JP2505242Y2 - 地中埋設用枠体 - Google Patents

地中埋設用枠体

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JP2505242Y2
JP2505242Y2 JP1989103590U JP10359089U JP2505242Y2 JP 2505242 Y2 JP2505242 Y2 JP 2505242Y2 JP 1989103590 U JP1989103590 U JP 1989103590U JP 10359089 U JP10359089 U JP 10359089U JP 2505242 Y2 JP2505242 Y2 JP 2505242Y2
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upper frame
frame
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政 小島
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旭テック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、例えば水道用仕切弁等の地中埋設物を地上
で操作する際に用いられる地中埋設用枠体に関する。
《従来の技術》 従来、この種の地中埋設用枠体(以下、枠体という)
としては、実公昭58−42545号公報に開示されたものが
知られている。
第3図は、上記公報に開示された枠体であって、水道
用仕切弁等の埋設物を収容しているベースaの上部開口
端縁位置に、台座30が載置され、その台座の上に外周壁
におねじ31を有する内筒32が固定されている。この内筒
32の周りには、内周壁にめねじ33を有する外筒34が螺着
されている。
外筒34の上端に一体に設けられているフランジ35の上
端には、上面開口に開閉蓋36を有する上枠37が載置され
ているとともに、この上枠37の底壁38とフランジ35とは
ボルト・ナットからなる固定部材39により固定されてい
る。
上記構成の枠体においては、上枠37を左右いずれかの
方向に回動させると、外筒34が一緒に回動してその軸方
向に上下動し、上枠37の上面位置を地表面GLに合せるこ
とができる。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、上記従来の枠体にあっては、上枠37と
外筒34が外筒上端から外方へ延びるフランジ35を利用し
て接続されているため、フランジの下方が死角となっ
て、土砂やアスファルトによる埋戻しが不十分になると
いう問題点があった。すなわち、第3図にAで示される
フランジ下方部分の埋戻しが不十分であると、ここに空
隙が存在するため、後に地表面を自動車等が通過した際
に、上枠の周りが地盤沈下するという問題点があった。
また、フランジ35と上枠37との固定は、ボルト・ナッ
トにより固定されているため、上枠を回動して外筒34を
回動させる際に、ボルトに大きな剪断力が加わり、ボル
トを破損させるおそれがあった。
本考案は、上記問題点を解決するためになされたもの
であて、その目的は、埋戻し不足が生じるおそれがな
く、しかも外筒の回動を安全に行なうことができる枠体
を提供することにある。
《課題を解決するための手段》 本考案は、上記目的達成のために、水道用仕切弁等の
地中埋設物を受け入れ、外周壁におねじを有する内筒
と、前記おねじに螺着されるめねじを内周壁に有する外
筒と、この外筒の上端部に接続され、上面開口に開閉蓋
を有する上枠とからなり、前記外筒を回動させて前記上
枠の上面を地表面と一致させるようにした地中埋設用枠
体において、 前記外筒と上枠の接続は、外筒上部を前記上枠の下端
部に挿入し、その上枠の下端部と外筒上部とを凹凸嵌合
させて円周方向の相対回動を阻止させるとともに、前記
挿入により上枠と外筒が重なり合う部分に固定部材を取
付けたことを特徴としている。
《作用》 上記構成において、上枠の側壁部は外筒に向って縮径
するテーパ状に形成されているから、上枠下方に埋戻し
の際の死角が発生しない。
また、上枠と外筒とは上枠下端部と外筒上部に設けら
れたリブとが凹凸嵌合により円周方向の相対回転が阻止
されているので、上枠を回動する際に、外筒と上枠とを
接合する固定部材に剪断力を与えることがない。
《実施例》 以下、本考案に係る枠体の一実施例を図面に基づいて
説明する。
第1図は本考案に係る枠体1の縦断面図であって、内
筒2は水道用仕切弁等の埋設物を収容したベースaの上
部に載置固定されている。この内筒2は、下部がベース
aの開口端縁に一致するようにらっぱ状を呈するととも
に、その上部は外周壁におねじ3を有する円筒状を呈し
ている。
外筒4も円筒状に形成され、その内周壁に上記おねじ
3に対応しためねじ5を有する。その上端部近傍の外周
には、第2図に示されるように、円周方向の等間隔に切
欠部6を有するリブ7が設けられている。
上枠8は、周知のマンホール蓋と同様に上面9の開口
に開閉蓋10が設けられているとともに、上枠の下端部に
は上記外筒4の上端部を内側に押入することのできる筒
11が垂設されている。この筒11の下端には、上記切欠部
6に対応した凸起部12が設けられており、この凸起部12
が切欠部6と噛合った状態でリブ7上に支持されてい
る。また、上枠8の側壁12の下側部は、筒11側(外筒4
側)に向って縮径するテーパ状13に形成されている。
図中14は固定部材であって、筒11およびこれと重なり
合っている外筒4の上端部とに設けられた貫通孔15に挿
入されるボルト14aと、これに螺着されるナット14bとか
ら成る。なお、筒11と外筒4の貫通孔15は、切欠部6と
凸起部12とが噛合ったときに合致する位置に予め開けら
れている。
以上の実施例による枠体1をベースaにセットするに
は、先ず、内筒2をベースaに植込まれたボルト(図示
せず)により固定し、次いでこの内筒2に、上枠8を接
続固定した外筒4を螺着する。
上枠8と外筒4の接続は、上枠8の筒11に外筒4の上
端部をに挿入し、かつ筒11の下端に設けられた凸起部12
を外筒4の上部に設けられたリブ7の切欠部6に嵌入す
る。このとき、合致した外筒4と筒11の貫通孔15にボル
ト14aを挿入してナット14bで締付ける。これにより、筒
11と外筒4とは相対回動が阻止された状態で接続され
る。
このように、凸起部12を切欠部6に挿入するだけで貫
通孔15が合致してボルト14aを挿入できるので、現場に
おいても極めて容易に組立作業ができる。
そして、上枠8を回動してその上面を地表面GLと一致
させたのち、土砂等によって枠体1の周りの埋戻しが行
なわれるが、凸起部12が切欠部6と噛合っているので、
上枠8の回動力がボルト14aに剪断力を与えることなく
外筒4を回動させることができる。
また、埋戻しの際は、枠体8の側壁部の下部13はテー
パ状に形成されているため、枠体8の下方に土砂等の埋
戻し材料を、空隙を生ずることなく、充填することがで
きる。したがって、後に自動車等が地表面GLを通過する
際に加わる振動等によって、枠体8の周りが沈下すると
いう不都合は防止される。
さらに、路面工事等により、地表面の高さが変化した
際に上枠8の上面位置を調整するには、上枠8の周りの
土砂等の充填物を除去して上枠周りに空間を作り、次い
で上枠8を回動させる。この回動の際、外筒4の下方は
地中にあるため抵抗が非常に大きいから、上枠8には大
きな回動力を加える必要がある。したがって上枠8に加
えられる大きい回動力は外筒4にも伝達されるがこの伝
達は凸起部12と切欠部6との噛合によって行なわれる。
このためボルト14aには過大な剪断力が与えられること
がないので、ボルト14aが切断されるという不都合は生
じない。
なお、上述の実施例では、凸起部12を筒11に、切欠部
6をリブ7に設けたが、これらを逆にしても同様であ
る。
《考案の効果》 本考案に係る枠体は、上枠と外筒とを回動を阻止して
接続してあるので、上枠を回動しても固定部材に破損・
亀裂等を生じさせないことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る枠体の一実施例を示す縦断面図、
第2図は外筒と上枠との接続部分の詳細図、第3図は従
来の枠体の縦断面図である。 1……地中埋設用枠体(枠体)、2……内筒、3……お
ねじ、4……外筒、5……めねじ、6……切欠部、7…
…リブ、8……上枠、10……開閉蓋、12……側壁部、13
……テーパ、14a……ボルト(固定部材)、14b……ナッ
ト(固定部材)。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水道用仕切弁等の地中埋設物を受け入れ、
    外周壁におねじを有する内筒と、前記おねじに螺着され
    るめねじを内周壁に有する外筒と、該外筒の上端部に接
    続され、上面開口に開閉蓋を有する上枠とからなり、前
    記外筒を回動させて前記上枠の上面を地表面と一致させ
    るようにした地中埋設用枠体において、 前記外筒と上枠の接続は、外筒上部を前記上枠の下端部
    に挿入し、その上枠の下端部と外筒上部とを凹凸嵌合さ
    せて円周方向の相対回動を阻止させるとともに、前記挿
    入により上枠と外筒が重なり合う部分に固定部材を取付
    けたことを特徴とする地中埋設用枠体。
JP1989103590U 1989-09-04 1989-09-04 地中埋設用枠体 Expired - Fee Related JP2505242Y2 (ja)

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JPH0342858U JPH0342858U (ja) 1991-04-23
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JPS6150869U (ja) * 1984-09-07 1986-04-05

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