JP2504705Y2 - 穀物蒸煮装置 - Google Patents
穀物蒸煮装置Info
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- JP2504705Y2 JP2504705Y2 JP1990405085U JP40508590U JP2504705Y2 JP 2504705 Y2 JP2504705 Y2 JP 2504705Y2 JP 1990405085 U JP1990405085 U JP 1990405085U JP 40508590 U JP40508590 U JP 40508590U JP 2504705 Y2 JP2504705 Y2 JP 2504705Y2
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- Commercial Cooking Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、日本酒の製造工程等で
使用される穀物の蒸煮装置に関するものである。
使用される穀物の蒸煮装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から使用されている穀物蒸煮装置と
しては、例えば、実公昭58ー22664号公報に記載
された装置がある。この装置は、蒸煮機本体内の下部付
近に、多数の小孔を具えたサナ板を着脱自在に設け、該
サナ板上に蒸煮すべき穀物を積載した後、蒸気発生源か
らの蒸気を、気水分離室を経由して上記サナ板の下方に
拡散させ、この蒸気により前記穀物を蒸煮しようとする
ものである。
しては、例えば、実公昭58ー22664号公報に記載
された装置がある。この装置は、蒸煮機本体内の下部付
近に、多数の小孔を具えたサナ板を着脱自在に設け、該
サナ板上に蒸煮すべき穀物を積載した後、蒸気発生源か
らの蒸気を、気水分離室を経由して上記サナ板の下方に
拡散させ、この蒸気により前記穀物を蒸煮しようとする
ものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の穀物蒸煮装
置は、サナ板下方に配設した蒸気拡散室の構造その他に
工夫を凝らすことにより、蒸気を均等に拡散させ、極力
蒸しむらを防止しようとしているが、未だ完全に蒸しむ
らを防止するまでにはいたっていない。又、場合によっ
ては、蒸気に含まれている余分な水分により、穀物が煮
えたような状態(肌飯)となってしまうこともある。
置は、サナ板下方に配設した蒸気拡散室の構造その他に
工夫を凝らすことにより、蒸気を均等に拡散させ、極力
蒸しむらを防止しようとしているが、未だ完全に蒸しむ
らを防止するまでにはいたっていない。又、場合によっ
ては、蒸気に含まれている余分な水分により、穀物が煮
えたような状態(肌飯)となってしまうこともある。
【0004】又、従来から使用されていた穀物蒸煮装置
における本体の多くは、円筒状、即ち、平面円形のもの
であるが、この本体を直方体状、即ち、平面矩形乃至略
矩形のものに変更した場合は、次のような利点を生むも
のと思われ、上記実公昭58ー22664号公報にも、
そのような本体を有する穀物蒸煮装置が提案されてい
る。 1単位面積当たりの容積が大きくなり、場所をとらな
い。 2放冷機(蒸煮物冷却機)へ投入する際に、蒸煮物がこ
ぼれにくい。 3スコップ等で蒸煮物を掻きだすことが簡単になる。
における本体の多くは、円筒状、即ち、平面円形のもの
であるが、この本体を直方体状、即ち、平面矩形乃至略
矩形のものに変更した場合は、次のような利点を生むも
のと思われ、上記実公昭58ー22664号公報にも、
そのような本体を有する穀物蒸煮装置が提案されてい
る。 1単位面積当たりの容積が大きくなり、場所をとらな
い。 2放冷機(蒸煮物冷却機)へ投入する際に、蒸煮物がこ
ぼれにくい。 3スコップ等で蒸煮物を掻きだすことが簡単になる。
【0005】しかしながら、実際には、平面矩形乃至略
矩形の本体を有する穀物蒸煮装置は、現在までに提供さ
れていない。これは、上記のような従来の穀物蒸煮装置
における本体を、単に平面矩形乃至略矩形のものに変更
しただけでは、供給する蒸気が平均に分散しにくくな
り、蒸しむらが更に発生してしまうからである。
矩形の本体を有する穀物蒸煮装置は、現在までに提供さ
れていない。これは、上記のような従来の穀物蒸煮装置
における本体を、単に平面矩形乃至略矩形のものに変更
しただけでは、供給する蒸気が平均に分散しにくくな
り、蒸しむらが更に発生してしまうからである。
【0006】本考案は、上述した従来技術を背景として
なされたもので、従来装置の難点である蒸しむらや肌飯
を防止することのできる穀物蒸煮装置を提供することを
目的としてなされた。
なされたもので、従来装置の難点である蒸しむらや肌飯
を防止することのできる穀物蒸煮装置を提供することを
目的としてなされた。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案が採用した構成は、蒸煮機本体内の下部付近
に、多数の小孔を具え、蒸煮すべき穀物を積載するサナ
板を着脱自在に設け、蒸気発生源からの蒸気を、気水分
離室を経由して上記サナ板の下方に拡散させ、この蒸気
により前記穀物を蒸煮するようにしてなる装置におい
て、上記気水分離室内に、蒸気を偏心的に供給するよう
にしてなることを特徴とするものであるか、あるいは、
上記装置において、上記サナ板の下に、該サナ板下方を
複数に仕切る仕切板を配設すると共に、該仕切板に貫通
孔を適宜に設けてなることを特徴とするものである。
に本考案が採用した構成は、蒸煮機本体内の下部付近
に、多数の小孔を具え、蒸煮すべき穀物を積載するサナ
板を着脱自在に設け、蒸気発生源からの蒸気を、気水分
離室を経由して上記サナ板の下方に拡散させ、この蒸気
により前記穀物を蒸煮するようにしてなる装置におい
て、上記気水分離室内に、蒸気を偏心的に供給するよう
にしてなることを特徴とするものであるか、あるいは、
上記装置において、上記サナ板の下に、該サナ板下方を
複数に仕切る仕切板を配設すると共に、該仕切板に貫通
孔を適宜に設けてなることを特徴とするものである。
【0008】又、本考案においては、気水分離室内に蒸
気を偏心的に供給するには、例えば、上記気水分離室内
における蒸気流入部近傍に邪魔板を設けるというような
構成を採用することができ、又、本体の形状は、例え
ば、平面矩形乃至略矩形のものの他、上記従来品と同様
の平面円形のものを使用することができる。
気を偏心的に供給するには、例えば、上記気水分離室内
における蒸気流入部近傍に邪魔板を設けるというような
構成を採用することができ、又、本体の形状は、例え
ば、平面矩形乃至略矩形のものの他、上記従来品と同様
の平面円形のものを使用することができる。
【0009】以下に、本考案を図により詳細に説明す
る。
る。
【0010】図中、図1は本考案の実施の一例を示す側
断面図、図2は同じく平面図、図3は気水分離室の断面
図、図4はサナ板の下に配設する仕切板の斜視図であ
る。
断面図、図2は同じく平面図、図3は気水分離室の断面
図、図4はサナ板の下に配設する仕切板の斜視図であ
る。
【0011】図1及び図2において、1は蒸煮機の本体
で、該本体1は、この実施例では、平面矩形で適宜の深
さに形成されており、軸受け部2を介して支持腕3によ
り揺動自在に支持されていて、その上部には、上蓋4が
配されている。5は蒸煮機本体1内の下部付近に突設さ
れた係止部6により、着脱自在に取付けられたサナ板で
あり、該サナ板5には、その全面にわたって多数の小孔
7が設けられており、蒸煮すべき穀物は、このサナ板5
上に積載され、蒸煮されることになる。尚、8は上記本
体1の排水管、9はそのバルブである。
で、該本体1は、この実施例では、平面矩形で適宜の深
さに形成されており、軸受け部2を介して支持腕3によ
り揺動自在に支持されていて、その上部には、上蓋4が
配されている。5は蒸煮機本体1内の下部付近に突設さ
れた係止部6により、着脱自在に取付けられたサナ板で
あり、該サナ板5には、その全面にわたって多数の小孔
7が設けられており、蒸煮すべき穀物は、このサナ板5
上に積載され、蒸煮されることになる。尚、8は上記本
体1の排水管、9はそのバルブである。
【0012】10は蒸気を通過させるために、上記本体
1の底面略中央部に設けられた開口部、11は該開口部
10の上方に配設された蒸気拡散室であり、この実施例
では、蒸気拡散室11は、その側面に適宜数のスリット
12を等間隔で穿設した壁体13と、該壁体13に着脱
自在に取付けられる蓋体14とより構成されると共に、
その径を上記開口部10の径より大となるように形成し
てある。15は上記開口部10の下方に配設された気水
分離室であり、この実施例では、気水分離室15は、円
筒形の基体16により構成されると共に、その径を上記
開口部10の径より大となるように形成してある。尚、
17は上記気水分離室の排水管、18はそのバルブ、1
9は蒸気供給源(図示せず)からの蒸気を気水分離室1
5に供給するための蒸気供給管であり、20はそのバル
ブである。
1の底面略中央部に設けられた開口部、11は該開口部
10の上方に配設された蒸気拡散室であり、この実施例
では、蒸気拡散室11は、その側面に適宜数のスリット
12を等間隔で穿設した壁体13と、該壁体13に着脱
自在に取付けられる蓋体14とより構成されると共に、
その径を上記開口部10の径より大となるように形成し
てある。15は上記開口部10の下方に配設された気水
分離室であり、この実施例では、気水分離室15は、円
筒形の基体16により構成されると共に、その径を上記
開口部10の径より大となるように形成してある。尚、
17は上記気水分離室の排水管、18はそのバルブ、1
9は蒸気供給源(図示せず)からの蒸気を気水分離室1
5に供給するための蒸気供給管であり、20はそのバル
ブである。
【0013】尚、開口部10、蒸気拡散室11(特に蓋
体14の構造)及び気水分離室15の形状は、上記説明
したものに限定されることはなく、必要に応じ、適宜の
形状とすることができる。又、本体1の形状は、従来品
と同様の平面円形のものや、その他、必要に応じ適宜の
形状とすることができる。
体14の構造)及び気水分離室15の形状は、上記説明
したものに限定されることはなく、必要に応じ、適宜の
形状とすることができる。又、本体1の形状は、従来品
と同様の平面円形のものや、その他、必要に応じ適宜の
形状とすることができる。
【0014】而して、上記説明した構成は、従来の穀物
蒸煮装置における本体を、単に平面矩形としただけのも
のに相当するので、上述したように、供給する蒸気が平
均に分散しにくく、蒸しむら等が発生してしまうことが
予想されるが、本考案では、次のような構成を更に付加
することにより、このような問題が生じることを防止し
ている。
蒸煮装置における本体を、単に平面矩形としただけのも
のに相当するので、上述したように、供給する蒸気が平
均に分散しにくく、蒸しむら等が発生してしまうことが
予想されるが、本考案では、次のような構成を更に付加
することにより、このような問題が生じることを防止し
ている。
【0015】即ち、まず、図3に示すように、気水分離
室15内における蒸気供給管19の連結部21の近傍
に、蒸気供給管19の開口部を多少覆うようにして、平
板状のダンパー22を配設することにより、蒸気供給管
19からの蒸気が、直接に蒸気拡散室11に流れるので
はなく、渦状の蒸気流を形成しながら、気水分離室15
内に一旦滞留するようにしたのである。
室15内における蒸気供給管19の連結部21の近傍
に、蒸気供給管19の開口部を多少覆うようにして、平
板状のダンパー22を配設することにより、蒸気供給管
19からの蒸気が、直接に蒸気拡散室11に流れるので
はなく、渦状の蒸気流を形成しながら、気水分離室15
内に一旦滞留するようにしたのである。
【0016】更に、本考案では、図4に示すように、前
記サナ板5の下方に形成される空間を複数に仕切るため
の仕切24を、該サナ板5の下に配設すると共に、該仕
切24に適宜径の貫通孔25を適宜数穿設し、蒸気がサ
ナ板5より平均に噴出するようにしたのである。尚、こ
の仕切24に形成した貫通孔25は、実際に蒸気を拡散
させ、その状態により、大きさや数を決定し、又、必要
に応じ、ボルト等を利用して、不必要な貫通孔25を塞
ぐようにする。
記サナ板5の下方に形成される空間を複数に仕切るため
の仕切24を、該サナ板5の下に配設すると共に、該仕
切24に適宜径の貫通孔25を適宜数穿設し、蒸気がサ
ナ板5より平均に噴出するようにしたのである。尚、こ
の仕切24に形成した貫通孔25は、実際に蒸気を拡散
させ、その状態により、大きさや数を決定し、又、必要
に応じ、ボルト等を利用して、不必要な貫通孔25を塞
ぐようにする。
【0017】又、気水分離室15内に、蒸気を偏心的に
供給するには、上記実施例のようなダンパー22によら
ず、蒸気供給管19自体を、適宜の角度を付して気水分
離室15に結合してもよく、要は蒸気供給管19からの
蒸気が、直接に蒸気拡散室11に流れるのではなく、渦
状の蒸気流を形成しながら、気水分離室15内に一旦滞
留するようにすればよい。更に、気水分離室15内に配
設する上記ダンパー22と、サナ板5の下に配設する仕
切24とは、本体1の形状等により、いずれか一方を採
用することもでき、例えば、本体1が従来品と同様に平
面円形のものである場合は、蒸気を偏心的に供給するの
みで足りることもある。
供給するには、上記実施例のようなダンパー22によら
ず、蒸気供給管19自体を、適宜の角度を付して気水分
離室15に結合してもよく、要は蒸気供給管19からの
蒸気が、直接に蒸気拡散室11に流れるのではなく、渦
状の蒸気流を形成しながら、気水分離室15内に一旦滞
留するようにすればよい。更に、気水分離室15内に配
設する上記ダンパー22と、サナ板5の下に配設する仕
切24とは、本体1の形状等により、いずれか一方を採
用することもでき、例えば、本体1が従来品と同様に平
面円形のものである場合は、蒸気を偏心的に供給するの
みで足りることもある。
【0018】以上のように構成される本考案装置の一例
は、次のようにして穀物を蒸煮する。
は、次のようにして穀物を蒸煮する。
【0019】即ち、まず、本体1内にサナ板5を取付け
ると共に、該サナ板の下に仕切24を配設し、蒸煮すべ
き穀物(図示しない)をサナ板5上に積載した後、上蓋
4により本体1を略密閉し、蒸気供給管19のバルブ2
0を開いて、蒸気供給源(図示しない)より、気水分離
室15に蒸気を供給する。気水分離室15内に供給され
た蒸気は、渦状の蒸気流を形成しながら、一旦該気水分
離室15内に滞留し、まずここで余分な水分が分離され
る。
ると共に、該サナ板の下に仕切24を配設し、蒸煮すべ
き穀物(図示しない)をサナ板5上に積載した後、上蓋
4により本体1を略密閉し、蒸気供給管19のバルブ2
0を開いて、蒸気供給源(図示しない)より、気水分離
室15に蒸気を供給する。気水分離室15内に供給され
た蒸気は、渦状の蒸気流を形成しながら、一旦該気水分
離室15内に滞留し、まずここで余分な水分が分離され
る。
【0020】次いで、供給された蒸気は、蒸気拡散室1
1へと流れるが、その際、気水分離室15の基体16に
接触することによって、又、本体1底面に設けられた開
口部10の径が気水分離室15の径より小さいため、蒸
気が本体1の底面に当たったり、開口部10で絞られた
りする結果、ここでも余分な水分が分離される。尚、気
水分離室15内に落下貯留される水分は、排水管17に
より排出される。
1へと流れるが、その際、気水分離室15の基体16に
接触することによって、又、本体1底面に設けられた開
口部10の径が気水分離室15の径より小さいため、蒸
気が本体1の底面に当たったり、開口部10で絞られた
りする結果、ここでも余分な水分が分離される。尚、気
水分離室15内に落下貯留される水分は、排水管17に
より排出される。
【0021】蒸気拡散室11へと流れた蒸気は、蒸気拡
散室11の上部が蓋体14により塞がれているため、直
接にサナ板5方向へと流れることができず、壁体13の
側面に設けたスリット12を通過して、サナ板5へと向
かうことになり、このため、蒸気はサナ板5の下面に形
成される空間に向かって均等に拡散されることになる。
尚、この段階でも、蒸気の拡散により、又、壁体13へ
の接触その他により、余分な水分が分離され、該水分は
気水分離室15へ落下することになる。
散室11の上部が蓋体14により塞がれているため、直
接にサナ板5方向へと流れることができず、壁体13の
側面に設けたスリット12を通過して、サナ板5へと向
かうことになり、このため、蒸気はサナ板5の下面に形
成される空間に向かって均等に拡散されることになる。
尚、この段階でも、蒸気の拡散により、又、壁体13へ
の接触その他により、余分な水分が分離され、該水分は
気水分離室15へ落下することになる。
【0022】そして、サナ板5の下方には仕切24が配
設され、しかも該仕切24には、上記のように大きさや
数が調整された貫通孔25が穿設されているので、サナ
板5の下方に形成された空間に蒸気が万遍なく行き渡
り、これにより、サナ板5下方に向かって拡散された蒸
気は、サナ板5に設けられた小孔7を介して、サナ板5
の全面から積載された穀物に向かって流れ、従って、該
穀物の蒸煮が、蒸しむら等を起こすことなく行なわれる
ことになる。尚、蒸煮に際し分離された水分は、本体1
の底面に落下するが、排水管8のバルブを開くことによ
り、或いは、同様に排水管17のバルブ18を開くこと
により排出することができる。
設され、しかも該仕切24には、上記のように大きさや
数が調整された貫通孔25が穿設されているので、サナ
板5の下方に形成された空間に蒸気が万遍なく行き渡
り、これにより、サナ板5下方に向かって拡散された蒸
気は、サナ板5に設けられた小孔7を介して、サナ板5
の全面から積載された穀物に向かって流れ、従って、該
穀物の蒸煮が、蒸しむら等を起こすことなく行なわれる
ことになる。尚、蒸煮に際し分離された水分は、本体1
の底面に落下するが、排水管8のバルブを開くことによ
り、或いは、同様に排水管17のバルブ18を開くこと
により排出することができる。
【0023】上記のようにして蒸煮が完了した後は、上
蓋4を外し、サナ板5上の穀物を適宜手段により取り出
せばよい。尚、本考案装置は、穀物の浸漬装置としても
使用できることはもちろんである。
蓋4を外し、サナ板5上の穀物を適宜手段により取り出
せばよい。尚、本考案装置は、穀物の浸漬装置としても
使用できることはもちろんである。
【0024】又、本考案装置は、上記説明した実施例の
もの以外の形態を採ることも可能であり、例えば、サナ
板を本体の側面から脱着することができるようにし、か
つ、底面を開閉自在とし、蒸し煮した穀物を底面から取
り出すようにしてもよい。
もの以外の形態を採ることも可能であり、例えば、サナ
板を本体の側面から脱着することができるようにし、か
つ、底面を開閉自在とし、蒸し煮した穀物を底面から取
り出すようにしてもよい。
【0025】
【考案の効果】以上のように、本考案では、気水分離室
内に、例えば邪魔板を配設する等して、蒸気を偏心的に
供給するようにしたり、或いは、サナ板の下に該サナ板
下方を複数に仕切る仕切板を配設し、該仕切板に貫通孔
を適宜に設けてなるから、従来の穀物蒸煮装置において
問題となっていた、供給する蒸気が平均に分散しにく
く、蒸しむらが発生してしまうという問題が生じること
を防止することができる。
内に、例えば邪魔板を配設する等して、蒸気を偏心的に
供給するようにしたり、或いは、サナ板の下に該サナ板
下方を複数に仕切る仕切板を配設し、該仕切板に貫通孔
を適宜に設けてなるから、従来の穀物蒸煮装置において
問題となっていた、供給する蒸気が平均に分散しにく
く、蒸しむらが発生してしまうという問題が生じること
を防止することができる。
【0025】又、従来、大量の穀物を蒸煮するには、蒸
しむらが発生することから、深い本体を有する穀物蒸煮
装置によっていたため、下の方の穀物が押し潰されてし
まうという問題が発生していたが、本考案によれば、上
記のように蒸しむらを防止することができるので、浅く
広い本体を有する穀物蒸煮装置を提供することができ、
この装置によれば、下の方の穀物が押し潰されてしまう
という問題を解消することができる。
しむらが発生することから、深い本体を有する穀物蒸煮
装置によっていたため、下の方の穀物が押し潰されてし
まうという問題が発生していたが、本考案によれば、上
記のように蒸しむらを防止することができるので、浅く
広い本体を有する穀物蒸煮装置を提供することができ、
この装置によれば、下の方の穀物が押し潰されてしまう
という問題を解消することができる。
【図1】図1は本考案の実施の一例を示す側断面図であ
る。
る。
【図2】図2は同じく平面図である。
【図3】図3は気水分離室の断面図である。
【図4】図4はサナ板の下に配設する仕切板の斜視図で
ある。
ある。
1 本体 4 上蓋 5 サナ板 10 開口部 11 蒸気拡散室 15 気水分離室 19 蒸気供給管 22 ダンパー 24 仕切
Claims (6)
- 【請求項1】 蒸煮機本体内の下部付近に、多数の小孔
を具え、蒸煮すべき穀物を積載するサナ板を着脱自在に
設け、蒸気発生源からの蒸気を、気水分離室を経由して
上記サナ板の下方に拡散させ、この蒸気により前記穀物
を蒸煮するようにしてなる装置において、上記気水分離
室内に、蒸気を偏心的に供給するようにしてなることを
特徴とする穀物蒸煮装置。 - 【請求項2】 蒸煮機本体内の下部付近に、多数の小孔
を具え、蒸煮すべき穀物を積載するサナ板を着脱自在に
設け、蒸気発生源からの蒸気を、気水分離室を経由して
上記サナ板の下方に拡散させ、この蒸気により前記穀物
を蒸煮するようにしてなる装置において、上記サナ板の
下に、該サナ板下方を複数に仕切る仕切板を配設すると
共に、該仕切板に貫通孔を適宜に設けてなることを特徴
とする穀物蒸煮装置。 - 【請求項3】 蒸煮機本体内の下部付近に、多数の小孔
を具え、蒸煮すべき穀物を積載するサナ板を着脱自在に
設け、蒸気発生源からの蒸気を、気水分離室を経由して
上記サナ板の下方に拡散させ、この蒸気により前記穀物
を蒸煮するようにしてなる装置において、上記気水分離
室内に蒸気を偏心的に供給するようにし、且つ、サナ板
の下に該サナ板下方を複数に仕切る仕切板を配設すると
共に、該仕切板に貫通孔を適宜に設けてなることを特徴
とする穀物蒸煮装置。 - 【請求項4】 上記気水分離室内における蒸気流入部近
傍に邪魔板を設けることにより、気水分離室内に蒸気を
偏心的に供給するようにした請求項1又は3に記載の穀
物蒸煮装置。 - 【請求項5】 上記本体は、平面矩形乃至略矩形のもの
である請求項1乃至3のいずれかに記載の穀物蒸煮装
置。 - 【請求項6】 上記本体は、平面円形乃至略円形のもの
である請求項1乃至3のいずれかに記載の穀物蒸煮装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990405085U JP2504705Y2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 穀物蒸煮装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990405085U JP2504705Y2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 穀物蒸煮装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0493026U JPH0493026U (ja) | 1992-08-13 |
JP2504705Y2 true JP2504705Y2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=31882585
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990405085U Expired - Fee Related JP2504705Y2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 穀物蒸煮装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2504705Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-12-26 JP JP1990405085U patent/JP2504705Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0493026U (ja) | 1992-08-13 |
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