JP2506244B2 - 生産・処理制御システム - Google Patents
生産・処理制御システムInfo
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- JP2506244B2 JP2506244B2 JP3212423A JP21242391A JP2506244B2 JP 2506244 B2 JP2506244 B2 JP 2506244B2 JP 3212423 A JP3212423 A JP 3212423A JP 21242391 A JP21242391 A JP 21242391A JP 2506244 B2 JP2506244 B2 JP 2506244B2
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- processing
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- processing unit
- production
- control system
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は生産・処理制御システ
ム、特に処理物を各工程を担当する処理ユニット間で順
次授受する生産・処理制御システムに関するものであ
る。
ム、特に処理物を各工程を担当する処理ユニット間で順
次授受する生産・処理制御システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数の工程からなる生産・処
理システムにおいて、セントラルプロセッサが各工程を
それぞれ担当する製造・処理装置を制御する集中制御方
式が知られている。この構成においては、セントラルプ
ロセッサと各工程の製造・処理装置は星型のネットワー
クにより接続され、セントラルプロセッサは全ての製造
・処理装置と通信を行なうことにより全ての工程を制御
する。
理システムにおいて、セントラルプロセッサが各工程を
それぞれ担当する製造・処理装置を制御する集中制御方
式が知られている。この構成においては、セントラルプ
ロセッサと各工程の製造・処理装置は星型のネットワー
クにより接続され、セントラルプロセッサは全ての製造
・処理装置と通信を行なうことにより全ての工程を制御
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような、従来の
集中制御方式では、セントラルプロセッサが不可欠で、
また、各製造・処理装置を、各制御装置のオプション構
成などを含めて把握した上で、全て制御しなければなら
ない。このためにセントラルプロセッサの負担が極めて
大きく、工程が多く、複雑なほどセントラルプロセッサ
に高速で高価なハードウェアおよびソフトウェアを必要
とする。
集中制御方式では、セントラルプロセッサが不可欠で、
また、各製造・処理装置を、各制御装置のオプション構
成などを含めて把握した上で、全て制御しなければなら
ない。このためにセントラルプロセッサの負担が極めて
大きく、工程が多く、複雑なほどセントラルプロセッサ
に高速で高価なハードウェアおよびソフトウェアを必要
とする。
【0004】また、工程の一部を変更したり、工程を増
減するような場合にはセントラルプロセッサの制御ソフ
トウェアを変更しなければならない。セントラルプロセ
ッサの制御ソフトウェアは、このような集中制御方式で
は大規模なものになるため、その開発、変更は容易では
ない。
減するような場合にはセントラルプロセッサの制御ソフ
トウェアを変更しなければならない。セントラルプロセ
ッサの制御ソフトウェアは、このような集中制御方式で
は大規模なものになるため、その開発、変更は容易では
ない。
【0005】本発明の課題は、以上の問題を解決し、多
数かつ複雑な工程からなるシステム構成においても簡単
安価に生産・処理制御が可能であり、システムの変更な
どにも容易に対応できる生産・処理制御システムを提供
することにある。
数かつ複雑な工程からなるシステム構成においても簡単
安価に生産・処理制御が可能であり、システムの変更な
どにも容易に対応できる生産・処理制御システムを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明においては、処理物を各工程を担当する処
理ユニット間で順次授受する生産・処理制御システムに
おいて、前記各処理ユニットを通信回線を介して直線状
に接続し、各処理ユニットにおいて、その次段の処理ユ
ニットで実行すべき処理内容を制御する制御情報を該次
段の処理ユニットに対して伝送するとともに、かつ各処
理ユニットにおいて、前段から伝送された前記制御情報
に基づいて処理物に対して所定の処理の工程を実行する
ことにより、所定単位の処理物を順次次段の処理ユニッ
トとの間で授受しつつ該処理物に対して所定の生産ない
し処理工程を実行する構成を採用した。
めに、本発明においては、処理物を各工程を担当する処
理ユニット間で順次授受する生産・処理制御システムに
おいて、前記各処理ユニットを通信回線を介して直線状
に接続し、各処理ユニットにおいて、その次段の処理ユ
ニットで実行すべき処理内容を制御する制御情報を該次
段の処理ユニットに対して伝送するとともに、かつ各処
理ユニットにおいて、前段から伝送された前記制御情報
に基づいて処理物に対して所定の処理の工程を実行する
ことにより、所定単位の処理物を順次次段の処理ユニッ
トとの間で授受しつつ該処理物に対して所定の生産ない
し処理工程を実行する構成を採用した。
【0007】
【作用】以上の構成によれば、オートメーションによる
製造システム、文書その他の処理物の取扱システムなど
処理物を各種工程の処理ユニット間で順次授受する種々
の生産・処理制御システムにおいて、集中制御方式によ
らず、各工程に対応した生産・処理制御を分散制御によ
り行なうことができる。
製造システム、文書その他の処理物の取扱システムなど
処理物を各種工程の処理ユニット間で順次授受する種々
の生産・処理制御システムにおいて、集中制御方式によ
らず、各工程に対応した生産・処理制御を分散制御によ
り行なうことができる。
【0008】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づき、本発明を
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0009】本発明では、従来の集中制御方式をとら
ず、分散制御により生産システムの各工程を担当する生
産ないし処理装置を制御する。すなわち、図1に示すよ
うに各工程を担当する処理ユニット10〜30…を通信
回線40を介して直線状(あるいはデイジーチェーン
状)に接続する。
ず、分散制御により生産システムの各工程を担当する生
産ないし処理装置を制御する。すなわち、図1に示すよ
うに各工程を担当する処理ユニット10〜30…を通信
回線40を介して直線状(あるいはデイジーチェーン
状)に接続する。
【0010】処理ユニット10〜30…は、各製造工程
において予め定められた動作を行なう。たとえば、ダイ
レクトメール発送業者などにおいて用いられているメー
ルシステムでは、便せんの折り曲げ、封筒への封入、仕
分けなどの各工程を担当する。
において予め定められた動作を行なう。たとえば、ダイ
レクトメール発送業者などにおいて用いられているメー
ルシステムでは、便せんの折り曲げ、封筒への封入、仕
分けなどの各工程を担当する。
【0011】処理ユニット10〜30…は、この工程順
に通信回線40を介して接続され、処理物(メールシス
テムにおいては封筒、便せんなど)を隣りの処理ユニッ
トに引き渡すとともに、この処理物の授受とともに、通
信回線40を介して制御情報を交換することにより、全
工程が制御される。
に通信回線40を介して接続され、処理物(メールシス
テムにおいては封筒、便せんなど)を隣りの処理ユニッ
トに引き渡すとともに、この処理物の授受とともに、通
信回線40を介して制御情報を交換することにより、全
工程が制御される。
【0012】処理ユニット10〜30…は、ほぼ同様の
内部構成を有するので、ここでは処理ユニット10を例
にこの内部構成を説明する。
内部構成を有するので、ここでは処理ユニット10を例
にこの内部構成を説明する。
【0013】処理ユニット10は、通信回線40とのイ
ンターフェースを行なう通信デバイス11、処理ユニッ
ト10の担当する工程の作業を制御するユニットコント
ローラ12、実際の作業を実行するアクチュエータとし
てのモータ15など、作業の進行を制御するため、処理
物の位置、モータ15の回転角度などを検出するセンサ
14、およびユニットコントローラ12とセンサ14、
モータ15の間で、制御情報あるいは検出情報の信号レ
ベル変換(たとえば論理電圧レベルと電流レベルの間の
変換など)を行なうデバイスコントローラ13から構成
される。
ンターフェースを行なう通信デバイス11、処理ユニッ
ト10の担当する工程の作業を制御するユニットコント
ローラ12、実際の作業を実行するアクチュエータとし
てのモータ15など、作業の進行を制御するため、処理
物の位置、モータ15の回転角度などを検出するセンサ
14、およびユニットコントローラ12とセンサ14、
モータ15の間で、制御情報あるいは検出情報の信号レ
ベル変換(たとえば論理電圧レベルと電流レベルの間の
変換など)を行なうデバイスコントローラ13から構成
される。
【0014】図2は処理ユニット10の制御回路の構成
をさらに詳細に示している。通信デバイス11は、SC
SIバスや、RS232その他の双方向通信が可能な通
信回線からなる通信回線40に対応した公知のインター
フェース回路から構成される。
をさらに詳細に示している。通信デバイス11は、SC
SIバスや、RS232その他の双方向通信が可能な通
信回線からなる通信回線40に対応した公知のインター
フェース回路から構成される。
【0015】ユニットコントローラ12は、メインコン
トローラ122、メインコントローラ122のプログラ
ム、制御定数などを格納したROM123、メインコン
トローラ122のワークエリアとして使用されるRAM
124などからなる。ただし、メインコントローラ12
2のプログラムは、ROMのみならず、磁気ディスクの
などの媒体によりメインコントローラ122に供給して
もよい。
トローラ122、メインコントローラ122のプログラ
ム、制御定数などを格納したROM123、メインコン
トローラ122のワークエリアとして使用されるRAM
124などからなる。ただし、メインコントローラ12
2のプログラムは、ROMのみならず、磁気ディスクの
などの媒体によりメインコントローラ122に供給して
もよい。
【0016】デバイスコントローラ13は、メインコン
トローラ122(あるいはそのI/Oポートなど)とセ
ンサ14、モータ15の間で電圧/電圧、電圧/電流な
どの相互のレベル変換を行なう各種インターフェースI
Cなどから構成されたデバイスドライバ回路115によ
って構成される。
トローラ122(あるいはそのI/Oポートなど)とセ
ンサ14、モータ15の間で電圧/電圧、電圧/電流な
どの相互のレベル変換を行なう各種インターフェースI
Cなどから構成されたデバイスドライバ回路115によ
って構成される。
【0017】図3は、各処理ユニット10〜30…の基
本的な制御手順を示す。この手順は、各処理ユニットの
ROM123あるいは他の記憶媒体にあらかじめ格納さ
れる。初期化動作の後、ステップS1で隣りの装置から
処理物とともに制御情報を受信し、ステップS2でその
データ解析を行ない、ステップS3であらかじめ定めら
れた手順に基づき、担当する工程の実際の作業を行な
う。
本的な制御手順を示す。この手順は、各処理ユニットの
ROM123あるいは他の記憶媒体にあらかじめ格納さ
れる。初期化動作の後、ステップS1で隣りの装置から
処理物とともに制御情報を受信し、ステップS2でその
データ解析を行ない、ステップS3であらかじめ定めら
れた手順に基づき、担当する工程の実際の作業を行な
う。
【0018】ステップS4では、工程を終了した処理物
を隣りの装置に引き渡すとともに、制御情報を送信す
る。
を隣りの装置に引き渡すとともに、制御情報を送信す
る。
【0019】以上では、制御情報と処理物を同時に授受
するよう説明したが、ある単位の処理物と制御情報を組
にして送受信するのであれば、その順序はどのようなも
のであってもよい。
するよう説明したが、ある単位の処理物と制御情報を組
にして送受信するのであれば、その順序はどのようなも
のであってもよい。
【0020】図4の例では、処理物の授受を制御情報の
交換により制御している。図4では、3つの製造工程
が、処理ユニット10〜30により実行される例で、処
理物は矢印50の方向に授受される(流れる)ものとす
る。ここでは、処理ユニット10〜30の動作を関連し
た3つのフローチャートとして示している。
交換により制御している。図4では、3つの製造工程
が、処理ユニット10〜30により実行される例で、処
理物は矢印50の方向に授受される(流れる)ものとす
る。ここでは、処理ユニット10〜30の動作を関連し
た3つのフローチャートとして示している。
【0021】各処理ユニットは、電源投入の後、ステッ
プS111、S211、S311で内部回路の初期化を
行ない、ステップS112、S212、S312で処理
物を引き渡すべき処理ユニットに処理物の引渡しが可能
かどうかを表す制御データを送信する。この制御データ
は、図中のI、IIの方向に通信回線40を介して送信さ
れる。
プS111、S211、S311で内部回路の初期化を
行ない、ステップS112、S212、S312で処理
物を引き渡すべき処理ユニットに処理物の引渡しが可能
かどうかを表す制御データを送信する。この制御データ
は、図中のI、IIの方向に通信回線40を介して送信さ
れる。
【0022】ステップS113、S213、S313で
は、実行すべき動作の解析を行ない、ステップS11
4、S214、S314において処理物の受け入れが可
能かの判定を行なう。
は、実行すべき動作の解析を行ない、ステップS11
4、S214、S314において処理物の受け入れが可
能かの判定を行なう。
【0023】処理物の受け入れが可能であれば、ステッ
プS115、S215、S315において、処理物を受
け取る相手の装置にその旨の制御データを送信する。こ
の制御データは、図中のIII、IVの方向に通信回線40
を介して送信される。なお、図4のステップS115、
ステップS312は、その隣りに処理物、および制御デ
ータを授受すべき装置がないため、空白となっている
が、隣りに処理物、および制御データを授受すべき装置
が増設されたような場合には、これらのステップが実行
される。隣りに処理物、および制御データを授受すべき
装置があるかないかの設定は、ROMの定数の変更、ス
イッチ操作、あるいはプログラム設定などにより行な
う。
プS115、S215、S315において、処理物を受
け取る相手の装置にその旨の制御データを送信する。こ
の制御データは、図中のIII、IVの方向に通信回線40
を介して送信される。なお、図4のステップS115、
ステップS312は、その隣りに処理物、および制御デ
ータを授受すべき装置がないため、空白となっている
が、隣りに処理物、および制御データを授受すべき装置
が増設されたような場合には、これらのステップが実行
される。隣りに処理物、および制御データを授受すべき
装置があるかないかの設定は、ROMの定数の変更、ス
イッチ操作、あるいはプログラム設定などにより行な
う。
【0024】ステップS116、S216、S316で
は、実際の処理物の授受および処理ユニット10〜30
の各動作がステップS113、S213、S313の動
作解析に基づいて行なわれる。
は、実際の処理物の授受および処理ユニット10〜30
の各動作がステップS113、S213、S313の動
作解析に基づいて行なわれる。
【0025】図4では、説明を容易にするため、3つの
装置の各ステップの動作を同時に説明したが、図の各ス
テップは同時に行なわれるとは限らず、各装置の動作の
進行に応じてそのタイミングは変わり得る。
装置の各ステップの動作を同時に説明したが、図の各ス
テップは同時に行なわれるとは限らず、各装置の動作の
進行に応じてそのタイミングは変わり得る。
【0026】図5は、図4の変形例を示しステップS1
12、S212、S312では処理物の授受の都合のみ
ならず、オプション制御データ、たとえば後段の装置に
対して選択すべき何種類かの加工の方法を指定するため
のデータを送信している。ここでは、オプション制御が
指定された場合には、後段の装置においてそのオプショ
ン制御に対応するオプション制御を行なわせるよう通信
が行なわれる。
12、S212、S312では処理物の授受の都合のみ
ならず、オプション制御データ、たとえば後段の装置に
対して選択すべき何種類かの加工の方法を指定するため
のデータを送信している。ここでは、オプション制御が
指定された場合には、後段の装置においてそのオプショ
ン制御に対応するオプション制御を行なわせるよう通信
が行なわれる。
【0027】ステップS113、S213、S313の
動作解析においては、オプション制御データの受信に基
づきそのオプション制御が可能であるか、また可能な場
合の制御の設定変更などための解析を行なう。その他の
構成は、図4と同じである。
動作解析においては、オプション制御データの受信に基
づきそのオプション制御が可能であるか、また可能な場
合の制御の設定変更などための解析を行なう。その他の
構成は、図4と同じである。
【0028】このような構成によれば、最初の装置に適
当なオプション制御データを与えれば、その後、順次必
要なオプション制御データが後段の装置へと伝えられ、
生産制御が実行される。
当なオプション制御データを与えれば、その後、順次必
要なオプション制御データが後段の装置へと伝えられ、
生産制御が実行される。
【0029】以上の実施例によれば、処理ユニットを通
信回線40を介して直線状に接続し、所定単位の処理物
およびその処理物の処理に関連した制御情報を処理ユニ
ット間で授受することにより各処理ユニットで各工程に
対応した生産・処理制御を分散制御により行なう構成を
採用しているので、複雑、高価なセントラルプロセッサ
を必要としないにもかかわらず、従来の集中制御方式と
同等の制御を行なえるという優れた効果がある。
信回線40を介して直線状に接続し、所定単位の処理物
およびその処理物の処理に関連した制御情報を処理ユニ
ット間で授受することにより各処理ユニットで各工程に
対応した生産・処理制御を分散制御により行なう構成を
採用しているので、複雑、高価なセントラルプロセッサ
を必要としないにもかかわらず、従来の集中制御方式と
同等の制御を行なえるという優れた効果がある。
【0030】さらに、各処理ユニットは、自己の動作を
制御するに足る制御系を持てばよく、簡単安価に実現で
きる。また、分散制御によれば、各処理ユニットにおけ
る同時制御により、高速なマルチタスク制御を実現でき
る。
制御するに足る制御系を持てばよく、簡単安価に実現で
きる。また、分散制御によれば、各処理ユニットにおけ
る同時制御により、高速なマルチタスク制御を実現でき
る。
【0031】また、本実施例の構成は従来構成に比べ拡
張性に優れており、各処理ユニットが他の処理ユニット
に対するインターフェース仕様を満たしていればシステ
ムの一部の変更、工程およびそれに対応する処理ユニッ
トの増減なども極めて容易かつ短期間で行なえる。
張性に優れており、各処理ユニットが他の処理ユニット
に対するインターフェース仕様を満たしていればシステ
ムの一部の変更、工程およびそれに対応する処理ユニッ
トの増減なども極めて容易かつ短期間で行なえる。
【0032】上記実施例では、RS232などの回線を
想定し、この処理ユニット10の前後の装置と接続する
ため通信回線40を2系統図示してある。しかし、SC
SIバスなどの場合には通信回線40はデイジーチェー
ン接続となり、各処理ユニットにはそれぞれ固有のアド
レスが設定され、このアドレスにより特定される装置と
相互に通信を行なうことになる。
想定し、この処理ユニット10の前後の装置と接続する
ため通信回線40を2系統図示してある。しかし、SC
SIバスなどの場合には通信回線40はデイジーチェー
ン接続となり、各処理ユニットにはそれぞれ固有のアド
レスが設定され、このアドレスにより特定される装置と
相互に通信を行なうことになる。
【0033】この構成では、通信回線40により直接接
続された工程上で隣りあう装置以外とも通信が可能であ
るから、ある工程におけるオプション制御が工程上で隣
りあう装置以外のオプション制御に影響を与えるような
場合でも、適切な制御を行なえるようになる。また、装
置の設置場所の都合により、工程上隣りあった装置を近
接配置できない場合でも通信回線の設置が影響を受けな
い利点もある。
続された工程上で隣りあう装置以外とも通信が可能であ
るから、ある工程におけるオプション制御が工程上で隣
りあう装置以外のオプション制御に影響を与えるような
場合でも、適切な制御を行なえるようになる。また、装
置の設置場所の都合により、工程上隣りあった装置を近
接配置できない場合でも通信回線の設置が影響を受けな
い利点もある。
【0034】本発明は、オートメーションによる製造シ
ステム、文書その他の処理物の取扱システムなど処理物
を各種工程の処理ユニット間で順次授受する種々の生産
・処理制御システムに適用できる。
ステム、文書その他の処理物の取扱システムなど処理物
を各種工程の処理ユニット間で順次授受する種々の生産
・処理制御システムに適用できる。
【0035】
【発明の効果】以上から明かなように、本発明によれ
ば、各処理ユニットにおいて、その次段の処理ユニット
で実行すべき処理内容を制御する制御情報を該次段の処
理ユニットに対して伝送するとともに、かつ各処理ユニ
ットにおいて、前段から伝送された前記制御情報に基づ
いて処理物に対して所定の処理の工程を実行することに
より、所定単位の処理物を順次次段の処理ユニットとの
間で授受しつつ該処理物に対して所定の生産ないし処理
工程を実行する構成を採用しているので、従来のような
集中制御方式を用いず、複雑高価なセントラルプロセッ
サを必要としないにもかかわらず、従来の集中制御方式
と同等の制御を行なえ、多数かつ複雑な工程制御が可能
であり、システムの変更などにも容易に対応でき、ま
た、各処理ユニットが互いに前段・次段として順次接続
された直線状の構造において、少なくとも前段のユニッ
トが次段のユニットの処理を制御することにより極めて
容易に処理の制御が可能であり、所定単位の処理物を順
次次段の処理ユニットとの間で授受しつつ処理を行なう
構成に最適な優れた生産・処理制御システムを提供する
ことができる。
ば、各処理ユニットにおいて、その次段の処理ユニット
で実行すべき処理内容を制御する制御情報を該次段の処
理ユニットに対して伝送するとともに、かつ各処理ユニ
ットにおいて、前段から伝送された前記制御情報に基づ
いて処理物に対して所定の処理の工程を実行することに
より、所定単位の処理物を順次次段の処理ユニットとの
間で授受しつつ該処理物に対して所定の生産ないし処理
工程を実行する構成を採用しているので、従来のような
集中制御方式を用いず、複雑高価なセントラルプロセッ
サを必要としないにもかかわらず、従来の集中制御方式
と同等の制御を行なえ、多数かつ複雑な工程制御が可能
であり、システムの変更などにも容易に対応でき、ま
た、各処理ユニットが互いに前段・次段として順次接続
された直線状の構造において、少なくとも前段のユニッ
トが次段のユニットの処理を制御することにより極めて
容易に処理の制御が可能であり、所定単位の処理物を順
次次段の処理ユニットとの間で授受しつつ処理を行なう
構成に最適な優れた生産・処理制御システムを提供する
ことができる。
【図1】本発明の生産・処理制御システムを示したブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】図1の処理ユニットの構造をより詳細に示した
ブロック図である。
ブロック図である。
【図3】処理ユニットの基本制御動作を示したフローチ
ャート図である。
ャート図である。
【図4】生産・処理制御システムの制御動作をより詳細
に示したフローチャート図である。
に示したフローチャート図である。
【図5】図4の制御の変形例を示したフローチャート図
である。
である。
10 処理ユニット 11 通信デバイス 12 ユニットコントローラ 13 デバイスコントローラ 14 センサ 15 モータ 20 処理ユニット 40 通信回線 115 デバイスドライバ 122 メインコントローラ 123 ROM 124 RAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−10305(JP,A) 特開 平1−276850(JP,A) 特開 平3−189855(JP,A) 特開 昭62−281008(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】 処理物を各工程を担当する処理ユニット
間で順次授受する生産・処理制御システムにおいて、 前記各処理ユニットを通信回線を介して直線状に接続
し、各処理ユニットにおいて、その次段の処理ユニットで実
行すべき処理内容を制御する制御情報を該次段の処理ユ
ニットに対して伝送するとともに、 かつ各処理ユニットにおいて、前段から伝送された前記
制御情報に基づいて処理物に対して所定の処理の工程を
実行することにより、 所定単位の処理物を順次次段の処理ユニットとの間で授
受しつつ該処理物に対して所定の生産ないし処理工程を
実行する ことを特徴とする生産・処理制御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3212423A JP2506244B2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 生産・処理制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3212423A JP2506244B2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 生産・処理制御システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0553620A JPH0553620A (ja) | 1993-03-05 |
JP2506244B2 true JP2506244B2 (ja) | 1996-06-12 |
Family
ID=16622349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3212423A Expired - Lifetime JP2506244B2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 生産・処理制御システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2506244B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6907711B2 (en) | 2001-07-09 | 2005-06-21 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Sheet package producing system, sheet handling device, and fillet folding device |
JP7083268B2 (ja) * | 2018-03-30 | 2022-06-10 | パナソニック デバイスSunx株式会社 | マルチコントローラシステム |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61152354A (ja) * | 1984-12-25 | 1986-07-11 | Nec Corp | 製造システム |
JPS62281008A (ja) * | 1986-05-30 | 1987-12-05 | Toshiba Corp | シ−ケンス制御システム |
JPS6410305A (en) * | 1987-07-03 | 1989-01-13 | Mitsubishi Electric Corp | Decentralized control system for programmable controller |
JP2650961B2 (ja) * | 1988-04-28 | 1997-09-10 | 株式会社日立製作所 | 分散制御ネットワークの制御方法 |
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-
1991
- 1991-08-23 JP JP3212423A patent/JP2506244B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH0553620A (ja) | 1993-03-05 |
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