JP2506367C - - Google Patents

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JP2506367C
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【発明の詳細な説明】技術分野 この発明は、プリンタ,複写機,印刷機等の画像形成装置に使用される給紙装
置に関する。従来技術 各種プリンタ,複写機,印刷機等の画像形成装置においては、 一般に給紙装置部に着脱自在な給紙カセツトあるいは給紙トレイを装着して使用
するようになつている。 そして、その中に積層して収納された用紙を1枚づつ給紙するために、フリク
シヨンパツド方式の給紙装置が多く用いられている。 その給紙装置は、積層された多数枚の用紙をフリクシヨンパツドを設けた底板
によつて給紙ローラに押圧し、給紙ローラの駆動回転により最上層の用紙を搬送
ローラ(レジストローラ)に当接する所定位置まで送出した後、この給紙ローラ
の駆動回転を停止して自由回転可能にする。 その後、所定のタイミングで搬送ローラが起動して、その用紙を画像形成部、
例えば感光体ドラムに形成されたトナー像の転写部へ搬送する。 この給紙装置における給紙ローラは、少くとも外周部がゴム等の摩擦係数の大
きい材料で形成され、フリクシヨンパツドもコルクやゴム等の摩擦係数の大きい
材料で形成されている。 そして、給紙ローラと用紙間の摩擦係数をμ1,フリクシヨンパツドと用紙間
の摩擦係数をμ2,用紙相互間の摩擦係数をμ3とした時、 μ1>μ2>μ3 となるようにして、給紙ローラに接した最上層の用紙のみが1枚づつ送出される
ようにしている。 しかしながら、このようなフリクシヨンパツド方式の給紙装置において、最終
用紙が送出される時には、その用紙がフリクシヨンパツドによつて直接給紙ロー
ラに押圧され、給紙ローラが駆動回転を停止した時その用紙の後端部が給紙ロー
ラとフリクシヨン パツドの間から抜けていない場合には、両面を大きな摩擦力で挟持された状態と
なる。 さらに、その用紙が給紙ローラとフリクシヨンパツドの間から抜け始めると、
給紙ローラにフリクシヨンパツドが直接圧接するようになり、給紙ローラの回転
に対するブレーキ力が大きくなるため、用紙を引き抜くための負荷が急に増大し
、搬送ローラによる搬送力がそれ以上に大きくないとその用紙を搬送できなくな
つたり、ノツキングを起してスムーズに搬送できず、作成画像にずれやゆがみを
生じたりするという問題点があつた。目的 この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、給紙カセツトあるいはトレ
イ内の最終用紙の給紙時でも、用紙が搬送できなくなつたり、不円滑に搬送され
て画像がずれたりゆがんだりすることがないようにすることを目的とする。構成 この発明は上記の目的を達成するため、積層された多数枚の用紙をフリクシヨ
ンパツドを設けた底板によつて給紙ローラに押圧し、その給紙ローラの駆動回転
により最上層の用紙を取り出し、その用紙をさらに上記給紙ローラとパツドホル
ダに取り付けられた第2のフリクシヨンパツドとによつて挾持して、用紙を搬送
する搬送ローラに当接する所定位置まで送出した後、その用紙の後端部がまだ給
紙ローラと底板のフリクシヨンパツド及び第2のフリクシヨンパツドとの間にあ
る状態で、給紙ローラの駆動回転を停止して自由回転可能にする給紙装置におい
て、 底板上の最終用紙の送出を検出する手段と、該手段によつて最終用紙の送出が
検出されたときにのみ、給紙ローラを上記所定の 駆動回転終了後、最終用紙が上記搬送ローラによつて搬送されてその後端が底板
のフリクシヨンパツドの後端に達してから給紙ローラと第2のフリクシヨンパツ
ドとの間を抜けるまでに相当する設定時間だけ再び駆動回転させる手段とを設け
たものである。 以下、この発明の一実施例に基づいて具体的に説明する。 第1図はこの発明を実施した画像形成装置としてのレーザプリンタの一例を示
す外観斜視図である。 このレーザプリンタは、図示しないホスト、例えばワードプロセツサ,パーソ
ナルコンピユータ,オフイスコンピユータ,データプロセツサ,ワークステーシ
ヨン,画像編集処理装置等の各種情報処理装置からの文字コードやイメージデー
タで与えられる画像情報及びその他の制御情報に基づいてシート用紙や封筒等の
各種の用紙上に画像を形成(プリント)する機能を有している。 そして、このレーザプリンタは上ユニツト1と下ユニツト2に分割可能な本体
部分と、その下ユニツト2の下部に設置される自動給紙装置であるオプシヨント
レイ9とからなり、上ユニツト1のカバー3内及び下ユニツト2のカバー4内に
は、詳細は後述するが画像を形成するための機構部やこの機構部を制御する制御
部を収納し、さらに給紙トレイ13からの自動給紙及びマニユアル給紙が可能な
給紙機構を備えており、オプシヨントレイ9を装着することにより、3ウエイの
給紙が可能になる。 上ユニツト1のカバー3には、前面に操作パネル5を付設し、また右側面奥部
にフオントカートリツジ挿入口6及びエミユレーシヨンカード挿入口7を形成し
、更に上部の一部に排出された用紙をストツクする上部排紙トレイ8を形成して
いる。 なお、操作パネル5には、このプリンタに対して用紙サイズを 指示するロータリタイブの用紙サイズ選択スイツチ10及び給紙トレイを下ユニ
ツト(本体側)2とオプシヨントレイ9のいずれかを選択するスイツチや、その
他の各種の指示を与えるスイツチ群11並びに感光体交換,ペーパエンド,ジヤ
ム,トナーエンド等の各種のエラーステータスや用紙サイズ等を表示する発光ダ
イオード(LED)等からなる表示器群12を付設している。また、フオントカ
ートリツジ挿入口6は文字フオントを格納したRAMあるいはROM等を有する
フオントカートリツジを差込むためのものであり、更にエミユレーシヨンカード
挿入口7はホストの種類に応じて当該ホストとこのプリンタとの間の整合を図る
ためのエミユレーシヨンカードを差込むためのものである。 また、下ユニツト2の右側面には用紙を載置保持する給紙トレイ13を取外し
自在に装着し、更に前面左側には排紙方向としてプリンタの外部左方向(矢示A
方向)及び上部排紙トレイ8のいずれかに切換えるための排紙切換ツマミ14を
備えている。 これ等の上ユニツト1と下ユニツト2は背部側がヒンジ結合されており、手前
側のロツク機構によつてそれらを互いに固定保持して、カバー3の前面から突出
したロツクレバーツマミ15を押上げることによつてロツク機構を解除して、上
ユニツト1を下ユニツト2から回動させて持上げ、保守作業や部品交換を容易に
行なうことができるようになつている。 また、オプシヨントレイ9には、前面中央に手掛け用の凹部363が形成され
た給紙カセツト300が挿着されており、その扇形開口部330からロツク解除
用の解除レバー334が突出して設けられている。 370はオプシヨントレイのパワーインジケータ・ランプであ り、電源をオンすると緑のLEDが点灯する。 第2図は、このレーザプリンタの画像形成機構部及び給紙装置部を示す構成図
である。 このレーザプリンタは、プリントスタートによつて下ユニツト2の略中央部に
配置したドラム状感光体(OPCドラム)21を図示しないメインモータによつ
て矢示方向に回転させる。 このとき、まず帯電チヤージヤ22に感光体 21と平行に張設したチヤージ
ワイヤ23からの放電によつて感光体21の表面を一様に帯電した後、レーザ書
込み装置24によつて図示しない半導体レーザからの書込み画像に応じて変調さ
れたレーザビームを、ポリゴンモータ105によるポリゴンミラー106の回転
により、ミラー107及びシリンドリカルレンズ108を介して感光体21上に
射出して、このレーザビーム(走査ビーム)による感光体21の軸線方向の主走
査と感光体21自体の矢示方向への回転による副走査とによつて、感光体21上
に書込み画像に応じた静電潜像を形成する。 そして、現像装置26によつて感光体21上の静電潜像にトナー27を付着し
てトナー像として顕像化する。この現像装置26はトナー収容タンク28内に収
容しているトナー27を矢示方向に回転するトナー補給ローラ29によつて現像
ローラ30に補給し、トナー層厚制御ブレード32によつて現像ローラ30の表
面のトナー層厚を一定厚に規制した状態で、この現像ローラ30が感光体21に
軽く接触しながら矢示方向に回転してトナー27を感光体21上に付着する接触
現像方式の現像装置である。 なお、この現像装置26はトナー収容タンク28内に収容しているトナー27
を撹拌する撹拌板33を備え、また上部にはトナ ーカートリツジ34を装着している。 一方、給紙装置部は、操作パネル5の給紙トレイ選択用のスイツチで本体側(
給紙トレイ13)を選択してプリントスタートさせた場合には、給紙トレイ13
上に載置した例えばシート状の用紙36の最上位の用紙が、矢示方向に回転する
給紙ローラ37及びフリクシヨンパツド38によつて分離され、変形のコ字状に
折曲したペーパガイド80の上部を通つて上搬送ローラ39及び下搬送ローラ4
0のニツプ部へ送り込まれ、更にこれ等の上搬送ローラ39及び下搬送ローラ4
0によつて搬送面41を介して転写位置へと搬送される。 そして、この用紙を転写位置で感光体21に接触させてトナー像に重ね合わせ
、所定のタイミングで転写チヤージヤ43に所定の電圧を印加してトナーを用紙
側に引付けて、感光体21上のトナー像を用紙上に転写する。 この転写工程終了直後に、転写チヤージヤ43の後流側に配設した発光ダイオ
ード(LED)からなる除電ランプ44によつて用紙及び用紙を通して感光体2
1を照射して、感光体21上の残留電荷及び用紙通過時の用紙の帯電電荷を除電
し、用紙が自重によつて感光体21から分離するようにする。 その後、感光体21から自重分離した用紙を搬送面47を介して定着装置48
の加熱ローラ50及び加圧ローラ51との間に送り込む。 この加熱ローラ50の内部にはヒータ52を設けて表面を加熱して、この加熱
ローラ50と加圧ローラ51とで用紙及びトナー像を加熱しながら加圧すること
によつて、トナー像を用紙上に溶融定着する。なお加熱ローラ50は表面をテフ
ロン等のローラ下 地にカーボンを混ぜた導電性材料で形成して、定着時に用紙上の電荷を除電する
ことによつて排紙後のスタツク性を向上させている。 この定着処理した用紙を剥離爪53によつて加熱ローラ50から剥離して排紙
ローラ55へと送る。この排紙ローラ55の後流位置には排紙切換爪56を配設
している。この排紙切換爪56は第1図に示す排紙切換ツマミ14に連動して、
この排紙切換ツマミ14を回すことによつて排紙切換爪56が実線図示の位置と
破線図示の位置との間で回動する。 そして、排紙切換爪56が実線図示の位置にあるときには、排紙ローラ55か
ら排出された用紙は排紙ガイド部材57と排紙ガイド部材58,59とによつて
形成される搬送路60を介して反転された状態で上排紙ローラ61によつて上部
排紙トレイ8上に排紙される(フエースダウン排紙)。また、排紙切換爪56が
破線図示の位置にあるときには、排紙ローラ55から排出された用紙はそのまま
矢示A方向に排紙される(フエースアツブ排紙)。 なお、いずれの排紙態様を選択するかは自由であるが、ページ順にスタツクさ
れるフエースダウン排紙は普通紙に適し、逆ページでスタツクされるフエースア
ツプ排紙は普通紙の場合は勿論封筒等の比較的腰の強い用紙を使用する場合に適
している。 また、給紙トレイ13上に用紙36が載置された状態で、それとは異なるサイ
ズの用紙36′を例えば手差しで1枚プリントしようとする場合には、給紙トレ
イ13上に開閉可能に装着された手差しガイド13aの上部に用紙36′を挿入
して、給紙ローラ37の用紙36への押圧を一端解除した後に再び押圧してプリ
ントスタートさせると、最初に手差しガイド13a上に挿入した用 紙36′が給紙ローラ37によつてペーパガイド80上を通つて転写位置へ搬送
され、次の2枚目からは給紙トレイ13内の用紙36が前述の場合と同様に転写
位置へ搬送されて、所定の定着処理がなされた後、排紙ローラ55から排出され
る。 さらに、操作パネル5のオプシヨントレイ選択用のスイツチ12aでオプシヨ
ントレイ9を選択してプリントスタートさせた場合には、詳細を後述するオプシ
ヨントレイ9内に設けられた給紙装置によつて、給紙カセツト300内の用紙6
01が、給紙ローラであるフイードローラ302の矢示方向への駆動回転とフリ
クシヨンパツド303,355dの摩擦力によつて1枚ずつ送り出される。 そして、その用紙がターンカバー304の弧状のガイド部分304aに沿つて
強制的に反転されながら上ガイドプレート305とペーパガイドステイ306と
によつて形成される搬送路を通り、下ユニツト2側のペーパガイド80と下ペー
パガイド307との間の搬送路を介して上搬送ローラ39及び下搬送ローラ40
のニツブ部へ送り込まれ、それ以降は給紙トレイ13からの給紙の場合と同様に
所定の転写位置へ搬送される。 以上のようにして、いずれかの方法によつて給紙が行なわれた後、転写工程を
終了した感光体 21は、クリーニングブレード63によつて表面に残留してい
るトナーが除去されて次の画像形成プロセスに備える。また、感光体21上から
除去された残留トナーはトナー回収ローラ64によつてトナー回収タンク65内
に送られて回収される。 また、上ユニツト1のカバー3内の上部には電装シヤーシ74が設けられてお
り、その中にこのレーザプリンタの制御部をなす メインコントローラを構成したメインコントロール基板75及びキヤラクタコン
トローラを構成したキヤラクタコントロール基板76を取付けている。 さらに、この第2図において、71はオゾン送風フアン、72は吸引フアンユ
ニツトであり、171は上下搬送ローラ39,40に当る位置まで用紙が給送さ
れたことを検知するレジストセンサ、172は定着装置48からの用紙の排出を
検知する排紙センサ、173はトナーオーバセンサ、174は給紙トレイ13上
の用紙の有無を検知するペーパエンドセンサ,175はラツチングソレノイド1
45の作動状態を検知するラツチセンサ、177は定着温度センサである。 また、320はオプシヨントレイのペーパエンドセンサで、給紙カセツト30
0内の用紙の有無をフイラー360の回動により検知する。 次に、オプシヨントレイ9について第3図以降を参照して詳細に説明する。 オプシヨントレイ9は、第3図に示すように収納ケース308内の下部に給紙
カセツト300を矢示B方向(用紙の給紙方向に対して直交する方向)に着脱自
在に挿入し得る挿入口308aを設けて、右側面の手前側にはターンカバー30
4を矢示C方向に開閉可能にその下端部を枢着すると共に、後方の底部にDC電
圧を供給する電源ユニツト309とオプシヨントレイに関する各種の制御を司ど
るマイクロコンピユータを備えたコントロールボード310等を固設している。 また、収納ケース308の周縁部の高さよりもやや低くしたケース上面308
bに、取付座となるボス部308cを間隔を置い て複数個形成すると共に、ブラケツト312を後方の底部に垂直に固設して、そ
れらの上部に前アツパープレート311,後アツパープレート313,後カバー
314をそれぞれ複数のタツピングネジ323によつて取付けている。 なお、オプシヨントレイ9の下ユニツト2への位置決めは、前後のアツパープ
レート311,313の上面に上方に向けて突出させて固設した位置決め突起3
22,322を、それに対応させて下ユニツト2側に設けた位置決め穴(図示せ
ず)に嵌入させることによつて行なう。 また、収納ケース308の背面308dには、第4図に示すようにオプシヨン
トレイ9に電源を供給するためのACインプツトソケツト315、過電流から回
路を保護するためのヒユーズを収納するヒユーズホルダ316、本体側の下ユニ
ツト2に設けられたコネクタ(図示せず)に接続して電源を本体側へ供給するた
めのACケーブル317、本体側に備えたマイクロコンピユータが例えばオプシ
ヨントレイ9が装着されているか否かを周期的に信号を送つて確認する際にその
信号をシリアル伝送するインタフエースケーブル318がそれぞれ設けられてお
り、それと隣合う側面にはオプシヨントレイ9へのAC電源をON、OFFする
ためのパワースイツチ319が設けられている。 さらに、この第4図に明示されるように、収納ケース308には用紙の有無を
検出するペーパエンドセンサ320、給紙カセツト300内の各種の用紙サイズ
とそのカセツト自体の装着の有無を検出するカセツトサイズセンサ321(いず
れもフオトセンサ)、後述するフイードモータ325の回転数を検出するパルス
センサ327の各センサがそれぞれ所定の位置に配設されている。 そして、ターンカバー304に隣接する給紙方向の位置には、前述の上ガイド
プレート305とペーパガイドステイ306が、その間に用紙を搬送するのに適
した所要の間隔で両端部のうちの一方を収納ケース308にフレーム324を介
して固設されており、そのフレーム324にDCモータであるフイードモータ3
25を出力軸を水平方向に向けて固設すると共に、その出力軸に摩擦係数の大き
な例えばゴム製のフイードローラ302(第2図,第5図参照)を固定したフイ
ードローラ軸326をドライブギヤ329,ペーパフイードギヤ328を介して
回転可能に連結して、フイードモータ325の回転に同動してフイードローラ軸
326が減速されてフイードローラ302が第2図の矢示方向に回転するように
している。 次に、ターンカバー304の周辺部について第5図乃至第8図を参照して詳細
に説明する。 ターンカバー304は、第5図に示すように下端部の両側に形成(片側のみ図
示)した枢軸304bを収納ケース308に嵌入して矢示C方向に回動可能に枢
着され、内側上部の左端縁を弧状に形成した多数(この例では7枚)のリブ30
4cを互いに間隔を置いて整列させて設け、ガイド部分304aを形成している
。 リブ304cのうちの1つは、ターンカバー304を閉じた時に、第6図(イ)
に示すように収納ケース308の底部に固設したフオトセンサであるカバーセン
サ352の検出溝352aに挿入する位置関係になつており、カバーセンサ35
2はこの検出溝352aにリブ304cが挿入されているか否かを判断して、カ
バーの開閉状態を検出する。そして、第6図(ロ)に示すように検出溝352aか
らリブ304cが離脱している時には、光の通過に よりカバーの開状態が検出されて給紙動作不可に制御される。 また、ターンカバー304の側面には用紙引出部材であるL型片353が先端
の折曲部353aを互いに内側に向けて対向させて取付けてあり、その位置を第
7図に示すようにターンカバー304を閉じた状態(使用状態)で、折曲部35
3aがフイードローラ302の外径よりも内側に位置するようにしている。 したがつて、通常の使用状態において、給紙カセツト300内からターンカバ
ー304のガイド部分304aにフイードローラ302によつて送られる用紙3
01は、L型片353に干渉することなしに上ガイドプレート305とペーパガ
イドステイ306との間を通過して、第2図に示した本体側のペーパガイド80
と下ペーパガイド307との間の搬送路を介して上搬送ローラ39及び下搬送ロ
ーラ40のニツプ部へ送り込まれる。 そして、万一異常状態が生じて用紙601が紙詰り(ジヤム)を生じ、例えば
第7図に示すような位置で止まつてしまい、上搬送ローラ39と下搬送ローラ4
0(第2図)から先に給紙されない場合には、ターンカバー304を第8図に示
すように矢示D方向に開くと、それに伴つてL型片353の折曲部353aが詰
つた用紙301の両側部に係合して、それをフイードローラ302から引き離す
方向に引き出すため、ジヤム紙を容易に取り出すことができる。 なお、このL型片353の紙幅方向の取付け位置は、使用する最小幅の用紙を
係止できる位置に設ければよいが、そのL型片353の紙幅方向の位置を使用す
る用紙の紙幅に合わせて移動可能に取付けることもできるし、このL型片を予め
ターンカバー304と一体に形成するようにしても良い。 次に、給紙カセツト300の詳細を第9図を参照して説明する。 オプシヨントレイ9に挿着される給紙カセツト300は、第9図に後部側から
見た斜視図を示すように、上部を開口した直方体のカセツトケース354の底部
に、その面積の略半分を占める大きさの底板355を一方の端縁部の両側端部に
形成したヒンジ部355a,355a(片側のみ図示)をカセツトケース354
の両側面に矢示E方向に回動可能に枢支し、他方の端縁部の中央付近にコルク材
によるフリクシヨンパツド355dを貼着している。 そして、この給紙カセツト300の操作側となるカセツトケース354の前壁
部354aに空間部分を設けてその上部を蓋348でカバーし、その中に、後壁
部354cに突出させて装着したラツチプレート336にカセツトケースの底部
に軸支したシヤフト333を介して連結するカセツトロツク機構357を収納し
、用紙取出し側の壁部354bを後壁部354cに比べて厚くして、その上端縁
を弧状にすると共に多数の浅いリブを間隔を置いて形成し、その中央部分を切り
欠いて用紙の重送を防止する第2のフリクシヨンパツド303を、スプリングに
よつて上昇方向に付勢されたパツトホルダに装着している。 さらに、前後壁部354a,354cの内側にカセツトケース354内に収納
された用紙の前部側面をガイドするためのペーパーエツヂガイド331a,33
1bを対向させて設けると共に、カセツト底部の底板355を載置しない部分に
用紙のサイズに合わせて抜き差し可能な差し込み穴a,b,c(cはバツクフエ
ンス339が差し込まれているため見えない)を形成し、そこに用紙の後面をガ
イドするバツクフエンス339を差し込んでいる。 そして、後壁部354cのラツチプレート336に近接する上端縁に差込み溝3
54dを形成し、そこにカセツトサイズ検知板332を差し込んで取付けている
。 カセツトロツク機構357は、第10図に示すようにカセツトケース354の
底部に軸支され、前壁部354aから後壁部354cに達する長い前述のシヤフ
ト333の一端(前部操作側)に解除レバー334が固設され、その先端部に操
作つまみ334bを固設すると共に、上部に形成した係止爪334aにコイルス
プリング335の一端を係着し、その他端をカセツトケースの前壁部 354a
に係着して、解除レバー334を常に矢示F方向に回動付勢している。 一方、シヤフト333の他端側には扇状に形成し、上端部にストツパ部336
aを形成したラツチプレート336を固設して、そのプレート面上のストツパ部
336aから離れた外周縁部付近にロツクピン337を垂直にシヤフト333に
平行させて固設している。したがつて、ラツチプレート336は解除レバー33
4の矢示F方向又はその逆方向への動きに同動して回動するようになつている。 ラツチプレート336の付近には、それにプレート面を平行させた支持片33
8がカセツトケース354の底部に固設してあり、その上部に支持ピン340を
シヤフト333に平行させて固設し、その支持ピン340によつてL字状に形成
したロツクレバー341の折曲した中間部を回動可能に軸支している。 ロツクレバー341は、支持片338との間に支持ピン340に係着したスプ
リング342によつて常に矢示G方向に回動付勢されており、その下部のロツク
ピン337側に係止溝341aを 形成して、ロツクピン337が第10図に示す位置から矢示F方向に移動した位
置から矢示Fと反対方向に回動した際に、それをロツクレバー341のガイド面
341bに沿つて摺動させながら係止溝341aで係止する(図示の状態)よう
になつている。 なお、ラツチプレート336はフレーム324(第4図も参照)との位置関係
を、ロツクピン337にロツクレバー341の係止溝341aを嵌入した第11
図(イ)に示す状態において、そのストツパ部336aがフレーム324の係止
部324aから離れて位置し、ラツチプレート336が第10図の矢示F方向の
最大回動位置(カセツト挿入後の状態)において、第11図(ロ)に示すように係
止部324aにラツプして、給紙カセツト300を収納ケース308から引き出
せないようにしている。 また、ロツクレバー341は、第12図に第10図の矢示H方向から見た図を
示すように、その端部341cの下面側の形状を、右上がりの傾斜面341dと
して、その傾斜面の位置を収納ケース308の突堤部308eに枢着され、矢示
I方向にのみ回動が許容されるラツチ爪343のV字状に折曲したラツチ部34
3aに当接する位置関係にしている。 なお、ラツチ爪343は、コイルスプリング344によつて矢示Iと反対方向
に回動付勢されている。 また、シヤフト333の略中央部には、第13図(第10図も参照)に示すよ
うにプレツシヤプレート345が例えばネジによつて固設してあり、そのシヤフ
ト333の軸線方向の外側には支持部346aが回動可能に軸支されたL字状の
支持板346が装着されており、その平面部をプレツシヤプレート345の平面
部に対向させている。 支持板346の左方の垂直面346bの板幅方向の略中央には、カセツトケー
ス側の受け座354eとの間にスプリング受け座347を介して係着されたコイ
ルスプリング358によつて上方に付勢され、ピン349によつて垂直面346
bに対して若干回動可能に軸支されたパツドホルダ351が取り付けられている
。 そして、フリクシヨンパツド303は摩擦係数の大きな例えばコルク材によっ
て形成され、パツドホルダ351の上面に接着等により一体に固設されている。 また、プレツシヤプレート345の最大回動角θMAX は、解除レバー334の
操作つまみ334bの上部が前壁部354aのレバー用開口部330の端に当接
する位置によつて定まるようにしてあり、プレツシヤプレート345は必要以上
に回動しないように規制されている。 そして、解除レバー334を第10図の矢示Fと反対方向に押し下げ、ロツク
レバー341の係止溝341aにロツクピン337を係合させた状態でこの給紙
カセツト300を収納ケース308内に第12図の矢示J方向から挿入すると、
ロツクレバー341の傾斜面341dが第14図(イ)に示すようにラツチ爪3
43のラツチ部343aに当接して、ロツクレバー341が第10図の矢示G方
向と逆方向にスプリング342の付勢力に抗して若干回動して、ロツクピン33
7が係止溝341aから外れるため、ラツチプレート336はシヤフト333を
介してコイルスプリング335の付勢力によつて回動し、第11図(イ)の状態
から(ロ)の状態になり、ストツパ部336aがフレーム324の係止部324
a内に入り込んでラツプする。 したがつて、この状態で給紙カセツト300を収納ケース30 8から引き抜こうとしても、ラツチプレート366がロツクされてそれができな
くなる。 なお、この際ラツチプレート336の回動に同動してプレツシヤプレート34
5もシヤフト333を介して回動するため、第13図に示すように底板355が
押し上げられて、第2図に示したようにその上に載置された用紙301の最上部
がフイードローラ302に押圧される。 そして、給紙カセツト300を所定の位置まで押し込むと、第14図(ロ)に
示すようにロツクレバー341がラツチ爪343を乗り越えてしつかりと係止さ
れる。 また、給紙カセツト300を引き抜く時は、解除レバー334を第10図の矢
示Fと反対方向に押し下げると、ラツチプレート336のロツクピン337がロ
ツクレバー341のガイド面341b上を摺動しながら係止溝341aに嵌入し
、ラツチプレート336が第11図(イ)の状態に戻るため、ロツクが解除され
てラツチ爪343も第14図(ハ)に示すようにI方向に回動するため引抜き可
能になる。 次に、カセツトサイズを検知する機構について第15図及び第16図を参照し
て詳細に説明する。 このオプシヨントレイ9は、例えばA4,リーガル,レター等の異なるサイズ
の用紙を使用することができ、各用紙サイズに合わせて予め用意されている第1
5図に示すような検知部の形状が異なるカセツトサイズ検知板(以下単に「検知
板」という)332A〜332Cを使用する。 その代表として検知板332Aについて説明すると、例えば薄い鋼板(磁性体
板)をコ字状に折曲げて下部に用紙サイズ識別用の 検知部332aを形成し、その幅を中間の基部332bよりも狭くして、その基
部332bの両端に挿入部332c,332dを形成すると共に、上部に基部3
32bと同一幅で逆挿入防止用の折曲げ部332eを形成し、その折曲げ高さを
検知部332aよりも低くしている。 そして、第15図に示すようにこの検知板332AはA4サイズ用で、その検
知部332aの幅が最も広く形成されており、リーガルサイズ用の検知板332
Bの検知部332aは半分の幅で向つて左側に片寄つて形成され、レターサイズ
用の検知板332Cの検知部332aも半分の幅で向つて右側に片寄つて形成さ
れている。 なお、これらの検知板332(332A〜332Cを総称する符号とする)を
差し込むカセツトケース354側の差込み溝354dには、弾性を有する磁石で
あるゴム磁石テープ359が接着材等により貼着してある。 この検知板332をカセツトケース354に装着するには、第16図に示すよ
うに検知板332を検知部332aを下側にして、基部332bの両端の挿入部
332c,332dをカセツトケース354に形成した差込み溝354dに挿入
して強く押圧する。これによつて、検知板332の検知部332aが溝底部35
4fに当接するまで下降して位置決めされる。 挿入された検知板332は、基部332bの背面がゴム磁石テープ359の磁
力によつて吸着されると共に、弾性によつて密着して押圧されるため、給紙カセ
ツト300の脱着時においても落下することなく確実に保持される。 また、万一誤つて検知板332を検知部332aを上側にして 逆差ししようとした場合には、逆挿入防止用折曲げ部332eが邪魔をして差込
み溝354dに差込めないので、誤つて検知板が逆向きに挿着されるようなこと
が確実に防止される。 なお、逆挿入防止用折曲げ部は、必ずしも検知板の検知部を形成しない側の端
縁部全体に形成する必要はなく、少なくとも挿入部332c,332dに対応す
る位置に形成すれば良い。 また、ゴム磁石テープに代えて、剛体の磁石を弾性体を介して差込み溝の壁面
に被着するようにしてもよい。 そして、給紙カセツト300を収納ケース308の所定の位置まで挿入してセ
ツトすると、第4図のカセツトサイズセンサ321によつて検知板332の検知
部332aの形状の相違を光の透過と遮断の組合せによつて検出して、カセツト
サイズ(用紙サイズ)を検知する。 カセツトサイズセンサ321は、例えば第16A図に示すように、発光ダイオ
ードLED1とフオトトランジスタPT1、および発光ダイオードLED2とフオ
トトランジスタPT2からなる2組のフオトセンサが、カセツトサイズ検知板3
32の検知部332aの右側と左側をそれぞれ挟むように対向配置されている。 そして、このカセツトサイズセンサ321は前述のコントロールボード310
に接続され、各フオトトランジスタPT1,PT2はそれぞれプルアツプ抵抗R1
,R2を介してコレクタに+5Vの電源が印加され、エミツタが接地されており
、コレクタ側の検知信号S1,S2をそれぞれトリガインバータを介してコントロ
ールボード310内のCPUに入力している。 したがつて、フオトトランジスタPT1,PT2が発光ダイオードLED1,L
ED2からの光を受けてオンになると検知信号S1, S2はローレベル“L”になり、発光ダイオードLED1,LED2の光が検知板
332の検知部332aによつて遮られてオフになると、検知信号S1,S2はハ
イレベル“H”になる。 このカセツトサイズセセンサ321の各検知信号S1,S2のL,Hの組合せと
カセツトの有無及びカセツトサイズとの関係は第16B図に示すようになり、こ
れをCPUが判断する。 次に、ペーパエンドの検出関係について第17図及び第18図を参照して詳細
に説明する。 底板355の上部には、用紙301が無くなつた時に底板355に形成した穴
355bにフイラー360の先端部が自重によつて落ち込むように、支持部36
0aをピン361によつて第17図の矢示K方向に回動可能に軸支すると共に、
その後端部に形成した上方に突出する突片部360bを、フオトセンサであるペ
ーパエンドセンサ320の検出溝320aに出入りするように配置している。フ
イラー360の先端部の形状は、第18図に示すように用紙301の送り方向(
矢示L)と給紙カセツト300の着脱方向(矢示M)の直交する2方向に対して
上反り方向の弧状曲面部(斜面でもよい)360c〜360eを形成し、その各
先端部分の自由時の高さが、底板355が最も上昇した時(プレツシヤプレート
345が最大回動角θmax の時)の上面位置(底板下降状態で用紙を満載した時
の用紙上面と略同じ位置)よりも高くなるように設定している。 したがつて、万一誤つて底板355を上昇させた状態のまま、あるいは底板下
降状態で用紙を満載して給紙カセツト300を収納ケース308に挿入した場合
でも、フイラー360はその曲面部360dが底板355あるいは用紙の上面に
当接して上昇する ので折損するようなことはない。 そして、底板355の上部に用紙301が有るときは、フイラー360が持ち
上げられるため後端の突片部360bがペーパエンドセンサ320の検出溝32
0aの外に位置してセンサは透過状態になり、用紙301が搬送状態に制御され
、用紙がなくなるとフイラー360の先端部が下がり、突片部360bが検出溝
320a内に挿入して光を遮断するため、用紙の給送動作が停止される。 第19図はオプシヨントレイの用紙カール押え装着部付近を示す断面図である
。 このオプシヨントレイ9のフイードローラ302に近接する収納ケース308
の上面308eに、弾性を有する薄い板材の例えばマイラによつて形成した用紙
カール押え362を、底板355を上昇させた使用時の位置において、その上面
355cに弓なりに屈曲させて材料自体の弾性により軽く圧接するように固定し
ている。 なお、用紙カール押え362はカセツト300の脱着時に、それ自体の破損を
防ぐためと用紙の上端側のずれを防止するために、第20図に示すように前方の
両端に傾斜部362aを設けていると共に、その腰の強さを用紙の湾曲(カール
)を押えるために必要な最小限のものにしている。 したがつて、このオプシヨントレイ9では、カセツト300内に例えば用紙3
01が満載された状態で、用紙両側部が反つてカールしていたとしても、最上部
の用紙が用紙カール押え362によつてフイードローラ302の給紙に影響を与
えない腰の強さでカールを押えるため、カールした用紙がフイードローラ302
に 当接してめくれ上つたり、搬送時に用紙のカールが原因によつて生じるジヤム、
スキユー等を未然に防止することができる。 第21図は、このレーザプリンタの本体部分の電気系の概略構成を示すブロツ
ク図である。 まず電源系統について説明すると、ACプラグ121あるいはオプシヨントレ
イ9のACケーブル317を挿着するソケツトを介して、商用電源から電源入力
部122に電源電圧を入力する。 この電源入力部122は、入力された電圧をメインスイツチ123及びノイズ
フイルタ124を介してノイズを除去した後、上ユニツト1を下ユニツト2から
分離して持上げたときにメイン電源を切断するためのインタロツクスイツチ12
5を介してメインコントローラ用電源ユニツト126に供給し、また直接キヤラ
クタコントローラ用電源ユニツト127に供給する。 メインコントローラ用電源ユニツト126は、ノイズフイルタ130と、入力
電圧をAC/DC変換して定電圧を生成する定電圧回路131と、定着装置48
の定着温度制御のために第2図の加熱ローラ50内に設けたヒータ52への給電
をオン・オフ制御するためのスイツチング素子としての高速ソリツドステートリ
レー(SSR)132等とを備えている。 キヤラクタコントローラ用電源ユニツト127は、ノイズフイルタ133及び
入力電圧をAC/DC変換して定電圧を生成する定電圧回路134等を備えてい
る。 そして、メインコントローラ用電源ユニツト126は、メインコントロール基
板75(第2図)上に形成したメインコントローラ135と、帯電チヤージヤ2
2及び現像バイアス用パワーパツク(帯電・現像パワーパツク)137と、転写
チヤージヤ43用 パワーパツク(転写パワーパツク)138と、メインモータ139のドライバ,
定速制御用の基準信号発生のための水晶発振器,エンコーダ,パワー回路,サー
ボ回路等を含むメインモータユニツト140と、各種動作機器群141と、オゾ
ン送風フアン71及び図示しない吸引フアンと、定着装置48のヒータ52等に
対する電源電圧を供給する。 また、キヤラクタコントローラ用電源ユニツト127はキヤラクタコントロー
ル基板76(第2図)上に形成したキヤラクタコントローラ136に対して電源
電圧を供給する。 なお、各種動作機器群141は、給紙ローラ37(第2図)の回転を制御する
ための給紙クラツチ142と、下搬送ローラ40の回転を制御するための紙搬送
クラツチ143と、図示しないプリント枚数を表示するトータルカウンタをカウ
ントアツプするためのトータルカウンタソレノイド144と、吸引フアンユニツ
ト72に設けたラツチングソレノイド145とで構成される。 次に、制御系について述べる。 キヤラクタコントローラ136は、ホストHTとの間のインタフエース151
と、MPU,ROM,RAM及びI/O等からなるマイクロコンピユータ(以下
単に「CPU」と称す)152等からなる。 インタフエース151は、ホストHTから送られてくるキヤラクタ情報の受領
や、ホストHTに対するステータス情報の送出等を司る。 CPU152は、インタフエース151を介してホストHTから受領したキヤ
ラクタ情報を、フオントカートリツジ挿入口6を介して装着されたフオントカー
トリツジ(あるいは内部のフオン トカートリツジ)153を使用して文字フオント情報に変換してメインコントロ
ーラ135に送出し、また操作パネル5(第1図)のスイツチ群11の各スイツチ
からの指示情報を取込むと共に、表示器群12を構成する表示器12Aの点灯制
御をする。 メインコントローラ135は、キヤラクタコントローラ136との間に介在す
るビデオインタフエース161と、MPU,ROM,RAM及びI/O等からな
るマイクロコンピユータ(以下単に「CPU」と称する)162と、書込み制御
部163と、表示ドライバ164と、同期検知回路165と、ポリゴンモータド
ライバ166等を備えている。 ビデオインタフエース161は、キヤラクタコントローラ136からの文字フ
オント情報の授受や、キヤラクタコントローラ136に対する制御の基準となる
クロツク信号の送出等を司る。 CPU162は、内蔵のクロツク発振部がクロツク信号を発生し、その内部ク
ロツクによつて動作する内蔵のタイマを用いて、帯電,露光,現像,転写,給紙
,定着等の画像形成プロセスのタイミング制御を司どる。 また、このCPU162は書込み制御部163からの画像クロツク(画素クロ
ツク)に基づいて、キヤラクタコントローラ136から受領した文字フオント情
報に応じた書込みデータを書込み制御部163に送出して画像の書込みを行なわ
せる。 さらに、このCPU162は表示ドライバ164を介して、操作パネル5に設
けた表示器群12を構成する各表示器12Bの点灯制御をすると共に、用紙サイ
ズ選択スイツチ10からのサイズ選択情報を取込む。 そして、このCPU162は帯電・現像パワーパツク137, 転写パワーパツク138,メインモータドライバ140,各種動作機器群141
及び定着制御用SSR132等の制御も行なう。また、各々透過型フオトセンサ
等からなるレジストセンサ171,排紙センサ172,トナーオーバセンサ17
3,ペーパエンドセンサ174,ラツチセンサ175と、マイクロスイツチ等か
らなるトナーエンドセンサ176及びサーミスタからなる定着温度センサ177
等とからの各種検知情報も入力する。 ここで、各センサの取付け位置等については第2図に示している。なお、トナ
ーエンドセンサ176は第2図には示していないが、現像装置26のトナー収容
タンク28内に配置され、トナー無しを検知する。 次に、書込み制御部163について説明すると、CPU162からの書込みデ
ータに基づいてレーザ書込み装置24のレーザダイオードをLD駆動部180に
よつて駆動制御して、書込みデータに応じたレーザ光を射出させ、またレーザ書
込み装置24から光フアイバ112を介して入射されるレーザ光に基づいて、同
期検知回路165から出力される同期検知信号に応じてレーザ書込み装置24の
レーザダイオードの駆動開始タイミングを制御する。 さらに、ポリゴンモータドライバ166を介してレーザ書込み装置24のポリ
ゴンモータ105の駆動制御、すなわちポリゴンミラー106の回転を制御をす
る。 なお、このメインコントローラ135内には、三端子レギユレータ及びDC/
DCコンバータ等からなる2つの電圧変換回路178,179を設けている。こ
れ等の電圧変換回路178,179によつて各種の電圧を発生する。 第22図は、このレーザプリンタのオプシヨントレイ9の電気 系の概略構成を示す。 商用電源からの電源コードのプラグがACインプツトソケツト315に挿着さ
れると、ヒユーズ及びパワースイツチ319を介して電源ユニツト309に電源
が供給される。また、パワースイツチ319を通る前に分岐して、ターミナルブ
ロツク371を介してACケーブル317にこの電源を出力し、そのプラグを本
体部のACインプツトソケツトに挿着することにより、本体部にもこのオプシヨ
ントレイ9を介して電源を供給する。 このようにすることにより、本体部に安全規格上高価になる3ピンのAC電源
用アウトレツトを設けなくて済むため、安価になる。 電源ユニツト309は、入力される交流100Vをトランスで降圧して整流・
平滑し、電圧の異なる2種類の直流電圧+V1(例えば+5V)と+V2(例えば
+15V)をコントロールボード310に供給する。 コントロールボード310はマイクロコンピユータ(CPU)及び入出力イン
タフエース,フイードモータドライバ,及び通信用バツフア等によつて構成され
、前述したフイードモータ325とパワインジケータ・ランプ370及び各種セ
ンサ、すなわちペーパエンドセンサ320,カセツトサイズセンサ321,カバ
ーセンサ352,並びにパルスセンサ327と、セルフテスト用のデイツプスイ
ツチ372が接続されている。 さらに、このコントロールボード310にはインタフエースケーブル318が
接続されており、その先端のプラグを本体部のソケツトに挿着することにより、
前述した本体部のメインコントローラ135と接続され、そのオプシヨンインタ
フエースを介して CPU162とこのコントロールボード310内のCPUとの間でシリアル通信
を行なうことができる。 この通信は、本体部のメインコントローラ135が主導権を持ち、コマンドを
送ってオプシヨントレイ9側のコントロールボード310からレスポンスを返送
させることによつて行なう。 コマンドは1バイトで構成され、ペーパフイードをスタートさせるコマンドと
停止させるコマンド、オプシヨントレイが非選択状態あるいは選択状態になつた
ことをそれぞれ通知するコマンドと、オプシヨントレイ9の状態を知らせるよう
に要求するコマンド(1秒周期で常時送られる)とがある。 オプシヨントレイ側からのレスポンスも1バイトで構成され、状態を知らせる
レスポンスの内容としては、レデイ(ペーパフイードが可能か否か)、ハードウエ
アエラー(CPUエラー等),モータエラー(フイードモータ325の故障),カ
バーオープン(ターンカバー304の開閉状態),用紙情報(用紙サイズとペー
パエンド)があり、1バイトの各1ビツト(用紙情報のみ2ビツト)によつてこ
れらの情報を送信する。 これらの情報は、本体部のメインコントローラ135によつて用いられる他、
エラー情報は第1図の操作パネル5の表示器12のエラー表示部に表示される。 そこで、レーザプリンタ本体側の操作パネル5に設けられているオプシヨント
レイ選択用の照光式スイツチ12a(第1図参照)を押して、オプシヨントレイ
9を選択すると、この照光式スイツチ12aが点灯してオプシヨントレイの選択
を表示するが、もしオプシヨントレイが接続されていないと、本体部のメインコ
ントローラ135からのコマンドに対してオプシヨントレイ9側のコ ントロールボード310からのレスポンスがないため、メインコントローラ13
5は照光式スイツチ12aを消灯して、オプシヨントレイを選択できないことを
知らせる。 さらに、オプシヨントレイ9が選択されている状態でオプシヨントレイ側に何
か問題が発生した場合には、本体部のメインコントローラ135はオプシヨント
レイ9のコントロールボード310からのレスポンスによつてそれを知り、本体
部の操作パネル5(第1図参照)に設けられている表示器12のエラー表示部1
2aにより、第23図(イ)〜(ホ)に示すようにそのエラー内容に応じた各種の表
示を行なう。 (イ)はペーパサイズエラーの表示で、カセツトサイズセンサ321によつて検
出されたサイズと実際に給紙された用紙のサイズとが異なる場合、用紙サイズ選
択スイツチ10(第1図)を無効にし、エラー表示部12aのデジタル表示部a
に「P」の文字を点滅表示する。 (ロ)はペーパ補給の表示で、ペーパエンドセンサ320によつて最終用紙の送
出が検出された時、用紙補給用パターンbを点滅表示する。 (ハ)はペーパジヤムの表示で、紙づまり(ジヤムが発生した時に、ジヤム表示
パターンcを点滅させると共に、デジタル表示部aに「F」の文字を点滅表示す
る。 (ニ)はカバーオープンの表示で、ターンカバー304が開いていると、デジタ
ル表示部aに「C」の文字を点滅表示し、オプシヨントレイの動作を停止する。 (ホ)はハードウエアエラーの表示で、コントロールボード310かフイードモ
ータ325のエラーが起つた時、サービスマンコ ールパターンdを点灯すると共に、デジタル表示部aに「0」の文字を点灯表示
する。 第22図のコントロールボード310はまた、本体部からのペーパフイードス
タートと停止のコマンドによつてフイードモータ325を駆動制御するが、パル
スセンサ327からのパルス信号(クロツク信号)をカウントすることにより、
フイードモータ325の回転数を確認し、停止タイミングをコントロールする。 パルスセンサ327は、フイードモータ325の軸に取付けられたスリツト円
板の回転によりフオトセンサのLEDの光が断続されることによつてフオトトラ
ンジスタからパルス信号を出力するものである。 ここで、このオプシヨントレイ9の給紙装置の動作を第24図によつて詳細に
説明する。 給紙カセツト300内に積層して収納された多数枚の用紙301は、前述のよ
うにその給紙カセツト300をオプシヨントレイ9の収納ケース 308に挿着
すると同時に、底板355が第13図に明示したプツシヤプレート345によつ
て押上げられ、その先端部に設けたフリクシヨンパツド355dを介してフイー
ドローラ(給紙ローラ)302に押圧される。 そして、本体部からの指令(コマンド)により、フイードモータ325がフイ
ードローラ302を矢示方向に駆動回転させると、フイードローラ302と用紙
301間,用紙301の相互間,及び用紙301とフリクシヨンパツド355d
間の摩擦係数の相違により、最上層の用紙301のみを取り出し、さらにフイー
ドローラ302とパツドホルダ351に取付けられたフリクシヨンパツド303
とによつて挟持して、その摩擦力によつて重送を確実 に防止して1枚の用紙301aのみを送出し、ターンカバー304との間及び上
ガイドプレート305とペーパガイドステイ306とによつて形成される搬送路
を通して搬送ローラ(レジストローラ)39,40に当接する所定位置まで送り
込む。 この用紙301aの先端が搬送ローラ39,40の近くまで送られてきた時、
レジストセンサ171がそれを検知してメインコントローラ135に信号を送り
、それによつてメインコントローラ135がコントロールボード310にフイー
ドモータ停止指令を送る。コントロールボード310はその後パルスセンサ32
7からのパルス信号を所定数(N個)カウントした後フイードモータ325を停
止させる。 この時、搬送ローラ39,40までの給紙経路の長さより幾分余分に用紙30
1aを送り出して、その先端を搬送ローラ39,40間に確実に突き当てると共
に、図示のように若干たわみを持たせて用紙のスキユーを補正する。 また、このオプシヨントレイ9からの給紙経路は、本体の給紙トレイ13から
の給紙経路より長いため、本体内の給紙ローラ37の回転速度よりもオプシヨン
トレイ9内のフイードローラ302の回転速度を速くして、給紙開始から用紙の
先端がレジストローラ171に検出されるまでの時間が同じになるようにしてい
る。 その後、所定のタイミングで搬送ローラ39,40が起動し、給送された用紙
301aを転写部へ搬送する。この時、用紙301aの後端部は未だフイードロ
ーラ302とフリクシヨンパツド355d,303に挟まれた状態になつている
が、フイードローラ302はその軸との間にワンウエイクラツチを介装している
ため、軸が停止していても用紙の搬送方向には自由回転可能にな つており、搬送ローラ39,40によつて用紙301aを引き抜いて搬送するこ
とができる。 このように、給紙カセツト300内に2枚以上の用紙がある場合の本体側から
のコマンドとオプシヨントレイ側の標準的動作のタイミングチヤートを第26図
に示す。 なお、この例ではフイードモータ325を停止させる際に、短時間逆回転させ
てフイードローラ302のワンウエイクラツチを切り、惰性回転を防止している
。 ところで、第25図に示すように給紙カセツト300内の最終用紙を給紙する
際には、その用紙301eを底板355のフリクシヨンパツド355dによつて
直接フイードローラ302に押圧することになる。 そして、フイードローラ302の矢示方向への駆動回転により、最終用紙30
1eを前述の場合と同様に所定位置まで送出してフイードローラ302が駆動回
転を停止した後、搬送ローラ39,40によつてこの最終用紙301eを搬送す
る際の負荷が大きくなり、特にその用紙301eの後端がフリクシヨンパツド3
55d上に達したところから、フイードローラ302にフリクシヨンパツド35
5dが直接接触し始め、フイードローラ302の矢示方向の自由回転に対するブ
レーキ作用が増大し、さらに用紙301eの後端がフイードローラ302ともう
1つのフリクシヨンパツド303との間を移動し始めると、フイードローラ30
2とフリクシヨンパツド303とも直接接触し始めるため、用紙301eの引き
抜きに対する負荷が最大になる。 そのため、搬送ローラ39,40の搬送力がそれ以上に大きくないと用紙30
1eが搬送されなくなつたり、ノツキングを起し てスムーズに搬送されなくなり、作成画像にずれやゆがみを生じたりすることが
ある。殊に搬送ローラ39,40に紙粉が付着したりすると滑り易くなつて搬送
力が低下するため、このような問題が起り易くなる。 そこで、この実施例ではこの問題を解決するため、第25図に示すようにペー
パエンドセンサ320のフイラー360の先端が底板355の穴355bに落ち
込むことにより、最終用紙301eの送出を検出し、その検出信号がペーパエン
ドセンサ320からコントロールボード310に入力されると、前述の通常の場
合と同様に最終用紙310eを所定位置まで送出してフイードモータ325によ
るフイードローラ302の駆動回転を停止させた後、再び設定時間(その詳細は
後述する)だけフイードローラ302を追加駆動回転して、搬送ローラ39,4
0による最終用紙301の搬送時にその後端部がフイードローラ302とフリク
シヨンパツド355d,303の間からスムーズに抜き取れるようにする。 この給紙動作をコントロールボード310内のマイクロコンピユータ(CPU
)によつて制御する場合のハード構成を第27図に示し、その処理動作を第28
図のフローチヤートによつて説明する。 なお、第27図において、380はCPUで、後述する給紙中タイマ,ラスト
紙モータONタイマ,ラスト紙モータOFFカウンタ及びラスト紙検出フラグ用
メモリ等を含む。381はパルスセンサ327から入力するフイードモータ32
5の一定回転角度ごとに発生するパルス信号を波形整形してCPU380に出力
する波形整形回路、382はCPU380からの信号によりフイー ドモータ325を駆動するドライバ回路である。 第28図のステツプ1で本体側からのスタート指令により給紙スタートになる
と、CPU380はフイードモータ325をONにし、フイードローラ302を
回転させて用紙を給送させると同時に、CPU380内の給紙中タイマをスター
トさせる。この給紙中タイマは用紙の給送を開始してから、用紙の後端がペーパ
エンドセンサ320のフイラー360の位置を通過するまでの時間T2だけ働く
。 そして、送出された用紙の先端がレジストセンサ171をONにすると、本体
側からストツプ指令を受けてパルスセンサ327からのパルス信号のカウントを
開始し、そのカウント値がN1(用紙の先端がレジストセンサ171によつて検
出されてから搬送ローラ39,40に突き当るまでのパルス数)になると、ステ
ツプ2の給紙ストツプとなり、フイードモータ325をOFFにしてフイードロ
ーラ302の回転を停止させる。 ステツプ3では、給紙タイマがスタートしているか否かを判断し、スタートし
ていなければへ行き、スタートしていれば次にフイードローラ回転中か、ラス
ト紙検出フラグが“1”かを順次判断し、いずれかがYesであればへ行き、
いずれもNoであれば次にペーパエンドセンサ320がOFFからONになつた
かを判断して、Noであればへ行き、Yesであればラスト紙検出フラグを“
1”にすると共に、ラスト紙モータONタイマをリセツトしてスタートさせる。 したがつて、給紙カセツト内の最終用紙を送出してフイードローラ302が停
止した時には、ペーパエンドセンサ320がOFFからONになつているので上
記の処理を行なう。なお、ラスト 紙モータONタイマは、ペーパエンドセンサ320が働いてからフイードモータ
325をONにするタイミングをとるためのタイマである。 そして、ステツプ4でラスト紙モータONタイマがT1(最終用紙の後端がペ
ーパエンドセンサ320を作動させてからフリクシヨンパツド355dの後端に
達するまでの時間)になると、CPU380はフイードモータ325をONにし
てフイードローラ302を給紙方向へ駆動回転させる。 この時、ラスト紙モータOFFカウンタをリセツト・スタートして、パルスセ
ンサ327からのパルス信号をカウントさせ、ラスト紙モータONタイマをスト
ツプ・リセツトする。 その後、ステツプ5へ進んで、ラスト紙モータOFFカウンタがN(用紙の後
端がフイードローラ302とフリクシヨンパツド303との間を抜けるまでのフ
イードモータ325の回転により発生するパルス数より大きい値、例えば2倍)
以上になると、フイードモータ325をOFFにしてフイードローラ302の駆
動回転を停止させ、ラスト紙モータOFFカウンタ及び給紙中タイマをストツプ
・リセツトし、ラスト紙検出フラグを“0”にする。 ステツプ6では給紙中タイマがT2以上か否かを判断し、T2以上であれば給紙
中タイマをストツプ・リセツトし、ラスト紙検出フラグを“0”にする。 これは、用紙の給送を開始してからその後端がペーパエンドセンサ320のフ
イラー360を抜けるまでの間(時間T2)だけ、ステツプ3,4,5の処理を
行なわせるようにするためである。 これを行なわないと、給紙していない時に底板355が下げられてもペーパエ
ンドセンサ320が働き、フイードローラ302 が回転してしまうという不具合が発生する。 このように、最終用紙の給紙時にのみ、その用紙の後端がペーパエンドセンサ
320を作動させてからT1時間後に、フイードローラ302を再び駆動回転す
ることにより、搬送ローラ39,40の搬送力が低下しても、最終用紙まで正常
に搬送させることができる。 次に、上述と同様な給紙制御をマイクロコンピユータを使用せずに実現する実
施例を、第29図のブロツク図と第30図のタイミングチヤートによつて説明す
る。 給紙スタート信号がフリツプフロツプ回路383に入力すると、その出力が“
1”になつてOR回路384を介してドライバ回路382に信号を出力してフイ
ードモータ325をONにし、フイードローラ302を回転させて用紙を給送さ
せると同時に、遅延タイマ385をスタートさせ、フリツプフロツプ回路388
をリセツトする。 遅延タイマ385は、用紙の給送が開始されてからその用紙の後端がペーパエ
ンドセンサ320のフイラー360を通過するまでの時間だけ遅延して出力を“
1”にする。 そして、給送された用紙の先端がレジストセンサ171に検知されると、その
検知信号によつてカウンタ386によりパルスセンサ327からのパルス信号の
カウントを開始させる。 その後、このカウンタ386のカウント値がN1(用紙の先端がレジストセン
サ171に検知されてから搬送ローラ39,40に突き当るまでのパルス数)に
なると、その出力が“1”になつてフリツプフロツプ回路383をリセツトして
出力を“0”にする。したがつて、OR回路384の出力も“0”になつて、ド
ラ イバ382はフイードモータ325をOFFにし、フイードローラ302の回転
を停止させる。 給送された用紙が給紙カセツト300内の最終用紙の場合、その用紙の後端が
フイラー360を通過した時にペーパエンドセンサ320が働いて“1”を出力
する。この時タイマ385の出力も“1”になつているからAND回路387の
出力も“1”になり、フリップフロツプ回路388をセツトしてその出力を“1
”にする。 それによつて遅延タイマ389がスタートし、前述の実施例と同様な時間T1
だけ遅延してカウンタ390を起動し、その出力を“1”にしてOR回路384
を介してドライバ382によりフイードモータ325をONにしてフイードロー
ラ302を追加回転させると共に、そのカウンタ390がパルスセンサ327か
らのパルス信号のカウントを開始する。 そして、このカウンタ390のカウント値が前述の実施例と同様なN2になる
と、その出力が“0”になり、フイードモータ325をOFFにしてフイードロ
ーラ302の回転を停止させる。 最後に、第22図のコントロールボード310に設けられたデイツプスイツチ
372の機能について説明する。 このデイツプスイツチ372は、フリーランモード用のスイツチでこれをオン
にすることによつてオプシヨントレイ単体で給紙動作を行なうものである。 すなわち、本体部からのスタート指令がなくても、このデイツプスイツチ37
2をオンにすると、一定時間(パルスセンサ327からのパルス信号の所定カウ
ント値)だけフイードモータ325を駆動してフイードローラ302を第24図
の矢示方向へ回転 させて、給紙カセツト300内の最上層の用紙を送出させた後、フイードモータ
325を短時間逆回転させて停止させる。 その後数秒間動作を休止した後、上記の動作を繰返す。 但し、用紙はプリンタ本体への給紙時と同様に途中までしか送らないため、休
止期間中に手で取除く必要がある。 このフリーランモードを利用することにより、このオプシヨントレイをプリン
タ本体に装着しなくても、単独で動作テスト(セルフテスト)することができ便
利である。 なお、上記実施例においては、この発明をレーザプリンタに実施した例につい
て述べたが、これ以外の複写機,印刷機等の画像形成装置の給紙装置にも同様に
実施することができる。効果 以上説明したように、この発明によれば、画像形成装置において給紙装置によ
る最終用紙の給紙時でも、用紙の搬送ができなくなつたり、搬送が不円滑になつ
て作成画像がずれたりゆがんだりするようなことがなくなる。 また、最終用紙以外の給紙時には給紙ローラに底板のフリクシヨンパツドが直
接圧接することはないので、給紙ローラの自由回転に対するブレーキ力が急増し
てノツキングを起こすようなことはないから、給紙ローラを駆動停止した後に設
定時間だけ再駆動するのは、底板上の最終用紙の送出を検出したときのみにして
いる。そのため、無駄な電力の消費やフイードモータのON/OFFによる雑音
の発生、給紙ローラ駆動部品の消耗を早めるなどの問題を生ずることがない。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明を実施した画像形成装置の一例を示す外観斜 視図、 第2図は同じくその画像形成機構部及び給紙装置部を示す構成図、 第3図及び第4図は同じくそのオプシヨントレイを正面及び背面から見たそれ
ぞれ異なる斜視図、 第5図は同じくそのターンカバーの周辺部を示す斜視図、 第6図(イ)(ロ)はターンカバーを閉じた状態と開いた状態をそれぞれ示す側面
図、 第7図及び第8図は用紙搬送部におけるジヤム紙の取り出しを説明するための
取り出し前と取り出し中の異なる状態を示す一部を断面にして示す正面図、 第9図はオプシヨン給紙トレイを後部側から見た斜視図、 第10図はカセツトロツク機構を示す斜視図、 第11図(イ)(ロ)はラツチプレートとフレームの位置関係を説明するための異
なる状態を示す正面図、 第12図は第10図の矢示H方向から見た図、 第13図はオプシヨントレイのプレツシヤープレート付近を示す断面図、 第14図(イ)〜(ハ)はロツクレバーとラツチ爪の係合を説明するためのそれぞ
れ異なる段階を示す説明図、 第15図及び第16図はカセツトサイズ検知板の異なるタイプの検知板及びカ
セツトに差し込む状態を示す斜視図、 第16A図はカセツトサイズセンサとコントロールボード内の検知信号入力部
の一例を示す回路図、 第16B図はカセツトサイズセンサの検知信号の組合せとカセツトの有無及び
カセツトサイズとの関係を示す説明図、 第17図及び第18図はペーパエンドを検出する検出装置周辺をそれぞれ示す
一部を断面で示す正面図及び斜視図、 第19図及び第20図は用紙カール押え装着部付近を示す断面図及び前方の両
端に傾斜部を設けた用紙カール押えを示す斜視図、 第21図はこの実施例の本体部分の電気系の概略構成を示すブロツク図、 第22図は同じくオプシヨントレイの電気系の概略構成を示すブロツク図、 第23図(イ)〜(ホ)はオプシヨントレイに問題が発生した場合のプリンタ本体
側のエラー表示部のそれぞれ異なる表示例を示す説明図、 第24図は給紙カセツト内に用紙が沢山ある場合の給紙装置の作用を説明する
ための概略図、 第25図は同じく最終用紙を給紙する際の第24図と同様な概略図、 第26図はこの実施例による本体側からのコマンドとオプシヨントレイ側の標
準的動作のタイミング図、 第27図はこの実施例の給紙制御をコントロールボード内のCPUによつて実
現する場合のブロツク図、 第28図は同じくその処理動作を示すフロー図、 第29図はこの発明の他の実施例の給紙制御部の構成を示すブロツク図、 第30図は同じくその動作を説明するためのタイミング図である。 1…上ユニツト 2…下ユニツト 5…操作パネル 8…上部排紙トレイ 9…オプシヨントレイ 13…給紙トレイ 21…感光体 22…帯電チヤージヤ 24…レーザ書込み装置 26…現像装置 43…転写チヤージヤ 48…定着装置 135…メインコントローラ 136…キヤラクタコントローラ 300…給紙カセツト 301…用紙 302…フイードローラ(給紙ローラ) 303…フリクシヨンパツド 304…ターンカバー 308…収納ケース 310…コントロールボード 320…ペーパエンドセンサ 321…カセツトサイズセンサ 325…フイードモータ 327…パルスセンサ 332A〜332C…カセツトサイズ検知板 345…プレツシヤプレート 352…カバーセンサ 354…カセツトケース 355…底板 355d…フリクシヨンパツド 357…カセツトロツク機構

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 積層された多数枚の用紙をフリクシヨンパツドを設けた底板によつて給紙ロ
    ーラに押圧し、該給紙ローラの駆動回転により最上層の用紙を取り出し、該用紙
    をさらに前記給紙ローラとパツドホルダに取り付けられた第2のフリクシヨンパ
    ツドとによつて挟持して、用紙を搬送する搬送ローラに当接する所定位置まで送
    出した後、該用紙の後端部がまだ前記給紙ローラと前記底板のフリクシヨンパツ
    ド及び第2のフリクシヨンパツドとの間にある状態で、該給紙ローラの駆動回転
    を停止して自由回転可能にする給紙装置において、 前記底板上の最終用紙の送出を検出する手段と、該手段によつて最終用紙の送
    出が検出されたときにのみ、前記給紙ローラを前記所定の駆動回転終了後、該最
    終用紙が前記搬送ローラによつて搬送されてその後端が前記底板のフリクシヨン
    パツドの後端に達してから該給紙ローラと前記第2のフリクシヨンパツドとの間
    を抜けるまでに相当する設定時間だけ再び駆動回転させる手段とを設けたことを
    特徴とする給紙装置。

Family

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