JP2501689Y2 - 産業車両用油槽 - Google Patents

産業車両用油槽

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JP2501689Y2
JP2501689Y2 JP9976389U JP9976389U JP2501689Y2 JP 2501689 Y2 JP2501689 Y2 JP 2501689Y2 JP 9976389 U JP9976389 U JP 9976389U JP 9976389 U JP9976389 U JP 9976389U JP 2501689 Y2 JP2501689 Y2 JP 2501689Y2
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修 三木
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株式会社豊田自動織機製作所
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、産業車両用油槽に関し、詳しくは燃料油又
は作動油を貯留する油槽の改良に関する。
[従来の技術] フォークリフト等の産業車両は、燃料油及び作動油用
の各油槽を備えており、これらの油槽は、車体フレーム
を利用してこれと一体的に形成されるのが通常である。
これら油槽は、例えば第8図に示すように、断面コ字形
に形成した車体フレーム50と鋼板をコ字形に屈曲させた
側壁部59とを組み合せて形成される。この場合、側壁部
59の端縁部分59aは連続的に一周して車体フレーム50と
当接しており、この部分が連続溶接により結合されてい
る。そして、油槽の上壁53には開口部54が形成され、こ
の開口54はネジボルト55で上壁53に固定された蓋板58に
よって閉塞されている。なお、油槽が作動油用の場合に
は、油圧機器と接続された図示しない排出管及び吸入管
が蓋板58に配管され、貯留油はこれら配管を介して油槽
内と油圧機器との間を循環する。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記従来の油槽は、車体フレーム50と側壁
部59とが溶接により結合されているため、強度とは無関
係に溶接不良部分が存在すると油漏れが発生する。この
ため、高品質の連続溶接及び高基準の水没試験(漏れ試
験)を必要としコスト高の原因になっている。
また、貯留油は油槽内に直接投入されるため、油槽内
に存在する鋼板の錆や溶接スパッタ等が貯留油に混入
し、フィルタの早期目詰まりや油圧機器の摩耗等の不具
合を発生させる原因となっている。
本考案は、上記実情に鑑み案出されたものであり、製
造の簡略化によるコストの低減及びフィルタや油圧機器
に発生する上記不具合の解消を図ることを解決すべき技
術的課題とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案の産業車両用油槽
は、簡易溶接により車体フレームと一体的に形成され、
上壁に蓋板によって閉塞される開口を備えた外槽と、該
外槽の開口から着脱自在に内装された膨縮性の内槽とか
らなり、該内槽は取付座によって保持された前記外槽の
それと整合する開口を有し、前記内外槽及び蓋板は前記
取付座を介して共締めされるという構成を採用してい
る。
ここで、膨縮性の内槽を形成する材料としては、耐油
性を考慮して、例えばニトリルゴム、ウレタンゴム又は
フッ素ゴム等のゴム、塩化ビニール又はポリアミド等の
樹脂を用いることができる。なお、内槽を外槽に内装す
る際に、内槽がゴム製の場合にはその弾性力により元の
形状に復元しやすいが、内槽が樹脂製で充分に復元しな
い場合には開口から手を入れて広げたりして処置すれば
よく、また貯留油の自重によっても充分に復元可能であ
る。
[作用] 本考案の油槽では、内槽が膨縮性を有するため外槽の
開口から着脱自在に内装され、内槽は剛質の外槽に保持
される。そして、内槽内の貯留油は外槽と直接接触しな
いため、貯留油に外槽の錆や溶接スパッタ等が混入せ
ず、この油槽から送り出される貯留油によってフィルタ
の早期目詰まりや油圧機器の摩耗等を生じさせない。
[実施例] 以下、図面を参照しながら本考案の実施例を説明す
る。
第1図は本実施例に係る油槽の斜視図であり、この油
槽は、外槽1と外槽1に着脱自在に内装された内槽2と
からなる二重構造のものである。
外槽1は、断面コ字形に形成された産業車両の本体フ
レーム10と、鋼板を屈曲してほぼコ字形に形成された側
壁部19とを簡易溶接(断続溶接)により結合して構成さ
れている。本体フレーム10は上壁11、一方の側壁12及び
底壁13を形成し、側壁部19は三方の側壁を形成してい
る。上壁11のほぼ中央には長円形の開口14が形成されて
おり、この開口14は後述する取付座24等と共同して上壁
11に固定された蓋板18によって閉塞されている。また、
底壁13の一端部にはドレン孔15が形成されており、この
ドレン孔15は後述するようにドレンプラグ31によって止
栓されている。
内槽2は、第2図に示すように、ニトリルゴムを加硫
成形することにより外槽1の内面とほぼ同じ形状、大き
さで袋状に形成されたものである。この内槽2は、膨縮
性を有するため第3図に示すように小さく圧縮した状態
にて外槽1の開口14から挿入すると外槽1内で自ら弾性
力によって復元することにより、外槽1の内面に沿って
配設されている。
なお、内槽が樹脂製で充分に復元しない場合には開口
から手を入れて広げたりして処置すればよく、また貯留
油の自重によっても充分に復元可能である。この内槽2
には、外槽1の開口14と整合する開口21が形成されてお
り、開口21の周囲部分には複数個のボルト23を植設した
板状の取付座24がボルト23を内槽2の内面側から貫通さ
せた状態で接着されている。そして、第4図及び第5図
に示すように、外槽1と蓋板18との間にパッキン26が介
在され、各ボルト23が外槽1及び蓋板18の貫通孔11a、1
8aに挿通され、その先端部にナット35が螺合されている
ことにより、内外槽1、2及び蓋板18が共締めされてい
る。
また、内槽2の底部には、第6図及び第7図に示すよ
うに、外槽1のドレン孔15と整合するドレン孔27が形成
されており、このドレン孔27の部分で内外槽1、2がド
レン金具32及び止めナット33によって固定されている。
ドレン金具32は一端側にフランジ部32aをもつほぼ円筒
形状のものであり、筒状部分が内槽2側から内外槽1、
2のドレン孔15、27に挿通されその先端の外周部に止め
ナット33が螺合されている。これにより、フランジ部32
a及び止めナット33で内外槽1、2が挟圧されている。
そして、パッキン36を介在してドラン金具32の内周部に
ドレンプラグ31が外側から螺合され、これにより止栓さ
れている。なお、ドレンプラグ31を螺合する際ドレン金
具32が回転しないようにするため、ドレン金具32の外周
部には凹部32bが形成されているとともに底壁13には凹
部32b内に突出するストッパ13aが形成されて回り止めが
設けられている。
以上のように構成された油槽には、開口14と対応する
蓋板18の部分に油圧機器と接続された図示しない給入管
及び排出管が設けられ、貯留油はこれら配管を介して油
槽内と油圧機器との間を循環する。このとき、貯留油は
外槽1と直接接することがなく、貯留油に鋼板の錆や溶
接スパッタ等が混入しない。
以上のように本実施例の油槽は、内槽2を外槽1の開
口14から着脱自在に内装して内槽2内に作動油を貯留す
るよう構成されている。これにより、外槽1は密閉性を
要求されないため簡易溶接により結合して形成でき、ま
た、外槽1の水没試験(漏れ試験)を省略して製造工程
を簡素化できるためコストの低減を図ることができる。
そして、貯留油は外槽1と直接接触しないため、鋼板
の錆や溶接スパッタによって発生するフィルタの早期目
詰まりや油圧機器の摩耗等を未然に防止できる。
さらに、内外槽1、2を共締め固定しているナット3
5、止めナット33等を取り外して内槽2を外槽1の開口1
4から取り出すことができる。このため、油槽の清掃を
簡単に行うことができ便利であるとともに、より完全に
清掃を行うことができる。また、内槽2には外槽1のよ
うに直角状の角部が無いためゴミ等が溜りにくいという
利点もある。
[考案の効果] 本考案の産業車両用油槽は、外槽の開口から着脱自在
に内装された膨縮性の内槽を有するので、外槽を簡易溶
接により形成することができるため製造の簡略化により
コストの低減を図ることができる。また、貯留油が外槽
に直接接触しないため、鋼板の錆や溶接スパッタによる
フィルタの早期目詰まりや油圧機器の摩耗等の従来発生
していた不具合を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は本考案の実施例に係り、第1図は油槽
の斜視図、第2図は内槽の斜視図、第3図は内槽を圧縮
した状態の斜視図、第4図は第1図のI−I線矢視断面
図、第5図は第1図のII−II線矢視断面図、第6図はド
レン孔部分を底面側からみた部分平面図、第7図は第6
図のIII−III線断面図である。第8図は従来の油槽の斜
視図である。 1……外槽、10……本体フレーム 14……開口、18……蓋板 2……内槽、21……開口 24……取付座

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】簡易溶接により車体フレームと一体的に形
    成され、上壁に蓋板によって閉塞される開口を備えた外
    槽と、該外槽の開口から着脱自在に内装された膨縮性の
    内槽とからなり、該内槽は取付座によって保持された前
    記外槽のそれと整合する開口を有し、前記内外槽及び蓋
    板は前記取付座を介して共締めされていることを特徴と
    する産業車両用油槽。
JP9976389U 1989-08-26 1989-08-26 産業車両用油槽 Expired - Lifetime JP2501689Y2 (ja)

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JPH0338225U JPH0338225U (ja) 1991-04-12
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