JP2506985Y2 - シリンダ錠 - Google Patents
シリンダ錠Info
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- JP2506985Y2 JP2506985Y2 JP7114393U JP7114393U JP2506985Y2 JP 2506985 Y2 JP2506985 Y2 JP 2506985Y2 JP 7114393 U JP7114393 U JP 7114393U JP 7114393 U JP7114393 U JP 7114393U JP 2506985 Y2 JP2506985 Y2 JP 2506985Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- key
- insertion hole
- tumbler
- tumblers
- cylinder
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ディスクタンブラーを
用いるシリンダ錠に関する。
用いるシリンダ錠に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記シリンダ錠において、外筒内
に回動自在に内筒を配設し、該内筒内に、その軸線方向
へ複数個のタンブラーを配置すると共に、常時、各タン
ブラーを上記軸線と直角方向にスプリングをもって移動
付勢させて、各タンブラーの一端を、内筒から外筒の対
応するロック用係合溝に突出係合させることによって、
内筒を外筒に対して固定状態とし、開錠に際しては、平
板状のキーを、内筒正面のキー差込孔に差込み、該キー
側面の溝部の対向側面に形成した凹凸部により、上記ス
プリングによる付勢力に抗して、全てのタンブラーを外
筒のロック用係合溝から引き出して内筒内に没入させ、
当該内筒を、外筒に対して回動し得るように構成したも
のは周知である。
に回動自在に内筒を配設し、該内筒内に、その軸線方向
へ複数個のタンブラーを配置すると共に、常時、各タン
ブラーを上記軸線と直角方向にスプリングをもって移動
付勢させて、各タンブラーの一端を、内筒から外筒の対
応するロック用係合溝に突出係合させることによって、
内筒を外筒に対して固定状態とし、開錠に際しては、平
板状のキーを、内筒正面のキー差込孔に差込み、該キー
側面の溝部の対向側面に形成した凹凸部により、上記ス
プリングによる付勢力に抗して、全てのタンブラーを外
筒のロック用係合溝から引き出して内筒内に没入させ、
当該内筒を、外筒に対して回動し得るように構成したも
のは周知である。
【0003】さらに、内筒の軸線方向に、複数のタンブ
ラー挿入孔を形成し、この各タンブラー挿入孔にタンブ
ラーを二枚、重合状態にて摺動自在に各挿入し、この二
枚一組のタンブラーを、各々側面から突設した両バネ受
けに両端を支持した状態で一本のバネを配設し、これに
よって、二枚のタンブラーを対称に移動付勢させ、両タ
ンブラーの対称端部を外筒内面に対向して凹設のロック
用係合溝に係合させることによって、内筒を外筒に対し
て固定状態とするように構成したものも知られている。
ラー挿入孔を形成し、この各タンブラー挿入孔にタンブ
ラーを二枚、重合状態にて摺動自在に各挿入し、この二
枚一組のタンブラーを、各々側面から突設した両バネ受
けに両端を支持した状態で一本のバネを配設し、これに
よって、二枚のタンブラーを対称に移動付勢させ、両タ
ンブラーの対称端部を外筒内面に対向して凹設のロック
用係合溝に係合させることによって、内筒を外筒に対し
て固定状態とするように構成したものも知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし乍ら、上記従来
のシリンダ錠では、二枚一組のタンブラーを、一本の比
較的大きなバネによって対称に移動付勢させる構成上、
両タンブラーの各バネ受け間にあって、バネをタンブラ
ーの摺動方向に対して、所定の角度をもって斜めに配設
させなければならないが、このようにバネを傾斜状態に
て配設すると、開錠に際して、キーにより両タンブラー
がバネを圧縮しながら摺動されるときのバネに対する両
タンブラーの圧縮力は、当該バネの軸方向(長さ方向)
と所定の角度をもって偏倚され、これによってバネが湾
曲されたり、バネ受けからの脱落を防止する上で太径の
バネを使用しているため、当該シリンダ錠の小型化に限
界があった。
のシリンダ錠では、二枚一組のタンブラーを、一本の比
較的大きなバネによって対称に移動付勢させる構成上、
両タンブラーの各バネ受け間にあって、バネをタンブラ
ーの摺動方向に対して、所定の角度をもって斜めに配設
させなければならないが、このようにバネを傾斜状態に
て配設すると、開錠に際して、キーにより両タンブラー
がバネを圧縮しながら摺動されるときのバネに対する両
タンブラーの圧縮力は、当該バネの軸方向(長さ方向)
と所定の角度をもって偏倚され、これによってバネが湾
曲されたり、バネ受けからの脱落を防止する上で太径の
バネを使用しているため、当該シリンダ錠の小型化に限
界があった。
【0005】本考案は、上記従来技術の有するこのよう
な問題に鑑みてなされたもので、内筒における各タンブ
ラー挿入孔の左右にバネ受けを形成し、該バネ受けと、
タンブラー挿入孔に重合状態にて挿入した二枚のタンブ
ラーの両バネ受けに両端を支持した状態で小型のバネを
配設するよう構成したことによって、シリンダー錠全体
を小型化でき、キー違いを多くとることができるように
したシリンダ錠を提供することを目的とする。
な問題に鑑みてなされたもので、内筒における各タンブ
ラー挿入孔の左右にバネ受けを形成し、該バネ受けと、
タンブラー挿入孔に重合状態にて挿入した二枚のタンブ
ラーの両バネ受けに両端を支持した状態で小型のバネを
配設するよう構成したことによって、シリンダー錠全体
を小型化でき、キー違いを多くとることができるように
したシリンダ錠を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案のシリンダ錠は、内周面軸方向にロック用係
合溝を有する外筒と、その内部に回動自在に配設され、
かつ内部のキー差込孔に、キー側面の溝部を係合するキ
ーガイドを有すると共に、キー差込孔に直交して両端部
が外周面に貫通する複数のタンブラー挿入孔を軸方向に
間隔を置いて有する内筒と、前記各タンブラー挿入孔に
摺動自在に、かつコイルバネにより一方向へ付勢されて
前記ロック用係合溝に係脱自在に配設され、略中央部位
にキー挿入孔と、その内面に、前記キーの溝部における
異なった形状を具有する突部と凹部とによって操作され
る、係合凸部を設けた複数枚のタンブラーとを具備して
なるシリンダ錠において、前記内筒の各タンブラー挿入
孔に、タンブラーを二枚づつ重合状態にて各配置し、こ
の二枚一組のタンブラーの側面と、各タンブラー挿入孔
の左右両側とにバネ受けを各形成すると共に、前記タン
ブラー一枚分の板厚と略同寸法径のコイルバネを、前記
両バネ受け間に介挿して配設したことを特長としてい
る。
に、本考案のシリンダ錠は、内周面軸方向にロック用係
合溝を有する外筒と、その内部に回動自在に配設され、
かつ内部のキー差込孔に、キー側面の溝部を係合するキ
ーガイドを有すると共に、キー差込孔に直交して両端部
が外周面に貫通する複数のタンブラー挿入孔を軸方向に
間隔を置いて有する内筒と、前記各タンブラー挿入孔に
摺動自在に、かつコイルバネにより一方向へ付勢されて
前記ロック用係合溝に係脱自在に配設され、略中央部位
にキー挿入孔と、その内面に、前記キーの溝部における
異なった形状を具有する突部と凹部とによって操作され
る、係合凸部を設けた複数枚のタンブラーとを具備して
なるシリンダ錠において、前記内筒の各タンブラー挿入
孔に、タンブラーを二枚づつ重合状態にて各配置し、こ
の二枚一組のタンブラーの側面と、各タンブラー挿入孔
の左右両側とにバネ受けを各形成すると共に、前記タン
ブラー一枚分の板厚と略同寸法径のコイルバネを、前記
両バネ受け間に介挿して配設したことを特長としてい
る。
【0007】
【作用】内筒の複数のタンブラー挿入孔に二枚づつ重合
状態にて挿入されているタンブラーは、常時、コイルバ
ネにより内筒の軸線と直角方向に付勢されて、各タンブ
ラーの端部は外筒のロック用係合溝に係合されることに
よって、内筒を外筒に対して固定した施錠状態に保持さ
れる。
状態にて挿入されているタンブラーは、常時、コイルバ
ネにより内筒の軸線と直角方向に付勢されて、各タンブ
ラーの端部は外筒のロック用係合溝に係合されることに
よって、内筒を外筒に対して固定した施錠状態に保持さ
れる。
【0008】上記施錠状態において、内筒のキー差込孔
にキーを差込むことで、該キーの側面に凹設の溝部と、
内筒内部のキーガイドとの係合によりキーはガイドさ
れ、当該キーは、キー差込孔及び各タンブラーのキー差
込孔に所定向きで挿入され、キー溝部の突部により、コ
イルバネによる付勢力に抗して全てのタンブラーを外筒
のロック用係合溝から引き出して内筒内に没入させ、内
筒を外筒に対して回動し得るようにし、開錠状態とす
る。
にキーを差込むことで、該キーの側面に凹設の溝部と、
内筒内部のキーガイドとの係合によりキーはガイドさ
れ、当該キーは、キー差込孔及び各タンブラーのキー差
込孔に所定向きで挿入され、キー溝部の突部により、コ
イルバネによる付勢力に抗して全てのタンブラーを外筒
のロック用係合溝から引き出して内筒内に没入させ、内
筒を外筒に対して回動し得るようにし、開錠状態とす
る。
【0009】内筒を外筒に対して回動した開錠状態で
は、各タンブラーの係合凸部はキーの凹部に係合されて
おり、一方、各タンブラーは、外筒のロック用係合溝に
対して周方向へ変位して外筒の内周面により摺動が阻止
されていることにより、キーは内筒のキー差込孔及び各
タンブラーのキー挿入孔内にあって、引き抜きが阻止さ
れた状態に保持される。
は、各タンブラーの係合凸部はキーの凹部に係合されて
おり、一方、各タンブラーは、外筒のロック用係合溝に
対して周方向へ変位して外筒の内周面により摺動が阻止
されていることにより、キーは内筒のキー差込孔及び各
タンブラーのキー挿入孔内にあって、引き抜きが阻止さ
れた状態に保持される。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、内筒が外筒に対して回動し得ない
施錠状態における縦断面図を示す。図2は、図1におけ
るA−A′線矢視横断面図で、(A)は施錠状態、
(B)は開錠状態を各示す。図3(A)、(B)、
(C)は、異なった形状のダンブラーの各正面図を示
し、図4はキーの一部切欠した正面図を示し、図5及び
図6は、図1におけるB−B′線各矢視横断面図を示
す。
て説明する。図1は、内筒が外筒に対して回動し得ない
施錠状態における縦断面図を示す。図2は、図1におけ
るA−A′線矢視横断面図で、(A)は施錠状態、
(B)は開錠状態を各示す。図3(A)、(B)、
(C)は、異なった形状のダンブラーの各正面図を示
し、図4はキーの一部切欠した正面図を示し、図5及び
図6は、図1におけるB−B′線各矢視横断面図を示
す。
【0011】図1及び図2(A)、(B)に示したよう
に、ドア(図示せず)等に固定される外筒1の内周面に
は、二個のロック用係合溝2、2を軸方向(図1におい
て左右方向)へ長く対設させてある。上記外筒1には、
内筒3を回転自在に内装させてある。この内筒3は、前
端外周に設けられたフランジ3aと、後部外周に凹設の
溝部3bに係嵌したリティナー4とによって、上記外筒
1に対して軸方向移動及び引き抜きが阻止されている。
に、ドア(図示せず)等に固定される外筒1の内周面に
は、二個のロック用係合溝2、2を軸方向(図1におい
て左右方向)へ長く対設させてある。上記外筒1には、
内筒3を回転自在に内装させてある。この内筒3は、前
端外周に設けられたフランジ3aと、後部外周に凹設の
溝部3bに係嵌したリティナー4とによって、上記外筒
1に対して軸方向移動及び引き抜きが阻止されている。
【0012】さらに、上記内筒3の略中央部には、図4
に示した板状のキー5を差込むためのキー差込孔6を軸
方向に形成してあると共に、複数(図示例では5個)の
タンブラ−挿入孔7、7・・・を、当該内筒3の軸方向
と直角に、かつ外周に貫通して形成させてある。
に示した板状のキー5を差込むためのキー差込孔6を軸
方向に形成してあると共に、複数(図示例では5個)の
タンブラ−挿入孔7、7・・・を、当該内筒3の軸方向
と直角に、かつ外周に貫通して形成させてある。
【0013】上記キー差込孔6の入口部にあって、その
左右両側の中央部内面には、ドライバー等の板状のもの
によって、当該シリンダ錠が不用意に施錠、及び開錠操
作されてしまうことがないように、ドライバー等の板状
のものの挿入を阻止するための突起8、8を対設させて
ある。
左右両側の中央部内面には、ドライバー等の板状のもの
によって、当該シリンダ錠が不用意に施錠、及び開錠操
作されてしまうことがないように、ドライバー等の板状
のものの挿入を阻止するための突起8、8を対設させて
ある。
【0014】さらに、上記キー差込孔6の略中間部にあ
って、その左右両側の中央部内面には、図1及び図6に
示した如く、キーガイド10、10を対向突設させてあ
る。このキーガイド10、10は、図2(B)及び図4
に示した如く、キー5の両側面中央部にあって、その長
さ方向へ長く形成した溝部11、11と係合可能に形成
してあり、これによって、キー5の差込み位置を特定し
ている。
って、その左右両側の中央部内面には、図1及び図6に
示した如く、キーガイド10、10を対向突設させてあ
る。このキーガイド10、10は、図2(B)及び図4
に示した如く、キー5の両側面中央部にあって、その長
さ方向へ長く形成した溝部11、11と係合可能に形成
してあり、これによって、キー5の差込み位置を特定し
ている。
【0015】また、上記突起8、8は、キー5をガイド
するものではないが、キー差込溝6に対するキー5の差
込みを阻止することのないよう、キー5の溝部11、1
1に挿入可能に形成してある。
するものではないが、キー差込溝6に対するキー5の差
込みを阻止することのないよう、キー5の溝部11、1
1に挿入可能に形成してある。
【0016】上記内筒3の各タンブラー挿入孔7・・・
は、内筒3の軸方向へ等間隔に形成されていて、各々に
は図1に示した如く、タンブラー9を二枚づつ重ね合せ
た状態で、内筒3の軸方向と直角方向(図1及び図2に
おいて上下方向)へ摺動自在に挿入させてある。
は、内筒3の軸方向へ等間隔に形成されていて、各々に
は図1に示した如く、タンブラー9を二枚づつ重ね合せ
た状態で、内筒3の軸方向と直角方向(図1及び図2に
おいて上下方向)へ摺動自在に挿入させてある。
【0017】また、上記各タンブラー挿入孔7・・・の
左右両側面には、図1及び図2(A)、(B)並びに図
5に示したように、段状のバネ受け12、13を各々形
成して、該バネ受け12、または13と、各タンブラー
9、9の一側に段状に各設けたバネ受け14、14とに
両端を支持してコイルバネ15・・・を配設させ、該コ
イルバネ15・・・により全てのタンブラー9・・・
を、図2(A)に矢印で示した方向に移動付勢させてあ
り、これによって、各タンブラー9・・・の一端9aが
内筒3のタンブラー挿入孔7・・・から突出して外筒1
のロック用係合溝2に係合し、内筒3を外筒1に対して
固定(ロック)されるよう形成させてある。
左右両側面には、図1及び図2(A)、(B)並びに図
5に示したように、段状のバネ受け12、13を各々形
成して、該バネ受け12、または13と、各タンブラー
9、9の一側に段状に各設けたバネ受け14、14とに
両端を支持してコイルバネ15・・・を配設させ、該コ
イルバネ15・・・により全てのタンブラー9・・・
を、図2(A)に矢印で示した方向に移動付勢させてあ
り、これによって、各タンブラー9・・・の一端9aが
内筒3のタンブラー挿入孔7・・・から突出して外筒1
のロック用係合溝2に係合し、内筒3を外筒1に対して
固定(ロック)されるよう形成させてある。
【0018】図1ないし図3及び図5に示したように、
上記各タンブラー9・・・は板状に形成されていて、そ
の略中央部にはキー挿入孔16を貫設してあると共に、
該キー挿入孔16の一側には、図4に示した如く、キー
5における溝部11の両側に形成されている複数の突部
17・・・及び凹部18・・・によって操作される係合
凸部19を突設させてある。
上記各タンブラー9・・・は板状に形成されていて、そ
の略中央部にはキー挿入孔16を貫設してあると共に、
該キー挿入孔16の一側には、図4に示した如く、キー
5における溝部11の両側に形成されている複数の突部
17・・・及び凹部18・・・によって操作される係合
凸部19を突設させてある。
【0019】上記タンブラー9・・・は、図3(A)、
(B)、(C)に例示した如く、係合凸部19の位置の
異なるものを二枚づつ複数組形成して、前記各タンブラ
ー挿入孔7・・・に各挿入されるもので、各タンブラー
9・・・は、一側の同じ位置に前記バネ受け14を設け
た同一形状に形成してあり、該タンブラー9を二枚づつ
各タンブラー挿入孔7・・・に向きを変えて挿入するこ
とで、図2及び図5に示した如く、バネ受け14及び係
合凸部19が二枚単位で反対向きとなり、それら係合凸
部19・・・が、キー5の両側に凹設した溝部11、1
1における突部17、凹部18により操作されると共
に、それらバネ受け14・・・と、各タンブラー挿入孔
7・・・の左右のバネ受け12、13間に前記したよう
にコイルバネ15が配設されるように設けてある。この
コイルバネ15には、タンブラー9一枚分の板厚と略同
寸法径の細径のものが使用される。而して、各タンブラ
ー挿入孔7の左右両側にバネ受け12、13を設けるこ
とによって、同一形状のタンブラー9・・・を使用でき
るようにしてある。
(B)、(C)に例示した如く、係合凸部19の位置の
異なるものを二枚づつ複数組形成して、前記各タンブラ
ー挿入孔7・・・に各挿入されるもので、各タンブラー
9・・・は、一側の同じ位置に前記バネ受け14を設け
た同一形状に形成してあり、該タンブラー9を二枚づつ
各タンブラー挿入孔7・・・に向きを変えて挿入するこ
とで、図2及び図5に示した如く、バネ受け14及び係
合凸部19が二枚単位で反対向きとなり、それら係合凸
部19・・・が、キー5の両側に凹設した溝部11、1
1における突部17、凹部18により操作されると共
に、それらバネ受け14・・・と、各タンブラー挿入孔
7・・・の左右のバネ受け12、13間に前記したよう
にコイルバネ15が配設されるように設けてある。この
コイルバネ15には、タンブラー9一枚分の板厚と略同
寸法径の細径のものが使用される。而して、各タンブラ
ー挿入孔7の左右両側にバネ受け12、13を設けるこ
とによって、同一形状のタンブラー9・・・を使用でき
るようにしてある。
【0020】本実施例では、タンブラー9が合計10枚
配設されているので、キー5の凹部18を三個形成する
と、3の10乗=59049種類のキー違いを得られ
る。従って、タンブラー9を12枚配設した場合は、3
の12乗=531441種類、14枚の場合は3の14
乗=4782969種類のキー違いを得ることができ
る。尚、図1において、20、21は、内筒3に図示し
ないフック等を固定するためのワッシャとナットを各示
す。
配設されているので、キー5の凹部18を三個形成する
と、3の10乗=59049種類のキー違いを得られ
る。従って、タンブラー9を12枚配設した場合は、3
の12乗=531441種類、14枚の場合は3の14
乗=4782969種類のキー違いを得ることができ
る。尚、図1において、20、21は、内筒3に図示し
ないフック等を固定するためのワッシャとナットを各示
す。
【0021】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成さ
れ、内筒の各タンブラー挿入孔にタンブラーを二枚づつ
重ね合せた状態で挿入するので、狭いスペースにタンブ
ラーの枚数を多く配置することができて、キー違いを多
くとることができる上、各タンブラー挿入孔において二
枚のタンブラーを、それらバネ受けと、内筒の各タンブ
ラー挿入孔における左右両側に各設けたバネ受けとに両
端を支持して細径のコイルバネを配置することで一方向
へ付勢するので、当該コイルバネを傾斜させることな
く、シリンダー錠の小型化を図り得ると共に、キーによ
って各タンブラーが操作される際、コイルバネは湾曲さ
れることなく、確実に軸方向へ圧縮されるので、当該コ
イルバネがバネ受けから外れてしまったり、その復元力
による各タンブラーの付勢力が低下してしまうことはな
いので、長期間にわたって所期の円滑な作動を保障で
き、さらに、各タンブラー挿入孔の左右両側にバネ受け
を設けたことで、同一形状のタンブラーを使用できる
上、部品点数が少なく組立も容易であるため、安価に製
造することができる。
れ、内筒の各タンブラー挿入孔にタンブラーを二枚づつ
重ね合せた状態で挿入するので、狭いスペースにタンブ
ラーの枚数を多く配置することができて、キー違いを多
くとることができる上、各タンブラー挿入孔において二
枚のタンブラーを、それらバネ受けと、内筒の各タンブ
ラー挿入孔における左右両側に各設けたバネ受けとに両
端を支持して細径のコイルバネを配置することで一方向
へ付勢するので、当該コイルバネを傾斜させることな
く、シリンダー錠の小型化を図り得ると共に、キーによ
って各タンブラーが操作される際、コイルバネは湾曲さ
れることなく、確実に軸方向へ圧縮されるので、当該コ
イルバネがバネ受けから外れてしまったり、その復元力
による各タンブラーの付勢力が低下してしまうことはな
いので、長期間にわたって所期の円滑な作動を保障で
き、さらに、各タンブラー挿入孔の左右両側にバネ受け
を設けたことで、同一形状のタンブラーを使用できる
上、部品点数が少なく組立も容易であるため、安価に製
造することができる。
【図1】本考案に係るシリンダ錠の実施例を示す縦断面
図である。
図である。
【図2】図1におけるA−A′線矢視断面図で、(A)
は施錠(ロック)状態、(B)は開錠状態を各示す。
は施錠(ロック)状態、(B)は開錠状態を各示す。
【図3】同上シリンダ錠のタンブラーを示し、(A)、
(B)、(C)は係合凸部の突設位置が異なるものの各
正面図である。
(B)、(C)は係合凸部の突設位置が異なるものの各
正面図である。
【図4】同上シリンダ錠のキーを示す一部切欠した正面
図である。
図である。
【図5】図1におけるB−B′線矢視断面図である。
【図6】図1におけるC−C′線矢視断面図である。
1 外筒 2 ロック用係合溝 3 内筒 5 キー 6 キー差込孔 7 タンブラー挿入孔 9 タンブラー 10 キーガイド 11 溝部 12、13、14 バネ受け 15 コイルバネ 16 キー挿入孔 17 突部 18 凹部 19 係合凸部
Claims (1)
- 【請求項1】 内周面軸方向にロック用係合溝を有する
外筒と、その内部に回動自在に配設され、かつ内部のキ
ー差込孔に、キー側面の溝部に係合するキーガイドを有
すると共に、キー差込孔に直交して両端部が外周面に貫
通する複数のタンブラー挿入孔を軸方向に間隔を置いて
有する内筒と、前記各タンブラー挿入孔に摺動自在に、
かつコイルバネにより一方向へ付勢されて前記ロック用
係合溝に係脱自在に配設され、略中央部位にキー挿入孔
と、その内面に、前記キーの溝部における異なった形状
を具有する突部と凹部とによって操作される、係合凸部
を設けた複数枚のタンブラーとを具備してなるシリンダ
錠において、 前記内筒の各タンブラー挿入孔に、タンブラーを二枚づ
つ重合状態にて各配置し、この二枚一組のタンブラーの
側面と、各タンブラー挿入孔の左右両側とにバネ受けを
各形成すると共に、前記タンブラー一枚分の板厚と略同
寸法径のコイルバネを、前記両バネ受け間に介挿して配
設したことを特徴とするシリンダ錠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7114393U JP2506985Y2 (ja) | 1993-12-03 | 1993-12-03 | シリンダ錠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7114393U JP2506985Y2 (ja) | 1993-12-03 | 1993-12-03 | シリンダ錠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0734177U JPH0734177U (ja) | 1995-06-23 |
JP2506985Y2 true JP2506985Y2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=13452083
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JP (1) | JP2506985Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1993
- 1993-12-03 JP JP7114393U patent/JP2506985Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0734177U (ja) | 1995-06-23 |
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