JP2505607Y2 - セグメント把持装置 - Google Patents

セグメント把持装置

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JP2505607Y2 JP10589790U JP10589790U JP2505607Y2 JP 2505607 Y2 JP2505607 Y2 JP 2505607Y2 JP 10589790 U JP10589790 U JP 10589790U JP 10589790 U JP10589790 U JP 10589790U JP 2505607 Y2 JP2505607 Y2 JP 2505607Y2
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尚輝 上田
明宏 東出
義光 熊尾
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Obayashi Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、セグメント把持装置に関する。
《従来の技術》 周知のように地下坑道の構築工法としてシールド工法
があり、この種の工法の一種として、シールド掘進機で
掘削された地山に、セグメントを環状に組立てる方法が
ある。
このような工法でセグメントを環状に組立てるときに
は、分割されたセグメントがかなり重く、セグメントを
既設のものと連結するためには、地山の天井部などに持
ち上げる必要があるので、旋回移動するエレクタ装置が
用いられ、セグメントの連結には一般的にボルトナット
が採用されている。
また、セグメントを把持するためにエレクタ装置には
セグメント把持装置が設けられている。
このような用途に用いられるセグメント把持装置とし
ては、例えば、実開昭60−195400号公報に開示されたも
のがある。
この公報に示されているセグメント把持装置は、第6
図に示すように、セグメント中央部に円形孔の外周に角
形突出孔を設けた係合孔1を形成しておき、この係合孔
1に把持装置の係合フック2を挿入して、フック2を同
図に点線で示すように、90°回転させることにより、孔
1とフック2とを係合させてセグメントを把持してい
る。
しかしながら、このような係合構造によるセグメント
把持装置には、以下に説明する技術的課題があった。
《考案が解決しようとする課題》 すなわち、上記構成の係合構造では、係合フック2の
外径は、これを係合孔2に挿入するためには、係合孔2
よりも小さくしなければならない。
ところが、このように係合フック2の外径を係合孔1
よりも小さくすると、フック2を回転させてセグメント
を把持して持ち上げると、重量バランスなどの関係で、
フック2が係合孔1の一方に偏ったりして、同じ状態で
セグメントを把持することが困難であった。
このため、セグメントを把持して、エレクタ装置で組
付けるときに、連結用のボルトナットの装着に手間取る
という問題があった。
この考案は、このような従来の問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、セグメントを
同じ状態で正確に把持できるセグメント把持装置を提供
することにある。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するために、本考案は、旋回移動する
エレクタ装置に支持され、セグメントに設けられた孔部
に回動することにより係合するフックを有するセグメン
ト把持装置において、前記孔部は前記フックと係合する
部分にその中心軸の上方に向かって縮径するテーパ面を
有し、前記フックは下方に向けて拡径し、かつ、前記テ
ーパ面と傾斜角度が同じ傾斜面が設けられた係合突起部
を有することを特徴とする。
《作用》 上記構成のセグメント把持装置によれば、セグメント
に設けられた孔部には、上方に向けて縮径したテーパ面
が設けられ、係合フックには、このテーパ面と摺接下方
に向けて拡開する傾斜面が設けてあるので、係合フック
を孔部に挿入して回転させて、フックと孔部とを係合さ
せた状態で、セグメントを持ち上げる、孔部に挿入され
た係合フックの状態にかかわらず、傾斜が同じ角度のテ
ーパ面と傾斜面との摺接により、セグメントはフックと
孔部との中心軸が一致する方向に移動して、同じ位置に
位置決めされる。
《実施例》 以下、この考案の好適な実施例について添付図面を参照
にして詳細に説明する。
第1図から第5図は、この考案にかかるセグメント把
持装置の一実施例を示している。
同図に示す把持装置は、旋回移動する図外の公知のエ
レクタ装置に支持されるフレーム10と、フレーム10の下
部に固設されたガイド筒12と、ガイド筒12の内部に設け
られた筒体14と、筒体14の内部を上下に仕切る上,下隔
壁16,18と、上隔壁16とフレーム10との間に設けられた
上下移動用ジャッキ20とを備えている。
上下移動用ジャッキ20は、本体部が上記フレーム10側
に固定され、伸縮プランジャ21が上隔壁16の上面に枢着
されている。
そして、下隔壁18上には、チャックジャッキ22が設け
られている。
また、下隔壁18には、これを貫通するようにしてフッ
ク24が回動可能に固設されている。
上記チャックジャッキ22の伸縮プランジャ26には、フ
ック24の外周に設けられたアーム28がピン30を介して枢
着されている。
上記フック24は、円筒状の軸部24aと、この軸部24aの
外周の対向位置に固設された一対の係合突起部24bとを
備えている。
各係合突起部24bの平面形状は略扇形に形成され、そ
の上面側に軸部24aの中心軸上を指向し、下方に向けて
拡開する傾斜面24cがそれぞれ設けられている。
一方、セグメント32には、孔部34が設けられている。
この実施例では、孔部34は、セグメント32に穿設され
た孔に筒状の金具34aを装着して形成されており、金具3
4aの上端には、対向する位置に1/4リング状の凸部34bが
固設され、この突起34bに下面には、孔部34の中心軸上
を指向し、上方に向けて縮径する上記傾斜面24cと実質
的に同じ角度のテーパ面34cが設けられている。
そして、上記軸部24aの直径は、孔部34の凸部34bの内
周径よりも小さくなっており、また、突起部24bの外周
径は、金具34aの内周径よりも小さくなっている。
以上のように構成されたセグメント把持装置では、図
外のセグメント供給装置により所定の位置、すなわち、
フック24の直下位置にセグメント32が供給されと、上下
移動用ジャッキ20が伸長駆動れ、筒体14がガイド筒12の
内面に案内されて下降する。
この筒体14の下降に伴なってフック24も下降し、フッ
ク24の突起部24bと孔部34の凸部34b間の間隙とが一致し
ている場合には、そのまま下降が続行されるが、これら
が不一致の場合には、突起部24bと凸部34bとが接触した
状態でチャックジャッキ22が駆動され、フック24を回転
させることにより、突起部24bを凸部34b間の間隙部に一
致させて、突起部24bの下面が金具34aの底面に着底する
まで上下移動ジャッキ20による下降操作が行われる。
この場合、突起部24bと凸部34b間の間隙とが一致して
いるか否かや、突起部24bの着底状態は、目視ないしは
上下移動用ジャッキ22の駆動抵抗を検出して判断され
る。
そして、突起部24bが金具34aの内底面に着底すると、
チャックジャッキ22が駆動され、フック24が第5図に示
す位置から90°回転させられる。
次いで、上下移動ジャッキ20が収縮駆動され、これに
よりセグメント32は、突起部24bと凸部34bとの係合によ
り持ち上げられる。
このとき、上下移動ジャッキ20の収縮により、フック
24が上方に移動し、その傾斜面24cと孔部34のテーパ面3
4cとが摺接するが、これらの傾斜角度が同一になってい
るので、フック24の軸部24aの中心軸と孔部34の凸部34b
との中心軸との間にズレがあると、セグメント32はこれ
らの中心軸が一致する方向に移動し、同じ位置に位置決
される。
そして、このようにして把持されたセグメント32は、
この状態を維持しつつ図外のエレクタ装置により所定の
位置に組付けられることになる。
なお、上記実施例では、フック24と孔部34とをそれぞ
れ1個づつ設けたものを例示したが、セグメント32に対
するバランスを考慮すれば、これらの組合せを2以上と
することも可能である。
《考案の効果》 以上実施例で説明したように、この考案にかかるセグ
メント把持装置によれば、セグメントの把持状態が常時
一定した位置に維持されるので、ボルトナットによる組
付け能率が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるセグメント把持装置の正面説明
図、第2図は同装置のフックと孔部とを係合させた状態
の正面図、第3図は第2図の側面図、第4図は第2図の
IV−IV矢視図、第5図は同装置のフックと孔部との関係
の説明図、第6図は従来のフックと孔部との関係の説明
図である。 24……フック 24b……突起部 24c……傾斜面 34……孔部 34b……凸部 34c……テーパ面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 熊尾 義光 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町1丁目1番 1号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (56)参考文献 実開 昭60−195400(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】旋回移動するエレクタ装置に支持され、セ
    グメントに設けられた孔部に回動することにより係合す
    るフックを有するセグメント把持装置において、前記孔
    部は前記フックと係合する部分にその中心軸の上方に向
    かって縮径するテーパ面を有し、前記フックは下方に向
    けて拡径し、かつ、前記テーパ面と傾斜角度が同じ傾斜
    面が設けられた係合突起部を有することを特徴とするセ
    グメント把持装置。
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