JP2508493B2 - 情報伝送装置 - Google Patents

情報伝送装置

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JP2508493B2
JP2508493B2 JP31347787A JP31347787A JP2508493B2 JP 2508493 B2 JP2508493 B2 JP 2508493B2 JP 31347787 A JP31347787 A JP 31347787A JP 31347787 A JP31347787 A JP 31347787A JP 2508493 B2 JP2508493 B2 JP 2508493B2
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Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C 従来の技術 D 発明が解決しようとす問題点 E 問題点を解決するための手段(第1図) F 作用 G 実施例 G1 送信側の説明 G2 受信側の説明 H 発明の効果 A 産業上の利用分野 本発明は、例えば航空機、列車、バス等の乗客用座席
もしくはその近傍に個別に設けられた映像表示部、音声
発生部に複数の映像信号、音声信号を並行して伝送する
のに使用して好適な情報伝送装置に関する。
B 発明の概要 本発明は、送信側より受信側に複数の映像信号、音声
信号を並行して伝送する情報伝送装置において、複数の
映像信号、音声信号を多重化して単一の信号伝送手段で
伝送すると共に、複数の端末装置の一で選択された映像
信号又は音声信号が夫々の端末装置の近傍に設けられた
プロジェクタより出力されるようにしたことにより、装
置の設置が簡単に行えるようにすると共に、使用者の使
い勝手の向上及び安全性の向上を図るものである。
C 従来の技術 例えば、米国特許第4,647,980号には、航空機等の乗
物の乗客用座席の背面に小形のビデオディスプレイを個
別に設けることが示されている。即ち、第6図に示す如
く乗客用座席Sの背面にビデオディスプレイDを個別に
設けると共に、これらビデオディスプレイDに複数の映
像信号を並行して伝送し、各ビデオディスプレイ側で
は、信号の1つを選択して表示するものである。
D 発明が解決しようとする問題点 この従来の装置においては、複数の映像信号は、夫々
独立して伝送線を用いて各ビデオディスプレイに伝送さ
れるものであり、多くの伝送線を必要とするものであ
る。したがって、配線が煩雑となって装置が複雑化す
る。
また、このように各座席Sの背面部に取付けられたビ
デオディスプレイDは、表面がガラス製であるため、航
空機の飛行中の揺れ等の衝撃によりこのガラスが割れて
直後の座席の乗客がけがする虞れがあり、何らかの衝撃
対策を施す必要があり、構造が複雑になると共に、この
ビデオディスプレイ装置の分だけ座席の重量が増すので
座席の構造体の強度を増す必要があった。さらに、座席
の背面部にビデオディスプレイが取付けてあると、この
座席がリクライニングシートである場合には、第7図に
示す如く、リクライニグ角によってディスプレイDが非
常に見にくくなってしまうことがあった。
本発明は之等の点に鑑み、構成が簡単であると共に画
面が見やすいこの種の情報伝送装置を提供することを目
的とする。
E 問題点を解決するための手段 本発明の情報伝送装置は、例えば第1図及び第2図に
示す如く、複数の映像信号源(1a)〜(1c)と、複数の
音声信号源(2a)〜(2d)と、コンピュータ(4)と、
複数の映像信号源(1a)〜(1c)からの映像信号,複数
の音声信号源(2a)〜(2d)からの音声信号及びコンピ
ュータ(4)からの制御信号を多重化し、この多重化信
号を双方向信号伝送手段(11)に供給する送信部
(3),(5a)〜(5d),(6)と、双方向信号伝送手
段(11)より供給される操作情報信号を受信し、コンピ
ュータ(4)に供給する受信部(8)とを備える中央制
御装置(10)と、複数の座席(13)の夫々に対応して設
けられ、中央制御装置(10)からの双方向信号伝送手段
(11)を介して供給される映像信号を制御信号に基づい
て出力するプロジェクタ(20)と、複数の座席(13)の
夫々に対応して設けられ、プロジェクタ(20)からの映
像を映し出すスクリーン(14)と、複数の座席(13)の
夫々に対応して設けられ、複数の映像信号及び複数の音
声信号を選択する操作部(35)と、この操作部(35)で
の選択に応じた音声信号を出力する音声出力部(40)
と、操作部(35)での選択に応じた操作情報信号をアド
レス信号と共に送信する送信部(37)とを備える端末装
置(30)とよりなり、中央制御装置(10)が端末装置
(30)よりの操作情報信号を受信すると、この操作情報
信号と共に供給されるアドレス信号に対応したプロジェ
クタ(20)に、操作情報信号に基づいた映像の出力を指
示する制御信号を出力する様にしたものである。
F 作用 本発明の構成によると、各座席(13)に対応して設け
られた端末装置(30)の操作部(35)で所定の選択操作
を行うことで、この座席(13)に対応して設けられたス
クリーン(14)上にプロジェクタ(20)からの映像が投
影され、前方の座席のリクライニング状態にかかわらず
乗客がこの映像を良好に見ることができる。この場合、
各座席(13)自体には陰極線管の如くガラスを使用した
ビデオディスプレイを設置する必要がないので、装置の
設置が簡単に行えると共に安全な場所に設置できる。
G 実施例 以下、第1図〜第3図を参照しながら本発明の一実施
例について説明する。本例は航空機内の映像信号、音声
信号等の伝送に適用したものである。
G1 送信側の説明 第1図において、(10)は中央制御装置を示し、この
中央制御装置(10)は航空機の乗務員室等に設けられて
いる。この中央制御装置(10)にはビデオテープレコー
ダ(1a)〜(1c)が設置され、このビデオテープレコー
ダ(1a)及び(1b)には、映像信号が出力される端子V
と、第1国に言語による左音声信号及び右音声信号が出
力される端子L及びRと、第2国の言語によるモノラル
音声信号が出力される端子Aが設けられている。また、
ビデオテープレコーダ(1c)には、映像信号が出力され
る端子Vと、左音声信号及び右音声信号が出力される端
子L及びRが設けられている。
また、(2a)〜(2d)はコンパクトディスクプレーヤ
(CDプレーヤ)であり、これらコンパクトディスクプレ
ーヤ(2a)〜(2d)には、左音声信号及び右音声信号が
出力される端子L及びRが設けられている。
また、(3)は従来周知のケーブル・デジタル オー
ディオ/データ伝送システム(CADAシステム)で使用さ
れているCADAエンコーダである。CADAシステムとは、例
えば複数のデジタルオーディオを時分割多重し、CATVの
空いているテレビ1チャンネルの帯域(6MHz)を利用し
て伝送するもので、音楽等を音質を損なわずに、極めて
効率よく伝送できるシステムである。CADAエンコーダ
(3)は、A/D変換器及びシフトレジスタを備えて構成
され、複数の音声信号をA/D変換器でデジタル信号に変
換し、シフトレジスタの所定位置に夫々並列的に入力す
ると共に、このシフトレジスタより直列的に高速で出力
することにより時分割多重がなされるように構成され
る。なお、デジタルオーディオだけでなく、制御データ
も合せて多重化し得る。
上述したビデオテープレコーダ(1a)及び(1b)の端
子L,R,Aに得られる音声信号、ビデオテープレコーダ(1
c)の端子L,Rに得られる音声信号及びコンパクトディス
クプレーヤ(2a)〜(2d)の端子L,Rに得られる音声信
号は、夫々エンコーダ(3)に供給される。
また、(4)は機内管理を行なうコンピュータよりな
るマスターコントローラである。後述するように、端末
側より制御データDC2(座席を示すアドレスデータAD、
チャンネル選択データCH及び音量データVRを含む)が供
給されると、アドレスデータADで示す座席の真上のプロ
ジェクタ装置を示すアドレスデータAD′が算出され、こ
のマスターコントローラ(4)からはアドレスデータA
D′、チャンネル選択データCH及び音量データVRを含む
制御データDC1が発生される。この制御データDC1はエン
コーダ(3)に供給される。
結局、エンコーダ(3)の出力端子Oには、供給され
た複数の音声信号のデジタル変換されたもの及び制御デ
ータDC1の時分割多重された信号SCAが得られ、この信号
SCAは変調器(5d)に供給され、VSB(残留側波帯)方式
でAM変調される。
また、ビデオテープレコーダ(1a)〜(1c)の端子V
に得られる映像信号は、夫々変調器(5a)〜(5c)に供
給され、夫々VSB方式でAM変調される。ここで、変調器
(5a)〜(5d)は、例えばテレビ放送チャンネルの60チ
ャンネル以上で、混変調防止のため順次2チャンネルお
きの周波数帯で変調するようになされている。
また、変調器(5a)〜(5d)の出力信号は混合器
(6)に供給されて周波数多重される。そして、混合器
(6)からの周波数多重された信号SMFは分波器(7)
を介して、双方向信号伝送手段を構成するリーキーケー
ブル(漏洩テーブル)(11)の一端に供給される。この
リーキーケーブル(11)の他端には終端抵抗(12)が接
続されて終端される。このリーキーケーブル(11)は、
例えば同軸ケーブルの周囲をスパイラル状に切欠き、信
号の漏れ量を大としたものである。
G2 受信側の説明 また、第2図に示す如く、航空機の乗客用座席には夫
々個別に端末装置が取付けてあると共に、各乗客用座席
の真上に天井にプロジェクタが取付けてある。
まず、各乗客用座席(13)の真上に取付けられたプロ
ジェクタ装置(20)について説明すると、第1図に示す
如く、各プロジェクタ装置(20)にはリーキーケーブル
(11)より漏洩する周波数多重信号SMFを捕えるための
アンテナ(21)が取付けてある。このアンテナ(21)で
捕えられた周波数多重信号SMFは、CADAチューナ(22)
及びテレビチューナ(23)に供給される。そして、CADA
チューナ(22)は中央制御装置(10)の変調器(5d)の
出力周波数帯のチャンネルを選択受信できるように構成
され、受信した時分割多重信号SCAをCADAデコーダ(2
4)に供給する。また、テレビチューナ(23)は中央制
御装置(10)の変調器(5a)〜(5c)の出力周波数帯の
チャンネルを選択受信できるように構成され、そのチャ
ンネル選択はCADAデコーダ(24)内のマイクロコンピュ
ータ(以下マイコンを称す)によって制御される。この
テレビチューナ(23)より出力される映像信号は、信号
処理回路(25)を介して、プロジェクタ用陰極線管(2
6)に供給される。このプロジェクタ用陰極線管(26)
は、例えば発光輝度の高い単管のビームインデックス管
よりなる。そして、この陰極線管(26)の前面部にレン
ズ等よりなる光学系(27)が配置され、陰極線管(26)
からの映像光を後述する各座席(13)に配されたトレイ
(14)に向けて拡大投影する。
また、このプロジェクタ装置(20)のCADAデコーダ
(24)にはアドレスROM(28)が接続してあり、このア
ドレスROM(28)には、このプロジェクタ装置(20)を
示す固有のアドレスデータAD′が書き込まれてあり、こ
のアドレスROM(28)からのアドレスデータAD′はデコ
ーダ(24)のマイコンに供給される。マイコンでは、こ
のアドレスデータAD′と時分割多重信号SCAより取り出
された制御データDC1に含まれるアドレスAD′とが比較
され、一致するときには、デコーダ(26)で制御データ
DC1に含まれるチャンネル選択データCHに基づいて映像
信号のチャンネルを受信するようにテレビチューナ(2
3)に制御信号を供給する。
また、各乗客用座席(13)に取付けられた端末装置
(30)には、第1図に示す如く、リーキーケーブル(1
1)より漏洩する周波数多重信号SMFを捕えるためのアン
テナ(31)が取付けてある。このアンテナ(31)で捕え
られた周波数多重信号SMFは、分波器(32)を介してCAD
Aチューナ(33)に供給される。このCADAチューナ(3
3)は中央制御装置(10)の変調器(5d)の出力周波数
帯のチャンネルを選択受信できるように構成され、受信
した時分割多重信号SCAをCADAデコーダ(34)に供給す
る。
そして、第2図に示す如く、各乗客用座席(13)の肘
掛け部にコントロールパネル(35)が取付けてあり、こ
のコントロールパネル(35)上に配された後述するキー
等の操作情報がCADAデコーダ(34)に供給される。ま
た、アドレスROM(36)がCADAデコーダ(34)に接続し
てあり、このアドレスROM(36)には、この端末装置(3
0)の配されている座席を示す固有のアドレスデータAD
が書き込まれてあり、このアドレスROM(36)からのア
ドレスデータADはデコーダ(34)のマイコンに供給され
る。マイコンでは、このアドレスデータADと時分割多重
信号SCAより取り出された制御データDC1に含まれるアド
レスデータADとが比較され、一致するときには、デコー
ダ(34)で制御データDC1に基づいて所定の制御を行
う。例えばチャンネル選択データCH及び音量データVRが
含まれるとき、この制御データDC1に含まれるチャンネ
ル選択データCHに基づいた音声信号が取り出されると共
に、音量データVRに基づいた音量に制御される。
また、コントロールパネル(35)のキー操作により受
信チャンネルが選択されるときには、デコーダ(34)の
マイコンより、アドレスデータADとチャンネル選択デー
タCH及び音量データVRとを含む制御データDC2が発生さ
れ、このチャンネル選択データCHに基づいて時分割多重
信号SCA中の所定の音声信号がデコーダ(34)で取り出
され、音量データVRに基づいた音量とされると共に、こ
の制御データDC2がCADAデコーダ(34)から送信機(3
7)に供給されて変調器(5a)〜(5d)の出力周波数帯
以外の周波数に変調された後分波器(32)及びアンテナ
(31)を介してリーキーケーブル(11)に供給される。
そして、上述していないが、このデータはリーキーケ
ーブル(11)より中央制御装置(10)の分波器(7)を
介して受信機(8)に供給されて復調されたのちエンコ
ーダ(3)を介してマスターコントローラ(4)に供給
される。
また、着座センサ(38)及びシートベルトセンサ(3
9)がCADAデコーダ(34)と接続してあり、夫々のセン
サによりこの端末装置(30)が取付けられた座席(13)
に座っている人がいるか否か及びシートベルトを装着し
ているか否かが検出され、検出データがCADAデコーダ
(34)に供給される。そして、この検出データが上述の
制御データDC2と同様にして、送信機(37)からアンテ
ナ(31)を介してリーキーケーブル(11)に供給され、
中央制御装置(10)のマスターコントローラ(4)に供
給される。
また、CADAデコーダ(34)が復調した音声信号が供給
される音声信号出力端子(40)が、この端末装置(30)
が設置された座席の肘掛けに設置され、この音声信号出
力端子(40)にヘッドホン(41)のプラグを装入するこ
とで、乗客がコントロールパネル(35)で選択した音声
を聞くことができる。
そして、この航空機の各乗客用座席(13)の背面部に
は、第2図に示す如く、トレイ(14)が取付けてある。
このトレイ(14)は、表面がプロジェクタ用のスクリー
ンとして使用できるように加工してあり、使用しないと
きにはこの座席(13)の背面部に沿わせて収納し、使用
時に後部の座席の乗客が背面部から引き出し、テーブル
として使用できるようにしている。また、このトレイ
(14)は引き出したときには、各座席(13)の真上に配
置したプロジェクタ装置(20)から映像が投影され、こ
のトレイ(14)がスクリーンとなって映像が映る。
次に、各座席(13)に配されたコントロールパネル
(35)を第3図に示すと、図中(35a)はスチュワーデ
スコールキー、(35b)は読書灯キー、(35c)は音量調
整用ボリウム、(35d)は映像の明るさ調整用ボリウ
ム、(35e)はチャンネルアップキー、(35f)はチャン
ネルダウンキー、(35g)は受信チャンネル表示部であ
る。
この場合、チャンネルアップキー(35e)又はチャン
ネルダウンキー(35f)を押しテレビチャンネルを選択
すると選択したチャンネルが受信チャンネル表示部(35
g)に表示されると共に、CADAデコーダ(34)内のマイ
コンに選局指令が行われ、アドレスROM(36)が記憶し
たアドレスデータADとチャンネル選択データCHと明るさ
調整データとを含む制御データDC2が発生され、この制
御データDC2が送信機(37)で変調された後、分波器(3
2)を介してアンテナ(31)に供給され、リーキーケー
ブル(11)により中央制御装置(10)に供給される。
この制御データDC2が中央制御装置(10)に供給され
ると、分波器(7)から受信機(8)に供給され、この
受信機(8)で復調された後、CADAエンコーダ(3)を
介してマスターコントローラ(4)に供給される。この
マスターコントローラ(4)では、制御データDC2に含
まれるアドレスデータADを基に、このアドレスデータAD
により示される座席の真上のプロジェクタ装置(20)を
示すアドレスデータAD′を捜し出す。そして、このマス
ターコントローラ(4)でこの制御データDC2に含まれ
るチャンネル選択データCH等をこのアドレスデータAD′
と共に制御データDC1としてCADAエンコーダ(3)に供
給し、このCADAエンコーダ(3)から変調器(5d)及び
混合器(6)を介してリーキーケーブル(11)に供給さ
れる。
そして、この制御データDC1に含まれるアドレスデー
タAD′で示されるプロジェクタ装置(アドレスデータAD
で示される座席の真上のプロジェクタ装置)(20)に、
リーキーケーブル(11)からこの制御データDC1が供給
されると、このプロジェクタ装置(20)のCADAデコーダ
(24)が制御データDC1を基にテレビチューナ(23)の
受信チャンネルを所定のチャンネルとさせ、陰極線管
(26)がこの指示されたチャンネルの映像の受像を行
い、映像光の投影を行う。このときには、制御データDC
1に含まれる明かるさ調整データにより映像光の明かる
さが調整される。なお、このテレビチャンネルの音声
は、端末装置(30)のCADAデコーダ(34)が時分割多重
信号SCAの中からテレビチャンネルに対応した音声を復
調して、端子(40)に接続したヘッドホン(41)より出
力させる。
また、各座席(13)のコントロールパネル(35)の読
書灯キー(35)を読書灯消灯時に押すと、端末装置(3
0)のCADAデコーダ(34)内のマイコンで読書灯点灯指
令が行われ、アドレスROM(36)が記憶したアドレスデ
ータADと読書灯点灯データと明かるさ調整データとを含
む制御データDC2が発生され、この制御データDC2が上述
のテレビチャンネルを選択したときと同様にしてリーキ
ーケーブル(11)を介して中央制御装置(10)のマスタ
ーコントローラ(4)に供給される。このときの制御デ
ータDC2がマスターコントローラ(4)に供給される
と、制御データDC2に含まれるアドレスデータADを基
に、このアドレスデータADにより示される座席の真上の
プロジェクタ装置(20)を示すアドレスデータAD′を捜
し出す。そして、このマスターコントローラ(4)でこ
のアドレスデータAD′と読書灯点灯データとを含む制御
データDC1が作成され、この制御データDC1がCADAエンコ
ーダ(3)から変調器(5d)及び混合器(6)を介して
リーキーケーブル(11)に供給される。
そして、この制御データDC1に含まれるアドレスデー
タAD′で示されるプロジェクタ装置(アドレスデータAD
で示される座席の真上のプロジェクタ装置)(20)に、
リーキーケーブル(11)からこの読書灯点灯データを含
む制御データDC1が供給されると、このプロジェクタ装
置(20)のCADAデコーダ(24)が信号処理回路(25)
に、陰極線管(26)で白色光の出力を行うように指示す
る。このようにすることで、陰極線管(26)から映像光
の代わりに白色光が出力され、座席(13)の前方のトレ
イ(14)の近傍が明るく照らされ、読書灯が点灯した状
態となる。このときには、コントロールパネル(35)の
明るさ調整用ボリウム(35d)を調整することで、制御
データDC2及びDC1を介してこの明るさ調整データがプロ
ジェクタ装置(20)のCADAデコーダ(24)に供給され、
このCADAデコーダ(24)が信号処理回路(25)を制御し
て明るさが調整される。また、読書灯点灯時に読書灯キ
ー(35b)を押すと、読書灯点灯データの代わりに消灯
データが制御データとして送信され、陰極線管(26)が
白色光の出力を停止する。
また、スチュワーデスコールキー(35a)が押される
と、アドレスデータADとスチュワーデスコールデータと
を含む制御データがCADAデコーダ(34)で発生され、こ
の制御データが送信機(37)で変調された後、アンテナ
(31)を介してリーキーケーブル(11)に供給される。
このときには、この制御データが中央制御装置(10)内
の分波器(7)から受信機(8)に供給され、この受信
機(8)で復調された後、CADAエンコーダ(3)に供給
され、このCADAエンコーダ(3)に接続された表示器
(図示せず)でこのアドレスデータADにより示された座
席でスチュワーデスコールがなされたことが表示され
る。
このような本例によれば、複数の映像信号、音声信号
等は送信側で周波数多重化され、リーキーケーブル(1
1)を介して受信側の端末装置(30)及びプロジェクタ
装置(20)に供給されると共に、受信側の端末装置(2
0)からの制御データはリーキーケーブル(11)を介し
て送信側に供給される構成とされているので、配線が簡
単となり装置の簡単化を図ることができる。
そして本例によれば、使用者が着席している座席の前
に配されたトレイ(14)に天井のプロジェクタ装置(2
0)から映像光が投影されるので、前方の座席のリクラ
イニング角度に関係なく常に良好に着座者が映像を見る
ことができる。また、トレイ(14)に映像を投影するの
で、従来例の如く前方の座席にガラス製の画面を有する
テレビジョン受像機を設置する必要がなく、航空機の飛
行中の衝撃等に対する安全性が高く、また座席の重量も
それだけ軽くなる。さらに本例においては、プロジェク
タ装置(20)が各座席の読書灯を兼ねているため、専用
の読書灯が必要なく、それだけ構成が簡単になる利益が
ある。この場合、上述例では陰極線管(26)から出力さ
れる光は白色光としたが、好みに応じて点灯させる光の
色を変えることができる。
なお、上述実施例においては前方の座席の後部にスク
リーンとしてのトレイを設置したが、例えば第4図に示
す如く、各乗客用座席(50)の肘掛け部(51)にトレイ
収納部(51a)を設け、このトレイ収納部(51a)に収納
されたトレイ(52)を第5図に示す如く引き出して使用
するようにしてもよい。このようにすることで、前方の
座席の配置状態(例えばファーストクラスでシートピッ
チが広い場合)に関係なく常にに最適な位置にトレイ
(スクリーン)が位置する。また、トレイを乗客が見や
すいように傾斜させるようにしてもよく、テーブルとし
てのトレイとは別に専用のスクリーンを設けるようにし
てもよい。また、プロジェクタ装置(20)はプロジェク
タ用陰極線管を使用したが、液晶パネルを使用したプロ
ジェクタ装置を使用してもよい。また、上述実施例は本
発明を航空機内の情報伝送装置に適用したものである
が、列車、バス等の乗物内あるいは劇場、競技場内等の
情報伝送装置に同様に適用することができる。さらにま
た、本発明は上述実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱
することなく、その他種々の構成が取り得ることは勿論
である。
H 発明の効果 以上述べた本発明によれば、複数の映像信号、音声信
号等を多重化して単一の信号伝送手段で伝送するように
したので、配線が簡単となり装置の簡単化を図ることが
できる。また本発明によれば、各乗客用座席の真上に配
されたプロジェクタから各座席の近傍のスクリーンに映
像光を投影するようにしたので、乗客が映像を見やすい
と共に装置の設置が簡単に行え、また安全性が高い利益
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2図は一実
施例の設置状態を示す略線図、第3図は端末装置の要部
の具体的構成図、第4図及び第5図は夫々本発明の他の
実施例の説明のための斜視図、第6図及び第7図は夫々
従来の伝送装置の一例を示す説明図である。 (1a)〜(1c)はビデオテープレコーダ、(2a)〜(2
d)はコンパクトディスクプレーヤ、(3)はCADAエン
コーダ、(4)はマスターコントローラ、(5a)〜(5
d)は変調器、(8)は受信機、(11)はリーキーケー
ブル、(13)は乗客用座席、(14)はトレイ、(20)は
プロジェクタ装置、(21)はアンテナ、(22)はCADAチ
ューナ、(23)はテレビチューナ、(24)はCADAデコー
ダ、(26)はプロジェクタ用陰極線管、(28)はアドレ
スROM、(30)は端末装置、(31)はアンテナ、(33)
はCADAチューナ、(34)はCADAデコーダ、(35)はコン
トロールパネル、(36)はアドレスROM、(37)は送信
機、(41)はヘッドホンである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の映像信号源と、複数の音声信号源
    と、コンピュータと、上記複数の映像信号源からの映像
    信号,上記複数の音声信号源からの音声信号及び上記コ
    ンピュータからの制御信号を多重化し、この多重化信号
    を双方向信号伝送手段に供給する送信部と、上記双方向
    信号伝送手段より供給される操作情報信号を受信し、上
    記コンピュータに供給する受信部とを備える中央制御装
    置と、 複数の座席の夫々に対応して設けられ、上記中央制御装
    置からの上記双方向信号伝送手段を介して供給される映
    像信号を制御信号に基づいて出力するプロジェクタと、 複数の座席の夫々に対応して設けられ、上記プロジェク
    タからの映像を映し出すスクリーンと、 複数の座席の夫々に対応して設けられ、上記複数の映像
    信号及び複数の音声信号を選択する操作部と、該操作部
    での選択に応じた音声信号を出力する音声出力部と、上
    記操作部での選択に応じた操作情報信号をアドレス信号
    と共に送信する送信部とを備える端末装置とよりなり、 上記中央制御装置が上記端末装置よりの操作情報信号を
    受信すると、この操作情報信号と共に供給されるアドレ
    ス信号に対応した上記プロジェクタに、操作情報信号に
    基づいた映像の出力を指示する制御信号を出力する様に
    したことを特徴とする情報伝送装置。
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