JP2502828B2 - 給湯機 - Google Patents

給湯機

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JP2502828B2
JP2502828B2 JP3054518A JP5451891A JP2502828B2 JP 2502828 B2 JP2502828 B2 JP 2502828B2 JP 3054518 A JP3054518 A JP 3054518A JP 5451891 A JP5451891 A JP 5451891A JP 2502828 B2 JP2502828 B2 JP 2502828B2
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JP
Japan
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water
chamber
water chamber
supply port
heating
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JP3054518A
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康高 浜子
俊彦 浅井
哲也 上田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は缶体を構成する内、外胴
間の水室内に熱交換器を設けた給湯機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、給湯機は普及度も浸透し、生活に
欠かせないもので益々多目的使用に供されている。
【0003】以下図面を参照しながら、上述した従来の
給湯機の一例について説明する。図4は従来の給湯機の
縦断面を示すものである。1aは外胴、2aは内胴を示
し、これらの内、外胴2a、1aの両端部を溶接接合な
どして水密となった水室を形成し、これで缶体を構成し
ている。3aは缶体側面に設けた給水口、4aは給湯口
で、配管接続などにより給湯に供する。5aは内胴2a
内に設けた加熱体で、缶体水室内の水を加熱する。6a
は水室内の上方で、かつ外胴1aと内胴2aのほぼ中央
に設けた熱交換器用の管体を示し、缶体と同様に給水口
7a、給湯口8aを設け、配管接続などにより別の給湯
に供する。
【0004】つまり管体6a内の水が、加熱体5aによ
り、缶体内の水を介して二次加熱される。9aはバッフ
ル板で、その上部に煙突10aを連接し、下部にバーナ
リング11aを連接する。バーナリング11aは内胴2
内で加熱体5aによる加熱室を形成し、バッフル板9a
は加熱体5aによる加熱室内の熱気流を有効に缶体の水
室の水を加熱するように内胴2に沿って流路を形成させ
たものである。煙突10aは加熱体5による熱気流の排
気に使用される。
【0005】以上のように構成された給湯機について、
以下その動作について説明する。まず、缶体の水室へは
給水口3aより給水し、満水になると給湯口4aより流
出する。この時、加熱体5aにより加熱されて温水にな
る。熱交換器用の管体6aへは給水7aより給水し、満
水になると給湯口8aより流出する。この時、加熱体5
aによって内胴2aを介してまず缶体の水室内の水が加
熱され、この加熱水によって熱交換器用の管体6a内の
水も加熱されて温水となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、熱交換器用の管体6aが缶体側の給水時
に水の流路抵抗とならないようにするため、外胴1a及
び内胴2aの両者との間隙寸法を決めなければならない
が、上述の通り熱交換器用の管体6aの断面形状が円筒
形であるので、外胴1aと内胴2aの間の寸法は大きく
なり、これにより水室内の水量の多いものとなる。この
ことは加熱体5aによる速熱性を減じることになって、
これを補うには加熱体5aの能力を大きいものにしなけ
ればならず、経費的に不経済なものとなる。ましてや、
このような水室内の熱交換器用の管体6aの二次的加熱
は、更に速熱性を減ずることになる。そして、小型軽量
化、スリム化などにも支障をもたらすという課題を有し
ていた。さらに管体6aの加熱運転時、水室内の水は内
胴2aで加熱され、管体6aで冷却されることになる
が、管体6aが内胴2aに近い位置にあるので、加熱即
冷却となり、水室内の水対流は小さなものとなる。すな
わち、水室内下部にまでおよぶ大きな対流が生じないの
で、水室内下部の温水から管体6aへの熱伝達性が悪
く、熱交換効率が劣るという課題を有していた。
【0007】本発明は上記課題に鑑み、熱交換器用の管
体が缶体側の給水時の水流路抵抗とならない、かつ、速
熱性の高い、小型で軽量でかつスリムな給湯機を提供す
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の給湯機は、外胴と内胴との間で水室を形成し
て缶体とし、前記水室内の上方に水室の長手方向に沿っ
て偏平とした管体を設け、この管体を前記外胴との空間
距離を前記内胴との空間距離より小さくした構成とした
ものである。
【0009】
【作用】本発明は上記した構成によって、熱交換器と外
胴および内胴との両方の間隙寸法を、熱交換器を構成す
る管体を偏平した分だけ、従来よりも小さく出来、した
がって缶体水室内の水量も少なく出来る。更に管体を外
胴側に片寄せすることにより缶体側給水の水の流路抵抗
を尚一層小さいものに出来る。そして、水室内の水量に
ついても、同じ加熱体5の能力であってもより速熱性の
あるものとなり、小型軽量化などへと発展する。また、
水室内の加熱水は加熱される内胴側で上昇、冷却される
外胴側で下降し、水室内下部にまでおよぶ大きな自然対
流が生じるため、管体内水への熱交換効率が向上すると
ともにより速熱性のあるものとなる。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例の給湯機について、図
面を参照しながら説明する。
【0011】図1〜図3は本発明の第1の実施例におけ
る給湯機の断面を示すものである。図において1は円筒
状の外胴、2は円筒状の内胴で、それぞれの上、下端部
を溶接接合などしてその間で水密的な水室を形成し、缶
体としている。そして、内、外胴2、1の水室内側面に
はホーローがされている。3は水室内の高温側である上
方部に設けた断面が水室の長手方向である上下方向に偏
平とした熱交換器用の管体で、外胴1の側、または内胴
2側に片寄せしてある。4は外胴1の上部に貫通して取
付けた給水口、5は給湯口でありともに前記管体3にロ
ー付し、かつ外胴1とは電気的に絶縁している。6は内
胴2の円周に設けたベローズ加工であり、前記管体3部
はベローズ6をなくしストレート部にしている。
【0012】7は外胴1上部に設けた給湯口、8は給水
口であり、この給水口8はベローズ6の外方への凸形状
部に対向した位置に設けている。9は水室内水温を検知
し、燃焼をコントロールするサーミスタで、その配置位
置は管体3より下部でかつベローズ6上端部の直上部に
設けている。10〜13は外部電源により電気的に缶体
を防蝕する電極であり、管体3の上部と下部でかつ外胴
1の円周方向に4本設けている。14はリング状のバー
ナリング、15はバーナよりなる加熱体、16は円筒状
の助燃筒、17は円板状のバーナベースであり、これら
で燃焼室を形成している。又バーナリング14と内胴2
との隙間は組立可能でかつ最小となるよう設定してい
る。
【0013】18は図3の角柱体の周りに適宜設けたバ
ッフル板で、上部に煙突19、下部にはバーナリング1
4を固定する固定板20を設けている。21は送風用モ
ータ、22は送風ファン、23は送風路であり、加熱体
15に燃焼用空気を送る。24は加圧ポンプ、25は送
油管、26は噴霧ノズルであり、燃料を霧状にして燃焼
室に送る。次に図2を用いて循環回路について説明す
る。27は循環ポンプ、28は最上部に位置しているフ
ィルターケース、29は補給水及びフィルター掃除用の
フィルター蓋、30は一次フィルター、31は二次フィ
ルター、32はフィルターケース28内を2室に分割し
ている壁、33は外気と遮断するパッキン、40はトラ
ップ用の壁、34は往側接続口、35は復側接続口であ
り、これらと給水口4及び給湯口5とをゴム管など弾力
性のある材料の循環管36で接続し、矢印のごとく循環
する循環回路を構成している。37は復側接続口35に
取付けたサーミスタであり、循環ポンプ27の運転をコ
ントロールする。38は浴槽であり、39は接続口3
4、35と浴槽38とを連結する外部配管である。
【0014】以上のように構成された給湯機について以
下その動作について図1を用いて説明する。まず缶体内
の水室へは給水口8より給水し、満水になると給湯口7
より流出する。一方燃焼用空気が送風ファン22によっ
て送風路23を介して加熱体15に送られ、一方燃料が
加圧ポンプ24によって噴霧ノズル26に送られ霧状と
なって燃焼室に入り、前記空気と混合し着火されて燃焼
する。その燃焼ガスは高温であり、バーナリング14、
バッフル板18部を介して煙突19より放出するが、そ
の間に内胴2内面に接して水室内水に熱を伝え加熱す
る。このようにして加熱された水を各々給湯に使用す
る。
【0015】次に循環回路側の動作を図2を用いて説明
する。まず浴槽38に所定量給水し、さらにフィルター
ケース28内に給水し循環ポンプ27内及び管体3内を
満たす。ついで循環ポンプ27を運転させると、その吸
引力によって浴槽38内水は矢印のごとく循環する。す
なわち外部配管39、復側接続口35、一次フィルター
30、給水口4、熱交換用管体3、給湯口5、二次フィ
ルター31、循環ポンプ27、往側接続口34の順に循
環する。この時、水室内の水は加熱されて高温水となっ
ている為、循環する浴槽38内水は管体3によって加熱
される。
【0016】このようにして浴槽38内水を加熱するこ
とになるが、サーミスタ37によって循環水温を検知し
循環ポンプ27の運転をコントロールし浴槽38内水温
をコントロールする。なお第3図の8’は左右配管のた
めに給水口8と180°の位置に設けた蓋付給水口で、
図示していないが上方にも蓋付の給湯口を設けている。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明は、外胴と内胴との
間で水室を形成して缶体とし、水室内の上方に水室の長
手方向に沿って偏平とした管体を設け、この管体外胴
との空間距離を内胴との空間距離より小さく缶体水室内
の水量の減量化が図れ、小型軽量化となるとともに缶体
の流路抵抗が小さく、かつ内胴に沿って流水するため加
熱効率の向上が図れる。更に、管体の加熱運転時に水室
内の加熱水は、内胴側で加熱されて上昇し、管体の位置
する外胴側で冷却されて下降し、水室下部にまでおよぶ
大きな自然対流が生じて缶体内の加熱水全体のエネルギ
ーを有効に管体内水に伝達するので熱交換効率が向上す
るとともにより速熱性のあるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における給湯機の図3のA−
O−A’縦断面構成図
【図2】図1の配管部分の詳細を示す縦断面図
【図3】図1のB−B’横断面構成図
【図4】従来の給湯機の縦断面構成図
【符号の説明】
1 外胴 2 内胴 3 管体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外胴と、前記外胴とともに水室を形成する
    内胴と、内胴内部を加熱する加熱体とを備え、前記水室
    上方に水室の長手方向に沿って扁平とした管体を設
    け、この管体と前記外胴との空間距離を前記内胴との空
    間距離より小さくした給湯機。
JP3054518A 1991-03-19 1991-03-19 給湯機 Expired - Lifetime JP2502828B2 (ja)

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JP3054518A JP2502828B2 (ja) 1991-03-19 1991-03-19 給湯機

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JP60014897A Division JPS61175443A (ja) 1985-01-29 1985-01-29 給湯機

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JPH04214148A JPH04214148A (ja) 1992-08-05
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JPS52114446U (ja) * 1976-02-27 1977-08-31

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JPH04214148A (ja) 1992-08-05

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