JP2501857Y2 - 熱機械分析装置 - Google Patents
熱機械分析装置Info
- Publication number
- JP2501857Y2 JP2501857Y2 JP1988109253U JP10925388U JP2501857Y2 JP 2501857 Y2 JP2501857 Y2 JP 2501857Y2 JP 1988109253 U JP1988109253 U JP 1988109253U JP 10925388 U JP10925388 U JP 10925388U JP 2501857 Y2 JP2501857 Y2 JP 2501857Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- thermomechanical analyzer
- chuck
- sample piece
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)
- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は熱機械分析装置に関する。
従来よりある熱機械分析装置の中で,天秤機構と差動
トランスを用いた装置の概略図を第4図に示した。天秤
1の一方は検出棒2を通じて試料ホルダー部3に通じて
いる。第5図は試料ホルダー部3の拡大説明図であって
試料片4の両端は2つのチヤック5により挾持されてい
る。6は検出棒2の一部であり,7はチヤックの固定端で
あって試料保持管24に固定されており,この試料保持管
24はマイクロメータ25に連結される。8は天秤1の他方
に連結された分銅であってこの分銅を加減することより
試料片4に加える荷重を変更することができる。2つの
チヤック5間に試料片をセットし,適当な分銅をセット
してまず試料片の測定距離(第3図中のl)をマイクロ
メータ25により測定する。その後電気炉9に電流を通じ
て通常定速昇温を行いながら試料片の寸法に生ずる変化
を差動トランス機構10により検出している。
トランスを用いた装置の概略図を第4図に示した。天秤
1の一方は検出棒2を通じて試料ホルダー部3に通じて
いる。第5図は試料ホルダー部3の拡大説明図であって
試料片4の両端は2つのチヤック5により挾持されてい
る。6は検出棒2の一部であり,7はチヤックの固定端で
あって試料保持管24に固定されており,この試料保持管
24はマイクロメータ25に連結される。8は天秤1の他方
に連結された分銅であってこの分銅を加減することより
試料片4に加える荷重を変更することができる。2つの
チヤック5間に試料片をセットし,適当な分銅をセット
してまず試料片の測定距離(第3図中のl)をマイクロ
メータ25により測定する。その後電気炉9に電流を通じ
て通常定速昇温を行いながら試料片の寸法に生ずる変化
を差動トランス機構10により検出している。
このような熱機械分析装置において,従来チヤックは
第6図に示すような構造となっていた。すなわち2枚の
板11,12間に試料片4を置き,ネジ15によって緊結して
いた。
第6図に示すような構造となっていた。すなわち2枚の
板11,12間に試料片4を置き,ネジ15によって緊結して
いた。
従来の熱機械分析装置にあって,試料片は略平行な2
枚の板で押えられ挾持されているので,試料片のどの点
が固定されているのか不明である。薄板状試料の熱膨張
係数を測定する場合に,固定点は重要であって,例え
ば,チヤック間距離を10mmとしたとき第6図の点で固
定されていればL=10mmとなるが点で固定された時に
はL=10+2(b−a)となり式中(b−a)で示した
ととの距離は約2mm程度あるのでL=14mmとなり40
%の誤差が発生する。
枚の板で押えられ挾持されているので,試料片のどの点
が固定されているのか不明である。薄板状試料の熱膨張
係数を測定する場合に,固定点は重要であって,例え
ば,チヤック間距離を10mmとしたとき第6図の点で固
定されていればL=10mmとなるが点で固定された時に
はL=10+2(b−a)となり式中(b−a)で示した
ととの距離は約2mm程度あるのでL=14mmとなり40
%の誤差が発生する。
本考案は,チヤックの構造を変えることによって確実
に点で固定されるチヤックとし測定誤差の少ない熱機
械分析装置を提供しようとするものである。
に点で固定されるチヤックとし測定誤差の少ない熱機
械分析装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために,本考案の熱機械分析装置
にあっては,チヤックを構成する2枚の板状体を非平行
状態で対向させるよう構成し,この板状体の全面ではな
く端部の一部分で試料片を固定し,かつこの固定端部間
の距離変化を検出棒を介して,差動検出器に伝達するよ
う構成される。本考案の好適な実施の態様においては板
状体に補助板を挿み該補助板を板状体の端部で押すよう
に構成される。
にあっては,チヤックを構成する2枚の板状体を非平行
状態で対向させるよう構成し,この板状体の全面ではな
く端部の一部分で試料片を固定し,かつこの固定端部間
の距離変化を検出棒を介して,差動検出器に伝達するよ
う構成される。本考案の好適な実施の態様においては板
状体に補助板を挿み該補助板を板状体の端部で押すよう
に構成される。
本考案において,2枚の板状体を非平行状態にて対向さ
せるには,2枚の板状部材間の端部に剛性材料でできた部
材を介設するか,板状体の端部内側に突起をつける,等
で行うことができる。
せるには,2枚の板状部材間の端部に剛性材料でできた部
材を介設するか,板状体の端部内側に突起をつける,等
で行うことができる。
本考案の熱機械分析装置にあっては,チヤックを構成
する2枚の板状体の端部の一部分で試料片が固定される
ので,検出棒を介しての測定対象の試料片間の距離測定
が正確かつ容易となる。
する2枚の板状体の端部の一部分で試料片が固定される
ので,検出棒を介しての測定対象の試料片間の距離測定
が正確かつ容易となる。
第1図は本考案の一実施例である熱機械分析装置のチ
ヤック部分の断面図である。第1図中16と17はチヤック
を構成する板状体であり,一方の板状体16の一辺端部に
は棒状に形成された突起18を有している。本チヤックは
薄板状試料片測定用であって突起18の厚みは約0.5mmで
ある。第1図中19は試料片4に直接接触する補助板であ
る。第2図は補助板の6面図の一部である。第2図中19
1は平面図,192は正面図,193は右側面図である。補助板1
9は位置ぎめ用のあたり部20を有しているが図示したよ
うに片側にあり,チヤックに連結される検出棒や固定端
は板状体16の一辺端部に正しく支持される。
ヤック部分の断面図である。第1図中16と17はチヤック
を構成する板状体であり,一方の板状体16の一辺端部に
は棒状に形成された突起18を有している。本チヤックは
薄板状試料片測定用であって突起18の厚みは約0.5mmで
ある。第1図中19は試料片4に直接接触する補助板であ
る。第2図は補助板の6面図の一部である。第2図中19
1は平面図,192は正面図,193は右側面図である。補助板1
9は位置ぎめ用のあたり部20を有しているが図示したよ
うに片側にあり,チヤックに連結される検出棒や固定端
は板状体16の一辺端部に正しく支持される。
試料片4は補助板19と板状体17の間に置かれ,ネジ21
により他方の板状体16を介して緊結力が加わり,補助板
19と,板状体17間に挾持される。ネジ21は2本が好適で
あるが1本でもよく,また3本以上でもよい。板状体17
の大きさを例示すれば幅5mm×長さ8mm×厚さ1.5mmであ
り,突起は0.5mmである。
により他方の板状体16を介して緊結力が加わり,補助板
19と,板状体17間に挾持される。ネジ21は2本が好適で
あるが1本でもよく,また3本以上でもよい。板状体17
の大きさを例示すれば幅5mm×長さ8mm×厚さ1.5mmであ
り,突起は0.5mmである。
また,板状体16,17並びに補助板19は,例えばステン
レススチール(SUS304)によって作られる。
レススチール(SUS304)によって作られる。
第3図は,本考案の他の実施の態様にかかる熱機械分
析装置のチヤック部分の断面図である。本実施例では2
枚の板状体22と23の端部近くに鉄や銅などの金属より成
るすきま板24がおかれ他方端には試料片4が挾持され
る。
析装置のチヤック部分の断面図である。本実施例では2
枚の板状体22と23の端部近くに鉄や銅などの金属より成
るすきま板24がおかれ他方端には試料片4が挾持され
る。
本考案にかかる熱機械分析装置にあっては試料片が確
実に端部の一部分で固定されるチヤックを有するので,
測定対象となる試料片の長さが正確に測定され誤差の少
ない測定値を得ることができる。また,補助板を用いる
好適な実施例によればチヤック端部より試料片が切断さ
れる現象をかなり防ぐことができる。
実に端部の一部分で固定されるチヤックを有するので,
測定対象となる試料片の長さが正確に測定され誤差の少
ない測定値を得ることができる。また,補助板を用いる
好適な実施例によればチヤック端部より試料片が切断さ
れる現象をかなり防ぐことができる。
第1図は,本考案の一実施例である熱機械分析装置のチ
ヤック部分の断面図であり,第2図は補助板の6面図の
一部であり,第3図は本考案の他の実施の態様にかかる
熱機械分析装置のチヤック部分の断面図である。第4図
は従来の熱機械分析装置の概略図であり,第5図は従来
の熱機械分析装置の試料ホルダー部3の拡大説明図であ
り,第6図は従来の熱機械分析装置のチヤックを示す断
面図である。 図中4は試料片,16,17,22,23は板状体,18は突起,19は補
助板,24はすきま板である。
ヤック部分の断面図であり,第2図は補助板の6面図の
一部であり,第3図は本考案の他の実施の態様にかかる
熱機械分析装置のチヤック部分の断面図である。第4図
は従来の熱機械分析装置の概略図であり,第5図は従来
の熱機械分析装置の試料ホルダー部3の拡大説明図であ
り,第6図は従来の熱機械分析装置のチヤックを示す断
面図である。 図中4は試料片,16,17,22,23は板状体,18は突起,19は補
助板,24はすきま板である。
Claims (1)
- 【請求項1】試料片の両端を各々2枚の板状体で挾持す
る一対のチヤックを有し,一方のチヤックを固定端に固
定し,他方のチヤックを検出棒を介して差動検出器に連
結して試料片の寸法変化を測定する熱機械分析装置にお
いて,チヤックを構成する2枚の板状体を非平行状態に
て対向させたことを特徴とする熱機械分析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988109253U JP2501857Y2 (ja) | 1988-08-20 | 1988-08-20 | 熱機械分析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988109253U JP2501857Y2 (ja) | 1988-08-20 | 1988-08-20 | 熱機械分析装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0232010U JPH0232010U (ja) | 1990-02-28 |
JP2501857Y2 true JP2501857Y2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=31345329
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988109253U Expired - Lifetime JP2501857Y2 (ja) | 1988-08-20 | 1988-08-20 | 熱機械分析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2501857Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60301A (ja) * | 1983-06-16 | 1985-01-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 薄板保持具 |
-
1988
- 1988-08-20 JP JP1988109253U patent/JP2501857Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0232010U (ja) | 1990-02-28 |
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