JP2025158366A - 磁歪式トルクセンサの組立方法および磁歪式トルクセンサ - Google Patents
磁歪式トルクセンサの組立方法および磁歪式トルクセンサInfo
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Abstract
【課題】製造コストの低減を図りやすい組立方法を実現する。
【解決手段】回転軸2の外周面の全周にわたってフレキシブル基板8の本体部12が対向する場合を100%とした場合の、回転軸2の外周面に本体部12が対向する割合が所定の範囲にある場合に、本体部12の円周方向長さが同じである共通のフレキシブル基板8を使用する。
【選択図】図1
【解決手段】回転軸2の外周面の全周にわたってフレキシブル基板8の本体部12が対向する場合を100%とした場合の、回転軸2の外周面に本体部12が対向する割合が所定の範囲にある場合に、本体部12の円周方向長さが同じである共通のフレキシブル基板8を使用する。
【選択図】図1
Description
本開示は、回転軸に付与されたトルクを測定する、磁歪式トルクセンサに関する。
回転軸に付与されたトルクを測定するセンサとして、回転軸にトルクを付与した際に、該回転軸に生じる逆磁歪効果を利用して、回転軸に付与されたトルクを測定する磁歪式トルクセンサが、特開2022-74405号公報に記載されるなどにより、従来から知られている。
特開2022-74405号公報に記載の従来の磁歪式トルクセンサは、複数の検出コイルからなり、回転軸の周囲に配置された検出部を有するフレキシブル基板を備える。磁歪式トルクセンサは、前記検出コイルのインダクタンスの変化に基づいて、前記回転軸に付与されたトルクを検出する。
特開2022-74405号公報に記載の従来の磁歪式トルクセンサは、母材に打ち抜き加工を施すことで、検出部が備えられた略矩形板状の本体部を有するフレキシブル基板を得た後、該本体部を、ホルダ(第1の樹脂部材)のボビン部(内側円筒部)に巻き付けて欠円筒状に成形することにより得られる。
ところで、回転軸の外径は、伝達するトルクの大きさ、回転軸を構成する金属材料などに応じて、多くの種類が存在する。そこで、回転軸の外径ごとに、検出部が備えられた本体部の円周方向長さが異なるフレキシブル基板を用意することが行われている。このため、フレキシブル基板の種類数が多くなって、磁歪式トルクセンサの製造コストの低減を図りにくいといった問題が生じている。
本開示は、製造コストの低減を図りやすい磁歪式トルクセンサの組立方法を実現することを目的とする。
本開示の発明者らは、磁歪式トルクセンサにおいて、回転軸の外周面の全周にわたってフレキシブル基板の本体部が対向する場合を100%とした場合の、前記回転軸の外周面に前記本体部が対向する割合がトルク測定精度に与える影響について、鋭意研究を重ねた結果、前記割合が所定の範囲であれば、トルク測定精度を十分に確保することができるとの知見を得た。本開示の一態様の磁歪式トルクセンサの組立方法、および、本開示の一態様の磁歪式トルクセンサは、このような知見に基づいて完成されたものである。
本開示の第1態様の磁歪式トルクセンサの組立方法の対象となる磁歪式トルクセンサは、
測定対象となる回転軸の周囲に配置されるボビン部を有するホルダと、
前記ボビン部の周囲に配置され、かつ、複数の検出コイルからなる検出部が備えられた本体部を有するフレキシブル基板と、
を備える。
測定対象となる回転軸の周囲に配置されるボビン部を有するホルダと、
前記ボビン部の周囲に配置され、かつ、複数の検出コイルからなる検出部が備えられた本体部を有するフレキシブル基板と、
を備える。
本開示の第1態様の磁歪式トルクセンサの組立方法は、前記回転軸の外周面の全周にわたって前記本体部が対向する場合を100%とした場合の、前記回転軸の外周面に前記本体部が対向する割合が所定の範囲にある場合に、前記本体部の円周方向長さが同じである共通の前記フレキシブル基板を使用する。
本開示の第2態様の磁歪式トルクセンサの組立方法では、本開示の第1態様の磁歪式トルクセンサの組立方法において、前記所定の範囲が、75%以上100%未満の範囲である。
本開示の第2態様の磁歪式トルクセンサの組立方法において、前記所定の範囲は、80%以上90%以下の範囲であることが好ましい。
本開示の第3態様の磁歪式トルクセンサは、
回転軸の周囲に配置されるボビン部を有するホルダと、
前記ボビン部の周囲に配置され、かつ、複数の検出コイルからなる検出部が備えられた本体部を有する、フレキシブル基板と、
を備える。
回転軸の周囲に配置されるボビン部を有するホルダと、
前記ボビン部の周囲に配置され、かつ、複数の検出コイルからなる検出部が備えられた本体部を有する、フレキシブル基板と、
を備える。
特に本開示の第3態様の磁歪式トルクセンサでは、前記回転軸の外周面の全周にわたって前記本体部が対向する場合を100%とした場合の、前記回転軸の外周面に前記本体部が対向する割合が、75%以上92%未満である。
本開示の第3態様の磁歪式トルクセンサにおいて、前記所定の範囲は、80%以上90%以下であることが好ましい。
本開示の一態様の磁歪式トルクセンサおよびその組立方法によれば、製造コストの低減を図りやすくすることができる。
本開示の発明者らは、回転軸の外周面の全周にわたってフレキシブル基板の本体部が対向する場合を100%とした場合の、前記回転軸の外周面に前記本体部が対向する割合が、磁歪式トルクセンサによる回転軸のトルク検出精度に与える影響について鋭意研究を重ねた結果、前記割合が、75%以上100%未満の範囲、好ましくは80%以上90%以下の範囲にあれば、トルク検出精度を十分に確保することができるとの知見を得た。本開示は、このような知見に基づいて完成されたものである。
本開示の実施の形態の1例について、図1~図6を用いて説明する。
磁歪式トルクセンサ1は、回転軸2が伝達しているトルクを測定するために用いられる。
以下の説明において、磁歪式トルクセンサ1の軸方向、径方向、および円周方向とは、特に断らない限り、回転軸2の軸方向、径方向、および円周方向をいう。回転軸2の軸方向、径方向、および円周方向は、ホルダ5の軸方向、径方向、および円周方向と一致し、かつ、磁性体リング26の軸方向、径方向、および円周方向と一致する。また、軸方向一方側とは、図1の左側を指し、軸方向他方側とは、図1の右側を指す。
回転軸2は、軸方向一部の外周面に、軸方向に関して外径が変化しない円筒面である被検出部3を備える。回転軸2は、使用時にも回転しない固定部分に対して、図示しない軸受を介して回転可能に支持される。
回転軸2は、少なくとも被検出部3を含む一部または全部が、磁歪特性を有する材料により構成されている。具体的には、回転軸2の一部または全部は、これに限定されるものではないが、SC(機械構造用炭素鋼)、SUS(ステンレス鋼)、SCr(クロム鋼)、SCM(クロムモリブデン鋼)、SNCM(ニッケルクロムモリブデン鋼)などの鉄鋼材料により構成することができる。
磁歪式トルクセンサ1は、回転軸2の周囲に配置されるボビン部4を有するホルダ5と、ボビン部4の周囲に配置され、かつ、複数の検出コイル6a~6dからなる検出部7を有するフレキシブル基板8とを備える。磁歪式トルクセンサ1は、逆磁歪効果に基づいて回転軸2がトルクを伝達する際に生じる該回転軸2の透磁率の変化を複数の検出コイル6a~6dからなる検出部7により検出し、回転軸2が伝達するトルクを測定する。
ホルダ5は、非磁性および非伝導性(絶縁性)を有する材料である合成樹脂により構成されている。具体的には、ホルダ5は、エポキシ樹脂や、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、PA(ポリアミド)、PPA(ポリフタルアミド)などの熱可塑性樹脂により構成されている。本例では、ホルダ5は、合成樹脂の射出成形により全体を一体に構成されている。ただし、本開示の磁歪式トルクセンサを実施する場合、ホルダを、複数の部品を組み合わせることで構成することもできる。
ホルダ5は、ボビン部4を、回転軸2の被検出部3の周囲に該回転軸2と同軸に配置した状態で、ハウジングなどの使用時に回転しない固定部分に支持固定される。
ボビン部4は、円筒状に構成されている。すなわち、ボビン部4は、軸方向に関して内径が変化しない円筒面状の内周面と、軸方向に関して外径が変化しない円筒面状の外周面とを有する。
ただし、本開示の一態様の磁歪式トルクセンサを実施する場合、ボビン部を欠円筒状に構成することもできる。
ボビン部4の内周面は、回転軸2の被検出部3に径方向隙間11を介して対向する。
本例では、ホルダ5は、任意の要素として、ボビン部4の軸方向一方側の端部から全周にわたり径方向外側に向けて伸長する第1外向フランジ部9と、ボビン部4の軸方向他方側の端部から全周にわたり径方向外側に向けて伸長する第2外向フランジ部10とを備える。
第1外向フランジ部9は、ホルダ5を前記固定部分に対し支持固定するための取付部、並びに/または、検出コイル6a~6dと外部装置とを電気的に接続するケーブルおよび/若しくは信号線を収容する配線収容部などを有する。
本例では、第1外向フランジ部9の外径が、第2外向フランジ部10の外径よりも大きくなっている。ただし、第1外向フランジ部9の外径は、第2外向フランジ部10の外径と同じにすることもできるし、第2外向フランジ部10の外径よりも小さくすることもできる。
フレキシブル基板8は、絶縁体により構成されたベースフィルム14a、14bの表面または内部に、導体により構成された配線層13a~13dを配置することにより、弾性変形可能に構成されている。図6に示すようなフレキシブル基板8の展開状態において、検出部7が備えられた本体部12は、帯状または略矩形板状に構成されている。磁歪式トルクセンサ1の組立状態において、本体部12は、ホルダ5のボビン部4に巻き付けられて、欠円筒状または円筒状に成形される。
フレキシブル基板8は、検出コイル6a~6が備えられた複数の配線層13a~13dを有する積層構造を備える。それぞれの配線層13a~13dは、導体である銅箔をエッチングすることにより形成された配線パターンにより構成されている。
それぞれの配線層13a~13dは、ベースフィルム14a、14bの表面に形成され、かつ、カバーレイフィルム16a~16dにより覆われている。カバーレイフィルム16a~16dと配線層13a~13dとベースフィルム14a、14bとは、接着層15a~15dにより接着されている。
本例では、フレキシブル基板8は、検出コイル6a~6dの個数および配置に応じて、4つの配線層13a~13dを有する。
具体的には、フレキシブル基板8は、図3に示すように、径方向外側から順に、第1のカバーレイフィルム16a、第1の接着層15a、第1の配線層13a、第1のベースフィルム14a、第2の配線層13b、第2の接着層15b、第2のカバーレイフィルム16b、第3の接着層17、第3のカバーレイフィルム16c、第4の接着層15c、第3の配線層13c、第2のベースフィルム14b、第4の配線層13d、第5の接着層15d、第4のカバーレイフィルム16dを積層することにより構成されている。
カバーレイフィルム16a~16dおよびベースフィルム14a、14bのそれぞれは、ポリイミド、ポリエステルなどの絶縁体により薄膜状に構成されている。カバーレイフィルム16a~16dは、配線層13a~13dを保護するための保護フィルムである。
第1の配線層13aは、第1のベースフィルム14aの径方向外側面に形成され、かつ、第2の配線層13bは、第1のベースフィルム14aの径方向内側面に形成されている。第3の配線層13cは、第2のベースフィルム14bの径方向外側面に形成され、かつ、第4の配線層13dは、第2のベースフィルム14bの径方向内側面に形成されている。
第1の接着層15a、第2の接着層15b、第4の接着層15c、および第5の接着層15dのそれぞれは、カバーレイフィルム16a~16dと配線層13a~13d、または、配線層13a~13dとベースフィルム14a、14bを互いに接着する接着剤により構成されている。第3の接着層17は、2層のカバーレイフィルム16c、16d同士を互いに接着する接着剤により構成されている。具体的には、接着層15a~15d、17のそれぞれは、エポキシ樹脂系、アクリル樹脂系、またはポリイミド樹脂系の接着剤により構成されている。
本例では、第1の検出コイル6aは第1の配線層13aに形成され、第2の検出コイル6bは第2の配線層13bに形成され、第3の検出コイル6cは第3の配線層13cに形成され、かつ、第4の検出コイル6dは第4の配線層13dに形成されている。
検出部7は、ボビン部4の周囲に配置され、かつ、複数の検出コイル6a~6dにより構成されている。
本例では、検出部7が備えられた本体部12がボビン部4の外周面に巻き付けられている。本体部12は、ボビン部4の外周面に該ボビン部4の外周面から浮き上がらないように巻き付けられている。このために、本体部12を、ボビン部4の外周面に接着固定したり、図示しない抑え部材により径方向外側から押さえつけたりすることができる。
本体部12の円周方向両側の端部同士は、径方向に重畳していない。
本例では、外径が異なる複数種類の回転軸2のトルク測定に用いる複数種類の磁歪式トルクセンサ1の間で、フレキシブル基板8が共通部品として使用されている。具体的には、ホルダ5および磁性体リング26は、回転軸2の外径ごとに専用に設計されたものが使用されているのに対し、フレキシブル基板8は、回転軸2の外径が所定の範囲の場合には、本体部12の円周方向長さ(図6に示す展開状態における長辺寸法L12)が同じものが使用されている。したがって、回転軸2の被検出部3の全周にわたって本体部12が対向する場合を100%とした場合の、回転軸2の被検出部3に本体部12が対向する割合は、回転軸2の外径によって異なった大きさとなる。
具体的には、本体部12の円周方向長さが同じフレキシブル基板8が使用される複数種類の回転軸2のうち、最も外径が小さい回転軸2のトルク測定用の磁歪式トルクセンサ1においては、前記割合は、92%以上100%未満、好ましくは96%以上98%以下となる。これに対し、本体部12の円周方向長さが同じフレキシブル基板8が使用される複数種類の回転軸2のうち、最も外径が大きい回転軸2のトルク測定用の磁歪式トルクセンサ1においては、前記割合は、全周の75%以上91%以下、好ましくは80%以上90%以下である。
磁歪式トルクセンサ1の組立状態において、本体部12は、測定対象となる回転軸2の外径にかかわらず、欠円筒形状を有することが好ましい。すなわち、本体部12の円周方向長さが同じフレキシブル基板8が使用される複数種類の回転軸2のうち、最も外径が小さい回転軸2のトルク測定用の磁歪式トルクセンサ1においても、本体部12が欠円筒形状を有することが好ましい。換言すれば、最も外径が小さい回転軸2のトルク測定用の磁歪式トルクセンサ1において、本体部12の円周方向両側の端部同士の間に円周方向隙間18が存在していることが好ましい。
複数の検出コイル6a~6dの個数、構成、および配置態様は、回転軸2の透磁率の変化を検出することができる限り、特に限定されるものではない。たとえば、複数の検出コイル6a~6dは、径方向に重畳して配置する、および/または、軸方向に並べて配置することができる。
複数の検出コイル6a~6dは、径方向に重畳して配置された4つの検出コイル6a~6dにより構成されている。具体的には、4つの検出コイル6a~6dは、径方向外側から順に、第1の検出コイル6a、第2の検出コイル6b、第3の検出コイル6c、第4の検出コイル6dの順に重畳するように配置されている。
また、検出コイル6a~6dのそれぞれは、図4(a)~図4(d)に示すように、複数のコイル片19a~19d、20a~20dを、円周方向、すなわち欠円筒状に湾曲させる以前の状態(図6に示す展開状態)における本体部12の長辺方向に複数個配置することにより構成されている。
具体的には、第1の検出コイル6aは、円周方向に配置された複数のコイル片19a、20aを直列に接続することにより構成され、第2の検出コイル6bは、円周方向に配置された複数のコイル片19b、20bを直列に接続することにより構成され、第3の検出コイル6cは、円周方向に配置された複数のコイル片19c、20cを直列に接続することにより構成され、かつ、第4の検出コイル6dは、円周方向に配置された複数のコイル片19d、20dを直列に接続することにより構成されている。
コイル片19a~19d、20a~20dのうち、円周方向両側の端部に配置されたコイル片19a~19dは、配線パターンを径方向から見て略三角形状に巻き回すように配置することにより構成されており、残りのコイル片20a~20dは、配線パターンを径方向から見て略平行四辺形に巻き回すように配置することにより構成されている。
第1の検出コイル6aを構成するコイル片19a、20a、および、第3の検出コイル6cを構成するコイル片19c、20cは、回転軸2の軸方向(フレキシブル基板8の展開状態における本体部12の短辺方向)に対して所定方向に所定角度(たとえば+45度)だけ傾斜した直線部を有する。第2の検出コイル6bを構成するコイル片19b、20b、および、第4の検出コイル6dを構成するコイル片19d、20dは、回転軸2の軸方向に対して前記所定方向と反対方向に所定角度(たとえば-45度)だけ傾斜した直線部を有する。
4つの検出コイル6a~6dは、外部装置21に電気的に接続されている。
外部装置21は、2点間に電圧を印加する発振器22と、2点間の電圧を検出する電圧計23とを備える。
検出コイル6a~6dと外部装置21とを電気的に接続する態様については、特に限定されるものではない。本例では、それぞれの検出コイル6a~6dと外部装置21とは、フレキシブル基板8の配線層13a~13dに形成された信号線24a~24d、および、外部装置21に接続されたケーブルにより電気的に接続されている。
すなわち、本例のフレキシブル基板8は、本体部12から径方向および/または軸方向に引き出された帯状の信号線路部25(図6参照)を備える。信号線路部25は、積層された4つの信号線24a~24dを有する。
4つの信号線24a~24dのうち、第1の信号線24aは、第1の検出コイル6aの一方側の端部と第2の検出コイル6bの一方側の端部とを直列に接続し、かつ、前記ケーブルとを介して発振器22の一方の端子に電気的に接続されている。
第2の信号線24bは、第3の検出コイル6cの一方側の端部と第4の検出コイル6dの一方側の端部とを直列に接続し、かつ、前記ケーブルを介して、発振器22の他方の端子に電気的に接続されている。
第3の信号線24cは、第1の検出コイル6aの他方側の端部と第3の検出コイル6cの他方側の端部とを直列に接続し、かつ、前記ケーブルを介して、電圧計23の一方の端子に電気的に接続されている。
第4の信号線24dは、第2の検出コイル6bの他方側の端部と第4の検出コイル6dの他方側の端部とを直列に接続し、かつ、前記ケーブルを介して、電圧計23の他方の端子に電気的に接続されている。
発振器22は、第1の検出コイル6aの一方側の端部と第2の検出コイル6bの一方側の端部との接点Aと、第3の検出コイル6cの一方側の端部と第4の検出コイル6dの一方側の端部との接点Bとの間に交流電圧を印加する。電圧計23は、第1の検出コイル6aの他方側の端部と第3の検出コイル6cの他方側の端部との接点Cと、第2の検出コイル6bの他方側の端部と第4の検出コイル6dの他方側の端部との接点Dとの間の電圧を検出する。すなわち、検出部7を構成する4つの検出コイル6a~6dは、発振器22および電圧計23とともに、ブリッジ回路を構成する。
回転軸2にトルクTが加わると、回転軸2の外周面には、軸方向に対して+45 ゜傾斜した方向と、軸方向に対して-45゜傾斜した方向とに、+-の符号が互いに異なる応力σが作用する。そして、逆磁歪効果により、引張応力(+σ)が作用する方向での透磁率が増加し、圧縮応力(-σ)が作用する方向での透磁率が減少する。本例の磁歪式トルクセンサ1では、回転軸2の透磁率の変化に伴って変化する前記ブリッジ回路の電圧を電圧計23により検出し、この検出値に基づいて、回転軸2が伝達するトルクの方向および大きさを求める。
本例の磁歪式トルクセンサ1は、任意の構成要素として、磁性体リング26を備える。
磁性体リング26は、バックヨークとも呼ばれ、検出コイル6a~6dで生じた磁束が外部に漏れるのを抑制する機能を有する。磁性体リング26は、磁性材料により、全体を一体に構成されている。磁性体リング26を構成する磁性材料としては、たとえば、機械構造用合金鋼やステンレス鋼などの鉄系合金を使用することができる。
磁性体リング26は、円筒形状を有する。磁性体リング26は、フレキシブル基板8の本体部12(検出部7)の周囲に該本体部12と同軸に配置され、かつ、ホルダ5に対して結合固定されている。本例では、磁性体リング26の軸方向他方側の端部を、第2外向フランジ部10に外嵌固定することで、磁性体リング26をホルダ5に対して結合固定している。
以上のような構成を有する磁歪式トルクセンサ1の組立方法について、次に説明する。
磁歪式トルクセンサ1の組立方法では、回転軸2の外周面(被検出部3)の全周にわたってフレキシブル基板8の本体部12が対向する場合を100%とした場合の、回転軸2の外周面に本体部12が対向する割合が所定の範囲にある場合に、本体部12の円周方向長さが同じである共通のフレキシブル基板8を使用する。
本例では、前記割合が、75%以上100%未満の範囲、好ましくは80%以上90%以下の範囲にある場合に、本体部12の円周方向長さが同じである共通のフレキシブル基板8を使用するようにしている。
本例の磁歪式トルクセンサ1の組立方法は、図6に展開状態を示すようなフレキシブル基板8のうち、検出部7が備えられた帯状または略矩形板状の本体部12をボビン部4の周囲に巻き付けることで、欠円筒状または円筒状に成形する曲げ工程を備える。
前記曲げ工程を実施するための準備として、まず、ボビン部4の内径および外径が異なる、複数種類のホルダ5を用意する。ホルダ5の種類数は、回転軸2の外径の種類数以下である。
本例では、ホルダ5の種類数は、回転軸2の外径の種類数と同じである。すなわち、ホルダ5は、回転軸2の外径ごとに専用に設計されたもの、具体的にはボビン部4の内径および外径が回転軸2の外径ごとに異なるものが使用される。
ただし、ホルダ5の種類数は、回転軸2の外径の種類数よりも少なくすることもできる。この場合でも、ホルダ5の種類数は、フレキシブル基板8の種類数よりも多い。
また、本体部12の円周方向長さ(図6に示す展開状態における長辺寸法L12)が異なる、複数種類のフレキシブル基板8を用意する。フレキシブル基板8の種類数は、回転軸2の外径の種類数未満かつホルダ5の種類数未満である。
本例では、測定対象となり得る回転軸2の外径の範囲において、前記割合が、75%以上100%未満の範囲、好ましくは80%以上90%以下の範囲に収まるように、2種以上の複数のフレキシブル基板8を用意する。
さらに、本例では、任意の構成要素である磁性体リング26についても、内径が異なる複数種類を用意する。磁性体リング26の種類数は、回転軸2の外径の種類数以下である。
本例では、磁性体リング26の種類数は、回転軸2の外径の種類数と同じである。すなわち、磁性体リング26の種類数は、ホルダ5の種類数と同じである。
ただし、磁性体リング26の種類数は、回転軸2の外径の種類数よりも少なくすることもできる。この場合、磁性体リング26の種類数は、ホルダ5の種類数と同じにすることもできるし、ホルダ5の種類数よりも少なく若しくは多くすることもできる。
次いで、測定対象となる回転軸2の外径に合わせて、最適な外径および内径を有するボビン部4を備えるホルダ5を、複数種類のホルダ5の中から選択する。本例では、測定対象となる回転軸2の外径に合わせて専用に設計されたホルダ5を、複数種類のホルダ5の中から選択する。
また、測定対象となる回転軸2の外径に合わせて、前記割合が所定の範囲となるフレキシブル基板8を、複数種類のフレキシブル基板8の中から選択する。本例では、前記割合が、75%以上100%未満、好ましくは80%以上90%以下となるフレキシブル基板8を、複数種類のフレキシブル基板8の中から選択する。より具体的には、選択したホルダ5のボビン部4に本体部12を巻き付けることにより、欠円筒状または円筒状に成形した状態で、本体部12の円周方向端部同士の間の間隔が、0mmよりも大きく、かつ、最も小さくなるフレキシブル基板8を、用意された複数種類のフレキシブル基板8の中から選択する。
さらに、本例では、測定対象となる回転軸2の外径に合わせて、最適な内径を有する磁性体リング26を、複数種類の磁性体リング26の中から選択する。本例では、測定対象となる回転軸2の外径に合わせて専用に設計された磁性体リング26を、複数種類の磁性体リング26の中から選択する。
次いで、選択したホルダ5とフレキシブル基板8と磁性体リング26とを組み合わせる。
このため、まず、フレキシブル基板8のうち、検出部7が備えられた本体部12を、ホルダ5のボビン部4の周囲に巻き付けて、欠円筒状または円筒状に成形する曲げ工程を実施する。
なお、ボビン部4からの本体部12の浮き上がりを防止するために、必要に応じて、ボビン部4の外周面に接着固定したり、図示しない抑え部材により径方向外側から押さえつけたりしてもよい。
また、フレキシブル基板8の信号線路部25を、ホルダ5に備えられた配線収容部を通じて、ホルダ5から軸方向または径方向に引き出す。
次に、磁性体リング26を、本体部12の周囲に該本体部12と同軸に配置した状態で、ホルダ5に対して結合固定する。具体的には、磁性体リング26の軸方向他方側の端部を、第2外向フランジ部10に外嵌固定して、磁性体リング26をホルダ5に対して結合固定する。
本例では、以上のようにして、磁歪式トルクセンサ1の組み立てを行う。
本例の磁歪式トルクセンサ1およびその組立方法によれば、磁歪式トルクセンサ1の製造コストの低減を図りやすくできる。この理由について、以下で説明する。
本例では、回転軸2の外周面(被検出部3)の全周にわたってフレキシブル基板8の本体部12が対向する場合を100%とした場合の、回転軸2の外周面に本体部12が対向する割合が所定の範囲にある場合に、本体部12の円周方向長さが同じである共通のフレキシブル基板8を使用するようにしている。このために、測定対象となる回転軸2の外径に合わせて、前記割合が所定の範囲となるフレキシブル基板8を、複数種類のフレキシブル基板8の中から選択するようにしている。より具体的には、前記割合が、75%以上100%未満、好ましくは80%以上90%以下となるフレキシブル基板8を、複数種類のフレキシブル基板8の中から選択するようにしている。したがって、フレキシブル基板8の種類数は、測定対象となり得る回転軸2の外径の種類数よりも少なくなる。したがって、本例の磁歪式トルクセンサ1およびその組立方法によれば、従来のように、回転軸の外径ごとに、本体部の円周方向長さが異なる複数種類のフレキシブル基板を用意する場合と比較して、用意すべきフレキシブル基板8の種類数を削減することができて、製造コストの低減を図りやすくできる。
なお、従来は、検出部が備えられた略矩形板状の本体部を有するフレキシブル基板は、回転軸の外径ごとに専用に設計されたものを使用していた。このように、フレキシブル基板として回転軸の外径ごとに専用に設計されたものを使用する場合、回転軸の外周面の全周にわたってフレキシブル基板の本体部が対向する場合を100%とした場合の、前記回転軸の外周面に前記本体部が対向する割合は、92%以上98%以下になる。
これに対し、本例では、回転軸2の外周面(被検出部3)の全周にわたって本体部12が対向する場合を100%とした場合の、回転軸2の外周面に本体部12が対向する割合が、75%以上100%未満、好ましくは80%以上90%以下となっている。したがって、フレキシブル基板8を、該フレキシブル基板8を適用するのに最適な外径以外の外径を有する回転軸2のトルクを有する磁歪式トルクセンサ1に適用した場合、前記割合は、75%以上92%未満、好ましくは80%以上90%以下となるか、または、98%よりも大きく、100%未満となる。
1 磁歪式トルクセンサ
2 回転軸
3 被検出部
4 ボビン部
5 ホルダ
6a 第1の検出コイル
6b 第2の検出コイル
6c 第3の検出コイル
6d 第4の検出コイル
7 検出部
8 フレキシブル基板
9 第1外向フランジ部
10 第2外向フランジ部
11 径方向隙間
12 本体部
13a 第1の配線層
13b 第2の配線層
13c 第3の配線層
13d 第4の配線層
14a 第1のベースフィルム
14b 第2のベースフィルム
15a 第1の接着層
15b 第2の接着層
15c 第4の接着層
15d 第5の接着層
16a 第1のカバーレイフィルム
16b 第2のカバーレイフィルム
16c 第3のカバーレイフィルム
16d 第4のカバーレイフィルム
17 第3の接着層
18 円周方向隙間
19a~19d コイル片
20a~20d コイル片
21 外部装置
22 発振器
23 電圧計
24a~24d 信号線
25 信号線路部
26 磁性体リング
27 径方向隙間
2 回転軸
3 被検出部
4 ボビン部
5 ホルダ
6a 第1の検出コイル
6b 第2の検出コイル
6c 第3の検出コイル
6d 第4の検出コイル
7 検出部
8 フレキシブル基板
9 第1外向フランジ部
10 第2外向フランジ部
11 径方向隙間
12 本体部
13a 第1の配線層
13b 第2の配線層
13c 第3の配線層
13d 第4の配線層
14a 第1のベースフィルム
14b 第2のベースフィルム
15a 第1の接着層
15b 第2の接着層
15c 第4の接着層
15d 第5の接着層
16a 第1のカバーレイフィルム
16b 第2のカバーレイフィルム
16c 第3のカバーレイフィルム
16d 第4のカバーレイフィルム
17 第3の接着層
18 円周方向隙間
19a~19d コイル片
20a~20d コイル片
21 外部装置
22 発振器
23 電圧計
24a~24d 信号線
25 信号線路部
26 磁性体リング
27 径方向隙間
Claims (3)
- 測定対象となる回転軸の周囲に配置されるボビン部を有するホルダと、
前記ボビン部の周囲に配置され、かつ、複数の検出コイルからなる検出部が備えられた本体部を有するフレキシブル基板と
を備える、磁歪式トルクセンサの組立方法であって、
前記回転軸の外周面の全周にわたって前記本体部が対向する場合を100%とした場合の、前記回転軸の外周面に前記本体部が対向する割合が所定の範囲にある場合に、前記本体部の円周方向長さが同じである共通の前記フレキシブル基板を使用する、磁歪式トルクセンサの組立方法。 - 前記所定の範囲が、75%以上100%未満の範囲である、
請求項1に記載の磁歪式トルクセンサの組立方法。 - 回転軸の周囲に配置されるボビン部を有するホルダと、
前記ボビン部の周囲に配置され、かつ、複数の検出コイルからなる検出部が備えられた本体を有する、フレキシブル基板と、
を備え、
前記回転軸の外周面の全周にわたって前記検出部が対向する場合を100%とした場合の、前記回転軸の外周面に前記検出部が対向する割合が、75%以上92%未満である、
磁歪式トルクセンサ。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2024060846A JP2025158366A (ja) | 2024-04-04 | 2024-04-04 | 磁歪式トルクセンサの組立方法および磁歪式トルクセンサ |
| PCT/JP2025/012508 WO2025211258A1 (ja) | 2024-04-04 | 2025-03-27 | 磁歪式トルクセンサの組立方法および磁歪式トルクセンサ |
| US19/097,103 US20250314542A1 (en) | 2024-04-04 | 2025-04-01 | Method for assembling magnetostrictive torque sensor and magnetostrictive torque sensor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2024060846A JP2025158366A (ja) | 2024-04-04 | 2024-04-04 | 磁歪式トルクセンサの組立方法および磁歪式トルクセンサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2025158366A true JP2025158366A (ja) | 2025-10-17 |
Family
ID=97233311
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2024060846A Pending JP2025158366A (ja) | 2024-04-04 | 2024-04-04 | 磁歪式トルクセンサの組立方法および磁歪式トルクセンサ |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US20250314542A1 (ja) |
| JP (1) | JP2025158366A (ja) |
| WO (1) | WO2025211258A1 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7567307B2 (ja) * | 2020-09-16 | 2024-10-16 | 日本精工株式会社 | 自転車 |
| JP7805819B2 (ja) * | 2022-03-01 | 2026-01-26 | 日本精工株式会社 | トルク測定装置 |
-
2024
- 2024-04-04 JP JP2024060846A patent/JP2025158366A/ja active Pending
-
2025
- 2025-03-27 WO PCT/JP2025/012508 patent/WO2025211258A1/ja active Pending
- 2025-04-01 US US19/097,103 patent/US20250314542A1/en active Pending
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US20250314542A1 (en) | 2025-10-09 |
| WO2025211258A1 (ja) | 2025-10-09 |
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