JP2502941Y2 - 空気圧縮機 - Google Patents

空気圧縮機

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JP2502941Y2
JP2502941Y2 JP773592U JP773592U JP2502941Y2 JP 2502941 Y2 JP2502941 Y2 JP 2502941Y2 JP 773592 U JP773592 U JP 773592U JP 773592 U JP773592 U JP 773592U JP 2502941 Y2 JP2502941 Y2 JP 2502941Y2
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JP
Japan
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cylindrical body
air
compressor
cylinder
air tank
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JP773592U
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Inventor
力 吉田
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Max Co Ltd
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Max Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】電動機によって駆動される空気圧
縮機に関する。
【0002】
【従来技術】一般の空気圧縮機は長胴状の空気タンクに
圧縮機本体を固定し、圧縮機本体のシリンダ及びシリン
ダヘッド部分を空気タンクから離反する方向に配置した
ものが多い。このような構造の圧縮機は外形形状が大き
くなり可搬性を損なうため、最近では実開昭62−39
78号に示されるように、空気タンクに凹部を形成し該
凹部内に圧縮機本体のシリンダ及びシリンダヘッド部収
容させるようにして外形形状を小型化した圧縮機の提案
がされている。この圧縮機ではシリンダ及びシリンダヘ
ッド部を凹部の内壁面と間隙をもって配置し、圧縮機駆
動用モータの回転によって生気される空気流をこの凹部
の開口部の一方側から凹部内へ導いて、この空気流をシ
リンダ及びシリンダヘッドの外周に形成した冷却フィン
に当てて圧縮機を冷却させ、この空気流を凹部開口部の
他方の側から排出させるようにしたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにシリンダ及びシリンダヘッド部が凹部内に収容され
ていると、駆動モータによって生起された空気流がシリ
ンダ及びシリンダヘッド部の隅々まで流動しずらく、圧
縮機構の一部の冷却効果が不十分となることがある。即
ち開口部の一側側から凹部に導入された空気が凹部の最
深部まで至らずに開口部の他側から排出されてしまう傾
向があるためである。従ってこの形式の構造は比較的吐
出量の小さい小型の圧縮機かまたは吐出圧力の比較的低
い低圧用圧縮機では充分な冷却効果があっても、より容
量の大きい圧縮機に適用しようとすると、圧縮機構部分
での発生熱量が大きくなり圧縮効率を悪くしたり、各機
構部の耐久性に障害を生じたりする問題が発生してい
る。
【0004】この考案は大きな吐出空気量をもつ圧縮機
構部分を空気タンクの内方部分に収容できて外形形状が
小型にでき、かつ圧縮機構部の高温化が防止でき圧縮効
率を高く維持できることが可能な空気圧縮機を提供する
ことを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】長胴状の空気タンクに該
タンクの円筒部の直径方向に対向した周壁部分を各々貫
通させて円筒体を溶接固定し、該円筒体の一方の端部か
ら円筒体内に圧縮機本体を円筒体内壁面と間隙をもたせ
て収容配置するとともに、上記円筒体には該円筒体の直
径方向に対向する周壁を各々貫通させて中空パイプを取
り付け、該中空パイプの中央部に円筒体の軸線方向に沿
って開口させた接続口を形成し、該接続口と前記圧縮機
本体の吐出室とを接続管を介して接続させ、更に上記円
筒体の他方の端部に前記円筒体内の空気を流動させる電
動ファンを配置したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】シリンダ及びシリンダヘッド部分が空気タンク
の長胴部分を貫通して溶接固定された円筒体内に収容さ
れて空気タンクの内部に収容できるため外形形状が小型
化に構成できる。また、円筒体の一端側に設置した電動
ファンによって円筒体の内部の空気を円筒体の長手に沿
って流動させることができ、シリンダ及びシリンダヘッ
ドの外周面を効率よく冷却させる。
【0007】
【考案の効果】シリンダ及びシリンダヘッドが円筒体内
に配置され且つ空気タンク内に収容されるため圧縮機全
体の外形が小型にでき、可搬性の良好な空気圧縮機が得
られる。又、圧縮機構部分が円筒体の内壁から間隙を隔
てて配置され、かつ円筒体の一端側に配置した電動ファ
ンによって円筒体内の空気を流動させて圧縮機構部分の
冷却が効率よく行われるため、より吐出能力の大きい圧
縮機に適用可能であり、更に圧縮機構部分が高温となら
ないため圧縮効率の高い空気圧縮機が提供可能である。
【0008】
【実施例】以下、図面によって本考案の実施例について
説明する。図においてAは空気圧縮機を示す。空気圧縮
機Aは圧縮機本体1と該圧縮機本体によって圧縮された
空気を蓄える空気タンク2で構成される。圧縮機本体機
1は駆動モータ3を収容したハウジング4と該駆動モー
タ3の駆動軸5の一端側に形成されるクランク室6の外
側に前記駆動軸5の軸線に対して直交する方向に突出形
成された圧縮機構部7で構成されている。
【0009】圧縮機構部7は一方の端が前記クランク室
6の外側に固定されたシリンダ8と該シリンダ8内で往
復作動可能なピストン9を備え、該ピストン9は前記ク
ランク室6内に露呈されている駆動モータ3の駆動軸5
に固定した偏心シャフト10に装着されたコンロッド1
1によって前記駆動軸5と結合され、前記駆動モータ3
の回転駆動によりシリンダ8内で往復駆動される。
【0010】前記シリンダ8の他端側には吐出弁12を
固定した弁座13が配置され、該弁座13を挟んで前記
シリンダ8の他端と対向してシリンダヘッド14が取り
付けられている。該シリンダヘッド14の内部は吐出室
15が形成されピストン9の往復駆動によってシリンダ
8内の空気が前記吐出弁12を介して吐出室15内へ排
出される。前記ピストン9の外周面には環状のピストン
リング溝が形成されシリンダ7の内壁との間で摺動密封
を形成するピストンリング16が装着されている。ピス
トンリング16よりもシリンダヘッド14側に接近した
ピストン外周には底部がV状をなす環状溝が形成されて
おり、該環状溝に装着された弾性環状の吸入弁20を介
してクランク室6内の空気を吸入するように環状溝の底
部は透孔19を介してピストン9の下面側と連通されて
いる。
【0011】前記クランク室6はクランク室カバー21
によって閉鎖されており、該クランク室カバー21の外
側面に形成した吸入フィルター22を介して外部の空気
を吸入するための吸気開口23が形成されている。前記
ピストン9の往復作動により該吸入開口23を経由して
外部より空気をクランク室6内に吸入し、このクランク
室6内の空気を前記ピストン9の外周に形成した環状吸
入弁20を介してシリンダ8内に吸気して圧縮し、前記
弁座13に形成した吐出弁12を介して吐出室15に排
出するように構成している。
【0012】なお、24は駆動モータ3の駆動軸5の他
端側に設けた駆動モータ3の巻線冷却用の冷却ファンで
あり、25は空気タンク内の圧縮空気を取り出すための
エアホース接続用のカプラ、また26は取り出し用の空
気圧力を設定するためのレギュレータである。上記冷却
ファン24によって生気されてハウジング外に排出され
る空気流はダクト29によって圧縮機構部7の方向へ誘
導されている。
【0013】前記空気タンク2は円筒形の胴部30と該
胴部の両端に溶接固定された面板31により形成され、
前記圧縮機本体1のハウジング4が前記胴部30の外周
面に固定されている。該空気タンク2の胴部30の直径
方向の一側側から他側にかけて胴部30の壁を貫通して
円筒体33が胴部30の壁に溶接固定されて設けられて
いる。該円筒体33の内側は空気タンク2の内部と隔離
されており、即ちこの円筒体33により空気タンク2の
内部と遮断された空間が空気タンク2の内方に形成され
ている。
【0014】該円筒体33の内部には円筒体33の直径
方向に沿って対向した円筒壁面を貫通して中空パイプ3
4が溶接固定して配置されており、この中空パイプ34
の開放された両端が前記空気タンク2の内部と連通され
ている。また該中空パイプ34のほぼ中央部には該中空
パイプ34内と連通するとともに円筒体33の軸線方向
に向けて開口した接続口35が形成されている。
【0015】圧縮機本体1のクランク室6の外側に取り
付けた圧縮機機構部7は上記円筒体33の一方の端から
円筒体33の内壁面と間隙を形成するように円筒体33
内に配置されており、シリンダヘッド14の頂部に形成
した吐出口27内に一端が装着された接続管28の他端
が前記中空パイプ34の接続口35内に嵌入されること
によって圧縮機本体1の吐出室15と空気タンク2が接
続されている。
【0016】前記円筒体33の他方の端部には電動モー
タで駆動される電動ファン36が設置されており、圧縮
機駆動用の駆動モータ3へ供給される電力の一部がこの
電動ファンへ供給されて駆動モータの駆動と同時に駆動
されて、円筒体33内の空気を前記一方の端から他方の
端方向へ流動させて圧縮機構部7を冷却するようにして
いる。なお、圧縮機構部7のシリンダ8とシリンダヘッ
ド14の外表面には円筒体33の軸線方向に沿った冷却
用フィン37が形成されており、前記電動ファン36に
よって生気される空気流がこのフィン37に沿って整然
と流動し圧縮機構部7を効率よく冷却させる。
【0017】なお、38は前記円筒体33の他方の端部
に装着したファンカバーであり、円筒体33内への該端
部からの異物の進入を防止し電動ファン損傷を防止して
いる。更に前記中空パイプ34の両端部にパイプ内径を
拡大した凹部39が形成されており、該凹部39内に例
えば細いステンレス等の線材を団子状に丸めた消音フィ
ルタ等を収容することにより吐出音の減衰を行わせても
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による空気圧縮機を示す縦断正
面図である。
【図2】図1におけるa−a線における断面の要部を示
す側面図である。
【符号の説明】
1 圧縮機本体 2 空気タンク 7 圧縮機構部 8 シリンダ 9 ピストン 14 シリンダヘッド 15 吐出室 27 吐出口 28 接続管 33 円筒体 34 中空パイプ 35 接続口 36 電動ファン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長胴状の空気タンクに該タンクの円筒部の
    直径方向に対向した周壁部分を各々貫通させて円筒体を
    溶接固定し、該円筒体の一方の端部から円筒体内に圧縮
    機本体を円筒体内壁面と間隙をもたせて収容配置すると
    ともに、上記円筒体には該円筒体の直径方向に対向する
    周壁を各々貫通させて中空パイプを取り付け、該中空パ
    イプの中央部に円筒体の軸線方向に沿って開口させた接
    続口を形成し、該接続口と前記圧縮機本体の吐出室とを
    接続管を介して接続させ、更に上記円筒体の他方の端部
    に前記円筒体内の空気を流動させる電動ファンを配置し
    たことを特徴とする空気圧縮機。
JP773592U 1992-01-27 1992-01-27 空気圧縮機 Expired - Lifetime JP2502941Y2 (ja)

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JP773592U JP2502941Y2 (ja) 1992-01-27 1992-01-27 空気圧縮機

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JPH0561476U JPH0561476U (ja) 1993-08-13
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