JP2500210B2 - 固体撮像素子 - Google Patents

固体撮像素子

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JP2500210B2
JP2500210B2 JP3290163A JP29016391A JP2500210B2 JP 2500210 B2 JP2500210 B2 JP 2500210B2 JP 3290163 A JP3290163 A JP 3290163A JP 29016391 A JP29016391 A JP 29016391A JP 2500210 B2 JP2500210 B2 JP 2500210B2
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switching diode
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忠守 黄
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は固体撮像素子に係わり、
例えば一次元あるいは二次元のイメージセンサに用いら
れる。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術として、例
えば電子通信学会論文誌´86/11,Vol.J69
−C,No.11,PP.1438〜1442や、テレ
ビジョン学会技術報告Vol.12,No.50,P
P.55〜60に開示されたものが知られている。図4
はその回路の要部と駆動パルスの波形を示している。
【0003】図示の通り、各々の画素はフォトダイオー
ドPDとブロッキングダイオードBDを有している。こ
こで、フォトダイオードPDとブロッキングダイオード
BDは互いに逆直列に接続されている。そして、同図
(b)に示す駆動パルスΦy をブロッキングダイオード
BDに印加することで、読出期間にこれをオンとさせ、
フォトダイオードPDの信号電荷を読み出すようにして
いる。なお、読み出された信号電荷はアンプ1にてI/
V変換されて出力される。
【0004】ところで、このような装置では、信号電荷
の読み出しに際して、スパイク状のノイズが生じる。す
なわち、信号読出時にブロッキングダイオードBDに大
きなリセットパルス(駆動パルス)を印加するため、フ
ォトダイオードPDを通して出力線(読出線)にリセッ
トパルスが混入され、スパイクノイズとなる。そして、
このノイズが信号電流と同程度以上になると、アンプ1
が飽和してしまうので、これを回避するために初段の増
幅率を高くできない。そこで、前者の公知文献では、外
付けのノイズキャンセル回路を設けることにより、上記
のスパイクノイズの影響を回避している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ノイズキャン
セル回路を外付けすると、この外付け回路自身のノイズ
が信号に混入される欠点がある。また、この従来技術で
は、ノイズキャンセルが行い得る程度まで信号レベルを
高めることが必要になるが、このようにすると前述のよ
うにアンプの飽和が生じやすくなり、従って初段利得を
十分に高くできないという制約条件の下では、好適なノ
イズ処理は困難である。本発明は、かかる問題点を解決
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は複数の画素ごと
に設けられた複数のフォトダイオードと、これら複数の
フォトダイオードに駆動パルスを印加することで蓄積期
間に信号電荷を蓄積させると共に、読出期間に蓄積した
信号電荷を読出線を介して読み出しさせる駆動制御手段
とを備える固体撮像素子において、複数の画素のそれぞ
れはフォトダイオードに順直列に接続されたスイッチ用
ダイオードを有し、フォトダイオードとスイッチ用ダイ
オードの共通接続点はキャパシタを介して読出線に接続
され、駆動制御手段は、共通接続点の反対側のスイッチ
用ダイオードの端子に対して駆動パルスの反転信号を与
えるように構成されていることを特徴とする。ここで、
フォトダイオードとスイッチ用ダイオ−ドの電流・電圧
特性および容量特性が同等であるとしてもよい。
【0007】
【作用】本発明の構成によれば、フォトダイオードPD
とスイッチ用ダイオードSDは互いに順直列に接続さ
れ、互いに反転された駆動パルスが反対の端子に印加さ
れるので、蓄積期間には双方のダイオードが逆バイアス
となり、読出期間には双方のダイオードが順バイアスと
なる。従って、蓄積期間には信号電荷はキャパシタに蓄
積され、読出期間には駆動パルスは双方のダイオードを
流れてキャンセルされるので、ノイズの生じない信号出
力が可能になる。また、双方のダイオードを同等とすれ
ば、暗電流のキャンセルも可能になる。
【0008】
【実施例】以下、添付図面の図1〜図3により、本発明
の一実施例を説明する。なお、同一符号は同一要素を示
している。
【0009】図1は第1実施例の構成を示し、同図
(a)は回路図、同図(b)は駆動パルスΦ1 、Φ2
共通接続点の電位Vjの波形図である。図示の通り、フ
ォトダイオードPDとスイッチ用ダイオードSDは同一
方向に接続(順直列に接続)され、共通接続点は電荷蓄
積用コンデンサCiを介してして信号電荷出力用の読出
線2に接続されている。フォトダイオードPDのアノー
ドはシフトレジスタ3に接続され、スイッチ用ダイオー
ドSDのカソードはインバータ4を介してシフトレジス
タ3に接続され、従ってこれらダイオードPD、SDに
は反転された駆動パルスΦ1 、Φ2 が入力される。な
お、読出線2はI/V変換用のアンプ1を介してマルチ
プレクサ5に接続されている。
【0010】次に、上記の回路の動作を説明する。駆動
パルスΦ1 、Φ2 は図1(b)のようになっており、従
って信号電荷の蓄積期間ではフォトダイオードPDとス
イッチ用ダイオードSDは共に逆バイアスになってい
る。このため、フォトダイオードPDへの入射光量に対
応した信号電荷量に応じて電荷蓄積用コンデンサCi
電荷量が変化し、共通接続点の電位Vjも変化する。こ
のとき、フォトダイオードPD出力の暗電流成分はスイ
ッチ用ダイオードSDの暗電流とキャンセルされ、従っ
て温度変化によって特性が変動することもない。特にこ
の効果はフォトダイオードPDとスイッチ用ダイオード
SDが電流・電圧特性と容量特性において同一のとき著
しい。なお、蓄積期間では電荷蓄積用コンデンサCi
直流成分阻止機能により、読出線2に出力電流が現われ
ることはない。
【0011】蓄積期間から信号の読出期間になると、駆
動パルスΦ1 、Φ2 は同期して反転し、フォトダイオー
ドPDとスイッチ用ダイオードSDは共に順バイアスと
なる。これにより、共通接続点の電位Vjがリセットさ
れ、これに応じて電荷蓄積用コンデンサCi の読出線2
側に信号電荷量に応じた電流が現われる。この出力はア
ンプ1でI/V変換され、マルチプレクサ5から外部に
出力される。
【0012】この駆動パルスΦ1 、Φ2 の反転時には、
フォトダイオードPDとスイッチ用ダイオードSDに駆
動パルスΦ1 、Φ2 自身が流れるが、各々のダイオード
PD、SDが順バイアスになっているので互いにキャン
セルされてスパイクノイズとなることがない。このた
め、読出線2における出力電流のノイズ成分は少なくな
り、初段アンプの利得を高めることが可能になる。
【0013】図2は上記実施例におけるフォトダイオー
ドPDとスイッチ用ダイオードSDの構造を示し、同図
(a)は断面図、同図(b)は上面図である。フォトダ
イオードPDとスイッチ用ダイオードSDはガラス基板
10上にa−Si:H11を堆積して形成される。フォ
トダイオードPDのカソードとなるCrなどの第1層金
属電極12はスイッチ用ダイオードSDのアノードとな
る第2層金属電極13接続されている。この第2層金属
電極13上にはa−SiNなどの絶縁膜14が形成さ
れ、この上に第3層金属電極15が形成されることによ
り電荷蓄積用コンデンサCi が構成されている。そし
て、この第3層金属電極15は読出線2と一体形成され
ることで、初段アンプに接続されている。
【0014】なお、フォトダイオードPDの受光面には
ITOなどの透明電極16が設けられているのに対し、
スイッチ用ダイオードSDには光入射しないようにされ
ている。そして、a−Si:H層11は同一プロセスで
略同一特性にて形成されている。このため、蓄積期間に
おける暗電流のキャンセルと、読出期間におけるスパイ
クノイズの混入防止を、同時に実現できることになる。
【0015】図3は第2実施例に係わる固体撮像素子を
示し、同図(a)は回路図、同図(b)は信号波形図で
ある。この実施例では、駆動パルスΦ1 をスイッチ用ダ
イオードSDのアノードに入力し、反転駆動パルスΦ2
をフォトダイオードPDのカソードに入力している。ま
た、セットパルスΦS はPチャネルおよびNチャネルの
2個の並列接続されたMOSトランジスタ6を介して、
読出線2のレベルを初期値に設定する信号である。ま
た、リセットパルスΦR はMOSトランジスタ7を介し
て、積分増幅器9をリセットする信号である。さらに、
読出パルスΦX1〜ΦXnはMOSトランジスタ8を介し
て、読出線2の出力を外部に読み出す信号である。
【0016】上記の第2実施例の動作を、図3(b)に
より説明する。まず、読出期間の直前にリセットパルス
ΦR によってトランジスタ7がオフとなり、積分増幅器
9は信号の積分が可能となる。読出期間に入ると、フォ
トダイオードPDとスイッチ用ダイオードSDは共に順
バイアスとなり、電荷蓄積用コンデンサCi の読出線2
側に電位変化が生じる。このとき、セットパルスΦS
ハイレベルなので、トレンジスタ6はオンとなってお
り、従って読出線2の電位変化は積分増幅器9に伝えら
れる。
【0017】読出期間から蓄積期間に入ると、セットパ
ルスΦS が反転してトランジスタ6がオフになり、積分
増幅器9は読出線2から切り離される。このため、電荷
蓄積用コンデンサCi における信号電荷の蓄積と、積分
増幅器9からの信号出力を同時に実行できる。この積分
増幅器9からの信号出力は、読出パルスΦX1〜ΦXnを順
次にハイレベルとすることで行い、全ての読み出しが終
了したら、パルスΦS 、ΦR が共にハイレベルとなる。
これにより、トレンジスタ6、7は共にオンとなり、次
の読出期間に進む。
【0018】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、フォトダ
イオードPDとスイッチ用ダイオードSDは互いに順直
列に接続され、互いに反転された駆動パルスが反対の端
子に印加されるので、蓄積期間には双方のダイオードが
逆バイアスとなり、読出期間には双方のダイオードが順
バイアスとなる。従って、蓄積期間には信号電荷はキャ
パシタに蓄積され、読出期間には駆動パルスは双方のダ
イオードを流れてキャンセルされるので、ノイズの生じ
ない信号出力が可能になる。また、双方のダイオードを
同等とすれば、暗電流のキャンセルも可能になる。本発
明の素子にシンチレータを取り付ければ、放射線検出素
子として利用できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の固体撮像素子を示す図である。
【図2】フォトダイオードPDとスイッチ用ダイオード
SDの具体例を示す図である。
【図3】第2実施例の固体撮像素子を示す図である。
【図4】従来の固体撮像素子を示す図である。
【符号の説明】
1…アンプ、2…読出線、Ci …電荷蓄積用コンデン
サ、PD…フォトダイオード、SD…スイッチ用ダイオ
ード

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画素ごとに設けられた複数のフォ
    トダイオードと、これら複数のフォトダイオードに駆動
    パルスを印加することで蓄積期間に信号電荷を蓄積させ
    ると共に、読出期間に前記蓄積した信号電荷を読出線を
    介して読み出しさせる駆動制御手段とを備える固体撮像
    素子において、 前記複数の画素のそれぞれは前記フォトダイオードに順
    直列に接続されたスイッチ用ダイオードを有し、前記フ
    ォトダイオードと前記スイッチ用ダイオードの共通接続
    点はキャパシタを介して前記読出線に接続され、 前記駆動制御手段は、前記共通接続点の反対側の前記ス
    イッチ用ダイオードの端子に対して前記駆動パルスの反
    転信号を与えるように構成されていることを特徴とする
    固体撮像素子。
  2. 【請求項2】 前記フォトダイオードと前記スイッチ用
    ダイオ−ドの電流・電圧特性および容量特性が同等であ
    る請求1項記載の固体撮像素子。
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