JP2508388Y2 - バイス装置 - Google Patents

バイス装置

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JP2508388Y2
JP2508388Y2 JP1990057743U JP5774390U JP2508388Y2 JP 2508388 Y2 JP2508388 Y2 JP 2508388Y2 JP 1990057743 U JP1990057743 U JP 1990057743U JP 5774390 U JP5774390 U JP 5774390U JP 2508388 Y2 JP2508388 Y2 JP 2508388Y2
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JP
Japan
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gripping
frame
holding
jaw
pair
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JP1990057743U
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JPH0417058U (ja
Inventor
ホルスト・クリマッハ
Original Assignee
大同興業 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、いろいろな形状の物品の固定に使用するこ
とのできるバイスに関する。
[従来の技術] 外周面にガイドねじが形成され、一端部が丸棒状の基
部となった案内軸と、該案内軸の基部に空転自在に嵌合
する定位置つかみ枠と、案内軸のねじ部に螺合する移動
つかみ枠とを備え、案内軸を回転させることにより移動
つかみ枠を案内軸に沿って移動させ、両つかみ枠に形成
された互いに対向するつかみ面で物品を挾持するように
したバイスがある。
[考案が解決しようとする課題] この種のバイスは使用目的に応じて種々のものがあ
る。最も一般的なのは一対のつかみ枠のつかみ面が互い
に平行で案内軸に対し垂直な平面として形成されたもの
で、これは直方体やそれに類するブロック状の物品を挾
持するのに適している。また、つかみ枠のつかみ面が案
内軸に対して傾いた傾斜面として形成され、円柱等の曲
面状外周面を有する物品の挾持や物品を角付けして固定
するのに適したものもある。
本考案は、上記ブロック状物品の挾持にも曲面状外周
面を有する物品の挾持にも適し、さらに物品の角付け固
定にも使用することのできるバイス装置を提供すること
を課題としている。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、本考案は次のような構成
とした。
すなわち、本考案にかかるバイス装置は、共通のワー
ク保持平面を有し、該ワーク保持平面と平行な案内軸に
沿って相互位置調節可能な一対のつかみ枠を備え、少な
くとも一方のつかみ枠には前記ワーク保持平面上にワー
ク挾持用の一対のマスタジョーが設けられており、該一
対のマスタジョーにおける他方のつかみ枠に対向する側
の面がワーク保持平面と垂直でかつ平面視において互い
に180度未満の角度をなす傾斜つかみ面として形成され
ているとともに、これら一対のマスタジョーの間隔部に
着脱自在で、該マスタジョーの傾斜つかみ面を含む外形
部に係合して保持され、その装着状態において前記一対
のマスタジョーの傾斜つかみ面よりも他方のつかみ枠側
に位置する平面つかみ面が形成される補助ジョーが設け
られていることを特徴としている。
[作用] つかみ枠に補助ジョーを装着しない状態は、マスタジ
ョーの傾斜つかみ面が該つかみ枠のつかみ面として機能
し、曲面状外周面を有する物品の挾持や物品を角付けし
て固定するのに適している。また、つかみ枠の補助ジョ
ーを装着した状態は、補助ジョーの平面つかみ面が該つ
かみ枠のつかみ面として機能し、直方体やそれに類する
ブロック状の物品を挾持するのに適したものとなる。
[実施例] 以下図面にあらわされた実施例について説明する。
このバイス装置は、第1図乃至第4図に示すバイス1
と、必要に応じてこれに装着する第5図に示す第1補助
ジョー2,2および第8図に示す第2補助3とを備えてな
る。
バイス1のベース盤5は、箱状の本体部6から固定つ
かみ枠取付部7が前方に突出され、該本体部6および取
付部7の上面に平滑な運動面8が形成されている。そし
て、この運動面8上に固定つかみ枠10および移動つかみ
枠11が設けられている。両つかみ枠10,11は運動面8と
平行に設けた案内軸12に沿って相互位置調節が可能とな
っている。なお、ベース盤5の作業台14等への固定手段
として、本体部6の前端部に位置決め板15が垂設され、
これに取付穴16が穿設されているとともに、本体部6の
後部両側部に段部17が形成され、これにセットボルト等
挿通用の長穴18が形成されている。
案内軸12は、平滑な丸棒状の基部20と、外周部にガイ
ドねじが形成されたねじ部22と、基部20側の端部に設け
たハンドル取付部24とからなり、該ハンドル取付部にバ
ーハンドル25が摺動自在に取り付けられている。
固定つかみ枠10は固定つかみ枠取付部7に固定して設
けられている。この固定つかみ枠10は、運動面8と平行
なワーク保持平面30を有し、該ワーク保持平面から上方
に左右一対のマスタジョー31,31が突設されている。マ
スタジョー31は平面視三角形の柱状で、その後部側面が
ワーク保持平面30に対し垂直かつ平面視で案内軸12と交
差する傾斜つかみ面32として形成されている。左右マス
タジョーの傾斜つかみ面32,32のなす角度θは、θ
<180°(実施例ではθ=90°)である。
固定つかみ枠10には前後に通じる開口部34が設けられ
ており、この開口部34内に案内軸12の基部20を回転自在
に保持する揺動ブロック35が嵌装されている。揺動ブロ
ック35の上面および下面に設けた凸部36,36がつかみ枠
の穴37,37に嵌合しており、固定つかみ枠10は凸部36,36
を中心に水平面内で揺動自在である。なお、開口部34は
中間部が狭く、開口部にゆくほど幅広に形成されている
ので、揺動ブロック35が最大に揺動したとき揺動ブロッ
ク35の側面と開口部34の壁面とが平面で接する。
移動つかみ枠11は、固定つかみ枠10と同様で、ワーク
保持平面40、左右一対のマスタジョー41,41および傾斜
つかみ面42,42を有する。なお、傾斜つかみ面42,42は固
定つかみ枠10に対向する側、すなわち左右マスタジョー
41,41の前部側面に形成されている。これら傾斜つかみ
面42,42のなす角度θも、θ<180°(実施例ではθ
=90°)となっている。
移動つかみ枠40にも前後に通じる開口部44が設けられ
ており、この開口部44内に案内軸12のねじ部22に螺合す
る揺動ブロック45が嵌装されている。揺動ブロック45の
上面および下面に設けた凸部46,46がつかみ枠の穴47,47
に嵌合しており、移動つかみ枠11は凸部46,46を中心に
水平面内で揺動自在である。
さらに、固定つかみ枠10および移動つかみ枠11の開口
部34,44の両側には、互いに対応する前後方向の通孔39,
39,49,49が穿設されており、これら通孔に揺動ロック棒
50,50が挿通されるようになっている。通孔39,40に揺動
ロック棒50を挿通しておくと、固定つかみ枠10および移
動つかみ枠11の揺動がロックされ、両つかみ枠は案内軸
12を中心に対称となる状態で固定される。
つぎに、第1補助ジョー2および第2補助ジョー3
は、第6図および第9図に示すように、左右一対のマス
タジョー31,31(41,41)の間隔部に嵌合させることによ
りつかみ枠10(11)に装着される。第1補助ジョー2
は、装着状態において他方のつかみ枠に対向する側の端
部が平面状に切り落とされた形状に成形され、その端面
が平面つかみ面53として成形されている。また、第2補
助ジョー3は、装着状態において他方のつかみ枠に対向
する側の端部が平面視で山形に成形され、その端面が傾
斜つかみ面54,54として成形されている。これら傾斜つ
かみ面54,54の相互角度θは、θ<180°(実施例で
はθ=90°)となっている。
つぎに、このバイス装置の使用方法について説明す
る。
例えば円柱状の物品を挾持するときは、第2図に示す
如く、補助ジョーを装着せずに使用する。物品の挾持に
際して、適当間隔に相互位置調節した固定つかみ枠10と
移動つかみ枠11の間隔部に物品60を配置し、バーハンド
ル25を操作して案内軸12を所定方向に回転させると、移
動つかみ枠11が固定つかみ枠10側に接近し、両つかみ枠
の傾斜つかみ面32,32,42,42で物品60が挾持される。傾
斜つかみ面の相対角度がθ,θ<180°であるの
で、物品が側方に外れることがなく確実な挾持を行なう
ことができる。
直方体状の物品を挾持するときは、第6図に示す如
く、両つかみ枠10,11に第1補助ジョー2,2を装着して使
用する。第1補助ジョー2,2の平面つかみ面53,53は互い
に平行な平面であるので、該平面つかみ面が物品61の前
後両面にぴったりと当接し、物品を確実に挾持すること
ができる。また、第7図に示す如く、両つかみ枠10,11
の間に前後面63a,63bが平面つかみ面53,53と平行に形成
されたスペーサ63を介装すれば、同時に2個の物品を挾
持することができる。スペーサ63の介装方法としては、
スペーサ63に前記通孔39,39および49,49と同間隔で通孔
66,66を設け、該通孔66,66に揺動ロック棒50,50を挿通
するようにすればよい。
さらに、2本の棒材を角付けして固定する場合は、第
9図に示す如く、揺動ロック棒50,50を抜き取り、一方
のつかみ枠に第2補助ジョー3を装着して使用する。な
お、第9図では移動つかみ枠11に第2補助ジョー3が装
着されている。左側のマスタジョー31(L)の傾斜つか
み面32(L)と第2補助ジョーの左側の傾斜つかみ面54
(L)で一方の棒材68を挾持するとともに、右側のマス
タジョー21(R)の傾斜つかみ面32(R)と第2補助ジ
ョーの右側の傾斜つかみ面54(R)で他方の棒材69を挾
持する。この場合、揺動ロック棒50,50が取り外されて
いるので、棒材68,69の径に応じて両つかみ枠10,11が案
内軸12に対して揺動し、マスタジョー31(L,R)と第2
補助ジョー3との間隔が適正に保たれる。
このバイス1は、バイスとしての機能以外にも、以下
に説明する機能も有する。
ベース盤5の本体部6には前面に開口する凹部70,70
が形成されており、該凹部に引出し71,71が嵌め込まれ
ている。この引出し71,71内に、第1補助ジョー2,2およ
び第2補助ジョー3を不使用時に収納しておくことがで
きる。
本体部6の左右両端部には支柱装着孔75,76が設けら
れている。一方の支柱装着孔75は小径の円孔で、これに
は図示を省略した丸棒状の支柱を装着することができ
る。また、他方の支柱装着孔76は上記支柱装着孔75より
も大径の円孔で、第10図および第11図に示す如く、鋸固
定支柱77を装着することができる。なお、支柱装着孔76
の側壁部には所定高さにねじ孔78が穿設されている。
鋸固定支柱77は、円柱状の基部80と四角柱状の案内具
取付部81とからなり、基部80を装着孔76に挿入すること
によりバイス1に立設され、溝状の案内レール82を有す
る案内具83が案内具取付部81の任意レベルに取り付けら
れる。図中の85は案内具取付ねじ、86は鋸取付ねじであ
る。基部80の外周部には所定高さに複数の角度出し孔8
8,…が設けられており、前記ねじ孔78に固定ねじ89を螺
入し、その先端部89aを任意の角度出し孔88に嵌合させ
ることにより、鋸固定支柱77を所定角度に固定すること
ができる。これら角度出し孔88,…は適当な角度、例え
ば基準線BLに対し30°,60,°,90°,15°,45°,75°,−
7.5°,−37.5°となる位置に設けておくとよい。ま
た、基部80の上端部には各角度出し孔88,…に相当する
角度が表示されたフランジ90が嵌着されており、バイス
側の▲マーク91の位置に該当する表示値が鋸固定支柱77
の装着角度となるようになっている。使用に際しては、
ハクソー93のフレーム84を案内レール82に沿って往復動
させつつ切断を行なう。バイス1のつかみ枠10,11に固
定されている物品に対し、ハクソー93の角度が常に一定
に保持されるので、正確に切断を行なうことができる。
さらに、バイス本体部6の後端部には、上面が平面に
形成されたアンビル96が一体に設けられている。
[考案の効果] 以上に説明したように、本考案にかかるバイス装置
は、つかみ枠と一体のマスタジョーと該マスタジョーに
着脱自在な補助ジョーとを備え、挾持しようとする物品
に応じてジョーを選択することができるので、平面つか
み面でブロック状物品を良好に挾持することができると
ともに、傾斜つかみ面で曲面状外周面を有する物品の挾
持や物品の各付け固定を行なうことができ、1個のバイ
ス装置で多目的に使用することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例としてのバイスの斜視図、第
2図はその平面図、第3図は第2図におけるA−A断面
図、第4図は第2図におけるB−B断面図、第5図
(a),(b)は第1補助ジョーの平面図および側面
図、第6図はその使用状態を示す説明図、第7図は異な
る使用状態を示す説明図、第8図(a),(b)は第2
補助ジョーの平面図および側面図、第9図はその使用状
態を示す説明図、第10図は鋸固定支柱の装着状態を示す
斜視図、第11図は鋸固定支柱装着孔の断面図である。 1……バイス、2……第1補助ジョー、3……第2補助
ジョー、10……固定つかみ枠、11……移動つかみ枠、12
……案内軸、30,40……ワーク保持平面、31,41……マス
タジョー、32,42,54……傾斜つかみ面、53……平面つか
み面。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】共通のワーク保持平面を有し、該ワーク保
    持平面と平行な案内軸に沿って相互位置調節可能な一対
    のつかみ枠を備え、少なくとも一方のつかみ枠には前記
    ワーク保持平面上にワーク挾持用の一対のマスタジョー
    が設けられており、該一対のマスタジョーにおける他方
    のつかみ枠に対向する側の面がワーク保持平面と垂直で
    かつ平面視において互いに180度未満の角度をなす傾斜
    つかみ面として形成されているとともに、これら一対の
    マスタジョーの間隔部に着脱自在で、該マスタジョーの
    傾斜つかみ面を含む外形部に係合して保持され、その装
    着状態において前記一対のマスタジョーの傾斜つかみ面
    よりも他方のつかみ枠側に位置する平面つかみ面が形成
    される補助ジョーが設けられていることを特徴とするバ
    イス装置。
JP1990057743U 1990-05-30 1990-05-30 バイス装置 Expired - Lifetime JP2508388Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5553330U (ja) * 1978-10-06 1980-04-10
JPS59167662U (ja) * 1983-04-26 1984-11-09 鈴木鉄工株式会社 バイス用口金

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JPH0417058U (ja) 1992-02-12

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