JP2507110B2 - 画像表示装置用ガラス容器の製造方法 - Google Patents
画像表示装置用ガラス容器の製造方法Info
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- JP2507110B2 JP2507110B2 JP2011305A JP1130590A JP2507110B2 JP 2507110 B2 JP2507110 B2 JP 2507110B2 JP 2011305 A JP2011305 A JP 2011305A JP 1130590 A JP1130590 A JP 1130590A JP 2507110 B2 JP2507110 B2 JP 2507110B2
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- Japan
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- glass container
- display device
- image display
- display screen
- screen portion
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- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は映像機器における平板型画像表示装置用のガ
ラス容器の製造方法に関するものである。
ラス容器の製造方法に関するものである。
従来の技術 近年、平板型画像表示装置は、高画質化とともにさら
なる薄型化と軽量化が望まれている。従来、この種の平
板型画像表示装置用ガラス容器は、ガラス容器単体で表
示用スクリーン部をほぼ平面(設計上の平面からそりや
うねりなどのバラツキのある平面)にしておき、真空に
した後でも平面を保てるような厚みにしていた。
なる薄型化と軽量化が望まれている。従来、この種の平
板型画像表示装置用ガラス容器は、ガラス容器単体で表
示用スクリーン部をほぼ平面(設計上の平面からそりや
うねりなどのバラツキのある平面)にしておき、真空に
した後でも平面を保てるような厚みにしていた。
発明が解決しようとする課題 しかし、このような構造のものでは、薄型化と軽量化
が困難であるという問題があった。すなわち、例えば特
願昭和62−288672号に示されている画像表示装置は、複
数本の電子ビーム源からの電子ビームで電子ビーム源の
間隔の画像を構成し、その画像をつなぎ合わせて画面を
構成していた。そのため、第3図に示すようにガラス容
器4の板厚を薄くすると、画像表示装置として真空にし
たときに矢印のように大気圧でガラス容器4が変形し、
制御電極ブロック(図示せず)から表示用スクリーン部
5までの距離が変わり、前記画像のつなぎ目の間隔が変
化して均一な画像が得られないという問題があった。
が困難であるという問題があった。すなわち、例えば特
願昭和62−288672号に示されている画像表示装置は、複
数本の電子ビーム源からの電子ビームで電子ビーム源の
間隔の画像を構成し、その画像をつなぎ合わせて画面を
構成していた。そのため、第3図に示すようにガラス容
器4の板厚を薄くすると、画像表示装置として真空にし
たときに矢印のように大気圧でガラス容器4が変形し、
制御電極ブロック(図示せず)から表示用スクリーン部
5までの距離が変わり、前記画像のつなぎ目の間隔が変
化して均一な画像が得られないという問題があった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、薄型化と軽量化
を図るとともに、均一な画像が得られるようにすること
を目的とするものである。
を図るとともに、均一な画像が得られるようにすること
を目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の画像表示装置用
ガラス容器の製造方法は、表示用スクリーン部に、真空
にした時大気圧でほぼ平面となる曲率を予め設けてお
き、そして真空にするものである。
ガラス容器の製造方法は、表示用スクリーン部に、真空
にした時大気圧でほぼ平面となる曲率を予め設けてお
き、そして真空にするものである。
作用 本発明は、上記した製造方法によって画像表示装置と
して、真空した時大気圧でほぼ平面となることにより、
薄型化と軽量化を図ることができるとともに、均一な画
像を得ることができるものである。
して、真空した時大気圧でほぼ平面となることにより、
薄型化と軽量化を図ることができるとともに、均一な画
像を得ることができるものである。
実施例 以下、本発明の一実施例の画像表示装置用ガラス容器
について、図面を参照しながら説明する。
について、図面を参照しながら説明する。
第1図は、本発明の一実施例における画像表示装置用
ガラス容器を示すものである。第1図において、1はガ
ラス容器、2は表示用スクリーン部である。本実施例で
は表示用スクリーン部2として電子ビームで発光する蛍
光体を使用している。そして、表示用スクリーン部2に
真空した時大気圧でほぼ平面となる曲率を予め設けてあ
る。
ガラス容器を示すものである。第1図において、1はガ
ラス容器、2は表示用スクリーン部である。本実施例で
は表示用スクリーン部2として電子ビームで発光する蛍
光体を使用している。そして、表示用スクリーン部2に
真空した時大気圧でほぼ平面となる曲率を予め設けてあ
る。
第2図は、画像表示装置として、真空にした状態を表
す図である。ガラス容器1は、表示用スクリーン部2の
部分が真空にしたことにより大気圧でほぼ平面となって
いる。
す図である。ガラス容器1は、表示用スクリーン部2の
部分が真空にしたことにより大気圧でほぼ平面となって
いる。
次に、この一実施例の構成における作用を説明する。
本実施例におけるガラス容器の縦横比は、約1.4であ
り、このとき真空に引いたときのガラス容器中央部の最
大たわみをWmaxとすると、 Wmax=0.077×PO×a4/E/h3 とする実験式を得た。ここで PO;大気圧 kg/cm2 a ;ガラス容器縦寸法 cm b ;ガラス容器横寸法 cm E ;ヤング率 kg/cm2 h ;ガラス容器板厚 cmである。
り、このとき真空に引いたときのガラス容器中央部の最
大たわみをWmaxとすると、 Wmax=0.077×PO×a4/E/h3 とする実験式を得た。ここで PO;大気圧 kg/cm2 a ;ガラス容器縦寸法 cm b ;ガラス容器横寸法 cm E ;ヤング率 kg/cm2 h ;ガラス容器板厚 cmである。
よって、縦方向の曲率半径をRaとしますと、辺(Ra−Wm
ax)、Ra、a/2が直角三角形を形成することにより が成り立つ。これをRaについて求めますと、 Ra=(Wmax+a2/(4Wmax))/2 となる。Rbについても同様であり、 Ra=(Wmax+d2/(4Wmax))/2 となる。
ax)、Ra、a/2が直角三角形を形成することにより が成り立つ。これをRaについて求めますと、 Ra=(Wmax+a2/(4Wmax))/2 となる。Rbについても同様であり、 Ra=(Wmax+d2/(4Wmax))/2 となる。
従って、大気圧をほぼ1kg/cm2とみると Ra=0.077×a4/(2×E×h3)+E×h3/(8×0.077
×a2) Rb=0.077×a4/(2×E×h3)+b2×E×h3/(8×
0.077×a4) の関係が成り立ち、予めガラス容器に前記Ra、Rbの曲率
半径の曲率を設けておけば、真空にしたときほぼ平面に
することができる。
×a2) Rb=0.077×a4/(2×E×h3)+b2×E×h3/(8×
0.077×a4) の関係が成り立ち、予めガラス容器に前記Ra、Rbの曲率
半径の曲率を設けておけば、真空にしたときほぼ平面に
することができる。
発明の効果 本発明は、画像表示装置用ガラス容器の表示用スクリ
ーン部に真空にした時大気圧でほぼ平面となる曲率を予
め設けておくという構造を備えたものを真空にするとい
う製造方法を用いることにより、従来のように制御電極
ブロックから表示用スクリーン部までの距離が変わると
前記画像のつなぎ目の間隔が変化して均一な画像が得ら
れないという問題を防げるようになるのである。また、
薄型化と軽量化を図ることが出来るのである。
ーン部に真空にした時大気圧でほぼ平面となる曲率を予
め設けておくという構造を備えたものを真空にするとい
う製造方法を用いることにより、従来のように制御電極
ブロックから表示用スクリーン部までの距離が変わると
前記画像のつなぎ目の間隔が変化して均一な画像が得ら
れないという問題を防げるようになるのである。また、
薄型化と軽量化を図ることが出来るのである。
第1図は、本発明の一実施例における画像表示装置電
圧ガラス容器の断面図、第2図は画像表示装置として、
真空にした状態を表す断面図、第3図は従来の画像表示
装置のガラス容器を示す断面図である。 1……ガラス容器、2……表示用スクリーン部、3……
裏容器、R……曲率半径
圧ガラス容器の断面図、第2図は画像表示装置として、
真空にした状態を表す断面図、第3図は従来の画像表示
装置のガラス容器を示す断面図である。 1……ガラス容器、2……表示用スクリーン部、3……
裏容器、R……曲率半径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関口 友宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 青野 博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−179042(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】透明部に表示用スクリーン部を設けた容器
の前記表示用スクリーン部において、ガラス容器縦寸法
をacm,ガラス容器横寸法をbcm、ガラスのヤング率をEkg
/cm2、ガラス容器板厚をhcmとした時、縦方向曲率半径R
a、横方向曲率半径Rbが、 Ra=0.077×a4/(2×E×h3)+E×h3/(8×0.077
×a2) Rb=0.077×a4/(2×E×h3)+b2×E×h3/(8×
0.077×a4) であることを特徴とする画像表示装置用ガラス容器の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011305A JP2507110B2 (ja) | 1990-01-19 | 1990-01-19 | 画像表示装置用ガラス容器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011305A JP2507110B2 (ja) | 1990-01-19 | 1990-01-19 | 画像表示装置用ガラス容器の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03216940A JPH03216940A (ja) | 1991-09-24 |
JP2507110B2 true JP2507110B2 (ja) | 1996-06-12 |
Family
ID=11774296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011305A Expired - Lifetime JP2507110B2 (ja) | 1990-01-19 | 1990-01-19 | 画像表示装置用ガラス容器の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2507110B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3445628A1 (de) * | 1984-12-14 | 1986-06-19 | Standard Elektrik Lorenz Ag, 7000 Stuttgart | Flache bildwiedergabevorrichtung |
-
1990
- 1990-01-19 JP JP2011305A patent/JP2507110B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03216940A (ja) | 1991-09-24 |
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