JP2502026Y2 - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2502026Y2
JP2502026Y2 JP1992064688U JP6468892U JP2502026Y2 JP 2502026 Y2 JP2502026 Y2 JP 2502026Y2 JP 1992064688 U JP1992064688 U JP 1992064688U JP 6468892 U JP6468892 U JP 6468892U JP 2502026 Y2 JP2502026 Y2 JP 2502026Y2
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JP1992064688U
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Inventor
謙次 酒井
Original Assignee
株式会社サカイデザインスタジオ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、庭園、公園あるいは街
路に植樹等されている花、草、木の名称、説明文等を表
示する表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の表示装置は、樹木に直に
針金等の紐部材で縛り付けたもの。あるいは木柱に直接
釘等で固定したもの。また、金属製パイプをコ字状に折
り曲げ、枠部と脚部を形成し、これに表示装置を取り付
けたものが一般的に知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術の樹木に直接針金等で縛り付けたものは、樹木自
体を傷つけるし、草花等には使用できない上に、美観上
も芳しくない問題点があった。また、木柱に直接釘等で
固定したものは、表示装置の高さなどにより、見る者に
とって見やすい位置に固定する工夫がなされていない
し、美観上もあまり芳しいものでない。さらに、雨など
により腐食してしまうので、定期的に塗装を施さなけれ
ばならない等の問題点があった。また、金属製パイプを
コ字状に折り曲げて枠体と脚部を形成し、これに表示装
置を取り付けたものは、設置する場所に制約があり、し
かも、草花等に一つ一つ設けることは不可能であり、さ
らに、高価なものになってしまう問題点があった。本考
案は、このような事情に鑑み、前記従来技術の欠点を解
消し、簡単な構成で、表示装置の設置が行えるようにし
たもので、しかも、視線に合わせて支柱と表示装置の関
係角度を2つの位置に固定できるようにした表示装置を
提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記課題の解
決を図ったもので、表示用ラベルケースとベースと支柱
とによりなる表示装置において、表示用ラベルケースの
裏側にベースを固定し、このベースは、上壁部17と、
弧状をした背面壁18、及びこれに連なる下壁部19、
並びに左右側壁部20からなる中空箱体で、上壁部は表
示用ラベルケースに対して水平に、下壁部は表示用ラベ
ルケースに対して斜め上方に傾斜され、該下壁部に支柱
を挿入する下部開口部が形成され、表示用ラベルケース
を支柱に対して垂直に支持するために、ケース背面中央
に縦に第1リブを設け、これを固定するための第1係合
孔を設けており、適宜角度傾斜させて支持するためにベ
ースの箱体内の背面側に縦に第2リブを設け、これを固
定するための第2係合孔をそれぞれ設けている。この2
種類の角度に対応するリブと係合孔の2種類の組合せの
どちらかを選択して、支柱の上端部に穿設した係止孔に
係止具で固定するという技術手段を採用した。
【0005】
【作用】本考案は、以上の技術手段を採用することによ
り、簡単な構成で、表示するものに適合し、それを見る
人との視線に合わせて、支柱と表示装置の取付け角度を
変更できるようにした。さらに、支柱に対して表示装置
を固定した際、2点支持できるようにリブを形成したこ
とにより、表示装置の安定性の高い、堅固な設置が可能
になった。
【0006】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付図面で詳細に
説明する。本考案の具体的な一実施例として、図1〜図
6によって説明すると、長方形、正方形、円形あるいは
楕円形等の適宜形状の表示用ラベルケース1(本実施例
では長方形のものを示してある)と、この表示用ラベル
ケース1の裏側に固定するベース2と、このベース2を
支持する支柱3とによりなる表示装置である。ここで、
各部材について、詳細に説明すると、表示用ラベルケー
ス1は、硬質、軟質の適宜の強度を有する合成樹脂製で
一体成形したもの。金属板による板金加工されたもの。
木板によるもの等、適宜の材料から選択すれば良いが、
一番最適なものは、硬質合成樹脂製の一体成形したもの
が安価で、耐候性の上からも良い。そこで、一実施例で
ある硬質合成樹脂製の一体成形された表示用ラベルケー
ス1について説明すると、例えば図1〜図3に図示して
あるような、長方形の場合は、表面四周縁部は、面取り
したように切り落とし、人が触れても怪我をしないよう
にしてある。表面には表示ラベル16の接着を容易にす
るための凹凸部を設けてある。この凹凸部は、図示のよ
うに、凸部5を格子状にして、残りを凹平坦面状にした
ものが、一実施例として考えられる。これは接着材の付
着部分が設けられることにより表示ラベル16を密着を
容易にするものであればよいので、種々設計変更できる
ものである。このように、単に表示ラベル16を表面に
接着したものでもよいが、より安定した状態で係止でき
るように透明カバーを取り付けるための係合溝4を周辺
に形成して透明カバーで覆うようにしてもよい。さら
に、裏面側には適宜の補強用リブ6(例えば格子状)が
一体成形で形成されている。なお、図示のようにベース
2を取り付ける中央部分は、前記の補強用リブ6が取り
除かれていることはいうまでもない。次ぎに、表示用ラ
ベルケース1を支柱3と取り付けるためのベース2につ
いて説明すると、ベース本体7は表示用ラベルケース1
の裏面側に係合固定する。この係合固定する上で、例え
ば2個の小突起と小円孔による接合部15を設けること
により、表示用ラベルケース1に設けた係合孔と合わせ
ることで容易に、かつ正確にセンターに合わせることが
できる。この固定手段としては、表示用ラベルケース
1、ベース本体7が合成樹脂製の場合は、例えば超音波
溶着することにより固定する。あるいは、他の材料の場
合は、各種の固定具であるビス止め、ボルトナット止め
等で固定するものである。そして、このベース本体7の
形状は、種々の形状を採用することができるが、上壁部
17と、弧状をした背面壁18、及びこれに連なる下壁
部19、並びに左右側壁部20からなる中空箱体で支柱
3を挿入することができる下部開口部8と、支柱3をビ
スあるいはボルト等の係止具9で固定できるようにネジ
孔、あるいは係合孔を穿孔してある。この係止具9は、
1本で貫通させて固定するか、両側から2本で係止する
かは選択すれば良い。また、ネジ孔あるいは係合孔の1
個は、目線と略同じ、あるいは高い場合、支柱3と表示
用ラベルケース1との取付け関係を、支柱3に対して垂
直に取り付けられるように設けた第1係合孔10とす
る。もう一つは目線より低い表示装置の場合、支柱3と
表示用ラベルケース1との取付け関係を、垂直に設けた
支柱3に対して適宜角度傾斜した状態で取り付けられる
ように設けた第2係合孔11とするように2つの孔が穿
設されている。さらに、表示用ラベルケース1を支柱3
に対して垂直に支持するための第1リブ12と、支柱3
に対して適宜角度傾斜させて支持するための第2リブ1
3をそれぞれ1つ以上設けてある。この表示用ラベルケ
ース1が垂直に取り付けられたところを示すのが図4
で、この図示されたものからも解るように、支柱3の上
端部に穿設した係止孔14と、垂直に取り付けるように
したベース2に穿設した第1係合孔10とを利用して、
ビスあるいはボルト等の係止具9により支持する第1の
支持点と、支柱3の垂直壁面と第1リブ12との接触支
持点の2点で支持を可能にしたものである。また、表示
用ラベルケース1が支柱3に対して適宜角度傾斜するよ
うに取り付けるところを示すのが、図5、図6で、この
図示されたものからも解るように、支柱3の上端部に穿
設された係止孔14と、支柱3に対して傾斜するように
取り付けるためのベース2に穿設した第2係合孔11と
を利用して、ビスあるいはボルト等の係止具9により支
持する第1の支持点と、支柱3の垂直壁面と第2リブ1
3との接触支持点の2点で支持を可能にしたものであ
る。これは、単に支柱3の上端部の係止孔14と、ベー
ス2の第1係合孔10あるいは第2係合孔11とで係止
したものでは、容易に緩んでしまったり、表示用ラベル
ケース1が風で緩んで動いたり、人がちょっと触れるだ
けで緩んで動いてしまう欠点を、2点支持で解消したも
のである。なお、第1リブ12、第2リブ13の個数
は、1個以上複数個にすることは可能である。このよう
に、表示しようとする草、花、木等による表示装置の高
さに合わせて、高いものについては、見やすい角度であ
る垂直状態に、低いものについては適宜角度に傾斜して
見やすい状態にできる。しかも、支持が2点で支持でき
るので、大変堅固に安定した状態で設置することができ
る。さらに、支柱3の上端面がベース2の内部に挿入さ
れるので、仕上げ処理加工を行う必要がない。なお、支
柱3は実、筒体どちらでも良く、さらに形状は、円形、
多角形、楕円形等、種々選択できるし、表示用ラベルケ
ース1の固定角度も、図4、図5で図示したものは、垂
直状態と約50°傾斜させた状態のものが図示されてい
るが、第1リブ12、第2リブ13の角度の付け方で適
宜の2種類の角度を選択することができる。また、産業
上の利用分野で説明したものに加えて、学校、名所旧跡
等における各美術品等の名称、案内文、説明文の表示に
も利用できるものである。
【0007】
【考案の効果】本考案は、以上の構成を採用した結果、
次の効果を得ることができる。 (1)支柱に取り付けられるベースに、広い接触範囲を
有するリブが設けられているため、表示用ラベルケース
をより堅固に安定した状態で保持することができる。 (2)最小の部品点数で表示装置を製作することがで
き、安価に得ることができる。 (3)表示用ラベルケースの取付け角度を2種類の角度
に固定できる。 (4)上記2種類の角度に固定できるようにしたと同時
に2種類共に、2点支持で固定できるので、堅固に安定
した状態で設置することができる。 (5)表示用ラベルケースとベースは共通で、多量生産
が可能で、しかも、支柱は各形状の棒状体を採用でき、
特に加工は上端部に係止孔を1個穿設するだけで可能な
ので廉価に表示装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例に関する表示装置を示す表面
図である。
【図2】前記実施例における表示装置を示す裏面図であ
る。
【図3】前記実施例における表示装置の底面図である。
【図4】前記実施例における表示用ラベルケースを垂直
に立てた状態を示す側断面図である。
【図5】前記実施例における表示用ラベルケースをある
角度(約50°)傾斜させた状態を示す側断面図であ
る。
【図6】図4で示す支柱とベースの第2リブとの関係を
示す横断面図である。
【符号の説明】
1‥‥表示用ラベルケース 2‥‥ベース 3‥‥支柱 4‥‥係合溝 5‥‥凸部 6‥‥補強用リブ 7‥‥ベース本体 8‥‥下部開口部 9‥‥係止具 10‥‥第1係合孔 11‥‥第2係合孔 12‥‥第1リブ 13‥‥第2リブ 14‥‥係止孔 15‥‥小突起と小円孔による接合部 16‥‥表示ラベル 17‥‥ベースの
上壁部 18‥‥ベースの背面壁 19‥‥ベースの
下壁部 20‥‥ベースの側壁部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示用ラベルケースとベースと支柱とに
    よりなる表示装置において、表示用ラベルケースの裏側
    にベースを固定し、このベースは、上壁部17と、弧状
    をした背面壁18、及びこれに連なる下壁部19、並び
    に左右側壁部20からなる中空箱体で、上壁部は表示用
    ラベルケースに対して水平に、下壁部は表示用ラベルケ
    ースに対して斜め上方に傾斜され、該下壁部に支柱を挿
    入する下部開口部が形成され、表示用ラベルケースを支
    柱に対して垂直に支持するために、ケース背面中央に縦
    に第1リブを設け、これを固定するための第1係合孔を
    設けており、適宜角度傾斜させて支持するためにベース
    の箱体内の背面側に縦に第2リブを設け、これを固定す
    るための第2係合孔をそれぞれ設けている。この2種類
    の角度に対応するリブと係合孔の2種類の組合せのどち
    らかを選択して、支柱の上端部に穿設した係止孔に係止
    具で固定することを特徴とする表示装置。
JP1992064688U 1992-08-25 1992-08-25 表示装置 Expired - Lifetime JP2502026Y2 (ja)

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JPH0628875U JPH0628875U (ja) 1994-04-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0349585B2 (ja) * 1979-03-19 1991-07-30 Us Commerce

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3049585U (ja) * 1997-09-18 1998-06-19 富士精工株式会社 オイルヒーター用反射体の取付け構造

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