JP2508808Y2 - 路面切削機械 - Google Patents
路面切削機械Info
- Publication number
- JP2508808Y2 JP2508808Y2 JP1989065405U JP6540589U JP2508808Y2 JP 2508808 Y2 JP2508808 Y2 JP 2508808Y2 JP 1989065405 U JP1989065405 U JP 1989065405U JP 6540589 U JP6540589 U JP 6540589U JP 2508808 Y2 JP2508808 Y2 JP 2508808Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle body
- cutter
- road surface
- rear wheel
- pair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Road Repair (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、路面を平坦に切削する路面切削機械に関す
る。
る。
路面は長年の使用によって凹凸変形したり、輪だち掘
れしたりするので、路面切削機械によって平坦に切削す
ることがある。
れしたりするので、路面切削機械によって平坦に切削す
ることがある。
このように路面を平坦に切削する路面切削機械として
は種々のものが知られている。
は種々のものが知られている。
第8図のように、前輪1と後輪2を備えた車体3の側
方にカツター4を突出して設けた路面切削機械。
方にカツター4を突出して設けた路面切削機械。
第9図のように、一方の後輪2を前輪1より側方に突
出させ、一対の後輪2,2と同心状位置にカツター4を配
設した路面切削機械。
出させ、一対の後輪2,2と同心状位置にカツター4を配
設した路面切削機械。
第10図のように、後輪2を車体中心3a上に1つ設け、
その後輪2の側方にカツター4を配設した路面切削機
械。
その後輪2の側方にカツター4を配設した路面切削機
械。
第1の路面切削機械であると、カツター4が車体3の
側方に突出しているので、路面切削時の切削抵抗Fによ
り車体3に大きな旋回モーメントMが作用し、その旋回
モーメントMによって車体3の直進性が阻害されて車体
安定性が悪くなる。
側方に突出しているので、路面切削時の切削抵抗Fによ
り車体3に大きな旋回モーメントMが作用し、その旋回
モーメントMによって車体3の直進性が阻害されて車体
安定性が悪くなる。
特に、トレッドTとホイールベースWが短かい小型の
路面切削機械においては、前後輪1,2による旋回モーメ
ントMに対するふんばり力が小さく車体安定性がより一
層悪くなる。
路面切削機械においては、前後輪1,2による旋回モーメ
ントMに対するふんばり力が小さく車体安定性がより一
層悪くなる。
また、カツター4が前輪1と後輪2との中間に位置し
ているから、第11図のように路面5に凹凸があるとカツ
ター4が上下に変位するので、カツター4による路面5
の切削深さが変化してしまう。
ているから、第11図のように路面5に凹凸があるとカツ
ター4が上下に変位するので、カツター4による路面5
の切削深さが変化してしまう。
第2の路面切削機械であると、カツター4より後輪2
が側方に位置しているから、道路の構造物際を切削する
際に後輪2が邪魔になってしまうので、一方の後輪2を
仮想線で示す位置に移動して切削している。
が側方に位置しているから、道路の構造物際を切削する
際に後輪2が邪魔になってしまうので、一方の後輪2を
仮想線で示す位置に移動して切削している。
このために、一方の後輪2を移動できる構造としなけ
ればならず、構造が複雑となると共に、一方の後輪2を
仮想線で示す位置とするとカツター4の回転中心と一方
の後輪2の中心がずれるから路面に凹凸があった際にカ
ツター4が上下に変位し、切削深さが変化してしまう。
ればならず、構造が複雑となると共に、一方の後輪2を
仮想線で示す位置とするとカツター4の回転中心と一方
の後輪2の中心がずれるから路面に凹凸があった際にカ
ツター4が上下に変位し、切削深さが変化してしまう。
第3の路面切削機械であると三輪車式であるからふん
ばり力が弱く切削抵抗による旋回モーメントに対する車
体安定性が著しく悪くなる。
ばり力が弱く切削抵抗による旋回モーメントに対する車
体安定性が著しく悪くなる。
そこで、本考案は前述の課題を解決できるようにした
路面切削機械を提供することを目的とする。
路面切削機械を提供することを目的とする。
本考案の路面切削機械は、車体10の前部に左右一対の
前輪11,11を設け、車体10の後部に左右一対の後輪12,12
とカッター13を、同一軸心線B上でかつ一方の後輪12と
カッター13が前記左右一対の前輪11,11と相対向して車
体10の側方にそれぞれ位置し、他方の後輪12が一方の後
輪12とカッター13の間で車体10の内方に位置してそれぞ
れ設け、前記左右一対の前輪11,11の旋回中心Aを前記
軸心線B上の同一位置としたものである。
前輪11,11を設け、車体10の後部に左右一対の後輪12,12
とカッター13を、同一軸心線B上でかつ一方の後輪12と
カッター13が前記左右一対の前輪11,11と相対向して車
体10の側方にそれぞれ位置し、他方の後輪12が一方の後
輪12とカッター13の間で車体10の内方に位置してそれぞ
れ設け、前記左右一対の前輪11,11の旋回中心Aを前記
軸心線B上の同一位置としたものである。
これによって、後輪を移動せずに道路の構造物際まで
切削できると共に、車体安定性を良くでき、しかも路面
凹凸があってもカッターで同一深さに切削できるし、車
体旋回時にカッターに無駄な切削抵抗が発生せずに効率
良く路面を切削できる。
切削できると共に、車体安定性を良くでき、しかも路面
凹凸があってもカッターで同一深さに切削できるし、車
体旋回時にカッターに無駄な切削抵抗が発生せずに効率
良く路面を切削できる。
第1図に示すように、車体10の前部に左右一対の前輪
11,11を設け、車体10の後部には左右一対の後輪12,12と
カツター13を設けて路面切削機械としてある。
11,11を設け、車体10の後部には左右一対の後輪12,12と
カツター13を設けて路面切削機械としてある。
前記左右一対の前輪11,11は車体10の全幅L1内に設け
てあり、前車軸14に対して左右旋回自由で、左右ナツク
ルアーム15,16、タイロツド17を介して連結し、図示し
ないステアリングシリンダで左右に旋回されると共に、
左右ナツクルアーム15,16とタイロツド17の連結部18,19
の位置を、内輪切角θinが外輪切角θoutよりも大き
く、かつ内輪・外輪の旋回中心Aが後輪12の軸心線Bで
同一となるようにしてある。
てあり、前車軸14に対して左右旋回自由で、左右ナツク
ルアーム15,16、タイロツド17を介して連結し、図示し
ないステアリングシリンダで左右に旋回されると共に、
左右ナツクルアーム15,16とタイロツド17の連結部18,19
の位置を、内輪切角θinが外輪切角θoutよりも大き
く、かつ内輪・外輪の旋回中心Aが後輪12の軸心線Bで
同一となるようにしてある。
前記一対の後輪12,12とカツター13は同一軸心線B上
に配設され、一方の後輪12とカツター13が車体10の幅方
向側方に位置し、他方の後輪12の車体10の幅方向中央寄
りでカツター13と隣接している。
に配設され、一方の後輪12とカツター13が車体10の幅方
向側方に位置し、他方の後輪12の車体10の幅方向中央寄
りでカツター13と隣接している。
このようでありますから、カツター13によって道路の
構造物際まで切削できると共に、後輪12を移動させる必
要がない。
構造物際まで切削できると共に、後輪12を移動させる必
要がない。
また、前輪トレツドT1を最大限に大きくできると共
に、後輪トレツドT2もある程度の大きさにでき旋回モー
メントMに対するふんばり力を大きくできるばかりか、
カツター13は前輪トレツドT1内に位置しているから切削
抵抗Fによる旋回モーメントMが小さくなり、これらに
よって直進性が向上して車体安定性が良くなる。
に、後輪トレツドT2もある程度の大きさにでき旋回モー
メントMに対するふんばり力を大きくできるばかりか、
カツター13は前輪トレツドT1内に位置しているから切削
抵抗Fによる旋回モーメントMが小さくなり、これらに
よって直進性が向上して車体安定性が良くなる。
また、カツター13は後輪12と同一軸心線B上に設けて
あるから、路面の凹凸に追従してカツター13が変位し切
削深さを一定にできる。
あるから、路面の凹凸に追従してカツター13が変位し切
削深さを一定にできる。
また、左右一対の前輪11,11の旋回中心Aは後輪12の
軸心線B上に一致し、その軸心線B上にカツター13が配
設してあるから全ての車輪の旋回中心とカツター13の旋
回中心が一致し、車体旋回時にカツター13に無駄な切削
抵抗が発生せずに効率良く路面を切削できる。
軸心線B上に一致し、その軸心線B上にカツター13が配
設してあるから全ての車輪の旋回中心とカツター13の旋
回中心が一致し、車体旋回時にカツター13に無駄な切削
抵抗が発生せずに効率良く路面を切削できる。
次に具体例を説明する。
第2図〜第7図に示すように、車体10は前部車体20と
後部車体21を連結機構22で折曲及び揺動自在に連結して
ある。
後部車体21を連結機構22で折曲及び揺動自在に連結して
ある。
該連結機構22は第6図、第7図に示すように、後部車
体21に設けたブラケット23とブラケット24を縦軸25で折
曲自在に連結し、前部車体20に支持ブラケット27を取付
け、この支持ブラケット27と前記ブラケット24を横軸26
で揺動自在に連結してあり、これによって前部車体20と
後部車体21は横軸26を中心として相対的に左右方向に揺
動できるから路面に左右方向の凹凸があってもカッタ13
が変位せずに所定の深さで切削できる。
体21に設けたブラケット23とブラケット24を縦軸25で折
曲自在に連結し、前部車体20に支持ブラケット27を取付
け、この支持ブラケット27と前記ブラケット24を横軸26
で揺動自在に連結してあり、これによって前部車体20と
後部車体21は横軸26を中心として相対的に左右方向に揺
動できるから路面に左右方向の凹凸があってもカッタ13
が変位せずに所定の深さで切削できる。
前部車体20と後部車体21とに亘って折曲用シリンダ28
が連結され、この折曲用シリンダ28を伸縮すると前部車
体20と後部車体21は縦軸25を中心として折曲する。後部
車体21の下部は第5図のように一側方が高く、他側方が
低い階段形状となり、高い一側方21aにカッター13が設
けられ、低い他側方に一対の後輪12,12が設けてある。
が連結され、この折曲用シリンダ28を伸縮すると前部車
体20と後部車体21は縦軸25を中心として折曲する。後部
車体21の下部は第5図のように一側方が高く、他側方が
低い階段形状となり、高い一側方21aにカッター13が設
けられ、低い他側方に一対の後輪12,12が設けてある。
カッター13は車体1側方寄りに位置しているから、カ
ッター13によって道路の構造物際まで切削できると共
に、後輪12を移動させる必要がなく構造を簡単にでき
る。
ッター13によって道路の構造物際まで切削できると共
に、後輪12を移動させる必要がなく構造を簡単にでき
る。
また、前輪ドレッドT1を最大限に大きくできると共
に、後輪トレッドT2もある程度の大きさにでき旋回モー
メントMに対するふんばり力を大きくできるばかりか、
カッター13は前輪トレッドT1内に位置しているから切削
抵抗Fによる旋回モーメントMが小さくなり、これらに
よって直進性が向上して車体安定性が良くなる。
に、後輪トレッドT2もある程度の大きさにでき旋回モー
メントMに対するふんばり力を大きくできるばかりか、
カッター13は前輪トレッドT1内に位置しているから切削
抵抗Fによる旋回モーメントMが小さくなり、これらに
よって直進性が向上して車体安定性が良くなる。
また、カッター13は一対の後輪12と同一軸心線B上に
設けてあるから、路面の凹凸に追従してカッター13が変
位し切削深さを一定にできる。
設けてあるから、路面の凹凸に追従してカッター13が変
位し切削深さを一定にできる。
また、左右一対の前輪11,11の旋回中心Aは左右一対
の後輪12の軸心線B上に一致し、その軸心線B上にカッ
ター13が配設してあるから全ての車輪の旋回中心とカッ
ター13の旋回中心が一致し、車体旋回時にカッター13に
無駄な切削抵抗が発生せずに効率良く路面を切削でき
る。
の後輪12の軸心線B上に一致し、その軸心線B上にカッ
ター13が配設してあるから全ての車輪の旋回中心とカッ
ター13の旋回中心が一致し、車体旋回時にカッター13に
無駄な切削抵抗が発生せずに効率良く路面を切削でき
る。
第1図は本考案の実施例を示す平面図、第2図〜第7図
は具体例を示し、第2図は正面図、第3図は平面図、第
4図は前面図、第5図は後面図、第6図は連結機構の平
面図、第7図はその断面図、第8図,第9図,第10図は
従来例の平面図、第11図は不具合説明図である。 10は車体、11は前輪、12は後輪、13はカツター。
は具体例を示し、第2図は正面図、第3図は平面図、第
4図は前面図、第5図は後面図、第6図は連結機構の平
面図、第7図はその断面図、第8図,第9図,第10図は
従来例の平面図、第11図は不具合説明図である。 10は車体、11は前輪、12は後輪、13はカツター。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 中村 光男 新潟県柏崎市宝町1―3 小松造機株式 会社柏崎工場内 (72)考案者 新田 栄喜 新潟県柏崎市宝町1―3 小松造機株式 会社柏崎工場内 (56)参考文献 特開 昭63−147004(JP,A) 特開 昭52−35034(JP,A) 特許114755(JP,C2)
Claims (1)
- 【請求項1】車体10の前部に左右一対の前輪11,11を設
け、車体10の後部に左右一対の後輪12,12とカッター13
を、同一軸心線B上でかつ一方の後輪12とカッター13が
前記左右一対の前輪11,11と相対向して車体10の側方に
それぞれ位置し、他方の後輪12が一方の後輪12とカッタ
ー13の間で車体10の内方に位置してそれぞれ設け、前記
左右一対の前輪11,11の旋回中心Aを前記軸心線B上の
同一位置としたことを特徴とする路面切削機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989065405U JP2508808Y2 (ja) | 1989-06-06 | 1989-06-06 | 路面切削機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989065405U JP2508808Y2 (ja) | 1989-06-06 | 1989-06-06 | 路面切削機械 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH035710U JPH035710U (ja) | 1991-01-21 |
JP2508808Y2 true JP2508808Y2 (ja) | 1996-08-28 |
Family
ID=31597205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989065405U Expired - Lifetime JP2508808Y2 (ja) | 1989-06-06 | 1989-06-06 | 路面切削機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2508808Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5235034A (en) * | 1975-09-12 | 1977-03-17 | Hitachi Ltd | Steering apparatus for special vehicles |
JPS63147004A (ja) * | 1986-07-28 | 1988-06-20 | 日本鋪道株式会社 | 舗装体の補修方法及び舗装体の標識形成方法 |
-
1989
- 1989-06-06 JP JP1989065405U patent/JP2508808Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH035710U (ja) | 1991-01-21 |
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