JP2508479Y2 - 車両用暖房装置 - Google Patents

車両用暖房装置

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JP2508479Y2
JP2508479Y2 JP1988107791U JP10779188U JP2508479Y2 JP 2508479 Y2 JP2508479 Y2 JP 2508479Y2 JP 1988107791 U JP1988107791 U JP 1988107791U JP 10779188 U JP10779188 U JP 10779188U JP 2508479 Y2 JP2508479 Y2 JP 2508479Y2
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JP
Japan
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cushion pad
heating element
heater wire
heater
trim
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JP1988107791U
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誠 田村谷
秀幸 宮本
春夫 中村
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Kasai Kogyo Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は車両用暖房装置に関する。
従来の技術 車両用暖房装置としては、例えば昭和55年10月(株)
山海堂発行「自動車工学全書」第10巻155頁に示されて
いるように、専らエンジン冷却液を循環させるヒータコ
アを用いて、導入空気をこのヒータコアで熱交換させて
車室内に吹出させる温風暖房システムが採用されてい
る。
考案が解決しようとする課題 このような従来装置は温風の吹出しにより車室内を全
体的に暖房することができるのであるが、ドア等の車室
内壁面には十分な断熱効果がないので、この部分で車室
内の暖かい空気と外部の冷たい空気とが熱交換してしま
い、既存の暖房システムでの暖房効率の向上には限界が
あった。また、乗員にとってはこのような温風暖房に加
えて、乗員の車体が触れる部分からも適度の温りが得ら
れればより快適感があって好ましいと云える。そこで、
本考案は室内装飾用のトリムにヒータ機能を付与して、
車室の側壁からも暖房効果を得ることができる車両用暖
房装置を提供するものである。
課題を解決するための手段 室内装飾用のトリム本体の表面側に装着されるクッシ
ヨンパッドに発熱体を埋設してヒータユニットを構成し
た構造であって、かつ、該発熱体をヒータ線と、このヒ
ータ線を担持する熱可塑性樹脂からなるヒータ基材とで
シート状に形成し、該発熱体をクッシヨンパッドと加熱
融着して一体成形し、上記クッションパッドのヒータ線
の接続端子と、これに接続されるトリム本体のハーネス
の接続端子とに、クッションパッドとトリム本体との固
定点を設定してある。
作用 発熱体をクッシヨンパッドの構成部材と重合して加熱
成形すると、該発熱体のヒータ基材がクッシヨンパッド
の構成部材と熱融着して、該クッシヨンパッドと一体に
成形される。
実施例 以下、本考案の実施例を図面と共に詳述する。
第1〜4図はドアトリムを示し、トリム本体1に設け
たドアアームレスト2とウェストガーニッシュ3との間
には、該ドアアームレスト2に乗員が肘をついて凭れた
時にソフト感覚が得られるようにクッシヨンパッド4を
装着してある。このクッシヨンパッド4には発熱体5を
埋設してあって、ヒータユニットを構成している。発熱
体5はヒータ線6と、このヒータ線6を担持する熱可塑
性樹脂からなるヒータ基材7とでシート状に形成してあ
って、該発熱体5をクッシヨンパッド4と加熱融着して
一体成形してある。本実施例では基材7としてホットメ
ルト繊維8の平織りしたものが用いられ、このホットメ
ルト繊維8にヒータ線6を波形状に織り込んでシート状
の発熱体5を構成しており、これをパッド4aと表皮材4b
との間にサンドイッチ状に重合して熱プレスにより加熱
成形することによって、ホットメルト繊維8をパッド4a
と表皮材4bとに融着させて、クッシヨンパッド4と一体
的に成形してある。従って、前記ヒータ基材7、即ち、
本実施例ではホットメルト繊維8としては、融点がヒー
タ線6の発熱温度(50℃以下)以上で、かつ、パッド4
a,表皮材4bの成形加工温度以下のものが用いられる。ク
ッションパッド4の裏面、即ち、パッド4aの裏面には、
ヒータ線6の端末に接続した接続端子9を設けてある。
一方、トリム本体1の裏面には、図外のドア内ハーネス
とコネクタ接続されるハーネス10を付設してあると共
に、トリム本体1表面には、前記パッド4a裏面の接続端
子9と対応する位置に、ハーネス10端に接続された接続
端子11を配設してある。クッションパッド4はその複数
ケ所で飾りボタン12によってトリム本体1に止着される
もので、本実施例にあっては、前記接続端子9,11を何れ
も飾りボタン12の固定点である挿通部に形成して、飾り
ボタン12でクッションパッド4を止着することによっ
て、接続端子9,11同志が確実に接触して、ヒータ線6と
ハーネス10とを導通,接続できるようにしてある。前述
において、発熱体5はホットメルト繊維8にヒータ線6
を波形状に織り込んでいるが、該ヒータ線6をホットメ
ルト繊維8と共に平織りしてシート状に形成してもよ
い。
以上の実施例構造によれば、図外のヒータスイッチを
オン操作することにより、ヒータ線6が発熱してクッシ
ョンパッド4が加温され、ドアアームレスト2に凭れた
乗員に温りを与えることができる。
第5〜7図は発熱体5の異なる実施例を示すものであ
る。第5図の実施例にあってはヒータ基材7としてポリ
プロピレン,ポリエチレン等の熱可塑性の樹脂フィルム
13を用いて、2枚の樹脂フィルム13,13間にヒータ線6
を挟んで、これを第4図に示した実施例と同様にパッド
4aと表皮材4bとの間にサンドイッチ状に重合して熱プレ
スにより加熱成形することにより、樹脂フィルム13,13
同志を、および該樹脂フィルム13をパッド4a,表皮材4b
と熱融着して、発熱体5をクッションパッド4と一体成
形したものである。前述の発熱体5は、場合によってク
ッションパッド4の裏面、即ち、パッド4aの裏側に一体
に融着させるようにしてもよい。第6,7図に示すもの
は、前述の樹脂フィルム13に代えて2枚の熱可塑性発泡
体14を用いて、これら熱可塑性発泡体14,14間にヒータ
線6を挟んで発熱体5を構成したもので、この実施例で
は一方の熱可塑性発泡体14の表面に表皮材4bを重合し
て、これを熱プレスにより加熱成形してクッションパッ
ド4を形成し、前記熱可塑性発泡体14がクッションパッ
ド4のパッドとして機能するようにしてある。
なお、前記実施例では室内トリムとしてドアトリムを
例示したが、ボデイサイドトリムにも同様に適用するこ
とができる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、車室の側壁を装飾する
室内トリムに設けたクッションパッドに発熱体を埋設し
てヒータ機能を付与してあるため、ドアからの暖気の逃
げを防止できて暖房効率が向上すると共に乗員の身体が
触れる部分からも暖房効果が得られて快適性を増大する
ことがてきる。とりわけ、発熱体はヒータ線と、該ヒー
タ線を担持する熱可塑姓樹脂からなるヒータ基材とでシ
ート状に形成してあって、これをクッションパッドと加
熱融着して一体成形してあるためヒータ基材の融着によ
ってヒータ線の担持を確実に行えると共に、クッション
パッドとの接着も確実に行えて層間剥離を生じることが
ない。そして、このように発熱体をクッションパッドの
成形と同時に該クッションパッドに組付けることができ
るので、成形性が良く、コスト的にも有利に得ることが
できるという実用上多大な効果を有する。
また、クッションパッドのヒータ線の接続端子と、こ
れに接続されるトリム本体のハーネスの接続端子とに、
クッションパッドとトリム本体との固定点を設定してあ
るため、両接続端子の導通が確実になされ、乗員の接触
により作用する力によってもクッションパッドとトリム
本体とのずれ等による導通不良が生ずることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図は第1
図の組付状態を示す斜視図、第3図は発熱体の一実施例
を示す斜視図、第4図は第2図のIV-IV線に沿う断面
図、第5,6図は発熱体の各異なる例を示す斜視図、第7
図は第6図に示した発熱体を用いた場合を示す第2図VI
I-VII線相当の断面図である。 1……トリム本体、4……クッションパッド、5……発
熱体、6……ヒータ線、7……ヒータ基材、9,11……接
続端子、10……ハーネス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 中村 春夫 神奈川県高座郡寒川町宮山3316 河西工 業株式会社寒川本社工場内 (56)参考文献 実開 昭57−186564(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】室内装飾用のトリム本体の表面側に装着さ
    れるクッションパッドに発熱体を埋設してヒータユニッ
    トを構成した構造であって、かつ、該発熱体をヒータ線
    と、このヒータ線を担持する熱可塑性樹脂からなる基材
    とでシート状に形成し、該発熱体をクッションパッドと
    加熱融着して一体成形し、上記クッションパッドのヒー
    タ線の接続端子と、これに接続されるトリム本体のハー
    ネスの接続端子とに、クッションパッドとトリム本体と
    の固定点を設定したことを特徴とする車両用暖房装置。
JP1988107791U 1988-08-16 1988-08-16 車両用暖房装置 Expired - Lifetime JP2508479Y2 (ja)

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JPH0229815U JPH0229815U (ja) 1990-02-26
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