JP2501024Y2 - 荷重検出器 - Google Patents

荷重検出器

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JP2501024Y2
JP2501024Y2 JP1992075295U JP7529592U JP2501024Y2 JP 2501024 Y2 JP2501024 Y2 JP 2501024Y2 JP 1992075295 U JP1992075295 U JP 1992075295U JP 7529592 U JP7529592 U JP 7529592U JP 2501024 Y2 JP2501024 Y2 JP 2501024Y2
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鎮▲かく▼ 東島
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鎮▲かく▼ 東島
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、各種荷重を検出するた
めの荷重検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】 測定や制御の種々の分野において荷重
検出器が使用される。このような目的のためには、多く
の種類の荷重検出器が使用されるが、これらは殆どが測
定条件(力の作用方向、周囲温度等)の影響を受け、誤
差が生じていた。元来、微細な変化を検出するものであ
るので、測定状態の変化により検出誤差が生ずることは
不都合である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案の目的は、構造
が単純であるため、低価格で製造でき、それにもかかわ
らず測定方向以外の応力に対して鈍感で、周囲の温度変
化の影響を受けることがなく、荷重を正確に計測する荷
重検出器を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本考案によ
り、下部にベース11を有し、上部に保護板17を有す
る、内部が空洞状のケース12と、ケース12の中心軸
線上に配置され、上端部16が前記保護板17の中心穴
を無接触で貫通して外部に突出する棒状の力伝達体14
と、ケース12の内壁と力伝達体14の間に固定連結さ
れ、力伝達体14の軸方向に垂直に一定間隔と保って延
びる二つの平面内で、軸方向に投影した時、互いに重な
り、軸線に周りに等角度で配置されたそれぞれ複数の肉
薄平板状の測定ビーム13A〜D;13′A〜Dから成
る第1及び第2測定ビーム群13,13′と、各測定ビ
ーム13A〜D;13′A〜Dのケース12側及び力伝
達体14側の両方又は一方で同一半径位置の両面に前記
軸方向に垂直な受感方向にして貼り付けた歪みゲージ2
1A/B〜28A/B;21′A/B〜28′A/B
と、を備え、上端部16に荷重が加わった時、第1測定
ビーム群13で延びを与える全ての歪みゲージ21A,
23A,25A,27A;22B,24B,26B,2
8Bを直列に電気接続して第1辺31とし、第1測定ビ
ーム群13で縮みを与える全ての歪みゲージ22A,2
4A,26A,28A;21B,23B,25B,27
Bを直列に電気接続して第2辺32とし、第2測定ビー
ム群13′で延びを与える全ての歪みゲージ21′A,
23′A,25′A,27′A;22′B,24′B,
26′B,28′Bを直列に電気接続して第3辺33と
し、第2測定ビーム群13′で縮みを与える全ての歪み
ゲージ22′A,24′A,26′A,28′A;2
1′B,23′B,25′B,27′Bを直列に電気接
続して第4辺34とし、第1辺31と第3辺33並びに
第2辺32と第4辺34をそれぞれが互いに対向する辺
とするブリッジ回路が形成されている、荷重検出器によ
って解決されている。
【0005】
【実施例】以下、従来技術との対応において、添付図を
参照しつつ本考案による荷重検出器の実施例を開示す
る。
【0006】第2図は、従来技術による荷重検出器の構
造を示す断面模式図である。図において、ベース1に
は、ケース2が設けられている。このベース1の上に
は、歪ゲージの貼付けられた受感部3が配設され、この
受感部に荷重Fを伝える力伝達体4が接している。この
力伝達体4は、板ばね5によってケース2との間が結合
されていて、荷重F以外の荷重を受感部3に伝達しない
ように配慮される。
【0007】荷重Fは、力伝達体4の上端6から白矢印
のように加えられ、受感部3に変化を及ぼして図示され
ていない端子から電気的出力が得られる。かかる従来技
術による荷重検出器においても、全体が均一な温度にあ
って、その上ケース2の材質と力伝達体4および受感部
3の材質が同じであるか、あるいは全体としての熱膨張
量が同じであれば、受感部3に熱歪は生ずるものの熱応
力は生じない。したがって、受感部3において、熱歪と
温度とに対する補償をすれば、大なる影響は受けない。
しかし、周囲温度が時々刻々と変化する場合には、たと
え同一材料であっても熱応力を除去することは不可能で
あった。かかる場合の熱応力は荷重検出器の温度分布に
よって異なるので、事後的に補償することも不可能であ
った。
【0008】本考案は、かかる従来技術の欠点を解消す
るためになされたものである。第1図は、本考案による
荷重検出器の原理的構造の断面模式図を示すもので、第
2図と同じ機能を発揮する部分には、第2図と1桁を同
じくする2桁の参照符号が付される。図においてベース
11を有し、内部が空洞状のケース12は、第2図と同
様である。ケース12の中心軸線上に配置される棒状の
力伝達体14とケース12との間には、軸線方向に垂直
で上下に一定の間隔を保ち平行に延びる一対の肉薄平板
状の測定ビーム13A,B,C,D;13′A,B,
C,Dを軸線の周りに軸対称に配置し上下それぞれの第
1、第2測定ビーム群13,13′を形成して固定連結
されている。これら各測定ビームの上下表面にそれぞれ
荷重検出のための歪みゲージ21A,22A・・・・が
貼付される。荷重Fは、力伝達体の上端16から白矢印
のように加えられる。なお、ケース12の上端には、受
感部を保護するための保護板17が設けられる。
【0009】第3図は、受感部として機能する第1と第
2の測定ビーム群13,13′の一方の状態を示す平断
面図そして第4図は、側断面図である。本実施例におい
ては、それぞれ重なり合う測定ビーム13A,13B,
13C,13Dと測定ビーム13′A,13′B,1
3′,C13′,D13′とを有するが、これとは測定
ビーム数の異なる他の構成とすることも可能である。こ
こでは、説明の簡素化のために一方のビームのみをもっ
て説明する。
【0010】第3図において、前記一対の測定ビームの
それぞれ13A,B,C,D;13′A,B,C,Dの
内側でその表面と裏面とに4つ一組の歪みゲージ22
A,24A,26A,28A;・・・・;22′B,2
4′B,26′B,28′Bが順次貼付され、またその
外側でその表面と裏面とに4つ一組の歪みゲージ21
A,23A,25A,27A;・・・・;21′B,2
3′B,25′B,27′Bが順次貼付される。
【0011】第3図におけるIV−IV断面を示す第4
図によれば、測定ビーム群13A,13Cの上下の各歪
ゲージ21A,22A,25A,26A及び21B,2
2B,25B,26Bの対応が明らかとなろう。なお、
第3図および第4図両図における各参照符号に沿って括
弧内に記述されたダッシュ「′」の付された参照符号は
それぞれ他方の測定ビーム群自体ならびに歪ゲージを示
すものである。
【0012】第5図は、第3図(および第4図)のよう
に貼付けられた各歪ゲージによって形成されたブリッジ
回路の各辺を示すものである。ここで、21A〜28B
は、例えば上側の第1測定ビーム群13に貼付けられた
歪ゲージであり、また21′A〜28′Bは、下側の第
2測定ビーム群13′に貼付けられた歪ゲージである。
これらのブリッジの各辺を構成する歪ゲージの対応は以
下の通りである。
【0013】辺31・・・21A,23A,25A,2
7A(第1測定ビーム群の上外側)および22B,24
B,26B,28B(第1測定ビーム群の下内側)辺32 ・・・21B,23B,25B,27(第1測定
ビーム群の下外側)および22A,24A,26A,2
8A(第1測定ビーム群の上内側)辺33 ・・・21′A,23′A,25′A,27′A
(第2測定ビーム群の上外側)および22′B,24′
B,26′B,28′B(第2測定ビーム群の下内側)辺34 ・・・21′B,23′B,25′B,27′B
(第2測定ビーム群の下外側)および22′A,24′
A,26′A,28′A(第2測定ビーム群の上内側) 上述のように配設された各歪ゲージを図5のように配線
することにより、本考案の目的が達成される。
【0014】なお、このような配列ならびに接続は理想
的ではあるが、複雑で高価となる。要求される精度に応
じて、例えば、前記第1、第2測定ビーム群13,1
3′の4つ一組の歪みゲージ22A,24A,26A,
28A;・・・・;22′B,24′B,26′B,2
8′B;21A,23A,25A,27A;・・・・;
21′B,23′B,25′B,27′Bにおいて、そ
の内側の前記4つ一組の歪みゲージ22A,24A,2
6A,28A;・・・・;22′B,24′B,26′
B,28′Bのみ又はその外側の前記4つ一組の歪みゲ
ージ21A,23A,25A,27A;・・・・;2
1′B,23′B,25′B,27′Bのみとして簡易
化することもできる。各辺の接続は、第5図の接続状態
から該当する歪ゲージを取り去ればよい。なお、辺31
の歪ゲージ群と辺33の歪ゲージ群とを、機能を損なわ
ないように交換すること、ならびに辺32の歪ゲージ群
と辺34の歪ゲージ群とを、機能を損なわないように交
換することも可能である。
【0015】このように構成された荷重検出器に力Fを
白矢印のように加えた場合の、受感部としての各測定ビ
ームの撓みの状態は第6図に示す通りである。かかる状
態において第5図のブリッジの辺31および33の抵抗
値は増加し、反対に辺32および34の抵抗値は減少す
る。したがってブリッジは不均衡となって出力を発生
し、荷重の検出が行われる。
【0016】もし、力伝達体14とケース12との間に
温度差があって、例えば力伝達体の方が伸長している
(または、他方が収縮している)場合を考えると、第7
図のようになる。この場合、辺32と33との抵抗値は
増加し、他方、辺31と34との抵抗値は減少するが、
ブリッジ全体のバランスは崩れないので、この事実のみ
で出力の変化は生じない。反対に、ケース側が伸長して
いる(または他方が収縮している)場合も同様に補償し
あって出力の変化は生じない。
【考案の効果】本考案の荷重検出器を使用する場合、測
定方向以外の応力に対して鈍感で、周囲の温度変化の影
響を受けることがなく、構造が単純で低価格な荷重検出
器を提供できる。また、本考案による荷重検出器によれ
ば、周囲温度の変化にもかかわらず、常に正確な荷重検
出が可能となる。殊に、周囲温度が時間に応じて刻々と
変化する場合においても熱力の影響を排除し、正確に荷
重検出ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案による荷重検出器の基本構成を示す断
面図である。
【図2】 従来技術による荷重検出器の構造を示す断面
図である。
【図3】 本考案による荷重検出器の受感部としての測
定ビーム群と各歪ゲージとの関係を示す平断面図であ
る。
【図4】 本考案による荷重検出器の受感部としての測
定ビーム群と各歪ゲージとの関係を示す横断面図であ
る。
【図5】 各歪ゲージにより構成されるブリッジ回路の
接続図である。
【図6】 本考案による荷重検出器の測定時の各測定ビ
ームの状態を示す説明図である。
【図7】 力伝達体とケースとの間に温度差に起因する
伸縮がある場合の各測定ビームの状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
11 ベース 12 ケース 13 第1測定ビーム群 13′ 第2測定ビーム群 13A,13B,13C,13D,13′A,13′
B,13′C,13′D測定ビーム 14 力伝達体 16 上端部 17 保護板 31,32,33,34 ブリッジ辺 21A〜28A 歪ゲージ 21′A〜28′A 歪ゲージ 21B〜28B 歪ゲージ 21B′〜28′B 歪ゲージ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部にベース(11)を有し、上部に保
    護板(17)を有する、内部が空洞状のケース(12)
    と、 ケース(12)の中心軸線上に配置され、上端部(1
    6)が前記保護板(17)の中心穴を無接触で貫通して
    外部に突出する棒状の力伝達体(14)と、 ケース(12)の内壁と力伝達体(14)の間に固定連
    結され、力伝達体(14)の軸方向に垂直に一定間隔と
    保って延びる二つの平面内で、軸方向に投影した時、互
    いに重なり、軸線に周りに等角度で配置されたそれぞれ
    複数の肉薄平板状の測定ビーム(13A〜D;13′A
    〜D)から成る第1及び第2測定ビーム群(13,1
    3′)と、 各測定ビーム(13A〜D;13′A〜D)のケース
    (12)側及び力伝達体(14)側の両方又は一方で同
    一半径位置の両面に前記軸方向に垂直な受感方向にして
    貼り付けた歪みゲージ(21A/B〜28A/B;2
    1′A/B〜28′A/B)と、 を備え、上端部(16)に荷重が加わった時、 第1測定ビーム群(13)で延びを与える全ての歪みゲ
    ージ(21A,23A,25A,27A;22B,24
    B,26B,28B)を直列に電気接続して第1辺(3
    1)とし、 第1測定ビーム群(13)で縮みを与える全ての歪みゲ
    ージ(22A,24A,26A,28A;21B,23
    B,25B,27B)を直列に電気接続して第2辺(3
    2)とし、 第2測定ビーム群(13′)で延びを与える全ての歪み
    ゲージ(21′A,23′A,25′A,27′A;2
    2′B,24′B,26′B,28′B)を直列に電気
    接続して第3辺(33)とし、 第2測定ビーム群(13′)で縮みを与える全ての歪み
    ゲージ(22′A,24′A,26′A,28′A;2
    1′B,23′B,25′B,27′B)を直列に電気
    接続して第4辺(34)とし、 第1辺(31)と第3辺(33)並びに第2辺(32)
    と第4辺(34)をそれぞれが互いに対向する辺とする
    ブリッジ回路が形成されている、 ことを特徴とする荷重検出器。
JP1992075295U 1992-10-29 1992-10-29 荷重検出器 Expired - Lifetime JP2501024Y2 (ja)

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JPH0726737U JPH0726737U (ja) 1995-05-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5912326A (ja) * 1982-07-14 1984-01-23 Kyowa Dengiyou:Kk 荷重変換器

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JPH0726737U (ja) 1995-05-19

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