JP2509498B2 - 昇降用油圧ジャッキ - Google Patents

昇降用油圧ジャッキ

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JP2509498B2
JP2509498B2 JP2411478A JP41147890A JP2509498B2 JP 2509498 B2 JP2509498 B2 JP 2509498B2 JP 2411478 A JP2411478 A JP 2411478A JP 41147890 A JP41147890 A JP 41147890A JP 2509498 B2 JP2509498 B2 JP 2509498B2
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hollow piston
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敏幸 荒木
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は昇降用油圧ジャッキに関
する。
【0002】
【従来の技術】重量物の昇降用油圧ジャッキとしては、
従来、例えば、図5縦断面図に示すような、特公昭51
−45858号で公告されたものが知られている。すな
わち、同図において、ジャッキは上下方向に延び多段的
に複数の係止段01が適宜間隔で形成された固定鉛直案
内ロッド02と、これの央部に同軸的に外挿された内筒
03とこれを囲繞する外筒04との間に挿入され上下方
向に移動することができる筒状ピストン06とから構成
された央部シリンダー07と、この若干上方に複数のボ
ルト08を介して連結されるとともに案内ロッド02が
中心孔を挿通する上部シリンダー09と、央部シリンダ
ー07のピストン06の下端に連結されるとともに案内
ロッド02が中心孔を挿通する下部シリンダー010と
から主として形成されている。
【0003】ここで、011,012はそれぞれ央部シ
リンダー07の上部給排油口,下部給排油口、013,
014はそれぞれ上部シリンダー09,下部シリンダー
010の下部に形成された截頭円錐形状のばね室、01
5,016はそれらの上部にばね017,018及び底
板019,020を介して圧接されるとともに中心部に
案内ロッド02が挿通する中心孔付截頭円錐状の係止
爪、021,022はそれぞれ上部シリンダー09,下
部シリンダー010の上部に形成された加圧室023,
024に挿入され央部にピストンが突設された中空ピス
トン棒で、その中心孔には案内ロッド02が挿通し、下
端はそれぞれ係止爪015,016の上端に当接してい
る。029,030はそれぞれ加圧室023の上部給排
油口、下部給排油口、031,032はそれぞれ加圧室
024の上部給排油口,下部給排油口、033は央部シ
リンダー07の下端フランジ034に吊子035を介し
て懸吊された荷重である。
【0004】しかしながら、このような装置では、下記
のような欠点がある。 (1)央部シリンダー07を尺取虫式に伸縮してジャッ
キは昇降するので、荷重033の昇降には央部シリンダ
ー07の往復動中片ストロークしか有効利用できず、従
って昇降速度が遅い。 (2)昇降するのに案内ロッド02に嵌合する係止爪0
15又は016を外すためには、中空ピストン棒021
又は022を駆動して係止位置より係止爪015又は0
16を離す必要があるので、この分余計に時間がかか
り、従ってジャッキの昇降速度が遅くなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、荷重が連続的に昇降で
き、かつ案内ロッドとの係止爪の嵌脱が迅速な、従って
昇降速度が速い経済的な昇降式油圧ジャッキを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明は軸
線方向に適宜間隔で切欠が多段的に凹設された鉛直案内
ロッドにロック用上部シリンダー,央部シリンダー及び
ロック用下部シリンダーからなる昇降機が同軸的に外挿
されてなる昇降用油圧ジャッキにおいて、上半部シリン
ダーと下半部シリンダーとが上下対称的に連結されてな
る央部シリンダーと、上記上半部シリンダーの中空ピス
トンに連結された上記ロック用上部シリンダーと、上記
下半部シリンダーの中空ピストンに連結された上記ロッ
ク用下部シリンダーと、上記ロック用上部シリンダー,
上記ロック用下部シリンダーにそれぞれ配置され中空ピ
ストンの昇降により斜めに昇降してそれぞれ内側下隅角
を上記切欠に嵌脱する 複数の可動爪とを具
えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】(1)上半部シリンダーと下半部シリンダーと
が上下対称的に一体化された央部シリンダーの動きを上
下のシリンダースピードを個別に制御して、荷重側のシ
リンダースピードに対し無荷重側シリンダーのスピード
を速くし荷重移動準備をさせることを可能にし、この上
下シリンダーを交互に上記スピードで動かすことで荷重
を連続的に上昇又は下降することが可能となる。 (2) ピストンの昇降により四辺形板状部材を斜めに
昇降して上記四辺形板状部材の下隅角を案内ロッドの切
欠に嵌脱することができる上部シリンダー及び下部シリ
ンダーを設けているので、係止爪の嵌脱のための移動距
離が公知のものに比べて短くなり、係止爪の嵌脱切換時
間が短縮する。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図面について説明する
と、図5と同一の符番はそれぞれ同図と同一の部材を示
し、まず図1縦断面図において、1は周面に縦断面が三
角形状の複数の係止環状切欠2が適宜間隔で多段的に配
設された鉛直案内ロッド、3は案内ロッド1にそれぞれ
同軸的に外挿された上半部シリンダー4と下半部シリン
ダー5とが上下対称的に連結されてなる央部シリンダ
ー、6,7はそれぞれ上半部シリンダー4,下半部シリ
ンダー5の下部に穿設された給排油孔、11は央部シリ
ンダー3の下端に連結された荷重である。
【0009】12,13はそれぞれ下部,上部が上半部
シリンダー4,下半部シリンダー5に挿入された中空ピ
ストン14,15の上端,下端に連結された上部係止爪
嵌脱用ピストンシリンダー(以下上部シリンダーとい
う)、下部係止爪嵌脱用ピストンシリンダー(以下下部
シリンダーという)、16はそれぞれ上部シリンダー1
2,下部シリンダー13内に形成され内向き上り勾配頂
面17を有するピストン室、18は各ピストン室16の
底面にそれぞれ立設されたコイルばね、19はそれぞれ
各ピストン室16のばね18上に載置されたピストン、
20はそれぞれ各ピストン19上に突設された鉛直板状
連結リンク、21はそれぞれ外側竪辺に沿って長孔22
が穿設された鉛直矩形板状の係止爪で、これは長孔22
及び水平ピン23を介して連結リンク20に枢着されて
いる。24はそれぞれ上部シリンダー12,下部シリン
ダー13に穿設された複数の給排油孔である。
【0010】このような装置において、荷重11を上方
へ移動させるには、まず、図2に示すように、上部シリ
ンダー12の給排油孔24から圧油25を供給して連結
リンク20を上昇させて係止爪21を上り勾配頂面17
に沿って内向半径方向に押出して案内ロッド1の切欠2
に係合することにより上部シリンダー12を案内ロッド
1に対してロックしたのち、央部シリンダー3の給排油
から半部シリンダー4に圧油を供給する。そうす
ると、中空ピストン14下降に伴い、央部シリンダー
3すなわち荷重11は上昇する。同時に下部シリンダー
15は給排油口7より圧油を供給するため上方向へ移動
し次の伸びに対する準備を行う。
【0011】次に、図3に示すように、下部シリンダー
13の給排油孔24から圧油25を供給して連結リンク
20を上昇させて係止爪21を内向半径方向に頂面17
に沿って押出して案内ロッド1の切欠2に係合すること
により下部シリンダー13を案内ロッド1に対してロッ
クしたのち、上部シリンダー12の給排油孔24から圧
油25を排出して連結リンク20を下降させて係止爪2
1を外向半径方向に下り勾配の頂板17に沿って移動す
ることにより案内ロッド1の切欠2から離脱したのち、
央部シリンダー3の給排油孔10から半部シリンダー
部に圧油を供給する。そうすると、中空ピストン
15下降に伴い、央部シリンダー3すなわち荷重11
が上昇する。このとき、上部シリンダー12は給排油口
6より圧油を供給するため上方向へ移動し、次の縮みに
対する準備を行う。
【0012】従って、このような操作を交互に繰返す
と、荷重11は連続的に案内ロッド1に沿って上昇する
ことができる。また、荷重11を下方へ移動させるに
は、上記の逆の手順により行うことができる。なお、上
記操作における係止爪21と案内ロッド1の切欠2との
嵌脱は図4部分拡大図の左半分,右半分に示す要領で行
われる。
【0013】このような、実施例の装置によれば、下記
効果が奏せられる。 (1)上半部シリンダーと、下半部シリンダーとが上下
対称的に一体化された央部シリンダーの動きを上下のシ
リンダースピードを個別に制御して、荷重側のシリンダ
ースピードに対し無荷重側シリンダーのスピードを速く
し荷重移動準備をさせることを可能にし、この上下シリ
ンダーを交互に上記スピードで動かすことで荷重を連続
的に上昇又は下降することが可能となり、従って、昇降
速度がほぼ倍増する。 (2)ピストンの昇降により四辺形板状部材を斜に昇降
して上記四辺形板状部材の下隅角を案内ロッドの切欠に
嵌脱することができる上部シリンダー及び下部シリンダ
ーを設けているので、係止爪の嵌脱のための移動距離が
公知のものに比べて短くなり、従って係止爪の嵌脱切換
時間が短縮し、結果的に昇降速度が増加する。
【0014】
【発明の効果】要するに本発明によれば、軸線方向に適
宜間隔で切欠が多段的に凹設された鉛直案内ロッドに
ック用上部シリンダー,央部シリンダー及びロック用下
シリンダーからなる昇降機が同軸的に外挿されてなる
昇降用油圧ジャッキにおいて、上半部シリンダーと下半
部シリンダーとが上下対称的に連結されてなる央部シリ
ンダーと、上記上半部シリンダーの中空ピストンに連結
された上記ロック用上部シリンダーと、上記下半部シリ
ンダーの中空ピストンに連結された上記ロック用下部
ンダーの中空ピストンに連結された上記ロック用下部
リンダーと、上記ロック用上部シリンダー,上記ロック
用下部シリンダーにそれぞれ配置され中空ピストンの昇
降により斜めに昇降してそれぞれ内側下隅角を上記切欠
に嵌脱する 複数の可動爪とを具えたことに
より、荷重が連続的に昇降でき、かつ案内ロッドとの係
止爪の嵌脱が迅速な、従って昇降速度が速い経済的な昇
降用油圧ジャッキを得るから、本発明は産業上極めて有
益なものである。
【0015】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1において上部シリンダーの係止爪を案内ロ
ッドの切欠に嵌合した状態を示す同じく縦断面図であ
る。
【図3】図1において下部シリンダーの係止爪を案内ロ
ッドの切欠に嵌合した状態を示す同じく縦断面図であ
る。
【図4】図1の上部,下部シリンダーそれぞれの係止爪
の嵌脱要領を示す部分拡大図である。
【図5】公知の昇降用油圧ジャッキを示す縦断面図であ
る。
【0016】 04 上半部シリンダー 5 下半部シリンダー 6 給排油孔 7 給排油孔 9 給排油孔 10 給排油孔 11 荷重 12 上部シリンダー(ロック用上部シリンダー) 13 下部シリンダー(ロック用下部シリンダー) 14 中空ピストン 15 中空ピストン 16 ピストン室 17 勾配頂面 18 ばね 19 ピストン 20 連結リンク 21 係止爪 22 長孔 水平ピン 24 給排油孔 25 圧油

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線方向に適宜間隔で切欠が多段的に凹
    設された鉛直案内ロッドにロック用上部シリンダー,央
    部シリンダー及びロック用下部シリンダーからなる昇降
    機が同軸的に外挿されてなる昇降用油圧ジャッキにおい
    て、上半部シリンダーと下半部シリンダーとが上下対称
    的に連結されてなる央部シリンダーと、上記上半部シリ
    ンダーの中空ピストンに連結された上記ロック用上部
    リンダーと、上記下半部シリンダーの中空ピストンに連
    結された上記ロック用下部シリンダーと、上記ロック用
    上部シリンダー,上記ロック用下部シリンダーにそれぞ
    れ配置され中空ピストンの昇降により斜めに昇降して
    れぞれ内側下隅角を上記切欠に嵌脱する
    数の可動爪とを具えたことを特徴とする昇降用油圧ジャ
    ッキ。
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JP4508589B2 (ja) * 2003-09-17 2010-07-21 三菱重工業株式会社 昇降用油圧ジャッキの制御方法及び昇降用油圧ジャッキ制御装置並びに昇降装置

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