JP2505148Y2 - 蛇口取付け型節水具 - Google Patents
蛇口取付け型節水具Info
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- JP2505148Y2 JP2505148Y2 JP1992049167U JP4916792U JP2505148Y2 JP 2505148 Y2 JP2505148 Y2 JP 2505148Y2 JP 1992049167 U JP1992049167 U JP 1992049167U JP 4916792 U JP4916792 U JP 4916792U JP 2505148 Y2 JP2505148 Y2 JP 2505148Y2
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- ring
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、蛇口(瞬間湯沸器等の
蛇口も含む)に取付けて節水を行うことが可能な蛇口取
付け型節水具に関する。
蛇口も含む)に取付けて節水を行うことが可能な蛇口取
付け型節水具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水道水を使用する場合には、その
オンオフを行う必要からストップバルブが設けられた蛇
口が使用されている。従来の蛇口(16〜19mmφ)
は比較的口径が大きく、これによって大量の水を浪費し
ている。そこで、一部においては、蛇口を絞りながら節
水を行うことが行われている。
オンオフを行う必要からストップバルブが設けられた蛇
口が使用されている。従来の蛇口(16〜19mmφ)
は比較的口径が大きく、これによって大量の水を浪費し
ている。そこで、一部においては、蛇口を絞りながら節
水を行うことが行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、蛇口を
絞りながら水道を使用するのは操作する毎に絞り量が異
なり、更には絞り量を考慮しながら水を出す必要がある
ので、極めて手間であるという問題点があった。そこ
で、水道蛇口の出口付近の口径を部分的に小さくする
と、確かに水の量は減少するが、水の流れが極めて早く
なって飛び散り使用しにくいという問題点があった。ま
た、蛇口の手前にバルブを付けて流水量を減らすと、蛇
口からの水勢が衰え、使用に差支えがあるという問題点
があった。本考案はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、水の勢いを減少させず、しかも節水を行うことがで
きる蛇口取付け型節水具を提供することを目的とする。
絞りながら水道を使用するのは操作する毎に絞り量が異
なり、更には絞り量を考慮しながら水を出す必要がある
ので、極めて手間であるという問題点があった。そこ
で、水道蛇口の出口付近の口径を部分的に小さくする
と、確かに水の量は減少するが、水の流れが極めて早く
なって飛び散り使用しにくいという問題点があった。ま
た、蛇口の手前にバルブを付けて流水量を減らすと、蛇
口からの水勢が衰え、使用に差支えがあるという問題点
があった。本考案はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、水の勢いを減少させず、しかも節水を行うことがで
きる蛇口取付け型節水具を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の蛇口取付け型節水具は、先端にリング状膨出部を
備えた蛇口に装着する蛇口取付け部と、該蛇口取付け部
の下流側に設けられ、下方に縮径するテーパ伏の絞り部
を中央に備えた節水具本体と、該節水具本体の下流側に
設けられ、通水部が前記絞り部よりも拡径して内部に複
数の網体を備える泡沫金具とからなる蛇口取付け型節水
具において、前記蛇口取付け部は、上部が前記蛇口の外
径と略同一の内径となってその内周囲には放射状に複数
の切欠きを備えた蛇口嵌入部を形成し、下部が拡径して
前記蛇口のリング状膨出部の嵌入部となった段付き孔を
中央に備えると共に、下部外側にはリング状の鍔部が形
成され、しかも、一部には放射状に切り込みが形成され
た取付けリングと、前記節水具本体の上部に嵌着して取
付けられ、中央には前記蛇口からの水を導入する通水孔
が形成され、前記蛇口の先端が密着当接するリング状の
パッキンと、前記取付けリングの鍔部が嵌入し、前記節
水具本体の上部周囲に形成された雄ねじに螺合する雌ね
じを備え、前記取付けリングを該節水具本体にねじ固定
する装着ねじとを有し、前記節水具本体は、上部には下
方に徐々に縮径する前記テーパー状の絞り部を、中間部
には前記絞り部の下端に連結されその下端部は途中に段
部を有して更に縮径し、周囲に該段部に掛止する掛止突
起が設けられ、更に吐出水量を減少する場合に使用する
スプールの上部が収納可能なスプール掛止収納部を、下
部には該スプール掛止収納部に連接し、十分な内径を有
する拡径部をそれぞれ備えた通水部が中央に形成されて
いると共に、下部外側には前記泡沫金具を取付ける雄ね
じが形成され、そして、前記複数の網体のうち最上流側
の網体は、前記泡沫金具の最上部に取付けられて、前記
節水具本体の拡径部から放出される水を略均等に拡散す
るように断面山形状となって構成されている。
記載の蛇口取付け型節水具は、先端にリング状膨出部を
備えた蛇口に装着する蛇口取付け部と、該蛇口取付け部
の下流側に設けられ、下方に縮径するテーパ伏の絞り部
を中央に備えた節水具本体と、該節水具本体の下流側に
設けられ、通水部が前記絞り部よりも拡径して内部に複
数の網体を備える泡沫金具とからなる蛇口取付け型節水
具において、前記蛇口取付け部は、上部が前記蛇口の外
径と略同一の内径となってその内周囲には放射状に複数
の切欠きを備えた蛇口嵌入部を形成し、下部が拡径して
前記蛇口のリング状膨出部の嵌入部となった段付き孔を
中央に備えると共に、下部外側にはリング状の鍔部が形
成され、しかも、一部には放射状に切り込みが形成され
た取付けリングと、前記節水具本体の上部に嵌着して取
付けられ、中央には前記蛇口からの水を導入する通水孔
が形成され、前記蛇口の先端が密着当接するリング状の
パッキンと、前記取付けリングの鍔部が嵌入し、前記節
水具本体の上部周囲に形成された雄ねじに螺合する雌ね
じを備え、前記取付けリングを該節水具本体にねじ固定
する装着ねじとを有し、前記節水具本体は、上部には下
方に徐々に縮径する前記テーパー状の絞り部を、中間部
には前記絞り部の下端に連結されその下端部は途中に段
部を有して更に縮径し、周囲に該段部に掛止する掛止突
起が設けられ、更に吐出水量を減少する場合に使用する
スプールの上部が収納可能なスプール掛止収納部を、下
部には該スプール掛止収納部に連接し、十分な内径を有
する拡径部をそれぞれ備えた通水部が中央に形成されて
いると共に、下部外側には前記泡沫金具を取付ける雄ね
じが形成され、そして、前記複数の網体のうち最上流側
の網体は、前記泡沫金具の最上部に取付けられて、前記
節水具本体の拡径部から放出される水を略均等に拡散す
るように断面山形状となって構成されている。
【0005】
【作用】請求項1記載の蛇口取付け型節水具において
は、蛇口に蛇口取付け部を構成する装着ねじを差し込ん
でおいてから、切り込み及び切欠きが形成されている取
付けリングを、切り込みを拡げて蛇口に差し込み、そし
て拡げた取付けリングを元に戻す。このとき、蛇口のリ
ング状膨出部は段付き孔の拡径したリング状膨出部用の
嵌入部にある。取付けリングを装着したら、装着ねじを
下げて取付けリングの鍔部に掛止させる。そして、節水
具本体の上部にパッキンを配置し、下部の雄ねじに泡沫
金具を螺合させた節水具本体の上部の雄ねじを、装着ね
じの雌ねじと螺合させる。このとき蛇口の先端部分はパ
ッキンに密着当接する。蛇口からの水はパッキンの通水
孔を通り、下流側の節水具本体の通水部を構成するテー
パ状の絞り部によって、水の勢いを弱めることなく水量
を減らし、更に、スプール掛止収納部を通って下流の拡
径部に流れ、そこで絞られた水は拡散される。拡散され
た水は下流側の泡沫金具の最上流側にある断面山形状の
網体により広く拡散されて下流側に流れ、最終的には泡
沫金具の下端から均一に放水される。なお、泡沫金具の
網によって勢いが少しは減少されるが、勢いが強いので
通常の場合より多めの気泡が混入して、水の勢いを弱め
ず、これによって少ない水で勢いの比較的強い流水を得
ることができる。また、スプールを用いて更に吐出水量
を減少させる場合には、スプールの掛止突起をスプール
掛止収納部の段部に掛止させる。
は、蛇口に蛇口取付け部を構成する装着ねじを差し込ん
でおいてから、切り込み及び切欠きが形成されている取
付けリングを、切り込みを拡げて蛇口に差し込み、そし
て拡げた取付けリングを元に戻す。このとき、蛇口のリ
ング状膨出部は段付き孔の拡径したリング状膨出部用の
嵌入部にある。取付けリングを装着したら、装着ねじを
下げて取付けリングの鍔部に掛止させる。そして、節水
具本体の上部にパッキンを配置し、下部の雄ねじに泡沫
金具を螺合させた節水具本体の上部の雄ねじを、装着ね
じの雌ねじと螺合させる。このとき蛇口の先端部分はパ
ッキンに密着当接する。蛇口からの水はパッキンの通水
孔を通り、下流側の節水具本体の通水部を構成するテー
パ状の絞り部によって、水の勢いを弱めることなく水量
を減らし、更に、スプール掛止収納部を通って下流の拡
径部に流れ、そこで絞られた水は拡散される。拡散され
た水は下流側の泡沫金具の最上流側にある断面山形状の
網体により広く拡散されて下流側に流れ、最終的には泡
沫金具の下端から均一に放水される。なお、泡沫金具の
網によって勢いが少しは減少されるが、勢いが強いので
通常の場合より多めの気泡が混入して、水の勢いを弱め
ず、これによって少ない水で勢いの比較的強い流水を得
ることができる。また、スプールを用いて更に吐出水量
を減少させる場合には、スプールの掛止突起をスプール
掛止収納部の段部に掛止させる。
【0006】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案
を具体化した実施例につき説明し、本考案の理解に供す
る。ここに、図1は本考案の一実施例に係る蛇口取付け
型節水具の断面図、図2は同取付けリングの斜視図、図
3は同蛇口取付け型節水具の取付け方法を示す斜視図、
図4は内部にスプールを挿入した状態の断面図である。
を具体化した実施例につき説明し、本考案の理解に供す
る。ここに、図1は本考案の一実施例に係る蛇口取付け
型節水具の断面図、図2は同取付けリングの斜視図、図
3は同蛇口取付け型節水具の取付け方法を示す斜視図、
図4は内部にスプールを挿入した状態の断面図である。
【0007】図1に示すように、本考案の一実施例に係
る蛇口取付け型節水具10は、蛇口に装着する蛇口取付
け部11と、該蛇口取付け部11の下流側に配置され絞
り部12及び該絞り部12の下流側に形成されたスプー
ル掛止収納部13とを備えた節水具本体20と、節水具
本体20の下部に装着される泡沫金具14とを有してな
る。以下、これらについて詳しく説明する。
る蛇口取付け型節水具10は、蛇口に装着する蛇口取付
け部11と、該蛇口取付け部11の下流側に配置され絞
り部12及び該絞り部12の下流側に形成されたスプー
ル掛止収納部13とを備えた節水具本体20と、節水具
本体20の下部に装着される泡沫金具14とを有してな
る。以下、これらについて詳しく説明する。
【0008】前記蛇口取付け型節水具10は、下部の泡
沫金具14を除く部分及び中間部に配置されたゴム製の
リング状のパッキン15、16以外は、耐熱ABS等の
合成樹脂からなっている。上部の蛇口取付け部11は、
端部にリング状膨出部17のある蛇口18に装着する取
付けリング19と、該取付けリング19を節水具本体2
0に取付ける装着ねじ21と、内部のパッキン15とを
有してなる。前記取付けリング19の中央には、上部に
蛇口嵌入部19aが設けられ下部に拡径した蛇口18の
リング状膨出部17の嵌入部19bが形成されている段
付き孔19cが設けられ、下部外側にはリング状の鍔部
19dを備えている。更に、一部が切り離された切り込
み19eが形成され、内側に切欠き22、23を有して
おり、切り込み19eを拡げて蛇口18に取付け、予め
蛇口18に装着された装着ねじ21によって、前記取付
けリング19を節水具本体20に固着し、該蛇口取付け
型節水具10を蛇口18に固定するようになっている。
前記装着ねじ21の中央には、取付けリング19の鍔部
19dが嵌入する段付き装着孔21bが形成され、拡径
部分の内壁21cには前記節水具本体20の上部周囲に
形成された雄ねじ20aに螺合する雌ねじ21aを備え
ている。前記パッキン15の中央には通水孔15aが形
成され、蛇口18の端部が密着当接し、周囲から水が漏
れないようになっている。
沫金具14を除く部分及び中間部に配置されたゴム製の
リング状のパッキン15、16以外は、耐熱ABS等の
合成樹脂からなっている。上部の蛇口取付け部11は、
端部にリング状膨出部17のある蛇口18に装着する取
付けリング19と、該取付けリング19を節水具本体2
0に取付ける装着ねじ21と、内部のパッキン15とを
有してなる。前記取付けリング19の中央には、上部に
蛇口嵌入部19aが設けられ下部に拡径した蛇口18の
リング状膨出部17の嵌入部19bが形成されている段
付き孔19cが設けられ、下部外側にはリング状の鍔部
19dを備えている。更に、一部が切り離された切り込
み19eが形成され、内側に切欠き22、23を有して
おり、切り込み19eを拡げて蛇口18に取付け、予め
蛇口18に装着された装着ねじ21によって、前記取付
けリング19を節水具本体20に固着し、該蛇口取付け
型節水具10を蛇口18に固定するようになっている。
前記装着ねじ21の中央には、取付けリング19の鍔部
19dが嵌入する段付き装着孔21bが形成され、拡径
部分の内壁21cには前記節水具本体20の上部周囲に
形成された雄ねじ20aに螺合する雌ねじ21aを備え
ている。前記パッキン15の中央には通水孔15aが形
成され、蛇口18の端部が密着当接し、周囲から水が漏
れないようになっている。
【0009】前記節水具本体20の上部周囲には前記装
着ねじ21の雌ねじ21aと螺合する雄ねじ20aが設
けられ、上部中央には前記パッキン15用の収納部20
fが形成され、該収納部20fの下流側に前記絞り部1
2が設けられている。前記絞り部12はテーパ状となっ
て、その直径が約1/2まで徐々に縮径して、水道水の
流れの勢いを消さないで抵抗を増やし流量を減らせるよ
うにしている。この絞り部12の下部には図1及び図4
に示すようにスプール掛止収納部13が設けられ、該ス
プール掛止収納部13には縮径した段部20bが形成さ
れ、内部に対向する側に掛止突起24を有するスプール
25を段部20bに掛止させるようになっている。該ス
プール25を入れることによって極めて通過面積が減少
し、流量が極めて減るようになっている。更に、スプー
ル掛止収納部13の下流側には拡径部20cが設けら
れ、この拡径部20cと、絞り部12及びスプール掛止
収納部13により通水部20dが形成されている。ま
た、節水具本体20の外側下部には前記泡沫金具14を
取付ける雄ねじ20eが形成されている。
着ねじ21の雌ねじ21aと螺合する雄ねじ20aが設
けられ、上部中央には前記パッキン15用の収納部20
fが形成され、該収納部20fの下流側に前記絞り部1
2が設けられている。前記絞り部12はテーパ状となっ
て、その直径が約1/2まで徐々に縮径して、水道水の
流れの勢いを消さないで抵抗を増やし流量を減らせるよ
うにしている。この絞り部12の下部には図1及び図4
に示すようにスプール掛止収納部13が設けられ、該ス
プール掛止収納部13には縮径した段部20bが形成さ
れ、内部に対向する側に掛止突起24を有するスプール
25を段部20bに掛止させるようになっている。該ス
プール25を入れることによって極めて通過面積が減少
し、流量が極めて減るようになっている。更に、スプー
ル掛止収納部13の下流側には拡径部20cが設けら
れ、この拡径部20cと、絞り部12及びスプール掛止
収納部13により通水部20dが形成されている。ま
た、節水具本体20の外側下部には前記泡沫金具14を
取付ける雄ねじ20eが形成されている。
【0010】前記泡沫金具14は、下部に網体26、2
7が設けられた中側容器28と、該中側容器28の上部
拡径部に装着される上部に断面山形状の網体29を備え
た多数の小孔が形成された噴出部30と、前記中側容器
28を前記節水具本体20にねじ止めする外側筒体31
とを有して構成され、拡径部20cを通った水が更に広
い網体29を通り前記噴出部30の小孔から噴出される
と、中側容器28の中間部周囲に形成されている開口3
2から空気を引込み、下部の網体26、27を通過して
泡水を放水するようになっている。
7が設けられた中側容器28と、該中側容器28の上部
拡径部に装着される上部に断面山形状の網体29を備え
た多数の小孔が形成された噴出部30と、前記中側容器
28を前記節水具本体20にねじ止めする外側筒体31
とを有して構成され、拡径部20cを通った水が更に広
い網体29を通り前記噴出部30の小孔から噴出される
と、中側容器28の中間部周囲に形成されている開口3
2から空気を引込み、下部の網体26、27を通過して
泡水を放水するようになっている。
【0011】該蛇口取付け型節水具10を使用した場合
の、作用効果を確認する為の実験を行ったが、通常の家
庭で使用した結果、該蛇口取付け型節水具10を使用し
ない場合に比較して、水の勢いを落とすことなく平均2
8%程度節水ができ、図4に示すように内部にスプール
25を入れると平均58%の節水効果があることが判明
した。
の、作用効果を確認する為の実験を行ったが、通常の家
庭で使用した結果、該蛇口取付け型節水具10を使用し
ない場合に比較して、水の勢いを落とすことなく平均2
8%程度節水ができ、図4に示すように内部にスプール
25を入れると平均58%の節水効果があることが判明
した。
【0012】
【考案の効果】請求項1記載の蛇口取付け型節水具は、
蛇口取付け部の下流に下方に縮径するテーパ状の絞り部
を設けて、これによって水の勢いを増しながら減水を行
い、更に該絞り部の下流側にあって拡径し、内部に複数
の網を備える泡沫金具を備えているので、減水された水
に多量の気泡を巻き込み、これによって水の勢いを減衰
させないようにしているので、水洗にあっては通常の蛇
口と同様な水洗効果を有する。従って、本考案に係る蛇
口取付け型節水具によって、節水が図られ水の有効利用
に寄与することができると共に、水道料金の負担が少な
くなる。また、蛇口取付け部の取付けリングには切り込
みや切欠きが形成されているので、取付けリングの装着
が容易となり、これを装着ねじによって上部にパッキン
が設けられた節水具本体に取付けるようにしているの
で、先端にリング状膨出部を有する蛇口に該蛇口取付け
型節水具を簡単に装着することができる。そして、節水
具本体にはスプール掛止収納部を有し、更に節水を行う
場合にはこの部分にスプールを収納するようにし、挿入
されたスプールは水圧によって移動しないので、より正
確に水量を減らして節水を行うことができる。また、泡
沫金具には複数の網体が収納され、このうち最上部の網
体は断面山形状となっているので、節水具本体で絞った
水を更に拡げて泡沫金具に供給しているので、より均等
な水を放出することができる。
蛇口取付け部の下流に下方に縮径するテーパ状の絞り部
を設けて、これによって水の勢いを増しながら減水を行
い、更に該絞り部の下流側にあって拡径し、内部に複数
の網を備える泡沫金具を備えているので、減水された水
に多量の気泡を巻き込み、これによって水の勢いを減衰
させないようにしているので、水洗にあっては通常の蛇
口と同様な水洗効果を有する。従って、本考案に係る蛇
口取付け型節水具によって、節水が図られ水の有効利用
に寄与することができると共に、水道料金の負担が少な
くなる。また、蛇口取付け部の取付けリングには切り込
みや切欠きが形成されているので、取付けリングの装着
が容易となり、これを装着ねじによって上部にパッキン
が設けられた節水具本体に取付けるようにしているの
で、先端にリング状膨出部を有する蛇口に該蛇口取付け
型節水具を簡単に装着することができる。そして、節水
具本体にはスプール掛止収納部を有し、更に節水を行う
場合にはこの部分にスプールを収納するようにし、挿入
されたスプールは水圧によって移動しないので、より正
確に水量を減らして節水を行うことができる。また、泡
沫金具には複数の網体が収納され、このうち最上部の網
体は断面山形状となっているので、節水具本体で絞った
水を更に拡げて泡沫金具に供給しているので、より均等
な水を放出することができる。
【図1】本考案の一実施例に係る蛇口取付け型節水具に
断面図である。
断面図である。
【図2】同蛇口取付け型節水具の取付けリングの斜視図
である。
である。
【図3】同蛇口取付け型節水具の取付け方法を示す斜視
図である。
図である。
【図4】内部のスプールを挿入した状態の該蛇口取付け
型節水具の断面図である。
型節水具の断面図である。
10 蛇口取付け型節水具 11 蛇口取付
け部 12 絞り部 13 スプール
掛止収納部 14 泡沫金具 15 パッキン 15a 通水孔 16 パッキン 17 リング状膨出部 18 蛇口 19 取付けリング 19a 蛇口嵌
入部 19b リング状膨出部の嵌入部 19c 段付き
孔 19d 鍔部 19e 切り込
み 20 節水具本体 20a 雄ねじ 20b 段部 20c 拡径部 20d 通水部 20e 雄ねじ 20f 収納部 21 装着ねじ 21a 雌ねじ 21b 段付き
装着孔 21c 内壁 22 切欠き 23 切欠き 24 掛止突起 25 スプール 26 網体 27 網体 28 中側容器 29 網体 30 噴出部 31 外側筒体 32 開口
け部 12 絞り部 13 スプール
掛止収納部 14 泡沫金具 15 パッキン 15a 通水孔 16 パッキン 17 リング状膨出部 18 蛇口 19 取付けリング 19a 蛇口嵌
入部 19b リング状膨出部の嵌入部 19c 段付き
孔 19d 鍔部 19e 切り込
み 20 節水具本体 20a 雄ねじ 20b 段部 20c 拡径部 20d 通水部 20e 雄ねじ 20f 収納部 21 装着ねじ 21a 雌ねじ 21b 段付き
装着孔 21c 内壁 22 切欠き 23 切欠き 24 掛止突起 25 スプール 26 網体 27 網体 28 中側容器 29 網体 30 噴出部 31 外側筒体 32 開口
Claims (1)
- 【請求項1】 先端にリング状膨出部17を備えた蛇口
18に装着する蛇口取付け部11と、該蛇口取付け部1
1の下流側に設けられ、下方に縮径するテーパ状の絞り
部12を中央に備えた節水具本体20と、該節水具本体
20の下流側に設けられ、通水部が前記絞り部12より
も拡径して内部に複数の網体を備える泡沫金具14とか
らなる蛇口取付け型節水具において、 前記蛇口取付け部11は、上部が前記蛇口18の外径と
略同一の内径となってその内周囲には放射状に複数の切
欠き22、23を備えた蛇口嵌入部19aを形成し、下
部が拡径して前記蛇口18のリング状膨出部17の嵌入
部19bとなった段付き孔19cを中央に備えると共
に、下部外側にはリング状の鍔部19dが形成され、し
かも、一部には放射伏に切り込み19eが形成された取
付けリング19と、 前記節水具本体20の上部に嵌着して取付けられ、中央
には前記蛇口18からの水を導入する通水孔15aが形
成され、前記蛇口18の先端が密着当接するリング状の
パッキン15と、 前記取付けリング19の鍔部19dが嵌入し、前記節水
具本体20の上部周囲に形成された雄ねじ20aに螺合
する雌ねじ21aを備え、前記取付けリング19を該節
水具本体20にねじ固定する装着ねじ21とを有し、 前記節水具本体20は、上部には下方に徐々に縮径する
前記テーパー状の絞り部12を、中間部には前記絞り部
12の下端に連結されその下端部は途中に段部20bを
有して更に縮径し、周囲に該段部20bに掛止する掛止
突起24が設けられ、更に吐出水量を減少する場合に使
用するスプール25の上部が収納可能なスプール掛止収
納部13を、下部には該スプール掛止収納部13に連接
し、十分な内径を有する拡径部20cをそれぞれ備えた
通水部20dが中央に形成されていると共に、下部外側
には前記泡沫金具14を取付ける雄ねじ20eが形成さ
れ、 そして、前記複数の網体のうち最上流側の網体29は、
前記泡沫金具14の最上部に取付けられて、前記節水具
本体20の拡径部20cから放出される水を略均等に拡
散するように断面山形状となっていることを特徴とする
蛇口取付け型節水具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992049167U JP2505148Y2 (ja) | 1992-06-20 | 1992-06-20 | 蛇口取付け型節水具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992049167U JP2505148Y2 (ja) | 1992-06-20 | 1992-06-20 | 蛇口取付け型節水具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0624067U JPH0624067U (ja) | 1994-03-29 |
JP2505148Y2 true JP2505148Y2 (ja) | 1996-07-24 |
Family
ID=12823523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992049167U Expired - Lifetime JP2505148Y2 (ja) | 1992-06-20 | 1992-06-20 | 蛇口取付け型節水具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2505148Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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---|---|---|---|---|
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JP4101014B2 (ja) * | 2002-08-12 | 2008-06-11 | 株式会社中央サービス | 泡沫拡散ノズル |
KR100674159B1 (ko) | 2005-03-15 | 2007-01-24 | 요지 오쿠마 | 샤워 헤드 |
JP5839761B1 (ja) * | 2014-07-03 | 2016-01-06 | 株式会社ジャムコ | 航空機用給水ユニットのフォーセット |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH089253Y2 (ja) * | 1990-10-11 | 1996-03-13 | 株式会社環境科学センター | カラン取付用節水器具 |
-
1992
- 1992-06-20 JP JP1992049167U patent/JP2505148Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0624067U (ja) | 1994-03-29 |
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