JP2500508Y2 - 電界発光灯の点灯回路 - Google Patents

電界発光灯の点灯回路

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JP2500508Y2
JP2500508Y2 JP1989143728U JP14372889U JP2500508Y2 JP 2500508 Y2 JP2500508 Y2 JP 2500508Y2 JP 1989143728 U JP1989143728 U JP 1989143728U JP 14372889 U JP14372889 U JP 14372889U JP 2500508 Y2 JP2500508 Y2 JP 2500508Y2
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electroluminescent lamp
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孝造 岩田
さだ江 山本
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関西日本電気株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、面光源や液晶ディスプレイのバックライト
等に利用される電界発光灯の点灯回路に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
有機分散型電界発光灯は、フレキシブル、軽量、安
価、薄い等の理由により広く賞用されており、特に各種
計測器等の文字、図形の液晶ディスプレイのバックライ
トとして利用される。
上記電界発光灯を駆動する際しては、直流電圧をイン
バータを介して高周波、高電圧の交流電圧に変換して点
灯させており、例えば第2図に示すブロッキング発振方
式のインバータ(DA0)が用いられる。
上記インバータ(DA0)は、電界発光灯(EL)に接続
したトランス(T)と、トランス(T)の二次側に電界
発光灯(EL)に並列接続したコンデンサ(Co)と、入力
端子(Vi1)(Vi2)とトランス(T)間に設けられたス
イッチング回路(So)とからなる。そして、入力端子
(Vi1)(Vi2)に印加した直流電圧Vccを、スイッチン
グ回路(So)のトランジスタ(Qo)のON-OFF動作によっ
て交流電圧に変換してトランス(T)の一次側に印加
し、この一次側電圧にトランス(T)の一次巻線と二次
巻線の巻数比較比N2/N1をかけて得られる二次側の出力
電圧を電界発光灯(EL)に印加するものである。
上記ブロッキング発振方式インバータ(DA0)は、電
界発光灯用として主に用いられているが、近年、小型、
高効率化の要求より第3図に示す直列共振型インバータ
(DA1)も使用されるようになってきた。上記直列共振
型インバータ(DA1)は、同図に示すように、電界発光
灯(EL)とチョークコイル(CH)の直列共振回路と、チ
ョークコイル(CH)に固定端子(P1)を接続すると共
に、上記直列共振回路の共振電流に同期して切り換わる
スイッチング回路(S1)と、スイッチング回路(S1
の一対の切り換え端子(P2)(P3)に正負各電極を接
続した直流電源(Vcc)とを具備し、更に上記直列共振
回路の電界発光灯(EL)側を電源の負側に接続したもの
である。
上記構成においてまずスイッチング回路(S1)が端
子(P2)に切り換えられているとすると、電界発光灯
(EL)にチョークコイル(CH)を介して直流電圧Vcc
(但し、参照符号と共用する。)が印加され、充電電流
1が流れて容量性の電界発光灯(EL)に電荷が蓄積さ
れていく。この時のチョークコイルの起電圧の瞬時値を とすると、電界発光灯(EL)には の電圧が加わる。次に、充電電圧VELが高くなって充電
電流(I1)がなくなると、充電電荷の放電が始まって
放電電流(I2)が逆向きに流れ始める。そうすると、
放電電流I2)に同期してスイッチング回路(S1)が端
子(P3)に切り換わり、電界発光灯(EL)に逆向きに
電荷が蓄積されていく。この時のチョークコイルの起電
圧の瞬時値を とすると、電界発光灯(EL)には電圧 のみ加わる。そして、放電電流(I2)がなくなると、
再び充電電流I1が流れ始めて同様の動作を繰り返し、
電界発光灯(EL)に交流電流が流れて点灯する。
ここで、上記インバータ(DA1)では電界発光灯(E
L)の充放電時で加わる電圧が、それぞれ 及び となって不均衡になり、平均的に直流電圧(Vcc)が電
界発光灯(EL)に加わる。そうすると、電界発光灯(E
L)の透明電極に金や銀等の集電極を印刷して抵抗を下
げている場合、マイグレーションによって集電極の金や
銀の結晶が直流分電圧(Vcc)により成長し、絶縁層を
突き破り、信頼性を低下させることがある。
そこで、第4図に示すように、2個の直流電源 を用いた共振型インバータ(DA2)も知られている。相
違する点は、1個の直流電源(Vcc)に代えて、直列接
続した2個の直流電源 を用いたことで、その両端の正負電極をスイッチング回
路(S1)の切り換え端子(P2)(P3)に接続すると
共に、直流電源 の中間接続点を電界発光灯(EL)に接続する。そうする
と、スイッチング回路(S1)が端子(P2)側に切り換
わっている場合、一方の直流電源 によって充電電流I3が流れ、電界発光灯(EL)が充電
されていく。この時のチョークコイルの起電圧の瞬時値
とすると、電界発光灯(EL)に の電圧が加わる。次に、充電電流I3がなくなって逆向
きの電流(I4)が流れ始めると、スイッチング回路
(S1)が端子(P3)側に切り換わり、他方の直流電源 によって電界発光灯(EL)が逆向きに充電されていき、
その時の充電電流が(I4)となる。この時のチョーク
コイルの起電圧の瞬時値を とすると、電界発光灯(EL)に の電圧が加わる。そこで、電界発光灯(EL)の充放電時
で加わる電圧がそれぞれ 及び となって均衡し、直流分電圧が電界発光灯(EL)に加わ
らなくなる。
次に、上記直列共振型インバータ(DA2)の総括的構
成をスイッチング回路(S1)の具体例を含めて第5図
を参照して示す。図においてスイッチング回路(S1
は、直流電源 の正極にエミッタを接続したPNP型トランジスタ(Q1
と、トランジスタ(Q1)のベースとチョークコイル(C
H)の間に抵抗(R1)を介してコレクタとエミッタを挿
入したNPN型トランジスタ(Q2)と、直流電源(Vcc)
の負極とトランジスタ(Q1)のコレクタとの間にエミ
ッタとコレクタを挿入したNPN型トランジスタ(Q3
と、トランジスタ(Q3)のベースとチョークコイル(C
H)の間に抵抗R3を介してコレクタとエミッタを挿入し
たPNP型トランジスタ(Q4)と、トランジスタ(Q2
(Q4)の各ベースとトランジスタ(Q1)(Q3)の各
コレクタとを接続し、その接続点とチョークコイル(C
H)の間に挿入した抵抗(R4)とからなる。
上記構成において、まず共振電流(第4図の充電電
流)(I3)が流れたとすると、その電流(I3)は、ト
ランジスタ(Q2)のベースにも流れるので、トランジ
スタ(Q2)が導通してトランジスタ(Q1)のベース電
流が抵抗(R1)を介して流れ、トランジスタ(Q1)が
導通する。そこで、チョークコイル(CH)には直流電源 の電圧が印加され、電界発光灯(EL)へも直流電源 が印加されてその静電容量へ電荷が充電される。次に、
共振作用により電流(I3)が減少して逆方向の電流
(I4)が流れると、トランジスタ(Q2)のベース電流
は流れなくなってトランジスタ(Q2)そして(Q1)が
順次、遮断すると共に、トランジスタ(Q4)のベース
電流が流れ、抵抗(R3)を介してトランジスタ(Q3
が導通する。そこで、チョークコイル(CH)は直流電源 の負極につながって、電界発光灯(EL)へ充電された電
荷は放電する。この放電電流(I4)もやがて減少し、
共振作用により電流(I3)となった時点でトランジス
タ(Q3)(Q4)が遮断し、トランジスタ(Q1
(Q2)が導通する。上記動作を繰り返して電界発光灯
(EL)へは交流電流が流れ、電界発光灯(EL)は点灯し
続ける。
ここで、上記インバータ(DA2)によれば、電界発光
灯(EL)への印加電圧は均衡になるが、2個の直流電源 を必要とするため、第6図に示すように、一個の直流電
源(Vcc)により印加電圧の均衡を図ったインバータ(D
A3)も知られている。上記インバータ(DA3)は、同図
に示すように、直流電源(Vcc)に抵抗(R4)と
(R5)の直列接続を並列に接続して分圧し、その分圧
点(P4)を電界発光灯(EL)に接続したものである。
そして、抵抗(R4)(R5)の各両端の電圧が第5図に
示す直流電源 に対応し、その動作は同様である。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上述した共振型インバータ(DA1)(DA2
(DA3)によれば、電界発光灯(EL)がたまたま内部や
端子間で短絡した場合、通常回路ではチョークコイル
(CH)の抵抗分と印加電圧で決まる異常電流が継続して
流れ、トランジスタ(Q1)やチョークコイル(CH)等
が発熱して破損するという不具合があった。又、特にイ
ンバータ(DA1)では直流電源(Vcc)は1個で良いが、
直流分電圧が電界発光灯(EL)に印加され、又、インバ
ータ(DA2)では電界発光灯(EL)の印加電圧は均衡し
て直流分の印加はなくなるが、2個の直流電源 を必要とする。更にインバータ(DA3)では抵抗(R4
(R5)に電流が流れるため、抵抗による損失が生じる
という不具合がある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、電界発光灯とチョークコイルの直列共振回
路と、上記直列共振回路の一端に固定端子を接続したス
イッチング回路と、上記スイッチング回路の一対の切り
換え端子に正負各電極を接続した直流電源とを具備し、
上記直列共振回路の共振電流に同期してスイッチング回
路を切り換えて直流電源をスイッチングし、上記電界発
光灯を点灯させる回路において、上記直流電源の各極間
に、2個のコンデンサを直列接続してなる分圧回路を並
列に挿入して各コンデンサに抵抗を並列接続すると共
に、その分圧点を上記直列共振回路の他端に接続したこ
とを特徴とする。
〔作用〕
上記技術的手段によれば、コンデンサからなる分圧回
路により1個の直流電源を分圧して、2つの分圧電圧を
共振作用に伴って交互に電界発光灯に印加し、且つ、電
界発光灯の短絡時に上記分圧回路により回路を保護す
る。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1図を参照して以下に説明する。
第5図及び第6図と同一参照符号は同一物を示しその説
明を省略する。相違する点は、電界発光灯(EL)に流れ
る正逆方向の各電流が等しいことを利用し、第6図に示
すインバータ(DA3)における抵抗(R4)(R5)から
なる分圧回路に代えて、容量の等しいコンデンサ
(C1)(C2)の直列接続からなる分圧回路を1個の直
流電源(Vcc)に並列に挿入し、かつ、各コンデンサ
(C1)(C2)に洩れ電流による電圧変動防止用の大き
いの抵抗(R6(R7)をそれぞれ並列接続したことであ
る。
上記構成において図の矢印方向に電流(I5)が流れ
たとすると、スイッチング回路(S1)のトランジスタ
(Q2)(Q1)が順序、導通してコンデンサ(C1)の
端子間電圧(Vc1)が電界発光灯(EL)に印加される。
次に、共振作用により電流(I5)が減って図の矢印方
向に電流(I6)が流れたとすると、スイッチング回路
(S1)のトランジスタ(Q4)(Q3)が順次、導通し
てコンデンサ(C2)の端子間電圧(Vc2)が電界発光灯
(EL)に印加される。上記動作を繰り返して電界発光灯
(EL)に交流電圧が印加されて電界発光灯(EL)は点灯
し続ける。
そこで、上記構成によれば、充電時以外にはコンデン
サ(C1)(C2)に直流電流が流れなくなるため、抵抗
分による損失が低下する。又、電界発光灯(EL)の短絡
時に異常電流が流れても短絡回路極性の電圧がコンデン
サ(C1)(C2)によって低下し、トランジスタ
(Q1)やチョークコイル(CH)等に過電流が流れなく
なり、回路を保護できる。更に、1個の直流電源(Vc
c)で電界発光灯(EL)への印加電圧を充放電時で均衡
させることができ、直流分電圧の印加を防止できる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、電界発光灯の点灯回路としての直列
共振型のインバータにおいて、1個の直流電源を容量の
等しい2個のコンデンサからなる分圧回路により分圧し
て2つの分圧電圧を共振作用により交互に電界発光灯に
印加するようにしたから、電界発光灯の短絡時にコンデ
ンサによって回路を保護でき、かつ、抵抗分による損失
が低下する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る電界発光灯の点灯回路の実施例を
示す回路図、第2図は従来例を示すブロッキング発振方
式インバータの回路図、第3図と第4図と第5図と第6
図は従来例を示す共振型インバータの各回路図で、第3
図は1個の直流電源を用いた時、第4図は2個の直流電
源を用いた時、第5図は第4図の総括的構成、第6図は
1個の直流電源を抵抗で分圧した時の各具体例を示すブ
ロック図を含む各回路図である。 (EL)……電界発光灯、(CH)……チョークコイル、
(S1)……スイッチング回路、(Vcc)……直流電源、
(C1)(C2)……コンデンサ、(R6)(R7)……抵
抗。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電界発光灯とチョークコイルの直列共振回
    路と、上記直列共振回路の一端に固定端子を接続したス
    イッチング回路と、上記スイッチング回路の一対の切り
    換え端子に正負各電極を接続した直流電源とを具備し、
    上記直列共振回路の共振電流に同期してスイッチング回
    路を切り換えて直流電源をスイッチングし、上記電界発
    光灯を点灯させる回路において、 上記直流電源の各極間に、2個のコンデンサを直列接続
    してなる分圧回路を挿入して各コンデンサに抵抗を並列
    接続すると共に、その分圧点を上記直列共振回路の他端
    に接続したことを特徴とする電界発光灯の点灯回路。
JP1989143728U 1989-12-12 1989-12-12 電界発光灯の点灯回路 Expired - Lifetime JP2500508Y2 (ja)

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