JP2501606Y2 - ホ―スの接続装置 - Google Patents

ホ―スの接続装置

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JP2501606Y2
JP2501606Y2 JP8051890U JP8051890U JP2501606Y2 JP 2501606 Y2 JP2501606 Y2 JP 2501606Y2 JP 8051890 U JP8051890 U JP 8051890U JP 8051890 U JP8051890 U JP 8051890U JP 2501606 Y2 JP2501606 Y2 JP 2501606Y2
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hose
mounting plate
fuel tank
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fuel
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実 本間
哲郎 田中
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は燃料タンク等におけるホースの接続装置に関
する。
〔従来の技術〕
従来、この種のものは特開昭58−15756号公報等で開
示されているように、燃料タンクの上面に開口部が穿設
され、この開口部に取付板がパッキンを介してねじ止め
され、この取付板には前記燃料タンクの内外を連通する
供給パイプとリターンパイプとを設け、また取付板の内
面側に延設されたブラケット本体に燃料ポンプを取付固
定し、この燃料ポンプを駆動して前記燃料タンク内の燃
料を吸引し前記供給パイプを介して車輌エンジン側へと
供給するとともに、その燃料の一部を前記リターンパイ
プを介して再び燃料タンク側に戻すようにしている。
ところで車輌においては前記燃料タンクは後部座席の
車室外下部等の限られたスペースに配設されるものであ
り、車内スペースを有効利用するためには燃料タンクの
全体高さ寸法をできるだけ低くする押さえる必要があ
り、このため前記燃料タンクに装着した取付板から突出
したパイプは、略90°の折曲部を介して側方に向けら
れ、この側方に向けられたパイプと、車輌エンジン側に
一端を接続したホースとを接続し前記取付板から突出し
たパイプの高さ寸法を押さえるようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来技術においては、前記燃料タンクの上面に設
けられた取付板から突出するパイプを、折曲部を介して
燃料タンクの上面と平行に引き廻し配設し、前記燃料タ
ンクの全体高さ寸法を押さえるようにしている。この場
合金属製の取付板にあっては、その取付板に対しパイプ
を溶接やロウ付け作業によって取り付け固定したり、合
成樹脂製の取付板ではパイプを成形時に一体形成するよ
うにしているが、燃料タンクに取り付ける取付板の向き
が通常決定されているためパイプの引き出し案内された
向きも己ずと決定されてしまい、車体の形状、燃料タン
クの形状等に応じて取付板に設けるパイプの引き出し方
向を機種毎に合わせて製作しなければならず厄介であっ
た。
また取付板を共通にするため、取付板の外面部分にパ
イプを立設して設け、このパイプの先端にホースを連結
することが考えられるが、ホースを取付板や燃料タンク
に沿って引き廻し案内しようとしたときに、ホースが部
分的に撓ませて引き出す際にホース自体が柔軟性材料に
よって形成されているため潰れてしまい燃料などを供給
する際に支障をきたすことがあり、またホースを傷めて
しまいやすいものでもある。
そこで本考案は燃料タンクの全体高さ寸法の低減を図
り、かつホースの引き廻し作業性に優れたホースの接続
装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は燃料タンクに開口部を設け、この開口部を覆
うようにして取付板を前記燃料タンクに装着し、前記取
付板に前記燃料タンクの内外を連通する筒部を一体形成
し、この筒部に燃料を移送するホースを前記燃料タンク
の外部から接続するホースの接続装置において、前記取
付板にホース挿入凹部を設け、このホース挿入凹部の底
部に該ホース挿入凹部と同軸方向に向けて前記筒部を突
設し、前記ホース挿入凹部の上方開口縁部に外方に向か
って拡大するホース案内部を設けたことを特徴とするも
のである。
〔作用〕
上記構成によりホースを取付板と垂直方向から筒部に
接続することができ、また筒部に接続したホースはホー
ス案内部に添って取付板の外面側に安定して引き廻し案
内される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を添付図面を参照して説明す
る。
第1図乃至第3図は本考案の第1実施例を示し、1は
燃料となる例えばガソリンを貯える燃料タンクであり、
この燃料タンク1の上部には開口部2が穿設され、この
開口部2の周縁にパッキン3を介して耐油性の合成樹脂
によって成型された取付板4がビス5によって取付固定
されている。前記取付板4の下面には受け座6が一体に
垂設され、この受け座6にブラケット本体7がビス8に
よって取付固定されている。また前記ブラケット本体7
の下部には半円状鍔部9が一体に横設されるとともにス
トッパー受け孔10が形成され、燃料ポンプ11のケーシン
グに周設された溝部12が前記半円状鍔部9に嵌合し、ま
た鉤状ストッパー13を前記ストッパー受け孔10に係止し
て前記燃料ポンプ11がブラケット本体7に取り付けられ
ている。前記燃料ポンプ11に接続した電気コード14はそ
の一端を前記取付板4に設けた図示しないコネクタに接
続している。
前記取付板4には、耐油性を有するゴム等の弾性材料
からなる供給ホース15を挿入するホース挿入凹部16が一
体に形成され、このホース挿入凹部16の底部17には上方
に突出して筒部18が形成され、この筒部18の上端外周に
は抜止め部19が形成され、またホース挿入凹部16の内周
下部には該筒部18と同心円をなし前記供給ホース15の外
径より径小な圧着部20が形成されている。また前記ホー
ス挿入凹部16の上方開口縁部には前記供給ホース15の引
き廻し方向に対応して上方に向かって拡大するテーパ状
の案内部21が形成されている。前記筒部18の燃料タンク
1側の接続パイプ22は前記燃料ポンプ11上部の吐出口23
とジョイントホース24により接続されている。そして前
記燃料ポンプ11により図示しない燃料が前記供給ホース
15へと圧送される。
前記取付板4には前記供給ホース15より径小でかつ同
材質からなるリターンホース26を挿入するホース挿入凹
部27が一体に形成され、このホース挿入凹部27の底部28
には上方に突設して筒部29が形成され、この筒部29の上
端外周には抜止め部30が形成され、またホース挿入凹部
27の内周下端には該筒部29と同心円をなし前記リターン
ホース26の外径より径小な圧着部31が形成されている。
また前記ホース挿入凹部27の上方開口縁部には前記リタ
ーンホース26の引き廻し方向に対応して上方に向かって
拡大するテーパ状の案内部32が形成されている。また前
記筒部29の下部に連通する連通孔33にパイプ34を挿入す
るとともに、このパイプ34の下部側を前記ブラケット本
体7に一体成形した略U字型の押さえ部35に挿入して前
記パイプ34が取付固定されている。そしてこのパイプ34
により、前記リターンホース26を介して車輌エンジン側
から戻った燃料が燃料タンク1内へ戻される。
次に前記構成につきその作用を説明する。
供給ホース15を燃料タンク1に接続するには取付板4
上方からホース挿入凹部16内の筒部18に供給ホース15を
その端部から圧入し、さらに供給ホース15の先端を圧着
部20に圧入すると、ゴム等からなる供給ホース15の弾性
復元力により供給ホース15は筒部18と圧着部20とに圧接
して抜止め固定される。そしてホース案内部21により供
給ホース15は大きく湾曲状態で取付板4の外側に添って
車輌エンジン側へと引き廻される。
また同様にして筒部29に接続したリターンホース26は
その先端が筒部29と圧着部31に圧接して抜止め固定され
るとともに案内部32に添って大きく湾曲して車輌エンジ
ン側へと引き廻される。
このように本実施例では、取付板4にホース挿入凹部
16,27を設け、このホース挿入凹部16,27の底部17,28に
ホース挿入凹部16,27と同軸方向に向けて燃料タンク1
の内外を連通する筒部18,29を突設し、ホース挿入凹部1
6,27の上方開口縁部に外方に向かって拡大するホース案
内部21,32を設けたものであるから、ホース15,26の先端
を取付板4の上方から筒部18,29に圧着して接続できか
つ抜止めされ、ホース15,26の接続作業性の向上が図れ
る。
また、取付板4に先端を接続されたホース15,26は案
内部21,32により、大きな湾曲状態で取付板4に添って
安定的に引き廻され、かつ取付板4上方に突出する部分
は略ホース15,26の直径分の高さ寸法だけとなり、燃料
タンク1の全体高さ寸法の低減が図れる。
第4図は本考案の第2の実施例を示し、前記第1実施
例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略
して詳述すると、この例では燃料タンク1にリターンホ
ース26を接続せず供給ホース15のみ接続した例を示し、
ホース挿入凹部16A上方開口縁部の全周に案内部21Aが形
成されるとともにこの案内部21Aは湾曲状に形成されて
いる。
このように本実施例においては、取付板4にホース挿
入凹部16Aを設け、このホース挿入凹部16Aの底部17にホ
ース挿入凹部16Aと同軸方向に向けて燃料タンク1の内
外を連通する筒部18を突設し、ホース挿入凹部16Aの上
方開口縁部に外方に向かって拡大するホース案内部21A
を設けたものであるから、供給ホース15の先端を取付板
4の上方から筒部18に圧入して供給ホース15を筒部18に
容易に接続することができ、また燃料タンク1の全体高
さ寸法の低減が図れる。さらに、案内部21Aをホース挿
入凹部16Aの上方開口縁部の全周に形成したものである
から、供給ホース15の引き廻し方向を360°自由に設定
することができる。
第5図及び第6図は本考案の第3実施例を示し、前記
第1実施例と同一部分に同一符号を付しその詳細な説明
を省略して詳述すると、供給ホース15の先端には合成樹
脂等により成形された接続キャップ36が嵌着され、この
接続キャップ36の先端は、筒部18に挿通される挿通孔37
を設けるとともにこの挿通孔37から後方側に設けた切欠
部38により四分割されており、さらに内面には供給ホー
ス15を押圧する突部39が形成され、外面には係止爪部40
が形成されている。またこの係止爪部40が係合する受部
41がホース挿通部16の圧着部20に形成されている。
次に前記構成につきその作用を説明する。
供給ホース15を筒部18に接続するには、供給ホース15
の先端部に接続キャップ36を嵌着し、この接続キャップ
36を圧着部20に嵌入するとともに、受部41に係止爪部40
を係着して接続キャップ36が接続固定され、これにより
供給ホース15先端は筒部18外面と接続キャップ36内面と
の間に圧接状態で接続される。またこの先端部が取付板
4に接続された供給ホース15は案内部21に案内されて車
輌エンジン側に引き廻される。
このように本実施例においては、取付板4にホース挿
入凹部16を設け、このホース挿入凹部16の底部にホース
挿入凹部16と同軸方向に向けて筒部18を突設し、ホース
挿入凹部16の上方開口縁部に外方に向かって拡大するホ
ース案内部21を設けたものであるから、接続キャップ36
を嵌着した供給ホース15の先端部を取付板4の上方から
圧着部20に嵌入して、供給ホース15を筒部18に容易に接
続することができ、また供給ホース15をホース案内部21
に添って安定的に引き廻すことができるとともに、燃料
タンク1の全体高さ寸法の低減を図ることができる。さ
らに接続キャップ36はその係止爪部40が受部41に係着し
て確実に圧着部20に接続され、また、この接続キャップ
36の接続により供給ホース15は接続キャップ内面と筒部
18外面とに抜止め状態で圧接され、さらに突部39により
確実に抜止め接続される。
第7図及び第8図は本考案の第4実施例を示し、前記
第1実施例と同一部分に同一符号を付しその詳細な説明
を省略して詳述すると、供給ホース15の先端には合成樹
脂等により成形された接続キャップ36Aが嵌着され、こ
の接続キャップ36Aの先端は筒部18に挿通される挿通孔3
7Aを設けるとともにこの挿通孔37Aから後方側に設けた
切欠部38Aにより二分割されており、さらに内面には供
給ホース15を押圧する突部39Aを設け、外面には係止爪
部40Aが設けられている。またこの係止爪部40Aが係合す
る受部41Aがホース挿入凹部16の圧着部20に設けられて
いる。またホース挿入凹部16上部の案内部21Bは湾曲状
に形成されている。
このように本実施例においては、取付板4にホース挿
入凹部16を設け、このホース挿入凹部16の底部17にホー
ス挿入凹部16と同軸方向に向けて筒部18を突設し、ホー
ス挿入凹部16の上方開口縁部に外方に向かって拡大する
ホース案内部21Bを設けたものであるから接続キャップ3
6Aを嵌着した供給ホース15の先端部を取付板4の上方か
ら圧着部20に嵌入して、供給ホース15を筒部18に容易に
接続することができ、また供給ホース15を案内部21Bに
添って安定的に引き廻すことができるとともに、燃料タ
ンク1の全体高さ寸法の低減を図ることができる。さら
に接続キャップ36Aはその係止爪部40Aが受部41Aに係着
して確実に圧着部20に接続され、またこの接続キャップ
36Aの接続により供給ホース15は接続キャップ36A内面と
接続口部18外面とに圧接され、さらに突部39Aにより確
実に抜止め接続される。
尚、本考案は上記実施例に限定されるものではなく本
考案の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能であ
り、例えば取付板に接続されるホースが3本の場合は取
付板にそれぞれ3ヵ所ホース挿入凹部を設ければよく、
またホース挿入凹部の幅をホース外径と略同寸法に形成
してもよい。
〔考案の効果〕
本考案は燃料タンクに開口部を設け、この開口部を覆
うようにして取付板を前記燃料タンクに装着し、前記取
付板に前記燃料タンクの内外を連通する筒部を一体形成
し、この筒部に燃料を移送するホースを前記燃料タンク
の外部から接続するホースの接続装置において、前記取
付板にホース挿入凹部を設け、このホース挿入凹部の底
部に該ホース挿入凹部を同軸方向に向けて前記筒部を突
設し、前記ホース挿入凹部の上方開口縁部に外方に向か
って拡大するホース案内部を設けがことを特徴とするも
のであり、燃料タンクの全体高さ寸法の低減を図り、か
つホースの引き廻し作業性に優れたホースの接続装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の第1実施例を示し、第1図
は一部切欠き正面図、第2図は要部の断面図、第3図は
取付板の平面図、第4図は本考案の第2実施例を示す要
部の断面図、第5図及び第6図は本考案の第3実施例を
示し、第5図は要部の断面図、第6図は接続キャップの
斜視図、第7図及び第8図は本考案の第4実施例を示
し、第7図は要部の断面図、第8図は接続キャップの斜
視図である。 1……燃料タンク、2……開口部 4……取付板、15……供給ホース 16,16A,27……ホース挿入凹部 17,28……底部、18,29……筒部 21,21A,21B,32……ホース案内部 26……リターンホース

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料タンクに開口部を設け、この開口部を
    覆うようにして取付板を前記燃料タンクに装着し、前記
    取付板に前記燃料タンクの内外を連通する筒部を一体形
    成し、この筒部に燃料を移送するホースを前記燃料タン
    クの外部から接続するホースの接続装置において、前記
    取付板にホース挿入凹部を設け、このホース挿入凹部の
    底部に該ホース挿入凹部と同軸方向に向けて前記筒部を
    突設し、前記ホース挿入凹部の上方開口縁部に外方に向
    かって拡大するホース案内部を設けたことを特徴とする
    ホースの接続装置。
JP8051890U 1990-07-27 1990-07-27 ホ―スの接続装置 Expired - Lifetime JP2501606Y2 (ja)

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JPH0437864U JPH0437864U (ja) 1992-03-31
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005088776A (ja) * 2003-09-18 2005-04-07 Tokyo Radiator Mfg Co Ltd 車両用燃料タンク
JP2007182892A (ja) * 2007-02-19 2007-07-19 Honda Motor Co Ltd 揺動式パワーユニットを備えた小型車両

Cited By (3)

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JP4512104B2 (ja) * 2007-02-19 2010-07-28 本田技研工業株式会社 揺動式パワーユニットを備えた小型車両

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