JP2503879B2 - ドライエッチング装置 - Google Patents
ドライエッチング装置Info
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Description
ライエッチング装置に関し、特に薄膜トランジスタ基板
などの大面積基板上の薄膜を均一にエッチングすること
を目的としたドライエッチング装置に関する。
グ装置は、大面積基板上の薄膜をエッチングするとき
に、エッチング速度の均一性が悪いという問題があっ
た。エッチング速度が不均一であると、エッチング処理
により形成されたパターン線幅がばらつき、その結果、
素子特性のばらつきが大きくなり、デバイス歩留りが低
下するという問題点があった。
め、特開昭64−66936号公報に示されるプラズマ
エッチング装置が知られている。これは図3に示すよう
に、対をなす上部電極3及び下部電極5のうち、プラズ
マ反応ガスが吹き出される側の上部電極3の外縁には、
傘状のプラズマ反応ガスの抑留板11が設けられ、上部
電極3及び抑留板11により基板9の上方空間を覆い、
これにより、基板9の中心部と外周部でプラズマ反応ガ
スの滞留時間を均一にしてエッチング速度を均一にする
ものである。またプラズマ反応ガスの滞留時間を均一に
する別の方法としてドライエッチング装置ではないが、
プラズマ処理装置として、図4のように基板台4を皿形
状にしプラズマの均一性を高める手段が特開昭52−1
53666号公報に示されている。8は排気口、12は
供給口である。
イエッチング装置では、プラズマ反応ガスの抑留板11
の傾斜角が固定されているため、1つのエッチングパタ
ーンでエッチング条件を設定してエッチング速度の均一
性を最小にしても、他のエッチングパターンでは、エッ
チング速度の均一性が悪いという問題点があった。つま
り、同一のエッチング装置に図2(a)〜(c)のよう
なエッチングパターンをもつ基板をエッチング処理する
場合に、図2(a)のエッチングパターンでエッチング
条件を定めてエッチングの処理が行われるが、このエッ
チングパターンでのエッチング条件の下に、図2
(b),(c)のエッチングパターンによる処理を行っ
た場合に、均一性が悪くなってしまうという問題点があ
った。また図2(d)のようにエッチングパターンが非
対称のものは、特に均一性が悪いという問題点があっ
た。
の場合にも、基板台4の周縁部の開き角度が固定である
ため、図3に示す場合と同様の問題点があった。また基
板台4自身が皿形状になっているため、基板台4の皿状
周縁部が大型基板の自動搬送時に邪魔になるという重大
な欠点があった。
ス流量制御板の傾き角度を調節することにより、基板に
作用させるプラズマ反応ガスのガス流をコントロールし
てエッチング速度の均一性を向上させたドライエッチン
グ装置を提供することにある。
め、本発明に係るドライエッチング装置は、ガス流量制
御板の組を有し、電圧印加された電極間でプラズマ化さ
れたプラズマ反応ガスを接触させて、半導体基板のエッ
チング処理を行うドライエッチング装置であって、組を
なすガス流量制御板は、半導体基板の周囲を囲んで各辺
にそれぞれ設置され、起倒可能であり、プラズマ反応ガ
スを受け入れるガス受け口を形成し、傾き角度を変更し
て半導体基板に作用させるプラズマ反応ガスのガス流を
制御するものである。
ぞれ個別に起倒制御されるものである。
に対し直立した姿勢と、基板の水平姿勢を下方に越えた
下傾姿勢との間の任意の角姿勢に制御されるものであ
る。
制御板の傾き角度を変更することにより、基板に作用さ
せるプラズマ反応ガスのガス流を制御する。
る。図1において、真空チャンバー1内には、下面にガ
ス吹き出し板2を備えた上部電極3と、基板台4を備え
た下部電極5とが上下に対向して平行に設置されてい
る。
辺外周部を取囲んで下部電極5側に保持され、電極3,
5間からのプラズマ反応ガスを受け入れるガス受け口7
aを形成し、内外に起倒可能であり、その傾き角度を変
更して基板9に作用させるプラズマ反応ガスのガス流を
制御するようになっている。
倒制御されるようになっている。開閉機構6は、真空チ
ャンバー1の外部から遠隔制御されるようになってい
る。ガス流量制御板7は、基板台4上の基板9に対し直
立した姿勢と、基板9の水平姿勢を下方に越えて30度
付近に下傾した姿勢との間の任意の角度姿勢に制御され
るようになっている。排気口8は、真空チャンバー1の
下部四隅に設けられ、ガスの流れが真空チャンバー1内
で対称となるようになっている。
エッチングモードとしたが、上部電極3を接地するリア
クティブイオンエッチングモードの装置に対しても有効
であるのは、言うまでもない。
図2(a)に示すようにクロムパターンをエッチングす
る場合には、ガス流量制御板7を基板台4に対して水平
にしてエッチング処理を行う。その場合、真空チャンバ
ー1内の真空圧力を50Pa,上部電極3及び下部電極
5間での放流電力を1KW,ガス吹き出し板2から吹き
出すガスとして塩素ガス150SCCM,ヘリウムガス
100SCCM,酸素ガス100SCCM,基板温度を
25℃に設定したエッチング条件の下に、エッチング速
度は500オングストローム/分であり、エッチングの
均一性は±10%であった。均一性は、個々のエッチン
グ条件により変動するが、前記条件がほぼ最適であっ
た。基板サイズは、500mm×400mmのものを用
いた。ディスプレイ用の薄膜トランジスタアレイ基板の
製造においては、多品種を製造する必要があり、また生
産性を向上させるため、大型基板を使用することが不可
欠となっている。さらに、薄膜トランジスタアレイの素
子特性のばらつきがディスプレイ表示に影響を与えない
ようにするためには、エッチング速度の均一性を±5%
以下、好ましくは±3%以下にする必要がある。
20度,40度,60度に傾けた場合、エッチング速度
は、ほぼ同じであり、エッチングの均一性はそれぞれ±
6%,±3%,および±10%であった。ガス流量制御
板7を40度付近に傾けるのが良いことが判った。同一
の条件で図2(b),(c)のパターンをエッチングし
たところ、それぞれエッチング速度の均一性は、±8
%,±15%と悪化した。
ロールし、エッチングを行ったところ、図2(b)のパ
ターンでは、10度付近、図2(c)のパターンでは、
−5度(基板台より下向きに5度下傾した場合)のとき
エッチング速度の均一性が一番良く、そのいずれの場合
にも、±3%以下にできた。また図2(d)のようにパ
ターンが非対称のものをエッチングした場合には、内側
のガス流量制御板7を外側に水平に傾け、左右のガス流
量制御板7を外側に15度傾け、手前側のガス流量制御
板7を外側に25度傾けることにより、エッチングの均
一性を±3%以下にできた。また、基板は、ガス流量制
御板7を倒して基板台上に搬出入することができるた
め、ガス流量制御板が基板の搬出入に支障となることは
ない。
部に設けたガス流量制御板の傾き角度を調整して反応ガ
スの基板に対する流れをコントロールするため、エッチ
ング速度の均一性を向上することができる。また、ガス
流量制御板を任意の姿勢に転換できるため、エッチング
パターンが変化してもガス流量制御板の傾き角度を変更
し、エッチング速度の均一性を±3%以下にすることが
できる。またガス流量制御板を各々別個独立に起倒制御
することにより、エッチングパターンが非対称であって
も、エッチング速度の均一性を±3%以下にできるとい
う効果がある。
を示す断面図である。
る。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 ガス流量制御板の組を有し、電圧印加さ
れた電極間でプラズマ化されたプラズマ反応ガスを接触
させて、半導体基板のエッチング処理を行うドライエッ
チング装置であって、 組をなすガス流量制御板は、半導体基板の周囲を囲んで
各辺にそれぞれ設置され、起倒可能であり、プラズマ反
応ガスを受け入れるガス受け口を形成し、傾き角度を変
更して半導体基板に作用させるプラズマ反応ガスのガス
流を制御するものであることを特徴とするドライエッチ
ング装置。 - 【請求項2】 組をなす各ガス流量制御板は、それぞれ
個別に起倒制御されるものであることを特徴とする請求
項1に記載のドライエッチング装置。 - 【請求項3】 組をなす各ガス流量制御板は、基板に対
し直立した姿勢と、基板の水平姿勢を下方に越えた下傾
姿勢との間の任意の角姿勢に制御されるものであること
を特徴とする請求項1、又は2に記載のドライエッチン
グ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14500393A JP2503879B2 (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | ドライエッチング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14500393A JP2503879B2 (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | ドライエッチング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0722388A JPH0722388A (ja) | 1995-01-24 |
JP2503879B2 true JP2503879B2 (ja) | 1996-06-05 |
Family
ID=15375208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14500393A Expired - Fee Related JP2503879B2 (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | ドライエッチング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2503879B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
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KR100408405B1 (ko) | 2001-05-03 | 2003-12-06 | 삼성전자주식회사 | 반도체 소자의 제조 장치 |
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JP2013149635A (ja) * | 2010-05-11 | 2013-08-01 | Sharp Corp | ドライエッチング装置 |
-
1993
- 1993-06-16 JP JP14500393A patent/JP2503879B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0722388A (ja) | 1995-01-24 |
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