JP2509371B2 - 冷ガス爆発生成器及びその製造方法 - Google Patents

冷ガス爆発生成器及びその製造方法

Info

Publication number
JP2509371B2
JP2509371B2 JP2176492A JP17649290A JP2509371B2 JP 2509371 B2 JP2509371 B2 JP 2509371B2 JP 2176492 A JP2176492 A JP 2176492A JP 17649290 A JP17649290 A JP 17649290A JP 2509371 B2 JP2509371 B2 JP 2509371B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base
cover
case
partition wall
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2176492A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03114943A (ja
Inventor
フィリップ コル ポール
ペロット クリスチャン
モルナー ベングト
バーバリディス キリアコス
Original Assignee
エス.エン.セ リブバ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エス.エン.セ リブバ filed Critical エス.エン.セ リブバ
Publication of JPH03114943A publication Critical patent/JPH03114943A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2509371B2 publication Critical patent/JP2509371B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/26Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow
    • B60R21/264Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous generation of gas, e.g. pyrotechnic
    • B60R21/2644Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous generation of gas, e.g. pyrotechnic using only solid reacting substances, e.g. pellets, powder
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F42AMMUNITION; BLASTING
    • F42BEXPLOSIVE CHARGES, e.g. FOR BLASTING, FIREWORKS, AMMUNITION
    • F42B3/00Blasting cartridges, i.e. case and explosive
    • F42B3/04Blasting cartridges, i.e. case and explosive for producing gas under pressure

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Air Bags (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動車の安全性及び、詳記すれば、冷ガス爆
発生成器から生じた燃焼ガスを使って保護枕を膨張させ
ることによる衝突時の自動車搭乗者の保護に関する。さ
らに正確には、本発明は溶接した複数の同軸室を備える
上記形式の冷ガス生成器、及び多様な室を形成する機械
的構成部材を相互溶接した後に爆発性物質を充填できる
上記形式の冷ガス生成器の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
自動車の衝突時に、搭乗者の身体と車両のダッシュボ
ードとの間に現われる枕(ピロー)の膨張によって搭乗
者を保護することは長年にわたって考察されてきた。ピ
ローの膨張は、ある閾値以上に度盛りした加速又は減速
検出器によって解放されるガス発生源により確実に行な
われる。保護装置の信頼性を長期間にわたって確保する
ために、ガス発生源は長期間にわたって良好に保存でき
るとともに、数十ミリ秒の極めて短い反応時間を備える
ことが必要である。
上記の2つの要求は当業者にガス発生源として金属ケ
ース形状の冷ガス爆発生成器を選択させた。この金属ケ
ースは本質的にベースとカバーとからなり、このベース
及びカバーは、加速又は減速検出器に連結した点火装置
を収容する1個の点火室、ガス生成爆発性合成物を収容
する1個の燃焼室、及び1個ないし数個の生成ガスの濾
過又は冷却室を金属ケース内部に形成する。このような
ガス生成器は小型化した寸法(特に高さ)を備えて特に
自動車のステアリングホイール内に収納することが可能
でなければならないため、一般に当業者はガス生成器に
円筒形状を採用し、点火室を中央へ配し、燃焼室及び濾
過室を環状にして相互に同心的に又は相互に積重して配
置し、燃焼室が点火室の全て又は一部を包囲する形状と
した。この型式のガス生成器は、米国特許公報第4,547,
342号、第4,578,247号、及び第4,590,041号に開示され
る。
使用される爆発性合成物は一般に窒化ナトリウムと鉱
物酸化剤との混合物である。窒化ナトリウムは湿気に敏
感な火薬化合物であるため、一つには爆発性合成物を湿
気から守るため、もう一つには火薬化合物の不都合なフ
ィードバックを防ぐために、ガス生成器を密閉しかつ着
脱不可能にするのが良いとされる。このため通常はガス
生成器のケースを形成するケース及びカバーを互いに溶
接する。この溶接は、上に引用した特許公報に示される
ような、摩擦溶接又はイナーシャ溶接によって都合良く
実施される。
しかしながら、上記の解決法ははなはだしく不都合で
ある。従来ガス生成器に使用した構造のほとんどは、上
記の溶接後に爆発性物質を充填することができず、した
がって溶接前に爆発性物質をガス生成器に充填しなけれ
ばならず、しかもこの作業は窒化ナトリウムを高い比率
で含有した爆発性物質に直面して実施しなければならな
いため、操作は高い危険性を伴う。
上記の充填作業を可能にする試みが為されたことは公
知である。この試みは米国特許公報第4,249,673号に開
示される。この特許は、2個の同心室、すなわち内側の
点火及び燃焼室と周辺の環状冷却濾過室とを形成するカ
バー及びベースからなる回転体式のガス生成器を開示す
る。このガス生成器のベースは中心にオリフィスを備
え、ガス生成器を組立てた後に、このオリフィスから爆
発性合成物の錠剤を挿入することができ、そしてその後
点火装置を内側の点火及び燃焼室に挿入することができ
る。この特許による解決法は、ガス生成器内にそのベー
スとカバーとを組立てた後に爆発性物質を充填すること
を可能にするが、それにもかかわらず以下の2つの重大
な欠点を有する。錠剤の充填及び点火装置の挿入を確実
に可能にするために、上記のガス生成器は点火装置の高
さより著しく高い高さを備える必要がある。このため、
点火装置の高さをわずかに超える高さを備えた「平坦」
なガス生成器を要求する自動車製造業者の課した基準に
適合することは不可能となる。さらに、爆発性合成物の
錠剤は充填後点火装置の周囲にかつ上に載って位置し、
このため点火の均等性及びガス生成器内へのガス放出の
均等性を確保することが不可能となる。この均等性は、
ガス生成器内の過圧の危険無しに極めて短い反応時間を
要求する場合に必要である。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のように、現在当業者は自らの裁量において、点
火及びガス放出の良好な均等性を備え、かつケースの構
成部材の溶接後に爆発性物質を安全に充填することがで
きるガス生成器を持たない。
したがって本発明の目的は、このようなガス生成器及
びその製造方法並びに充填方法を当業者に明確に提供し
ようとすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、外部オリフィ
ス群を備えるとともに相互に横方向に固着したベース及
びカバーからなる回転体ケースを具備し、ベースとカバ
ーとが、点火装置を中に配置する点火用の内部中央溝
と、ガス生成爆発性合成物の要素群を収容する中間環状
室と、濾過手段を収容し外部オリフィス群を通して外部
に連通される室とを形成し、中間環状室と室とが中間オ
リフィス群を通して相互に連通される冷ガス爆発生成器
において、ベースは、外部側壁と、円筒形の中間隔壁基
部と、円筒形の内部隔壁基部で縁取った中央円形口とを
備え、カバーは、外部オリフィス群を備えた外部側壁
と、中間オリフィス群を備え中間隔壁基部と同じ直径を
有する円筒形の中間隔壁と、ベースが支持する内部隔壁
基部よりわずかに小さい直径を有する円筒形の内部隔壁
基部とを備え、ベースが支持する内部隔壁基部とカバー
が支持する内部隔壁基部とは、内部中央溝と中間環状室
との間に切れ目のない側方開口を形成し、側方開口の高
さがガス生成爆発性合成物の要素群の最大寸法よりも大
きいことを特徴とする冷ガス爆発生成器を提供する。
本発明の好適な実施例によれば、ガス生成爆発性合成
物の要素群は、上記の各内部隔壁基部に当接されるよう
に配置した巻上げたワイヤメッシュによって固定され
る。
本発明のもう一つの好適な実施例によれば、前記カバ
ーは前記ベースに支持された中央円形口よりもわずかに
小さい直径を有する中央円形口を備え、カバーが支持し
たこの中央円形口は、カバーが支持した前記内部隔壁基
部によって縁取られ、この内部隔壁基部の内部側壁には
ねじ山が設けてある。
本発明のさらにもう一つの好適な実施例によれば、上
記の点火装置は、前記内部中央溝に螺合するリングとこ
のリングの内側に固定可能な点火具とを具備し、リング
はその全側面にわたって、前記側方開口に対向可能でか
つ前記中間環状室と前記内部中央溝とを連絡することが
できるスリット群を備える。
本発明はまた、上記型式の冷ガス爆発生成器の製造方
法を開示する。この方法は、第1段階において、前記濾
過手段を収容した前記ベースに前記カバーを組付けるこ
とにより前記ケースを形成し、第2段階において、こう
して形成したケースを回転装置に固定し、ケースを回転
状態に設定した後に前記中間環状室の前記側方開口内に
爆発性合成物要素を注入してケースに及ぼされる遠心力
によって中間環状室内で爆発性合成物要素を保持し、第
3段階において、固定手段及び点火装置を内部中央溝内
に挿入する、ことを特徴とする。
本発明の好適な実施例によれば、ベースとカバーとの
組立ては溶接、特に摩擦溶接又はイナーシャ溶接によっ
て行なわれる。
本発明のもう一つの好適な実施例によれば、前記第2
段階においてケースを、ケース充填中に毎分100回転以
上の回転速度を有する水平スピンドル型旋盤に固定して
も良い。
さらに本発明の他の好適な実施例によれば、充填中に
ケースに振動を与えても良い。
本発明の好適な実施例を示す添付の第1図及び第2図
を参照して、以下に本発明を詳細に説明する。
〔実施例〕
本発明による冷ガス爆発生成器1は、横方向に互いに
固着したベース10及びカバー20からなる回転体ケース2
と、点火装置30と、ガス生成爆発性合成物からなる要素
群40と、濾過手段50とを具備することを特徴とする。
各図に示すように、ベース10は実質的に受け皿の外形
を持ち、水平リム12を末端に配した外部側壁11を備え
る。水平リム12は後にガス生成器の固定リムとして役立
ち、ガス生成器を自動車のフレームに固定するための部
材が貫通可能な穴16を有利に備える。
ベース10はまた、円筒形の内部隔壁基部14によって縁
取られた中央円形口13を備える。さらにベース10は、内
部隔壁基部14と外部側壁11との間に配置した円筒形の中
間隔壁基部15を備える。
カバー20は、ベース10が支持した外部側壁11と同じ厚
さ及び同じ直径の外部側壁21を備える。カバー20が支持
したこの外部側壁21は、ガス生成器によって生成したガ
スの放出を可能にする外部オリフィス群22を具備する。
さらにカバー20は、ベース10が支持した中間隔壁基部15
と同じ厚さ及び同じ直径を有する円筒形の中間隔壁23を
支持する。
カバー20が支持した中間隔壁23の高さは、カバー20と
ベース10とを組合せたときにベース10が支持した中間隔
壁基部15に接触するような高さである。中間隔壁23はガ
ス生成器により生成したガスが通過可能な中間オリフィ
ス群24を備える。各図に示すように、外部オリフィス群
22及び中間オリフィス群24は単工程で形成できるように
有利に整列する。
本発明の図示しないもう1つの実施例によれば、中間
オリフィス群24はガス生成器の圧力上昇によって容易に
破裂するキャップで閉じられる。このキャップは例えば
アルミニウム箔からなる。
ベース10及びカバー20は、例えばアルミニウム又はア
ルミニウム合金等の軽金属からなることが好ましい。こ
れらの部材は冷間成形技術によって有利に製造すること
もできる。ベース10及びカバー20を横方向に相互に固着
すると、これらは一体的にケース2を形成する。ケース
2は、ベース10が支持した中央円形口13を通して外部に
連絡する内部中央溝80と、外部側壁11及び21と中間隔壁
23及び中間隔壁基部15との間の周辺環状室60と、周辺環
状室60と内部中央溝80との間の中間環状室70とを特徴的
に形成する。
以下のように特徴的かつ本発明の実行に不可欠に、回
転式ケース2は、内部中央溝80と中間環状室70との間に
側方開口71を形成する。側方開口71はベース10が支持す
る内部隔壁基部14とカバー20との間に位置し、側方開口
71の高さは以下に説明する爆発性合成物要素40の最大寸
法よりも大きい。
さらに、中間環状室70は中間オリフィス群24を通して
周辺環状室60に連絡し、かつ周辺環状室60は外部オリフ
ィス群22を通して外部に連絡することがわかる。
第1図及び第2図に示す好適な実施例によれば、カバ
ー20は中央円形口26を具備する。中央円形口26は、ベー
ス10が支持する中央円形口13の直径よりわずかに小さい
直径を備える。また中央円形口26は、ねじ付きの内部中
央溝80を形成する円筒形の内部隔壁基部25によって縁取
られる。このとき側方開口71は、ベース10が支持した内
部隔壁基部14とカバー20が支持した内部隔壁基部25との
間に位置する。第1図及び第2図に示すように、内部中
央溝80と中間環状室70との間に形成した側方開口71は、
環状に切れ目なく連続していることが好ましい。
周辺環状室60は冷却及び濾過室として使用され、そし
て例えば重炭酸ナトリウム等の冷却剤の格子及び粒から
なる当業者に公知の濾過及び冷却手段50を収容する。濾
過及び冷却手段50は可撓性の金属カバー61によって適所
に支持される。金属カバー61は図のようにベース10及び
カバー20の内表面に当接する。また金属カバー61は、好
ましくはベース10に当接する底部側にガス流入オリフィ
ス群62を配置して備える。
中間環状室70は燃焼室として使用され、ガス生成爆発
性合成物の要素群40を収容する。この要素群40は、図の
ように錠剤状であることが好ましい。窒化ナトリウムを
基礎とする合成物が、ガス生成爆発性合成物として有利
に使用される。本発明の範囲内にある好適な合成物は、
重量比60%〜82%の窒化ナトリウム、重量比15%〜35%
の硫化モリブデン、及び重量比2%〜9%のイオウを含
有する合成物である。特に好適な合成物は、その機械的
性質を向上させるために120℃の熱処理を受けたもので
あり、このような合成物はフランス特許出願第89.05032
号に開示される。
各図に示すように、事前濾過格子72を燃焼室70内の中
間オリフィス群24側に設けても良い。爆発性合成物の要
素群40は側方開口71側で、半径方向に膨張性を有する固
定手段73によってさらに有利に固定される。それ自体巻
き上げられ、爆発性合成物の要素群40に当接するように
内部隔壁基部14及び15に当接して配置された金属ワイヤ
メッシュが、例えば固定手段として有利に使われる。
点火装置30を内部中央溝80内に設ける。第1図に示す
点火装置30は、一方にリング31を、他方に点火具32を備
える。リング31の側壁は外部ねじ山を備えた上方部分を
具備し、この上方部分は内部隔壁基部25に設けた内部ね
じ山に螺合する。リング31の側壁はさらに、シールスト
リップ35によりベース10が支持した内部隔壁基部14の内
表面に緊密に嵌合する下方部分を具備する。リング31の
下方部分は点火具32が螺合するねじ穴を備える。点火具
32は電気制動式点火具である。第1図のガス生成器にお
いて、点火具32はフランス特許公報第2,557,689号に開
示されるような同軸接続点火具である。リング31は堅固
な上方部分33を備え、またリング31の側壁全体にわたっ
てスリット34を備える。スリット34は側方開口71に対向
して側方開口71と実質的に同じ高さを備えて配置され
る。
以下本発明によるガス生成器の作動を説明する。加速
又は減速検出器によって送られた電気パルスにより、点
火具32が起動してガス生成爆発性合成物の要素群40に点
火する。この要素群の燃焼によって生成したガスは、中
間オリフィス群24を閉鎖するキャップを任意に破裂させ
た後、中間オリフィス群24を通って冷却室60に浸入す
る。続いてガスは金属カバー61に設けたオリフィス群62
を通って濾過及び冷却手段50に浸入し、濾過及び冷却を
実施した後、外部オリフィス群22を通ってガス生成器か
ら噴出してガス生成器に取付けたピローを膨張させる。
このように本発明によれば、冷ガス爆発生成器は点火
及びガス放出の完全な対称性を確実に得る。
本発明によって得られる他の重要な有利点は、本発明
によるガス生成器が、ケース2を構成するベース10及び
カバー20を組立てた後に爆発性合成物を充填可能な点に
ある。この操作の手順を以下に説明する。
まず第1段階では、濾過及び冷却手段50を収容した状
態でベース10とカバー20を組合せてケース2を形成す
る。このため濾過及び冷却手段50、金属カバー61、及び
場合によっては事前濾過格子72をベース10内に配置し、
ベース10とカバー20との組立てをあらゆる適切な手段に
よって実施する。しかしながら、上記の理由から好適な
組立て手段はベース10とカバー20との溶接であり、この
溶接は一方では外部側壁11と外部側壁21との間の接触面
に沿って、他方では中間隔壁基部15と中間隔壁23との間
の接触面に沿って実施する。
ベース10及びカバー20は回転体であり、溶接は摩擦溶
接又はイナーシャ溶接によって極めて有利に実施され
る。この場合、電子ビーム溶接もまた適切である。どの
溶接を選んでも、いずれの場合も溶接は爆発性合成物の
不在のもとで実施され、そのため全く安全な状況下で行
なわれる。
実際上、燃焼室70と内部中央溝80との間に位置して爆
発性合成物要素40の最大寸法よりも大きな高さを備え
る、本発明の不可欠要素である側方開口71の存在によ
り、ベース10とカバー20との組立て後の燃焼室70の充填
が可能になる。
この充填のため、第2段階では、ケース2を旋盤等の
回転装置に固定し、ケースを回転状態に設定した後、爆
発性合成物の要素群40を燃焼室70の側方開口71内に注ぎ
込み、回転によってケース2に及ぼされる遠心力により
要素群40を燃焼室70内で保持する。
このあとは、本発明による完全なガス生成器を得るた
めに、固定手段73を任意に挿入した後、第3段階におい
て内部中央溝80に点火装置30を挿入するだけである。
第2図に示す好ましい充填方法によれば、ケース2を
あご付きの旋盤上に配置し、旋盤の軸Aを水平位置に合
わせる。続いてケース2を回転させ、そして内部中央溝
80の直径よりも小さい直径を備えた円筒形の供給口101
からなる供給装置100を内部中央溝80内に挿入する。供
給口101は供給管102へ連通して延び、供給管102は傾斜
して図示しない供給ホッパに連結する。
供給口101は傾斜した縁部で閉じられ、その下部に爆
発性合成物の要素40の直径よりも大きい直径を有した開
口103を備える。開口103は供給口101のほぼ先端に位置
し、供給口101はその開口103が燃焼室70の側方開口71に
対向するように配置される。続いて供給ホッパは、十分
な量の爆発性合成物の要素群40を送出して燃焼室70に充
填する。要素群40は供給管102を通って供給口101まで降
下し、供給口101から重力により開口103及び側方開口71
を通って燃焼室70内に落下する。燃焼室70に供給された
要素群40は、ケース2に及ぼされる遠心力によって燃焼
室内で中間隔壁23の方向に平坦に押圧保持される。
ケース2の回転速度は少なくとも毎分100回転でなけ
ればならず、一般に毎分300回転の回転速度が錠剤状の
爆発性合成物要素群には十分であり、また自動車産業に
おいて通常使用するガス生成器には十分な回転速度であ
る。さらに、充填中にケース2を回転させるだけでなく
ケース2に振動を加えることで、燃焼室70への要素群40
のより効果的な充填が得られる。好ましくは長手方向に
加えるこのような振動は、例えば旋盤のあごとケース2
との間に電磁振動板を配置することによって得られる。
要素群40の充填が完了すると、ケース2を回転させた
ままで供給装置100を取り除く。続いて金属性ワイヤメ
ッシュ73を巻いた状態で内部中央溝80内に挿入し、さら
に半径方向に膨張可能に側方開口71内へ挿入する。
その後旋盤を停止し、そして最終段階として、リング
31を、続いて点火具32を螺合して完全なガス生成器を得
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による冷ガス爆発生成器の断面図、第2
図は第1図の生成器のケースの充填中の断面図である。 2……ケース、10……ベース、 20……カバー、22……外部オリフィス群、 24……中間オリフィス群、30……点火装置、 31……リング、40……爆発性合成物要素、 50……濾過手段、60……周辺環状室、 70……中間環状室、71……側方開口、 73……固定手段、80……内部中央溝。
フロントページの続き (72)発明者 キリアコス バーバリディス フランス国,76220 グルナィ アン ブライ,フェリエール アン ブライ, ルト ドシー(番地なし) (56)参考文献 米国特許4547342(US,A)

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部オリフィス群(22)を備えるとともに
    相互に横方向に固着したベース(10)及びカバー(20)
    からなる回転体ケース(2)を具備し、該ベース(10)
    と該カバー(20)とが、点火装置(30)を中に配置する
    点火用の内部中央溝(80)と、ガス生成爆発性合成物の
    要素群(40)を収容する中間環状室(70)と、濾過手段
    (50)を収容し該外部オリフィス群(22)を通して外部
    に連通される室(60)とを形成し、該中間環状室(70)
    と該室(60)とが中間オリフィス群(24)を通して相互
    に連通される冷ガス爆発生成器(1)において、 前記ベース(10)は、外部側壁(11)と、円筒形の中間
    隔壁基部(15)と、円筒形の内部隔壁基部(14)で縁取
    った中央円形口(13)とを備え、 前記カバー(20)は、前記外部オリフィス群(22)を備
    えた外部側壁(21)と、前記中間オリフィス群(24)を
    備え前記中間隔壁基部(15)と同じ直径を有する円筒形
    の中間隔壁(23)と、前記ベース(10)が支持する前記
    内部隔壁基部(14)よりわずかに小さい直径を有する円
    筒形の内部隔壁基部(25)とを備え、 前記ベース(10)が支持する前記内部隔壁基部(14)と
    前記カバー(20)が支持する前記内部隔壁基部(25)と
    は、前記内部中央溝(80)と前記中間環状室(70)との
    間に切れ目のない側方開口(71)を形成し、該側方開口
    (71)の高さがガス生成爆発性合成物の前記要素群(4
    0)の最大寸法よりも大きい、 ことを特徴とする冷ガス爆発生成器。
  2. 【請求項2】ガス生成爆発性合成物の前記要素群(40)
    を、前記の各内部隔壁基部(14,25)に当接されるよう
    に配置した巻上げたワイヤメッシュ(73)によって固定
    することを特徴とする請求項1記載の生成器。
  3. 【請求項3】前記カバー(20)は前記ベース(10)が支
    持する前記中央円形口(13)の直径よりわずかに小さい
    直径を有する中央円形口(26)を備え、該カバーが支持
    する該中央円形口(26)は該カバーが支持する前記内部
    隔壁基部(25)により縁取られることを特徴とする請求
    項1記載の生成器。
  4. 【請求項4】前記カバーが支持する前記内部隔壁基部
    (25)の内側の側面にねじ山を備えることを特徴とする
    請求項3記載の生成器。
  5. 【請求項5】前記点火装置(30)は、前記内部中央溝
    (80)に螺合可能でかつ全側壁にわたって前記側方開口
    (71)に対向可能なスリット(34)を備えたリング(3
    1)と、該リング(31)の内部に固定可能な爆発性の点
    火具(32)とを具備することを特徴とする請求項4記載
    の生成器。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか一項に記載の冷ガ
    ス爆発生成器の製造方法であって、 第1段階において、前記濾過手段(50)を収容した前記
    ベース(10)に前記カバー(20)を組付けて前記ケース
    (2)を形成し、 第2段階において、こうして形成したケース(2)を回
    転装置に固定して、該ケース(2)を回転状態に設定し
    た後、爆発性合成物の前記要素群(40)を前記中間環状
    室(70)の前記側方開口(71)内に注入し、該ケース
    (2)に及ぼされる遠心力によって該中間環状室内で該
    要素群を保持し、 第3段階において、前記点火装置(30)を前記内部中央
    溝内に挿入する、 ことを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】前記第1段階において、前記ベース(10)
    と前記カバー(20)との組付けを溶接によって行なうこ
    とを特徴とする請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】前記溶接を摩擦によって得ることを特徴と
    する請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】前記第2段階において、前記ケース(2)
    を水平スピンドル型旋盤に固定することを特徴とする請
    求項6記載の方法。
  10. 【請求項10】充填中の前記ケース(2)の回転速度は
    毎分100回転よりも大きいことを特徴とする請求項9記
    載の方法。
  11. 【請求項11】充填中に前記ケース(2)に振動を与え
    ることを特徴とする請求項10記載の方法。
JP2176492A 1989-07-05 1990-07-05 冷ガス爆発生成器及びその製造方法 Expired - Fee Related JP2509371B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR8908989 1989-07-05
FR8908989A FR2649478B1 (fr) 1989-07-05 1989-07-05 Generateur pyrotechnique de gaz froids et son procede de fabrication

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03114943A JPH03114943A (ja) 1991-05-16
JP2509371B2 true JP2509371B2 (ja) 1996-06-19

Family

ID=9383464

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2176492A Expired - Fee Related JP2509371B2 (ja) 1989-07-05 1990-07-05 冷ガス爆発生成器及びその製造方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5139280A (ja)
EP (1) EP0407248B1 (ja)
JP (1) JP2509371B2 (ja)
DE (1) DE69000860T2 (ja)
FR (1) FR2649478B1 (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05301559A (ja) * 1991-06-21 1993-11-16 Daicel Chem Ind Ltd 二重構造のハウジングを有するガス発生器
JPH04372177A (ja) * 1991-06-21 1992-12-25 Sanyo Electric Co Ltd 光起電力装置
WO1993018940A2 (de) * 1992-03-19 1993-09-30 Temic Bayern-Chemie Airbag Gmbh Gasgenerator-system
US5378017A (en) * 1993-06-11 1995-01-03 Morton International, Inc. Auto ignition in gas generator
US5531474A (en) * 1994-04-26 1996-07-02 Breed Automotive Technology, Inc. Inflator assembly
US5516147A (en) * 1994-10-12 1996-05-14 Morton International, Inc. Stamped metal toroidal hybrid gas generator with sliding piston
US5482316A (en) 1994-10-27 1996-01-09 Morton International, Inc. Air bag inflators having housings with crimp-formed joints
US5458371A (en) * 1994-10-27 1995-10-17 Morton International, Inc. Crimp-formed joint housings for air bag inflators
US5613705A (en) * 1995-03-24 1997-03-25 Morton International, Inc. Airbag inflator having a housing protected from high-temperature reactive generated gases
JP3031247U (ja) * 1995-03-27 1996-11-22 モートン インターナショナル,インコーポレイティド エアバッグインフレーター用ガス発生器
US5505488A (en) * 1995-04-03 1996-04-09 Morton International, Inc. Integral airbag cushion retainer, filter and diffuser
US5779268A (en) * 1995-06-06 1998-07-14 Morton International, Inc. Stamped driver inflator base
US5564741A (en) * 1995-06-12 1996-10-15 Morton International, Inc. Air bag filter and seal arrangement
DE19528864C2 (de) * 1995-08-05 1998-07-09 Temic Bayern Chem Airbag Gmbh Gasgenerator
US5709406A (en) * 1996-02-28 1998-01-20 Morton International, Inc. Hybrid inflator with projectile gas release
FR2761982B1 (fr) * 1997-04-11 1999-05-07 Livbag Snc Procede pour assurer un deploiement progressif d'un coussin de protection et chargement pyrotechnique pour sa mise en oeuvre
US6474684B1 (en) 1997-04-24 2002-11-05 Talley Defense Systems, Inc. Dual stage inflator
US6126197A (en) * 1997-04-24 2000-10-03 Talley Defense Systems, Inc. Lightweight discoidal filterless air bag inflator
US7597353B2 (en) * 2006-05-25 2009-10-06 Autoliv Asp, Inc. Inflator device having an annular inflation gas discharge opening
DE102015215025B4 (de) * 2015-08-06 2020-09-24 Joyson Safety Systems Germany Gmbh Gasgeneratorbaugruppe mit Leitelement
FR3053456B1 (fr) * 2016-06-29 2018-06-29 Autoliv Development Ab Generateur de gaz
US11560113B2 (en) * 2021-01-06 2023-01-24 ZF Passive Safety Systems US Inc. Airbag module with airbag retainer filter layer

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4547342A (en) 1984-04-02 1985-10-15 Morton Thiokol, Inc. Light weight welded aluminum inflator

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3985076A (en) * 1973-11-19 1976-10-12 Thiokol Corporation Gas generator
US4137847A (en) * 1977-10-27 1979-02-06 General Motors Corporation Gas generator
JPS581333B2 (ja) * 1978-03-02 1983-01-11 日産自動車株式会社 燃焼器
US4414902A (en) * 1980-12-29 1983-11-15 Ford Motor Company Container for gas generating propellant
US4530516A (en) * 1984-07-09 1985-07-23 Morton Thiokol Inc. Aluminum inflator with steel center-tie
US4578247A (en) * 1984-10-29 1986-03-25 Morton Thiokol, Inc. Minimum bulk, light weight welded aluminum inflator
US4796912A (en) * 1987-11-12 1989-01-10 Morton Thiokol, Inc. Elongate gas generator for inflating vehicle inflatable restraint cushions
US4943086A (en) * 1989-06-30 1990-07-24 Morton Thiokol, Inc. Gas bag inflator with a two welded joint housing

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4547342A (en) 1984-04-02 1985-10-15 Morton Thiokol, Inc. Light weight welded aluminum inflator

Also Published As

Publication number Publication date
DE69000860D1 (de) 1993-03-18
FR2649478B1 (fr) 1991-10-04
JPH03114943A (ja) 1991-05-16
DE69000860T2 (de) 1993-07-01
EP0407248B1 (fr) 1993-02-03
US5139280A (en) 1992-08-18
EP0407248A1 (fr) 1991-01-09
FR2649478A1 (fr) 1991-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2509371B2 (ja) 冷ガス爆発生成器及びその製造方法
US4530516A (en) Aluminum inflator with steel center-tie
US4547342A (en) Light weight welded aluminum inflator
US3985076A (en) Gas generator
US4590041A (en) Gas bag inflators
EP0180408B1 (en) Gas generator housing construction
EP0592254B1 (en) Gas generator for vehicle occupant restraint system
US3827715A (en) Pyrotechnic gas generator with homogenous separator phase
US5845933A (en) Airbag inflator with consumable igniter tube
US6997475B2 (en) Gas generator for air bag and air bag apparatus
EP0369579B1 (en) Lightweight non-welded gas generator with rolled spun lip
KR920007843B1 (ko) 승객보호 에어백용 자동 가스발생기
JP2609404B2 (ja) 点火器および膨張器
US7516701B2 (en) Gas generator
US3984126A (en) Inflator for vehicle occupant restraint system
US5409259A (en) Gas generator for vehicle occupant restraint system
EP0012627B1 (en) Gas inflator structures, cooling filters therefor and methods of making such filters
JPH0840181A (ja) 乗物用膨張可能衝撃保護バッグの膨張装置
EP0704349A1 (en) Apparatus for use in inflating an air-bag and method of assembly
JPH09118194A (ja) 側部保護バック用の火工熱ガス発生器
KR100394895B1 (ko) 내장형 폭약을 구비한 팽창식 금속 구조의 안전 장치
US5199155A (en) Method for manufacture of a cold-gas pyrotechnic generator
JP3616240B2 (ja) 火工式ガス発生器
EP0728633A1 (en) Hybrid inflator with elongated housing and center discharge
JPH05229397A (ja) エアバッグ用ガス発生器

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees