JP2508023Y2 - 電磁弁用ソレノイドの駆動回路 - Google Patents

電磁弁用ソレノイドの駆動回路

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JP2508023Y2
JP2508023Y2 JP1990062777U JP6277790U JP2508023Y2 JP 2508023 Y2 JP2508023 Y2 JP 2508023Y2 JP 1990062777 U JP1990062777 U JP 1990062777U JP 6277790 U JP6277790 U JP 6277790U JP 2508023 Y2 JP2508023 Y2 JP 2508023Y2
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克郎 藤本
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は、電磁弁に用いられる2線式ラッチングソ
レノイドを駆動するためのソレノイドの駆動回路の改良
に関する。
(従来の技術) リチウム電池などを内蔵電源とするガス遮断弁に用い
られる弁体駆動用のソレノイドには、一般に消費電力の
小さな2線式ラッチングソレノイドが用いられる。
この2線式ラッチングソレノイドは、永久磁石に対す
る磁力を弱める方向のパルス電源を流す、あるいは磁力
を強める方向のパルス電流を流すことによってプランジ
ャをコイル内に出没させる機能を有し、その動作後にお
いてもプランジャは変化した位置に保持される。よっ
て、2線式ラッチングソレノイドはプランジャ保持電流
を流す必要なはく、動作後を無励磁状態にできるので、
基本的な消費電流は極めて小さい。また、従来の2線式
ラッチングソレノイド駆動回路は、正方向のパルス入力
により、コイルに正方向の励磁電流を流すスイッチング
素子と、逆方向のパルス入力によってコイルに逆方向の
励磁電流を流すスイッチング素子を収装したものが用い
られていた。
しかしながら、この種のソレノイドの駆動回路では、
誤信号により正逆方向にパルスが同時入力されると双方
のスイッチング手段が駆動され、回路が破壊される恐れ
があった。そこで、従来はこの各スイッチング手段の前
段にフリップフロップなどの論理回路を設け、一方側が
入力状態となると他方側への入力を禁止するようにして
いたが、回路的に複雑となると共に、コストアップ及び
寸法形状が大きくなる等の問題が生じていた。
そこで本出願人は、簡単な構成を回路内部に付加する
ことで一方側が駆動状態にある時に他方側の入力を停止
させるようにした電磁弁用ソレノイドの駆動回路を既に
提案した。
第2図は本出願人提案の電磁弁用ソレノイドの駆動回
路の構成を示すものである。2線式単安定ラッチングソ
レノイド1の両端は、パッケージ2の内部の正方向励磁
用トランジスタQ3、Q6及び逆方向励磁用トランジスタ
Q4、Q6に接続端子5、6を介して接続されている。パッ
ケージ2には電源端子Vcc、アース端子GNLのほか、正の
指令信号を入力するための正入力端子7と負の指令信号
を入力するための負入力端子8が設けられ、入力端子
7、8には図示しない制御装置からのパルス信号が入力
される。
正方向励磁用トランジスタQ3、Q6は正入力端子7側に
接続された正方向スイッチングトランジスタQ1に接続さ
れ、また逆方向励磁用トランジスタQ4、Q5は逆入力端子
8側に接続された逆方向スイッチングトランジスタQ2
接続されている。なお、逆励磁用トランジスタQ4とコイ
ル接続端子6との間には逆方向励磁電流を制限する制限
用抵抗R11が設けられている。
更に、正方向励磁用トランジスタQ3のコレクタ側は抵
抗R5に接続された後に、ダイオードD3を介して励磁用ト
ランジスタQ6のベースに接続されていると共に、ダイオ
ードD4を介して逆方向スイッチングトランジスタQ2のコ
レクタ側に接続されている。同様に逆方向励磁用トラン
ジスタQ4のコレクタは抵抗R11、R12に接続された後に、
ダイオードD1を介して励磁用トランジスタQ5のベースに
接続されていると共に、ダイオードD2を介して正方向ス
イッチングトランジスタQ1のコレクタ側に接続されてい
る。
以上のような構成の電磁弁用ソレノイドの駆動回路で
は、正入力端子7からの正方向のパルスが正方向スイッ
チングトランジスタQ1に流れると、正方向励磁用トラン
ジスタQ3、Q6がONし、ソレノイド1に実線の矢印で示す
正方向の励磁電流が流れ、この励磁電流によってソレノ
イド1には巻線数に応じた磁力による駆動力が発生す
る。また、正方向励磁用トランジスタQ3のコレクタ電位
は抵抗R5、ダイオードD4を通じて逆方向スイッチングト
ランジスタQ2のコレクタ側に印加されるので、正入力端
子7に正方向のパルスが印加された状態で逆入力端子8
に逆方向のパルスが印加されても、逆方向スイッチング
トランジスタQ2はスイッチング状態とはならず、逆方向
の励磁電流は生じないものとなる。
更に、逆入力端子8からの逆方向のパルスによって逆
方向スイッチングトランジスタQ2がONしている状態で
は、前述と同様の作用によって正方向スイッチングトラ
ンジスタQ1のスイッチングが停止されることになり、そ
れぞれ一方が作動状態では他方側の作動は停止され、回
路内部の安全性が保たれる。
(考案が解決しようとする課題) ところが、本出願人提案の電磁弁用ソレノイドの駆動
回路にも、ダイオードD1〜D4の順方向電圧によってオー
バドライブファクタが小さく、低温特性、トランジスタ
Q3〜Q6の電圧ドロップに難があり、また、同様の理由に
より、最低作動電圧も余り低くすることができないとい
う問題があることが分かった。
そこでこの考案は、本出願人が既に提案した電磁弁用
ソレノイドの駆動回路の問題点を解消し、トランジスタ
のオーバドライブファクタが得られ、最低作動電圧が改
善され、トランジスタのドロップ電圧を小さくできるこ
とによってソレノイドに有効な電圧を印加することがで
きる更に改良された電磁弁用ソレノイドの駆動回路を提
供することを目的とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するこの考案は、電磁弁電磁弁などに
スプリングと組み合わせて用いられる2線式ラッチング
ソレノイドを正逆パルス信号によって駆動するための電
磁弁用ソレノイドの駆動回路であって、ソレノイドを正
方向に励磁させるための正方向励磁手段と、ソレノイド
を逆方向に励磁させるための逆方向励磁手段と外部から
の入力信号によりONして正方向励磁手段を駆動する正の
スイッチング手段と、外部からの入力信号によりONして
逆方向励磁手段を駆動する負のスイッチング手段と、正
のスイッチング手段がONの時に逆方向励磁手段の駆動を
禁止する第1の駆動禁止手段と、負のスイッチング手段
がONの時に正方向励磁手段の駆動を禁止する第2の駆動
禁止手段とを備えることを特徴とするものである。
(作用) この構成の電磁弁用ソレノイドの駆動回路によれば、
正逆いずれかの方向の励磁手段が動作中に反対側の方向
の励磁手段を駆動するための入力があっても、この反対
側の方向の励磁手段は動作を行えない。この結果、別の
入力禁止手段を設ける必要が無くなる。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面を用いて詳細に説明
する。
第1図はこの発明の電磁弁用ソレノイドの駆動回路の
一実施例の構成を示す回路図であり、第2図に示した本
出願人が既に提案した電磁弁用ソレノイドの駆動回路と
同じ構成部材については同じ符号を付してある。
この実施例においてもパッケージ2の接続端子5、6
には2線式単安定ラッチングソレノイド1の両端が接続
され、パッケージ2の内部の正方向励磁用トランジスタ
Q3、Q6及び逆方向励磁用トランジスタQ4、Q6に接続され
ている。パッケージ2には電源端子Vcc、アース端子GND
のほか、正の指令信号を入力するための正入力端子7と
負の指令信号を入力するための負入力端子8が設けら
れ、入力端子7、8には図示しない制御装置からのパル
ス信号が入力されることも同様である。
また同様に、正方向励磁用トランジスタQ3、Q6は正入
力端子7側に接続された正方向スイッチングトランジス
タQ1によって駆動され、逆方向励磁用トランジスタQ4
Q5は逆入力端子8側に接続された逆方向スイッチングト
ランジスタQ2によって駆動されるようになっている。な
お、逆励磁用トランジスタQ4とコイル接続端子6との間
に逆方向励磁電流を制限する制限用抵抗R11が設けられ
ていることも同様である。
一方、この実施例では、逆方向励磁用トランジスタQ5
のベース側とアースの間に、トランジスタQ7と抵抗
R14,R15とからなる逆方向駆動禁止回路が設けられてい
る。この逆方向駆動禁止回路の抵抗R14の一端はトラン
ジスタR7のベースと抵抗R15の接続点に、他端は正入力
端子7に接続されており、正入力端子7に電圧が印加さ
れた時に、トランジスタQ7がONするようになっている。
他方、正方向励磁用トランジスタQ6のベース側とアース
の間に、トランジスタQ8と抵抗R16,R17とからなる正方
向駆動禁止回路が設けられている。この正方向駆動禁止
回路の抵抗R16の一端はトランジスタR8のベースと抵抗R
17の接続点に、他端は逆入力端子8に接続されており、
逆入力端子8に電圧が印加された時に、トランジスタQ8
がONするようになっている。
以上のような構成の電磁弁用ソレノイドの駆動回路で
は、正入力端子7からの正方向のパルスが正方向スイッ
チングトランジスタQ1に流れると、正方向励磁用トラン
ジスタQ3、Q6がONし、ソレノイド1に実線の矢印で示す
正方向の励磁電流が流れ、この励磁電流によってソレノ
イド1には巻線数に応じた磁力による駆動力が発生す
る。この時、正入力端子7からの正方向のパルスは抵抗
R14、R15にも流れ、トランジスタQ7がONするので、逆方
向励磁用トランジスタQ5のベースがトランジスタQ7を通
じてアースされ、トランジスタQ5はOFF状態となる。よ
って、正入力端子7に正方向のパルスが印加された状態
で逆入力端子8に逆方向のパルスが印加されても、逆方
向励磁用トランジスタQ5はOFFのままなので逆方向の励
磁電流は生じないものとなる。
更に、逆入力端子8からの逆方向のパルスによって逆
方向スイッチングトランジスタQ2がONしている状態で
は、前述と同様の作用によってトランジスタQ8がONする
ので、正方向励磁用トランジスタQ6はOFFとなり、正方
向の励磁電流は生じない。この結果、それぞれ一方が作
動状態では他方側の作動は停止され、回路内部の安全性
が保たれる。
このように、従来の電磁弁用ソレノイドの駆動回路に
おけるダイオードの順方向電圧降下よりもトランジスタ
Q7,Q8のコレクタ−エミッタ間電圧降下VCEの方が小さ
く、トランジスタQ5又はQ6を充分にOFFすることができ
る。そして、ソレノイド1を駆動させる際には、従来の
ダイオードD1,D3による順方向電圧降下が発生しない
分、トランジスタQ5,Q6のオーバドライブファクタが得
られ、最低作動電圧が改善される。更に、トランジスタ
Q3,Q6又はトランジスタQ4,Q5のドロップ電圧が小さく
なることによって、ソレノイド1に有効な電圧が印加さ
れる。
〔考案の効果〕
以上実施例によって詳細に説明したように、この考案
による電磁弁用ソレノイドの駆動回路にあっては、回路
内部で一方側が入力されたなら確実に他方側の入力状態
が停止する構成となるので、別の入力禁止手段を設ける
必要が無くなり、ソレノイドの駆動回路を構成するパッ
ケージ内の回路構成を簡素化できる。更に、トランジス
タのオーバドライブファクタが得られ、最低作動電圧が
改善され、トランジスタのドロップ電圧を小さくできる
ことによってソレノイドに有効な電圧を印加することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる電磁弁用ソレノイドの駆動回
路を示すブロック図、 第2図は本出願人が既に提案した電磁弁用ソレノイドの
駆動回路を示すブロック図である。 1……ソレノイド、2……パッケージ、Q1……正方向ス
イッチングトランジスタ、Q2……逆方向スイッチングト
ランジスタ、Q3、Q6……正方向励磁用トランジスタ、
Q4、Q5……逆方向励磁用トランジスタ、Q7、Q8……駆動
禁止用トランジスタ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁弁などにスプリングと組み合わせて用
    いられる2線式ラッチングソレノイド(1)を正逆パル
    ス信号によって駆動するための電磁弁用ソレノイドの駆
    動回路であって、 ソレノイド(1)を正方向に励磁させるための正方向励
    磁手段(Q3.Q6)と、 ソレノイド(1)を逆方向に励磁させるための逆方向励
    磁手段(Q4.Q5)と、 外部からの入力信号によりONして正方向励磁手段(Q3
    Q6)を駆動する正のスイッチング手段(Q1)と、 外部からの入力信号によりONして逆方向励磁手段(Q4
    Q5)を駆動する負のスイッチング手段(Q2)と、 正のスイッチング手段(Q1)がONの時に逆方向励磁手段
    (Q4.Q5)の駆動を禁止する第1の駆動禁止手段(Q7
    と、 負のスイッチング手段(Q2)がONの時に正方向励磁手段
    (Q3.Q6)の駆動を禁止する第2の駆動禁止手段(Q8
    と、 を備えることを特徴とする電磁弁用ソレノイドの駆動回
    路。
JP1990062777U 1990-06-15 1990-06-15 電磁弁用ソレノイドの駆動回路 Expired - Lifetime JP2508023Y2 (ja)

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