である。
つぎに、第4図は本発明のマトリクスボードを用い
て、自動化MDFシステムの回線試験を自動化する方法を
説明する図であって、前記のマトリクスサイズa×b,c
×d,e×fを同一にした例を基本としている。図におい
て、101及び103は本来のマトリクス部に付加した短絡用
導体パターンであり、例えば130(B1)に接続ピンを挿
入すると、前述のメカニズムにより、短絡導体パターン
に直交する該回線112(L(A,B))のA,B線を短絡状態
にする機能を持つ。102は本来のマトリクス部に付加し
た出会い用の導体パターンであり、例えば131(B2)に
接続ピンを挿入すると、前述のメカニズムにより、出会
い用導体パターンに直交する該回線112(L(A,B))の
A,B線に、出会い用導体パターンの引出し線121(T2(A,
B))を介して、アクセスできる機能を持つ。111は電話
機、112は線路ケーブル、113,114は各段を接続するリン
クケーブル、115は局内ケーブル、116は交換機、117は
試験台、120,121は出会い用導体パターンの引出し線、1
22は1段目の各マトリクスボードの出会い用導体パター
ンを共通化して交換機に導入する共通線(第4図ではマ
トリクスボード内で、120と121を共通化した例を示した
が、どちらの構成でもよい)、130,131,132,133,134,13
5,136,137,138,139は接続ピンの挿入位置の例、150は局
内ケーブル115の交換機への収容部、151は共通線122の
交換機への収容部である。ここで、出会い用導体パター
ンの引出し線121(T1(A,B))と出会い用導体パターン
の引出し線121(T2(A,B))において、各々のA線T1
(A)とT2(A)は共通線122のA線T(A)で短絡し
ており、同様に各各のB線T1(B)とT2(B)は共通線
122のB線T(B)で短絡している。このような構成に
したことにより、次のように回線試験に必要な回線状態
を自動化して実現できる。
−線路/局内切分け試験− 例えば、電話機111と交換機116の間のどこかに回線断
が生じて、チェックする時には、次のように線路/局内
のどちらに回線断の箇所があるか判定することが出来
る。まず、電話機111と交換機収容部150間は、通常時は
接続ピン位置132に挿入された接続ピン、リンクケーブ
ル113、接続ピン位置135に挿入された接続ピン、リンク
ケーブル114、接続ピン位置138に挿入された接続ピン、
局内ケーブル115を介して接続されている。この状態
で、該回線112(L(A,B))に対応する短絡用導体パタ
ーン101上の接続ピン位置130に接続ピンを挿入(ロボッ
トの手により、自動的に遠隔操作が可能)すると、前記
電話機111と交換機収容部150間の該回線112((A,B))
は接続ピン位置130近傍でA,B線が短絡された状態にな
る。ここで、試験台117から交換機116の該回線が収容さ
れている収容部150を呼び出し、接続ピン位置130の近傍
でA,B線が短絡状態になっている該回線のループ抵抗等
を測定する。その測定値が正常であれば回線断の箇所は
線路側と判定でき、その測定値が異常であれば回線断の
箇所は局内側と判定できる。
さらに、本構成では必要に応じて、局内側が回線断の
時には接続ピンを順次、接続ピン位置133,134,136,137,
139と挿入してゆくことにより、同様の測定及び判定基
準により、回線断の箇所が1段目MBのマトリクス部、リ
ンクケーブル113、2段目MBのマトリクス部、リンクケ
ーブル114、3段目のマトリクス部のどこであるかを特
定することが出来る。
このように、本構成によれば、従来MDFの設置場所に
人が行き、所定の試験弾器に試験プラグを挿入して実現
していた回線の状態を、遠隔操作によるロボットの手
で、短絡用導体パターン上の所定の接続ピン位置に接続
ピンを挿入することにより自動化して実現することがで
きる。
−出会い試験− 出会い試験は、共通線122を利用して、次のように自
動化して行う。
例えば、電話機111近傍の電柱において、多対の線路
ケーブルの中から、電話機に接続して使用する1対の電
線112(L(A,B))を選定し、その端部でA線L(A)
とB線L(B)を短絡する。一方、この選定された1対
の電線の他端が収容されていると想定される1段目MBの
入力側の番地に対応した出会い用導体パターン102上の
接続ピン位置131に接続ピンを挿入する。この状態で、
試験台117から交換機116の共通線122が収容されている
収容部151を呼び出し、 試験コード122→出会い用導体パターンの引出し線121→
接続ピン位置131→線路ケーブル(1対の電線)112 のルートのループ抵抗を測定することにより、選定した
1対の電線と使用予定の1段目MBの線路収容位置が正し
く対応しているか否かを知ることが出来る。
この試験により確認した1対の電線112と所定の交換
機116の収容部150の間を、各段のMBの本来のマトリクス
部の所定の接続ピン位置132,135,138に接続ピンを挿入
して配線ルートを設定することにより、所定の電話機11
1と交換機の収容部150間の配線を行うことが出来る。
−4線の折返し短絡試験− 専用線を利用する電話機等では2回線分を用いて使用
することがあり、第5図に示すような4線の折返し短絡
試験を実施する。第5図は回線1(L1(A,B))と回線
2(L2(A,B))のA線相互(L1(A)とL2(A))及
びB線相互(L1(B)とL2(B))をMDFの線路側で短
絡した状態を示す。この状態で、所定の測定器を用いて
回線試験を行う。
この試験を実施できる回線状態を実現する操作を、第
4図において説明する。
160,161は回線1及び回線2、162,163は2本の出会い
用導体パターン102上の回線1及び回線2に対応する接
続ピン位置、164,165,166,167は本来のマトリクス部で
回線のルートを設定するための接続ピン位置、168は専
用線モジュール、169は遠隔試験装置(RTE)、170は保
守・試験のための操作卓(OPE)である。この構成で4
線の折返し短絡状態にするには、該回線に対応した接続
ピン位置162,163に接続ピンを、ロボットの手を遠隔制
御することにより挿入する。これにより、回線1は引出
し線120(T1(A,B))に引出され、回線2は引出し線12
1(T2(A,B))に引出された状態となる。一方、前述の
ように接続ピン位置162の出会い用導体パターンの引出
し線120(T1(A,B))と接続ピン位置163の出会い用導
体パターンの引出し線121(T2(A,B))において、T1
(A)とT2(A)は共通線122のT(A)で短絡してお
り、同様にT1(B)とT2(B)は共通線122のT(B)
で短絡している。従って、上記の接続ピン挿入により、
回線1(L1(A,B))と回線2(L2(A,B))のA線相互
(L1(A)とL2(A))及びB線相互(L1(B)とL2
(B))をMDFの線路側で短絡した状態、いわゆる4線
の折返し短絡状態になる。この状態で、操作卓170から
遠隔試験装置169を呼び出し、専用線モジュール168を介
して所定の回線試験を実施することが出来る。
以上第1の実施例においては、回線試験用の接続ピン
はジャンパリング用のものと共用したが、非共用もあり
得る。この場合には、接続ピンが2種類となり運用管理
が煩わしくなるデメリットがある反面、以下に述べるよ
うに、マトリクスボードの回線試験のための付加導体パ
ターンを簡略化できるメリットがある。
第6図は本発明の第2の実施例であり、第1図におけ
る接続ピン214の分離した金めっき215,216を電気的に導
通したいわゆるショートピンを併用する場合のマトリク
スボードを示す。ショートピンを併用する場合のマトリ
クスボードの構造は第2図のままでもよいが、必要最小
限の構造を第6図に示す。第6図(a)は第2図(a)
の付加分離スルーホール207′は残し、付加XA導体パタ
ーンXA(1)、XA(2)のみを除去したものである。第
6図(b)は同様に第2図(b)の付加YA導体パターン
YA(1)、YA(2)を除去したものである。第6図
(c)は同様に第2図(e)の付加XB導体パターンXB
(1)、XB(2)を除去したものである。第6図(d)
は同様に第2図(d)の付加YB導体パターンYB(1)、
YB(2)を除去したものである。
第6図の、例えば、スルーホール207′(i,1)にショ
ートピンを挿入するとXA(i)とXB(i)が短絡される
ので、回線X(i)はスルーホール207′(i,1)におい
て短絡状態になる。スルーホール207′(i,2)について
もショートピンで同様の状態を実現できる。また、スル
ーホール207′(1,j)にショートピンを挿入するとYA
(j)とYB(j)が短絡されるので、回線Y(j)はス
ルーホール207′(1,j)において短絡状態となる。スル
ーホール207′(2,j)についてもショートピンで同様の
状態を実現できる。
また、回線との出会い機能については第2図の場合と
同様に実現できる。
従って、第6図のマトリクスボードに通常の接続ピン
とショートピンを組合せることにより、第4図で述べた
線路/局内切分け試験・出会い試験・4線折返し試験等
の回線試験がほぼ同様に実施できる。
さらに、以上の実施例1,2はいずれも1本の接続ピン
により、電話回線のA,B線を一括してマトリクススイッ
チ接続するタイプのマトリクスボード(A,B線をボード
内で立体的に配置できる)に関するものであったが、A
線とB線のマトリクススイッチ接続を独立の2本の接続
ピンで行うタイプのマトリクスボード(ボードの同一平
面上でA,B線を配置する)もある。この場合には、マト
リクスボード面積が2倍になるデメリットがあるが、マ
トリクスボードを構成するプリント基板の層数を1/2に
出来て構造が単純化出来ること及び接続ピンの構造が単
純化されるメリットがある。
第7図は本発明の第3の実施例のベースになるマトリ
クスボードの構造を示す図で、ジャンパリング用のマト
リクススイッチ機能を果たすマトリクス部の例を示して
いる。200,202は無電金属の受容性を有するプリント基
板、201は通常のプリント基板、207はスルーホール、20
8,209は分離スルーホールめっき、210はX導体パター
ン、211はY導体パターン、214は接続ピン、215は金め
っき等である。図において、接続ピン214をスルーホー
ル207に挿入すると、ピン表面の金めっき215が分離スル
ーホールめっき208と209を接続する。従って、該スルー
ホールに関係したX導体パターンとY導体パターンが接
続され、マトリクススイッチ接続が行われる。なお、こ
のマトリクスボードにおいては、ボードの同一平面上で
電話回線のA,B線を配置する必要があり、A線とB線の
マトリクススイッチ接続を独立の2本の接続ピンで行
う。
第8図は本発明の第3の実施例を示すものである。第
8図(a)はプリント基板200に相当する基板のXA,XB導
体パターンを示す図で、この場合には回線のA,B線を同
一面内に収容する必要がある。310はジャンパリング用
のマトリクス部に関連したXA,XB導体パターンである。3
50は回線試験のために回線短絡用として付加したXA,XB
導体パターンであり、XA(1)とXB(1)は一端で短絡
している。307′は付加した導体パターンに関連したス
ルーホールであり、ジャンパリング用のマトリクス部の
スルーホール307と同一仕様の分離スルーホールめっき
を有する分離スルーホールである。351,352はマトリク
スボードの入出力用のコネクタのピンヘッダのためのス
ルーホールであり、スルーホールめっきは基板200,201,
202の各断面を通して生成されている。スルーホール35
1,352の配置は一例である。
第8図(b)はプリント基板202に相当する基板のYA,
YB導体パターンを示す図で、回線のA,B線を同一面内に
収容する必要がある。311はジャンパリング用のマトリ
クス部に関連したYA,YB導体パターンである。353は回線
試験のために回線短絡用として付加したYA,YB導体パタ
ーンであり、YA(1)とYB(1)は一端で短絡してい
る。YA(2)はスルーホール351−1に、YB(2)はス
ルーホール351−2に接続している。
なお、第7図のプリント基板201に相当する基板に関
しては、第8図(a)のジャンパリング用のマトリクス
部及び回線試験用のマトリクス部に相当する位置にめっ
きを施していないスルーホールを有する(図示せず)。
本実施例により、前記実施例同様次のような回線試験
に必要な基本機能が実現できる。
−回線の短絡機能− 例えば、スルーホール307′A(i,1)とスルーホール
307′B(i,1)に接続ピンを挿入すると、XA(i)とYA
(1)、XB(i)とYB(1)が接続される。ここで、YA
(1)とYB(1)は短絡されているので、回線X(i)
のA線(XA(i))とB線(XB(i))が短絡されたこ
とになる。なお、十分な空間があれば、スルーホール30
7′B(i,1)の代わりにスルーホール307′B(i,1)に
接続ピンを挿入しても、同様の結果が得られる。また、
例えば、スルーホール307′A(1,j)とスルーホール30
7′B(1,j)に接続ピンを挿入すると、YA(j)とXA
(1)、YB(j)とXB(1)が接続される。ここで、XA
(1)とXB(1)は短絡されているので、回線Y(j)
のA線(YA(j))とB線(YB(j))が短絡されたこ
とになる。
−回線の出会い機能− 例えば、スルーホール307′A(i,2)とスルーホール
307′B(i,2)に接続ピンを挿入すると、XA(i)とYA
(2)、XB(i)とYB(2)が接続される。一方、試験
の専用コードT(A,B)をあらかじめ用意しておき、例
えば専用コードのA線をコネクタ等を介してスルーホー
ル351−1に、専用コードのB線をスルーホール351−2
に接続しておく。このようにしておくと、回線X(i)
は専用コードT(A,B)によって、アクセス出来る。
従って、本実施例の上記基本機能により、第4図で述
べた方法とほぼ同様にして、線路/局内切分け試験・出
会い試験等の各種回線試験に必要な回線状態を自動化し
て実現できる。
以上、本発明によればMDFの設置場所に人が行くこと
なく、通常の自動化MDFのジャンパリングと同様の接続
ピン操作により、代表的な回線試験について試験に必要
な回線状態を自動化して実現できることを述べた。な
お、MDFで必要な他の回線試験、例えば局外線路試験、
導通試験、発信試験等についても、試験に必要な回線状
態を自動化して実現できるが、ほぼ同様の操作であり、
当業者には容易に理解できるので記述は省略する。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明のマトリクスボードは (1)X,Y導体パターンと分離スルーホールを組合せた
ジャンパリング用のマトリクススイッチ機能を果たすマ
トリクス部 (2)該マトリクス部の入出力部に、分離スルーホール
を伴うX,Y導体パターンあるいは分離スルーホール列を
付加することにより、回線試験用のマトリクススイッチ
機能を果たすマトリクス部 の2つから構成されているので、従来実現されていたジ
ャンパリング機能に加えて、回線試験において必要にな
る回線短絡機能及び回線との出会い機能の2つの基本機
能を新たに実現した。この回線試験用の基本機能を活用
することにより、自動化MDFシステムにおいて、MDFで行
う各種の回線試験において必要な回線状態を、MDFの設
置場所に人が行くことなく、自動化MDFの通常のジャン
パリングと同様の接続ピン操作により、自動化して実現
できる。従って、MDF回線試験作業の省力化の利点があ
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の基本になるマトリクスボードのジャン
パリング用マトリクス部の構造例図、第2図は本発明の
第1の実施例に係るプリント基板を示す平面略図、第3
図は本発明に係る自動化MDFシステムの接続構成例のブ
ロック図、第4図は本発明に係る自動化MDFシステムの
回線試験を自動化する方法を説明する構成図、第5図は
本発明に係る4線の折返し短絡状態の図、第6図は本発
明の第2の実施例に係るプリント基板を示す平面略図、
第7図は本発明の第3の実施例の基本になるマトリクス
ボードのジャンパリング用マトリクス部の構造例図、第
8図は本発明の第3の実施例に係るプリント基板を示す
平面略図、第9図は従来の手動MDFの概要図及び配線系
統図、第10図は従来の試験プラグの概要図、第11図は従
来の試験プラグを用いた回線試験の概要図である。 200,202,204,206…無電金属の受容性を有するプリント
基板、201,203,205…通常のプリント基板、207,207′…
スルーホール、208,209…分離スルーホールめっき、21
0,212…XA,XB導体パターン、211,213…YA,YB導体パター
ン、214…接続ピン、215,216…分離した金めっき、250
…回線試験のために回線短絡用として付加したXA導体パ
ターン、251,252…スルーホール、253…回線試験のため
に短絡用と出会い用として付加したYA導体パターン、25
4…回線短絡用に付加したXB導体パターン、255…短絡用
と出会い用に付加したYB導体パターン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 3/46 G01R 31/28 V (72)発明者 熊倉 保夫 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 廣野 侃夫 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 藤倉 弘 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 千葉 直樹 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−124186(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ジャンパリング用のマトリクス部を構成す
    るXA導体パターンと回線試験のために短絡用として付加
    したマトリクスボードの入出力用コネクタのピンヘッダ
    のためのスルーホール(252−1)に接続されているXA
    (1)導体パターン(250)よりなるXA導体パターンを
    有するプリント基板(200)と、 このXA導体パターンを有するプリント基板に絶縁性のプ
    リント基板を介して積層され、ジャンパリング用のマト
    リクス部を構成するYA導体パターンと回線試験のために
    短絡用として付加したマトリクスボードの入出力用コネ
    クタのピンヘッダのためのスルーホール(251−1)に
    接続されたYA(1)導体パターン(253)と、出会い用
    として付加した試験の専用コードのA線に接続されてい
    るマトリクスボードの入出力用コネクタのピンヘッダの
    ためのスルーホール(251−3)に接続されたYA(3)
    導体パターン(253)よりなるYA導体パターンを有する
    プリント基板(202)と、 このYA導体パターンを有するプリント基板に絶縁性のプ
    リント基板を介して積層され、ジャンパリング用のマト
    リクス部を構成するXB導体パターンと回線試験のために
    短絡用として付加したマトリクスボードの入出力用コネ
    クタのピンヘッダのためのスルーホール(252−1)に
    接続されているXB(1)導体パターン(254)よりなるX
    B導体パターンを有するプリント基板(204)と、 このXB導体パターンを有するプリント基板に絶縁性のプ
    リント基板を介して積層され、ジャンパリング用のマト
    リクス部を構成するYB導体パターンと回線試験のために
    短絡用として付加したマトリクスボードの入出力用コネ
    クタのピンヘッダのためのスルーホール(251−1)に
    接続されたYB(1)導体パターン(255)と、出会い用
    として付加した試験の専用コードのB線に接続されてい
    るマトリクスボードの入出力用コネクタのピンヘッダの
    ためのスルーホール(251−4)に接続されたYB(3)
    導体パターン(255)よりなるYB導体パターンを有する
    プリント基板(206)と、 前記各導体パターンの交点に対応した位置にそれぞれ前
    記XA導体パターンを有するプリント基板からYB導体パタ
    ーンを有するプリント基板まで貫通して設けられ、それ
    ぞれの内壁にはXA導体パターン,YA導体パターン,XB導体
    パターン,YB導体パターンに接続されている独立した4
    個の接点が設けられた複数のスルーホールと、 前記各導体パターンに接続され、前記XA導体パターンを
    有するプリント基板からYB導体パターンを有するプリン
    ト基板まで貫通して設けられ、スルーホール内壁にマト
    リクスボードの表面から裏面まで一体のスルーホールめ
    っきが施されたマトリクスボードの入出力用のコネクタ
    のピンヘッダのための複数のスルーホールとを具備し、 前記独立した4個の接点が設けられたスルーホールの適
    宜の箇所に、XA導体パターンとYA導体パターン、XB導体
    パターンとYB導体パターンをそれぞれ接続する2個の導
    電部を有する接続ピンを挿入するようにしたことを特徴
    とするマトリクスボード。
  2. 【請求項2】ジャンパリング用のマトリクス部を構成す
    るXA導体パターンよりなるXA導体パターンを有するプリ
    ント基板と、 このXA導体パターンを有するプリント基板に絶縁性のプ
    リント基板を介して積層され、ジャンパリング用のマト
    リクス部を構成するYA導体パターンと出会い用として付
    加した試験の専用コードのA線に接続されているマトリ
    クスボードの入出力用コネクタのピンヘッダのためのス
    ルーホール(251−3)に接続されたYA(3)導体パタ
    ーン(253)よりなるYA導体パターンを有するプリント
    基板(202)と、 このYA導体パターンを有するプリント基板に絶縁性のプ
    リント基板を介して積層され、ジャンパリング用のマト
    リクス部を構成するXB導体パターンよりなるXB導体パタ
    ーンを有するプリント基板(204)と、 このXB導体パターンを有するプリント基板に絶縁性のプ
    リント基板を介して積層され、ジャンパリング用のマト
    リクス部を構成するYB導体パターンと出会い用として付
    加した試験の専用コードのB線に接続されているマトリ
    クスボードの入出力用コネクタのピンヘッダのためのス
    ルーホール(251−4)に接続されたYB(3)導体パタ
    ーン(255)よりなるYB導体パターンを有するプリント
    基板(206)と、 前記各導体パターンの交点に対応した位置にそれぞれ前
    記XA導体パターンを有するプリント基板からYB導体パタ
    ーンを有するプリント基板まで貫通して設けられ、それ
    ぞれの内壁にはXA導体パターン,YA導体パターン,XB導体
    パターン,YB導体パターンに接続されている独立した4
    個の接点が設けられた複数のスルーホールと、 前記各導体パターンに接続され、前記XA導体パターンを
    有するプリント基板からYB導体パターンを有するプリン
    ト基板まで貫通して設けられ、スルーホールの内壁にマ
    トリクスボードの表面から裏面まで一体のスルーホール
    めっきが施されたマトリクスボードの入出力用のコネク
    タのピンヘッダのための複数のスルーホールとを具備
    し、 前記独立した4個の接点が設けられたスルーホールの適
    宜の箇所に、XA導体パターンとYA導体パターン、XB導体
    パターンとYB導体パターンをそれぞれ接続する2個の導
    電部を有する接続ピンを挿入するようにすると共に、前
    記独立した4個の接点が設けられた回線試験用に付加さ
    れた分離スルーホールの適宜の箇所に、XA導体パターン
    ・YA導体パターン・XB導体パターン・YB導体パターン全
    部を接続する1個の導電部を有するショートピンあるい
    は前記接続ピンを挿入するようにしたことを特徴とする
    マトリクスボード。
  3. 【請求項3】ジャンパリング用のマトリクス部を構成す
    るXA導体パターン,XB導体パターンと、回線試験のため
    に短絡用として付加した一端どうしが接続されたXA
    (1)導体パターン,XB(1)導体パターン(350)より
    なるXA導体パターン,XB導体パターンを有するプリント
    基板(200)と、 このXA導体パターン,XB導体パターンを有するプリント
    基板に絶縁性のプリント基板を介して積層され、ジャン
    パリング用のマトリクス部を構成するYA導体パターン,Y
    B導体パターンと、回線試験のために短絡用として付加
    した一端どうしが接続されたYA(1)導体パターン,YB
    (1)導体パターン(353)と、出会い用として付加し
    た試験の専用コードのA線、B線に接続されているマト
    リクスボードの入出力用コネクタのピンヘッダのための
    スルーホール(351−1、351−2)に接続されたYA
    (2)導体パターン,YB(2)導体パターン(353)より
    なるYA導体パターン,YB導体パターンを有するプリント
    基板(202)と、 前記各導体パターンの交点に対応した位置にそれぞれ前
    記XA導体パターン,XB導体パターンを有するプリント基
    板からYA導体パターン,YB導体パターンを有するプリン
    ト基板まで貫通して設けられ、それぞれの内壁にはXA導
    体パターン,YA導体パターン,あるいはXB導体パターン,
    YB導体パターンに接続されている独立した2個の接点が
    設けられた複数のスルーホールと、 前記各導体パターンに接続され、前記XA導体パターン,X
    B導体パターンを有するプリント基板からYA導体パター
    ン,YB導体パターンを有するプリント基板まで貫通して
    設けられ、スルーホールの内壁にマトリクスボードの表
    面から裏面まで一体のスルーホールめっきが施されたマ
    トリクスボードの入出力用のコネクタのピンヘッダのた
    めの複数のスルーホールとを具備し、 前記独立した2個の接点が設けられたスルーホールの適
    宜の箇所に、XA導体パターンとYA導体パターン、XB導体
    パターンとYB導体パターンをそれぞれ接続する1個の導
    電部を有する接続ピンを挿入するようにしたことを特徴
    とするマトリクスボード。
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