JP2503083B2 - 塗被紙用塗料の調製方法 - Google Patents

塗被紙用塗料の調製方法

Info

Publication number
JP2503083B2
JP2503083B2 JP1272170A JP27217089A JP2503083B2 JP 2503083 B2 JP2503083 B2 JP 2503083B2 JP 1272170 A JP1272170 A JP 1272170A JP 27217089 A JP27217089 A JP 27217089A JP 2503083 B2 JP2503083 B2 JP 2503083B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mixer
pigment
concentration
paint
slurry
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1272170A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03137294A (ja
Inventor
敬允 渡辺
佳博 宮本
重徳 福持
嘉昭 樋口
芳一 小張
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINOJI SEISHI KK
Original Assignee
SHINOJI SEISHI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHINOJI SEISHI KK filed Critical SHINOJI SEISHI KK
Priority to JP1272170A priority Critical patent/JP2503083B2/ja
Publication of JPH03137294A publication Critical patent/JPH03137294A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2503083B2 publication Critical patent/JP2503083B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、抄造された紙の表面に塗被して艶出し等の
紙面加工を行うための塗被紙用塗料の調製方法に関する
ものである。
(従来の技術及びその問題点) この種の塗被紙用塗料は、カオリン、炭酸カルシウ
ム、クレー、水酸化アルミニウム、二酸化チタン等から
洗濯される複数種類の顔料に、ラテックスや澱粉等の接
着剤と流動変性剤や消泡剤、染料等の助剤とを混合して
調製されるものであるが、塗被後の乾燥に要するエネル
ギーを軽減し得ると共に、塗膜厚さの調整が容易とな
る、等の理由により、塗工機に供給される最終段階での
塗料の濃度を可能な限り高めることが望まれている。
然して、前記顔料や接着剤、助剤等は、塗料調製時の
輸送、計量、混合等に好都合なように液状態でストレー
ジタンクにストレージされるものであるから、個々にス
トレージされる段階での各成分の濃度を、各成分スラリ
ーの調製や輸送、計量等に不都合が生じない範囲で可能
な限り高めることにより、これら各成分の混合調製によ
って得られる最終段階での塗料の濃度を高めていた。換
言すれば、個々にストレージされる段階で各成分の最大
濃度が決まってしまうため、これら各成分の混合調製に
よって得られる最終段階での塗料の濃度も、使用する成
分の種類や量によって自ずから決まってしまうことにな
り、それ以上に塗料の濃度を高めることが出来なかっ
た。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記のような従来の問題点を解決するため
に、ストレージタンクにより個別にストレージされた顔
料スラリー、接着剤、助剤等を各々所要量だけメークア
ップミキサーに供給して被塗紙用塗料を調製する工程に
於いて、前記顔料スラリーの内、少なくとも1種類の顔
料スラリーは、メークアップミキサーに投入する直前
に、同一種類の顔料粉体を所要量だけミキサーにより混
合して、ストレージ時よりも顔料濃度を高めた後にメー
クアップミキサーに供給することを特徴とする塗被紙用
塗料の調製方法を提案するものである。
(実施例) 以下に本発明の一実施例を添付の例示図に基づいて説
明する。
1a〜1cは、カオリン、炭酸カルシウム、クレー等の顔
料スラリーを個々にストレージするストレージタンク、
2a,2bは、ラテックスや澱粉等の液状接着剤を個々にス
トレージするストレージタンク、3a,3bは、流動変性剤
や消泡剤等の液状助剤を個々にストレージするストレー
ジタンクである。これら各ストレージタンク1a〜3bには
個々にポンプ4a〜6b及び計量器7a〜9bが接続されてい
る。
顔料スラリー用の各ストレージタンク1a〜1cには、コ
ーレス等の分散機10a〜10cにより、水等の溶媒に各顔料
粉体タンク11a〜11cから供給される顔料粉体を分散混合
して調製された所要濃度の顔料スラリーが供給され、保
存される。
12は、各ストレージタンク1a〜3bから計量送出される
塗料成分を混合して、所要組成の塗料を調製するコーレ
ス等のメークアップミキサーであるが、顔料スラリーの
内、使用量が多く且つ濃度を比較的高め易いカオリンス
ラリーについては、直接メークアップミキサー12に供給
するのではなく、粉研株式会社製の商品名「フロージェ
ットミキサー」等の、高濃度のスラリーを調製し得るミ
キサー13に於いて、ストレージタンク1aから送出される
所要量のカオリンスラリーに、カオリン粉体タンク11a
から送出され且つ計量器14により計量される所要量のカ
オリン粉体を分散混合して、ストレージタンク1aに於い
てストレージしているときよりもカオリン濃度を高めた
後に、当該ミキサー13からメークアップミキサー12に投
入される。
尚、顔料スラリーのストレージタンク1a〜1c等、溶質
が分離沈澱する恐れのあるものをストレージするタンク
には、アジテータ15が組み込まれる。
調製塗料の組成が決まると、その組成に従って各スト
レージタンク1a〜3bから、必要な顔料スラリー、接着
剤、及び助剤が必要量だけポンプ4a〜6bにより送出さ
れ、メークアップミキサー12に供給されて混合される
が、カオリンスラリーだけは、ストレージタンク1aから
ミキサー13に送入され、ここでカオリン粉体タンク11a
から供給される所要量のカオリン粉体と混合されて濃度
を高められた後にメークアップミキサー12に供給され
る。例えば、コーレス等の分散機10aに於いて調製し得
るカオリンスラリーのカオリン濃度の最大限が80%程度
であるとするならば、前記のようにメークアップミキサ
ー12への供給直前にミキサー13でカオリン粉体を混合す
ることにより、メークアップミキサー12へ供給される最
終段階のカオリンスラリーの濃度を80数%に高めること
が出来る。従って、メークアップミキサー12に於いて各
成分が混合されることにより調整される塗料の濃度は、
ストレージタンク1aでストレージされているカオリンス
ラリーをそのまま使用した場合の濃度よりも、数%高め
ることが出来る。
上記のようにしてメークアップミキサー12により調製
された塗料は、ポンプ16により一旦塗料ストレージタン
ク17に移され、当該ストレージタンク17からポンプ18に
より塗工機19の塗料サービスタンク20に供給される。21
は塗料中の砂利、毛髪等の異物や所定以上の粒度の塊を
除去するための篩分け用フィルターである。
塗工機19は、送出リール22から送出される被加工紙体
(原紙)23aの表面に所定量の塗料を塗被するものであ
り、塗被された加工紙体23bは、乾燥機24により塗膜が
乾燥せしめられた後、巻取りリール25に巻き取られる。
尚、塗料調製に使用される顔料、接着剤、及び助剤の
具体成分は、上記実施例に例示したものに限定されるわ
けではなく、実際には更に多くの種類のものが準備され
る。又、カオリンスラリーを利用して濃度調整を行った
が、カオリン以外の顔料スラリーやカオリンを含む複数
種類の顔料スラリーを利用して、同様の濃度調整を行う
ことも可能である。
(発明の作用及び効果) 以上のように本発明の塗被紙用塗料の調製方法によれ
ば、前記顔料スラリーの内、少なくとも1種類の顔料ス
ラリーは、メークアップミキサーに投入する直前に、同
一種類の顔料粉体を所要量だけミキサーにより混合し
て、ストレージ時よりも顔料濃度を高めた後にメークア
ップミキサーに供給するのであるから、前記顔料スラリ
ーを調製してストレージする段階では、当該スラリー個
々の分散機による調製や輸送、計量等に不都合が生じな
い程度に顔料濃度を抑えなくてはならない場合でも、メ
ークアップミキサーにより最終的に調製される塗料の濃
度を、無理なく容易に高めることが出来る。即ち、塗被
後の乾燥に要するエネルギーを軽減し得ると共に、塗膜
厚さの調整が容易な、濃度の高い塗料を簡単容易に調製
することが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明方法の一実施例を説明するブロック線図で
ある。 1a〜1c……顔料スラリーのストレージタンク、2a,2b…
…液状接着剤のストレージタンク、3a,3b……液状助剤
のストレージタンク、4a〜6b……ポンプ、7a〜9b,14…
…計量器、10a〜10c……コーレス等の分散機、11a〜11c
……顔料粉体タンク、12……メークアップミキサー、13
……「フロージェットミキサー」等のミキサー、19……
塗工機。
フロントページの続き (72)発明者 樋口 嘉昭 徳島県阿南市豊益町吉田1番地 神崎製 紙株式会社富岡工場内 (72)発明者 小張 芳一 徳島県阿南市豊益町吉田1番地 神崎製 紙株式会社富岡工場内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ストレージタンクにより個別にストレージ
    された顔料スラリー、接着剤、助剤等を各々所要量だけ
    メークアップミキサーに供給して塗被紙用塗料を調製す
    る工程に於いて、前記顔料スラリーの内、少なくとも1
    種類の顔料スラリーは、メークアップミキサーに投入す
    る直前に、同一種類の顔料粉体を所要量だけミキサーに
    より混合して、ストレージ時よりも顔料濃度を高めた後
    にメークアップミキサーに供給することを特徴とする塗
    被紙用塗料の調製方法。
JP1272170A 1989-10-18 1989-10-18 塗被紙用塗料の調製方法 Expired - Lifetime JP2503083B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1272170A JP2503083B2 (ja) 1989-10-18 1989-10-18 塗被紙用塗料の調製方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1272170A JP2503083B2 (ja) 1989-10-18 1989-10-18 塗被紙用塗料の調製方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03137294A JPH03137294A (ja) 1991-06-11
JP2503083B2 true JP2503083B2 (ja) 1996-06-05

Family

ID=17510048

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1272170A Expired - Lifetime JP2503083B2 (ja) 1989-10-18 1989-10-18 塗被紙用塗料の調製方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2503083B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2910479B1 (fr) * 2006-12-20 2012-09-07 Coatex Sas Procede de fabrication d'une dispersion ou d'une suspension aqueuse contenant du carbonate de calcium et du kaolin et son utilisation dans la fabrication de sauces de couchage.

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03137294A (ja) 1991-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4812492A (en) Aqueous pigment preparation, and the use thereof
US4011311A (en) Applicator stick
CN100488776C (zh) 用于产生哑光和亮光表面的印刷方法
EP1270811A1 (de) Verfahren zum Imprägnieren von Dekorpapieren
JPS63235377A (ja) 陽イオン処理した顔料分散物および塗料
CA2551288A1 (en) Method for processing gunned concrete by means of a spraying machine, and spraying machine
JP2503083B2 (ja) 塗被紙用塗料の調製方法
JPH06142492A (ja) マイクロカプセルの製造方法
US4038445A (en) Coated paper
EP0866840B1 (en) An aqueous adhesive which can be applied to a substrate by screen printing, a method for preparing same and the use of such an adhesive
FI96627C (fi) Paperinpäällystyspigmenttejä
JP2558178B2 (ja) 塗料供給装置
GB2216527A (en) Method for pulverizing gelatin, and the use in paints, coating layers, films, and finished cloths
US4125641A (en) Method for applying a coating composition onto a moving paperweb
US4414032A (en) Anti-flooding agent for paints and plasters
DE2261189C3 (de) Verfahren zum Herstellen von ölenthaltenden Mikrokapseln
JPH06116525A (ja) 孔版印刷用インキ組成物
CA1062985A (en) Alumina dispersions
CA2949189C (en) Method of producing a pigment containing, cationic, high solids aqueous dispersion, aqueous dispersion containing pigments, and use thereof
JPH06240211A (ja) 接着剤混合供給方法及び装置
CN208600070U (zh) 一种可恒温控制胶水搅拌涂布机
JPH11502904A (ja) セルロース系シート材料
US1470765A (en) Satin white and process of manufacture
JPS58132050A (ja) 油性ワニス中への無機顔料の微分散法
EP0102027A1 (de) Vorrichtung zur Herstellung verschäumter Flotten, z.B. zum Auftrag auf eine Warenbahn od.dgl.