JP2501609Y2 - 粉砕機用セラミックス製多角形スクリ―ン - Google Patents
粉砕機用セラミックス製多角形スクリ―ンInfo
- Publication number
- JP2501609Y2 JP2501609Y2 JP8296290U JP8296290U JP2501609Y2 JP 2501609 Y2 JP2501609 Y2 JP 2501609Y2 JP 8296290 U JP8296290 U JP 8296290U JP 8296290 U JP8296290 U JP 8296290U JP 2501609 Y2 JP2501609 Y2 JP 2501609Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screen
- ceramic
- plate
- crusher
- polygonal
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- Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
- Disintegrating Or Milling (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、摩耗性を有する材料を粉砕する粉砕機用セ
ラミックス製多角形スクリーンに関する。
ラミックス製多角形スクリーンに関する。
《従来の技術》 従来、鋼鉄製のスクリーンを用いた粉砕機では、スク
リーンおよび本体で閉じられた粉砕室に材料を供給し、
ここで回転羽根等により材料を粉砕する。これにより、
材料が所定の大きさになるまで粉砕されると、この粉砕
物は、スクリーンの穴を通り粉砕機より排出される。こ
のような粉砕機では、摩耗性を有する材料を粉砕する場
合、粉砕時の衝撃により回転羽根，スクリーンが摩耗し
てしまい、粉砕能力の低下，粒度の不安定を招く原因と
なる。
リーンおよび本体で閉じられた粉砕室に材料を供給し、
ここで回転羽根等により材料を粉砕する。これにより、
材料が所定の大きさになるまで粉砕されると、この粉砕
物は、スクリーンの穴を通り粉砕機より排出される。こ
のような粉砕機では、摩耗性を有する材料を粉砕する場
合、粉砕時の衝撃により回転羽根，スクリーンが摩耗し
てしまい、粉砕能力の低下，粒度の不安定を招く原因と
なる。
これに対し、これらの部品を鋼鉄製ではなく、耐摩耗
性に優れたセラミックス製とする方法が種々検討されて
いる。
性に優れたセラミックス製とする方法が種々検討されて
いる。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、前述のように鋼材からセラミックスに
材料を変更するには、成形・加工・焼成の可否が大きな
問題となる。つまり、回転羽根については、その構成部
材が長方形の平板であるため、特に問題はないものの、
スクリーンについては形状が薄肉円筒体であり、しかも
多数の貫通孔を有するため、一体物で成形・加工・焼成
を行なう技術が確立されていないという問題があった。
材料を変更するには、成形・加工・焼成の可否が大きな
問題となる。つまり、回転羽根については、その構成部
材が長方形の平板であるため、特に問題はないものの、
スクリーンについては形状が薄肉円筒体であり、しかも
多数の貫通孔を有するため、一体物で成形・加工・焼成
を行なう技術が確立されていないという問題があった。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、その目
的は、耐摩耗性に優れ、粒度分布がシャープで粉砕能力
の安定した粉砕機用セラミックス製多角形スクリーンを
提供することにある。
的は、耐摩耗性に優れ、粒度分布がシャープで粉砕能力
の安定した粉砕機用セラミックス製多角形スクリーンを
提供することにある。
《課題を解決するための手段》 本考案においては、スクリーンをセラミックスより形
成し、成形・加工・焼成を可能にするため、所要の構造
的強度を有する貫通孔付き板状部材を組み合わせること
により、多角形構造としたものである。
成し、成形・加工・焼成を可能にするため、所要の構造
的強度を有する貫通孔付き板状部材を組み合わせること
により、多角形構造としたものである。
すなわち、上記従来技術の課題を解決するため、本考
案は、セラミックスよりなる板状部材に複数の貫通孔を
あけ、この板状部材を複数枚隣接して相互に連結するこ
とにより多角形の筒体に形成したことを特徴とする。
案は、セラミックスよりなる板状部材に複数の貫通孔を
あけ、この板状部材を複数枚隣接して相互に連結するこ
とにより多角形の筒体に形成したことを特徴とする。
この場合、貫通孔の角度は板状部材の面に対して垂直
または任意の角度に設定できる。また、組み合わせる板
状部材の枚数は３枚以上の任意な枚数とし、組み合わせ
て完成したスクリーンの筒体形状は、正多角形または任
意の多角形に形成することができる。
または任意の角度に設定できる。また、組み合わせる板
状部材の枚数は３枚以上の任意な枚数とし、組み合わせ
て完成したスクリーンの筒体形状は、正多角形または任
意の多角形に形成することができる。
《作用》 本考案においては、スクリーンを構成する複数の板状
部材の材質は、耐摩耗性を有するセラミックスてあり、
これら板状部材を複数枚組み合わせて多角形構造とした
ものである。したがって、一体物ではなく板状物の段階
でその成形・加工・焼成が可能となるため、回転羽根と
同様にスクリーンを容易に形成することができる。さら
に、このスクリーンを、円筒形に近い多角形とすること
により、鋼材を用いた従来のスクリーンと同程度もしく
はそれ以上の粒度分布が良好に得られ、安定した粉砕能
力を維持できる。
部材の材質は、耐摩耗性を有するセラミックスてあり、
これら板状部材を複数枚組み合わせて多角形構造とした
ものである。したがって、一体物ではなく板状物の段階
でその成形・加工・焼成が可能となるため、回転羽根と
同様にスクリーンを容易に形成することができる。さら
に、このスクリーンを、円筒形に近い多角形とすること
により、鋼材を用いた従来のスクリーンと同程度もしく
はそれ以上の粒度分布が良好に得られ、安定した粉砕能
力を維持できる。
《実施例》 以下に、本考案の一実施例を図面により説明する。
第１図にこの実施例による粉砕機用セラミック製多角
形スクリーンの板状部材を示す側面図、第２図はその組
み立て図、第３図は第１図の板状部材に形成した貫通孔
部分を示す断面図である。
形スクリーンの板状部材を示す側面図、第２図はその組
み立て図、第３図は第１図の板状部材に形成した貫通孔
部分を示す断面図である。
本実施例では、スクリーン２の多角形状を正12角形と
し、板状部材１の側面は、組み合わせたときに隙間が生
じないよう、両端に15°のテーパを付けている。第３図
に示すように、板状部材１の板厚を5mmとし、かつ貫通
孔３の長さL0は、内面側の穴径ｄ＝3mmの部分の長さL1
を2.3mmとし、また外面側の穴径ｄ＝4mmのテーパ部の長
さL2を2.7mmとした。
し、板状部材１の側面は、組み合わせたときに隙間が生
じないよう、両端に15°のテーパを付けている。第３図
に示すように、板状部材１の板厚を5mmとし、かつ貫通
孔３の長さL0は、内面側の穴径ｄ＝3mmの部分の長さL1
を2.3mmとし、また外面側の穴径ｄ＝4mmのテーパ部の長
さL2を2.7mmとした。
表１に、本考案の一実施例によるセラミックス製のス
クリーンと、従来技術による鋼材スクリーンとの耐摩耗
性の比較を示す。ただし、鋼材スクリーンは板厚2.3mm,
穴径φ3.5mmピッチ,60°千鳥配列とし、実施例と従来例
の両者とも2.3mmだけ摩耗するまでの所要時間を示す。
また、表２に、実施例と比較例との粒度分布の比較を示
す。
クリーンと、従来技術による鋼材スクリーンとの耐摩耗
性の比較を示す。ただし、鋼材スクリーンは板厚2.3mm,
穴径φ3.5mmピッチ,60°千鳥配列とし、実施例と従来例
の両者とも2.3mmだけ摩耗するまでの所要時間を示す。
また、表２に、実施例と比較例との粒度分布の比較を示
す。
表１からも明らかなように、実施例によるセラミック
ス製スクリーンは、従来例の鋼材スクリーンに比べて摩
耗時間が46倍以上に増加した。また、表２からも明らか
なように、実施例によるセラミックス製スクリーンを用
いた場合は、従来例による鋼材スクリーンを用いた場合
よりもシャープな粒度分布が得られた。
ス製スクリーンは、従来例の鋼材スクリーンに比べて摩
耗時間が46倍以上に増加した。また、表２からも明らか
なように、実施例によるセラミックス製スクリーンを用
いた場合は、従来例による鋼材スクリーンを用いた場合
よりもシャープな粒度分布が得られた。
《考案の効果》 以上説明したように、本考案のセラミックス製スクリ
ーンによれば、複数の板状部材を組み合わせることによ
り多角形の筒体に構成したため、成形・加工・焼成が容
易になり、耐摩耗強度が向上し、安定した粉砕能力を有
し、粒度分布の良好な粉砕機用セラミックス製多角形ス
クリーンを提供することができるという効果を奏する。
ーンによれば、複数の板状部材を組み合わせることによ
り多角形の筒体に構成したため、成形・加工・焼成が容
易になり、耐摩耗強度が向上し、安定した粉砕能力を有
し、粒度分布の良好な粉砕機用セラミックス製多角形ス
クリーンを提供することができるという効果を奏する。
第１図は本考案の一実施例による粉砕機用セラミックス
製多角形スクリーンの板状部材を示す側面図、第２図は
同スクリーンを示す組み立て図、第３図は同スクリーン
に形成した貫通孔を示す断面図である。 １……スクリーン用板状部材 ２……正12角形スクリーン ３……貫通孔
製多角形スクリーンの板状部材を示す側面図、第２図は
同スクリーンを示す組み立て図、第３図は同スクリーン
に形成した貫通孔を示す断面図である。 １……スクリーン用板状部材 ２……正12角形スクリーン ３……貫通孔
Claims (1)
- 【請求項１】セラミックスよりなる板状部材に複数の貫
通孔をあけ、この板状部材を複数枚隣接して相互に連結
することにより多角形の筒体に形成したことを特徴とす
る粉砕機用セラミックス製多角形スクリーン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8296290U JP2501609Y2 (ja) | 1990-08-03 | 1990-08-03 | 粉砕機用セラミックス製多角形スクリ―ン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8296290U JP2501609Y2 (ja) | 1990-08-03 | 1990-08-03 | 粉砕機用セラミックス製多角形スクリ―ン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0441739U JPH0441739U (ja) | 1992-04-09 |
| JP2501609Y2 true JP2501609Y2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=31630237
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8296290U Expired - Lifetime JP2501609Y2 (ja) | 1990-08-03 | 1990-08-03 | 粉砕機用セラミックス製多角形スクリ―ン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2501609Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-08-03 JP JP8296290U patent/JP2501609Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0441739U (ja) | 1992-04-09 |
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