JP2506465B2 - インクジェット系用可変配向インク受器 - Google Patents
インクジェット系用可変配向インク受器Info
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- JP2506465B2 JP2506465B2 JP1325783A JP32578389A JP2506465B2 JP 2506465 B2 JP2506465 B2 JP 2506465B2 JP 1325783 A JP1325783 A JP 1325783A JP 32578389 A JP32578389 A JP 32578389A JP 2506465 B2 JP2506465 B2 JP 2506465B2
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- ink
- opening
- reservoir
- receiver
- ink receiver
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
- B41J2/18—Ink recirculation systems
- B41J2/185—Ink-collectors; Ink-catchers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
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- B41J2/185—Ink-collectors; Ink-catchers
- B41J2002/1853—Ink-collectors; Ink-catchers ink collectors for continuous Inkjet printers, e.g. gutters, mist suction means
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は本発明の譲受人によって製作されているよう
なインクジェット印字装置と共に利用されるインク受器
に関する。そのような装置でのインク受器の目的は知ら
れている。例えば、本発明の譲受人へ譲渡され且つ参考
としてここに組入られる米国特許第4,023,182号及び同
第4,360,817号を参照されたい。
なインクジェット印字装置と共に利用されるインク受器
に関する。そのような装置でのインク受器の目的は知ら
れている。例えば、本発明の譲受人へ譲渡され且つ参考
としてここに組入られる米国特許第4,023,182号及び同
第4,360,817号を参照されたい。
（従来の技術） 一般に、インク受器はマーク付けのために基体上へ向
けられなかった滴を集めるために設けられる。これらの
滴は受器によって集められ且つ更に印字のためにインク
ジェット系へ戻される。同期インクジェット印字装置の
動作は使用されなかったインク滴が捕捉され且つ滴偏向
構造から除去されて動作問題を回避することを必要とす
る。一般に、滴受器は２つの広い範畴、即ち真空流系を
使用する範畴と、重力流だけを利用する範畴と、に入
る。
けられなかった滴を集めるために設けられる。これらの
滴は受器によって集められ且つ更に印字のためにインク
ジェット系へ戻される。同期インクジェット印字装置の
動作は使用されなかったインク滴が捕捉され且つ滴偏向
構造から除去されて動作問題を回避することを必要とす
る。一般に、滴受器は２つの広い範畴、即ち真空流系を
使用する範畴と、重力流だけを利用する範畴と、に入
る。
空気がインク受器を通して吸引されてインク滴を受器
中へ流し且つ偏向装置から去らせることを保証する真空
系は若干の欠点を有している。真空源によって発生され
た空気流が受器上でのインクの蓄積を防止するため且つ
それによりインクのミスト化を最小限にするために充分
大きい時、インクの溶剤の過多な蒸発がしばしばある。
このため、高い空気流が使用される場合、蒸気は過多に
なり且つインクの蒸発した成分はインクの組成を保持す
るため及び所望のインク特性を維持するために補充され
ねばならない。当技術で知られるように、インクのパラ
メータの維持はマーク付けされる基体上への正確な滴配
置のために重要である。蒸発が原因とする動作問題に加
えて、補充に関連したコストもこの技術が有利に使用さ
れ得る範囲を制限する。従って、過多な蒸発量は非常に
望ましくなく且つできれば回避されるべきである。
中へ流し且つ偏向装置から去らせることを保証する真空
系は若干の欠点を有している。真空源によって発生され
た空気流が受器上でのインクの蓄積を防止するため且つ
それによりインクのミスト化を最小限にするために充分
大きい時、インクの溶剤の過多な蒸発がしばしばある。
このため、高い空気流が使用される場合、蒸気は過多に
なり且つインクの蒸発した成分はインクの組成を保持す
るため及び所望のインク特性を維持するために補充され
ねばならない。当技術で知られるように、インクのパラ
メータの維持はマーク付けされる基体上への正確な滴配
置のために重要である。蒸発が原因とする動作問題に加
えて、補充に関連したコストもこの技術が有利に使用さ
れ得る範囲を制限する。従って、過多な蒸発量は非常に
望ましくなく且つできれば回避されるべきである。
過多な蒸発を伴わないで充分な空気流を得るための従
来の努力は完全に成功してなかった。そのような努力
は、低い空気流を受器中に生じ且つそれにより溶剤の蒸
発の程度を制限するために小さい直径の管を使用するこ
とを含む。しかしながら、そのような系は、受器の口部
の周りでのインクの蓄積を防止するためには不十分な流
れを生ずる。大直径の管を使用する系はより高い空気流
を許すが、反面許容し得ない程高い程度の溶剤の蒸発を
許す。
来の努力は完全に成功してなかった。そのような努力
は、低い空気流を受器中に生じ且つそれにより溶剤の蒸
発の程度を制限するために小さい直径の管を使用するこ
とを含む。しかしながら、そのような系は、受器の口部
の周りでのインクの蓄積を防止するためには不十分な流
れを生ずる。大直径の管を使用する系はより高い空気流
を許すが、反面許容し得ない程高い程度の溶剤の蒸発を
許す。
前述した米国特許第4,023,182号はこの問題の緩和に
全く成功するが、受器の下流に追加の分離装置を必要と
するために製品コスト及び装置維持費を増す結果を生じ
る。更に、分離器は或る応用例では追加の弁作用を必要
とすることが欠かせない明細書に記載された特別の配向
に制限される。できれば、この追加の複雑さは回避され
るべきである。
全く成功するが、受器の下流に追加の分離装置を必要と
するために製品コスト及び装置維持費を増す結果を生じ
る。更に、分離器は或る応用例では追加の弁作用を必要
とすることが欠かせない明細書に記載された特別の配向
に制限される。できれば、この追加の複雑さは回避され
るべきである。
この問題に対する別のアプローチが前述した米国特許
第4,360,817号に開示され、そこでは同軸流インク受器
が開示されている。この装置では、真空戻し系が受器の
口部で大きな真空流を生じるが、使用されなかったイン
クを低い流れの真空ラインを通して遠隔のインク供給部
へ戻す。この解決策もインクの戻しに二重の真空路を必
要とするのでコスト増及び複雑さの不利を有する。
第4,360,817号に開示され、そこでは同軸流インク受器
が開示されている。この装置では、真空戻し系が受器の
口部で大きな真空流を生じるが、使用されなかったイン
クを低い流れの真空ラインを通して遠隔のインク供給部
へ戻す。この解決策もインクの戻しに二重の真空路を必
要とするのでコスト増及び複雑さの不利を有する。
従って、もしそのような戻し系が受器の口部でのイン
クの蓄積を防止すること及びインクのミスト化を最小限
にすることの要件に合うことができるならば、真空流を
使用しない受器を設けることは望ましい。当業者に知ら
れるように、インクのミスト化は、インク滴が受器のよ
うな表面に当たる際に、より小さい粒子にミスト化し又
は粉砕され、該粒子が事実上受器の周りに粒子のクラウ
ドを形成し且つ近接する基体上での滴の適正な配置を妨
げることである。
クの蓄積を防止すること及びインクのミスト化を最小限
にすることの要件に合うことができるならば、真空流を
使用しない受器を設けることは望ましい。当業者に知ら
れるように、インクのミスト化は、インク滴が受器のよ
うな表面に当たる際に、より小さい粒子にミスト化し又
は粉砕され、該粒子が事実上受器の周りに粒子のクラウ
ドを形成し且つ近接する基体上での滴の適正な配置を妨
げることである。
１つの既知の従来技術の装置は両端において閉じた実
質的に中空のシリンダであるインク受器を利用する。イ
ンクは、シリンダへその開口を通して入る際に、受器の
下方部分にたまり且つ次に重力の作用によって出口へ流
れる。この装置は他のアプローチよりも低い蒸発を生じ
る。しかしながら、その適正な動作はそれが関連する印
字ヘッドの配向に非常に敏感である。特に、配向はイン
クが重力によって受器から流れるようにしなければなら
ない。そのような配置はこの従来の装置の設計のために
必ずしも可能ではない。
質的に中空のシリンダであるインク受器を利用する。イ
ンクは、シリンダへその開口を通して入る際に、受器の
下方部分にたまり且つ次に重力の作用によって出口へ流
れる。この装置は他のアプローチよりも低い蒸発を生じ
る。しかしながら、その適正な動作はそれが関連する印
字ヘッドの配向に非常に敏感である。特に、配向はイン
クが重力によって受器から流れるようにしなければなら
ない。そのような配置はこの従来の装置の設計のために
必ずしも可能ではない。
従って、インクジェット印字ヘッドが特別の印字応用
例の要求によって望まれるように配置され得るように種
々の配向を可能とする重力流インク受器を備えることは
望ましい。また、インク受器が低コストであり、簡単な
構造であり、且つ従来の設計で必要とされるような特別
の構成を必要しないことは望ましい。
例の要求によって望まれるように配置され得るように種
々の配向を可能とする重力流インク受器を備えることは
望ましい。また、インク受器が低コストであり、簡単な
構造であり、且つ従来の設計で必要とされるような特別
の構成を必要しないことは望ましい。
（発明が解決しようとする課題、課題を解決するための
手段及び作用） 従って、本発明の目的はそのようなインク受器および
該インク受器を備えたインクジェット印字装置を提供す
ることである。
手段及び作用） 従って、本発明の目的はそのようなインク受器および
該インク受器を備えたインクジェット印字装置を提供す
ることである。
本発明によるインク受器は、インクジェット系のイン
ク受器であって、インク滴を受け取る開口を有するイン
ク受け取り部分を形成するハウジングと、開口の下側に
位置するチャンバと、チャンバの下方部分に位置しかつ
インクを再使用するためインクジェット系に戻すべく開
口の前方に位置する出口と、インク滴を出口に向けるよ
うに開口の後方に延びる表面とを備えたインク受器であ
って、該表面は該開口付近でのミスト化を減少すべくほ
ぼ弓形状をなして開口から連続湾曲状に伸びかつ該開口
から離間されており、該チャンバは集められたインクを
中にたまるのを許す溜めを形成し、該インク受器が動作
し得る角度方向配向を増大すべく該インク受け取り部分
と溜めとを形成する該ハウジングの部分の幅は該ハウジ
ング部分の高さよりも小さいか等しくされていることを
特徴とする。
ク受器であって、インク滴を受け取る開口を有するイン
ク受け取り部分を形成するハウジングと、開口の下側に
位置するチャンバと、チャンバの下方部分に位置しかつ
インクを再使用するためインクジェット系に戻すべく開
口の前方に位置する出口と、インク滴を出口に向けるよ
うに開口の後方に延びる表面とを備えたインク受器であ
って、該表面は該開口付近でのミスト化を減少すべくほ
ぼ弓形状をなして開口から連続湾曲状に伸びかつ該開口
から離間されており、該チャンバは集められたインクを
中にたまるのを許す溜めを形成し、該インク受器が動作
し得る角度方向配向を増大すべく該インク受け取り部分
と溜めとを形成する該ハウジングの部分の幅は該ハウジ
ング部分の高さよりも小さいか等しくされていることを
特徴とする。
また、本発明によるインクジェット印字装置は、使用
されないインク適を集める開口と、集められたインクを
収容する溜めと、集められたインクを再使用するために
戻す重力供給による出口とを形成するインク受器を備え
た印字ヘッドをもつインクジェット印字装置であって、
該インク受器は該開口付近でのミスト化を減少させるた
め該開口から連続湾曲状に延びかつ該開口から離間され
たほぼ弓形状の内部表面を備え、該重力供給による出口
は開口の前方に位置し、該溜めの幅は印字ヘッドの配向
に対する感度を減少させるために該開口と溜めとを合わ
せた高さより小さいかそれと等しいことを特徴とする。
特に、本発明のインク受器はインクの蓄積を防止するた
め及びインクのミスト化を最小限にするために受器の口
部にわたって真空で誘発された空気流を必要としない。
本発明のインク受器は重力流を利用する。その独特の幾
何学状の故に、蒸発を減らす望ましいインクたまりが達
成されると同時にインク受器の口部でのミスト化及び蓄
積が回避される。更に、受器は殆どのインクジェット印
字応用例に適する多様な配向で使用されることができ
る。
されないインク適を集める開口と、集められたインクを
収容する溜めと、集められたインクを再使用するために
戻す重力供給による出口とを形成するインク受器を備え
た印字ヘッドをもつインクジェット印字装置であって、
該インク受器は該開口付近でのミスト化を減少させるた
め該開口から連続湾曲状に延びかつ該開口から離間され
たほぼ弓形状の内部表面を備え、該重力供給による出口
は開口の前方に位置し、該溜めの幅は印字ヘッドの配向
に対する感度を減少させるために該開口と溜めとを合わ
せた高さより小さいかそれと等しいことを特徴とする。
特に、本発明のインク受器はインクの蓄積を防止するた
め及びインクのミスト化を最小限にするために受器の口
部にわたって真空で誘発された空気流を必要としない。
本発明のインク受器は重力流を利用する。その独特の幾
何学状の故に、蒸発を減らす望ましいインクたまりが達
成されると同時にインク受器の口部でのミスト化及び蓄
積が回避される。更に、受器は殆どのインクジェット印
字応用例に適する多様な配向で使用されることができ
る。
（実施例） 第１図を参照すると、インクジェット印字系の関連部
分の概略図が示される。インク適１は典型的なノズルハ
ウジング３に配置されたインクジェットノズルオリフィ
ス２から発する。ノズルを通して出されるインクは圧電
装置５によって作用されて離散した滴を発生し、該滴は
次に荷電電極４によって選択的に荷電される。電荷を受
けた滴は、それらが電極７及び８の間に存在する静電偏
向場を通過する時に偏向される。電荷を受けない滴は基
体11上へ偏向されない。これらの滴は本発明によるイン
ク受器10によって止められる。
分の概略図が示される。インク適１は典型的なノズルハ
ウジング３に配置されたインクジェットノズルオリフィ
ス２から発する。ノズルを通して出されるインクは圧電
装置５によって作用されて離散した滴を発生し、該滴は
次に荷電電極４によって選択的に荷電される。電荷を受
けた滴は、それらが電極７及び８の間に存在する静電偏
向場を通過する時に偏向される。電荷を受けない滴は基
体11上へ偏向されない。これらの滴は本発明によるイン
ク受器10によって止められる。
受止められたインクは重力の作用によって出口口部６
へもたらされる。インクは出口口部６へ連結された戻し
管９によって出口口部から溜めへ再使用のために戻され
る。受器の口部を通過するのに空気流が必要とされず、
それ故戻しラインは実質的に液体だけを含む。インクは
ポンプのような通常の手段によって戻しライン９中を流
される。
へもたらされる。インクは出口口部６へ連結された戻し
管９によって出口口部から溜めへ再使用のために戻され
る。受器の口部を通過するのに空気流が必要とされず、
それ故戻しラインは実質的に液体だけを含む。インクは
ポンプのような通常の手段によって戻しライン９中を流
される。
戻るインクは従来技術の系での場合のように空気と混
合されないので、よりよい蒸発損失特性を有する低コス
トの戻し系が得られる。
合されないので、よりよい蒸発損失特性を有する低コス
トの戻し系が得られる。
第２図を参照すると、本発明の利益に必須である幾何
形状がより詳細に図示される。受器は半円形の後部壁20
を含む概ね弓形をした上方部分を有する。後部壁はその
上方端において開口22で終端し、該開口は滴が装置によ
って集めまれる入口を形成する。滴は装置へ入り且つ第
１図に示すように後部壁20へ当たる。滴は重力によって
装置の下方部分中へ集まり、該下方部分は片寄った概ね
矩形の溜め部分24を含む。この片寄った構成は説明され
る本発明の利益を得るために重要である。溜め24中でイ
ンクは集められ又はためられる。結局、インクは第２図
に12で示す出口口部へ入り、それからインクは系のイン
ク溜めと連通する戻し管９へ通る。出口口部12は、第１
図及び第２図に示す実施例では、受器と概ね同じ平面
（第2B図でみて垂直な平面）にあるＬ形状の管状部分か
らなる。上述したことから明らかなように、受器は第2A
図及び第2B図で線23に沿ってみると概ね細長い形状であ
る（幅「Ｗ」は長さ「Ｈ」よりも小さいか又はそれと等
しい）。そこに示されるように、線即ち整合軸線23は開
口22の領域と溜め部分24の底部とを概ね垂直に通って延
びる。受器のこの細長い形状は、受器がより詳細に後述
するように従来技術の受器よりも一層大きい垂直線から
の角度変位にわたって変化し得る配向を有することを許
す本発明の特徴である。
形状がより詳細に図示される。受器は半円形の後部壁20
を含む概ね弓形をした上方部分を有する。後部壁はその
上方端において開口22で終端し、該開口は滴が装置によ
って集めまれる入口を形成する。滴は装置へ入り且つ第
１図に示すように後部壁20へ当たる。滴は重力によって
装置の下方部分中へ集まり、該下方部分は片寄った概ね
矩形の溜め部分24を含む。この片寄った構成は説明され
る本発明の利益を得るために重要である。溜め24中でイ
ンクは集められ又はためられる。結局、インクは第２図
に12で示す出口口部へ入り、それからインクは系のイン
ク溜めと連通する戻し管９へ通る。出口口部12は、第１
図及び第２図に示す実施例では、受器と概ね同じ平面
（第2B図でみて垂直な平面）にあるＬ形状の管状部分か
らなる。上述したことから明らかなように、受器は第2A
図及び第2B図で線23に沿ってみると概ね細長い形状であ
る（幅「Ｗ」は長さ「Ｈ」よりも小さいか又はそれと等
しい）。そこに示されるように、線即ち整合軸線23は開
口22の領域と溜め部分24の底部とを概ね垂直に通って延
びる。受器のこの細長い形状は、受器がより詳細に後述
するように従来技術の受器よりも一層大きい垂直線から
の角度変位にわたって変化し得る配向を有することを許
す本発明の特徴である。
本発明の利益を最適にするために、次の幾何形状の関
係が維持されるべきである。
係が維持されるべきである。
1. 出口口部12への開口13はインクが蓄積する（たま
る）ことができる空所即ち溜め24を備えるために表面14
より下にあるべきである。
る）ことができる空所即ち溜め24を備えるために表面14
より下にあるべきである。
2. 出口口部12の後部壁15は第2A図に矢印Ａで示す方向
へ表面16から片寄って配置される。これは受器が水平線
に対してかなり小さい角度で配備された時（例えば第4D
図を参照）に口部22から滴るのを防止するために必要で
ある。
へ表面16から片寄って配置される。これは受器が水平線
に対してかなり小さい角度で配備された時（例えば第4D
図を参照）に口部22から滴るのを防止するために必要で
ある。
3. 幅Ｗ（第２図）はヘッドがインク流について軸線方
向へ回転された時に動作するために高さＨよりも小さく
又はそれと等しくあるべきである。
向へ回転された時に動作するために高さＨよりも小さく
又はそれと等しくあるべきである。
要約すると、本発明のインク受器は大きく多様な角度
方向の配向において重力流のみによって動作する。これ
は、口部の周りでのミスト化を減らすために弓形の後部
壁20と、逆流を防ぎ且つインクをためて蒸発損失を減ら
すために片寄った溜め24を設けることと、受器が水平線
に対して浅い角度で配置された時に意図しない逆流を防
ぐ開口13及び唇部16の間に片寄りとを含む本発明の特徴
のために可能である。
方向の配向において重力流のみによって動作する。これ
は、口部の周りでのミスト化を減らすために弓形の後部
壁20と、逆流を防ぎ且つインクをためて蒸発損失を減ら
すために片寄った溜め24を設けることと、受器が水平線
に対して浅い角度で配置された時に意図しない逆流を防
ぐ開口13及び唇部16の間に片寄りとを含む本発明の特徴
のために可能である。
第３図を参照すると、２つの代替的実施例が図示され
る。これらの実施例では、17で示される出口取付部は受
器10の底部におけるよりはむしろ受器本体18のいずれか
の側部に配置される。これらの実施例は垂直線からの一
層大きな角度方向変位が要求されるときに有効である。
実際に、第3A図と第3B図の実施例は殆ど水平状態でも有
効に動作することができる。
る。これらの実施例では、17で示される出口取付部は受
器10の底部におけるよりはむしろ受器本体18のいずれか
の側部に配置される。これらの実施例は垂直線からの一
層大きな角度方向変位が要求されるときに有効である。
実際に、第3A図と第3B図の実施例は殆ど水平状態でも有
効に動作することができる。
第４図を参照すると、特別の従来技術の装置の、本発
明のインク受器との比較（第4A図及び第4B図）が図示さ
れる。前述したように或る従来技術の装置は、両端にお
いて閉られた本質的に中空のシリンダであるインク受器
を使用する。第4A図で30で示すインク受器はその頂部分
に開口32を有し、それを通してインク滴が装置へ入る。
出口口部34は装置の底部近くの一端だけに設けられる。
明らかなように、インク滴は開口32を通して入り、装置
の底部に集まり、且つ管を通して溜めへ通り、口部34を
通して再使用することができる。
明のインク受器との比較（第4A図及び第4B図）が図示さ
れる。前述したように或る従来技術の装置は、両端にお
いて閉られた本質的に中空のシリンダであるインク受器
を使用する。第4A図で30で示すインク受器はその頂部分
に開口32を有し、それを通してインク滴が装置へ入る。
出口口部34は装置の底部近くの一端だけに設けられる。
明らかなように、インク滴は開口32を通して入り、装置
の底部に集まり、且つ管を通して溜めへ通り、口部34を
通して再使用することができる。
第4B図に示すように、公知の装置は水平線に対して非
常に小さい角度より大きい角度で動作されることができ
ない。そうでなければ、インクは容器中にたまるが口部
34から戻し系へ通らない。このため、公知の受器の位置
決めは重要であり且つ系の融通性を制限する。この装置
を図示した角度で作用させるために第4B図で破線によっ
て示すような追加の口部を設けることが必要である。
常に小さい角度より大きい角度で動作されることができ
ない。そうでなければ、インクは容器中にたまるが口部
34から戻し系へ通らない。このため、公知の受器の位置
決めは重要であり且つ系の融通性を制限する。この装置
を図示した角度で作用させるために第4B図で破線によっ
て示すような追加の口部を設けることが必要である。
第4C図及び第4D図を参照すると、そのような状態で動
作する本発明の能力が図示される。第4C図に示すよう
に、本発明のインク受器は整合軸線が水平線に対して90
度になるようにして勿論動作可能である。装置は垂直線
のいずれかの側へ回転させることができ、それにより整
合軸線は採用した独特の幾何形状のために追加の口部を
必要とせずに垂直線から連続的に大きい角度で変位され
る。
作する本発明の能力が図示される。第4C図に示すよう
に、本発明のインク受器は整合軸線が水平線に対して90
度になるようにして勿論動作可能である。装置は垂直線
のいずれかの側へ回転させることができ、それにより整
合軸線は採用した独特の幾何形状のために追加の口部を
必要とせずに垂直線から連続的に大きい角度で変位され
る。
本発明の実施例を示し且つ説明したが、この説明及び
図示が例としてだけ提供されたていること、及び本発明
が特許請求の範囲に関してだけ範囲を制限されるべきで
あることは理解されよう。
図示が例としてだけ提供されたていること、及び本発明
が特許請求の範囲に関してだけ範囲を制限されるべきで
あることは理解されよう。
第１図は本発明のインク受器の説明に有効なインクジェ
ット印字系の関連部分の概略図であり、第2A図は本発明
によるインク受器の断面図であって、その内部幾何形状
を示す図であり、第2B図は該インク受器の正面図であ
り、第3A図及び第3B図は出口口部の代替的配置を示す図
であり、第４図は種々の配向での受器の使用に関する或
る従来技術と本発明との間の比較を示す図で、第4A図及
び第4B図は従来技術の受器、第4C図及び第4D図は本発明
の受器である。 １……インク滴、 ２……インクジェットノズルオリフィス、 ３……ノズルハウジング、 ６……出口口部、９……戻し管、 10……インク受器、12……出口口部、 17……出口取付部、18……受器本体、 20……半円形後部壁、22……開口、 24……溜め部分、32……開口。
ット印字系の関連部分の概略図であり、第2A図は本発明
によるインク受器の断面図であって、その内部幾何形状
を示す図であり、第2B図は該インク受器の正面図であ
り、第3A図及び第3B図は出口口部の代替的配置を示す図
であり、第４図は種々の配向での受器の使用に関する或
る従来技術と本発明との間の比較を示す図で、第4A図及
び第4B図は従来技術の受器、第4C図及び第4D図は本発明
の受器である。 １……インク滴、 ２……インクジェットノズルオリフィス、 ３……ノズルハウジング、 ６……出口口部、９……戻し管、 10……インク受器、12……出口口部、 17……出口取付部、18……受器本体、 20……半円形後部壁、22……開口、 24……溜め部分、32……開口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−64874（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−19369（ＪＰ，Ａ) 実開 昭63−149726（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭58−187439（ＪＰ，Ｕ)
Claims (8)
- 【請求項１】インクジェット系のインク受器であって、
インク滴を受け取る開口を有するインク受け取り部分を
形成するハウジングと、開口の下側に位置するチャンバ
と、チャンバの下方部分に位置しかつインクを再使用の
ためインクジェット系に戻すべく開口の前方に位置する
出口と、インク滴を出口に向けるように開口の後方に延
びる表面とを備えたインク受器であって、該表面（21）
は該開口付近でのミスト化を減少すべくほぼ弓形状をな
して開口（22）から連続湾曲状に伸びかつ該開口から離
間されており、該チャンバは集められたインクを中にた
まるのを許す溜めを形成し、該インク受器が動作し得る
角度方向配向を増大すべく該インク受け取り部分と溜め
（24）とを形成する該ハウジングの部分の幅（Ｗ）は該
ハウジング部分の高さ（Ｈ）よりも小さいか等しくされ
ていることを特徴とするインク受器。 - 【請求項２】当該受器が水平線に対して浅い角度で配置
された時該溜め（24）から開口（22）へのインクの流れ
を阻止すべく、唇部（16）が該開口（22）と溜め（24）
との間でハウジング内に設けられていることを特徴とす
る特許請求の範囲第１項のインク受器。 - 【請求項３】該ほぼ弓形の表面（21）の部分的に円弧状
の後壁（20）により形成されていることを特徴とする特
許請求の範囲第１項または第２項のインク受器。 - 【請求項４】ほぼ弓形の表面（21）が部分的に円弧状で
あることを特徴とする特許請求の範囲第１項または第２
項のインク受器。 - 【請求項５】該溜め（24）が該表面（21）の下方部分と
開口（22）の前方に位置するハウジングの前方表面とに
より形成されていることを特徴とする特許請求の範囲第
１項ないし第４項のいずれかに記載のインク受器。 - 【請求項６】前記出口（13）が前記溜め（24）から下方
へ延びているＬ形状の導管を具備する特許請求の範囲第
１項ないし第５項のいずれかに記載のインク受器。 - 【請求項７】前記出口（13）が該溜め（24）から横方向
に延びていることを特徴とする特許請求の範囲第１項な
いし第５項のいずれかに記載のインク受器。 - 【請求項８】使用されないインク滴を集める開口と、集
められたインクを収容する溜めと、集められたインクを
再使用のために戻す重力供給による出口（13）とを形成
するインク受器を備えた印字ヘッドをもつインクジェッ
ト印字装置であって、該インク受器は該開口（22）付近
でのミスト化を減少させるため該開口から連続湾曲状に
延びかつ該開口から離間されたほぼ弓形状の内部表面を
備え、該重力供給による出口（13）は開口（22）の前方
に位置し、該溜め（24）の幅（Ｗ）は該印字ヘッド（２
−10）の配向に対する感度を減少させるため該開口（2
2）と溜め（24）とを合わせた高さより小さいかそれと
等しいことを特徴とするインクジェット印字装置。
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| US07/295,989 US4890119A (en) | 1989-01-12 | 1989-01-12 | Variable orientation ink catcher |
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