JP2502622B2 - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

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JP2502622B2
JP2502622B2 JP62224320A JP22432087A JP2502622B2 JP 2502622 B2 JP2502622 B2 JP 2502622B2 JP 62224320 A JP62224320 A JP 62224320A JP 22432087 A JP22432087 A JP 22432087A JP 2502622 B2 JP2502622 B2 JP 2502622B2
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悟 新田
和人 中谷
昭雄 多木
克彦 石川
克彦 宇野
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は家庭用の暖房等に用いられている燃焼装置に
関するものである。
従来の技術 従来、この種の燃焼装置としては石油ストーブ等に用
いられている吸上げ気化方式の燃焼装置がある。これは
第2図に示す様に、多数の空気孔を有する内炎筒51と外
炎筒52間の燃焼室53に燃料供給部である灯芯54先端を露
出させて燃料を気化、燃焼させるようになっている。そ
して通常外炎筒52は外筒55の絞り部55aより上方では開
口面積の大きな透孔56aを有した赤熱部56を形成してお
り、灯芯54から気化した燃料と透孔56aから燃焼室53内
に導入した空気を混合して燃焼させ、赤熱部56を赤熱さ
せ、輻射熱を得ていた。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記従来の構成では次の様な問題を生じ
ていた。すなわち第2図で実線矢印は空気の流れ、破線
矢印は未燃ガスの流れを示す。この図面から明らかなよ
うに従来の燃焼装置は内炎筒51の内側へ未燃ガスが洩出
し、これが燃焼量を絞った時にそのまま上方へと流出し
てCO量が増加するのであり、それがために燃焼量調節巾
を広くすることができなかった。
本発明はこのような点に鑑みてなしたもので、燃焼量
を絞った時のCO量を少なくして燃焼量調節巾を広くする
とともに低燃焼から高燃焼への急激な切替を行なっても
異常な立炎が生じないようにすることを目的としたもの
である。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため本発明の燃焼装置では、内
炎筒の内方に、灯芯に対向する位置近傍から内炎筒上端
近傍まで伸び、かつ内炎筒との間に形成される制流域を
底面で略遮蔽する制流筒を設けるとともに、透孔からな
る外炎筒赤熱部の上部には、該赤熱部に形成されている
略均一な口径の透孔よりも極端に大きな角穴形状の大開
口を設け、その面積は赤熱部の2倍以上としてある。
作用 本発明は、上記した構成により内炎筒内方に洩出する
未燃ガスを制流域に導入し、このガスを制流域の上方に
供給される清浄な空気によって混合しながら集中的に燃
焼室に供給し、燃焼を促進させるとともに、内炎筒上端
内部は未燃ガス成分の少ない清浄な状態に保ち、燃焼量
調節巾を広くすることが出来る。また、低燃焼から高燃
焼への急激な切替時の多量の気化量に対して、燃焼筒上
部から多量の空気を送ることが出来、火炎の伸びを少な
くし、不完全燃焼による悪臭発生を防止することが出来
る。
実施例 以下、本発明の実施例を添付図面にもとづいて説明す
ると、第1図において、1は灯芯で、芯内筒2と芯外筒
3の間に上下動自在に設定されている。芯内筒2と芯外
筒3の上端部はそれぞれ内火皿4、外火皿5を形成して
おり、内炎筒6、外炎筒7が載置されている。灯芯1の
先端は燃焼時には内炎筒6と外炎筒7間に形成される燃
焼室8内に露出され、ここで燃料の気化が行われる。9
は外筒で、内炎筒6、外炎筒7、外筒9は内方より順次
略同心状に配置され固定ピン10によって一体化されてい
る。11は内炎筒6および外炎筒7に多数設けられた空気
孔である。12は内炎筒6の上端開口部を閉塞する内炎筒
天板で、内炎筒6内方から上方へ通じる通気孔13を有し
ている。14は内炎筒天板12上に載置された拡炎板であ
る。外筒9の上端には絞り部15が形成され、さらにこの
絞り部15より上方の外炎筒7には赤熱部16が形成され、
その全域にわたって空気穴11より開口が大きく略均一な
口径の透孔17が設けられている。18はガラス等の透過性
材料よりなる透過筒で、外筒9上に載置されている。19
はトップフレムで、赤熱部16と透過筒18の間の空気通路
20の上端を遮蔽するように赤熱部16の上端に載置され、
透過筒18を固定している。21は内炎筒6内方に設置され
た制流筒で、灯芯1先端に対向する位置近傍から内炎筒
6先端付近まで上方へのび、かつ内炎筒6間に形成され
る制流域22をその底面で略遮蔽するように設けられてい
る。23は空気導入路である。24は燃焼制御筒で、外炎筒
気孔部25内方上部に設定され、上端は外筒9の絞り部15
に対向する位置近傍まで伸び、気孔部25との間に空気室
26が形成されている。27は燃焼制御筒24壁面に設けられ
た連通孔で、空気室26と燃焼室8を連通するごとく多数
均一に設けられている。28は制流筒21中下部壁面に設け
られた通気孔である。29は通気孔28直上で制流域22を下
制流域30と上制流域31とに分割する遮蔽部で、ビーディ
ング加工やフレア加工等を応用して制流筒21を外周方向
に突出させることによって形成している。32は制流筒21
と内炎筒天板12との間に一定の間隔を有するように設定
された通気部である。33はこの通気部32と略対向する外
炎筒7の赤熱部16の上部に形成してある大開口形状の角
穴で、図1から明らかなようにその下方に設けてある透
孔17よりも極端に大きなもの、例えば面積的に2倍以上
というように極端に大きな開口としてある。
上記構成において灯芯1に点火すると燃焼開始し、燃
焼による高温の燃焼ガスが燃焼室8を上昇することによ
り熱ドラフトを生じ、燃焼に必要な空気が内炎筒6、外
炎筒7の空気孔11および赤熱部16の透孔17より燃焼室8
内に供給され燃焼が継続される。このとき内炎筒6内方
から供給される空気は、制流筒21下方から灯芯1近傍に
供給される空気と、空気導入路23を上昇する空気の流れ
に分けられる。上昇した空気の一部は、通気孔28を通過
し、燃焼室8へ供給される。さらに内炎筒6上方に供給
された空気は、空気孔11や通気孔13から燃焼室8および
その上方へ供給される。また一部は、上制流域31に降下
し、比較的下方の空気孔11からも燃焼室8に供給され
る。一方気化された燃料は、空気との混合ガスとなって
主として燃焼室8を上昇する。しかし、下制流域30およ
び上制流域31は負圧になるため、混合ガスの一部は、こ
の下制流域30、上制流域31内に洩入する。しかしながら
この未燃ガスは連通孔28、通気部32から制流域30、31へ
と流れ込む空気流と混合され、再び燃焼室へ供給され
る。したがって強燃焼時には内炎筒6の上端付近から未
燃ガスと空気を良く混合した状態で燃焼室8上端付近に
供給するので領域A付近で効率よく燃焼され、さらにこ
こで燃焼しきれなかった未燃ガスは上方に形成される火
炎で燃焼される。つぎに灯芯1の露出高さを低くして燃
焼量を小さくしていくと、火炎は次第に燃焼室8内に下
降していく。この場合の流れも強燃焼時と同様である
が、気化ガスは大巾に減少しているので、上制流域31へ
流入する未燃ガス流も減少する。従って領域B付近が良
好な混合領域となり、この部分で保炎を形成し、内炎筒
6壁面を赤熱させ、さらにその上方に形成される火炎で
燃焼を完結させる。この場合、上制流域31に流入した未
燃ガスは、ほとんどが燃焼室8内に供給され火炎で燃焼
されるので、その火炎より上方に位置する上制流域31で
は未燃ガス成分はほとんどなく、火炎より上方の空気孔
11や通気孔13から排出される空気は清く、排ガス特性
(CO/CO2)は悪化しない。したがってかなり低いところ
まで燃焼量を絞ることができ、燃焼調節巾は広いものと
なる。
特にこの燃焼筒は外炎筒の側に燃焼制御筒24を設けて
いるのでさらに排ガス特性が向上する利点がある。すな
わち外側からの空気は外筒9の上端の絞り部15で外炎筒
7の空気孔11と赤熱部16の透孔17からの空気に分けられ
それぞれ燃焼室8内に供給される。この時外炎筒7の空
気孔11及び赤熱部16の透孔17には保炎が形成されている
が、絞り部15と対向する部分で燃焼室内8の未燃ガスの
一部が内炎筒側ほどではないが空気通路20に洩れる現象
が起きて、そのうちの一部が赤熱部16の透孔17の上部か
らそのまま排出される為、低燃焼時にCO/CO2を悪化させ
る。これを少なくする為に設けられたのが前述した燃焼
制御筒24で、外炎筒気化部25からの空気により空気室26
で未燃ガスを局部的に燃焼させて未燃ガスの洩れ量を少
なくし、洩れた未燃ガスが黒矢印Cで示す如く燃焼室内
のドラフトで燃焼室8へ引込まれて燃焼するようにする
と共に外炎筒7に沿った空気の流れを起こし、CO/CO2
悪化を半減させている。したがって一段と低い所まで燃
焼量を絞ることができ、燃焼調節巾は広いものとなる。
また点火時においても連通孔27および通気孔28から燃
焼室8下方に効率よく空気が供給されるので迅速な燃焼
促進が行なわれ、CO、臭気の発生は少ない。また、密閉
状態の良い部屋で長時間燃焼させた場合も同様の効果が
得られる。すなわち、酸欠状態下では、酸素濃度の低下
にともなって燃焼量が低下し、灯芯1の露出高さを低く
して燃焼量を少くしていった場合とほぼ同様な現象が見
られるが、通気孔28より燃焼室8に空気を供給するの
で、そこで燃焼が促進され酸欠特性も良好になる。
また、定常燃焼は先に述べたように行なわれるが低燃
焼から高燃焼への急激な切替え時においては、多量の気
化量に対して、開口の大きい角穴33から多量の空気を送
り込み、炎の伸びを少なくすると共に、不完全燃焼によ
る悪臭発生を防止する。
なお、この二次空気は外炎筒7の赤熱部16の中段から
多量に送り込むということも考えられるが、この場合、
その部分で燃焼が完結され、上部の保炎が不安定になり
赤熱ムラになるので上記した最上部から多量に空気を送
り込む方がよい。また上記角穴33はこれを丸穴とする
と、一定の開口面積を確保しようとした場合、下方部ま
でその開口を大にしなければならず、しかも残片部も多
くなって熱容量が大きくなることで赤熱状態が悪化する
が、実施例のような角穴やそれに近い楕円穴のような略
角穴形状であればそのようなこともなく効果的である。
発明の効果 以上実施例の説明で明らかなように、本発明の燃焼装
置によれば燃焼量を絞った時のCO量を少なくして燃焼量
調節巾を広くすることができるとともに、低燃焼から高
燃焼への急激な切替え時も炎の伸びを少なくし、不完全
燃焼による悪臭発生を防止して、燃焼量調節巾の大きな
安全かつ実用上快適な燃焼装置を得ることができる。更
に上記炎の伸びを少なくするために設けた大開口は略角
穴形状としてあるので、大面積の開口を合理的に形成す
ることができるとともに、開口の残片部を極力少なくし
て熱容量を大幅に減少させることができ、赤熱状態を良
好なものとして輻射効果を高めることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における燃焼装置の要部断面
図、第2図は従来例を示す燃焼装置の要部断面図であ
る。 1……灯芯、6……内炎筒、7……外炎筒、8……燃焼
室、9……外筒、11……空気孔、18……透過筒、21……
制流筒、22……制流域、28……通気孔、29……遮蔽部、
33……角穴。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多木 昭雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 石川 克彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 宇野 克彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−108909(JP,A) 実開 昭61−39213(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の空気孔を有する気孔部とその上方に
    設けられその全域で前記空気孔より大きく略同一孔径の
    多数の透孔を有する赤熱部とからなる外炎筒と、前記外
    炎筒内方に配された多数の空気孔を有する内炎筒と、前
    記外炎筒外方に位置した外筒と、前記外筒上方に載置さ
    れた透過筒と、前記外炎筒と内炎筒間に形成される燃焼
    室下端に上下動自在に設定された灯芯とを備え、前記内
    炎筒の内方には灯芯に対向する位置近傍から前記内炎筒
    の上端近傍まで伸び、前記内炎筒との間に形成される制
    流域を底面で略遮蔽する制流筒を設けるとともに、前記
    外炎筒赤熱部の上部には該赤熱部の透孔よりも極端に大
    きく、該赤熱部より面積的に2倍以上の略角穴形状の大
    開口を設けてなる燃焼装置。
JP62224320A 1987-09-08 1987-09-08 燃焼装置 Expired - Lifetime JP2502622B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6139213U (ja) * 1984-08-09 1986-03-12 松下電器産業株式会社 燃焼筒
JPS62108909A (ja) * 1985-11-08 1987-05-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 燃焼装置

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