JP2507068Y2 - ディ―ゼル式内燃機関の過給圧制御装置 - Google Patents
ディ―ゼル式内燃機関の過給圧制御装置Info
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
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- F02D2200/70—Input parameters for engine control said parameters being related to the vehicle exterior
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、内燃機関のディーゼル
式過給圧制御装置、更に詳細には過給圧を発生する排ガ
スターボ過給機と、排ガスターボ過給機を制御する過給
圧制御器と、過給圧を測定し過給圧制御器に信号を送る
過給圧センサとを備えたディーゼル式内燃機関の過給圧
制御装置に関する。
式過給圧制御装置、更に詳細には過給圧を発生する排ガ
スターボ過給機と、排ガスターボ過給機を制御する過給
圧制御器と、過給圧を測定し過給圧制御器に信号を送る
過給圧センサとを備えたディーゼル式内燃機関の過給圧
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から目標過給圧値と実際の過給圧値
に従って内燃機関の過給圧を制御する方法が知られてい
る。その場合実際の過給圧は過給圧センサを用いて測定
される。過給圧センサは例えば差を検出する過給圧セン
サとして構成され、内燃機関に発生する過給圧と空気の
大気圧間の圧力、即ち相対過給圧を測定している。
に従って内燃機関の過給圧を制御する方法が知られてい
る。その場合実際の過給圧は過給圧センサを用いて測定
される。過給圧センサは例えば差を検出する過給圧セン
サとして構成され、内燃機関に発生する過給圧と空気の
大気圧間の圧力、即ち相対過給圧を測定している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】過給圧制御を行なう場
合だけだとこの相対過給圧を測定するだけで十分である
が、内燃機関を他の形態に従って制御する場合にはこの
ような相対過給圧は用いることができず、場合によって
は例えば絶対過給圧あるいは空気の大気圧が必要となる
場合が生じる。
合だけだとこの相対過給圧を測定するだけで十分である
が、内燃機関を他の形態に従って制御する場合にはこの
ような相対過給圧は用いることができず、場合によって
は例えば絶対過給圧あるいは空気の大気圧が必要となる
場合が生じる。
【0004】従って本考案はこのような点に鑑み成され
たもので、内燃機関を制御するのに必要な種々の圧力特
性値を簡単に求めることができ、最適な制御を可能にす
るディーゼル式内燃機関の過給圧制御装置を提供するこ
とを目的とする。
たもので、内燃機関を制御するのに必要な種々の圧力特
性値を簡単に求めることができ、最適な制御を可能にす
るディーゼル式内燃機関の過給圧制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、このような問
題点を解決するために、過給圧を変化させる制御可能な
排ガスターボ過給機を備えたディーゼル式内燃機関の過
給圧制御装置において、過給圧センサを用いて絶対過給
圧が測定され、ディーゼル式内燃機関のアイドリング状
態で測定された絶対過給圧が大気圧として格納され、測
定された絶対過給圧と格納された大気圧からその両圧力
の差に対応する相対過給圧が求められ、前記相対過給圧
がディーゼル式内燃機関の過給圧の制御に用いられ、前
記絶対過給圧がディーゼル式内燃機関に供給される燃料
量の制御時の排煙制限に用いられ、また前記大気圧が、
排気再循環の高度補正、噴射開始時期の高度補正あるい
は空気量の高度補正に用いられる構成を採用した。
題点を解決するために、過給圧を変化させる制御可能な
排ガスターボ過給機を備えたディーゼル式内燃機関の過
給圧制御装置において、過給圧センサを用いて絶対過給
圧が測定され、ディーゼル式内燃機関のアイドリング状
態で測定された絶対過給圧が大気圧として格納され、測
定された絶対過給圧と格納された大気圧からその両圧力
の差に対応する相対過給圧が求められ、前記相対過給圧
がディーゼル式内燃機関の過給圧の制御に用いられ、前
記絶対過給圧がディーゼル式内燃機関に供給される燃料
量の制御時の排煙制限に用いられ、また前記大気圧が、
排気再循環の高度補正、噴射開始時期の高度補正あるい
は空気量の高度補正に用いられる構成を採用した。
【0006】
【作用】このような構成において、過給圧センサは内燃
機関に発生する絶対過給圧値を測定すると共に、測定さ
れた過給圧から相対過給圧、大気圧を簡単に求めること
が可能になる。
機関に発生する絶対過給圧値を測定すると共に、測定さ
れた過給圧から相対過給圧、大気圧を簡単に求めること
が可能になる。
【0007】
【実施例】以下図面に示す実施例に従い本考案を詳細に
説明する。
説明する。
【0008】以下に本考案の実施例を説明するが、本考
案は、ディーゼル式内燃機関に適用されるが、以下に述
べる実施例に限定されるものでなく、過給圧制御装置を
アナログ回路を用いて構成したり、それに対応してプロ
グラムされたデジタルコンピュータを用いても実現でき
るものである。また、以下に説明する実施例における信
号はアナログ電圧であったり、また所定のデューティ比
を持ったデジタル信号等である。
案は、ディーゼル式内燃機関に適用されるが、以下に述
べる実施例に限定されるものでなく、過給圧制御装置を
アナログ回路を用いて構成したり、それに対応してプロ
グラムされたデジタルコンピュータを用いても実現でき
るものである。また、以下に説明する実施例における信
号はアナログ電圧であったり、また所定のデューティ比
を持ったデジタル信号等である。
【0009】図1において符号10で示すものは過給圧
センサであり、この過給圧センサ10の出力信号PLは
スイッチ11に入力される。スイッチ11は駆動回路1
2により2つの切り換え状態に切り換えられる。駆動回
路12は例えば内燃機関のアイドリング状態を示す信号
LL等の入力信号によって駆動される。スイッチ11の
一方の切り換え状態ではスイッチ11はメモリ13に接
続され、そのメモリ13の出力信号がPATMで図示さ
れている。またスイッチ11が他方の切り換え位置にあ
ると、スイッチ11はメモリ14側に切り換わり、その
メモリの出力信号がPABSで図示されている。
センサであり、この過給圧センサ10の出力信号PLは
スイッチ11に入力される。スイッチ11は駆動回路1
2により2つの切り換え状態に切り換えられる。駆動回
路12は例えば内燃機関のアイドリング状態を示す信号
LL等の入力信号によって駆動される。スイッチ11の
一方の切り換え状態ではスイッチ11はメモリ13に接
続され、そのメモリ13の出力信号がPATMで図示さ
れている。またスイッチ11が他方の切り換え位置にあ
ると、スイッチ11はメモリ14側に切り換わり、その
メモリの出力信号がPABSで図示されている。
【0010】符号15で示された差形成回路にはメモリ
13から出力信号PATMが、またメモリ14から出力
信号PABSが入力される。これらの両信号に従って差
形成回路15は出力信号PRELを形成し、それによっ
て過給圧制御器16を駆動する。この過給圧制御器16
には、所望の過給圧目標値PSOLL等の他の入力信号
が入力される。過給圧制御器はこれらの入力信号に従っ
て出力信号を形成し、それに従い排ガスターボ過給機1
7を制御する。過給圧制御器16の出力信号が変化する
と、排ガスターボ過給機17の特性が変化し、それに従
って内燃機関に発生する過給圧が変化する。このように
変化した過給圧は過給圧センサ10により測定されるの
で、それによってフィードバック回路、即ち閉ループ制
御回路が形成される。
13から出力信号PATMが、またメモリ14から出力
信号PABSが入力される。これらの両信号に従って差
形成回路15は出力信号PRELを形成し、それによっ
て過給圧制御器16を駆動する。この過給圧制御器16
には、所望の過給圧目標値PSOLL等の他の入力信号
が入力される。過給圧制御器はこれらの入力信号に従っ
て出力信号を形成し、それに従い排ガスターボ過給機1
7を制御する。過給圧制御器16の出力信号が変化する
と、排ガスターボ過給機17の特性が変化し、それに従
って内燃機関に発生する過給圧が変化する。このように
変化した過給圧は過給圧センサ10により測定されるの
で、それによってフィードバック回路、即ち閉ループ制
御回路が形成される。
【0011】図1に図示した実施例で、過給圧センサ1
0は内燃機関に発生する真空に対する過給圧に対応した
圧力を測定する。即ち、信号PLは絶対圧力値となる。
内燃機関が今、信号LLで示したようなアイドリング状
態にあると、信号PLはメモリ13に入力される。内燃
機関はアイドリング状態にあり、従って過給が行なわれ
ないので、この状態では過給圧センサ10により測定さ
れた圧力は空気の大気圧PATMに対応する。この大気
圧はメモリ13に一時記憶され、差形成回路15を介し
て過給圧制御器16において処理される。
0は内燃機関に発生する真空に対する過給圧に対応した
圧力を測定する。即ち、信号PLは絶対圧力値となる。
内燃機関が今、信号LLで示したようなアイドリング状
態にあると、信号PLはメモリ13に入力される。内燃
機関はアイドリング状態にあり、従って過給が行なわれ
ないので、この状態では過給圧センサ10により測定さ
れた圧力は空気の大気圧PATMに対応する。この大気
圧はメモリ13に一時記憶され、差形成回路15を介し
て過給圧制御器16において処理される。
【0012】これに対して内燃機関がアイドリング状態
にない時には、信号PLはメモリ14に入力される。内
燃機関がアイドリング状態にないので、ターボ過給機が
動作し、内燃機関に過給が行なわれる。従ってこの状態
では信号PLは内燃機関に発生する絶対過給圧PABS
となる。この絶対過給圧値PABSはメモリ14に一時
格納され、同様に差形成回路15を介して過給圧制御器
16に送られる。差形成回路15の出力信号は、PRE
L=PABS−PATMから得られる相対過給圧PRE
Lとなる。この相対過給圧PREL、即ち絶対過給圧P
ABSと空気の大気圧PATMの差に従い過給圧制御器
16を介して圧力PRELが所望の過給圧目標値PSO
LLに対応するように排ガスターボ過給機17が制御さ
れる。
にない時には、信号PLはメモリ14に入力される。内
燃機関がアイドリング状態にないので、ターボ過給機が
動作し、内燃機関に過給が行なわれる。従ってこの状態
では信号PLは内燃機関に発生する絶対過給圧PABS
となる。この絶対過給圧値PABSはメモリ14に一時
格納され、同様に差形成回路15を介して過給圧制御器
16に送られる。差形成回路15の出力信号は、PRE
L=PABS−PATMから得られる相対過給圧PRE
Lとなる。この相対過給圧PREL、即ち絶対過給圧P
ABSと空気の大気圧PATMの差に従い過給圧制御器
16を介して圧力PRELが所望の過給圧目標値PSO
LLに対応するように排ガスターボ過給機17が制御さ
れる。
【0013】このように本考案の装置により、過給圧セ
ンサ10により測定された圧力信号PLから内燃機関の
駆動状態がどのような状態になっているかに従い、空気
の大気圧に関する信号PATM、絶対過給圧に関する信
号PABS並びに相対過給圧PRELに関する信号を得
ることができる。これを一般的に言うと、過給圧センサ
により測定された圧力から他の圧力特性値を求めること
ができることになる。
ンサ10により測定された圧力信号PLから内燃機関の
駆動状態がどのような状態になっているかに従い、空気
の大気圧に関する信号PATM、絶対過給圧に関する信
号PABS並びに相対過給圧PRELに関する信号を得
ることができる。これを一般的に言うと、過給圧センサ
により測定された圧力から他の圧力特性値を求めること
ができることになる。
【0014】図1に図示した装置においてメモリ13、
14はそれぞれ信号を一時格納するだけでなく、信号を
整合化させることもできる。また利用例では、メモリの
うち1つあるいは両方を省略することもできる。そのよ
うな実施例が図2に図示されており、図2に図示した実
施例は原理的に図1の構成と同一であるが、図2の場合
にはメモリ14が設けられておらず、それによりスイッ
チ11は遮断機11の機能を果たしている。他の構成は
基本的に図1に図示した機能ないし作用と同一である。
14はそれぞれ信号を一時格納するだけでなく、信号を
整合化させることもできる。また利用例では、メモリの
うち1つあるいは両方を省略することもできる。そのよ
うな実施例が図2に図示されており、図2に図示した実
施例は原理的に図1の構成と同一であるが、図2の場合
にはメモリ14が設けられておらず、それによりスイッ
チ11は遮断機11の機能を果たしている。他の構成は
基本的に図1に図示した機能ないし作用と同一である。
【0015】本考案装置では駆動回路12を介してスイ
ッチ11を駆動させるのを内燃機関のアイドリング状態
だけでなく、例えば回転数等のような内燃機関の他の動
作特性量(運転パラメータ)によって行なうことも可能
である。そのような場合には過給圧センサ10は内燃機
関の回転数が所定の回転数領域にある場合にのみメモリ
13と接続されることになる。一般的にスイッチ11の
駆動を他の量に関係させることもでき、その場合過給圧
センサが実際に空気の大気圧PATMを測定している時
のみ信号PLをメモリ13に入力させるようにスイッチ
の切り換え時点を制御させる。
ッチ11を駆動させるのを内燃機関のアイドリング状態
だけでなく、例えば回転数等のような内燃機関の他の動
作特性量(運転パラメータ)によって行なうことも可能
である。そのような場合には過給圧センサ10は内燃機
関の回転数が所定の回転数領域にある場合にのみメモリ
13と接続されることになる。一般的にスイッチ11の
駆動を他の量に関係させることもでき、その場合過給圧
センサが実際に空気の大気圧PATMを測定している時
のみ信号PLをメモリ13に入力させるようにスイッチ
の切り換え時点を制御させる。
【0016】図1及び図2から明らかなように過給圧制
御器16は相対過給圧PRELによって駆動されるが、
この信号を他の大気圧に関係した圧力信号とすることも
できる。
御器16は相対過給圧PRELによって駆動されるが、
この信号を他の大気圧に関係した圧力信号とすることも
できる。
【0017】しかし、本考案装置では大気圧PATMと
絶対過給圧PABSが同時に得られるので、これらの信
号を内燃機関の他の動作特性量の開ループ制御あるいは
閉ループ制御に利用することができるという利点があ
る。例えば絶対過給圧PABSは内燃機関に供給される
燃料の量を制御する時の排煙制限に用いることができ
る。また大気圧PATMは高度に関係した補正、例えば
排気再循環制御における高度補正、また噴射開始時期、
吸入空気量の高度補正等に用いることができる。
絶対過給圧PABSが同時に得られるので、これらの信
号を内燃機関の他の動作特性量の開ループ制御あるいは
閉ループ制御に利用することができるという利点があ
る。例えば絶対過給圧PABSは内燃機関に供給される
燃料の量を制御する時の排煙制限に用いることができ
る。また大気圧PATMは高度に関係した補正、例えば
排気再循環制御における高度補正、また噴射開始時期、
吸入空気量の高度補正等に用いることができる。
【0018】また本考案装置では差形成回路によって発
生する相対過給圧PRELの精度が向上し、特に過給圧
が小さい領域において著しく精度が向上することが判明
している。
生する相対過給圧PRELの精度が向上し、特に過給圧
が小さい領域において著しく精度が向上することが判明
している。
【0019】本考案装置では内燃機関が何らかの時点で
所定の駆動状態、例えばアイドリング状態となり、この
駆動状態にある時に大気圧PATMを測定することが必
要である。しかし内燃機関が例えば始動後長い期間に渡
って上述した駆動状態にならないような可能性が存在す
る。その結果、この時間の間に空気の大気圧の変動があ
ってもそれを測定することができず、内燃機関の過給圧
制御が誤ってしまうという結果が生じる。従って他の方
法あるいは装置でこのような状態を識別し、このような
問題を解決するのが好ましい。
所定の駆動状態、例えばアイドリング状態となり、この
駆動状態にある時に大気圧PATMを測定することが必
要である。しかし内燃機関が例えば始動後長い期間に渡
って上述した駆動状態にならないような可能性が存在す
る。その結果、この時間の間に空気の大気圧の変動があ
ってもそれを測定することができず、内燃機関の過給圧
制御が誤ってしまうという結果が生じる。従って他の方
法あるいは装置でこのような状態を識別し、このような
問題を解決するのが好ましい。
【0020】例えば、空気量センサの出力信号を用いて
アイドリング時以外の過給圧制御により内燃機関に供給
される空気量が所定の上限値を超えるまでの大きな値に
なっているかどうかを検出することができる。このよう
な場合には過給圧制御が誤動作していると判断され、例
えば過給圧制御を遮断する等の対応した処置がとられ
る。
アイドリング時以外の過給圧制御により内燃機関に供給
される空気量が所定の上限値を超えるまでの大きな値に
なっているかどうかを検出することができる。このよう
な場合には過給圧制御が誤動作していると判断され、例
えば過給圧制御を遮断する等の対応した処置がとられ
る。
【0021】内燃機関が上述した過給圧制御でなく、更
に排気再循環制御も行なう場合には、排気再循環制御に
用いられる空気量センサの出力信号を用いて過給圧制御
の誤作動を検出したり、ないしは過給圧センサ10の機
能を空気量センサに置き換えることが可能である。即ち
内燃機関がアイドリング状態であり、同時に過給も行な
わず、また排気再循環も行なわない場合にはこの駆動状
態において空気量センサの出力信号から空気の大気圧を
求めることが可能である。それにより空気量センサを用
いて過給圧制御の誤動作を識別し、例えば空気量センサ
の出力信号から大気圧を測定する等の手段を講じてこの
問題に対処することができる。
に排気再循環制御も行なう場合には、排気再循環制御に
用いられる空気量センサの出力信号を用いて過給圧制御
の誤作動を検出したり、ないしは過給圧センサ10の機
能を空気量センサに置き換えることが可能である。即ち
内燃機関がアイドリング状態であり、同時に過給も行な
わず、また排気再循環も行なわない場合にはこの駆動状
態において空気量センサの出力信号から空気の大気圧を
求めることが可能である。それにより空気量センサを用
いて過給圧制御の誤動作を識別し、例えば空気量センサ
の出力信号から大気圧を測定する等の手段を講じてこの
問題に対処することができる。
【0022】また過給圧制御を直接空気量センサの出力
信号に従って作動させることもできる。また過給圧制御
に誤動作が検出された場合には単純に過給圧制御を遮断
することも可能である。上述した空気量センサは、例え
ば弁式の空気量センサ、熱線式の空気量センサ等が考え
られる。
信号に従って作動させることもできる。また過給圧制御
に誤動作が検出された場合には単純に過給圧制御を遮断
することも可能である。上述した空気量センサは、例え
ば弁式の空気量センサ、熱線式の空気量センサ等が考え
られる。
【0023】上述した装置の中で個々のブロックないし
素子をどのように実現できるかは公知のものであり、回
路技術的に見て種々の改変ないしは改良が可能であるこ
とももちろんである。
素子をどのように実現できるかは公知のものであり、回
路技術的に見て種々の改変ないしは改良が可能であるこ
とももちろんである。
【0024】本考案の核心は測定圧力から種々の他の特
性圧力値を導き出すことであり、その範囲内において種
々の改変が可能である。
性圧力値を導き出すことであり、その範囲内において種
々の改変が可能である。
【0025】
【考案の効果】以上説明したように、本考案では、過給
圧センサから得られる過給圧がディーゼル内燃機関のア
イドリング状態において大気圧として測定され格納され
るので、ほぼ車両の停止毎に、過給圧センサを用いて比
較的頻繁に大気圧を測定して更新することが可能にな
り、別の大気圧センサを用いることなく、精度のよい大
気圧信号が得られるようになる。従って、過給圧センサ
で測定した大気圧であっても、この大気圧を利用した高
度補正並びにこの大気圧との差で得られる相対過給圧に
基づく過給圧制御の精度を維持できることから、安価な
構成で、精度のよい内燃機関の制御が可能になる。
圧センサから得られる過給圧がディーゼル内燃機関のア
イドリング状態において大気圧として測定され格納され
るので、ほぼ車両の停止毎に、過給圧センサを用いて比
較的頻繁に大気圧を測定して更新することが可能にな
り、別の大気圧センサを用いることなく、精度のよい大
気圧信号が得られるようになる。従って、過給圧センサ
で測定した大気圧であっても、この大気圧を利用した高
度補正並びにこの大気圧との差で得られる相対過給圧に
基づく過給圧制御の精度を維持できることから、安価な
構成で、精度のよい内燃機関の制御が可能になる。
【0026】また、相対過給圧を用いて過給圧制御を行
なう場合、過給圧センサで測定された絶対過給圧と大気
圧の差から相対過給圧を得るようにしているので、過給
圧センサの出力に加算的な誤差があるような場合でも、
あるいは各内燃機関毎に過給圧センサに大きな許容誤差
があっても、このような誤差を相殺させることができ、
更に上述のように精度のよい大気圧が得られることも相
まって、相対過給圧の測定精度を向上させることがで
き、良好で最適な過給圧制御が可能になる。
なう場合、過給圧センサで測定された絶対過給圧と大気
圧の差から相対過給圧を得るようにしているので、過給
圧センサの出力に加算的な誤差があるような場合でも、
あるいは各内燃機関毎に過給圧センサに大きな許容誤差
があっても、このような誤差を相殺させることができ、
更に上述のように精度のよい大気圧が得られることも相
まって、相対過給圧の測定精度を向上させることがで
き、良好で最適な過給圧制御が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
である。
【図2】本考案の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。
である。
10 過給圧センサ 12 駆動回路 13、14 メモリ 16 過給圧制御器 17 排ガスターボ過給機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02M 25/07 550 F02B 37/12 301G (72)考案者 ゲルハルト・シュトゥンプ ドイツ連邦共和国 7000 シュトゥット ガルト 80・ボーゲンシュトラーセ 29 ハー (56)参考文献 特開 昭58−180726(JP,A) 特開 昭54−153929(JP,A) 特開 昭58−65950(JP,A)
Claims (4)
- 【請求項1】 過給圧を変化させる制御可能な排ガスタ
ーボ過給機を備えたディーゼル式内燃機関の過給圧制御
装置において、 過給圧センサを用いて絶対過給圧が測定され、 ディーゼル式内燃機関のアイドリング状態で測定された
絶対過給圧が大気圧として格納され、 測定された絶対過給圧と格納された大気圧からその両圧
力の差に対応する相対過給圧が求められ、 前記相対過給圧がディーゼル式内燃機関の過給圧の制御
に用いられ、 前記絶対過給圧がディーゼル式内燃機関に供給される燃
料量の制御時の排煙制限に用いられ、 また前記大気圧が、排気再循環の高度補正、噴射開始時
期の高度補正あるいは空気量の高度補正に用いられるこ
とを特徴とするディーゼル式内燃機関の過給圧制御装
置。 - 【請求項2】 大気圧を監視するために空気量センサを
用いることを特徴とする請求項1に記載の装置。 - 【請求項3】 過給が無く、また排気再循環の無いアイ
ドリング状態において空気量センサの出力信号から大気
圧を求めることを特徴とする請求項2に記載の装置。 - 【請求項4】 空気量センサの出力信号を用いて過給圧
の制御を行なうことを特徴とする請求項2に記載の装
置。
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Publications (2)
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