JP2501253B2 - 容器蓋の殺菌装置 - Google Patents
容器蓋の殺菌装置Info
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61L—METHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
- A61L2/00—Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor
- A61L2/02—Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor using physical phenomena
- A61L2/08—Radiation
- A61L2/10—Ultraviolet radiation
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65B—MACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
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- B65B55/02—Sterilising, e.g. of complete packages
- B65B55/04—Sterilising wrappers or receptacles prior to, or during, packaging
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、缶蓋、瓶蓋等の容器蓋
の紫外線照射による殺菌装置に関するもので、より詳し
くは、容器蓋の両面について、短時間で、かつ均一に紫
外線照射による殺菌を可能にした、容器蓋の殺菌装置に
関する。
の紫外線照射による殺菌装置に関するもので、より詳し
くは、容器蓋の両面について、短時間で、かつ均一に紫
外線照射による殺菌を可能にした、容器蓋の殺菌装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】飲料缶詰等の製造において、缶容器を構
成する缶胴及び缶蓋を予め紫外線照射等により殺菌し、
缶容器に由来する微生物レベルを減少させることによ
り、飲料缶詰の殺菌条件を緩和する手段が、従来から採
用されている。このような容器蓋の紫外線照射による殺
菌装置として、たとえば、特公昭57−52062号公
報には、スクリュー溝を備えた複数本の回転可能な支柱
を設け、これらの支柱の間に該スクリュー溝により容器
蓋を積み重ねられた状態で支持し、該支柱の回転により
下方に容器蓋を順次搬送する装置が開示されており、こ
の装置においては、前記支柱の間に保持されている容器
蓋が上から下に移送される際にその側面側から紫外線が
照射されて殺菌処理が行なわれる。
成する缶胴及び缶蓋を予め紫外線照射等により殺菌し、
缶容器に由来する微生物レベルを減少させることによ
り、飲料缶詰の殺菌条件を緩和する手段が、従来から採
用されている。このような容器蓋の紫外線照射による殺
菌装置として、たとえば、特公昭57−52062号公
報には、スクリュー溝を備えた複数本の回転可能な支柱
を設け、これらの支柱の間に該スクリュー溝により容器
蓋を積み重ねられた状態で支持し、該支柱の回転により
下方に容器蓋を順次搬送する装置が開示されており、こ
の装置においては、前記支柱の間に保持されている容器
蓋が上から下に移送される際にその側面側から紫外線が
照射されて殺菌処理が行なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
装置においては、容器蓋の側面側から紫外線照射が行な
われるため、該蓋の中央部分と周辺部分とで紫外線の照
射量に大きなバラツキを生じることが避けられず、中央
部分までをも有効に殺菌するためには紫外線の照射時間
を長くすることが必要であった。特にリベットやスコア
を有し、表面に凹凸のあるアルミプルトップエンド等の
容器蓋では、このような傾向が顕著である。また紫外線
殺菌においては、長時間の紫外線照射を行なうと被照射
物の変質、変色、異臭(例えば焦臭)の発生を招くこと
があり、このような場合、特に缶蓋においては、異臭の
発生により缶容器内容物のフレーバーが損なわれるとい
う問題があり、内容物のフレーバーの面から、紫外線照
射による殺菌処理を効率よく、短時間で行なうことが必
要となる。
装置においては、容器蓋の側面側から紫外線照射が行な
われるため、該蓋の中央部分と周辺部分とで紫外線の照
射量に大きなバラツキを生じることが避けられず、中央
部分までをも有効に殺菌するためには紫外線の照射時間
を長くすることが必要であった。特にリベットやスコア
を有し、表面に凹凸のあるアルミプルトップエンド等の
容器蓋では、このような傾向が顕著である。また紫外線
殺菌においては、長時間の紫外線照射を行なうと被照射
物の変質、変色、異臭(例えば焦臭)の発生を招くこと
があり、このような場合、特に缶蓋においては、異臭の
発生により缶容器内容物のフレーバーが損なわれるとい
う問題があり、内容物のフレーバーの面から、紫外線照
射による殺菌処理を効率よく、短時間で行なうことが必
要となる。
【0004】
【発明の目的】そこで本発明の目的は、容器蓋の全体に
ついて均一に且つ有効に紫外線照射による殺菌が行なわ
れ、しかも短時間で殺菌処理を行なうことが可能な紫外
線照射による殺菌装置を提供することにある。
ついて均一に且つ有効に紫外線照射による殺菌が行なわ
れ、しかも短時間で殺菌処理を行なうことが可能な紫外
線照射による殺菌装置を提供することにある。
【0005】 本発明によれば、上下に水平方向に対向
して設けられた1対の紫外線照射装置間に、円盤状の容
器蓋を速続的に供給し、紫外線照射により該容器蓋の殺
菌を行う殺菌装置において、該容器蓋を紫外線照射装置
に連続的に供給するための、回転自在のプッシャーを有
し、一対のカバーガイドによって容器蓋を側面から保持
しながら移送する搬送機構を備え、該容器蓋の軸心とプ
ッシャーの進行方向に対して垂直方向に偏心して該容器
蓋に当接する回転自在のプッシャーに搬送されながら容
器蓋に回転を付与するとともに、該容器蓋の外面が上方
の紫外線照射装置に直接面し、かつ内面が下方の紫外線
照射装置に直接面することを特徴とする容器蓋の殺菌装
置が提供される。
して設けられた1対の紫外線照射装置間に、円盤状の容
器蓋を速続的に供給し、紫外線照射により該容器蓋の殺
菌を行う殺菌装置において、該容器蓋を紫外線照射装置
に連続的に供給するための、回転自在のプッシャーを有
し、一対のカバーガイドによって容器蓋を側面から保持
しながら移送する搬送機構を備え、該容器蓋の軸心とプ
ッシャーの進行方向に対して垂直方向に偏心して該容器
蓋に当接する回転自在のプッシャーに搬送されながら容
器蓋に回転を付与するとともに、該容器蓋の外面が上方
の紫外線照射装置に直接面し、かつ内面が下方の紫外線
照射装置に直接面することを特徴とする容器蓋の殺菌装
置が提供される。
【0006】 すなわち、従来の殺菌装置においては、
容器蓋の側面側から紫外線が照射されていたが、本発明
においては、容器蓋の外面及び内面に同時に紫外線が照
射される様に容器蓋が連続的に搬送され、しかも、この
搬送が容器蓋の水平方向の回転を伴うことによって、一
層、容器蓋の中央部分と周辺部分との間において紫外線
照射線量のバラツキが有効に是正されて、容器蓋全体に
均一に殺菌を行うことが可能となり、しかも後述する実
施例から明らかな通り、極めて短時間での紫外線照射に
よって殺菌が有効に行われるため、作業効率がすぐれる
ばかりでなく、蓋材の変質、変色、および異臭発生の問
題が効果的に防止されるのである。
容器蓋の側面側から紫外線が照射されていたが、本発明
においては、容器蓋の外面及び内面に同時に紫外線が照
射される様に容器蓋が連続的に搬送され、しかも、この
搬送が容器蓋の水平方向の回転を伴うことによって、一
層、容器蓋の中央部分と周辺部分との間において紫外線
照射線量のバラツキが有効に是正されて、容器蓋全体に
均一に殺菌を行うことが可能となり、しかも後述する実
施例から明らかな通り、極めて短時間での紫外線照射に
よって殺菌が有効に行われるため、作業効率がすぐれる
ばかりでなく、蓋材の変質、変色、および異臭発生の問
題が効果的に防止されるのである。
【0007】
【発明の具体的説明】本発明を、以下、添付図面に示す
具体例に基づいて詳細に説明する。本発明を好適に実施
し得る装置の側面図及び平面図を示す図1及び図2にお
いて、この装置は、大まかに言って、容器蓋保持域A、
紫外線照射域B及び容器蓋運搬装置Cとから構成されて
いる。容器蓋保持域Aは、別工程で作成された円盤状の
容器蓋を積み重ねた状態で保持するためのものである。
この保持域Aには、スクリュー溝が形成された3本の支
柱1が回転可能に設けられており、これら支柱1の間に
おいて、そのスクリュー溝と係合する位置関係で容器蓋
2が積み重ねられている。即ち、該支柱1の回転によ
り、各容器蓋2は、上方から下方に移動する様になって
いる。この容器蓋保持域A下方の外周12を高周波誘導
加熱によって、100℃以下で5秒以内程度にあらかじ
め加熱しておくことができる。
具体例に基づいて詳細に説明する。本発明を好適に実施
し得る装置の側面図及び平面図を示す図1及び図2にお
いて、この装置は、大まかに言って、容器蓋保持域A、
紫外線照射域B及び容器蓋運搬装置Cとから構成されて
いる。容器蓋保持域Aは、別工程で作成された円盤状の
容器蓋を積み重ねた状態で保持するためのものである。
この保持域Aには、スクリュー溝が形成された3本の支
柱1が回転可能に設けられており、これら支柱1の間に
おいて、そのスクリュー溝と係合する位置関係で容器蓋
2が積み重ねられている。即ち、該支柱1の回転によ
り、各容器蓋2は、上方から下方に移動する様になって
いる。この容器蓋保持域A下方の外周12を高周波誘導
加熱によって、100℃以下で5秒以内程度にあらかじ
め加熱しておくことができる。
【0008】 紫外線照射域Bは、紫外線照射ランプか
ら成る紫外線照射装置3を備えており、2つの紫外線照
射装置3が上下に対向して設けられている。即ち、図1
から明らかな通り、この2つの紫外線照射装置3の間を
容器蓋2が通過する際に紫外線が照射されて殺菌が行な
われるものである。この時の紫外線の照射線量は、一般
に20mW・sec/cm2以上とすることが好まし
い。
ら成る紫外線照射装置3を備えており、2つの紫外線照
射装置3が上下に対向して設けられている。即ち、図1
から明らかな通り、この2つの紫外線照射装置3の間を
容器蓋2が通過する際に紫外線が照射されて殺菌が行な
われるものである。この時の紫外線の照射線量は、一般
に20mW・sec/cm2以上とすることが好まし
い。
【0009】 容器蓋搬送機構Cは、前記容器蓋保持域
Aから紫外線照射域Bに容器蓋2を移送し、2つの紫外
線照射装置3の間を容器蓋2を通過せしめるものであ
る。この容器蓋搬送機構Cは、前記支柱1の下方端部か
ら2つの紫外線照射装置3の間を通って延びている一対
のカバーガイド4と、一方のカバーガイド4側に設けら
れているスプロケット搬送機5とから成っている。この
スプロケット搬送機5においては、駆動ローラ6と駆動
ローラ7との間にチェーン8が張架されており、該チェ
ーン8には所定の間隔で先端にプッシャー9を備えたア
タッチメント10が設けられている。すなわち、前記支
柱1の下端に位置した容器蓋2は、前記チェーン8によ
り駆動するアタッチメント10により、プッシャー9を
介して2つの紫外線照射装置3の間に移送される。移送
される容器蓋2は、図2に示されている様に、その両端
部がカバーガイド4に保持されており、移送の間に上方
及び下方からの紫外線照射により順次殺菌が行なわれる
ようになっている。
Aから紫外線照射域Bに容器蓋2を移送し、2つの紫外
線照射装置3の間を容器蓋2を通過せしめるものであ
る。この容器蓋搬送機構Cは、前記支柱1の下方端部か
ら2つの紫外線照射装置3の間を通って延びている一対
のカバーガイド4と、一方のカバーガイド4側に設けら
れているスプロケット搬送機5とから成っている。この
スプロケット搬送機5においては、駆動ローラ6と駆動
ローラ7との間にチェーン8が張架されており、該チェ
ーン8には所定の間隔で先端にプッシャー9を備えたア
タッチメント10が設けられている。すなわち、前記支
柱1の下端に位置した容器蓋2は、前記チェーン8によ
り駆動するアタッチメント10により、プッシャー9を
介して2つの紫外線照射装置3の間に移送される。移送
される容器蓋2は、図2に示されている様に、その両端
部がカバーガイド4に保持されており、移送の間に上方
及び下方からの紫外線照射により順次殺菌が行なわれる
ようになっている。
【0010】 以上は、図2に見られるように、プッシ
ャー9が容器蓋の中心線で当接する場合について説明し
たが、本発明における態様は、前記搬送機構において搬
送される容器蓋が、回転しながら紫外線照射装置3の間
を搬送されるようにすることである。
ャー9が容器蓋の中心線で当接する場合について説明し
たが、本発明における態様は、前記搬送機構において搬
送される容器蓋が、回転しながら紫外線照射装置3の間
を搬送されるようにすることである。
【0011】 図3は、容器蓋が回転しながら紫外線照
射装置3の間を搬送するための搬送機構を備えた殺菌装
置の一部拡大平面図、図4は、同側断面図であり、その
最大の技術的特徴は、プッシャー9の中心が容器蓋2の
中心とプッシャーの進行方向に対して垂直方向に偏心し
て該容器蓋に当接する回転自在のプッシャーによって進
行方向に搬送されながら容器蓋に回転を付与する機構を
備えた点にある。
射装置3の間を搬送するための搬送機構を備えた殺菌装
置の一部拡大平面図、図4は、同側断面図であり、その
最大の技術的特徴は、プッシャー9の中心が容器蓋2の
中心とプッシャーの進行方向に対して垂直方向に偏心し
て該容器蓋に当接する回転自在のプッシャーによって進
行方向に搬送されながら容器蓋に回転を付与する機構を
備えた点にある。
【0012】 図5は、容器蓋の回転原理を説明するた
めの殺菌装置の一部拡大平面図である。この図5に示さ
れるように、プッシャーの中心が容器蓋の中心とプッシ
ャーの進行方向に対して垂直方向に偏心しているため容
器蓋に当接されたプッシャーは力Fvを生じる。またプ
ッシャーの力によって、一方のガイドレールに容器蓋が
押し付けられることにより発生する摩擦力Ffと、容器
蓋にはガイドレールからの反力fを受けることになり、
この摩擦力Ffと、プッシャーによって当接部から進行
方向に生じる力FHにより、プッシャーは時計方向、容
器蓋は反時計方向(プッシャーが容器蓋の中心線より下
方に当接されている場合)に回転しながら移動すること
になる。
めの殺菌装置の一部拡大平面図である。この図5に示さ
れるように、プッシャーの中心が容器蓋の中心とプッシ
ャーの進行方向に対して垂直方向に偏心しているため容
器蓋に当接されたプッシャーは力Fvを生じる。またプ
ッシャーの力によって、一方のガイドレールに容器蓋が
押し付けられることにより発生する摩擦力Ffと、容器
蓋にはガイドレールからの反力fを受けることになり、
この摩擦力Ffと、プッシャーによって当接部から進行
方向に生じる力FHにより、プッシャーは時計方向、容
器蓋は反時計方向(プッシャーが容器蓋の中心線より下
方に当接されている場合)に回転しながら移動すること
になる。
【0013】図5における記号の説明 F :プッシャーから蓋に作用する力 FH:力Fの水平方向成分(蓋をガイドに沿って移動させる力) Fv:力Fの垂直方向成分 f :力Fvによりガイドと容器蓋に生じる反力(f=−Fv) Ff:ガイドと容器蓋の接触により生じる摩擦力 Ff=μf(μ;動摩擦係数)
【0014】 かくして、前記搬送機構によって進行方
向に搬送されながら容器蓋に回転を付与する機構を備え
ることによって、一層均一な容器蓋の殺菌が達成され、
殺菌終了後においては、容器蓋2は、容器蓋保持域Aと
は反対側に設けられているカバーシュート11に放出さ
れて積み重ねた状態で保存される。
向に搬送されながら容器蓋に回転を付与する機構を備え
ることによって、一層均一な容器蓋の殺菌が達成され、
殺菌終了後においては、容器蓋2は、容器蓋保持域Aと
は反対側に設けられているカバーシュート11に放出さ
れて積み重ねた状態で保存される。
【0015】本発明によれば、容器蓋は一対のカバーガ
イドによって側面から保持され、かつ回転を与えられな
がら、上下一対の紫外線照射装置によって照射されるた
め、容器蓋と紫外線照射装置の間には、シートや網など
の搬送機構が介在せずに容器蓋の両面が直接紫外線に照
射されることになり、均一な殺菌が達成されると共に、
容器蓋の外面及び内面に、同時にかつ均一に紫外線が照
射されながら容器蓋の搬送が行われるため、従来公知の
紫外線殺菌装置の約1/10という短時間で殺菌を行う
ことが可能となり、それに起因して、変質、変色および
焦臭等の異臭発生の問題も有効に回避され、容器内容物
のフレーバーが有効に保持される容器蓋の殺菌装置が提
供される。
イドによって側面から保持され、かつ回転を与えられな
がら、上下一対の紫外線照射装置によって照射されるた
め、容器蓋と紫外線照射装置の間には、シートや網など
の搬送機構が介在せずに容器蓋の両面が直接紫外線に照
射されることになり、均一な殺菌が達成されると共に、
容器蓋の外面及び内面に、同時にかつ均一に紫外線が照
射されながら容器蓋の搬送が行われるため、従来公知の
紫外線殺菌装置の約1/10という短時間で殺菌を行う
ことが可能となり、それに起因して、変質、変色および
焦臭等の異臭発生の問題も有効に回避され、容器内容物
のフレーバーが有効に保持される容器蓋の殺菌装置が提
供される。
【0016】
【実施例】実施例1、比較例1ないし2 缶蓋(200P アルミエンド) 内面に耐熱性菌(B.subutili
s) 芽胞懸濁液を、缶蓋1枚当り菌数が1000個及び
100個となるように塗布し、サンプルとした。図1及
び図2に示された装置を使用し、紫外線を一定時間照射
して上記缶蓋サンプルの殺菌を行った(比較例1)。ま
た、図3に示された装置を使用して、缶蓋を回転させな
がら比較例1と同様に蓋サンプルの殺菌を行った(実施
例1)。さらに比較のために、上記図面に示された装置
の容器蓋保持域Aの周囲に紫外線照射ランプを設け、該
域に保持されている缶蓋サンプルの側面側から紫外線を
一定時間照射して殺菌を行った(比較例2)。滅菌した
空缶に滅菌した肉エキス培地を無菌的に充填し、上記で
殺菌された缶蓋サンプルを巻き締めて密封した。この缶
を37℃恒温室に5日間保存した後に開缶し、濁り、臭
い、pHにより変敗の有無を判定した。その結果を表1に
示す。
s) 芽胞懸濁液を、缶蓋1枚当り菌数が1000個及び
100個となるように塗布し、サンプルとした。図1及
び図2に示された装置を使用し、紫外線を一定時間照射
して上記缶蓋サンプルの殺菌を行った(比較例1)。ま
た、図3に示された装置を使用して、缶蓋を回転させな
がら比較例1と同様に蓋サンプルの殺菌を行った(実施
例1)。さらに比較のために、上記図面に示された装置
の容器蓋保持域Aの周囲に紫外線照射ランプを設け、該
域に保持されている缶蓋サンプルの側面側から紫外線を
一定時間照射して殺菌を行った(比較例2)。滅菌した
空缶に滅菌した肉エキス培地を無菌的に充填し、上記で
殺菌された缶蓋サンプルを巻き締めて密封した。この缶
を37℃恒温室に5日間保存した後に開缶し、濁り、臭
い、pHにより変敗の有無を判定した。その結果を表1に
示す。
【0017】 上記表1の結果より、実施例1においては、缶蓋に回転
を与えながら殺菌することにより、紫外線の照射が均一
に行われ、殺菌効果がより一層優れたものになることが
明らかである。
を与えながら殺菌することにより、紫外線の照射が均一
に行われ、殺菌効果がより一層優れたものになることが
明らかである。
【図1】本発明の缶蓋の殺菌装置の一例を示す側面図で
ある。
ある。
【図2】図1の殺菌装置の平面図である。
【図3】本発明の缶蓋の殺菌装置における搬送機構の一
部拡大平面図である。
部拡大平面図である。
【図4】図3の側断面図である。
【図5】本発明の缶蓋の殺菌装置における容器蓋の回転
原理を説明するための一部拡大平面図である。
原理を説明するための一部拡大平面図である。
【符号の説明】 A 容器蓋保持域 B 紫外線照射域 C 容器蓋搬送機構 2 容器蓋 3 紫外線照射装置 4 カバーガイド 5 スプロケット搬送機 6 駆動ローラ 7 駆動ローラ 9 プッシャー 10 アタッチメント 11 カバーシュート 12 予備加熱域
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−192363(JP,A) 特開 昭59−91959(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】 上下に水平方向に対向して設けられた1
対の紫外線照射装置間に、円盤状の容器蓋を連続的に供
給し、紫外線照射により該容器蓋の殺菌を行う殺菌装置
において、該容器蓋を紫外線照射装置に連続的に供給す
るための、回転自在のプッシャーを有し、一対のカバー
ガイドによって容器蓋を側面から保持しながら移送する
搬送機構を備え、該容器蓋の軸心とプッシャーの進行方
向に対して垂直方向に偏心して該容器蓋に当接する回転
自在のプッシャーに搬送されながら容器蓋に回転を付与
するとともに、該容器蓋の外面が上方の紫外線照射装置
に直接面し、かつ内面が下方の紫外線照射装置に直接面
することを特徴とする容器蓋の殺菌装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3075334A JP2501253B2 (ja) | 1990-08-22 | 1991-04-08 | 容器蓋の殺菌装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2-220598 | 1990-08-22 | ||
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