JP2508658Y2 - 光学式終端検出用プリズム - Google Patents

光学式終端検出用プリズム

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JP2508658Y2 JP11437190U JP11437190U JP2508658Y2 JP 2508658 Y2 JP2508658 Y2 JP 2508658Y2 JP 11437190 U JP11437190 U JP 11437190U JP 11437190 U JP11437190 U JP 11437190U JP 2508658 Y2 JP2508658 Y2 JP 2508658Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばディジタルオーディオテープレコー
ダ(DAT)のテープカセットに使用される光学式終端検
出用プリズムに関する。
〔考案の概要〕
本考案は光学式終端検出用プリズムに関し、光線を反
射する傾斜面に対向する範囲に凹部を形成するようにし
たことによって、このプリズムを形成する際の金型の移
動による損傷の発生を少なくできるようにするものであ
る。
〔従来の技術〕
いわゆるディジタルオーディオテープレコーダ(DA
T)に使用されるテープカセットとしては、例えば第5
図、第6図に示すようなものが提案されている。
すなわち図において、(1)はカセット匣体を示し、
このカセット匣体(1)はアッパーシェル(2)とロア
ーシェル(3)を例えば螺子止めによって合体して成
り、このカセット匣体(1)内に、磁気テープを巻装し
た一対のリールハブ(図示せず)が収納されている。
ロアーシェル(3)の底壁部には、上述の一対のリー
ルハブに対応してリール軸挿入孔(4)が穿設されてお
り、テープカセットをテープレコーダ本体に装着した状
態ではこのリール軸挿入孔(4)を介してテープレコー
ダ本体側からリール軸が挿入される。また、ロアーシェ
ル(3)の前部には、テープカセットをテープレコーダ
本体に装着した状態でテープレコーダ本体側からテープ
ローディング用ガイド部材が挿入される凹状空間部
(5)が形成されている。
(6)はカセット匣体(1)のロアーシェル(3)の
底面及び両側面の一部を覆って前後方向に摺動可能に装
着されるスライダで、テープカセットの保存時にはこの
スライダ(6)は前方の閉じ位置にあり、これによって
ロアーシェル(3)に形成されたリール軸挿入孔(4)
及びテープローディングガイド挿入用凹状空間部(5)
が閉塞され、またテープカセットをテープレコーダ本体
に装着すると、このスライダ(6)が後方の開き位置ま
で摺動し、これによってスライダ(6)に形成された対
応孔(7)とロアーシェル(3)のリール軸挿入孔
(4)が対応してリール軸挿入孔(4)が開放されと共
に、テープローディングガイド挿入用凹状空間部(5)
が開放される如く成されている。
また(8)はカセット匣体(1)の前面に上下方向に
回動可能に配される前面蓋で、テープカセット保存時に
はこの前面蓋(8)によってカセット匣体(1)の前面
の磁気テープ露出部が覆われ、またテープカセットがテ
ープレコーダ本体に装填されると、この前面蓋(8)は
上方へ開き回動されてカセット匣体(1)の前面に磁気
テープが露出される。
さらにこのように構成されるテープカセットにおい
て、スライダ(6)の両側壁(6a)の後部の一部外側部
を切除して凹部(10)が形成され、これに対応してロア
ーシェル(3)の両側壁(3a)の後端部においてその一
部を上端から下方に垂直に延長して遮断壁部(9)が形
成されており、スライダ(6)が後方へ摺動された際に
はこの遮断壁部(9)の内面側にスライダ(6)の凹部
(10)が対向されるように成されている。
そしてこの遮断壁部(9)の外側面とアッパーシェル
(2)の両側壁(2a)の外側面とにわたっての部分が、
テープカセットを掴む為の把持部(11)と成されてお
り、この把持部(11)においては、滑り止めとして複数
の縦方向の溝が形成されている。
従ってこのように構成されたテープカセットは、テー
プレコーダ本体から取り出す際には両側の把持部(11)
を2本の指で掴んで引き出すことにより、例えば指がス
ライダ(6)に掛かってスライダ(6)が開いたままテ
ープカセットが取り出されるようなことがなく、磁気テ
ープ等の保護を良好に行うことができる。
ところで上述の装置において、磁気テープの終端検出
は、例えば光学式の手段を用いて行うようにされてい
る。そこでこのような検出を行うためには、例えば第7
図に示すような光学式終端検出用プリズムが用いられ
る。
すなわち図において、(20)はプリズムを全体として
示しており、このプリズム(20)は例えば透明な樹脂に
て形成されている、さらにこのプリズム(20)は、カセ
ット匣体(1)に密着して形成される第1の部分(21)
と、この第1の部分(21)から延長して設けられる45度
角の第1の傾斜面(22)を介してカセット匣体(1)に
鉛直に形成される第2の部分(23)とによって構成さ
れ、この第2の部分(23)から延長して45度角の第2の
傾斜面(24)が設けられている。
そして例えばテープレコーダ本体(30)に設けられた
発光素子(31)からの光線が第1の部分(21)の端面
(21a)に入射され、第1及び第2の傾斜面(22)(2
4)で反射されて第2の部分(23)の傾斜面(24)と対
向する面(23a)から、端面(21a)と同じ面側に設けら
れた受光素子(32)に向って出射される。
従ってこの装置が、例えば供給リール側の磁気テープ
Tのテープパス内に設けられ、磁気テープTのテープエ
ッジが第1及び第2の部分(21)(23)の成す内角を第
2の部分(23)に平行に走行されることによって、ここ
に磁気テープTがある時はこの面(23a)からの出射光
が遮断されると共に、ここに終端の透明リーダーテープ
があった時はこの面(23a)からの出射光が受光素子(3
2)に照射され、これによって終端の透明リーダーテー
プの検出が行われるように成されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが上述の装置において、プリズム(20)の形成
は例えば金型を用いて第8図に示すように行われる。す
なわち図において金型は主金型(41)と第1及び第2の
スライド金型(42)(43)とから成されており、まず同
図Aに示すように空間Aを形成し、金型(41)〜(43)
が最も近接された状態に位置され、次に同図Bに示すよ
うにスライド金型(42)が所定量移動されることによっ
て空間Bが形成され、この状態で空間A及び空間Bに樹
脂が射出されてプリズム(20)の第1の部分(21)、第
2の部分(23)及び傾斜面(22)(24)が成型される。
さらに同図Cに示すようにスライド金型(42)(43)が
移動され、この移動の後、金型(41)〜(43)が同図D
に示すように離型される。
このためこの離型の際に、主金型(41)がプリズム
(20)の第2の部分(23)に沿って移動すると、この主
金型(41)が光線の出射される面(23a)を長期にわた
って擦ってしまい、これによって面(23a)が損傷して
しまう恐れがある。そしてこのような損傷があると出射
るされる光線が乱反射され、光線の反射効率が著しく低
下されてしまう恐れがあった。
この出願はこのような点に鑑みてなされたもので、簡
単な構成で光線の出射される面の損傷を軽減できるよう
にするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、カセット匣体(1)に密着して形成される
第1の部分(21)と、この第1の部分から延長して設け
られる45度角の第1の傾斜面(22)を介して上記カセッ
ト匣体に鉛直に形成される第2の部分(23)とから成
り、この第2の部分から延長して45度角の第2の傾斜面
(24)が設けられ、一方の面から入射(端面(21a))
される光線を上記第1及び第2の傾斜面で反射して同じ
一方の面側に出射(面(23a))するようにされた光学
式終端検出用プリズムにおいて、上記第2の部分の上記
第2の傾斜面に対向する範囲に凹部(25)を形成するよ
うにした光学式終端検出用プリズムである。
〔作用〕
これによれば、プリズムの第2の部分の第2の傾斜面
に対向する範囲に凹部が形成されるようにしたことによ
って、離型の際に主金型が凹部を擦る期間が短くなり、
この凹部から光線の出射を行うことによって、簡単な構
成で乱反射のない反射効率の優れた光線の出射を行うこ
とができる。
〔実施例〕
第1図は側面図(A)及び正面図(B)を示す。この
図において、(20)はプリズムを全体として示してお
り、このプリズム(20)は例えば透明な樹脂にて形成さ
れている。さらにこのプリズム(20)は、カセット匣体
(1)に密着して形成される第1の部分(21)と、この
第1の部分(21)から延長して設けられる45度角の第1
の傾斜面(22)を介してカセット匣体(1)に鉛直に形
成される第2の部分(23)とによって構成され、この第
2の部分(23)から延長して45度角の第2の傾斜面(2
4)が設けられると共に、この第2の部分(23)の第2
の傾斜面(24)に対向する範囲に凹部(25)が設けられ
ている。なおこの凹部(25)は第2図に示すように段部
にして形成するようにしてもよい。
そして例えば第3図に示すように、テープレコーダ本
体(30)に設けられた発光素子(31)からの光線が第1
の部分(21)の端面(21a)に入射され、第1及び第2
の傾斜面(22)(24)で反射されて第2の部分(23)の
傾斜面(24)と対向する面(23a)の凹部(25)から、
端面(21a)と同じ面側に設けられた受光素子(32)に
向って出射される。
従ってこの装置が、例えば供給リール側の磁気テープ
Tのテープパス内に設けられ、磁気テープTのテープエ
ッジが第1及び第2の部分(21)(23)の成す内角を第
2の部分(23)に平行に走行されることによって、ここ
に磁気テープTがある時はこの凹部(25)からの出射光
が遮断されると共に、ここに終端の透明リーダーテープ
があった時はこの凹部(25)からの出射光が受光素子
(32)に照射され、これによって終端の透明リーダーテ
ープの検出が行われるように成されている。
そしてこの装置において、プリズム(20)の形成は、
例えば第4図に示すように段部(50)を有する主金型
(51)を用いて行うことにより、この主金型(51)と凹
部(25)とが擦れる期間を図中に示す(a)の期間のみ
とし、従来の(b)の期間から大幅に短くすることがで
き、これによって凹部(25)の損傷を軽減することがで
きる。
こうして上述の装置によれば、プリズム(20)の第2
の部分(23)の第2の傾斜面(24)に対向する範囲に凹
部(25)が形成されるようにしたことによって、離型の
際に主金型(51)が凹部(25)を擦る期間が短くなり、
この凹部(25)から光線の出射を行うことによって、簡
単な構成で乱反射のない反射効率の優れた光線の出射を
行うことができるものである。
〔考案の効果〕
この考案によれば、プリズムの第2の部分の第2の傾
斜面に対向する範囲に凹部が形成されるようにしたこと
によって、離型の際に主金型が凹部を擦る期間が短くな
り、この凹部から光線の出射を行うことによって、簡単
な構成で乱反射のない反射効率の優れた光線の出射を行
うことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による光学式終端検出用プリズムの一例
の構成図、第2図は他の例の構成図、第3図はその動作
の説明のための線図、第4図はその成型の説明のための
線図、第5図、第6図はテープカセットを説明するため
の構成図、第7図は従来の光学式終端検出用プリズムの
構成図、第8図はその成型の説明のための線図である。 (1)はカセット匣体、(20)はプリズム全体、(21)
は第1の部分、(21a)は端面、(22)は第1の傾斜
面、(23)は第2の部分、(23a)は面、(24)は第2
の傾斜面、(25)は凹部、(30)はテープレコーダ本
体、(31)は発光素子、(32)は受光素子、(50)は段
部、(51)は主金型、Tは磁気テープである。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カセット匣体に密着して形成される第1の
    部分と、 この第1の部分から延長して設けられる45度角の第1の
    傾斜面を介して上記カセット匣体に鉛直に形成される第
    2の部分とから成り、 この第2の部分から延長して45度角の第2の傾斜面が設
    けられ、 一方の面から入射される光線を上記第1及び第2の傾斜
    面で反射して同じ一方の面側に出射するようにされた光
    学式終端検出用プリズムにおいて、 上記第2の部分の上記第2の傾斜面に対向する範囲に凹
    部を形成するようにした光学式終端検出用プリズム。
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