JP2507932Y2 - スパイラルアンテナ - Google Patents

スパイラルアンテナ

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JP2507932Y2
JP2507932Y2 JP9260990U JP9260990U JP2507932Y2 JP 2507932 Y2 JP2507932 Y2 JP 2507932Y2 JP 9260990 U JP9260990 U JP 9260990U JP 9260990 U JP9260990 U JP 9260990U JP 2507932 Y2 JP2507932 Y2 JP 2507932Y2
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spiral antenna
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はスパイラルアンテナに係り、特にそのインピ
ーダンス整合方法の改良に関する。
[考案の概要] 本考案のスパイラルアンテナは各種モードのスパイラ
ルアンテナの円偏波性能及びインピーダンス整合を改善
するため従来構造のスパイラルアンテナに小地板を付加
したものである。
[従来の技術] 移動体衛星通信における車両等の移動体搭載を目的と
した円偏波放射(または受信)アンテナにスパイラルア
ンテナがあり、通信形態により円錐双方向性型放射指向
特性(第8図参照)を持つ2線式同相1給電(2次モー
ド)スパイラルアンテナ、半球型放射指向特性(第6図
参照)を持った2線式逆相2給電(1次モード)スパイ
ラルアンテナ等が選択使用されている。
従来の2線式同相1給電スパイラルアンテナの構造
は、第9図に示す通りであり、地板1の上方に距離Sの
間隔を置いて平行に構成されたスパイラル放射素子2へ
地板1を貫通して給電に配置された1本の同軸線路3に
て給電する構造である。
同図(b)において、4は導体面を有するスパイラル
放射素子2を支持する印刷基板、5は同軸線路外部導
体、6は同軸線路中心導体、7は同軸線路絶縁体であ
る。また同図(a)はスパイラル放射素子の上面図であ
る。
[考案が解決しようとする課題] さて上述した構造の従来のスパイラルアンテナにおい
て、図示P−Q点間にて直線偏波成分の不要放射が発生
し、スパイラルアンテナを使用する目的である円偏波発
生に対して不要偏波成分を含んでいると共に、Q点にお
ける同軸線路3へのインピーダンス整合が困難であるな
どの問題点があった。P−Q点間からの直線不要偏波放
射成分を抑圧するための方法として、P−Q間隔を狭く
して行くことにより直線不要偏波の発生要因を小さくさ
せ抑圧させることが考えられるが、アンテナからの放射
電界強度として見れば、スパイラル放射素子2上を流れ
る電流が地板1による虚像電流と結合を密にし、打ち消
し合う結果から弱くなってしまい、満足な性能を発揮で
きなかった。
[考案の目的] 従って本考案の目的は円偏波性能及びインピーダンス
整合を改善したスパイラルアンテナを提供するにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案は、地板の上方にス
パイラル放射素子からの放射電界強度が実用に耐える強
度となる距離の間隔を置いて平行に配置されたスパイラ
ル放射素子へ、上記地板を貫通して鉛直に配置された同
軸線路により給電するスパイラルアンテナにおいて、上
記スパイラル放射素子と地板との間の同軸線路上の同軸
線路とのインピーダンス整合がとれる位置に、上記スパ
イラル放射素子より小型の小地板を取り付けたことを要
旨とする。
[作用] 小地板を設けることによりP−Q点からの不要放射を
抑圧することができ、かつ小地板とスパイラル放射素子
間隔Sならびに小地板と同軸線路開放距離uを変化・調
整することにより同軸線路へのインピーダンス整合が容
易に行なうことができ、総合的に良好なアンテナ性能を
得ることができる。
[実施例] 以下図面に示す実施例を参照して本考案を説明する。
第1図は本考案による2線式同相1給電スパイラルア
ンテナの一実施例を示し、同図(b)において、第9図
と同一符号は同一または類似の部材をあらわし、特に第
9図と相違する構造は小地板8を、地板1とスパイラル
放射素子2との間の同軸線路3上の所定位置、例えば、
同軸線路外部導体5をQ点よりスパイラル放射素子2の
方向へ延長しかつその開放端9の位置または開放端9よ
りQ点方向へ若干の距離uだけ戻った位置に取り付けら
れる点である。第1図(a)は上記スパイラルアンテナ
の上面図を示す。
次に上記実施例の作用を説明する。
上記実施例の2線式同相1給電スパイラルアンテナは
第2図に示す座標系のアルキメデススパイラルによって
構成されており、2線10,11の間隔は常に等しい距離を
保っている。ここで2線の間隔ee′=Δrとスパイラル
最大半径rとの関係は、Δr≪rであり、o(P点)−
eとo−e′の線路の長さの違いは、πr(ここでπは
円周率)であり、従って円周は2πrである。r=λ/
π(ここでλは自由空間波長)の条件の時、2線の長さ
の違いは、λであり、従って円周は2λとなる。従っ
て、2次モードスパイラルアンテナの動作には、円周2
λ以上の条件が必要であり、同相で給電された円周2λ
付近の位置には電流バンドが形成され、スパイラル素子
上の電流分布は第3図に示すようになり、A点とC点、
およびB点とD点上の電流方向が逆であることから互い
に打ち消しあい、天頂(z軸)方向の放射が起こらな
い。しかし、x軸方向からxy平面方向にかけての任意の
点aの方向では放射電界が合成されて放射が起こり、従
って2次モードスパイラルアンテナは円錐双方向性型放
射指向特性を得ることができる。小地板8はこれらの放
射動作原理に支障の無いように円周2λより小さい必要
があり、スパイラル円周2λまでの範囲を小地板上のマ
イクロストリップラインとして伝送路として構成動作さ
せている。従ってスパイラル円周2λまでのスパイラル
線路上からの不要放射を抑圧することができると共に、
寸法Sならびにuを変化・調整させることにより伝送路
インピーダンスを制御することができ、結果的にアンテ
ナ全体のインピーダンスを調整することができる。
第4図は本考案の他の実施例の2線式逆相2給電スパ
イラルアンテナを示す。このアンテナでは同軸線路6,
6′により180度位相の違った逆相で2給電することによ
り電流バンドの形成が円周1λ付近で発生し、スパイラ
ル素子上の電流分布はz軸を中心として対称方向に互い
に同方向となり、天頂(z軸)方向への放射が起こるこ
とになる。従って、小地板8は上記1次モードの動作条
件である円周1λより小さい必要があり、前記と同様の
動作原理により効果を発揮する。
なお、第4図(b)で、12は位相器で同図(a)は上
記アンテナの上面図である。また、第5図及び第6図は
夫々逆相2給電2線式スパイラルアンテナの座標系及び
放射方向特性を示す。
更にスパイラル放射素子2は実施例中、印刷基板4上
の銅材料で構成してもよいが良導電材料であればその材
質は問わない。また、印刷基板4はスパイラル放射素子
2の機械的保持を目的として使用しているもので性能的
必要性はなく、むしろ電気性能上は無いほうが良い。さ
らに、従来構造におけるQ′−P′間ならびに本考案構
造のS−u間の同軸線路中心導体6の外周の同軸線路絶
縁体7は中心導体6を保護し、機械的補強を目的とする
ものでアンテナ性能には影響しないものである。
各図で螺旋型スパイラルを示したが、スパイラル形状
は角型、多角形型でも小地板の効果は有り、スパイラル
形状に応じて第7図に示すような各種小地板(a)〜
(c)を選択的に使用することができる。また第7図
(d)に示すように平板状小地板の周囲を地板方向へ適
当な角度を持って折り曲げ裾を付けることも可能であ
る。これは、構造的補強を目的として折り曲げ、裾の端
面を地板と導通・一体化させると共に、地板ならびに小
地板上の電流を同電位化して電流分布を円滑化しアンテ
ナの放射動作を向上させる働きを持つ。
同軸線路の末端は高周波同軸接栓等を接続して給電す
ることができる。
なお、前記各実施例において、実用的にはスパイラル
放射素子と地板間に低誘電率の誘電体材料を充填または
挿入することにより、上記素子を保持、固定すると共に
誘電体材料を含めアンテナ全体をレドームにして被覆
し、耐候的ならびに機械的対策を施すのが望ましい。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、スパイラルアン
テナに小地板を付加するだけで、不要放射を防止し、イ
ンピーダンス整合を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本考案の一実施例の上面図、第1図
(b)はその側面断面図、第2図は2線式スパイラルア
ンテナの座標系を示す図、第3図は2線式スパイラルア
ンテナのスパイラル放射素子上の電流分布図、第4図
(a)は本考案の他の実施例の上面図、第4図(b)は
その側面断面図、第5図及び第6図は夫々逆相2給電2
線式スパイラルアンテナの座標系及び放射方向特性を示
す図、第7図は小地板の種々の形状を示す図、第8図は
2線式スパイラルアンテナの放射指向特性図、第9図
(a)は従来のスパイラルアンテナの一例を示す上面
図、第9図(b)はその側面断面図である。 1……地板、2……スパイラル放射素子、3……同軸線
路、8……小地板。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】地板の上方にスパイラル放射素子からの放
    射電界強度が実用に耐える強度となる距離の間隔を置い
    て平行に配置されたスパイラル放射素子へ、上記地板を
    貫通して鉛直に配置された同軸線路により給電するスパ
    イラルアンテナにおいて、上記スパイラル放射素子と地
    板との間の同軸線路上の同軸線路とのインピーダンス整
    合がとれる位置に、上記スパイラル放射素子より小型の
    小地板を取り付けたことを特徴とするスパイラルアンテ
    ナ。
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