JP2502775B2 - 高周波加熱装置 - Google Patents
高周波加熱装置Info
- Publication number
- JP2502775B2 JP2502775B2 JP34064889A JP34064889A JP2502775B2 JP 2502775 B2 JP2502775 B2 JP 2502775B2 JP 34064889 A JP34064889 A JP 34064889A JP 34064889 A JP34064889 A JP 34064889A JP 2502775 B2 JP2502775 B2 JP 2502775B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radio wave
- detection circuit
- food
- heating chamber
- antenna
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B6/00—Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
- H05B6/64—Heating using microwaves
- H05B6/72—Radiators or antennas
- H05B6/725—Rotatable antennas
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
- Electric Ovens (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は食品の状態を自動的に検出し機器動作を制御
する高周波加熱装置に関する。
する高周波加熱装置に関する。
従来の技術 近年、食品の状態を自動的に検出し、機器動作を制御
する高周波加熱装置は食品の状態を精度よく検出するこ
とが求められている。
する高周波加熱装置は食品の状態を精度よく検出するこ
とが求められている。
従来、この種の高周波加熱装置は特開昭59−207595号
公報または特開昭59−207596号公報に示すように、加熱
室内に高周波の電波を照射し、食品の加熱度合に伴う食
品の誘電率変化により食品からの反射電波信号が変化す
るのを利用して食品の状態を検出して機器動作を制御す
るものであった。
公報または特開昭59−207596号公報に示すように、加熱
室内に高周波の電波を照射し、食品の加熱度合に伴う食
品の誘電率変化により食品からの反射電波信号が変化す
るのを利用して食品の状態を検出して機器動作を制御す
るものであった。
発明が解決しようとする課題 このような従来の高周波加熱装置では、加熱室内の食
品の状態を検出するために、アンテナと検波回路を用い
て加熱室内の電波の状態を検出する場合、検波回路を片
面基板で構成すると、信号ラインとグランドラインとが
入り組み複雑な構成となり、外部電磁界の影響も受けや
すく、不安定な検波動作を強いられるため、食品の状態
検出としては信頼性が低いものであった。
品の状態を検出するために、アンテナと検波回路を用い
て加熱室内の電波の状態を検出する場合、検波回路を片
面基板で構成すると、信号ラインとグランドラインとが
入り組み複雑な構成となり、外部電磁界の影響も受けや
すく、不安定な検波動作を強いられるため、食品の状態
検出としては信頼性が低いものであった。
本発明は上記課題を解決するもので、マイクロストリ
ップ線路を精度よく形成するとともにグランド面が外部
電磁界を遮断し安定した検波出力を得ることを第１の目
的としている。また、アンテナの固定を容易にし加熱室
に近い面をグランド電位にすることができて加熱室内か
らの漏洩電波の影響を検波回路を形成する信号面に直接
受けるのを防止することを第２の目的としている。
ップ線路を精度よく形成するとともにグランド面が外部
電磁界を遮断し安定した検波出力を得ることを第１の目
的としている。また、アンテナの固定を容易にし加熱室
に近い面をグランド電位にすることができて加熱室内か
らの漏洩電波の影響を検波回路を形成する信号面に直接
受けるのを防止することを第２の目的としている。
課題を解決するための手段 本発明は上記第１の目的を達成するために、検波回路
は絶縁基板材料の両面に導電層を施した両面基板の片面
をグランド面とし他面を信号面として構成したことを第
１の課題解決手段としている。また、第２の目的を達成
するために、上記第１の課題解決手段に加えてアンテナ
は両面基板のグランド面側の孔を貫通し、信号面に接続
したことを第２の課題解決手段としている。
は絶縁基板材料の両面に導電層を施した両面基板の片面
をグランド面とし他面を信号面として構成したことを第
１の課題解決手段としている。また、第２の目的を達成
するために、上記第１の課題解決手段に加えてアンテナ
は両面基板のグランド面側の孔を貫通し、信号面に接続
したことを第２の課題解決手段としている。
作用 本発明は上記した第１の課題解決手段により、両面基
板の表面と裏面との間でマイクロストリップ線路を精度
よく構成でき、検波回路の構成を簡単にできる。また、
グランド面が外部電磁界を遮断し、安定した検波出力を
得ることができる。また、第２の課題解決手段により、
アンテナを確実に固定でき、しかも、加熱室に近い面を
グランド電位にできて加熱室内からの漏洩電波の影響を
検波回路の信号面に受けるのを防止できる。
板の表面と裏面との間でマイクロストリップ線路を精度
よく構成でき、検波回路の構成を簡単にできる。また、
グランド面が外部電磁界を遮断し、安定した検波出力を
得ることができる。また、第２の課題解決手段により、
アンテナを確実に固定でき、しかも、加熱室に近い面を
グランド電位にできて加熱室内からの漏洩電波の影響を
検波回路の信号面に受けるのを防止できる。
実 施 例 以下、本発明の一実施例について第１図および第２図
を参照しながら説明する。
を参照しながら説明する。
図に示すように、アンテナ１は加熱室２の電波の状態
を検出するもので、ボルト３で構成しており、加熱室天
面４の孔５を貫通しており、その軸は、金属の外部スペ
ーサ６と絶縁体の内部スペーサ７を通り、検波回路８を
貫通し、ナット９で検波回路８上に固定している。アン
テナ１を形成するボルト３の頭部と加熱室天面４との絶
縁を保つために絶縁板10が介在し、検波回路８のグラン
ド面11にも穴12を設けている。検波回路８は、４弗化エ
チレン樹脂やガラスエポキシ樹脂などの基板材料13の両
面に銅箔が施された両面基板14を用い、片面は信号面1
5、他面は一面をグランド電位とし、グランド面11とし
て構成している。したがって、信号面15とグランド面11
との間でストリップ回路を構成でき、検波回路８の構成
が簡単になる。ナット９はアンテナ１を形成するボルト
３の頭部とともに導電性のものであり、信号面15と密着
するように締め付けている。
を検出するもので、ボルト３で構成しており、加熱室天
面４の孔５を貫通しており、その軸は、金属の外部スペ
ーサ６と絶縁体の内部スペーサ７を通り、検波回路８を
貫通し、ナット９で検波回路８上に固定している。アン
テナ１を形成するボルト３の頭部と加熱室天面４との絶
縁を保つために絶縁板10が介在し、検波回路８のグラン
ド面11にも穴12を設けている。検波回路８は、４弗化エ
チレン樹脂やガラスエポキシ樹脂などの基板材料13の両
面に銅箔が施された両面基板14を用い、片面は信号面1
5、他面は一面をグランド電位とし、グランド面11とし
て構成している。したがって、信号面15とグランド面11
との間でストリップ回路を構成でき、検波回路８の構成
が簡単になる。ナット９はアンテナ１を形成するボルト
３の頭部とともに導電性のものであり、信号面15と密着
するように締め付けている。
つぎに、第２図に示すように、電波放射部16から出た
電波は導波管17を通り加熱室２内の食品18を加熱する。
加熱室２内の電波の状態はアンテナ１で検出され、検波
回路８で直流に検波され、この検波出力は制御器19に導
かれ、制御器19は電波放射部16などの機器動作を制御す
る。
電波は導波管17を通り加熱室２内の食品18を加熱する。
加熱室２内の電波の状態はアンテナ１で検出され、検波
回路８で直流に検波され、この検波出力は制御器19に導
かれ、制御器19は電波放射部16などの機器動作を制御す
る。
上記構成において動作を説明すると、電波放射部16か
ら出た電波は加熱室２内の食品18を加熱調理する。
ら出た電波は加熱室２内の食品18を加熱調理する。
第３図は調理が進んだときの検波出力VSの時間変化を
示す特性図で、冷凍食品を加熱していくと、解凍終了の
ａ点や沸騰開始のｂ点において振幅とレベルが特徴的に
変化する。制御器19はこの検波出力VSの変曲点や数Hz帯
の周波数成分を有する振幅変化をもとに、設計時または
設定時に決めた制御アルゴリズムにしたがって電波放射
部16などの各種機器動作を制御して加熱室２内の食品18
を加熱調理する。
示す特性図で、冷凍食品を加熱していくと、解凍終了の
ａ点や沸騰開始のｂ点において振幅とレベルが特徴的に
変化する。制御器19はこの検波出力VSの変曲点や数Hz帯
の周波数成分を有する振幅変化をもとに、設計時または
設定時に決めた制御アルゴリズムにしたがって電波放射
部16などの各種機器動作を制御して加熱室２内の食品18
を加熱調理する。
このとき、グランド面11は加熱室２に近い側になるた
め、加熱室２内からの漏洩電波の影響を信号面15に直接
受けるのを防止できて安定した検波出力を得ることがで
き、食品18の状態を精度よく検出でき、食品18に最適の
加熱調理ができる。
め、加熱室２内からの漏洩電波の影響を信号面15に直接
受けるのを防止できて安定した検波出力を得ることがで
き、食品18の状態を精度よく検出でき、食品18に最適の
加熱調理ができる。
発明の効果 以上の実施例から明らかなように第１の発明によれ
ば、両面基板を用いて精度よくマイクロストリップ線路
が形成できて検波回路の構成を簡単にでき、グランド面
が外部電磁界を遮断するので安定した検波出力が得ら
れ、食品の状態を安定に検出できて食品に最適の加熱調
理ができる。また、第２の発明によれば、アンテナを容
易に固定でき、しかも、加熱室に近い面をグランド電位
にすることができて加熱室からの漏洩電波の影響を直接
受けるのを防止できる。
ば、両面基板を用いて精度よくマイクロストリップ線路
が形成できて検波回路の構成を簡単にでき、グランド面
が外部電磁界を遮断するので安定した検波出力が得ら
れ、食品の状態を安定に検出できて食品に最適の加熱調
理ができる。また、第２の発明によれば、アンテナを容
易に固定でき、しかも、加熱室に近い面をグランド電位
にすることができて加熱室からの漏洩電波の影響を直接
受けるのを防止できる。
第１図は本発明の一実施例の高周波加熱装置の要部断面
図、第２図は同高周波加熱装置の断面図、第３図は同高
周波加熱装置の調理が進むときの検波信号の時間変化特
性図である。 １……アンテナ、２……加熱室、８……検波回路、11…
…グランド面、13……基板材料、14……両面基板、15…
…信号面、16……電波放射部、18……食品、19……制御
器。
図、第２図は同高周波加熱装置の断面図、第３図は同高
周波加熱装置の調理が進むときの検波信号の時間変化特
性図である。 １……アンテナ、２……加熱室、８……検波回路、11…
…グランド面、13……基板材料、14……両面基板、15…
…信号面、16……電波放射部、18……食品、19……制御
器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 要田 正人 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 酒井 伸一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 森山 智美 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】食品を収納する加熱室と、前記食品を加熱
するために電波を放射する電波放射部と、前記加熱室内
の電波の状態を検出するアンテナと、前記アンテナが検
出した電波を検波する検波回路と、前記検波回路の出力
に応じて機器動作を制御する制御器とを備え、前記検波
回路は絶縁基板材料の両面に導電層を施した両面基板の
片面をグランド面とし他面を信号面として構成してなる
高周波加熱装置。 - 【請求項２】アンテナは両面基板のグランド両側の孔を
貫通し、信号面に接続してなる請求項１記載の高周波加
熱装置。
Priority Applications (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US07/752,459 US5254819A (en) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | High-frequency heating apparatus with copper for grounding layer surrounding electromagnetic wave antenna |
| JP34064889A JP2502775B2 (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 高周波加熱装置 |
| DE69017441T DE69017441T2 (de) | 1989-12-29 | 1990-12-26 | Hochfrequenzheizgerät. |
| BR909007177A BR9007177A (pt) | 1989-12-29 | 1990-12-26 | Aparelho aquecedor de alta frequencia |
| AU70325/91A AU629730B2 (en) | 1989-12-29 | 1990-12-26 | High-frequency heating device |
| KR1019910701023A KR960001147B1 (ko) | 1989-12-29 | 1990-12-26 | 고주파 가열장치 |
| PCT/JP1990/001703 WO1991010338A1 (en) | 1989-12-29 | 1990-12-26 | High-frequency heating device |
| EP91901550A EP0461269B1 (en) | 1989-12-29 | 1990-12-26 | High-frequency heating device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34064889A JP2502775B2 (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 高周波加熱装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03204516A JPH03204516A (ja) | 1991-09-06 |
| JP2502775B2 true JP2502775B2 (ja) | 1996-05-29 |
Family
ID=18338984
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34064889A Expired - Lifetime JP2502775B2 (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 高周波加熱装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2502775B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3324123B1 (de) | 2016-11-22 | 2019-11-13 | Miele & Cie. KG | Verfahren zum erhitzen einer flüssigkeit unter erkennung eines siedepunktes |
-
1989
- 1989-12-29 JP JP34064889A patent/JP2502775B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3324123B1 (de) | 2016-11-22 | 2019-11-13 | Miele & Cie. KG | Verfahren zum erhitzen einer flüssigkeit unter erkennung eines siedepunktes |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03204516A (ja) | 1991-09-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5254819A (en) | High-frequency heating apparatus with copper for grounding layer surrounding electromagnetic wave antenna | |
| JP2502775B2 (ja) | 高周波加熱装置 | |
| EP0459305B1 (en) | High-frequency heating apparatus | |
| EP0467224B1 (en) | High frequency heating apparatus and electromagnetic wave detector for use in high frequency heating apparatus | |
| JP2697217B2 (ja) | 高周波加熱装置 | |
| JP2794898B2 (ja) | 高周波加熱装置 | |
| JP2794897B2 (ja) | 高周波加熱装置 | |
| JPH03208291A (ja) | 高周波加熱装置 | |
| JPH03207921A (ja) | 高周波加熱装置 | |
| JP3010679B2 (ja) | 高周波加熱装置 | |
| JP2563571B2 (ja) | 高周波加熱装置 | |
| JPH03204517A (ja) | 高周波加熱装置 | |
| JP2852458B2 (ja) | 高周波加熱装置 | |
| JP3051139B2 (ja) | 高周波加熱装置 | |
| JPH02183992A (ja) | 高周波加熱装置 | |
| JPH0395312A (ja) | 高周波加熱装置 | |
| JP2794872B2 (ja) | 高周波加熱装置 | |
| JPH03210786A (ja) | 高周波加熱装置 | |
| JP3051140B2 (ja) | 高周波加熱装置 | |
| JP2707768B2 (ja) | 高周波加熱装置 | |
| JP2797647B2 (ja) | 高周波加熱装置 | |
| KR940007229B1 (ko) | 전자레인지의 자동조리장치 | |
| JP2897361B2 (ja) | 高周波加熱装置 | |
| JPS6228553B2 (ja) | ||
| JPH03156882A (ja) | 高周波加熱装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080313 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090313 Year of fee payment: 13 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100313 Year of fee payment: 14 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |