JP2503801B2 - 長尺物の外観検査装置 - Google Patents

長尺物の外観検査装置

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JP2503801B2 JP9729191A JP9729191A JP2503801B2 JP 2503801 B2 JP2503801 B2 JP 2503801B2 JP 9729191 A JP9729191 A JP 9729191A JP 9729191 A JP9729191 A JP 9729191A JP 2503801 B2 JP2503801 B2 JP 2503801B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は長尺物の傷等の部分的な
異常を検出する長尺物の外観検査装置に関するもので、
生産ラインに設置して長尺物の外観を管理する場合、傷
等の不良検出を行なうには、不良検出を行なった後、そ
の部分を他の製品と区別して排除する場合等に使用可能
である。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の長尺物の傷等の部分的な
異常を検出する長尺物の外観検査装置としては、長尺物
の周囲に4方向から光を供給するオプティカルファイバ
で導かれた光源を、その長さ方向の移送方向の2箇所に
配設し、その光源によって長尺物の周囲を照射し、その
照射された長尺物を他のオプティカルファイバで特定の
枠体に垂直配列されたオプティカルファイバ端部に導
き、それを1台の撮像手段で画像化するものが市販され
ている。
【0003】また、それを改良したものに、本出願人の
特開平1−112143号公報(特願昭62−2698
48号)に掲載の長尺物の外観検査装置の技術があり、
それによれば、長さ方向に連続して移送される長尺物の
周囲に配設された2台以上の撮像手段と、前記撮像手段
で検出した画像情報を垂直方向に合成して、1画面単位
の2以上の画像とする画像合成手段と、前記画像合成手
段の出力信号から前記長尺物の部分的な異常を検出する
異常検出手段と、前記異常検出手段の出力で異常が検出
された前記長尺物の異常箇所を特定する異常箇所検出手
段とを具備することを特徴とするものである。
【0004】この種の長尺物の外観検査装置によれば、
複数画面単位の画像を1画面単位の画像入力として異常
検出手段に入力し、そこで、前記長尺物の部分的な異常
を検出し、異常箇所検出手段でその検出した前記長尺物
の異常箇所を特定することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の長
尺物の外観検査装置は、長さ方向に連続して移送される
長尺物の周囲に配設された2台以上の撮像手段が、長尺
物の長さ方向に対して垂直方向の同一平面上に位置して
いるから、長尺物がグラスラン等の場合、ウレタン面の
外観検査の態様と意匠面の外観検査の態様とでは、精度
良く検査を行なおうとすると照明光の入射角を変更する
必要があり、特定の入射角では明瞭に検出できない場合
がある。
【0006】例えば、図4のウレタン面の外観を観察す
る場合の光源及びCCDカメラの配置状態の説明図に示
すように、ワークのウレタン面100の外観を観察する
場合には、ウレタン面100からほぼ15度程度斜めに
光源101を設けて照射し、ウレタン面100に対して
垂直方向からCCDカメラ102で観測すると、微小凹
凸の陰影が大きくなって確実に検出できる。反面、ワー
クの滑かな面で構成する意匠面200においては、図5
の意匠面の外観を観察する場合の光源及びCCDカメラ
の配置状態の説明図に示すように、正面付近に光源20
1を設けて、その光源201から光をほぼ80〜90度
程度で照射してCCDカメラ202で照明の正反射(全
反射)を常に捕えるようにすることで、凹凸のコントラ
スト変化を確実に検出ができるという特性がある。ま
た、長尺物がグラスラン等の複雑な形状のものでは、特
定の面に所定の入射角で照明しても、他の面の反射によ
って精度を上げることができないことがある。
【0007】そこで、本発明は複雑な形状の長尺物で
も、精度良く検出できる長尺物の外観検査装置の提供を
課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる長尺物の
外観検査装置は、連続移送される長尺物の長さ方向に所
定の距離を離して複数配設されたラインファイバと、前
記ラインファイバで照射した長尺物を撮像する撮像手段
と、前記撮像手段で検出した画像情報を合成して、1画
面に複数画像を形成する画像合成手段の出力信号から前
記長尺物の所定領域内の異常を画像毎に検出する異常検
出手段と、連続移送される長尺物の移動距離を検出する
エンコーダと、前記画像毎に検出する異常検出手段の出
力を書込み、その書込んだ信号を前記エンコーダ出力で
シフトし、異常個所の検出時間ずれを補正する記憶手段
とを有し、長尺物の外観検査を長尺物の流れに沿って配
設したラインファイバの照射光によって行なう。
【0009】
【作用】本発明においては、連続移送される長尺物の長
さ方向に所定の距離を離して複数のラインファイバを配
設し、しかも、そのラインファイバを検出対象に応じた
位置に設定し、その位置設定されたラインファイバで長
尺物を照射し、その照射された長尺物を前記ラインファ
イバと対をなす撮像手段で撮像する。そして、前記長尺
物の所定領域内の異常を異常検出手段で画像毎に検出
し、異常が検出された前記長尺物の異常箇所をシフトレ
ジスタに記憶する。その撮像手段で検出した画像情報
は、連続移送される長尺物の長さ方向に所定の距離を離
しているから、その距離をエンコーダが長尺物の移動に
よって発生するパルス数に置換し、前記エンコーダの出
力パルスでシフトレジスタをシフトし、画像合成手段で
複数画像として合成した画像の異常箇所に位置のずれが
あっても、長尺物の移動位置を特定する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0011】図1は本発明の一実施例の長尺物の外観検
査装置のモニタ映像作成までの構成を示すブロック図で
ある。図2は本発明の一実施例の長尺物の外観検査装置
のモニタ映像から異常検出出力を得るまでの構成を示す
ブロック図である。図3は本発明の一実施例の長尺物の
外観検査装置に使用する撮像手段4a,4b,4cの配
置状態を示す長尺物1を中心とした配置説明図である。
【0012】図において、長さ方向に連続して移送され
る長尺物1は、グラスラン、ウエザストリップ、モール
等の管材または棒材である。単数または複数のラインフ
ァイバ2a,2b,2cはオプティカルファイバ3a,
3b,3cの端部を保持し、オプティカルファイバ3で
導かれた光を長尺物1の外周面に均等に照射するもの
で、所定の照射面積が得られるように、その長さ、形
状、数が設定される。撮像手段4a,4b,4cはビデ
オカメラ、工業用テレビカメラ、工業用撮影装置等に使
用されるCCDイメージセンサ、MOSイメージセン
サ、イメージオルシコン、ビジコン等であり、垂直・水
平同期信号発生回路6で駆動される。
【0013】特に、本実施例においては、図2及び図3
に示すように、長尺物1の長さ方向に沿って所定の距離
を離して撮像手段4a,4b,4cが配設されており、
また、ラインファイバ2a,2b,2cはその検出対象
面の性状に合致した照射角度を有するもので、図4及び
図5に示すように、長尺物1の外観検査形状に応じてそ
の撮像手段4a,4b,4cとラインファイバ2a,2
b,2cの位置が設定されている。また、各ラインファ
イバ2a,2b,2cの光は互いに干渉しないように位
置決めするか、或いは、両者間に光が互いに干渉しない
ように遮蔽板を配設する。本実施例では、照射角が異常
検出面に対して15度程度に設定したラインファイバ2
aを端部に配設することにより、その照射光の影響が他
のラインファイバ2b及びラインファイバ2c側の撮像
手段4b及び撮像手段4cに干渉しないようにしてい
る。
【0014】前記垂直・水平同期信号発生回路6で駆動
された3台の撮像手段4a,4b,4cの出力は、各々
画像信号回路5a,5b,5cで所定の走査線数の映
像、即ち、画像情報として出力される。このとき、3台
の撮像手段4a,4b,4cの出力は、撮像手段4aが
1画面単位の上から3分の1の領域、撮像手段4bが1
画面単位の上3分の1から3分の2の領域、撮像手段4
bが1画面単位の上3分の2から3分の3の領域に長尺
物画像1a,1b,1cが位置するように、3台の撮像
手段4a,4b,4cを設置する。
【0015】マルチプレクサ8は撮像手段4a,4b,
4cの出力を入力し、垂直・水平同期信号発生回路6か
ら垂直同期信号を起点とする水平同期信号の数を計数
し、長尺物1の像は撮像手段4aが1画面単位の上から
3分の1の領域、撮像手段4bが1画面単位の上3分の
1から3分の2の領域、撮像手段4cが1画面単位の上
3分の2から3分の3の領域にくるように、タイミング
回路7で水平同期信号を計数して画像情報の切替えタイ
ミングを作り、撮像手段4a,4b,4cの出力を切替
える。それらの撮像手段4a,4b,4cの出力の画像
情報を、画像信号出力回路9で1画面単位の画像情報と
して出力する。したがって、モニタ10には図示のよう
に、長尺物1を撮像手段4a,4b,4cで撮像した長
尺物画像1a,1b,1cは、撮像手段4aが1画面単
位の上から3分の1の領域、撮像手段4bが1画面単位
の上3分の1から3分の2の領域、撮像手段4cが1画
面単位の上3分の2から3分の3の領域に位置する画像
となる。
【0016】なお、垂直・水平同期信号発生回路6から
垂直同期信号を起点とする水平同期信号のタイミングの
設定によって、3台の撮像手段4a,4b,4cの長尺
物1の画像を中心位置に捕えたものを合成することもで
きる。
【0017】前記モニタ10で映像化された画像と同一
画像が、同期分離回路13に入力されている。同期分離
回路13では1画面単位の映像化された信号から、垂直
同期信号及び水平同期信号を分離し、タイミング発生回
路12で撮像手段4a,4b,4cの画像位置に応じて
アナログゲート14を開閉制御するタイミング信号を得
る。即ち、タイミング発生回路12では垂直同期信号及
び水平同期信号のスタートを起点として、所定領域内の
画像情報を抽出する。
【0018】この画像情報を抽出する所定の領域Wは、
領域設定回路11でその抽出する所定範囲長を予め設定
入力しておく。それによって、1画面のいずれの範囲を
抽出するかが決定される。抽出する所定の領域Wのタイ
ミング発生回路12でアナログゲート14を開閉制御
し、所定の撮像手段4a,4b,4cで撮像した長尺物
画像1a,1b,1cの要部信号のみを微分回路15に
入力する。前記微分回路15では到来信号を微分する。
このとき、長尺物画像1a,1b,1cの要部信号に傷
等の不連続部分があると、その不連続部分は微分回路1
5の出力が大きくなり、また、単調な平坦な信号ではそ
の出力が小さくなる。前記微分回路15の出力は感度調
整回路16を介して判定回路17に入力される。判定回
路17では所定の信号レベルにある微分回路15の出力
を、所定の閾値と比較して所定の閾値以上にあるとき、
その出力を“H”または“L”とする。
【0019】前記判定回路17の出力は、その信号の出
力が撮像手段4a,4b,4cで撮像した長尺物画像1
a,1b,1cの何れに該当するかをタイミング発生回
路12の出力によってアンドゲート19a,19b,1
9cを開閉し、判定回路17の出力を、シフトレジスタ
18の所定のアドレスに書込む。このシフトレジスタ1
8の所定のアドレスは、長尺物1の長さ方向に沿って配
設した撮像手段4a,4b,4cの距離に対応するメモ
リに格納される。即ち、このシフトレジスタ18は長さ
方向に連続移送される長尺物1の移動距離を検出するエ
ンコーダ20の出力によってシフトされ、撮像手段4a
で撮影された長尺物1の特定の位置がアンドゲート19
aで格納されたシフトレジスタ18のアドレスとする
と、長尺物1の移動に伴ないエンコーダ20の出力によ
ってそれがシフトされ、前記長尺物1の特定の位置が撮
像手段4bで撮影される位置となったとき、前記長尺物
1の撮像手段4aで撮影された特定の位置がアンドゲー
ト19bで格納されるアドレスに対応する。したがっ
て、撮像手段4a,4b,4cの位置のずれは、シフト
レジスタ18のアドレスの違いとなって補正され、その
異常検出出力は撮像手段4a,4b,4cの位置のずれ
を補正した出力、即ち、長尺物1の位置に対応する出力
となる。このように構成された上記実施例の長尺物1の
外観検査装置は、長尺物1を所定長に切断する前の検査
装置等として使用される。
【0020】このように、本実施例の長尺物の外観検査
装置は、長さ方向に連続移送される長尺物1の長さ方向
に沿って所定の距離を離して複数配設されたラインファ
イバ2a,2b,2cと、前記ラインファイバ2a,2
b,2cで照射した長尺物1を撮像する前記ラインファ
イバ2a,2b,2cと対をなす撮像手段4a,4b,
4cと、前記撮像手段4a,4b,4cで検出した画像
情報を合成して、1画面内に撮像手段4a,4b,4c
に対応する複数の画像を形成する垂直・水平同期信号発
生回路6及びタイミング回路7、マルチプレクサ8等か
らなる画像合成手段と、前記画像合成手段の出力信号か
ら前記長尺物1の所定領域W内の異常を画像毎に検出す
る同期分離回路13で垂直同期信号及び水平同期信号を
分離し、タイミング発生回路12で撮像手段4a,4
b,4cの画像位置に応じてアナログゲート14を開閉
し、そして、信号の微分を行なう微分回路15、感度調
整回路16、判定回路17からなる異常検出手段と、長
さ方向に連続移送される長尺物1の移動距離を検出する
エンコーダ20と、前記画像毎に検出したタイミング発
生回路12、同期分離回路13、アナログゲート14、
微分回路15、感度調整回路16、判定回路17からな
る異常検出手段の出力を書込み、その書込んだ信号を前
記エンコーダ20の出力でシフトし、異常個所の検出時
間ずれを補正するシフトレジスタ18とを具備するもの
である。
【0021】したがって、長尺物1の形態を3台の撮像
手段4a,4b,4cで画像情報とし、それをマルチプ
レクサ8等の画像合成手段によって1画面単位の3画像
情報とするものであるから、長尺物1の傷等の形態異常
を検出する場合には、長尺物1の形態を3台の撮像手段
4a,4b,4cで画像情報としているにもかかわら
ず、1画面の異常を判断する回路、即ち、3台の撮像手
段4a,4b,4cの出力を1画面の出力とするもので
あるから、撮像手段の1台の出力を検出する回路を有し
ておればよいから、その装置の構成が廉価とすることが
できる。勿論、本発明を実施する場合の撮像手段の数は
3台に特定されるものではなく、複数台であればよい。
【0022】また、ラインファイバ2a,2b,2cで
照射した長尺物1を撮像する前記ラインファイバ2a,
2b,2cと対をなす撮像手段4a,4b,4cは、長
尺物1の癌間検査対象の形態に応じて表面照度を設定で
き、特に、長尺物1の性状に応じてラインファイバ2
a,2b,2c及び撮像手段4a,4b,4cを選択す
ればよいので、1つの長尺物1に対して複数の撮像手段
4a,4b,4cを長尺物1の長さ方向に位置をずらせ
て配設でき、互いにラインファイバ2a,2b,2cの
照射光が干渉しないようにでき、ラインファイバ2a,
2b,2cの形状及び大きさ及び数は長尺物1の形状に
応じて任意に設定できるから、外観異常の検出精度を向
上させることができる。
【0023】そして、異常検出手段の出力で異常が検出
された前記長尺物の異常箇所を特定する異常箇所検出手
段として、異常検出手段の出力を長尺物1の移送距離に
一致させたシフトレジスタ20に記憶させるものである
から、マーキング、切断等の作業位置とのタイミングを
容易に得ることができる。
【0024】ところで、上記実施例の長尺物1の周囲に
配設された3台の撮像手段4a,4b,4cは、長尺物
1の全周囲を判断する場合には、その面が出来るだけ垂
直に撮影できる状態に設定することが望ましい。したが
って、本発明を実施する場合ラインファイバ2a,2
b,2c側で照射角度を設定するのが望ましい。
【0025】また、上記実施例の撮像手段4a,4b,
4cで検出した画像情報を垂直方向に合成して、1画面
単位の3画像情報とするマルチプレクサ8等の画像合成
手段は、予め、長尺物1を撮像手段4a,4b,4cで
撮像した長尺物画像1a,1b,1cは撮像手段4aが
1画面単位の上から3分の1の領域、撮像手段4bが1
画面単位の上3分の1から3分の2の領域、撮像手段4
cが1画面単位の上3分の2から3分の3の領域に位置
するようにしているが、本発明を実施する場合には、撮
像手段の画像情報を垂直方向に合成すればよいことか
ら、撮像手段で撮像した長尺物画像が1画面単位の中央
に位置するように撮像手段を設定し、遅延手段を介在さ
せて撮像手段で検出した画像情報を垂直方向に合成して
もよい。
【0026】そして、上記実施例の画像合成手段の出力
信号から前記長尺物1の所定領域内の異常を検出する同
期分離回路13の出力で画像情報のみを微分回路の入力
とし、微分回路15の出力を所定の閾値と比較する判定
回路17からなる異常検出手段は、傷等の不連続部分の
検出手段としたが、本発明を実施する場合には、1画面
単位の長尺物画像の相互間の近似状態を比較することも
できる。また、長尺物1の性状により発生する傷等が大
きくなる場合には、微分回路15の検出は傷の端部検出
となるが、フリップフロップ等を用いて、その両端検出
により傷の範囲を検出することができる。
【0027】更に、上記実施例のラインファイバ2a,
2b,2cと対をなす撮像手段4a,4b,4cは、単
に1対1との対応ではなく、複数対1または複数対複数
とすることもできる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、この発明の長尺物の外観
検査装置は、長さ方向に連続移送される長尺物の長さ方
向に沿って所定の距離を離して複数配設されたラインフ
ァイバと、前記ラインファイバで照射した長尺物を撮像
する前記ラインファイバと対をなす撮像手段とを具備
し、前記撮像手段で検出した画像情報を画像合成手段に
よって合成して1画面内に撮像手段に対応する複数の画
像を形成し、前記画像合成手段の出力信号から前記長尺
物の所定領域内の異常を画像毎に検出し、その検出した
異常位置をシフトレジスタの撮像手段に対応する個所に
書込み、そのシフトレジスタに書込んだデータを長尺物
の移動距離を検出するエンコーダの出力でシフトし、異
常個所の検出位置ずれを補正するものである。
【0029】したがって、長さ方向に連続移送される長
尺物の長さ方向に沿って所定の距離を離して複数配設さ
れたラインファイバ及びそれと対をなす撮像手段は、長
尺物の長さ方向に対して垂直平面に設定しなくてもよい
から、長尺物の外観検査に必要なラインファイバと撮像
手段との設置条件が拘束されず、複雑な形状の長尺物で
も、長尺物の性状に応じたラインファイバと撮像手段と
を設置でき、異常検出精度を高くできるから信頼性の高
い外観異常検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は本発明の一実施例の長尺物の外観検査
装置のモニタ映像作成までの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】第2図は本発明の一実施例の長尺物の外観検査
装置のモニタ映像から異常検出出力を得るまでの構成を
示すブロック図である。
【図3】第3図は本発明の一実施例の長尺物の外観検査
装置に使用する撮像手段の配置状態を示す長尺物を中心
とした配置説明図である。
【図4】図4はウレタン面の外観を観察する場合の光源
及びCCDカメラの配置状態の説明図である。
【図5】図5は意匠面の外観を観察する場合の光源及び
CCDカメラの配置状態の説明図である。
【符号の説明】
1 長尺物 2a,2b,2c ラインファイバ 4a,4b,4c 撮像手段 6 垂直・水平同期信号発生回路 7 タイミング回路 8 マルチプレクサ 12 タイミング発生回路 13 同期分離回路 14 アナログゲート 15 微分回路 16 感度調整回路 17 判定回路 18 シフトレジスタ 20 エンコーダ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さ方向に連続移送される長尺物の長さ
    方向に沿って所定の距離を離して複数配設されたライン
    ファイバと、 前記ラインファイバで照射した長尺物を撮像する前記ラ
    インファイバと対をなす撮像手段と、 前記撮像手段で検出した画像情報を合成して、1画面内
    に撮像手段に対応する複数の画像を形成する画像合成手
    段と、 前記画像合成手段の出力信号から前記長尺物の所定領域
    内の異常を画像毎に検出する異常検出手段と、 長さ方向に連続移送される長尺物の移動距離を検出する
    エンコーダと、 前記画像毎に検出した異常検出手段の出力を書込み、そ
    の書込んだ信号を前記エンコーダ出力でシフトし、異常
    個所の検出時間ずれを補正するシフトレジスタとを具備
    することを特徴とする長尺物の外観検査装置。
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