JP2509164Y2 - 建築用シヤツタ―のブレ―キ解放装置 - Google Patents

建築用シヤツタ―のブレ―キ解放装置

Info

Publication number
JP2509164Y2
JP2509164Y2 JP11670689U JP11670689U JP2509164Y2 JP 2509164 Y2 JP2509164 Y2 JP 2509164Y2 JP 11670689 U JP11670689 U JP 11670689U JP 11670689 U JP11670689 U JP 11670689U JP 2509164 Y2 JP2509164 Y2 JP 2509164Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake release
brake
manual operation
slide member
support shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11670689U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0355500U (ja
Inventor
圭輔 岸本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Shutter Corp
Original Assignee
Sanwa Shutter Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Shutter Corp filed Critical Sanwa Shutter Corp
Priority to JP11670689U priority Critical patent/JP2509164Y2/ja
Publication of JPH0355500U publication Critical patent/JPH0355500U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2509164Y2 publication Critical patent/JP2509164Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、開閉器に設けられるブレーキの解放により
自閉作動するべく構成される建築用シヤツターのブレー
キ解放装置に関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題] 一般に、この種建築用シヤツターにおいては、ビル等
に設けられる防火シヤツターの如く、火災感知器等に連
動する自動解放作動によりブレーキを解放してシヤツタ
ーカーテンを自閉作動せしめるブレーキ解放装置が設け
られるものがある。ところで、ブレーキ解放装置として
は、上記自動解放作動のみを行うものと、自動解放作動
のみならず常時緊張されている手動操作用ワイヤの緩め
操作でもブレーキ解放を行うことができるようにしたも
のとが知られている。そしてシヤツター施工時には何れ
かの仕様に対応するブレーキ解放装置が選択されて取付
けられることになるが、この場合、施工者側としては、
両タイプのブレーキ解放装置を用意していなればならな
いという面倒がある許りか、指定とは異なる仕様のもの
を取付けてしまう等の施工ミスが発生する惧れもあり問
題となつていた。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃
することができる建築用シヤツターのブレーキ解放装置
を提供することを目的として創案されたものであつて、
シヤツターカーテンの制動をするブレーキ装置のブレー
キ解放レバーに係合し、第一支軸に案内されてブレーキ
解放位置と復帰位置とに移動自在なスライド部材と、該
スライド部材を常時ブレーキ解放作動側に向けて付勢す
る第一弾機と、第二支軸に案内されて前記スライド部材
と平行に移動し、かつスライド部材に係脱自在に係止す
る係止体が揺動自在に軸支される支持部材と、前記係止
体を強制揺動させてスライド部材との係止−解除を行う
ためのソレノイドと、支持部材をスライド部材のブレー
キ解放位置方向に向けて付勢する第二弾機と、前記第二
支軸に係脱自在に係着され、該係着状態では支持部材を
スライド部材のブレーキ復帰位置に対応する位置に保持
して支持部材のブレーキ解放位置側への移動を規制する
ストツパ部材と、スライド部材もしくは支持部材に選択
的に連結される手動操作用ケーブルとを備え、手動操作
用ケーブルをスライド部材に連結しかつストツパ部材を
第二支軸に係着して、手動操作用ケーブルの送り出しで
スライド部材はストツパ部材によつて移動規制される支
持部材に支持されてブレーキ解放位置側への移動が規制
される第一仕様と、手動操作用ケーブルを支持部材に連
結しかつストツパ部材を第二支軸から取外して、手動操
作用ケーブルの送り出しでスライド部材はストツパ部材
による移動規制の内支持部材と共にブレーキ解放位置側
に移動する第二仕様とに仕様変更できる構成にしたこと
を特徴とするものである。
また、前記支持部に、手動でスライド部材の係止を解
除させるべく揺動せしめるための手動操作具を連繋した
ことを特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、ブレーキ解放装
置を手動操作の異なる二つの仕様に兼用できるようにし
たものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
図面において、1はビル等に設けられる防火シヤツター
のシヤツターカーテンであつて、該シヤツターカーテン
1は、常時は開閉器2の駆動に伴う巻胴3の正逆回動に
より上下昇降することで開口部を開閉し、また、火災等
の非常時には後述するブレーキ解放装置4が開閉器2に
内装されるブレーキ装置(図示せず)を解放するのに伴
つて自重降下して開口部を閉鎖するが、これらの構成は
何れも従来通りである。
前記ブレーキ解放装置4は、開閉器2の端面に一体的
に取付けられるものであるが、ケース5裏面に穿設され
る長孔5aには開閉器2から突出するブレーキ解放レバー
6が左右移動自在に遊嵌している。7はケース5内に横
設される第一支軸8に摺動自在に外嵌するスライドピー
ス(本考案のスライド部材に相当する)であつて、該ス
ライドピース7は、上記ブレーキ解放レバー6に対向し
て設けられ、そして第一支軸8に巻装される第一弾機9
により常時ブレーキ解放レバー6を解放作動する側に向
けて付勢されている。一方、10は本考案の係止体に相当
する係止板であつて、該係止板10は、支持部材11に揺動
自在に支持取付されるものであるが、さらにこのもの
は、左右を向け長孔10aに遊嵌する連結ピン12aを介して
ソレノイド12と連結されている。即ち、ソレノイド12が
作動しない状態では、上記係止板10がスライドピース7
をブレーキ復帰位置に係止するようになつており、また
ソレノイド12が作動した場合には、係止板10が退避揺動
してスライドピース7の係止を解除することによつてス
ライドピース7のブレーキ解放作動を許容するようにな
つている。
さらに、前記支持部材11は、第一支軸8と平行に横設
される第二支軸13に左右方向摺動自在に支持されると共
に、第二支軸13に巻装される第二弾機14によりスライド
ピース7と同方向に向けて付勢されるものであるが、こ
のものは、後述の第二仕様においては、連結される手動
操作用ケーブル15の緊張力を受けて常時は係止板10を前
記所定の係止作動位置に保持する一方、手動操作用ケー
ブル15が緩め操作された場合には、第二弾機14の付勢力
を受けて係止するスライドピース7と共に係止板10をブ
レーキ解放方向にスライド移動させるようになつてい
る。つまり、上記手動操作用ケーブル15の緩め操作によ
つて前記ソレノイド12に代る手動によるブレーキ解放を
行うことができるようになつており、さらには、緩め操
作後、手動操作用ケーブル15を引き操作することでスラ
イドピース7をブレーキ復帰位置に復帰させることがで
きるようになつている。
一方、16は前記第二支軸13の左側端部に着脱自在に取
付けられるストツパ部材であつて、該ストツパ部材16
は、側面視において略U字状に形成され、そして第二支
軸13に取付けられた後述の第一仕様状態では、支持部材
11とケース5側壁との間に介在して支持部材11のブレー
キ解放側へのスライドを規制するようになつている。
また、17は前記係止板10に隣接されるレバー式の手動
操作具であつて、該手動操作具17は、レバーブラケツト
18に上下動自在に支持されると共に、第三弾機19によつ
て常時上方に向けて付勢されるものであるが、第三弾機
19の付勢力に抗して下動した場合には、上端部に形成さ
れる係合片17aが係止板10に係合してこれを下方へ揺動
せしめるようになつている。つまり手動操作具17の下端
に図示しない別異の手動操作用ケーブルを連結すれば、
その引き操作でもソレノイド12に代る手動ブレーキ解放
を行うことができるようになついている。
叙述の如く構成された本考案の実施例において、ブレ
ーキ解放装置4は、手動操作用ケーブル15の取付け位
置、および着脱自在なストツパ部材16の取付けを選択す
ることで、自動解放作動のみを行う第一仕様と、手動お
よび自動解放作動を行う第二仕様との両仕様に仕様切換
えできることになる。つまり、第一仕様とする場合に
は、ストツパ部材16を第二支軸13に取付けると共に、手
動操作用ケーブル15をスライドピース7に連結する。そ
してこの仕様では、ソレノイド12の作動に伴うブレーキ
の自動解放作動が行われることになり、またブレーキ復
帰は、手動操作用ケーブル15の引き操作によつてスライ
ドピース7を再び係止板10に係止せしめることで成され
ることになる。
一方、第二仕様とする場合には、ストツパ部材16を第
二支軸13から取外すと共に、手動操作用ケーブル15を支
持部材11に連結する。そして該第二仕様では、ソレノイ
ド12の作動に伴う自動解放作動と、常時は手動操作レバ
ー(図示せず)によつて緊張される手動操作用ケーブル
15の緩め操作による手動解放作動とが可能となり、また
ブレーキ復帰は、緩め操作した手動操作用ケーブル15を
再度緊張させることで成されることになる。
この様に、本考案が実施されたものであつては、シヤ
ツターカーテン1の自閉作動を規制するブレーキを、手
動若しくは自動解放作動によつて解放させるものであり
ながら、手動操作用ケーブル15の取付け位置および着脱
自在なストツパ16の取付けを選択するだけの簡単な仕様
切換え作業で異なる二つ仕様のものに兼用できることに
なる。従つて、従来の様に各仕様のものを別々に用意し
ておく面倒が解消される許りか、異なる仕様のものを間
違えて取付けてしまう等の施工ミスも防止できることに
なり、この結果、ブレーキ解放装置の施工性を向上させ
ることができる。
さらに、実施例においては、手動操作用ケーブル20の
引き操作によつてブレーキ解放を行う係合レバー17が設
けられているので、第一仕様における手動解放を可能と
することができる。しかも、係合レバー17によるブレー
キ解放作動は、スライドピース7の係止を解除するべく
係止板10を僅かなストローク揺動せしめることで成され
るため、ブレーキ解放レバー6に直接連結される手動操
作ケーブルの引き操作によつて手動解放を行うものの様
に大きな操作力を必要とすることなく、小さな操作力で
良好なブレーキ解放を行うことができ、もつてブレーキ
解放装置の手動操作性を向上できる。また、係合レバー
17は、係止板10とは離間して設けられるものであるか
ら、係止板10とケーブルが干渉する等の惧れもなく、信
頼性の高い手動解放機構とすることができる。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたもので
あるから、シヤツターカーテンの制動をするブレーキ装
置を解放作動せしめるものであるが、手動操作用ケーブ
ルの取付け位置および着脱自在なストツパ部材の取付け
を選択するという簡単な作業で、仕様の異なる第一、第
二仕様のブレーキ解放装置として兼用できる。従つて、
従来の如く第一および第二仕様のブレーキ解放装置を別
々に用意しておかなければならないような面倒を解消で
きる許りか、指定とは異なる仕様のものを間違えて取付
けてしまう等の施工ミスも良好に防止でき、この結果、
ブレーキ解放装置の施工性が向上する。
しかも、上記手動操作具によるブレーキ解放作動は、
スライド部材の係止を解除するべき係止体を僅かに揺動
せしめることで成されるように構成することが可能であ
るから、ブレーキ解放レバーに直接連結される手動操作
用ケーブルの操作によつて手動解放を行うものの様に大
きな操作力を必要とすることなく、小さな操作力で良好
なブレーキ解放を行うことができて操作性の良いブレー
キ解放装置とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る建築用シヤツターのブレーキ解放
装置の一実施例を示したものであつて、第1図はシヤツ
ターの正面図、第2図はブレーキ解放装置の内部側面
図、第3図A,B,Cはそれぞれ第一仕様状態を示す同上内
部正面図、第4図A,Bはそれぞれ第二仕様状態を示す同
上内部正面図、第5図A,Bはそれぞれストツパの正面
図、側面図である。 図中、1はシヤツターカーテン、2は開閉器、4はブレ
ーキ解放装置、6はブレーキ解放レバー、7はスライド
ピース、8は第一支軸、9は弾機、10は係止板、11は支
持部材、12はソレノイド、13は第二支軸、14は弾機、15
は手動操作用ケーブル、16はストツパ、17は係合レバー
である。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シヤツターカーテンの制動をするブレーキ
    装置のブレーキ解放レバーに係合し、第一支軸(8)に
    案内されてブレーキ解放位置と復帰位置とに移動自在な
    スライド部材(7)と、該スライド部材を常時ブレーキ
    解放作動側に向けて付勢する第一弾機(9)と、第二支
    軸(13)に案内されて前記スライド部材と平行に移動
    し、かつスライド部材に係脱自在に係止する係止体(1
    0)が揺動自在に軸支される支持部材(11)と、前記係
    止体を強制揺動させてスライド部材との係止−解除を行
    うためのソレノイド(12)と、支持部材をスライド部材
    のブレーキ解放位置方向に向けて付勢する第二弾機(1
    4)と、前記第二支軸に係脱自在に係着され、該係着状
    態では支持部材をスライド部材のブレーキ復帰位置に対
    応する位置に保持して支持部材のブレーキ解放位置側へ
    の移動を規制するストツパ部材(16)と、スライド部材
    もしくは支持部材に選択的に連結される手動操作用ケー
    ブル15とを備え、手動操作用ケーブルをスライド部材に
    連結しかつストツパ部材を第二支軸に係着して、手動操
    作用ケーブルの送り出しでスライド部材はストツパ部材
    によつて移動規制される支持部材に支持されてブレーキ
    解放位置側への移動が規制される第一仕様と、手動操作
    用ケーブルを支持部材に連結しかつストツパ部材を第二
    支軸から取外して、手動操作用ケーブルの送り出しでス
    ライド部材はストツパ部材による移動規制の内支持部材
    と共にブレーキ解放位置側に移動する第二仕様とに仕様
    変更できる構成にしたことを特徴とする建築用シヤツタ
    ーのブレーキ解放装置。
  2. 【請求項2】前記第1請求項記載の係止体に、手動でス
    ライド部材の係止を解除させるべく揺動せしめるための
    手動操作具を連繋したことを特徴とする建築用シヤツタ
    ーのブレーキ解放装置。
JP11670689U 1989-10-04 1989-10-04 建築用シヤツタ―のブレ―キ解放装置 Expired - Lifetime JP2509164Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11670689U JP2509164Y2 (ja) 1989-10-04 1989-10-04 建築用シヤツタ―のブレ―キ解放装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11670689U JP2509164Y2 (ja) 1989-10-04 1989-10-04 建築用シヤツタ―のブレ―キ解放装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0355500U JPH0355500U (ja) 1991-05-28
JP2509164Y2 true JP2509164Y2 (ja) 1996-08-28

Family

ID=31664974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11670689U Expired - Lifetime JP2509164Y2 (ja) 1989-10-04 1989-10-04 建築用シヤツタ―のブレ―キ解放装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2509164Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014222020A (ja) * 2008-08-07 2014-11-27 文化シヤッター株式会社 開閉装置の開閉体停止装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014222020A (ja) * 2008-08-07 2014-11-27 文化シヤッター株式会社 開閉装置の開閉体停止装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0355500U (ja) 1991-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8215683B2 (en) Closing device, in particular for a cover of a motor vehicle
US5429400A (en) Trunk locking device
JPH041834B2 (ja)
JP4130020B2 (ja) エレベータの制御盤開閉装置
GB2522179A (en) Improvements in and relating to rope descenders
NO336776B1 (no) Arrangement for styring av sperringen av en falle i en dørlås.
GB2395980A (en) Vehicle door latch with anti-panic mechanism
KR100996594B1 (ko) 강제해정수단이 구비된 데드볼트 전자잠금장치
JP2509164Y2 (ja) 建築用シヤツタ―のブレ―キ解放装置
US9446930B2 (en) Emergency stop device with attached hand brake system
JP3624191B2 (ja) シャッター用自動閉鎖装置の下限停止機構
JP2012016519A (ja) 墜落防止用安全装置
JP4443587B2 (ja) オートロック装置
JPH0687588A (ja) ホームエレベーター用ドアロック装置
JPH09324590A (ja) 建築用シャッターにおけるブレーキ解放用の手動操作装置
JP3924696B2 (ja) 建築用開閉機
JP3896192B2 (ja) 外出確認信号錠
JP3631232B2 (ja) 建築用シャッターの手動操作装置
EP2077365A2 (en) Device for manual emergency release of automatic systems for the movement of doors, gates and the like
JPS6240038Y2 (ja)
JP3691042B2 (ja) 建築用シャッターのブレーキ解除用操作装置
JPH0120400Y2 (ja)
JPH0446067Y2 (ja)
JP2546015B2 (ja) 自動販売機の扉ロック装置
JP2645351B2 (ja) 遠隔操作に適した穴吊りクランプ