JP2501795Y2 - 動力伝達ギャの位相制御装置 - Google Patents

動力伝達ギャの位相制御装置

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JP2501795Y2
JP2501795Y2 JP12028490U JP12028490U JP2501795Y2 JP 2501795 Y2 JP2501795 Y2 JP 2501795Y2 JP 12028490 U JP12028490 U JP 12028490U JP 12028490 U JP12028490 U JP 12028490U JP 2501795 Y2 JP2501795 Y2 JP 2501795Y2
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idler gear
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彦蔵 川元
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプの
進角または吸排気弁の開閉タイミング等を制御する動力
伝達ギャの位相制御装置に関する。
(従来の技術) ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプは、クランクギ
ャによって駆動されるアイドラギャから燃料噴射ポンプ
ギャに動力伝達されて駆動される。また、ディーゼルエ
ンジンの動弁機構は、クランクギャによって駆動される
アイドラギャからカムシャフトギャに動力伝達されて駆
動される。
すなわち、第4図に示すように、ディーゼルエンジン
のクランクケース1には動力伝達ギャ群2が設けられて
いる。すなわち、クランクケース1にはクランクシャフ
ト3の端部が突設されており、この端部にクランクギャ
4が設けられている。クランクギャ4の上部にはアイド
ラシャフト5が設けられ、このアイドラシャフト5には
アイドラギャ6が設けられている。そして、このアイド
ラギャ6は燃料噴射ポンプギャ7およびカムシャフトギ
ャ8に噛合しており、クランクシャフト3の回転をアイ
ドラギャ6を介して燃料噴射ポンプギャ7およびカムシ
ャフトギャ8に伝達させている。また、前記燃料噴射ポ
ンプギャ7はパワーステアリングポンプギャ9に噛合し
ており、カムシャフトギャ8はオイルポンプギャ10等に
噛合している。
ところで、前記燃料噴射ポンプギャ7によって駆動さ
れる燃料噴射ポンプは噴射時期を可変制御する必要があ
る。また、カムシャフトギャ8によって駆動される動弁
機構も、吸排気弁の開閉タイミングを可変する必要があ
る。
そこで、従来においては、燃料噴射ポンプの噴射時期
を可変制御する手段として、例えば実開昭59−121436号
公報に示す燃料噴射ポンプの進角調整装置を採用した
り、動弁機構の吸排気弁の開閉タイミングを可変する手
段としては、実開昭59−179210号公報に示すバルブタイ
ミング可変装置を採用している。
すなわち、前者のものは、遊星歯車機構を用いた進角
調整装置であって、燃料噴射ポンプの回動軸をアクチェ
ータによって通常は燃料噴射遅れ状態に保持し、エンジ
ンの回転速度の上昇に伴ってアクチェータにより遊星歯
車機構を駆動して燃料噴射ポンプの回動軸を進角方向に
移動調整するように構成したものである。また、後者の
ものは、カムシャフトの途中にこれと一体に回転する一
対のヘリカルスプラインギャを互いに歯形の傾斜方向が
逆となるように形成した吸気用スプラインギャおよび排
気用スプラインギャを設け、これらギャに給気カムと排
気カムをそれぞれ噛合し、カムシャフトを軸方向に移動
することにより、ギャと給気カムおよび排気カムとの噛
合位置を可変するようにしたものである。
(考案が解決しようとする課題) ところが、前述のように構成された位相制御装置は、
燃料噴射ポンプの駆動軸、吸排気弁の駆動軸の中に捩れ
角を可変する可変機構を設けたものであり、構造的に複
雑で、大型化するとともに、コストアップの原因となっ
ている。
この考案は前記事情に着目してなされたもので、その
目的とするところは、簡単な構造で位相制御ができる動
力伝達ギャの位相制御装置を提供しようとするものであ
る。
[考案の構成] (課題を解決するための手段および作用) この考案は、前記目的を達成するために、固定アイド
ラギャと固定従動ギャとの間に、互いに噛合して固定ア
イドラギャの回転を固定従動ギャに伝達する第1と第2
の可動アイドラギャを介在し、第1と第2の可動アイド
ラギャの主軸相互をリンクによって連結するとともに、
第1の可動アイドラギャの主軸と前記固定アイドラギャ
の主軸および第2の可動アイドラギャの主軸と前記固定
従動ギャの主軸とをリンクによって連結してリンク機構
を構成する。
そして、リンク機構をアクチェータにより進退操作す
ることによりリンク機構が回動して第1と第2の可動ア
イドラギャの主軸位置が移動し、第2の可動アイドラギ
ャと噛合する固定従動ギャを位相制御する。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図および第2図に示すように、クランクシャフト
11に装着された駆動ギャとしてのクランクギャ12には大
径の固定アイドラギャ13が噛合されている。この固定ア
イドラギャ13は主軸14を介して小径の固定アイドラギャ
15が一体に設けられている。また、燃料噴射ポンプ(図
示しない)のクランクシャフトからなる主軸16には固定
従動ギャとしての燃料噴射ポンプギャ17が設けられてい
る。
前記小径の固定アイドラギャ15と燃料噴射ポンプギャ
17とは同径であり、これらギャ15,17間には第1の可動
アイドラギャ18と第2の可動アイドラギャ19とが配置さ
れている。そして、第1の可動アイドラギャ18と第2の
可動アイドラギャ19とは互いに噛合しているとともに、
第1の可動アイドラギャ18は前記固定アイドラギャ15に
噛合され、第2の可動アイドラギャ19は前記燃料噴射ポ
ンプギャ17に噛合している。
また、第1の可動アイドラギャ18には主軸20が設けら
れ、主軸20と固定アイドラギャ15の主軸14とは第1のリ
ンク21によって連結されている。第1の可動アイドラギ
ャ18の主軸20は第2の可動アイドラギャ19の主軸22と第
2のリンク23によって連結されている。さらに、第2の
可動アイドラギャ19の主軸22と前記燃料噴射ポンプギャ
17の主軸16とは第3のリンク24とによって連結されてい
る。
そして、この第1〜第3のリンク21,23および24によ
ってリンク機構25が構成され、距離ab,bc,cdは常に一定
であり、第1および第2の可動アイドラギャ18,19の主
軸20,22を支点としてリンク運動自在である。さらに、
第2の可動アイドラギャ19の主軸22にはアクチェータ26
が連結され、このアクチェータ26によって第2の可動ア
イドラギャ19の主軸22を矢印方向に進退できるようにな
っている。
このように構成された動力伝達ギャ構造によば、クラ
ンクギャ12の回転は固定アイドラギャ13,15を介して第
1の可動アイドラギャ18に伝達される。第1の可動アイ
ドラギャ18の回転は第2の可動アイドラギャ19を介して
燃料噴射ポンプギャ17に伝達され、燃料噴射ポンプが駆
動する。
ここで、燃料噴射ポンプの噴射時期を変更する場合に
はアクチェータ26を作動させて第2の可動アイドラギャ
19の主軸22を移動させることができる。すなわち、第3
図に示すように、アクチェータ26を前進させると、主軸
22が押されて第3のリンク24がd点を支点として回動し
て破線で示す位置に移動し、この第3のリンク24に連結
されている第2のリンク23によって第1の可動アイドラ
ギャ18の主軸20が引き寄せられる。したがって、第1お
よび第2の可動アイドラギャ18、19は常に噛合した状態
で移動し、第2の可動アイドラギャ19に噛合している燃
料噴射ポンプギャ17は進角方向に移動調整される。
アクチェータ26を後退させると、主軸22が引き寄せら
れて第3のリンク24がd点を支点として回動して1点鎖
線で示す位置に移動し、この第3のリンク24に連結され
ている第2のリンク23によって第1の可動アイドラギャ
18の主軸20が押し出される。したがって、第1および第
2の可動アイドラギャ18,19は常に噛合した状態で移動
し、第2の可動アイドラギャ19に噛合している燃料噴射
ポンプギャ17は進角方向と逆方向に移動調整される。
したがって、アクチェータ26によってリンク機構25を
リンク運動させることにより、燃料噴射ポンプギャ17を
位相制御することができる。
なお、前記一実施例においては、燃料噴射ポンプギャ
17の位相制御する場合について説明したが、動弁機構の
吸排気弁の開閉タイミングを可変することも可能であ
る。
また、アクチェータは、ソレノイド、油圧またはエア
ーシリンダであってもよく、電動または機械的に駆動す
るものであってもよい。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば、固定アイド
ラギャと固定従動ギャとの間に、互いに噛合して固定ア
イドラギャの回転を固定従動ギャに伝達する可動アイド
ラギャを介在し、この可動アイドラギャをリンク機構に
よって支持したから、リンク機構をアクチェータにより
進退操作するという簡単な操作で、可動アイドラギャと
噛合する固定従動ギャを位相制御することができる。し
たがって、簡単な構造で、小型化およびコストダウンを
図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す動力伝達ギャの位相
制御装置の正面図、第2図は同じく平面図、第3図は同
じく作用を説明するための構成図、第4図はディーゼル
エンジンの正面図である。 12…クランクギャ、15…固定アイドラギャ、17…燃料噴
射ポンプギャ(固定従動ギャ)、18…第1の可動アイド
ラギャ、19…第2の可動アイドラギャ、21,23,24…リン
ク、25…リンク機構、26…アクチェータ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動ギャと噛合して回転する固定アイドラ
    ギャと、この固定アイドラギャから伝達されて回転する
    固定従動ギャとからなる動力伝達ギャの位相制御装置に
    おいて、前記固定アイドラギャと固定従動ギャとの間
    に、互いに噛合して固定アイドラギャの回転を固定従動
    ギャに伝達する第1と第2の可動アイドラギャを介在
    し、第1と第2の可動アイドラギャの主軸相互をリンク
    によって連結するとともに、第1の可動アイドラギャの
    主軸と前記固定アイドラギャの主軸および第2の可動ア
    イドラギャの主軸と前記固定従動ギャの主軸とをリンク
    によって連結してリンク機構を構成し、このリンク機構
    にこれを回動して前記固定従動ギャを位相制御するアク
    チェータを連動したことを特徴とする動力伝達ギャの位
    相制御装置。
JP12028490U 1990-11-19 1990-11-19 動力伝達ギャの位相制御装置 Expired - Lifetime JP2501795Y2 (ja)

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