JP2506376Y2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2506376Y2
JP2506376Y2 JP10485490U JP10485490U JP2506376Y2 JP 2506376 Y2 JP2506376 Y2 JP 2506376Y2 JP 10485490 U JP10485490 U JP 10485490U JP 10485490 U JP10485490 U JP 10485490U JP 2506376 Y2 JP2506376 Y2 JP 2506376Y2
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compressor
sensor
air conditioner
operating frequency
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鐵衛 内田
力 内田
進 藤田
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Corona Corp
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Corona Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は室内の冷暖房やドライ運転を行う空気調和
機に関する。
〈従来の技術〉 従来例として本出願人に係る実願昭63年第120768号で
出願済みのものがある、これは室内の状態によって圧縮
機の運転周波数を変化するインバータ装置と気圧の変化
を検知する気圧センサを備え、前記気圧の変化によって
現在の天候の傾向を求め数時間後の天候を予測し、この
予測の結果が「雨降り」の場合には前記圧縮機の運転周
波数を補正して予め強めの除湿を行い雨が降りだしてか
らの急激な湿度の上昇を防いでいた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 この従来の空気調和機において、天候予測の結果が
「雨降り」の場合には、現在の湿度に関係なく圧縮機の
運転周波数を一定量だけ変化させるだけのもので、きめ
細かな湿度調節はできないものだった。
〈問題点を解決するための手段〉 この考案はこの点に着目し上記欠点を解決する為に、
温度センサと湿度センサを備え室内の温度と湿度に応じ
て圧縮機と室内送風機とを断続運転し前記湿度を制御す
るドライ運転機能を備えた空気調和機に於いて、気圧セ
ンサを備え該気圧センサと前記湿度センサよりの情報に
よって圧縮機の操作量を求めるための経験則に基づく制
御ルールを記憶するメモリと前記検知手段によって検知
された情報とメモリから取り出された制御ルールに基づ
いてファジー論理演算する演算手段とを備えることを特
徴とする空気調和機に関する。
〈作用〉 検知手段である気圧センサ8及び湿度センサ7から約
10分毎に検出値が制御部9に入力され、ファジー推論プ
ロセッサ10aで予め前記メモリ装置10bに記録されてい
る。制御ルールを取り出して、この制御ルールをもとに
して後に詳述するファジー推論によって適切な圧縮機の
運転周波数を算出しインバータ装置12に出力して圧縮機
2を運転する。
〈実施例〉 この考案の一実施例を図面をもとに説明すれば、空気
調和機の室内機に室内熱交換器1を備え、室外機に圧縮
機2と室外熱交換器3及び膨張弁4を備え、前記室内熱
交換器1と圧縮機2と室外熱交換器3と膨張弁4を順次
連結して冷媒循環回路を形成している。
前記室内熱交換器1の近傍にはこの熱交換器1に送風
するための室内送風機5を設け該室内送風機5の近傍の
吸込側に室内温度を検知する温度センサ6と室内湿度を
検知する湿度センサ7を設置している。
又前記室内機の前面には気圧センサ8を備え、前記温
度センサ6と湿度センサ7と気圧センサ8よりの情報を
制御部9で判断して圧縮機2の運転を行う。
前記制御部9はマイクロプロセッサ10及びインバータ
制御部11により構成され、通常運転の場合には温度セン
サ6からの情報によって前記インバータ制御部11で圧縮
機2の運転周波数を制御する。
前記圧縮機2には運転周波数を可変駆動すべく10〜12
0Hzの三相交流を供給するインバータ装置12が接続され
該インバータ装置12に前記インバータ制御部11が接続さ
れている。
前記温度センサ6はサーミスタセンサを使用し、湿度
センサ7はナイロンリボンの湿度変化による伸縮を利用
したセンサ或いはセラミック基板上に半導体高分子の薄
膜や微粉末を蒸着塗布したり焼結した電気抵抗式のセン
サを使用している、又気圧センサ8は半導体の圧力セン
サを使用している。
前記マイクロプロセッサ10はファジー推論プロセッサ
10aと制御ルールメモリ装置10bとから構成される。
前記ファジー推論プロセッサ10aはドライ運転時、湿
度センサ7・圧力センサ8からのデータを用いて、以下
詳述する如く圧縮機2への操作量を推論し得た操作量を
前記インバータ制御部11に出力する。
前記制御ルールメモリ装置10bはファジー推論プロセ
ッサ10aで実行されるファジー推論に必要な制御ルール
を格納するためのメモリ装置であり、このメモリ装置は
格納されている前記制御ルールを変更・追加ができるよ
うにしている、又前記制御装置9における、湿度・圧力
の検出と圧縮機2操作量の推論は約10分毎に実行するも
のである。
次にドライ運転時において、圧縮機2の操作量である
運転周波数を求めるファジー推論を制御ルールをもとに
説明すれば。
この実施例で採用した制御ルールは次のようなルール
である。
R1…もし湿度が高く、気圧が大きく下がっていれば圧縮
機の運転周波数を高くせよ。
R2…もし湿度が普通位で、気圧の変化がなければ圧縮機
の運転周波数を普通位にせよ。
R3…もし湿度が低く、気圧が大きく上がっていれば圧縮
機の運転周波数を低くせよ。
: : 等である。
上記ルールは考案者が数多くの実験データから得た経
験則から求めたもので、数時間後の天候の悪化を予測し
て雨降りによる急激な湿度変化に対応するために、予め
多めの除湿運転を行うものであり、これに基づく圧縮機
2の運転に対する制御ルールを湿度と気圧の関係で表に
示すと第3図のようになる。
第3図の表は横方向に気圧の時間当たりの変化量を正
の方向と負の方向にその大きさによって5段階(NL,NS,
ZO,PS,PL)に分けて、縦方向には相対湿度をその強度に
よって3段階(HF,MF,LF)に分けて配置し、この区分さ
れた圧力と相対湿度とのそれぞれ交わった位置に、その
気圧変化量・相対湿度の強度に対応する最適な圧縮機2
の運転周波数を強度によって3段階(H,M,L)に分けた
うちの1つで当てはめている。
前記制御ルールR1は第3図における升目(R1)で示さ
れ、制御ルールR2は図中の升目(R2)で示される。
このように第3図の表に従ってドライ運転時の圧縮機
2の運転周波数を制御するものである。
又前記制御ルールは第2図のメモリ装置10bの内に記
憶する場合は次のようになる。
(R1:IF P is NL and F is HF then C is H) (R2:IF P is ZO and F is MF then C is M) (R3:IF P is PL and F is LF then C is L) : : 前記構成の圧縮機2の制御装置は次のように作動す
る。
検知手段である気圧センサ8及び湿度センサ7から約
10分毎に検出値が制御部9に入力され、ファジー推論プ
ロセッサ10aで予め前記メモリ装置10bに記憶されてい
る。制御ルールを取り出して、この制御ルールをもとに
して後に詳述するファジー推論によって適切な圧縮機の
運転周波数を算出しインバータ装置12に出力して圧縮機
2を運転する。
前記R1,R2,R3……のルールは気圧の変化量、相対湿
度、圧縮機の運転周波数の強さを第3図の如く段階的に
定めてあるので、きめ細かなドライ運転制御を行うに
は、前記気圧の変化量、相対湿度のかく段階における実
測値が、前記制御ルールの前件部(IF部)をどの程度満
たしているかの度合を算出して、その度合に応じた圧縮
機2の運転周波数を推定する必要がある。そのためこの
実施例においては前記度合を気圧の変化量、相対湿度、
圧縮機2の運転周波数に対するファジー変数のメンバー
シップ関数(帰属関数)を利用して算出するものであ
る。
第4図は気圧の変化量に対するファジー変数NL,NS,Z
O,PS,PLのメンバーシップ関数を示したものであり、第
5図は湿度に対するファジー変数LF,MF,HFのメンバーシ
ップ関数を示したものである。
又第6図は圧縮機2の運転周波数に対するファジー変
数L,M,Hのメンバーシップ関数を示したものである。
以上のような構成によりドライ運転時に気圧の変化量
と湿度の両方を加味して圧縮機2を制御するので、きめ
細かい除湿制御が可能となり、また制御ルールが人間の
経験則から成り立っているために快適性の高い空調制御
が可能となった。
〈考案の効果〉 以上のようにこの考案によれば、温度センサと湿度セ
ンサを備え室内の温度と湿度に応じて圧縮機と室内送風
機とを断続運転し前記湿度を制御するドライ運転機能を
備えた空気調和機に於いて、気圧センサを備え該気圧セ
ンサと前記湿度センサよりの情報によって圧縮機の操作
量を求めるための経験則に基づく制御ルールを記憶する
メモリと前記検知手段によって検知された情報とメモリ
から取り出された制御ルールに基づいてファジー論理演
算する演算手段とを備えたので、よりきめ細かなドライ
運転制御ができるようになり天候の悪化による湿度の上
昇を的確に防止することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は冷凍サイク
ルの略図、第2図は制御装置のブロック図、第3図は制
御ルールの関係を示す図、第4図は気圧の変化量に対す
るファジー変数のメンバーシップ関数を示す図、第5図
は相対湿度に対するファジー変数のメンバーシップ関数
を示す図、第6図は圧縮機の運転周波数に対するファジ
ー変数のメンバーシップ関数を示す図。 2……圧縮機、7……湿度センサ、8……気圧センサ、
9……制御部、10……マイクロプロセッサ、11……イン
バータ制御部、12……インバータ装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−27538(JP,U) 実開 平2−41034(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】温度センサと湿度センサを備え室内の温度
    や湿度に応じて圧縮機と室内送風機とを断続運転し前記
    湿度を制御するドライ運転機能を備えた空気調和機に於
    いて、気圧センサを備え該気圧センサと前記湿度センサ
    よりの情報によって圧縮機の操作量を求めるための経験
    則に基づく制御ルールを記憶するメモリと前記検知手段
    によって検知された情報とメモリから取り出された制御
    ルールに基づいてファジー論理演算する演算手段とを備
    えることを特徴とする空気調和機。
JP10485490U 1990-10-03 1990-10-03 空気調和機 Expired - Lifetime JP2506376Y2 (ja)

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JPH0461236U JPH0461236U (ja) 1992-05-26
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