JP2505521Y2 - つり下げ装置 - Google Patents

つり下げ装置

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JP2505521Y2
JP2505521Y2 JP4123092U JP4123092U JP2505521Y2 JP 2505521 Y2 JP2505521 Y2 JP 2505521Y2 JP 4123092 U JP4123092 U JP 4123092U JP 4123092 U JP4123092 U JP 4123092U JP 2505521 Y2 JP2505521 Y2 JP 2505521Y2
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勉 堀江
正勝 市原
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株式会社コパル
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はつり下げ装置に係り、特
に現像処理途中の多数のフィルムをつり下げ状態にして
おき一時的に保持するつり下げ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、写真処理装置において、多数
のフィルムをつり下げ状態にしておき一時的に保持する
つり下げ装置が用いられており、所謂鰐口を天井などか
ら吊り下げておき、この鰐口により現像処理工程中のフ
ィルム上端を把持したつり下げ状態にしておきフィルム
乾燥などを行うようにしている。このような鰐口を用い
ると、歯跡がくっきりとフィルムに残ってしまい写真処
理装置におけるフィルム自動搬送に支障を来す欠点と、
片手で鰐口を広げてから片方の手でフィルムを入れなけ
ればならないことから両手がふさがる不具合がある。こ
のような事情から、種々の「フィルム吊り下げ装置」が
従来より提案されている。
【0003】例えば、実開平3−80435号公報の
「吊り下げ装置」によれば、本体フレーム部を形成する
ハンガの上端部位において3本のシャフトを固設してお
き、これらのシャフトによりプーリを回転自在に取り付
けるとともにエンドレスベルトを各プーリ間に掛け渡す
状態に保持してから、エンドレスプーリにおいて把持組
立体である多数のクリップアッセンブリをつり下げ状態
に設けておき、各クリップアッセンブリを用いて多数の
現像処理済のフィルム上端を把持する状態にしてつり下
げるようにしておき、エンドレスベルトの所定移動に伴
い所望のフィルム任意に取り出せるようにする提案がな
されている。
【0004】この提案になるクリップアッセンブリは、
バネ性を有するバネ板材料を所定形状に加工したものを
使用して、一対の挾持部材が常時圧接状態になるように
構成したものであり、各挾持部材間にフィルムとDP袋
などの上端を把持する状態にしてつり下げる状態にする
ためには、クリップアッセンブリの挾持部材間にフィル
ムなどを下方から上方に向けて差し込むようにする一
方、クリップアッセンブリから取り外す際には下方に引
き抜けば良いようにできるものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
提案において用いられるクリップアッセンブリは、クリ
ップアッセンブリの挾持部材間において常時圧接力が作
用していることから、差し込み並びに引き抜き時にフィ
ルム吊り下げ面に傷がつき易い問題点があった。そこ
で、圧接力を小さくして傷が付きにくくするとともに差
し込み並びに引き抜き力も同時に小さく設定しようとす
ると、挾持部材間の挾持力を十分に確保できなくなり、
外部振動などが作用すれば簡単にフィルムが落下するこ
とが予想される。
【0006】したがって、本考案のつり下げ装置は上述
した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とす
るところは、フィルム吊り下げ面に傷がつきにくく、ク
リップアッセンブリである把持組立体に対する差し込み
並びに引き抜き力を小さくして操作性を向上でき、かつ
フィルムが容易に落下することのないつり下げ装置を提
供することにある。
【0007】また、本考案の別の目的は上記目的に加え
て、所定単位にまとめられた複数のフィルムを本体フレ
ーム部から容易に交換自在可能にすることにある。
【0008】そして、本考案の別の目的は上記目的に加
えて、把持組立体に対するフィルムの差し込み並びに引
き抜動作を容易にすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために本考案のつり下げ装置は以下の構成
を備える。即ち、複数のフイルムを個別毎につり下げ保
持するつり下げ装置であって、設置面上の任意方向に移
動自在にするためのキャスターを底部に設けるとともに
所定高さにおいて対向する一対の傾斜部を形成してなる
本体フレーム部と、傾斜部の上端側と下端側に夫々架設
される一対のブリッジ部材と、プリッジ部材間に保持さ
れるホルダ部材と、ホルダ部材の長手方向に沿うように
等間隔かつ揺動自在に支持される把持組立体であって、
基部から上方に向かう傾きを有してなり、先端面が互い
に向かい合わされるように配設される多数の弾性突起部
を有した一対の弾性体を内蔵してなる把持組立体とを具
備する。
【0010】また、好ましくは、ホルダ部材はホルダ部
材単位で本体フレーム部から着脱して交換自在可能に構
成している。
【0011】
【作用】上述の構成により、つり下げ装置を設置面上の
任意方向に移動自在にするとともに、本体フレーム部の
傾斜部の上端側と下端側に夫々架設される一対のブリッ
ジ部材においてホルダ部材を保持し、ホルダ部材の長手
方向に沿うように等間隔かつ揺動自在に支持される把持
組立体に内蔵される一対の弾性体が所定変形することに
より、差し込み並びに引き抜き力を小さくするととも
に、フィルムの落下防止をするように働く。
【0012】また、ホルダ部材の上端の掛止状態を解除
し、下端を下中継部材から取り出して、ホルダ部材単位
で本体フレーム部から着脱して交換自在可能にする。
【0013】
【実施例】以下に、本考案のつり下げ装置の好適な実施
例について、添付図面を参照しながら説明する。
【0014】図1は実施例のつり下げ装置の左側面図で
あり、図2はつり下げ装置の正面図である。両図におい
て、つり下げ装置の本来的な機能は図中の二点鎖線で示
されたフィルムFと自動写真処理装置の搬送用に設けら
れたリーダLを接着したものであって、現像処理を終え
た状態のものを多数吊しておき、乾燥を待つために使用
されるものである。
【0015】このために、本体フレーム1は図示のよう
な略「S」字状の側面形状にパイプ材料などを曲げ加工
して形成されるとともに、後述する把持組立体であるク
リップ10を用いてフィルムFのつり下げ面を把持した
状態において、本体フレーム1の傾斜部1dの最下位置
に設けられたクリップ10を用いてフィルムFをつり下
げる状態において、フィルム下端が設置床面Y上から離
れる位置になるように全高Hが設定されている。
【0016】また、この本体フレーム1の基部1aには
設置面Y上の任意方向に移動自在にするためのキャスタ
ー6が4隅の底部に設けられるとともに、操作し易い所
定高さにおいて対向する一対の傾斜部1dが形成されて
いる。この傾斜部1dの上端の間には上中継部材4がネ
ジなどを用いて固定される一方、傾斜部1dの下端の間
には下中継部材5がネジなどを用いて固定されている。
また、傾斜部1dの下方から延びる上垂直部1cは途中
において上記の傾斜部1dとは逆の傾斜角度で曲げられ
ており、下傾斜部1eに連続して下垂直部1bを形成し
ている。この下垂直部1bの下端においてジョイント3
を介して基部1aの垂直部に対して接続されている。ま
た、横部材7を所定箇所に固定してジョイント3ととも
に左右のフレームを接合するようにして現場での組立作
業も可能にしている。
【0017】次に、図3は上方中継部材4と下方中継部
材5により保持されるとともに着脱自在に構成されるホ
ルダ部材2の側面図であって、図中の二点鎖線で示した
本体フレーム1の傾斜部1dに対してその長手方向が沿
うように設けられるものである。 本図においてホルダ
部材2の長手方向に沿うように等間隔に孔部2dが穿設
されており、クリップ10が揺動自在に支持されてい
る。このホルダ部材2の上端には上述の上方中継部材4
に対して掛止される長溝部2aと、下方中継部材5に対
して潜入可能なように端部において長溝部2bが夫々形
成されており、この内長溝部2a側には掛止体9が設け
られており、この機構の押圧操作により上方中継部材4
に対する掛止状態と掛止状態の解除を可能にしている。
このように、ホルダ部材2において多数のフィルムFを
吊り下げる状態にすることで、ホルダ部材2単位での取
り出しが可能となる。次に、図4の掛止体9とホルダ部
材の要部断面図において、掛止体9にはホルダ部材2の
長溝部2aに対して潜入する形状を有した掛止爪9aと
ニゲ穴部9bが図示のように加工形成されている。ま
た、ホルダ部材2の内側において固定されたブラケット
2kの案内孔部2eには頭部11aを一体形成したホル
ダ部材11が摺動自在に設けられる一方、このホルダ部
材11の先端部は掛止体9のネジ部9cに螺合されるよ
に構成されており、このホルダ部材11の廻りにコイル
バネ8を設けている。以上の構成により、掛止体9は図
示の状態に常時付勢される結果、上方中継部材4に対す
る掛止状態を保持できる。また、この掛止状態を解除す
るためには、掛止体9を図中の二重矢印方向に押圧して
ニゲ穴部9bが長溝部2aの位置に移動させてから取り
外せば良い。
【0018】以上説明のクリップ10はフィルムFの吊
り下げ面に傷がつきにくく、しかも差し込み並びに引き
抜き力を小さくできて操作性を向上でき、かつフィルム
が容易に落下することを防止する特殊機構が内蔵されて
いる。
【0019】図5はクリップ10の要部断面図、図6は
クリップ10の要部を破断して示した正面図であり上述
のホルダ部材2の孔部2eにおいて回動自在に保持され
ている様子を示している。両図において、クリップ10
は樹脂成形される主部11と副部12と、図示のように
互いに対向して内蔵される一対のネオプレンゴム製の弾
性体13とから構成されるものである。
【0020】この弾性体13は図示のように、基部13
aから上方に向かう傾きを有するとともに、先端面が互
いに向かい合わされるように当接または所定間隔を保持
して配設される多数の弾性突起部13pを一体形成して
いる。
【0021】以上の弾性体13を内蔵したクリップ10
の開口部11e,12eを介して図5に示される矢印K
方向からフィルムFとリーダLの差し込みを行うと、弾
性突起部13pは先ず差し込み方向に倒れるように移動
する。その後、差し込みを解除すると、各弾性突起部1
3pが下方に倒れるのに合い前後して各弾性突起部13
pを圧縮しようとする分力が、フィルムFとリーダLの
自重により発生する。この結果、フィルムFとリーダL
の落下防止が効果的に図られる。そして、引き抜をする
際には、軽い力で容易に引き出すことができる。
【0022】以上説明のクリップ10は、図6に示され
るようにホルダ部材2の孔部2eに対して揺動可能に保
持される突起部11aが一対分一体形成されており、図
中の矢印E方向に撓ませることで簡単に装着可能にして
いる。また、クリップ10の側面にはホルダ部材2に対
して所定角度に保持する規制部11cがさらに設けらて
おり、図1に示したように各クリップ10間において所
定間隔を保持可能にして乾燥の風通りを良くしている。
【0023】なお、このクリップ10は図7に示される
ように、主部11に設けられた掛止孔部11fに対して
副部12に形成された突起部12gの嵌合面12fが嵌
合するように形成しておき、一対の弾性体13を底部1
1d,12dに対して夫々セットしてから組み立て可能
に構成されている。このために、自動組立が容易であ
る。
【0024】
【考案の効果】以上説明のように、本考案によれば、フ
ィルム吊り下げ面に傷がつきにくく、クリップアッセン
ブリである把持組立体に対する差し込み並びに引き抜き
力を小さくして操作性を向上でき、かつフィルムが容易
に落下することを防止できるつり下げ装置を提供でき
る。
【0025】また、所定単位にまとめられた複数のフィ
ルムを本体フレーム部から容易に交換自在にできるつり
下げ装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のつり下げ装置の左側面図である。
【図2】つり下げ装置の正面図である
【図3】ホルダ部材の正面図である。
【図4】掛止体9の要部破断図である。
【図5】クリップ10の要部破断図である。
【図6】クリップ10の要部破断図である。
【図7】クリップ10の分解図である。
【符合の説明】
1 本体フレーム部、 2 ホルダ部材、 3 ジョイント、 4 上方中継部材(ブリッジ部材)、 5 下方中継部材(ブリッジ部材)、 9 掛止体、 10 クリップ(把持組立体)、 13 弾性体である。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のフイルムを個別毎につり下げ保持
    するつり下げ装置であって、 設置面上の任意方向に移動自在にするためのキャスター
    を底部に設けるとともに所定高さにおいて対向する一対
    の傾斜部を形成してなる本体フレーム部と、 前記傾斜部の上端側と下端側に夫々架設される一対のブ
    リッジ部材と、 該プリッジ部材間に保持されるホルダ部材と、 該ホルダ部材の長手方向に沿うように等間隔かつ揺動自
    在に支持される把持組立体であって、基部から上方に向
    かう傾きを有してなり、先端面が互いに向かい合わされ
    るように配設される多数の弾性突起部を有した一対の弾
    性体を内蔵してなる前記把持組立体と、 を具備することを特徴とするつり下げ装置。
  2. 【請求項2】 前記ホルダ部材はホルダ部材単位で前記
    本体フレーム部から着脱して交換自在可能に構成したこ
    とを特徴とする請求項1に記載のつり下げ装置。
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